Q-140:若かったら挑戦しますけど、もう年なのでガマンします
先日、ある御相談をいただきました。相談内容は明らかにできませんが、そのやりとりの中で気になる表現がありました。抜粋した下記部分について、私の考えをまとめます。
(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)
Q:…若かったら挑戦しますけど、もう年なのでガマンします
A:もう少し説明すると、「職場独自のルールが納得できず、仕事内容に不満を持ち、人間関係にも辟易している」から、「若かったら挑戦する(転職する)」のだが、「もう年なのでガマンする(現職場に留まる)」という内容でした。
前半の各フレーズに関しては、これまでのブログ記事を御参照ください。
「職場独自のルールが納得できず…」
→ S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~(目次)
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17563396.html
「仕事内容に不満を持ち…」
→ S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html
「人間関係にも辟易している」
→ S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次、連載中)
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html
…では、後半の「若かったら挑戦する」「もう年なのでガマンする」について考えていきましょう。
「若い」とは、何歳までをいうのでしょうか?
「もう年なので」という時の「年」とは、何歳のことをいうのでしょうか?
例えば50歳という年齢は、一昔前は確かに“いい年”でした。若い読者の皆さまには信じられないと思いますが、私が社会人になった頃、「定年退職」といえば55歳が主流でした。
60歳未満の定年制が法律で禁じられたのは1998年(施行年)。わずか20年ちょっと前の話です。
それが今では「70歳まで働く機会を確保すること」が努力義務となっているのですから、時代の変化を感じます(…というコメントが“いい年”っぽい?)。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html
そのような法律をつくった国会議員においては、50歳とはまだまだ「若手」といえる年代です。70歳どころか、80歳を超える幹事長や大臣がいまだに御活躍されているのですから、50~60代で「もう年なのでガマンする」必要などまったくありません。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_277070.html
確かに物理空間においては相応に「年」を気遣う必要があるといえますが、情報空間で遠慮は不要!心はforever youngでいきましょう!!
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html
ところで、コーチとして私が戦っているのは、クライアントの現状へのホメオスタシスフィードバックです(Fight Coaching!)。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html
現状とは、他人のモノサシ(多くは親)や社会の価値観でつくられたもの。もちろん過去です。それは豊かな才能や可能性を封印してしまうものであり、本来は打ち破るべきものです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12794797.html
ところが、多くの人の無意識は、そんな“現状”を維持しようと抵抗します。コンフォートゾーンになってしまっているからです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html
意識上は「挑戦したい」「抜け出したい」「変わりたい」と願っていても、無意識が“現状”をコンフォートゾーンとしたままであれば、エネルギーは生まれません。生まれても続きません。反対に、ついつい「やらないでいい言い訳」を思いついてしまいます。それも創造的に。その典型的な例が「お金があれば…」「時間(暇)があれば…」「才能があれば…」、そして「もっと若ければ…」です。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15835817.html
「やらないでいい言い訳を思いついてしまう」「できない理由を考えてしまう」ときは、一度立ち止まって「なぜそれをしようとしているのか?」を考えてください。つまり、ゴールの再検討、ゴールを達成した世界(未来)の再評価です。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
もしも、どう考えても「have to」なら、その行為はきっぱりやめるべきです。「have to」のままでは潜在能力を発揮することはできず、心身にも悪いから。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542120.html
昭和の時代とは違い、もうガマンする必要はありません。むしろムリに頑張ってはいけないのです。繰り返しますが、人がその能力を発揮できるのは「want to」の場合のみ!
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19980130.html
ぜひ、「自分は何をしたいのか?」「どういう人生を歩みたいのか?」「どのように生き、どのように人生を終えたいのか?」について考えてみてください。
自分の自由意思でゴールを決めたと確信できた時が、本当の人生のはじまりです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html
必ずゴールは見つかります。
ぜひ“現状の外”に飛びだすという挑戦を楽しんでください。年齢はまったく関係ありませんよ。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_369873.html
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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