F-133The Sweet Hello, The Sweet Goodbye -5SadSweetに書き換える準備となるヒーリング<老人向け 前編>

 

過去の記事(F-128)で、スウェーデンの男女デュオ ロクセット(Roxette)のボーカル マリー・フレデリクソン(Marie Fredriksson)を取り上げました。最後に御紹介したのは「The Sweet Hello, The Sad Goodbye」という曲。

内科医としての私が医療・福祉の現場で経験するのは「The Sad Goodbye」ばかり。でも、苫米地博士に学ぶ今は、「ヒーリング&コーチングで『The Sweet Goodbye』を実現できる」と信じています。

今回は、その「The Sweet Goodbyeを実現するために」がテーマです。

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 1不安に襲われる若者、希望を失う老人

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 2The Sweet Goodbye」とは?(ワーク付き)

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 3SadSweetに書き換える準備となるヒーリング<若者向け>

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 4SadSweetに書き換えるコーチング<若者向け>

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 このシリーズのvol.3F-131)で、医師としての私が経験したケースを御紹介しました。

 脳出血後「死にたい」「殺してくれ」と口にするようになった50代男性患者さんの息子さん(まだ20代の若者)に対して、私は延命治療のひとつである人工栄養について説明しました。その際に息子さんが泣きながら発したのが、「父には生きていてほしいですけど、父自身は『生きたくはない』『もう死にたい』と思っているはずです」「私自身も生きている価値がないと思っています」という言葉でした。

 

 生きている価値がない

 

 最初は父親のことをいっているのかと思いましたが、その後のやり取りで息子さんが自分自身を「生きている価値がない」と評価し、「死にたい」と苦しんでいることがわかりました。父親と同じように生きる目的(ゴール)を見失っているのでしょう。いや、そもそも生きる目的(ゴール)を、もっと言えば生きる意味を見いだせていないのかもしれません。

その苦しみは「スピリチュアルペイン」。思春期にすでに生じていますが、多くの人はいつの間にかスコトーマに隠れ感じなくなる根源的な痛み(苦しみ)です。

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 そんな若者のためのヒーリング(F-131)とコーチング(132)について、そのポイントをまとめました。

 次に父親の世代、あるいはその父親(祖父母)世代に対するヒーリング(133~135)とコーチング(136、137)について、私の考えを述べたいと思います。

 

復習になりますが、若者のヒーリングとは「生命本来の状態に戻してあげる」ことです。

「本来の状態」とは、「生命の維持(生存)のためにホメオスタシスが働いている状態」のこと。

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http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

コーチング理論を用いると、「生存することは生命本来のコンフォートゾーンである」といえます。

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 つまり、若者の場合、身体的にはもともと元気な状態であり、とくに心理・精神的なケアを行いながら(ヒーリング)、その上でコーチングを行っていくと、必ず本来の元気(生命力)を取り戻していきます。ゴールを追求する過程で「人生の意味」を見つけ、スピリチュアルペインを克服するからです。

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 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

 かつてのゴールを達成しつつさらなるゴールを目指して生きていると、抽象度がどんどん上がり、ますます“健康”になっていきます。

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 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 しかし、その“健康”(←WHO的定義)はいつまでもは続きません。年を重ねるとともに体力は衰え(老)、その経過で病気になり(病)、いつしか必ず生を終える日が来るから(死)。

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 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859828.html

 

老人の場合、元気を失っていくのは身体面(身体的苦痛)ばかりではありません。若者以上に精神面が落ち込んでいきます(心理・精神的苦痛)。その代表が思考にも関係するドーパミンです。一般的には10歳老いるごとに10%のドーパミンニューロンが死滅するといわれており、年を重ねるごとに物理空間での身体の運動と同じように情報空間での思考のスピードが遅くなっていきます。

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そこに退職や引退による社会的機能・役割の喪失、友人や家族など身近な者との別れといった社会的喪失が重なっていきます(社会的苦痛)。やがて「自分もいつかは死ぬ」ことを感じはじめると、スコトーマが外れ、突然「自分の存在や意味」が突きつけられていることに気づくのです。

その時、衝撃とともに感じる苦しみが「スピリチュアルペイン」。本当は思春期から青年期にかけて生じていますが、いつの間にか感じなくなっていた(スコトーマに隠れていた)根源的な痛みです。

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 では、そんな老病死(+生で四苦)に苦しむ老人にとってのヒーリングとは、どのようなことをいうのでしょうか?

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F-134につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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