F-118:Field of Dreams <後編>
ある日聞こえてきた“声”にしたがいトウモロコシ畑に野球場をつくった人の話を御存知でしょうか?
…それは映画「Field of Dreams」で描かれたストーリー。
先日、久しぶりに「Field of Dreams」を観直してみました。認知科学者 苫米地英人博士に学んでいるからでしょうか、スコトーマが外れ、クリアなイメージがどんどん湧き上がってくるような感じがしました。そのイメージを前・後編の2回に分けてまとめます。
前編(F-117):
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…今思えば、“変えられない”過去の記憶でつくられた“自分”を肯定したかったのだと思います。それは現状のコンフォートゾーンの肯定。その肯定が壁を生みだし、思考停止につながっていました。
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「Field of Dreams」を思う時、私の意識は「Dreams」の方にありました。「叶うはずはないけれど、そうなったら最高なイメージ」という意味での「Dreams」です。
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認知科学者 苫米地英人博士に学ぶ現在の私の意識は「Field」の方にあります。博士の提唱する「超情報場仮説(理論)」における情報場としての「Field」です。その「Field」へのアクセスが“声”を生みだすと確信しているからです。
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ところで、皆さんは“声”を聞いたことがありますか? “声”に導かれるような体験をしたことがありますか?
…苫米地博士の著書「人を動かす『超』話し方トレーニング」(開拓社、復刊版)の中に「calling」という言葉が登場します。以下、同書より引用します。
あなたの話に「calling」はあるか?
この「世界観」、日本人にはイメージが湧きにくいのかもしれませんが、キリスト教圏の人にとってはとてもわかりやすい概念です。
「calling(コーリング)」という言葉があります。
英和辞典を引いてみますと、「1.呼ぶこと」「2.召集」「3.訪問」のあとに、「4.天職、(……したいという)強い衝動〔欲求〕」「5.神のお召し、召命」とあります。
「召命」というのは、「神に呼び出されて新しい使命を与えられること」を言います。その人が神様に期待されていること、それが「calling」というわけです。
この自分なりの「calling」を一言で言い表したものが「世界観」になります。西洋的に言えば、あなたにとって、神に与えられた使命とは何かを考えることが、世界観を見つける手掛かりになるというわけです。現在の日本でなら、「自分の生きる目的」ぐらいに解釈したらいいでしょう。
引用終わり
“声”とは「神に与えられた使命」であり「世界観」
“声”とは「自分の生きる目的」
…つまりそれは、コーチングにおける「ゴール」です。
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映画「Field of Dreams」の主人公レイが聞いた“声”とは、ゴールを示す“I(Image、Imagination)”だったといえます。その突飛な“I”は、当初は完全に“現状の外”にありましたが、家族のサポートや新たな出会いという縁によってvivid(“V”)になり、ついに現実化しました(“R”)。
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「現実化だって?! それはあくまで映画の中の出来事(フィクション)であって、実際には人生をやり直せることも、死者が現れることもないはずだ」と疑念を感じる方もいることでしょう。
そのとおりです。
情報空間の底面である物理空間には、物理法則という強力な秩序が働いています。よって、すべてのイメージをリアルにすること(物理空間へ実装すること)はできません。
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もし秩序を超えてリアルだと感じ、かつその自覚がないのなら、残念ながらそれは病気であり、精神医療の対象といえます。
しかし、その一方で、この世のすべては情報であり幻想です。その幻想をそのまま現実化(物理空間への実装)することはできなくても、そこからエネルギーやひらめきを得て、新しい何か(ゲシュタルト)を生みだすことはできます。物理法則に適う形で。
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「Field of Dreams」でいえば、舞台となったトウモロコシ畑の中の球場に、映画本編と同じように往年の名選手やかつての野球ファンを復活させることはできないとしても、代わりの“新しい何か”を創造することはできます。“声”に導かれるままに。
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…実際の話として、映画公開から32年が経過した今年(2020年)の8月13日(米国時間)、“新しい何か”が現実化します。メジャーリーグ(MLB)の公式戦が、映画のロケ地であるアイオワ州ダイアーズビルで開催されるのです。その試合のために、なんと、8000人を収容できる球場が建設されているそうです。映画で使用された野球場の隣に。
球場外に広がるトウモロコシ畑と撮影で使用された野球場が見えるように、右翼席の壁には窓が設けられるということです。きっと映画の世界に浸りながらMLBの試合を観戦することができるのでしょう。
まさにField of Dreams!
情報空間には様々な情報場が存在しています。「Field of Hopes」「Field of Peace」「Field of fairness」、そして「Field of Liberties/Freedoms」等々
…そんな情報場にアクセスしている時に聞こえてくる“声”の主とは、未来の自分に違いありません。ゴールを達成した自分自身です。
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よって、「コーチングは(情報場にアクセスすることで)時空を超越して本当の自分に出会うためにある」ともいえるかもしれません。
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本当の自分に出会う
…いよいよ2020年が幕を開けました。
今年を「本当の自分に出会う」すばらしい一年にしてみませんか?
夢や希望があるかぎり、そしてコーチングの知識とスキルを磨きあげるたびに、それらはきっと現実化していきます。
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苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
「Field of Dreams」の球場で開催されるMLBの試合は、シカゴ・ホワイトソックス対ニューヨーク・ヤンキースです。映画に登場する“シューレス”ジョー・ジャクソンが八百長事件に関与したとしてMLBを永久追放された時に在籍していたのがホワイトソックス(ブラックソックス事件)。そのホワイトソックスが、“シューレス”ジョー復活の地で試合をします。
きっと、いろいろな人たちが、様々な思いとともに、その試合を見守るはず。かつての「Dreams」とともに。
8か月後、情報空間の「Field of Dreams」は、物理空間の「Field of Dreams」として、本当に現実化します。
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MLB at FIELD of DREAMS
Chicago White Soxのtwitterから引用
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