Q-193:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか? Vol.2;不完全性

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

抜粋した下記部分について、4回に分けて回答いたします。

(プライバシーに配慮し、変更を加えてあります)

 

 Q:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?

 

 Vol.1;抽象度&ゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25534400.html

 Vol.2;不完全性

 

 A:「マインドを使える」を「全抽象度次元に“集中”している(全集中w)」「抽象度の移動が自由にできる」と、そして「マインドを使えない」を「低い抽象度次元に囚われている」「高次の抽象度への移動ができない(しない)」という意味であるとすると、「コーチングはマインドを使える人のためのものなのか?」に対する私の答えは「そのとおり」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25282178.html

 

 前回(Q-192)は、「そのとおり」という主張(claim)の根拠(warrant)について、抽象度とゴールの定義(data)を用いて説明しました。ディベートを用いた論理的説明を心がけたつもりです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ディベートは論理的思考を極めることを目的としています。その先にあるのは「論理という系の外にでて自由を手にいれる」こと。その時、自由とともに、“社会的情動(感性)”も手に入れています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

“社会的情動(感性)”とは“超論理”のこと。それは論理空間を極めた後に到達できる次元にあります。その次元に向かうためにゴールがあり、その次元に到達することでさらなるゴールを見つけることができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 今回はディベート、すなわち論理的思考を掘り下げて「コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?」を考えてみましょう。

 

 

 ディベートは、「主張(claim)「根拠(warrant)」「事実(data)」を基本の3要素として、さらに「裏付け(backing)」「確率(qualifier)」「例外(reservation)」を足した6要素で行われます。繰り返しますが、目的は「論理的思考を極める」こと。そして「論理という系の外にでて自由を手にいれる」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12504855.html

 

現代ディベート論理はトゥールミンロジックと呼ばれています。
 提唱者のスティーヴン・トゥールミン(Stephen Edelston Toulmin19222009年)は、ディベート論理を形式論理とは異なり実際の議論の論理構築法として提唱しました。そのため「主張の相対的強度」としての「確率(qualifier)」や「例外(reservation)」を考慮に入れます。

その根底にあるのは「主張(claim)は常に正しいとは限らない」「Universally Trueではない」という不完全性です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 この不完全性を理解していることはコーチングにおいてもとても重要です。反対に、不完全性がスコトーマに隠れている状態ではコーチングを受ける(実践する)べきではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 もう一度。

不完全性を受け入れない(体現できない)のなら、コーチングを実践するべきではありません。無理にコーチングに取り組んでも、きっと「こんなはずではなかった」「怒りと絶望しかない」「私は悪くない。○○のせいだ」などとネガティブばかりを発することになるでしょう。コーチングを受けることで、かえって大切な関係を失ってしまうかもしれません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24979591.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23823944.html

 

「不完全性がスコトーマに隠れている状態」とは、「マインドを使えない状態」です。例えば大脳辺縁系優位に陥ったままだと、自身の思いが受入れてもらえなかったときに、むきになって攻撃したり(fight)、頑なに閉じこもってしまったりします(flight)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 それは認知的不協和のエネルギーを上手く使いこなせない状態ともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

もしも動悸、めまい、頭痛や腰痛などの疼痛、悪心・嘔吐、食欲不振、湿疹などの皮膚症状等の身体化が生じているときは、物理空間への働きかけとしての医療(内科や各専門科)を受けてください。

抑うつ感や意欲の低下、興味の消失、不眠といった精神症状が続くときは、精神医療のサポートが必要です。希死念慮が少しでもあるのなら、決して放置するべきではありません。

 

繰り返しますが、大脳辺縁系優位(情動)の状態ではコーチングを実践することはできません。まずは前頭前野優位の「マインドを使える」状態にリカバーすることが必要です。私はそれがヒーリングだと思っています。

 

Q-194につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 私のゴールの1つは「well-beingをひろげ、伝えること」です。

 (well-beingの考察についてはこちら↓)

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 例えばですが、「コーチングはマインドを使える人のためのものですか?」に対して「そのとおり」などと答えたりすると、「今苦しんでいる人たちは救わないのですか?」と批判され、「自己矛盾する詐欺師」「偽善者」といった陰口を叩かれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6681205.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6681282.html

 

 そんな時、私は、NilDを心の中で握りつぶします↓

 F-094~:私はイヤなことを心の中で握りつぶす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

 

 ところで、「ゴール実現のための活動」と「今苦しんでいる人たちを救う活動」はまったく別ものなのですが、その違いはわかりますか?

次回、苫米地博士の実例を紹介します。それまでの間、あらためて下記問いについて考えてください(感じてください)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 Q:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?

 

 

-追記2

不完全性を受け入れない(体現できない)のなら、コーチングを実践するべきではありません。無理にコーチングに取り組んでも、きっと「こんなはずではなかった」「怒りと絶望しかない」「私は悪くない。○○のせいだ」などとネガティブばかりを発することになるでしょう。コーチングを受けることで、かえって大切な関係を失ってしまうかもしれません

  

 体現とは「思想・観念などを具体的な形であらわすこと」「身をもって実現すること」という意味です。それは情報空間上のものを物理空間に実装するということ。下記ブログ記事で詳しく解説しています↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 苫米地博士の実装例についてはこちら↓

 F-123~:「I」を「R」に実装する ~苫米地博士によるFederation of Cyber States(サイバー国連邦)設立提案~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_393431.html

 

 

 人間関係についてはこちら↓

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 

-告知-

 今年度(2021年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 (セミナー予定はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第1回目は2021425日(日)開催。テーマは「スコトーマ」「ゴール」「エフィカシー」です。

 (詳細はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25523198.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

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 coachfor.m2@gmail.com