Q-169:自身の信念を失いそうです vol.1;コーチング入門者向け

 

 メールでのやり取り中に気になる表現を見つけました。コーチング入門者向け(vol.1)と実践者向け(vol.23)、そしてコーチ向け(vol.4)に分けて考察します。

 (プライバシー保護のため一部変更しています)

 

 vol.1;コーチング入門者向け

 

Q:現状、〇〇だけでなく様々な管理職としての葛藤を抱きながら、それらを省みる時間も日々の業務に追われるためできずにいて、自身の信念を失いそうになっております

 

A:私自身、管理職の経験があります。認知科学者 苫米地英人博士に出会うまでは時間に追われるような感覚(切迫感というよりも脅迫感)に苦しみました。当時の私は「鏡の中の自分」に向かって微笑みかけることはできませんでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855064.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23919789.html

 

だから、その心情はしっかり理解しています。その上で、コーチとしての考えを述べさせていただきます。

 

 「自身の信念を失いそうになっております」にはネガティブな思いが感じられます。ですが、「信念を失う」ことは決して悪いことではありません。むしろ、スコトーマを外すビックチャンスといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 信念を生みだす情報処理パターンのことを、コーチングでは「ブリーフシステム」と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

それは「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でつくられる思考・行動のパターンです。つまり、他人や社会の価値観であり、必ず過去。しかも、それらは「失敗の記憶の塊」でもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24320549.html

 

 よって、信念にこだわるほど、どんどん “自分”から遠ざかり、過去に囚われ、情動優位に陥りやすくなってしまいます(ファイト・オア・フライト)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

そんな状況下ではIQが下がりやすく、思考停止に陥りがち。ますます「無人運転」「自動運転」になってしまうはずです。

だから、「自身の信念を失いそうになっております」はチャンス!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 では、その絶好の機会に何を行えばいいのでしょうか?

 

 そう、ゴール設定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 この機会に、ぜひ新たな未来を楽しく想像してください(IImagination)。

このまま続く時間軸上にはないイメージですから、最初は臨場感が低いはずです。しかし、アファメーションやビジュアライゼーションで臨場感を高めていくと(VVividness)、その新たなイメージはどんどん現実化していきます(RReality)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 重ねて述べますが、それまでの信念を失いそうになることは、子どもの頃から続く洗脳状態から逃れるチャンス!

きっとニーチェも同意してくれるはずですw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24140969.html

 

 最後に、マインドについて学んでいる〇〇さんのために、苫米地博士の「新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版」から「子供の頃の洗脳から逃れる方法」を紹介します。

 

 

子供の頃の洗脳から逃れる方法

 アジュナーの光を見ながら、そこで暗示を入れると、その暗示は深く入ります。これは深い変性意識状態に誘導して、そこで何かを命令すると、その暗示からは逃れられないということです。

 催眠療法などはこの暗示を利用します。催眠とは簡単にいえば、変性意識状態にいざない、暗示を入れることです。深い変性意識状態で入れられた暗示は、意識には上がっていなくても、行動や思考を限定します。そうすると、酸っぱいはずのレモンを甘く感じたり、ワサビを生クリームのように感じることができるのです。

 催眠は繰り返しかけられて身体で覚えていくものですが、皆さんはアジュナー・チャクラの開発をしながら、その催眠で暗示を入れられた感覚を自分で再現できます。「まぶたが開かない」というシンプルなものですが、実際に開けようと思っても、開かないとびっくりすると思います。

 苫米地理論では「世界は言語でできている」と考えます。思考や行動や何気ない動きもすべて言葉で規制することも、自由にすることもできます。このシンプルな暗示の実験を繰り返しながら、深い変性意識状態での暗示の面白さと恐ろしさを味わってください。

 そうすると、これまで自分がどれだけ暗示を埋め込まれてきたかが、うっすらとわかってきます。たとえば、子供の頃に親や大人に怒られて、そこで言われたことは、深く心に刻まれます。怒られたことで、びっくりしてしまい、深い変性意識状態に入るからです。

 親や大人はよかれと思って、注意したのかもしれません。ですが、子供のあなたには十分に衝撃で、深い変性意識状態に入ります。そこで言われたことは暗示として心に刻まれるのです。その暗示を解除するには、同じ深さの変性意識状態に入り、外すしかないのです。

 

Q-170につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版