Q-137:問題が生じたゴールへの向き合い方 -02
御質問をいただきました。ありがとうございます。
抜粋した下記部分について、回答させていただきます。
(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)
Q:…別のゴール(特に現状の内側でリラックスできるゴール)にフォーカスしている状態では体調不良が抑えられております。しかし、問題が生じた領域のゴールについて考え出すと再度、○○に悩まされる状態になる形が続いております。呼吸法を試してみましてもなかなか問題が生じたゴールにつきましてはリラックスが実現できません。
問題が生じたゴールについてどうしても再考したいのですが、どのように向き合えば○○がなくリラックスして再考出来ますでしょうか?
01;http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22228056.html
A:ゴールを達成した未来から見れば、すべての縁が必然!
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html
…それでは私が未来から受け取ったイメージで、いただいた御質問を読み解いていきましょう。あくまで私見ですので、気楽に読み進めてください。何か気づきを得ていただければ幸いです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19980130.html
「別のゴール(特に現状の内側でリラックスできるゴール)にフォーカスしている状態では体調不良が抑えられております」ということより、幸い物理空間での器質的な要因が主ではないと考えられます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
その「抑えられる」という事実を、まずはしっかりと受け止めてください。安心して。
(もちろん、心と体は同じものであり、抽象度の違いです)
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14106619.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14248940.html
ただし、「現状の内側でリラックスできるゴール」という表現には改善の余地があります。ゴールは“現状の外”に設定するべきものだからです。現状の内側にあるものは、ゴールではなく、「予定」や「理想的な現状」です。
今のまま続く時間軸上の未来において達成可能であるものは、たとえその可能性が低いとしても、すべて現状(SQ:Status Quo)といえます。達成可能性が低いほど「理想的な現状」です。現状の内側にいる限りコンフォートゾーンがずれることはなく、スコトーマは外れません
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html
おそらく、健康やファイナンスのカテゴリーについて、「現状の内側でリラックスできるゴール」と表現されているのでしょう。確かに健康やファイナンスでのゴール自体は、他のカテゴリーと違ってバランスを重視し、そのコンフォートゾーンを維持することを目指します。「ぶっ飛んでいるほどいい」わけではありません。
(もちろん「ぶっ飛んじゃいけない」「現状の外を目指してはいけない」という意味ではありません)
しかしながら、「だから現状維持でいい」というわけでもありません。健康やファイナンスは、職業や趣味、社会への貢献といった他のカテゴリーで「ぶっ飛んだ」ゴールを次々と達成していくための必要条件となるものです。
よって、それらのゴールを更新するたびに、当然、健康やファイナンス自体のコンフォートゾーンも変化していくことになります。より険しい山に登るために、もっと体力が必要になるように。あるいは、より大きな貢献をするために、もっと資金を調達することが必要なように。
言い直しますが、健康やファイナンスに関してはコンフォートゾーンを維持することを目標としてもいいのですが、そのコンフォートゾーン自体は他のカテゴリーのゴールとの関係で上方修正されていきます。
(「上方修正」の「上方」とは、「抽象度が上がる方向」のことです。単なる予測や目標のスケールのことではありません)
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html
よって、「現状の内側でリラックスできるゴール」は存在しません。ここは重要なポイントになりますので、ぜひ御理解ください。
(Q-138につづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html
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