ブログ・シリーズ編
S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~
S-03-14:B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -前編-
シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。
告知(I-035):
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html
S-03-00(目次):
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html
…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?
それでは「『心のエネルギー』のコントロールの方法」について考えていきましょう。
S-03-11:A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルでのコントロール -前編-
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html
S-03-12:A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルでのコントロール -中編-
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html
S-03-13:A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルでのコントロール -後編-
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html
B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール
前回まで、「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。
この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12808542.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12935992.html
まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいます)。
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http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html
今回からは、B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」する段階での「心のエネルギー」のコントロール方法についてまとめます。
…医師として関わった60歳代のある女性は、だるさやめまい、吐き気などの体調不良、いわゆる不定愁訴を次々と訴えていました。しかしながら重症感はなく、本気で心配している様子ではありませんでした。
米国CDC(Centers for Disease Control and Prevention、疾病予防管理センター)が公表する「Psychology of a Crisis」の中に、危機に瀕した時の行動(Negative Behavior)のひとつとして、MUPS(Multiple Unexplained Physical Symptoms)が挙げられています。医学的に説明不能な身体症状が多発するというものです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html
目の前の患者さんはまさにMUPSのよう。情報空間上のバグ(身体症状の真の原因)を探るために、診察中にさりげなく質問を重ねました。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14106619.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14248940.html
何気ないやりとりの中で本人が一番negativeな反応を見せたのは夫の話題でした。
身体的、すなわち物理空間での表現としては倦怠感や(末梢性)めまいですが、情報空間では「夫との関係性(縁起)上のエラー」と表現できそうです。情報(心)が物理(体)にあらわれていたのです。
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情報と物理はそもそも同じものであり抽象度の違いにすぎませんが、因はより高い抽象度次元にあります。この「まず先に高い抽象度で因として情報(処理)があり、その情報がより低い抽象度で果として表れ、ついには物理空間で実体として現れている」という見方が、認知科学者 苫米地英人博士が提唱する超情報場仮説(理論)が導きだす重要なポイントです。
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http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165823.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165888.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306380.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306445.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5445932.html
超情報場を意識しながら本人が自身を客観的に見つめることができるように誘導していくと、ついに「夫と一緒にいるとなんかイライラする」と発言されました。
この「なんかイライラする」が「無意識レベルでエネルギーを知覚」です。
皆さんは日常生活の中で「すっきりしない感じ」「モヤモヤ感」「胸騒ぎ」「なんか落ち着かない感じ」などを感じることはありませんか?
このような“原因がはっきりしている訳ではないがなんとなく感じる違和感”が、「無意識レベルでエネルギーを知覚」した状態といえます。コーチング用語で表現すると、コンフォート・ゾーンを外れた状態であり、認知的不協和です。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html
(S-03-15につづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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