Q-141:前頭前野優位な状態で認知的不協和を解決していくことは無理なのでしょうか?
御質問をいただきました。ありがとうございます。
抜粋した下記部分について、回答させていただきます。
(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)
Q:認知的不協和による体調不良状態というのは、大脳辺縁系優位になってしまった状態とありますが、認知的不協和を感じた時点で大脳辺縁系優位になっているとのことで前頭前野優位な状態で認知的不協和を解決していくこと自体が無理なことなのでしょうか?
A:認知的不協和(Cognitive dissonance)は心理学の言葉で、「人が認知している自分の内側の現実と外側の現実に矛盾が生じたときに、その不協和を解決しようとする心の作用」のことをいいます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html
その「心の作用」自体はとても貴重なものです。現状を打破するエネルギーを生みだし、まったく新しい“何か”を創造するクリエイティビティの源になるから。
反対にいうと、その「心の作用」を引きだすためにゴールを設定するといえます。“現状の外”に。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
そんな認知的不協和は、決してネガティブなものではありません。認知的不協和そのものと脳の情報処理(大脳辺縁系優位か? 前頭前野優位か?)はまったく別の話のはずです。
よって、御質問に対する私の答えは、「前頭前野優位な状態で認知的不協和を解決することはできる」です。
…とはいうものの、御指摘のとおり、認知的不協和は「感じた時点で大脳辺縁系優位に陥りやすい」もの。「怒り」をテーマとした記事や「心のエネルギー」をテーマとしたシリーズ(S-03)でも取り上げています。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html
(シリーズ編は、S-01でディベートを、S-02でルールやモラルをテーマとしました。それらも前頭前野優位を実現するための大切な知識だといえます)
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11613757.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17563396.html
ところで、なぜ何度も取り上げているのかわかりますか?
…答えは、私自身、毎日のように認知的不協和を感じ、試行錯誤しながら取り組んでいるからですw
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html
ゴールが(それもたくさん)ある者にとって、日常の生活は不協和だらけ。だからエネルギーや創造性を得られるのですが、マネジメントをしくじると自分ばかりかまわりの人たちも傷つけます。よって、コーチングの実践と人間形成はセットで考えるべきです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html
私の取り組みについては下記ブログ記事でも取り上げています。ぜひ御確認をw
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268336.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_375251.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_380649.html
…以上が私の回答です。
御質問ありがとうございました。
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching Project」がはじまっています(2020年6月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。
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