L-267:2023年02月シークレットレクチャー
-08;煩悩克服のポイント
2023年2月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「縁起の後継」。キーワードは「知識体系」「洗脳」「煩悩」です。
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当日の研修内容を、最新の知識で再構築しながら、ブログ用にリライトします。
01;悟りを超えていく ~「利他性」の3つの側面~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38554090.html
02;「帰納」と「演繹」の双方向性
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38568077.html
03;「共有」の2つの“方向性”
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38574027.html
04;ひらめきを生む秘訣
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38582598.html
05;今そこにある危機
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38588681.html
06;“強度変性意識”の生成と日常化
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38602751.html
07;ゴールと自由の双方向性 →進化
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38609089.html
08;煩悩克服のポイント
ゴールを設定することで抽象度が上がり(=自由になり)、抽象度が上がることでさらなるゴール設定ができるようになってますます抽象度が上がる(=さらに自由になる)
…しかしながら、抽象度を上げることは、決して簡単ではありません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
苫米地博士が証明されたとおり、本来は「定理1:個人TCZ収束」→「定理2:共有TCZ収束」→「定理3:抽象共有TCZ収束」という抽象度が上がる進化が組み込まれているというのに↓
https://tomabechi.jp/TomabechiNDUpaperJApublic.pdf
https://tomabechi.jp/TomabechiSlidesSCJA20260422.pdf
一体何が人間の進化を阻んでいるのでしょう?
…答えは「煩悩」。
L-185:2022年06月医療・介護研修会 -08;つまらない夢を失った瞬間に訪れるもの
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35626365.html
ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
たいていの場合、「2)心から望む」ものの多くは、抽象度の低い次元にあります。仏教でいう「煩悩」とは、抽象度を引き下げる力のこと。煩悩により、私たちは抽象度が最も低い物理空間に縛られています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html
その代表といえるのが「細胞レベルの苦」。誰も食欲や睡眠欲といった細胞レベルの欲求から逃れることはできません。これら根本的な欲求を、上座部仏教では「苦」と言い、大乗仏教では「煩悩」と呼んでいます。
Q-379:自分を下に引き戻そうとする意識が働くことが… <前編;case-side>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34636842.html
幸せに生きることができないのは、この煩悩のため。「あらゆる不幸は、煩悩を制御できないことで起こっている」といえます(case-side)。よって、「煩悩をどうコントロールするか?」が重要(plan-side)。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html
そのコントロール方法のひとつが「止観」です。
F-416:「楽しい日本」を目指す… <vol.3;「楽しさ」=ゴール設定&達成
=〇〇>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37475932.html
以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書」(講談社、開拓社より再版、p142)より引用します。
「止観」とは?
「止観」の「止」は、煩悩を制御すること。拡大解釈をすると中国禅になります。その中国禅では、座禅を組んで「喝!」とやる、あのイメージが強調され過ぎているせいか、あたかも煩悩をはじめ雑念のすべてを消すことが「止」であると誤解されがちです。
でも、それでは気絶するなどして何も考えられなくなった人しか、理想的な悟りの境地に達することができないことになります。
もし、煩悩を「止める」ことを「捨てる」という意味だと思っている人がいたら、それは大きな間違いです。壁に向かって9年座禅を組んだと伝えられる達磨大師だって、頭のなかにはとてつもなく大きな抽象宇宙が広がっていたはず。言ってみれば、「雑念だらけ」だったと思うのです。
しかも、足の痛みも忘れてしまうくらい気持ちよかったのですから、抽象空間で大量のドーパミンやエンドルフィンを出していたのでしょう。臨場感を持って抽象思考をしていたわけです。
そもそも、人が煩悩を完全に捨ててしまったら、大変です。食欲がなければ飢え死にしてしまうし、性欲を捨てれば種を子々孫々につなげていくことが不可能になります。人類が滅亡してしまうではありませんか。
だから、煩悩を捨てる必要はありません。お釈迦様も「ほどほどにね」と言っています。ようするに、煩悩を自分でしっかりコントロールすればいいわけです。
また、「止観」の「観」は、自分を高い視点から観ること。親鸞が始めた浄土真宗では、「見調べ」という手法を使います。これは、親や兄弟、配偶者など、身近な人との関係について、「してもらったこと」「してあげたこと」「迷惑をかけたこと」などを考え、徹底的に内省を促そうというもの。この見調べをもとに、心理療法などに使われる「内観療法」が考案されました。
ただ、見調べの場合、自分をいろいろな視点で「観る」のはいいけれど、我欲や煩悩を脇に置くという「止」の部分が弱くなりがちです。と言うのも、観れば観るほどいろんな心の動きが出てきて、逆に自分の都合のいいように妄想を膨らませてしまったり情動に流されたりする恐れがあるからです。
このように、「止」と「観」はどちらか一方に力点を置きすぎると、うまくありません。煩悩をちょっと脇に置いてあげないと、どうしても煩悩に引っ張られて、本当の意味で高い抽象度に上がっていけないのです。
したがって、「止」と「観」の2つを同時に行うことが、止観トレーニングのポイントになります。
引用おわり
煩悩を捨てる必要はありません。お釈迦様も「ほどほどにね」と言っています。ようするに、煩悩を自分でしっかりコントロールすればいいわけです
…「煩悩を自分でしっかりコントロールする」のに、じつは、コーチングがとても有効です。「4)自分中心を捨て去る」ことを意識に上げながら、「1)現状の外」へゴールを設定することを繰り返していると、自然に抽象度が上がっていくから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html
さらに「オーセンティック・コーチング 2026」では、「3)バランスホイール」自体に「抽象度」というカテゴリーが加わりました。
Q-461:「この世をよくしたいなら… <vol.5;カテゴリー・ゴール「抽象度」>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38005381.html
この「抽象度」のカテゴリーに設定するゴールを意識に上げ続けること、もっとシンプルにいうと「抽象度」のカテゴリーそのものを意識に上げ続けることが、コーチングの重要なポイントだといえます。
なぜなら、そうすることで「客観」を体得することができるからです。
L-230:2022年09月シークレット… -05;コーチングは「客観」 …その理由は?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html
大切なのは、同じ抽象度での「視点の変化」ではなく、高次の抽象度への「視点の移動」。
気にするべきことは、「コップの水が半分しかない」とか「半分もある」ということではなく、「コップそのものの機能」や「スコトーマに隠れたコップの可能性」です。それらを認識するためには、抽象度の高い視点の獲得が欠かせません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
「抽象度」のカテゴリーによりバランスホイール内のすべてのゴール・カテゴリーが1つ上の次元で統合されるようになると、ゲシュタルト能力によってますますスコトーマが外れやすくなり、抽象度の高い視点を獲得することができるようになります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
それを重ねていくと、煩悩のコントロールが自然にできるようになっていきます。なぜなら、「『煩悩』も幻である」と体感を伴って理解できるようになるからです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html
(L-268につづく)
CoacHing4M2 EDGE
竹原邦雄 / CoacH T
-告知1-
私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」
L-258:2022年12月… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html
…コーチとしての活動を大幅に見直しました↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_176695.html
-告知2-
クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-告知3-
2026年8月28日(金)に、宮崎市(宮崎県)にて、「リアル・ワンデイ『コーチング』」を行います。気軽にお問い合わせください↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38580744.html
-告知4-
2026年9月5日(土)および9月6日(日)に、羽田空港(東京都)にて、「リアル・ワンデイ『コーチング』」を行います。気軽にお問い合わせください↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38603428.html
-関連記事-
F-402:「抽象度」を説明する際に用いている図が誤解を与えていることを知り、止観を経て、気づいたこと
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L-180:2022年06月医療・介護研修会 -03;「幻覚」を見破り「付加価値」を生み出すヒント
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Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません
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Q-465~:「『職業』と『ファイナンス』をしっかり分ける」がどうしても伝わりません
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432869.html
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