L-005:2020年1月シークレットレクチャー -05;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係
2020年1月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の初回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、初回のサブテーマは「○○」。その講義内容をブログ用に再構成してお届けします。
ぜひサブテーマを想像しながらお読みください(漢字二文字ですw)。スピリチュアルペインやトータルペインは過去のブログ記事でも取り上げていますが、きっと新たな発見に驚くはずです。
01;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html
02;身体的苦痛
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html
03;身体と心は○○○○ -前編-
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html
04;身体と心は○○○○ -後編-
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html
05;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係
身体と心は同じもの
…よって、身体だけ、あるいは心だけの健康(well-being)はあり得ないということができます。
実際、WHO(World
Health Organization、世界保健機関)の「健康」の定義(下記)には、「身体的」「心理・精神的」「社会的」「スピリチュアル」の4つとも良好であること(満たされること=well being)が謳われています。しかも「dynamic」「complete」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859675.html
Health is a dynamic state of complete
physical, mental, spiritual, and social well-being and not merely the absence
of disease or infirmity.
(1998年WHO執行理事会採択、WHO総会では採択保留)
私は、WHOの「健康」の定義には少なくとも3つの解決するべき課題があると考えています。そのひとつが前回(L-004)解説した「『宇宙の構造』が考慮されておらず、視点が物理空間に限定されている」こと。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859828.html
違う表現をすると、「物理空間を構築する情報のみがRASを通り抜け、高次の抽象度次元にひろがる情報空間がスコトーマに隠れている」ということ。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
宇宙は階層化された情報であり、生命はその全階層に亘って連続的に存在しています。その宇宙の最下層(底面)が物理空間。身体はその底面(物理空間)に写像としてあらわれている情報
…つまり心のことです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html
だから「身体と心は同じもの」。そして、「身体的苦痛」「心理・精神的苦痛」「社会的苦痛」「スピリチュアルペイン」も同じものといえます。同じものの抽象度の違いであり、どれか1つだけwell-beingというのはありえません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
例えば、「権力や資産を得て(受け継いで)社会的苦痛が解消すれば、必ず幸せになれる」とは言い切れないのです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html
大切なのは「全体と部分の双方向の関係性」というゲシュタルトとして生命(現象)を捉えること。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
すべてを統合して「全体(total)」として観る視点をしっかり維持しつつ、その上で必要に応じて適切な抽象度で「部分」をマネジメントするという感覚です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html
今回のテーマでは「全人的苦痛(トータルペイン)」が全体で、「身体的苦痛」「心理・精神的苦痛」「社会的苦痛」「スピリチュアルペイン」が部分です。
例えば、外傷など「身体的苦痛」に早急に対処するべき時に心の話ばかりするのは不適切ですし、人間関係の悩みやお金の問題といった「社会的苦痛」に対して身体的なアプローチしか行わないことは不十分です。
すべてを統合して「全体(total)」として観る視点をしっかり維持しつつ、その上で必要に応じて適切な抽象度で「部分」をマネジメントする
…では、「4つの苦痛」という部分どうしの関係はどのように考えればよいのでしょうか?
(L-006につづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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F-122:免疫力をあげる!
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