Q-507:私は今、職場のTCZの構造を書き換えようとしています… <vol.4;手応え-1)抽象度(ワーク付き)>
御相談をいただきました。ありがとうございます。
その一部に回答いたします。
(変更を加えています)
vol.1;TCZ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38721843.html
vol.2;構造
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38727796.html
vol.3;大周天
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38742071.html
vol.4;手応え-1)抽象度(ワーク付き)
Q:私は今、職場のTCZの構造を書き換えようとしています。今のところ、できるだけいつも大周天を意識し、自分が一番気持ちのいい状態で仕事をしてはいるのですが、いまいち手応えというものが分からずにいます
A4:前回(Q-506/vol.3)は「大周天」を取り上げました。
「大周天」とは、「情報空間における抽象度の高低差を利用して、ポテンシャルエネルギーを気として自分の体に取り入れる方法」のこと。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html
引用した文にもあったように、「大周天」では「過去の記憶から『最高に気持ちよかった体験』を引っ張り出し、そのイメージを保つ」ということを行います。よって、「自分が一番気持ちのいい状態で仕事をしてはいる」は正しい発想です。
(補足すると、「引っ張り出し、イメージを保つ」は「トリガー&アンカー」↓)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html
苫米地博士は、よく「プラスの五大感情」という表現を使われます。その五大感情とは、「嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」「清々しい」「誇らしい」。
その五大感情を、私自身は、とくに「共感覚」の実践に用いています↓
Q-371:共感覚がなかなかうまく実践できません <vol.3;実践編>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34120540.html
その際(共感覚実践)に意識に上げているポイントが4つあります。
F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html
1つは「抽象度」。
「嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」「清々しい」「誇らしい」は、1つ上の抽象度で「感情(情動)」にまとめる(=包摂する)ことができます。
しかし、個別にみると、それぞれ抽象度の高さが異なります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
米国の心理学者 アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow、1908~1970年)の有名な「欲求階層説」と重ねながら考えていきましょう。
マズローは「人間は自己実現に向けて絶えず成長する生き物である」と仮定し、人間の欲求を五段階の階層で理論化しました。
下位より 1.生理的欲求(Physiological needs)、2.安全の欲求(Safety needs)、3.所属と愛の欲求(Social needs/Love and belonging)、4.承認(尊重)の欲求(Esteem)、5.自己実現の欲求(Self-actualization)です。
Wikipediaより引用↓
例えば「誇らしい」は、「4.承認(尊重)の欲求(Esteem)」にマッチする感情(情動)だといえます。
Q-460:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは?
<vol.4;エスティーム>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37991770.html
「承認(尊重)の欲求」とは、自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求です。
尊重のレベルには2つあり、低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができます。マズローは、この低い尊重レベルにとどまり続けることは危険だとしています。
高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされます。
つまり、「誇らしい」というひとつの感情においても、低次の「他者からの尊敬」と高次の「自己尊重感」という階層性の違いがあるということ。
F-387:“心身の… <vol.3;満たされない承認欲求が「かまってちゃん」を生みだす>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36325746.html
では、ここでワークをしてみましょう。
プラスの五大感情である「嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」「清々しい」「誇らしい」を、マズローの説く階層にマッチング(マッピング)してみてください。気楽に。
…どうですか?
きっと「嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」「清々しい」「誇らしい」が“立体的”に感じられるようになったはず。
おそらく「気持ちのいい状態」は、抽象度でいうと最下層(=物理次元)、マズローでいうと「1.生理的欲求(Physiological needs)」にマッチするはず。
それが正しいとすれば、「自分が一番気持ちのいい状態で仕事をしている」ときの無意識は、低い抽象度次元に囚われてしまう可能性が高いといえます。
Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html
抽象度が低いほど、通常は臨場感が高くなります。
F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html
それはホメオスタシスが強く働くということ。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html
だから「気持ちがいい」は諸刃です。
ゴールが生みだす可能世界w2に「気持ちがいい」をうまくのせることができると、それはw2へと向かう強力な推進力となります。しかし、現状の可能世界w1に「気持ちがいい」が張り付いたままだと、それは強烈なw1の呪縛を生みだします。
PMⅠ-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html
「CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓
多くの場合、「気持ちがいい」は現状維持に働きます。なぜ?
…そう、そもそも現状w1とは、過去の情動記憶でつくられたブリーフシステムが生みだす「TCZ」だから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
つまり、臨場感が高い「気持ちがいい」という感情は、容易に記憶を呼び起こし、人を「過去」や「現状」、そして「現状の延長線上の未来」に閉じ込めてしまいます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html
そうなってしまうと、ゴール側の可能世界w2はスコトーマに隠れ、「いまいち手応えというものが分からない」という状態になってしまいかねません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
その解決のために行うのが…
以下、苫米地博士の著書「洗脳護身術」(三才ブックス、p208)より引用します。
快楽を克服する
洗脳護身術で克服していただきたいもう一つは、快楽である。快楽は恐怖同様、アンカーとして利用される格好の体験だ。カルトでは恐怖と快楽をセットで利用するのが、常套手段である。
誤解しないでほしいのは、快楽を克服せよといっても、修行僧のように寺に籠って禁欲生活を送るわけではない。快楽そのものには何の危険もない。問題は、快楽体験の記憶を他人にアンカーとされることである。人間はいったん快楽に溺れてしまうと、そこから抜け出すのは難しい。それ故、洗脳者に自分の快楽を握られてしまうと、身動きがとれなくなってしまうのだ。
快楽をアンカーとされるのを防ぐには、自らの記憶から特に気持ちよかった体験を思い出して、それを強めたり、弱めたりする。できれば退行催眠的に、過去の気持ちよかった体験を再体験しながら、一割増し、二割増し、あるいは一割引き、二割引きと、少しずつ強めたり、弱めていけばいいだろう。自身で何らかのキーワードをトリガーとして、快楽体験に結び付けたり、切り離してみるのも有効だ。
記憶から自在に快楽を出し入れできるようになれば、他人から知らないうちにアンカーとされても、自分でコントロールできるようになるだろう。少なくとも、それが相手が超能力で引き起こした神秘体験などと騙されることはなくなるはずだ。
恐怖と快楽。この二つを確実に自己コントロールできるようになれば、そう簡単に他人に洗脳されたりはしない。他人にコントロールされそうな記憶をアンカーとして、自分で用意したトリガーに結び付ければ、そうそう内部表現を書き換えられない。カルトレベルの技術なら、まず大丈夫だろう。
引用おわり
記憶から自在に快楽を出し入れできるようになれば、他人から知らないうちにアンカーとされても、自分でコントロールできるようになるだろう
…まずは「記憶から自在に快楽を出し入れ」することに取り組んでみてください。「抽象度」を意識に上げながら。
F-017:すぐに行動する
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7030948.html
きっと、「大周天」がもっとクリアにできるようになりますよ。お楽しみに。
(Q-508につづく)
CoacHing4M2 EDGE
竹原邦雄 / CoacH T
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コーチとしての活動を大幅に見直しリブートしました↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_176695.html
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クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431805.html
L-267:2023年02月シークレットレクチャー -08;煩悩克服のポイント
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