ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-19:「人間関係の悩み」を「解決すべき課題」に変える方法

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

私の答えは、このシリーズの最後でw

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

 このシリーズ(第4弾)は「人間関係」をテーマに、その“正しい”見方と“正しい”構築についてまとめています。ディベート風に表現すると「人間関係上の課題を見つけ(ケースサイド)、解決する(プランサイド)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

今回は苫米地式コーチングのアプローチを御紹介します。

ポイントは縁起の理解。すなわち、「存在(自我)があり関係(臨場感空間)が生まれているのではなく、関係(臨場感空間)の結果として存在(自我)が生まれている」という見方です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

関係(臨場感空間)には必ずゴールがあります。そのゴールを積極的に書き換えていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

まずは、自我が「空(くう)」であることを再認識してください(空観)。

その上で、臨場感空間を共有するがゆえに互いの自我が浮かび上がっている様子をイメージします。この場合、自我を「機能」「役割」と考えるといいかもしれません(仮観)。

ゴールを書き換えると、臨場感空間が変化し、人間関係が変化していきます。すると、人間関係の悩みはいつの間にか消滅していくはずです。空なる宇宙はゴールによってダイナミックにうみだされています。その再創造の過程で、I」と「YOU」が一体化し、「WE」へと育っていくからです(中観)。

この空仮中が基本です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

では、基本を踏まえたうえで、(抽象度を下げて)より具体的に考えていきましょう。

「人間関係に悩んでいる」「人間関係がうまくいかない」とは、どのような状況といえるでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

それは「期待していることが満たされていない状態」と表現することができます。心理学用語でいう認定的不協和です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

「期待していることが満たされていない状態」は、さらに「期待している」と「満たされていない」に分けることができます。

よって、その解決策は、

1)「期待している」を「期待しない」に変える

2)「満たされていない」を「満たされている」に変える 

のどちらか(あるいは両方)を実現することといえます。 

 

 

1)の「『期待しない』に変える」というのは、あまりに消極的な方法と感じるかもしれません。しかしながら、それは「あきらめる」ということではなく、「まずは受け入れるが、決してあきらめない」という意味です。違う表現では「すべては空(くう)であることを忘れずに思考し続ける」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23264809.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

多くの人は、「あのとき○○していれば(していなければ)、今頃は△△だったのに(ではなかったのに)」という仮想の自分や、「○○さんにきっと△△と思われている」といった他人の視点での自分の姿、あるいは、「○○は△△でないといけない」といった社会の価値観に縛られて生きています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

そういう誰か(何か)により作られた偽りの自分の姿に近づくことを強いられて(あるいは期待されて)生きている状態は「無人運転」「自動運転」と同じ。そんな生き方をやめてしまうというのも「期待しない」には含まれています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 「無人運転」「自動運転」からの脱却は、“現状の外”へのゴール設定を繰り返し、ブリーフシステムを作り変えていくことで実現します。それは「自分」を定義しなおし、新しい“期待”をつくり続けることで、今までの自分を乗り越えていくということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

 

2)の「『満たされている』に変える」とは、「問題を解決すべき課題に変えてしまう」ということ。それはフォーカスを問題(ケース)ではなく解決(プラン)にあてるということです。

事実、「問題だ!問題だ!」ばかりでは、その問題に対してRASがオープンになるばかりで、解決がスコトーマに隠れてしまいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

ここでのポイントは、「未来から過去に向かう時間の流れをしっかり体感している」こと。

解決の足掛かりを「過去」に求めると失敗しやすくなります。失敗の記憶に引きずられ、エフィカシーが下がるからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

過去はどんどん遠ざかっていくだけであり、二度と繰り返しません。スコトーマを外し解決するために“失敗”から学ぶのはありですが、囚われすぎるのはいただけません。

と“せごどん”西郷隆盛も言っていますw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

私たちが変えられるのは未来だけです。したがって、未来だけにアプローチを行います。

そのはじまりがゴール設定!

ゴールを達成している世界(イメージ)をリアルに感じながら目の前の世界に対峙していると、「期待していることが満たされていない状態」は解決し、人間関係の悩みはいつの間にか消滅していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 (S-04-20につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 縁起や空観・仮観・中観に関しては、苫米地博士の著書「もうこれ以上人間関係で悩まない極意」(TAC出版)をお読みください。タイトルにあるとおり「人間関係の悩みを克服する極意」が書かれています。

 

 

-参考書籍-

苫米地英人コレクション3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社、復刊版)

 

 

51I18QImOnL