Q-180:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか? -04;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 後編

 

 ちょっと前の話になりますが、認知科学者 苫米地英人博士のコーチング系セミナーに参加した際、受講者からこのような御相談をいただきました。

 

Q:母と祖父が同じがんで治療中です。私はどのように接すればいいでしょうか?

(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)

 

「家族にはコーチングしない」ことを念頭に、母を「壮年」世代、祖父を「老年」世代と抽象化すると

 コーチとして壮年にどのように接するべきか?

 コーチとして老年にどのように接するべきか?

 家族として壮年にどのように接するべきか?

 家族として老年にどのように接するべきか?

 と分類することができます。

(前提も「老病死が顕在化」「老病死に向き合いながら生活中」と抽象化)

 

 じつは、「老年(老人)」に対するコーチングについては、ヒーリングのポイントとともに過去のブログ記事で考察しています。「青年(若者)」向けのコーチング&ヒーリングのポイントも取り上げています↓

 F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

 

 このシリーズは、上記ブログ記事の続編として、「壮年(中年)」に向けたコーチング&ヒーリングのポイントを掘り下げていきます。キーワードは「I×V=R」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 シリーズの最後は「家族としての接し方」。そこは苫米地博士の著書「がんを克服できる脳」(主婦と生活社)を読み解く形でまとめていきます。ぜひお読みください(Kindle版↓)。

 がんを克服できる脳 【特製音源CD無しバージョン】 | 苫米地英人 | 医学・薬学 | Kindleストア | Amazon

 

 

 01;家族にコーチングしない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25025653.html

 02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 03;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 前編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25131114.html

04;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 後編

 

「とんでもないイメージ」と「妄想」との境界線は「ゲシュタルト化しているか? していないか?」

 そのゲシュタルト化の鍵は「知識」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 私たちが最初に手にするのは、断片的な一つひとつの情報です。

 その断片的な情報が蓄積されていくと、そのうちに情報同士がひとまとまりになって繋がり、一つの認識になります。それが知識。すなわち「知識のゲシュタルト」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 その知識のゲシュタルトの量に比例して理解が深まります。理解が深まると、様々な問題を見いだし、多角的に考察することができるようになります。すると、正しく判断し、解決することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19678141.html

 

問題(ケース)を発見する洞察力やその問題を解決する適応力(プラン)が磨かれると、ますますゴールに近づいていきます。「invent on the way」(by Mr. Lou Tice)を実現しながら。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

 現代分析哲学では、知識とは、「可能世界から可能世界への到達可能性関数」です。よって、現実世界で実現可能な関係であれば知識、実現不可能であれば妄想といえます。ここでいう現実世界とは、「情報空間のうち誰もが共有している世界」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 抽象度という軸で宇宙を並べ替えた時の底面、すなわち一番情報量が多い次元が物理空間です。その物理空間が「情報空間のうち誰もが共有している世界」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 認知科学者 苫米地英人博士は、著書「苫米地 思考ノート術」(牧野出版)の中で、「(ノートにおける)知識とは、潜在的に他者と共有しうる物事の関係性のこと」と定義されています。

 例として、「村上春樹を知っている」という場合の「知っている」の意味を、1)知り合いだ、2)名前は知っている、3)どんな作品を書いている人か知っていると分類し、1)共有できない関係=妄想、2)知識ではなくラベル、3)共有できる関係=知識と解説されています。

 

博士の「知識」の定義を、1)潜在的、2)他者と共有、3)関係性 という言葉に注目してあらためて考えてみましょう。

 

1)     潜在的に

私はさらに高次の抽象度へ向かうベクトルのことだと思っています。それは「思考し続け、可能性(可能世界)を拡大し続ける」といういうこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

時間でいうと未来志向です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

2)     他者と共有

 この部分には2つの正反対の方向性が含まれていると思っています。

「他者と共有」するものを情報ととると、1)と正反対の低次へ向かうベクトルです。「村上春樹を知っている」の例で示されているとおり、他者と共有する情報が多いほど、より具体的になっていきます。それは抽象度が下がるということです。一番情報量が多いのが物理空間。繰り返しますが、物理空間とは「(任意の)他者との臨場感共有が可能な情報空間の底面」です。

ちなみに、情報因果を共有する物理空間に落とし込む際に行う仕上げの作業が実装(インプリメンテーション)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24275156.html

 

(もう一つの方向性については次回に)

 

3)     関係性

 関係性とは縁起のことです。「関係が存在を生みだす」という理のとおり、先に関係があるから知識となり、関係がさらなるゲシュタルトを生みだします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 ここまで「夢をかなえる方程式 I×V=R」の「I」のポイントを紹介しました。

そのポイントとは「イメージをゲシュタルト化する」こと。その鍵が「知識」で、知識とは「潜在的に他者と共有しうる物事の関係性」のことです。

 

 次回より「I×V=R」の「V」のポイントを考察します。そのポイントとは「ゲシュタルトの○○○」です。

 

Q-181につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

  

-追記-

 知識と技能の違いについて、下記記事で考察しました↓

 PM-05-03~05:そもそも教育とは? -2)望ましい知識・技能・規範

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188609.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188708.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367579.html

 

 

-関連記事-

 「夢をかなえる方程式 I×V=R」関連はこちら↓

 F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

 F-117~Field of Dreams

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

 

 ゲシュタルト関連はこちら↓

 F-019:「Connecting the dotsby スティーブ・ジョブス

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 Q-063:「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 ヒーリングとコーチングの関係についてはこちら↓

 Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

苫米地 思考ノート術