L-011:2020年1月シークレットレクチャー -11;ゴール設定の積み重ねが「生と死の間(between life and death)」を明らかにする
2020年1月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の初回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、初回のサブテーマは「○○」。
その講義内容をブログ用に再構成してお届けします。
ぜひサブテーマを想像しながらお読みください(漢字二文字ですw)。スピリチュアルペインやトータルペインは過去のブログ記事でも取り上げていますが、きっと新たな発見に驚くはずです。
01;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html
02;身体的苦痛
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html
03;身体と心は○○○○ -前編-
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html
04;身体と心は○○○○ -後編-
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html
05;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html
06;「4つの苦痛」(部分)どうしの関係
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html
07;スピリチュアルペインとは?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html
08;スピリチュアルペインへの対処は、いつから、どこで、行われるべきか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24746334.html
09;抽象度の高い視点により混沌(カオス)からシンプルな法則を見いだす感覚
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24767587.html
10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html
11;ゴール設定の積み重ねが「生と死の間(between life and death)」を明らかにする
認知科学者 苫米地英人博士は、ルー・タイス氏の言葉を下記のように言い換えていらっしゃいます。
人間の限界はイマジネーションの限界がつくる
イマジネーションによって人は限界を作り、それを壊すことで新しい世界を獲得していく
…その「限界を壊すこと」はゴール設定からはじまります。1)100%want toで、2)自分中心を捨てながら、3)“現状の外”にゴールを設定(再設定)していくことで、限界を超えていくことができます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
そして、その積み重ねこそが「生と死の間(between life and death)」を明らかにしていきます。なぜでしょうか?
…“現状の外”にゴールを設定するということは、「“自分”を新たに定義する」ことだからです。「自らに由る」というときの「自」を想像(イメージ)しなおすことがゴール設定です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html
それは過去の呪縛から“自分”を開放すること。
過去の記憶でつくられたブリーフシステムを自由意思で再構築することができると,「無人運転」「自動運転」ではない“自分”オリジナルの人生(=生と死の間)を創造することができます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html
すると、ゴールを達成した未来の結果として今を生きることができるようになり、目にするすべてがゴール達成のための大切な縁起(T)に感じられます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
なぜなら、ゴールに関係するもの(T)だけがRAS(網様体賦活系)のフィルターを通り抜け、ゴールに関係ないもの(Nil)をスコトーマに隠すから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
そんな「自然にラベリングができている状態」は完全なる前頭前野優位。高いIQを自然に発揮し、さらに創造的に「生と死の間(between life and death)」を見いだすことができます。もちろん、傍から見ると100%want toです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html
…認知科学者 苫米地英人博士の「自分(自我)」の見解を御紹介いたします。博士の著書「『生』と『死』の取り扱い説明書」(KKベストセラーズ、開拓社より再販)から3回に分けて引用しますので、ぜひ「自分(自我)」「生と死の間(between life and death)」をイメージしながら読み進めてください。
免疫システムとしての自我
自我というものを免疫システムとして見ると、非常にわかりやすくなると思います。
まずは、免疫システムについて、簡単に触れておきましょう。
ある程度進化した動物には、免疫システムという、外部から侵入する病原体から身体を防御するシステムが備わっています。さまざまなシステムがあるのですが、ここで問題にするのは、いわゆる抗原抗体反応を起こすときの、抗体の仕組みについてです。
免疫システムを持った生き物の体内には抗体(免疫グロブリン)と呼ばれるものが備わっています。この抗体は、それ自体では特に何かをするようなものではありません。言ってみれば、ニュートラルなギアに入っているようなもので、単体で何らかの働きをするわけではありません。
抗原(病原体)が体内に侵入すると、その抗原に合わせて自身を変化させ、抗原を撃退する役割を果たすようになります。病原体にはさまざまな種類がありますし、似た病原体でもさまざまに変化するため、免疫は病原体が侵入するごとに自分を作り替えていかなければなりません。
はしかや水疱瘡、おたふくかぜなどが、一度罹ると二度と罹らないと言われているのに対し(実際には複数回罹る人もいるようですが、一般的にはこう言っていいでしょう)、インフルエンザには何度も罹ってしまうというのは、前者の病原体は変化が小さいので過去に獲得した免疫が有効に作用するのに対して、後者の病原体は短いサイクルで大きく変わるため、過去の免疫が有効に作用しないからです。
このように、免疫(抗体)は自分自身では自我というものを持ちません。抗原(病原体)が現れて初めて、自我を獲得できるわけです。
だとすれば、免疫にとって自我とは「病原体との反応」だということになります。他者との関係によってしか自分を説明できないという点で、人間の自我とそっくりなのです。
引用終わり(次回につづく)
(L-012につづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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