Q-189:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか? -13;「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~vol.4(ワーク付き)

 

 ちょっと前の話になりますが、認知科学者 苫米地英人博士のコーチング系セミナーに参加した際、受講者からこのような御相談をいただきました。

 

Q:母と祖父が同じがんで治療中です。私はどのように接すればいいでしょうか?

(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)

 

「家族にはコーチングしない」ことを念頭に、母を「壮年」世代、祖父を「老年」世代と抽象化すると

 コーチとして壮年にどのように接するべきか?

 コーチとして老年にどのように接するべきか?

 家族として壮年にどのように接するべきか?

 家族として老年にどのように接するべきか?

 と分類することができます。

(前提も「老病死が顕在化」「老病死に向き合いながら生活中」と抽象化)

 

 じつは、「老年(老人)」に対するコーチングについては、ヒーリングのポイントとともに過去のブログ記事で考察しています。「青年(若者)」向けのコーチング&ヒーリングのポイントも取り上げています↓

 F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

 

 このシリーズは、上記ブログ記事の続編として、「壮年(中年)」に向けたコーチング&ヒーリングのポイントを掘り下げていきます。キーワードは「I×V=R」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 シリーズの最後は「家族としての接し方」。そこは苫米地博士の著書「がんを克服できる脳」(主婦と生活社)を読み解く形でまとめていきます。ぜひお読みください(Kindle版↓)。

 がんを克服できる脳 【特製音源CD無しバージョン】 | 苫米地英人 | 医学・薬学 | Kindleストア | Amazon

 

 

 01;家族にコーチングしない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25025653.html

 02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 03;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 前編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25131114.html

04;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 後編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25153337.html

 05;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 理論編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25194921.html

 06;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.1(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25217507.html

 07;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25259581.html

 08;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.3(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25282178.html

 09;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.4(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25324197.html

10;「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~ vol.1

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25346333.html

 11;「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~vol.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25388178.html

 12;「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~ vol.3

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25410549.html

 13;「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~vol.4(ワーク付き)

 

問題です。

「がんを克服できる脳」(主婦と生活社、Kindle版あり)の中で、苫米地博士は「がん患者のためのコーチング」を解説され、さらには誌面コーチングまでされています。

 なぜ博士はがんをテーマとした本の中でコーチングを強調されているのでしょうか?

 

ヒントは、やはり、この言葉w

 

 がんを治すための思考は、受け入れるべきものを受け入れて、拒否するべきものは徹底的に拒否することが大切

 

 「受け入れるべきもの」「拒否するべきもの」はアプリオリに存在しているわけではありません。つまり、絶対的なモノサシは存在しないということ。西洋的にいうと「不完全性(不確定性)」、東洋的にいえば「無常」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 絶対的なモノサシが存在しないということは、突き詰めると「すべてマインド(脳と心)次第である」ということ。それは縁起を理解し、空(くう)を志向する過程でしっかり体感することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

すべてマインド(脳と心)次第である

 

実際、医療や介護の現場では常識では考えられないような変化が起こることがあります。命に関わる誰もが科学(論理)では説明することができない事例を経験しているはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

 そんな超論理的事例も(こそ)「すべてマインド次第」。そして、その「すべてマインド次第」のはじまりが「ゴール設定」です。ゴールが「受け入れるべきもの」「拒否するべきもの」を明らかにしていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールは1)心から望むものであり(100%want to)、2)自分中心を捨てたものであり、3)“現状の外”にあるものです。もともとゴール自体が“現状の外”にあるうえに何らかの病を患っているのですから、医療・介護の現場で明るい未来を感じることは決して簡単ではありません。エフィカシーを上げるどころか、保つことさえ難しいでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 だから、コーチング!

コーチとの縁によってゴールを新たに設定でき、コーチとの縁でハイエフィカシーを保ち限界の壁を崩すことができます。その結果、健康を取り戻すのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23037529.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23108517.html

 

“現状の外”に新たなゴールを見いだし、エフィカシーを高めながらその達成を心から確信していると、どんどんスコトーマが外れ、「こんなはず」を次々と達成していきます。その様子をコーチングの創始者 ルー・タイスさんは「invent on the way」と表現しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24979591.html

 

 そのとき、自身の心身ばかりではなく、目の前の世界自体が書き換わっています。そもそも「宇宙」そのものが幻想であり、マインド(脳と心)次第です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 

 「生老病死」という四苦も、スピリチュアルペインも、そして目の前の世界さえも、すべてマインド次第だといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

前頭葉が十分に発達した人類は、すでに“自由”を手に入れています。「自らに由って存分に生き、自らに由ってしっかり死ぬ」という“自由”です。それは「自らに由って生きる意味や価値を見いだし、幸せに包まれながら生ききる」という“自由”でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 最後に「がんを克服できる脳」から引用します。苫米地博士ががんをテーマとした本の中でコーチングを強調されている意図を感じながら読み進めてください。

 次回はこのシリーズの最終回、「家族としての接し方」がテーマです。

その接し方についても同時に考えてみましょう。それが今回のワークです。

 

これまでできあがった認識(知識のゲシュタルト)どうしがconnectすることで、巨大なゲシュタルトができあがり、大切な気づきを得られるはず。リラックスしながら思考そのものを楽しんでください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

 ◎バリュー・オブ・ライフ

 

 いまはまだ、長く生きることを目標とし、そこに価値を見いだす人が多くいます。しかし、あと20年もしたら、長寿は当たり前となり、人々は、長く生きる意味や、生きる価値を見いだすことに苦悩するようになるかもしれません。“クオリティー・オブ・ライフ(人生の質)”ではなく、“クオリティー・オブ・バリュー(価値の質)”の模索です。

 

 1年でも2年でも、長く生きる意味は何ですか?

 あなたが望む社会はなんですか、未来はなんですか?

 そして、家族に何ができますか? あなたは何がしたいですか?

 

 長く生きることは、もはや目的ではありません。本当にしたいことを見つけて、それをすることが、本当に“生きる”ということです。

 

 問われるのは人生の質ではなく、意味であり、価値。それを意識して生きることが当たり前の時代が間もなく到来するでしょう。

 しかし、実はそれは2013年の現在でも変わりません。ある意味、病気はそれを私たちに悟らせてくれる、肉体からのメッセージかもしれません。そのメッセージにいち早く気づいてよりよく生きる。そのためにこそ、私たちは健康に長く生きる必要があるのではないかと、考えます。

 

 さあ、病気を治して、本当にしたいことを見つけて、よりよく生きていきましょう。

 

 

Q-190につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-参考書籍-

 「がんを克服できる脳」(主婦と生活社、Kindle版あり)

 

 

-関連記事-

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 Q-063:「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことなのでしょうか?

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 Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2021に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

がんを克服できる脳