ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-07:「すさまじい“怒り”のエネルギーはどのように発散されたのか?」の「どのように」について

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

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 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

 

うつは「心のエネルギー不足」といわれています。その“エネルギー”とは一体どんなものなのでしょうか?

私は「『心のエネルギー』は概念(情報空間)の階層の高低差から生まれる」と考えています。

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2011615日、カナダのバンクーバーで、100人以上が逮捕され、130人以上の市民と9人の警官が負傷(うち12人は刃物での刺傷)するという事件(暴動)が起こりました。そのきっかけは“アイスホッケーの試合”でした。

では、すさまじい“怒り”のエネルギーはどのように発散されたのでしょうか?

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「すさまじい“怒り”のエネルギーはどのように発散されたのか?」を、1)すさまじい、2)“怒り”、3)エネルギー、4)どのように、5)発散された、の5つに分けて分析します。

3)エネルギー:

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 次に「4)どのように」について。

NHLNational Hockey League、ナショナルホッケーリーグ)は、世界のプロホッケーリーグ界において最高峰に位置づけられています。所属チームは、アメリカ合衆国が24、カナダが7の計31チーム(2019年現在)で、米加2カ国にまたがっています。

 

1993年以来、カナダのチームが優勝したことはありませんでした。2011年のカナックス(Vancouver Canucks)の躍進は、生粋のカナックスファンだけではなく、多くのカナダ人にとっても楽しみなものになっていたはずです。そうして迎えた最終戦、相手はアメリカのブルーインズ(Boston Bruins)でした。

久々の優勝を期待する多くのカナダ国民は、「カナックスファン」としてではなく、「カナダ人」として、つまり“カナダVSアメリカ”という視点(抽象度)で、試合(スタンリーカップ決勝第7戦)を観戦していたはずです。

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http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

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このとき、情報の位置エネルギーは、「カナックス」より一段高い「カナダのチーム」というフレームに蓄えられていたと考えられます。通常のNHLの試合の場合よりもはるかに大きなエネルギーを蓄えていたということです。

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少しわかりにくいかもしれませんが、例えばJリーグの試合もワールドカップの試合も同じサッカーの試合なのに、人々の熱狂がまったく違うことをイメージしていただくと理解しやすいのではないかと思います。「チーム対チーム」より上の抽象度次元である「国対国」という視点で捉えた場合の方が、より大きなエネルギーが蓄えられるのです。

 

 つまり、視点(抽象度)の上昇がエネルギーを増幅したといえます。より大きく、より熱い感じに。当然、現実(結果)が理想(期待・予期)と異なる場合、より大きな不協和が生じることになります。

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 (S-03-08につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 Q-115でジーコやロベルト・バッジョのPK失敗を取り上げました。ずいぶん昔のことなのに今でも私が鮮明に覚えているのは、その試合がワールドカップだったからです。「チーム対チーム」より上の抽象度次元である「国対国」という視点で観戦していたため、“失敗”の記憶がより強く刻まれたのだと思います。

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-追記2

 「今でも鮮明に覚えているのは、その試合がワールドカップだったから」 それは「3S政策」によって、私の“重要度”がコントロールされていたことを示します。

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