ブログ・シリーズ編
S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~
S-03-17:C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.1-
シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。
告知(I-035):
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S-03-00(目次):
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…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?
まず、「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。
まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいます)。
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前回までのB)「無意識レベルでエネルギーを知覚」するレベルでの「心のエネルギー」のコントロール方法とは、「イライラなどの“違和感”を感じたときに、自身のゴールを見つめなおし、ゴール達成のためのパワーに変えてしまう」というものです。
S-03-14:B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -前編-
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S-03-15:B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -中編-
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S-03-16:B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -後編-
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今回からはC)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のレベルについて、6回に分けてまとめます。
…前回述べた「無意識レベルで知覚したエネルギー」を前頭前野のレベルで何らかの「情動(感情)」に変換することを「意識化」と定義します。
なんとなく「モヤモヤ」した感じを、「不快」または「快」と処理・記憶するのは扁桃体の働きです。扁桃体より高位の情報処理システムである前頭前野が、その「不快」「快」を何らかの情動(感情)に変換します。
(扁桃体を含む大脳辺縁系が前頭前野より優位になることを「ファイト・オア・フライト」といいます)
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前頭前野は「脳の司令塔」と呼ばれ、1)思考、2)意思決定、3)情動の制御、4)行動の制御、5)記憶のコントロール、6)コミュニケーションなどに関わる大切な領域です。人間を人間たらしめている高次の機能を司る場所であり、まさに“人間の心そのもの”といえます。
話がそれますが、脳機能的観点では、「快」「不快」のレベル(扁桃体レベル)で行動しているときは“人間”というよりサルやゴリラに近いといえます。欲望をコントロールできない人や感情的な人、コミュニケーションがうまくとれない人は要注意です。高次の情報処理という意味で、感謝・感動・希望が希薄な人、無礼な人、時間を守れない人も同様です。
そんな人が自由を履き違えてしまえば、自分もチーム(組織)も破壊してしまいます。
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ここでいう高次の情報処理というのは、学校の試験の成績とは全く関係ありません。試験で問われるのは主に記憶力。それは脳の機能のごく一部でしかありません。
私は、教育の真の目的は「自由」であり、「人間形成」に導くことだと思っています。
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前頭前野での情報処理に戻りましょう。
「不快」の処理について簡単にまとめると、1)「不快」をpositiveな感情に転換する、2)「不快」をnegativeな感情に転換する、に分けられます。
1)は「不快」な情報を「喜び」や「楽しみ」と認識することです。例えば、痛み刺激という「不快」を「喜び」と感じられるようにするということ。
…こう書くとアヤシイ話に聞こえるかもしれませんが、これはいたってまじめな(しかも強力な)方法論です。逆境になるほど“ワクワク”する孫悟空(ドラゴンボール)の情報処理システムはこのタイプです。
何か不快なことがあった時、「ありがたい。この試練を乗り越えたら、私はますますすごい人になってしまう」というような思考パターンを作っていくことが、このシステムの構築方法です。
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2)は「不快」な情報を「怒り」や「ねたみ」「憎しみ」と認識することです。このシリーズでは「不快」を「怒り」と認識することを主に説明します。
では、ここで質問。
「怒り」という情動(感情)は、本当にいけないものなのでしょうか?
次回は、「ねたみ」や「憎しみ」と対比しながら、「怒り」という情動(感情)についてさらに考察していきます。お楽しみに。
(S-03-18につづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
何か不快なことがあった時、「ありがたい。この試練を乗り越えたら、私はますますすごい人になってしまう」というような思考パターンを作っていく
…「そんなことできるはずがない」「そんな変な人になりたくない」と感じる人は、まず「ゴール」について復習してください。
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次は「エフィカシー」。さらに「時間の流れ」まで体感できれば、むしろ当たり前に感じられるようになります。すべては自分次第。マインド(脳と心)での情報処理です。
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http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html
-関連記事-
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