苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

2025/09

Q-447:未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています <後編;plan-side

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 前編(case-side)と後編(plan-side)にわけて回答します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 *前編(case-side)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37464625.html

 

 

Q:私は両親による虐待を受けながら育ち、親戚に預けられた後もいじめに耐えながら生き抜いてきました。時間は未来から流れるとか言っていますが、未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています。いつか必ず復讐してやります

 

A2:ゴールの基本条件1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域、4)自分中心を捨て去る を意識に上げながら、もう一度自身の言葉を確認してください。

もしも今までは気づかなかった何かを感じたなら、そこに新たなゴールの手がかりがあるはず。気楽に取り組みながら、ぜひとも見つけてください。新しい世界(未来)を。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 と前回(Q-446)の最後に書きましたが、本当に見つけて欲しいのは、新しい「自分」です。前回引用した苫米地博士の言葉を用いると、新しい「感情と記憶をワンセットにした脳への刷り込み」であり、新しい「ブリーフシステム」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 「自分」とは、自我(関数p)のことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 自我とは、部分関数「f自我(宇宙)→自分」であり、重要性評価関数「w∀y∃xp自我(x,y)}x,y∈宇宙」↓

 F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

 じつは「自分」にこだわるほど、「新しい世界(未来)」は感じられなくなります(=スコトーマに隠れる)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

実際、コーチングでは、自我(関数p)を書き換えようとはせず、「新たな可能世界w2を生みだし移行する(w1w2)」ことをサポートします。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 可能世界が移行すると結果的に自我が変わることにはなりますが、自我(関数p)を書き換えることがコーチングの目的ではありません。もしも自我に関わってしまったなら、それはコーチングではなく、洗脳です。

 L-163202201月シークレット… -07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 

 「自分の自由意思でゴールを設定する」という場合も、自分=ブリーフシステム=自我 への執着が強いほど、それはゴールではなくなっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

4)自分中心を捨て去る」ことができなくなるから。

 

4)自分中心を捨て去る」からこそ、スコトーマが外れ、「1)現状の外」を感じることができるようになります。

L-10120218月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 

 それは「抽象度が上がる」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がるほど、「被害者」は自分ばかりではないことがわかり、誰もが傷ついていることがわかります。

自分と同じように(あるいはそれ以上に)苦しんでいる人々の苦しみをまるで自分の苦しみのように感じ、少しでも軽くしたいと心から思えるようなったとき、新たなゴールが見つかるはず。そんなゴールの実現に向けたアクションは、すべて「慈悲の実践」です。

 Q-361:“自分以外を幸せにする”がわからずモヤモヤしています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33551039.html

 

 苫米地博士は、著書「近未来のブッダ 21世紀を導くリーダーの鉄則」(サンガ、p153)の中で、「現代の慈悲の指標となる五つのプラス感情」を挙げられています。その「プラス感情」とは、「嬉しい・楽しい・気持ちいい・清々しい・誇らしい」。

 F-209:マトリックス/Matrix -04Resurrections;慈悲的人類の進化>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27122988.html

 

 「現代的・大乗的コンパッションは、『一緒に、嬉しい・楽しい・気持ちいい・清々しい・誇らしい』でいいのです」と語られる苫米地博士は、このような条件をつけられています↓

 

 

 ただし、一緒に楽しんだり誇らしくなったりして幸せになる主体は、つねに相手・自分以外です。コンパッションの「conm)」は相手が主体であって自分が主体ではありません。自分が楽しいことが隣の人の楽しいことである保証はどこにもないので、そこは自分の抽象度を一つあげて見極めないといけません。

 

 

 以下、「近未来のブッダ」(p155)からつづきの部分を引用します。「いつか必ず復讐してやる」の「復讐」について自問しながら読み進めてください。

 (参考にこちらもどうぞ↓)

 F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419026.html

 

 

実現すべきは相手の利益の最大化

 とにかく抽象度を一段階ぐらいでいいので、上げましょう。二段階、上げられれば理想です。その上で相手が楽しいことを自分も楽しむ。そして、そこでのポイントは、自分以外の人の利益の最大化です。

 ですから「おれが飲んでいる酒はうまいからおまえも飲めよ」や「私が持っているこれはすごく便利だからあなたも持ったら?」はNG。じゃあ、相手の利益とはなにかという基準が、プラスの五大感情です。

 自分以外の人がとにかく「嬉しい・楽しい・気持ちいい・清々しい・誇らしい」と思えることを実践するのが慈悲です。それも、できるだけたくさんの人にそう思ってもらえるといいです。そして、そのたくさんの人の中に自分も入れていいのです。主体が自分以外なら、自分も「嬉しい・楽しい・気持ちいい・清々しい・誇らしい」と思える大きな船に乗っていいのです。だって、地球人全体への慈悲なら、そこに当然、自分も含まれるのですから。

 

◆慈悲実践のポイント

 自分以外の人の利益の最大化

 引用終わり

 

 

 とにかく抽象度を一段階ぐらいでいいので、上げましょう。二段階、上げられれば理想です。その上で相手が楽しいことを自分も楽しむ。そして、そこでのポイントは、自分以外の人の利益の最大化です

 

 この苫米地博士の言葉が、私が伝えたいことであり、回答のコア。真剣に読み、素直に感じ、しっかり吟味し受け止めてください。

 御質問ありがとうございました。

 

Q-448につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 念のためですが、私は「復讐」を完全否定する立場ではありません。ただ、縁起のつながりの中で「復讐」は“善”にも“悪”にもなってしまうことを忘れないでほしいのです。

もしも誰かにとって“悪”になるのなら、その「復讐」は失敗だといえるから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 では、不完全性が証明された現代において、“善”と“悪”の違いをどのように考えればいいのでしょう?

 

 

 今回も映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」のダゴバの場面を紹介します。真剣に読み、素直に感じ、そしてしっかり吟味し受け止めながら、自分自身の“善”を見つけてください。「復讐」をやり遂げるために。

 (下記ブログ記事からの引用です↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24187449.html

 

 

〇不完全性定理 / 空観・仮観・中観

 先程、「父の中の“善”を感じたルークは」と書きました。その“善”とは何でしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6681205.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6681282.html

 

ダゴバで修行中のルークは「善悪をどう区別すればいいのですか?」とヨーダに質問します。ヨーダは「冷静で心安らかにいることだ。ジェダイは知識と防御のためにフォースを使う。決して攻撃のためではない」とだけ語ります。

これは、1)ファイト・オア・フライトに陥るな、

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

そして、2)情報空間(超情報場)のエネルギーを上手く使い、

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

3)思考し続けよ、という意味でしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 それは、西洋哲学的には「不完全性・不確定性を忘れるな」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 そして、東洋(釈迦)哲学における「空観(くうがん)を忘れず、仮として生きよ」「中観であり続けよ」という教えと同じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 対して、じつはシスであるパルパティーン(ダース・シディアス)は、「おまえもすぐに私のよさがわかるようになる」とルークに語ります。その言葉に滲み出ているのは“絶対性”。それは空が抜け落ちた実観(じつがん)です。その実観が差別と争いを生みだします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 

-告知1

次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

L-177202203月シークレットレクチャー -10(最終回);自由なマインドで「物事を俯瞰し、最速・最短で結果を出す」ためのワーク

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35079795.html

L-222202208月シークレットレクチャー -09;「過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退するワーク」の意義

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37235632.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-369~:共感覚がなかなかうまく実践できません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428764.html

Q-437:コーチングは行動科学とどう違うのですか? <vol.4;コーチングは新たな「縁起」づくり>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37087452.html

Q-438:ぐっすり眠ることができず、最近はめまいが続いています 体調不良が続いており、申し訳ない気持ちと不安でいっぱいです

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37312772.html

 

 

近未来のブッダ



F-416:「楽しい日本」を目指す総理が「あんまり楽しいことはない」とぼやく姿に学ぶ <vol.3;「楽しさ」=ゴール設定&達成 =〇〇>

 

 参院選大敗後も「職責を全うする」と繰り返していた石破茂総理大臣が、突然、辞意を表明しました。

 

ほんの10ヶ月前、石破総理が国民に向けて語ったのは、「一人ひとりが主導する『楽しい日本』を目指す」でした。

 

ところが、先月(20258月)開催された国際会議(TICADアフリカ開発会議、横浜)後の晩餐会において、「楽しい日本」を目指しているはずの総理は「もう仕事の話はやめましょう。疲れますから。大統領とか総理大臣とかやっておりますと、あんまり楽しいことはございません」と発言しました。

 

 その発言を縁にコーチとして考えたことをまとめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 vol.1;「楽しい」は大切ではあるが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37400550.html

 vol.2;「楽しさ」って何? そもそも「心」って何?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37438818.html

 vol.3;「楽しさ」=ゴール設定&達成 =〇〇

 

 

 心とはメカニズムである

 心にもホメオスタシスの働きがある

 

 それが「心」の本質。

 そのことを苫米地博士が理論化されたのが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 その「心」の本質を踏まえた上で、もう一度、苫米地博士のこの言葉の意味を考えてみましょう。

 

  まずは脱洗脳!

コーチングは脱構築 !!

 

 前回(F-415)、私は「脱洗脳」「脱構築」のための重要なポイントとして、1)知識、2)重要性、3)役割(責任) のコントロールを挙げました。この3つはスコトーマ(Scotoma)と関係する項目です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 なぜ「脱洗脳」「脱構築」と「スコトーマ」を結び付けて考えるのかというと、私たちはそうと知らないだけで(=知識がない)、すでに洗脳されているから。そして、その洗脳された世界がコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)となっているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 CZは強力に維持され、その外側は認識することができません。つまり、人はCZの内側に閉じ込められているということ(コーチング実践前の状態です)。その“人を閉じ込める力”がホメオスタシス(Homeostasis)です。

 L-158202201月シークレットレクチャー -02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 

 前回(F-415)の引用文で苫米地博士が書かれていたように、ホメオスタシスは生命活動の鍵となるものです。前頭前野が発達した人間の場合、生命活動とは、物理空間に限定されるものではなく、より高次の情報空間にまでひろがっています。つまり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

抽象度の低い世界ではホメオスタシスの働きでしっかり生きながら(=生存)、同時に、より抽象度の高い次元にホメオスタシスを働かせながら人間らしく生きることができる(=進化・向上)

 

 その「抽象度の高い次元へ向かうホメオスタシス活動」こそがシンの「楽しさ」であるというのが、コーチングを学び実践している私の実感です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 すべてはゴール設定からはじまります。ゴール設定とは、「重要度」を決めることです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

ゴール設定により新たな可能世界w2を生みだし、その世界を抽象度の低い次元で実現(実装)する その取り組みすべてがコーチング。それを苫米地博士は「ゲバラ主義」と表現されます。

F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 さらに抽象度を上げていうと、ゴール設定&達成は「瞑想」だといえます。

 

以下、苫米地博士の著書「洗脳力」(アスコム、p150)より引用します。

 

 

瞑想は苦行ではない。わくわくするほど楽しい

 「止観」の話に戻りましょう。「止観」とは具体的にはどのようなことをすればいいのでしょうか。「止観」とは瞑想でもあります。心の動きを止めて自分自身を見つめる作業、これは即ち瞑想です。煩悩を止めていろいろな宇宙を瞑想で体験する。自分とは、自分と自分以外のすべての関係のゲシュタルトですから、自分を見つめるというのは、宇宙を見つめることでもあります。これが「止観」の基本です。

 では、瞑想とは何か。

 瞑想とは端的に言えば、「抽象度の高い空間を五感を使ってリアルに感じること」を言います。抽象度の高い空間ですから、この世の出来事によって惑わされるような雑念はここにはありません。「今日のごはんは何を食べようか」「次のボーナスはいくらもらえるんだろう」といった思考は雑念です。

 ですが、瞑想はこの世の雑念よりも高い抽象空間をリアルに体感して、そこに生活してしまうことです。

 人間は抽象度の高い思考をリアルに感じることで大いなる快感を得ることができます。それは人間の脳がそれを可能にする構造を持っているからです。

 抽象的な思考は脳の中でも前頭葉、前頭前野と呼ばれる場所でなされます。この前頭葉というのは、前に突き出して大きく巻くような形で下へ食い込み、さらに脳の奥へ向けて食い込んでいます。

 手の中で親指をなかに巻き込むようにして、じゃんけんのグーの形に握ってみてください。親指を除く4本の指でつくる、巻き込んだような形が前頭葉です。親指は脳幹に当たります。脳幹は原始的な欲求を満たすことで快楽を覚えるような器官であり、生命維持のために重要な役割をもつ器官です。

 前頭葉は脳幹を巻き込むような形であり、また、先に述べた、脳幹の中脳VTA領域からのドーパミン経路もあり、脳幹情動と前頭前野情報が連動することができます。つまり、抽象的な思考や仮想世界での出来事に対しても脳幹が情動を感じられたり、抽象的な思考空間を身体性をもって操作したりすることができるようになっているわけです。

 だから、長年座って瞑想していた達磨大師はものすごく気持ちよかったに違いないのです。あるいは、楽しかったに違いないのです。何を考えていたかはわかりませんが、おそらくは「明日、どんな理想の星をつくろうかな」とかそんなようなことをリアルに瞑想していたのでしょう。リアルに感じられれば感じられるほど、楽しくて気持ちいいのが瞑想なのです。

 禅の批判に聞こえると不本意ですが、今の座禅はどちらかというと「苦行」に近いでしょう。ですが、達磨大師がやった禅定による瞑想は「苦行」ではなく、ドーパミンがたくさん出てとても楽しくて気持ちいい行為だったはずなのです。

 座禅を組むときの結跏趺坐とか半跏趺坐と言われる足の組み方も、今の人にとってはやりづらい苦痛を伴うものですが、達磨大師の時代の人たちにとってはあの姿勢がいちばん安定してリラックスできた座り方だったはずなのです。また、本来ならたとえば寝転がって座禅を組んで、瞑想してもいいのです。私の教えているクラスでもできるだけ楽な姿勢をとってもらうように心がけ、「寝転がってもいいですよ」と指導することもしばしばです。

 ただし、寝転がると、リラックスし過ぎて本当に眠ってしまうことがあります。これでは瞑想できませんから、眠らない程度に最もリラックスできる姿勢でやるのがいちばんいいでしょう。

 引用終わり

 

 

瞑想はこの世の雑念よりも高い抽象空間をリアルに体感して、そこに生活してしまうこと

 

 高い抽象空間をリアルに体感」し「そこに生活してしまう」ことは、とても楽しいに違いありません。しかし、その様子(=可能世界w2での生活)を傍から見ると、妄想に浸っているのと同じ。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

ゴール設定で生みだした「高い抽象空間」を、臨場感豊かに他者と共有することがゴール達成です。ゴールの抽象度が上がれば上がるほど、ゴールを達成したときのインパクトは大きくなります。それは「社会(未来)がよりよく変わる」ということ。

Q-394:利己的な思いと利他的な思いが両方ある場合は

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35299303.html

 

ただし、抽象度が上がるほどゴール達成は困難になっていくため、「楽しいことはない」と感じることも増えるはずです。それでもあたりまえのように(=ホメオスタシスの働きで)邁進していくのがリーダーの役割。そして、それがリーダーの責任です。

F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html

 

 

 どうすればよりよい社会をつくることができるか?

 どうすればよりよい未来を実現することができるか?

 

 それだけ考え、夢中に生きる。

だからこそ、生きていることが楽しいと感じられ、「楽しい」がまわりにひろがっていく

 

 

 石破総理の「大統領とか総理大臣とかやっておりますと、あんまり楽しいことはございません」という発言を縁に、このようなイメージを体感しました。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-告知1

「<2025年度後期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「コーチング実践にふさわしい意識状態の作り方」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

202510月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~9月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37295395.html

 

 

-告知2

 2025年度後期のパーソナルコーチングの受付を開始しました(募集期間:~9月末まで)。

コーチング期間は202510月から翌3月の6ヶ月間。4コースあります。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37327207.html

 

 

-告知3

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

F-301:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.3最強の自己プロデュース力=火の鳥

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31971444.html

F-346:ヘンシン! <ワーク付き>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34261064.html

L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

L-167202201月シークレットレクチャー -11(最終回);モーツァルトの音楽を“体感”するワーク

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34445624.html

L-187202206月医療・介護研修会 -10;ビッグなゴールが生みだすもの

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35673866.html

 

 

洗脳力

Kindle版はこちら↓

洗脳力 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 



Q-446:未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています <前編;case-side

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 前編(case-side)と後編(plan-side)にわけて回答します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

Q:私は両親による虐待を受けながら育ち、親戚に預けられた後もいじめに耐えながら生き抜いてきました。時間は未来から流れるとか言っていますが、未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています。いつか必ず復讐してやります

 

A:「復讐」ですか 楽しみですね。

 Q-398:恨みをメールで送りつけたい<前編;「恨み」の根元にあるもの>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35396123.html

 

 でも、今のままでは心から満足するような「復讐」はできないと思いますよ。なぜだかわかりますか?

 Q-399:恨みをメールで送りつけたい<後編;恨みをコントロールする方法>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35428965.html

 

 「未来において『被害者』という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています」というブリーフのまま迎える「未来」は現状(Status Quo)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 時間軸上は「未だ来ず」という先のことであっても、その「未来」は今のままのブリーフシステムが生みだす可能世界w1のまま。その世界(未来)でのあなたは、もちろん「被害者」です。

 F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

 セルフイメージが「被害者」のまま取り組む「復讐」は、大したことではないでしょう。

いつまでも過去に囚われ恨みのような情動に縛られたままでは、IQが下がりっぱなしで冷静な判断や行動ができないからです。

 F-404:自由訳「守破離」 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 

そんな心の状態を「Fight or Flight」と表現します。動物的で短絡的、そして無計画(=未来を豊かに思い描けない)な心の状態です。

 PM-04-07~8医療・介護現場で生じる苦しみの悪循環 ~ Fight or Flight

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 とても大切なことなので繰り返しますが、恨みのような情動に支配されると判断や行動を誤ります。もっと詳しくいうと、情報次元で認識・理解・評価・判断を誤り、物理次元で行動を誤ります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 恨みは、前頭前野が発達し進化を遂げた人類には、もはや必要のない感情です。

 一度恨みを抱くと、その感情は扁桃体で増幅されてしまいます。すると大脳辺縁系が活性化し、動物的な状態(Fight or Flight)に後戻りします。

それは退化に等しい状態。苫米地博士が用いられる表現でいうと「ブス」です↓

F-312:デジタル自傷行為 <case-side -2;エフィカシーが下がりきった状態=〇〇>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32525868.html

 

そんなレベルで行う「復讐」が成功するはずがありません。仮に成功したとしても、何らかの社会的規範を逸脱しているでしょう。一時的に気が晴れるかもしれませんが、あなたのセルフイメージは「被害者」から「犯罪者」、よくても「ブス」に上書きされているはずです。

Q-330:最近「記憶が抜ける」ようなことがvol.5;イメージの限界が自分の限界>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31958269.html

 

 そのような未来で本当に満足できますか?

「自分らしい」と胸を張れるのですか?

 

 

 もしも「満足できない」「胸を張ることができない」と思うのなら、これから伝える“偉大なマスター”の言葉を真剣に読み、素直に感じ、しっかり吟味し受け止めてください。

 その“偉大なマスター”とは、ヨーダ(Yoda)。映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」に出てくる、あのヨーダです。

 (もう一度。真剣に読み、素直に感じ、しっかり吟味し受け止めてください)

 

 シリーズ2作目(Episode Ⅴ)で、主人公 ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)は惑星 ダゴバに住むという伝説のマスター・ヨーダに会いに行きます。沼地に不時着したままのXウイング(宇宙船)は、ジェダイとなるための訓練中にルークの目の前で沼底に沈んでしまいます。

 ヨーダに促されたルークはXウイングをフォース(心が生みだす力)で引き上げようとしましたが、途中で断念します。「It’s too big」と嘆きながら。

 そんなルークに背を向けながら、小柄なヨーダは軽々とXウイングを引き上げます。フォースを使って。

 ダゴバの沼底から浮上したXウイングを前にして、フォースを使いこなせないルークのブリーフシステムが言葉になってあらわれます。ヨーダはそんな弟子のセルフトークを聞き逃しませんでした。

 

 LukeI don’t... I don’t believe it.

 YodaThat is why, you fail.

 

 ヨーダにあって、ルークになかったもの それは確信であり、エフィカシー。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 コーチング・プリンシプル「夢をかなえる方程式 I×V=R」でいうと、「VVividness)」であり、臨場感。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「未来において『被害者』という評価をひっくり返すことができるのはあり得ない」と言っているうちは、決して「被害者」という自己評価(=コンフォートゾーン)をひっくり返せません。エフィカシーが足りず、臨場感がないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

そればかりか、どんどん「被害者」にふさわしいセルフイメージが強化されていくはずです。強力なホメオスタシスの働きによって。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 先ほどの「I×V=R」でいうと、目の前の「RReality)」は、すべて「IImagination)」。苫米地理論(第2世代)で補足すると、すべて情報(Information)です↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

  被害者なのか? それとも加害者なのか?

  不幸なのか? 幸福なのか?

 

 この世に(あの世も)絶対の基準は存在せず、すべて各自の情報処理によります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 つまり、あなたが「被害者」だと思えば被害者ですし、「不幸」だと信じれば不幸なまま。そして、あなたは「復讐」にも失敗するでしょう。いつまでも「被害者」であり、「不幸」だから(…That is why, you fail)。

 

 以下、苫米地博士の著書「すごい私になれる魔法の名言」(主婦と生活者、p135)より引用します。真剣に読み、素直に感じ、しっかり吟味し受け止めてください。Feel

 

 

不幸の記憶は簡単に幸福なものに書き換えられる

 記憶は脳への刷り込みしだい。その差が幸・不幸、好き嫌いの感情となって現れるのです。自分で簡単にできる書き換え方法を伝授します!

 

 不幸を感じる人と感じない人の違いとは何でしょうか?

 そもそも物事に不幸も幸せもありません。たまたま不幸に感じる出来事があったとしても、それがのちにはラッキーだったと思えることはたくさんあります。

 例えば、プロポーズをされた。でも、家庭の事情で受けることができなかった。しかし、後で知ったら結婚詐欺師だった、なんてこともあるでしょう。わかりやすすぎるたとえで申し訳ありませんが、要は「禍福はあざなえる縄のごとし」で、人生の一場面を切り取って判断しても仕方ないということです。もちろん、そのぐらいのことは誰もがわかっていることでしょう。しかし、それでも私たちは幸不幸を感じてしまうのは、なぜでしょうか?

 実は、幸とはこういう状態であり、不幸とはこういう状態であると、あなたの脳が勝手に判断しているのです。例えば、日本人はタコを見ておいしそうと感じますが、ヨーロッパ人は悪魔と感じます。その理由は旧約聖書の中に「水の中にいてヒレやウロコがないものはすべて汚らわしい」とあるからだと言われていますが、事実はタコを食べる習慣があるか、ないかの違いです。ヨーロッパといってもイタリアではタコをマリネにして食べますから、ただただ習慣の問題にすぎないのです。

 では、習慣とはなんでしょうか? それは感情と記憶をワンセットにした脳への刷り込みです。タコを見て「気持ち悪い」と刷り込むか、「おいしそう」と刷り込むか、その差が好き嫌いの感情となって現れるのです。

 幸も不幸も同じで、この状態は幸せ、この状態は不幸せという刷り込みが働いているのです。この刷り込みをコーチング用語でブリーフシステムといいます。これは言葉とイメージと情動がセットになっており、特に大きな影響力があるのが言葉です。タコを見て「気持ち悪い」と何度も何度も、つぶやくからタコは気持ち悪い生き物になってしまうのです。たとえ声に出さなくても心の中で思うだけでブリーフシステムは作られてしまいます。特に「気持ち悪い」「キモイ」などワンセンテンスの言葉は強烈です。

 もっともこれは書き換えることもできるのでご安心ください。そのやり方はやはり短いフレーズを使って「おいしい」と口に出して、あるいは心の中で言うことです。食べなくてもいいから「タコはおいしい」とつぶやく。すると、タコはあなたにとっておいしい食べ物となってくるのです。

 そして、もちろん不幸も一緒です。「ああ、イヤだな」と言わず、とりあえずよいところを見つけて「なんとかしのげてよかった」などと思って、これを何度も何度も繰り返してください。不幸の記憶も「あれがあっても生きている私」と、幸福にすり替えましょう。

 そんな単純なことでいいの? と思うかもしれませんが、人間の脳は単純な繰り返しに弱いのです。つまり、幸不幸もその程度のものともいえるのです。

 引用終わり

 

 

 この刷り込みをコーチング用語でブリーフシステムといいます。これは言葉とイメージと情動がセットになっており、特に大きな影響力があるのが言葉です

 

 言葉とイメージと情動」が“思考の3つの軸”。中でも「言葉」が大きな影響力を持ちます。

 L-067202011月シークレット… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 だから、用いる言葉を常に意識に上げながら変えていき、不幸の記憶も「あれがあっても生きている私」と幸福にすり替えてしまいましょう。

 Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

 

 まずすべきなのはそう、ゴール設定。

 ゴールの基本条件は、1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域、4)自分中心を捨て去る。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 その基本条件を意識に上げながら、もう一度自身の言葉を確認してください。

 

 

私は両親による虐待を受けながら育ち、親戚に預けられた後もいじめに耐えながら生き抜いてきました。時間は未来から流れるとか言っていますが、未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています。いつか必ず復讐してやります

 

 

 もしも今までは気づかなかった何かを感じたなら、そこに新たなゴールの手がかりがあるはず。気楽に取り組みながら、ぜひとも見つけてください。新しい世界(未来)を。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

Q-447につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-告知1

「<2025年度後期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「コーチング実践にふさわしい意識状態の作り方」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

202510月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~9月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37295395.html

 

 

-告知2

 2025年度後期のパーソナルコーチングの受付を開始しました(募集期間:~9月末まで)。

コーチング期間は202510月から翌3月の6ヶ月間。4コースあります。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37327207.html

 

 

-告知3

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-093:安全行動

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18223480.html

F-147~9:トリアージ(triage)をコーチの視点で考える vol.2~4;トリアージの問題点/課題

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23211097.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23264809.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23329883.html

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

Q-411~:やり場のない怒りはどのようにゴール設定すればよいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430485.html

S-03-24:苫米地流「正しく怒るための技術」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22076231.html

 

すごい私になれる魔法の名言


 

Q-445:パーキンソン病の母が雨の日も畑に行ってしまうので(しかもよく転ぶ)、とても困っています

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Q80代の母はパーキンソン病で治療中です。パーキンソン病は進行性の病気でいずれ歩けなくなると主治医から聞いていますが、止めても自分で歩きまわり、よく転んでいます。雨が降っていても目を離した隙にすぐに畑に行ってしまうので困っています。どうすればいいですか?

 

A:パーキンソン病は「手指がふるえる(振戦)」「動作が緩慢になる(寡動)」「筋肉が固くなる(筋固縮)」「バランスが崩れやすくなる(姿勢保持障害)」などの症状が起こる病気です。

難病に指定されていますが、日本では1000人に1~1.8人ほどいるとされており、決して珍しい疾患ではありません。

 パーキンソン病(指定難病6) – 難病情報センター

 

 脳幹部にある中脳(midbrain)の黒質ドーパミン神経細胞が減少して起こるとされていますが、神経細胞が減少する理由はまだわかっていません。いずれにせよドーパミンが大きく減少することで、物理空間だけでなく情報空間においても“運動”がしづらくなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「情報空間の“運動”」とは、思考のこと。

 Q-361:“自分以外を幸せにする”がわからずモヤモヤしています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33551039.html

 

パーキンソン病では「意欲の低下」「抑うつ」「不安」といった精神症状を認めることが多く、進行すると「幻覚」が特徴的なレビー小体型認知症を合併しやすくなるとされています。

L-146202111月医療系研修会 -01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 

 お母さんは「止めても自分で歩きまわる」「目を離した隙にすぐに畑に行ってしまう」ということですが、それは「ドーパミンが減少し、意欲が低下する」というパーキンソン病患者さんの典型的な姿ではなく、むしろドーパミン過多を疑うような状態です。

 もしも「気分が高揚する『躁(そう)状態』と、気分が落ち込む『うつ状態』が、何も症状がない時期をはさみながら、何回も繰り返しあらわれる」ということを経験されているのであれば、精神科も受診されてみることをお勧めします。

 F-245:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋をvol.2;双極性障害>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 

先ほど「決して珍しい疾患ではありません」と書きましたが、年を重ねていくだけでも、人はパーキンソン病っぽくなっていきます。ドーパミン神経細胞(ニューロン)は加齢とともに減少するからです↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28968302.html

 

 なので、お母さんの年齢で「止められても〇〇したい」があること自体は、とても素晴らしいことだと思います。問題はお母さんの心の中で「本当にwant toなのか?」「have toではないのか?」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 つまり、「ゴールは何か?」ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 コーチングでは、もちろん、クライアントのコンテンツには関わりません。

 L-215202208月シークレット… -02;コーチの役割は。そのためにコーチは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37125267.html

 

「コンテンツに関わらない」とは、「ゴールの内容(可能世界w2)やそのゴールを生みだす自我(関数p)については一切評価しない」ということ。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 もちろん、私もゴールやそのゴールに向かう行動について評価はしません。ただし、本人がゴールだと思っていることや「~したい」と思っていることが、じつは「誰かに刷り込まれているのではないか?」と内省するようには促します。言語で、非言語で。

 L-168202203… -01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

 

 お母さんの場合でいうと、「『止めても自分で歩きまわる』『目を離した隙にすぐに畑に行ってしまう』という行動の根底に何らかのhave toがあるのではないか?」と考察してみることが大切だと思います。

want tohave toに変えてしまうもの」として、例えば「不安・恐怖」「義務感」「罪悪感」はないでしょうか?

 PM-06-03:抗不安薬を常用する医師の叫びで気づいた「FOG

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

高齢の方に接する場合、私はとくに「不安・恐怖」に配慮しています。「老病死(+生で四苦)」に対する臨場感が高いからです。

(一方で、若者こそ「不安・恐怖」に配慮するべきだとも思っています↓)

F-129The Sweet Hello, The Sweet Goodbye -1;不安に襲われる若者、希望を失う老人

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21892496.html

 

 以下、苫米地博士の著書「悩みを幸せに変える法則」(主婦と生活社、p50)より引用します。「不安・恐怖」への対処を体感してください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

脳は不安が大好物

 “悩み”と同じく、世の中にはさまざまな“不安”がはびこっていますね。

 例えばあなたが40代後半や、50代だとして、「老後が不安だ」と思い始めたとします。

 私はそこが不思議でなりません。なぜなら、将来に対する不安ならば30代、40代のうちからすでに考えていたはずで、50歳になって急に不安になるはずがないからです。あなたには不安になるきっかけが何かあったのではないでしょうか?

 

 私は「あなたの周りには、老後が不安だという人が多いんじゃないか?」と感じます。

 あるいは、そういう本や雑誌の記事を読んで影響されてしまったということもあるのではないでしょうか。

 いずれにせよ、ある年齢に達したら急に精神状態が変わるなどといったことは考えられません。必ず原因があるはずで、たいていは周りからの影響がかなりあるということを覚えておいてください。

 ですから、まずはそういった要因があるかどうかを確認し、あれば取り除くことを考えるのが、不安を解消する最速の道です。実際、それで問題が解決することは多々あります。

 

 とはいえ、あなたの中で、周りに影響されてしまう不安の芽のようなものがあったことも事実。その不安の芽とは何かをいま検証しておくのは、それこそ不安のない将来のために無駄なことではないでしょう。

 

 まず、将来への不安を言葉にしてみると「こんなに体力が落ちてしまった。病気になったらどうしよう。今後も人間らしく生活していけるんだろうか。死ぬのは怖い」といったところでしょう。

 これらを分析すると、2種類の悩みがあることがわかります。

 ひとつは「死に近づいたことへの不安」、もうひとつは「老いていく自分が社会的能力をなくす不安」です。要は、生物学的にダメになっていく不安と、自分の生産性がなくなる不安で、これをごっちゃにすると解決の糸口を見失ってしまいがちです。自分の不安は主にどちらなのか、それを知ったうえで対処しなければいけません。

 

 普通に働いていたりして、健康面に不安がないのなら、死への不安ではなく、生産性に対する不安が大きいと思われます。つまり、不安の原因は経済的問題であり、ひと言でいえば、お金がなくなるかもしれない恐怖なのです。

 

 となったら、答えは簡単です。いまからお金を貯めておけばいいだけです。「不安だわ」などと言っていないで問題解決に向けて動く。要は“不安になる前にやるべきことをやる”ということです。

 

 このように、人間の脳は不安が大好きなのです。

 

 ふと手に入れた情報を種に、ありえない妄想を次々と作っていきます。

 この妄想こそ、不安の正体です。この妄想を消すには問題を具体化し、解決のために動くことしかありません。それはこれまでの生活を少し変えてみようと思うだけでできることなのです。

 そういう意味でいえば、不安はあなたの将来をよくするための気づきともいえます。不安という気づきを効果的に使って、生活を改めるきっかけにしてしまいましょう。

 引用終わり

 

 

 ふと手に入れた情報を種に、ありえない妄想を次々と作っていきます。

この妄想こそ、不安の正体です。この妄想を消すには問題を具体化し、解決のために動くことしかありません。それはこれまでの生活を少し変えてみようと思うだけでできることなのです

 

 これまでの生活を少し変えてみよう」は、現状の外へのゴール設定の結果として自然に生じる内省言語(セルフトーク)です。

 Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 まずはお母さんのゴール(または意図)をイメージし、自身のゴールと共有することに取り組んでください。ポイントはLUBLeast Upper Bound、最小上界)です。

 L-05820208月シークレットレクチャー -04;抽象度を上げる秘訣 <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

 その際に確認するべき点があります。先ほどの引用文でいうと、「たいていは周りからの影響がかなりある」という部分。つまり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

困っています」と感じる家族の心にも「不安・恐怖」「義務感」「罪悪感」があるのではないか?

 

 

 ということ。

 

 スコトーマが外れることで、きっと新たなゴールが、お母さんと共有するあたたかいゴールが見つかるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのゴールは、お母さんだけでなく、お母さんを支える御家族の皆さまにとっても、「人生を変える縁起」になるはずです。お楽しみに。

 L-154202111月医療系研修会 -09;「明日への希望」から生まれる“幸福”の好循環

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33904272.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 1980年代の大ヒット映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back to the future)」の主演俳優 マイケル・J・フォックスは、キャリア絶頂の20代後半にパーキンソン病を発病しました。

 F-060BTTF

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13626536.html

 

 難病とともに生き続けるマイケルの生きざまは、大切なことを教えてくれます↓

 F-166~8antiからwith、そしてウェルwellへ vol.3-1~3「病」;with-aging

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24466811.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24549392.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24604120.html

 

 

-告知1

「<2025年度後期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「コーチング実践にふさわしい意識状態の作り方」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

202510月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~9月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37295395.html

 

 

-告知2

 2025年度後期のパーソナルコーチングの受付を開始しました(募集期間:~9月末まで)。

コーチング期間は202510月から翌3月の6ヶ月間。4コースあります。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37327207.html

 

 

-告知3

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

L-09120217月シークレットレクチャー -03;思考とは「〇〇と情報の関連性を無作為に組み合わせていくもの」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30514015.html

Q-230~:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416986.html

Q-373:やりたいことがあれば現実感は出てくるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34458945.html

Q-395~:セルフトークのコントロールをやっていますが、時折強い孤独感を感じることもあります

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429935.html

 

 

悩みを幸せに変える法則

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 悩みを幸せに変える法則 eBook : 苫米地英人: Kindleストア

 



F-415:「楽しい日本」を目指す総理が「あんまり楽しいことはない」とぼやく姿に学ぶ <vol.2;「楽しさ」って何? そもそも「心」って何?>

 

 参院選大敗後も「職責を全うする」と繰り返していた石破茂総理大臣が、突然、辞意を表明しました。

 

ほんの10ヶ月前、石破総理が国民に向けて語ったのは、「一人ひとりが主導する『楽しい日本』を目指す」でした。

 

ところが、先月(20258月)開催された国際会議(TICADアフリカ開発会議、横浜)後の晩餐会において、「楽しい日本」を目指しているはずの総理は「もう仕事の話はやめましょう。疲れますから。大統領とか総理大臣とかやっておりますと、あんまり楽しいことはございません」と発言しました。

 

 その発言を縁にコーチとして考えたことをまとめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 vol.1;「楽しい」は大切ではあるが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37400550.html

 vol.2;「楽しさ」って何? そもそも「心」って何?

 

 

  まずは脱洗脳!

コーチングは脱構築 !!

 

 いきなりですが、問題です。

「脱洗脳」「脱構築」のための重要なポイントを3つ挙げてください。気楽にどうぞ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 私がいつも意識に上げているのは、1)知識、2)重要性、3)役割(責任) のコントロール。この3つをみて(部分)、何かが思い浮かびませんか(全体)?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そう、1)知識、2)重要性、3)役割(責任)はスコトーマ(Scotoma)と関係する項目です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「脱洗脳」「脱構築」のためには知識が必須。ちなみに「知識」とは、「可能世界から可能世界への到達可能性関数」のことです。

 L-174202203… -07;ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34993755.html

 

 次世代コーチング・プリンシプルと重ねていうと、「ある可能世界w1から別の可能世界w2への到達可能性関数」が知識。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 もう少し掘り下げて説明すると、「現状の自我が生みだす“現実世界”という可能世界w1(←多くの人にとっては物理空間)から、現状の外へのゴール設定により自ら生みだす新たな可能世界w2(←高次の情報空間)へ移動する関数」が知識です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *「物理空間」「情報空間」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 さらにいうと、最近の苫米地博士は「w1からw2への到達可能性関数」のことを「エフィカシー関数」と表現されています。「現状宇宙w1からゴール宇宙w2に移行する自己能力の自己評価関数」がエフィカシーです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 *「エフィカシー関数」についてはこちら↓

 L-209202207月シークレットレクチャー -07;コーチングのカクシン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html

 

 

 本物の「楽しさ」を感じ、しっかりコントロールするためには、「楽しさ」について知り、しっかり理解していなければなりません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

もちろん、「楽しさ」について理解していなくても、楽しい気分を感じることはできます。しかしながら、その状態で留まることは危険。なぜなら、「楽しさ」は他者に利用されてしまいやすい感情だから。

 L-143202111… -06;現状の外のゴールに向かい続けることができる理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33398926.html

 

 楽しさを感じるとき、人の脳内にはドーパミンが流れニューロンが活性化され、深い変性意識状態に入っていきます。

 Q-281~2:ドーパミンの分泌をコントロールvol.1~2;ドーパミン分泌の秘密技>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 

変性意識(Altered State of ConsciousnessASC)とは、「目の前の現状よりも現状とは異なるイメージに強い臨場感を感じている状態」のこと。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

苫米地博士は全ての変性意識生成方法を統一的に説明されています。それが「Rゆらぎ」です。

 L-11420219月シークレット… -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

 

 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

具体的な情報量が減っていくからです。抽象度が上がるほど、文字どおり“抽象的”になっていきます。

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 ところが、「Rゆらぎ」を利用すれば、「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能になります。その秘訣が「呼吸」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 

 そんな変性意識について、苫米地博士は「変性意識は特定の自我を作ること」とも説明されています↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33933655.html

 

 例として「家族と野球観戦をしていて楽しさを感じているとき」を考えてみましょう。物理的に見れば「野球場の椅子に座って、白いボールの行方を見ている」という行為に過ぎないのですが、脳はその行為に対して「このままいけば勝てる」「子どもたちと花火が見れる(*福岡のことです)」など、ワクワクを伴ったプラスの意味づけをしています。

 L-126202111月医療・介護研修レポート -07;すべては自分次第。その自分とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32763806.html

 

 「楽しさ」とは、変性意識状態に入り、脳による意味づけを受け入れたときに引き起こされる感情です。そのときの「意味づけを受け入れる」という行為が、「特定の自我を作ること」といえます

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

そのように自ら催眠状態になって生みだす「楽しさ」という感情は、前頭前野が作りだす幻だともいえます。そう、ただの幻です。

 F-302:芸術は高抽象度の未知なるLUB。コーチングは? <vol.4;同調能力の秘密>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32026141.html

 

  楽しさはただの幻 されど幻

 

 その「されど幻」的な楽しさをフル活用するのがコーチング。「仮」としてのコーチングです。幻(仮)ではあっても自分の自由意思で設定したゴールに向かっていると、楽しい気分でいられ、ドーパミンが放出されて、ゴール実現のための取り組み(挑戦)に没頭することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 それは“無我夢中”という状態。すると、自由な発想と行動力で、どんどんゴールに近づいていくことができます。だから、楽しさによって、自分が目指しているゴールの正しさを測ることができます。あくまでも幻(仮)であることが前提の正しさですが

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 反対にいうと、「あんまり楽しいことはございません」というときは、必ずゴールの再検討が必要です。

 Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html

 

 では、「楽しい」「楽しくない」という幻(仮)を生みだす心とは何なのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「苫米地英人大全1 思考への思考法」(KKロングセラーズ、p62)より引用します。「心」の本質を感じてください。Feel

 

 

心とはメカニズムである

 心というのは生命科学で言うところのホメオスタシス恒常性なのである。

 この言葉を説明する前に、まず命というのはどこにあるかを考えてみよう。

 

 肉体のどの器官に命があるのか。

 心臓にあるのか、それとも脳にあるのか。

 血液の中にあるのか、呼吸の中にあるのか。

 もちろん、命の実体はどこを探しても見つからない。「これが生命だ」と発見した人は誰もいない。でも、間違いなく私たちは生きている。このことをどのように解釈すればいいだろうか。

 その答えは「生命そのものに実体はないけれども、生命活動はある」ということになるだろう。生命は実在しないけれども、生命としての働きはある、ということだ。

 では、その生命の働きは何かというと、それが私たちの体の中にある「ホメオスタシス」というメカニズム、性質だ。

 日本語で「恒常性」と言うことでも分かるように、ホメオスタシスとは生体内の環境を一定に維持しようとする働きのことを指す。外部の環境が変化したり、あるいはばい菌やウイルスが身体の中に侵入したりしても、ホメオスタシスが働くことで私たちの生命活動は維持できている。私たちは生きているわけだ。

 つまり、この恒常性こそが生命活動の鍵であると言うこともできるだろう。

 

 私たちの心も同じだ。

 脳のどこを探しても「心が宿る場所」は見つからないし、魂の実在を立証してみせた人は誰もいない

 心は実在はしないけれども、私たちは世界の動きを感じ、物事を考えることができ、自分の意志にしたがって行動できる。つまり心は実体としては存在しないけれども、機能、ファンクションとしての心は存在する。外界からの情報に反応して、心はつねに揺れ動き、そこで意思作用が生まれている。

 それが仏説に言う六識、眼耳鼻舌身意(げんにびぜつしんに)ということだ。

 

 そして、それと同時に、心には連続性がある。

 心は瞬間ごとにさまざまに動いているけれども、それでもなお、昨日の自分と今日の自分は「同じ自分」であるという実感を持てるのはなぜか。

 それは心にもホメオスタシスの働きがあるからだ。

 引用終わり

 

 

 心とはメカニズムである

 心にもホメオスタシスの働きがある

 

 それが「心」の本質。

 そのことを苫米地博士が理論化されたのが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

F-416につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-告知1

「<2025年度後期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「コーチング実践にふさわしい意識状態の作り方」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

202510月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~9月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37295395.html

 

 

-告知2

 2025年度後期のパーソナルコーチングの受付を開始しました(募集期間:~9月末まで)。

コーチング期間は202510月から翌3月の6ヶ月間。4コースあります。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37327207.html

 

 

-告知3

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

F-398:赤いGと白いG ~よくわかんないけど、なんかわかった!~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36810305.html

L-215202208月シークレットレクチャー -02;コーチの役割は。そのためにコーチは

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37125267.html

Q-287:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.7;モニタリング&ラベリングの意義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 

 

苫米地英人大全1 思考への思考法

Kindle版はこちら↓

苫米地英人大全1 成功への思考法 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon




Q-444:ファイナンスがどうしてもhave toな場合、どうすればいいでしょうか?

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:ファイナンスがどうしてもhave toな場合、どうすればいいでしょうか?

 

A:まずは基本の確認からいきましょう。

 

 「ファイナンス」は、ゴールのカテゴリの一つです。他には「職業」「趣味」「家族」「生涯教育」「地域社会への貢献」「国への貢献」「世界への貢献」「芸術」「リーダーシップ」「抽象度」「健康」といったカテゴリを設定します。

 Q-425:現状の外側に100%want tovol.3update ofBalance Wheel」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36631145.html

 

 ゴールの基本条件は 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る

 L-10020218月シークレット… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 その中で最も難しいといえるのが、「1)現状の外」という条件。私自身は「コーチとの縁がなければ『1)現状の外』はクリアできない」と思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 では、「3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)」すべてにおいて、「1)現状の外」にゴールを設定するのでしょうか?

 

 

 じつは、必ずしもそうとはいえません。
 「ファイナンスがどうしてもhave to」と感じる場合は、「ファイナンス』のカテゴリのゴールが『1)現状の外』であることにこだわっていないか?」「ファイナンス』自体が目的化していないか?」「そもそも幸せを求めていないか?」といったことを確認(止観)してください。

 L-225202208月シークレットレクチャー -12;幸せを求めていないだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37299218.html

 

 ゴールのカテゴリはたくさんありますが、「ファイナンス」と「健康」の二つは少し趣が異なります。その両者は「他のカテゴリのゴールを下支えするもの」です。つまり、「他のゴールとの関係により、ダイナミックに変化していくもの」だといえます。

 F-409~:病院嫌い ~最適化の外側で遊べ!~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431576.html

 

 「ファイナンス」に対する私自身の感覚は“資金調達”。他のゴールがwant toなら、そのゴールを達成するための“資金調達”はwant toになります。そして、他のゴールが「1)現状の外」であるほど、そのゴールを達成するための“資金調達”は「1)現状の外」になるはず。

 あくまでも他のゴールが“因”で、「ファイナンス」や「健康」のゴールは“果”です。

 Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

ファイナンスがどうしてもhave to」という場合は、他のカテゴリのゴールが本当にwant toなのか確認してみましょう。その確認は「他者から作られた自我を脱構築」していく重要な縁起となるはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「間違いなくwant toであり、自身の自由意思で設定したゴールである」という場合、むしろ「ファイナンスがどうしてもhave to」は健全だといえるはず。

ゴールが「1)現状の外」であるゆえ、しんどくなっているのではないでしょうか?

 

 「しんどい」場合、物理空間(身体)ではしっかり休んでください。情報空間(心)では他のゴール(例えば「趣味」)にfocusを移して臨場感空間を変えてみましょう。

 Q-354:休みの日なのにvol.1;「無気力」と「やる気がない」の違い&GMCZ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33182294.html

 

 *「物理空間と情報空間の関係」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そうして心身が整ったら、「ファイナンス」を現状の外にするゴールのコンフォートゾーン(ゴール側の可能世界w2)の臨場感を高めていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

臨場感を高める基本は「アファメーション」「ビジュアライゼーション」「セルフトークのコントロール」です。

 L-08420213… -07;内省言語を「言語を使わないで引き起こす」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30160964.html

 

 *さらに詳しくはこちら↓

 L-111~220218… -13~4;臨場感を高めてリアリティを合成する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31473967.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31509419.html

 

その間中、逆腹式呼吸を続けながら、リラックスとゆらぎを保ってください。

L-166202201… -10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 もしも「リラックス&ゆらぎ」を失ったら、want toは容易にhave to化してしまいます。私自身は、ピュアなwant tohave toに変えてしまうものとして、「不安・恐怖」「義務感」「罪悪感」に気をつけています。常に心の動きをモニタリングしている感覚です。

 PM-06-03:抗不安薬を常用する医師の叫びで気づいた「FOG

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 それでもまだ「ファイナンスがどうしてもhave to」というのなら、それは強大な呪縛からの「脱洗脳」「脱構築」のチャンスなのかもしれません。

 L-217202208月シークレットレクチャー -04;情報を操作する鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37162258.html

 

 以下、苫米地博士の著書「苫米地英人の金持ち脳 捨てることから幸せは始まる」(徳間書店、p84)から引用します。

 

 

「資本主義の基本はお金」というのは思い込み

GDP資本主義」は賢い官僚がやるべき仕事

 本来、資本主義といういい方はふさわしくないと思う。資本主義というのは米国ウォール街のように、お金主義といっているのと同じだからだ。国の政策のあり方を、国家のGDPでどう動かしているかということなので、本当なら「GDP資本主義」というべきである。

 経済大国なのに、日本がなぜ貧しいかといえば、マネーサプライ(通貨供給量)をGDPの伸びに従って上げなければならないのに、そうなっていないからだ。GDPよりマネーサプライが少なければデフレになるし、多ければインフレになる。GDPが伸びてお金が要るのだから、交換される道具が増えていなければいけないのである。

 もとよりインフレ・デフレという概念そのものがおかしい。日本銀行が官僚や政治家から独立して円を刷る権利を持っていることが有効に機能していない。日銀は日本政府が持っているのだから、その年のGDPの伸びに合わせてマネーストック(通貨残高)調整すれば、インフレもデフレもないはずである。

 資本主義の基本はお金ではなく、GDPなのである。GDPという付加価値を生み出すことが、我々の幸せなのであり、生産であり、生活なのであり、職業である

 確かに、モノやサービスと交換する道具としてのお金を介在させるのだから、お金が基本の資本主義というのも間違いではないが、誤解を生む可能性があるから、今後は「GDP資本主義」といったほうが正しいのである。

 問題はGDPをどうやって伸ばしていくかということである。私は人口が減少してもいいと思っている。政府は税収をベースに考えるから人口が増えないと困るが、我々国民は、税収ではなく、個人一人当たりがいかに豊かになるかということのほうが大事である。であれば、人口が少なくなったほうが一人当たりの生産性は上がる。人口密度が今上がり過ぎているので、生産性が下がっているのである。

 日本の人口は7000万人でもいいと思っている。極端に3000万人くらいでも大丈夫だと思う。その場合、GDPも税収も7割、3割になるが、GDPをグロスで伸ばすことではなく、一人当たりの生産性を伸ばす方法を考えていけばいいということなのである。

 これが「GDP資本主義」である。そして、これは必ず国家レベルでやらなければならない。なぜなら、中国も韓国も、OPEC(石油輸出機構)も、アメリカも強大な軍事力を背景に、みなすでにやっているからである。

 ヨーロッパ諸国がEU(欧州連合)に統一したことも、まさに国家GDP資本主義だ。他の国が国家レベルでやっているのだから、日本も国家レベルでやらなければ勝ち目はない。

 「GDP資本主義」は、あくまで古い国家資本主義といっしょにしてはならない。そして、賢い人たちが先頭に立ってやっていくべきである。

 さらに言及すれば、「GDP資本主義」は政治とは違うということだ。政治には、外交があり、国内の立法がある。小選挙区からの代表が集まって行うのが政治である。長期的に国家をどうやって運営していくかというのとは、別の話なのである。

 長期的な政策は現在のような政治家にはできない。官邸に3ヶ月から半年しかいないような人たちにできるはずがない。任期の3年間のうち、2年間は次の選挙のことを考えている人たちにできる道理がないではないか。

 当然、一生一つのところにいる官僚の役割となる。したがって、これからの官僚は長期的なビジョンで国家を動かしていく仕事に、一刻も早く戻らなければならないのである。

 引用終わり

 

 

 資本主義の基本はお金ではなく、GDPなのである。GDPという付加価値を生み出すことが、我々の幸せなのであり、生産であり、生活なのであり、職業である

 

 ぜひ「ファイナンス」や「お金」というゲシュタルトと「付加価値」というゲシュタルトを統合してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ファイナンス」「お金」に強力に張り付いているであろう恐怖(過去)が、「付加価値」に紐付く希望(未来)に置き換わっていくたびに、まったく新しい世界(w2w3)を生きているはずです

 F-399~:縁起から得た“希望/HOPE”の体感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431198.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

「ファイナンス」「お金」に強力に張り付いているであろう恐怖(過去)が、「付加価値」に紐付く希望(未来)に置き換わっていくたびに、まったく新しい世界(w2w3)を生きているはずです

 

 じつは、今回のブログ文章は、映画「Matrix」をイメージしながら書きました。

 F-206~:マトリックス/Matrix

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

 でも、最後の一文を書き上げたときの私の内省言語は これって「ショーシャンクの空に」じゃん!

 

 映画「ショーシャンクの空に(原題:The Shawshank Redemption)」が日本で公開されたのはちょうど30年前(1995年)。そのときのキャッチコピーは、確かこのような文章だったはずです

 ショーシャンクの空に - Wikipedia

 

 

  Fear can hold you prisoner. Hope can set you free.

 

 

 あらためて読み上げながら、「脱洗脳」「脱構築」であるコーチングにピッタリな言葉だと感じました。

 

 

囚人のままでいるか? それとも自由を体現するか?

 

 

 それはあくまでもクライアントさん次第。その鍵が「ファイナンス」「お金」への向き合い方にあると思っています。

 F-379:学びと破門で脅しをかける <vol.3;自由→フェアネス→平和>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35945742.html

 

 

-告知1

「<2025年度後期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「コーチング実践にふさわしい意識状態の作り方」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

202510月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~9月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37295395.html

 

 

-告知2

 2025年度後期のパーソナルコーチングの受付を開始しました(募集期間:~9月末まで)。

コーチング期間は202510月から翌3月の6ヶ月間。4コースあります。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37327207.html

 

 

-告知3

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-318~:観自在

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

F-402:「抽象度」を説明する際に用いている図が誤解を与えていることを知り、止観を経て、気づいたこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36958351.html

Q-346:自身の人生を変えることに専念? それともコーチング活動を開始? <vol.3;「走りながら考える」 コーチング実践編・縁起>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32548402.html

Q-379~自分を下に引き戻そうとする意識が働くことがあります。どうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429449.html

Q-437:コーチングは行動科学とどう違うのですか? <vol.4;コーチングは新たな「縁起」づくり>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37087452.html

 

 

苫米地英人の金持ち脳

Kindle版はこちら↓

苫米地英人の金持ち脳~捨てることから幸せは始まる~ | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 



Q-443:コンサルティングとコーチングは同時にできるでしょうか?

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:コンサルティングとコーチングは同時にできるでしょうか?

 

A:できないと思います。コンテンツに関わることになるから。

 F-392~:ナイセイカンショウ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431017.html

 

 もしも少しでもコンテンツに関わってしまうと、コーチング(のつもり)が洗脳に変質していきます。だから、「コンテンツには関わらない」は、コーチングがコーチングであるための鉄則です。

 S-02-17:洗脳ではなく教育であり続けるための大切な問い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19572431.html

 

 まずはコーチ自身が「コンサルティング」や「コーチング」という概念をしっかり理解し(=ゲシュタルト化)、両者を明確に区別することが必須。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 その上で、相手のニーズに合わせて、しっかり使い分けていく感じでしょうか?

 S-04-17:反求と在身-2;「自分中心」克服のためのワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23512794.html

 

 しかし、それでもまだまだ危険だと思います。

 

 クライアント側が「今、『コンサルティング』なのか? それとも『コーチング』なのか?」をしっかり理解できていないと、少なくとも「コーチング」としてはうまく機能しないはず。コーチ側がいくら理解していても です。

 L-163202201月シークレット… -07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 

 私はコーチであるとともに医師でもあります。その事実を知るクライアントさんから、健康に関する相談を受けることがあります。そのような「相手のニーズに応える形で行われる働きかけ」は、すべて「カウンセリング」、あるいは「ヒーリング」です。

その理由はわかりますか?

 

コンサルティング」や「カウンセリング」と「コーチング」はまったく違うものです。その違いは何でしょうか? 違いを明確にイメージできますか?

 

 

 コンサルティング」や「カウンセリング」は、「今、認識している問題を解決する」ことを目的としているものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 実際、健康に関して私に相談してくる内容は、すべて本人が気づいていることです。それはRAS(網様体賦活系)を通過した情報で構築されている現状(Status QuoSQ)が抱えている課題だといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 なので、相談を受けた場合は、その現状を十分に理解(同調)した上で関わることになります。

 Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 もしも首尾良く解決することができたとしたら、それは現状の最適化。ますます過去の記憶でつくられる現状がコンフォートゾーン化していくでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 一方、「コーチング」は、「今、認識している現状から抜け出す」ことを目的としています。次世代コーチング的に表現すると「現状の可能世界w1から別の可能世界w2への移行」です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 どちらが良い悪いということではありません。そもそも「コンサルティング」や「カウンセリング」と「コーチング」では目的が違うのです。「現状をなんとかしたい」と思っているときにコーチングを受けてもうまくいきませんし、「この現状を抜け出したい」という人にコンサルティングやカウンセリングを行ってもうまくはいきません。

よって、「何が目的なのか?」「どうしたいのか?」を明確にすることがポイント。一言でいうと「意図」が重要です。

F-384:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.4;役割/責任「Intentionality」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36189008.html

 

 そもそも「現状を最適化したいのか? それとも現状のさらに先を感じたいのか?」をわかっていない人がほとんど。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

だから私は、まずは「意図」が不明瞭であることに気づくように導き、自身の「意図」を明らかにできるようにサポートします。それは「『自由になる』ための大切なプロセス」だと思っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 その「自由(の体感)」こそが、根治療法たるコーチングを可能にする大切な意識状態!

 F-284:気楽 ver.2 01;「リミッターをはずす!」ために>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31030703.html

 

 そのような意識状態で次に行うのは、もちろん、ゴール設定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自由な意識状態であるほど、これまでは絶対に感じられなかった現状の外を感じられるようになります。なぜでしょう?

 

 そう、抽象度が上がるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その「抽象度が上がった自由」の感覚を、最近の苫米地博士は、とくに「利他性」と重ね合わせながら話されています。

 L-214202208… -01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp42)より引用します。「ゴールを設定する上で大切なこと」を感じてください。Feel

 

 

◎社会貢献の理念

 さらにもうひとつ、ゴールを設定する上で大切なことがあります。

 それは「社会貢献の理念」です。

 社会貢献の理念がゴールに含まれなければ、どうやったって利潤追求になってしまいます。

 利潤追求についてはすでにコーポレート・コーチングのところでお話ししましたが、本章でコーポレート・コーチングの話を最初にしたのは、現在のコーチングが抱える問題点の多くが含まれているためでもあったからです。

 企業をクライアントとするコーチングを何も考えずにやってしまったら利潤追求がゴールにしかなりえません。

 それでは拝金主義の蔓延にコーチングが協力することになってしまいます。現に、いまの日本はそうなりつつあるでしょう。

 私が日本にコーチングを導入してすでに20年以上経とうとしています。コーチングの評判が上がるにつれて、他業種からコーチングの名前を使って参入してくる人々も増えてきました。

 私の目から見ただけでなく、一般的な目線で見てもコンサルティングやカウンセリングと何が違うのか、さっぱりわからないようなコーチングが増えています。いわゆる便乗商法なのでしょう。

 しかし、こういう便乗商法のコーチは結局、ゴールがどういうものなのかを理解できていませんから、カウンセリングの手法や私が公開してきたコーチングメソッドを上手に継ぎ接ぎしてコーチングもどきを伝え、利潤追求がゴールだと平気で教えてしまうのです。

 この状況を正すためにも「ゴールとは何か」をしっかり理解してください。

 それは、「現状の外側に設定」するものであり、「社会貢献」を包摂するものなのです。

 引用終わり

 

 

 ゴールとは何か?

 

 コンサルティングとコーチングは同時にできるでしょうか?」という質問の意図を明確にし、現在のブリーフシステムの外側を感じるために、「オーセンティック・コーチング」を再読されることをお勧めします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

コーチングとカウンセリングの違い(「オーセンティック・コーチング」p43)

「オーセンティック・コーチング」p43より引用

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: オーセンティック・コーチング eBook : 苫米地英人:

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-告知1

「<2025年度後期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「コーチング実践にふさわしい意識状態の作り方」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

202510月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~9月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37295395.html

 

 

-告知2

 2025年度後期のパーソナルコーチングの受付を開始しました(募集期間:~9月末まで)。

コーチング期間は202510月から翌3月の6ヶ月間。4コースあります。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37327207.html

 

 

-告知3

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

S-04-18:自分が相手100%であっても、相手が自分を100%思ってくれなければうまくいかないのではないでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23583010.html

F-284~:気楽 ver.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

F-295~6:苫米地式次世代リーダーシップ <vol.2~3;次世代リーダーの要件>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31657555.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31709558.html

F-345:知らないと言う罪と知りすぎる罠

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34206232.html

 

 

オーセンティック・コーチング

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: オーセンティック・コーチング eBook : 苫米地英人:

 



I-145:【告知】コーチング・デ・コンパッションクラブ<250928> 受付開始

 

 すべてのはじまりは“現状の外”へのゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

双方向(多次元)の縁起を意識した気楽なクラブ活動をはじめました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion ClubCHCC)」。

(詳しくはこちら↓)

1

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html

 

 

CoacHing de Compassion Club

 

 

 このクラブ自体のゴールは「コンパッション実現」。コンパッションとは「慈悲」のことです。

20分(~最長30分)のクラブ活動を通じて、「Compassion = 慈悲」を体感&共有しながら、コンフォートゾーン化していくことを目指します。気楽にw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 その実現のためにエンドステートを2つ設定しました。

 (エンドステート、COA、アサンプションはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

1つ目(クラブ活動前半)は認知科学者 苫米地英人博士が教示されるコンパッションを確認していきながら、「お互いにスコトーマを外しあい、知識を習得・共有している」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 2つ目(クラブ活動後半)はお互いにエフィカシーを高めあいながら、「コンパッションを高次の抽象度で臨場感豊かに体感しつつ、物理空間でしっかり実践(実装)している」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *物理空間(=情報空間の底面)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 毎回、苫米地博士の著書「近未来のブッダ」(サンガ)より引用します。

 初回(220205開催)の反省を踏まえ、今後は告知の際に次回開催時の引用部分を提示することにしました。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 開催は不定期です(最近は第4日曜 午前に行っています)。1週間前までにはブログで告知します。

クラブ活動時間は20分間を予定しています(最長30分)。自由に参加してください(途中入退室可能)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 次回は 2025928日(日) 午前11時(日本時間)~ 開催。受付は5分前からです。

 

 

 申し込みは下記メールアドレスに。件名を「コンパッションクラブ<開催年月日>申し込み」としてください。

例:「コンパッションクラブ<250928>申し込み」

 

 申し込み・お問い合わせ(メール)

coachfor.m2@gmail.com

 

 

 お申込みいただいたら、zoom招待URLを返信します。あとは当日参加するだけです。

*自動返信ではありません。タイムラグを(compassionしながら)お楽しみください

*招待URLの転送等は御遠慮ください。参加できるのは申し込み者のみです

*申し込み時から匿名可とします(クラブ活動時の表示も)。ご自由にどうぞ

*友人や御家族等と一緒に一端末で参加する場合、申し込みは代表者だけでOKです

*クラブ参加時はカメラ・マイクともにオンにしてください。どうしても顔を出したくない方はzoomに搭載されているフィルター機能をご利用ください

(マスク・覆面・仮面のリアル使用も可w

*注意;録音・録画・撮影は御遠慮ください(私も行いません)

 

 

250928>前半のテーマ(引用部分、p77)はこちら↓


 

 

 250928>後半のテーマ(引用部分、p215)はこちら↓

 


 

 

 最後にもう一度、「近未来のブッダ」(サンガ、p151)より引用します。

 

 

現代版慈悲は「一緒に楽しみましょう」

 宗教は、たくさんの人に開かれていて、役に立ってこそ存在意義があります。ブッダの時代は「四つの苦をなくしてあげる」といえば、そのニーズは絶大でした。でも、今はそれではだれもついてこないのです。

 ブッダの時代、大衆のニーズに、教えを説いて応えた実績は意義深いです。しかし、今やニーズが違ってきています。そういう意味では、ブッダの教えが有効に人々の役に立っていないような懸念を感じます。

 宗教は、多くの場合は本人の救済に役立ってこそのものです。そういう機能を提供していくことの大前提として、たくさんの人の耳に届く、たくさんの人が聞きたいと思うメッセージを発信していないといけません。ブッダの教えも基本は不変ですが、時代が変わるにつれて説き方もバージョンアップしていくべきですし、コンパッションという考え方もどんどん現代化していくべきです。

 二十一世紀のコンパッションは、「一緒に苦しみましょう」とか、「一緒に憐れみましょう」とか、「私もあなたと同じように苦しんでいるんですよ」でなくていいと思います。もちろん、そういうニーズにも応えますが、もっと一般的な、基本的には現代社会の楽しさや快適さを享受できている人たちに応える「一緒に楽しみましょう」でいいのです。

 引用終わり

 

 

 さぁ、一緒に楽しみましょう!

 縁がつながることを楽しみにしています。

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

2つ目(クラブ活動後半)はお互いにエフィカシーを高めあいながら、「コンパッションを高次の抽象度で臨場感豊かに体感しつつ、物理空間でしっかり実践(実装)する」

 

 抽象度が上がるほど具体的な情報量が減っていくので、臨場感は下がっていきます。

ところが、それは「臨場感についての認識の誤解」(by苫米地博士)。詳しくはこちらで↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

-関連記事-

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 

近未来のブッダ



 

F-414:「楽しい日本」を目指す総理が「あんまり楽しいことはない」とぼやく姿に学ぶ <vol.1;「楽しい」は大切ではあるが

 

 参院選大敗後も「職責を全うする」と繰り返していた石破茂総理大臣が、突然、辞意を表明しました。

 

ほんの10ヶ月前、石破総理が国民に向けて語ったのは、「一人ひとりが主導する『楽しい日本』を目指す」でした。

 

ところが、先月(20258月)開催された国際会議(TICADアフリカ開発会議、横浜)後の晩餐会において、「楽しい日本」を目指しているはずの総理は「もう仕事の話はやめましょう。疲れますから。大統領とか総理大臣とかやっておりますと、あんまり楽しいことはございません」と発言しました。


 その発言を縁にコーチとして考えたことをまとめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 vol.1;「楽しい」は大切ではあるが

 

 

 きっと皆さんも同じだと思いますが、石破総理の発言を聞いて、私は「まずい」と思いました。日本のリーダーである総理大臣が、その機能・役割を全うすることを「あんまり楽しいことはない」と表現したのだから。

 F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html

 

 もしも私が石破総理のコーチなら、ゴールの見直しを促すでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

最初からゴール(らしきもの)が現状の中にあったか、現状の外だとしてもすでに達成しているか、ゴール側のコンフォートゾーンの臨場感を失っているか のいずれかであるはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 前々回(F-412)紹介した苫米地博士の最近の投稿(X)に「社会的劣化」という表現がありましたが、総理の「あんまり楽しいことはない」という発言は、まさに日本社会の劣化の象徴だと感じました。

 F-412Life Is Beautiful ~調子? 素晴らしいです♫~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37322333.html

 

 そもそも「楽しさ」とは、「心が満ち足りてウキウキし、愉快で明るい気持ち」のこと(苫米地博士の著書「『感情』の解剖図鑑」p86)。

とても重要なことなのですが、人の場合には「プライミング」が働きます。

 

プライミングとは、「先に受けた刺激(先行刺激)によって、後続する刺激に対する認知や判断が影響を受け、特定の行動が促進または抑制される」こと。いわゆる報酬系(reward system)のことです。

 Q-336:何かいい仕事はありませんか? <vol.3;認知ホメオスタシス -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32300998.html

 

 先ほどの「楽しさ」の定義でいうと、「心が満ち足りた → ウキウキ・愉快・明るい気分」ではなく、「(先に)ウキウキ・愉快・明るい気分 →(自然に)行動 → 心が満ち足りる」という関係です。さらにゴールと重ねていうと

 

 (ゴール設定により)ウキウキ・愉快・明るい気分

 →(ゴールの世界w2に向かうホメオスタシス・フィードバックとして)行動

 →(ゴールを達成しつつ)心が満ち足りる

 

 という感じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 あくまでも「ゴールが先、認識(ウキウキ・愉快・明るい気分 → 心が満ち足りる)が後」です。

 Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 その因果関係を理解すると、「最も楽しいのはゴールに向かう過程」だということがわかります。ゴールを達成してしまうと(=かつてのゴールの世界が現状になると)、すっかりモチベーションを失い、「あんまり楽しいことはない」となるのは当たり前のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

「心が満ち足りる」のはいいことですが、そのままであれば(=新たなゴールまたは他のカテゴリのゴールがなければ)、エネルギーと創造性を失っていきます。やがては「やる気がない状態」に陥るでしょう。

 Q-354:休みの日なのにvol.1;「無気力」と「やる気がない」の違い&GMCZ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33182294.html

 

 さらに恐ろしいのは、そんな「エネルギーと創造性を失った状態」「やる気がない状態」を、無意識が強力に維持しようとしてしまうこと。それが日本社会のあちらこちらで起きているというのが、苫米地博士の「社会的劣化」という表現が指し示す現実でしょう。

 

  誰もが本当のゴールを見失っている

そもそもゴールを見つけられないでいる

 

 

 コーチになりたての頃、私は「しっかり知識を伝えられれば、誰もがスコトーマを外してゴールを見つけられる」と信じていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 でも、今はもっと厳しい認識をもっています。なぜなら

 

 以下、苫米地博士の著書「テレビは見てはいけない 脱・奴隷の生き方」(PHP研究所、p123)より引用します。私たちが(総理大臣でさえも)直面している“現実”を感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 

 

現状に満足している人は洗脳されている

 「自分はいまの状況に満足しているから、コンフォートゾーンをズラす必要はない」

 そう考えている人がいるかもしれません。

 しかし、自分が現状に満足しているとしたら、危ないと思ったほうがいい。満足していればいるほど危険です。

 自分への不満こそ、よい傾向なのです。それは、自分が「現状のままではいけない」とのセルフイメージをもっている証だからです。満足していないのは、たとえ漠然とはしていても、「いつか違う人間になりたい」という夢があることを意味するからです。

 自分の現状に満足している人は、なぜそんなに満足しているかをまずは考えてみることです。

 偏差値の高い大学を出ているから?

 給料の高い会社に勤めているから?

 ブランドをたくさんもっているから?

 では、なぜ偏差値や給料やブランドに「価値」を感じるようになったのでしょうか。いったいいつから、そのような価値観をもつようになったのでしょうか。

 よく考えてみれば、必ず過去に、他人によってそうした価値観を植えつけられたはずなのです。その他人とは親かもしれませんし、学校の先生や友人かもしれない。あるいは、テレビドラマやコマーシャル、雑誌に載っていた芸能人やモデルかもしれません。

 もしかすると、人生の現状ルートから外れる行為に対して何かしらの恐れや不安の感情を抱くように、知らず知らずのうちに洗脳されてしまっている可能性があるのです。

 私が上智大学卒業後に就職した三菱地所は、人もうらやむ優良会社といわれていました。なぜならば「絶対に潰れない会社」だったからです。三菱地所は、日本の中心である丸の内のほとんどの土地を所有しています。明治時代に、創業者である岩崎家の力によって、すべてまとめてそこを手に入れたのです。

 それ以来、三菱地所は「丸の内の大家」として磐石の基盤を築いています。ほとんど減価償却が終わった持ちビルの日本一高い家賃を回収するだけで、毎月莫大な利益を得られていたのですから潰れるわけがありません。

 当然、社員の給料も一般的な会社にくらべて高い水準にあります。そのため、三菱地所の社員には「自分たちは幸せだ」と思っている人がたくさんいました。彼らがそう感じる最大の理由は、人生のどこかの時点で、だれかに「あの会社は世界でいちばん安定している会社だから食いっぱぐれがない」と刷り込まれたからに相違ありません。

 三菱グループで働いている人たちは、子どもも三菱地所に入れたいと考えます。「三菱グループにはたくさんの会社があるが、歴史的にその本社は三菱地所だ。巨額の不動産資産を継いだ“長男本社”に入れれば安心だ」と思い込んでいる人が少なくありません。彼らにとってそれが自信の拠り所であり、セルフエスティームの根拠なのです。ほんとうは彼らがすごいのではなく、創業者である岩崎弥太郎、弥之助がすごい存在だったにすぎないのに……

 当時、三菱地所で働く入社三年目ほどの青年が、就職活動中の後輩の学生に、会社のすばらしさを誇らしげに語る姿を目にしました。よくよく聞いてみると、かつて先輩にいわれたことを、そのままリピートしているだけでした。

 これほど極端な例でなくても、基本はみな同じです。自分の会社や自分の現状に満足している人は、上司や先輩から植えつけられた考え方を、あたかも自分で考えたことのように受け容れてしまっている場合がほとんど。それは自分の考えたことではないのです。人からいわれたことなのです。受け売りなのです。

 そうと気がつくには、自分が大切だと感じていることや、物事の好き嫌いに関する価値観について一度、書き出してみることです。たとえばコーヒーと紅茶では、どちらが好きなのか。そんな些細なことですら、他人の判断基準に影響されています。

 だれにいわれたか、どこで聞いたか、一つひとつ書き出していく。その根拠は何か、そしてそれは、ほんとうに自分の欲していることなのか。

 突き詰めてみると、その裏側には「それを失ったときの恐怖の感情」がぶら下がっているはずです。その情動を埋め込んだのが「ドリームキラー」なのです。

 引用終わり

 

 

 必ず過去に、他人によってそうした価値観を植えつけられたはず

 

 私たちは、そうと知らずに、洗脳社会に生きています。「楽しい」「怖い」といった情動に振り回されながら、お互いにますます洗脳社会を強化しあっています。だから

 F-374:義を見て為さざるは、勇無きなり <vol.8(最終話);コーチングの原点>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35701370.html

 

 

  まずは脱洗脳!

コーチングは脱構築 !!

 

 

それが10年間活動してきたコーチとしての私のブリーフ(信念)。総理の発言を縁にますます強くなっているブリーフです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

F-415につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

(ゴール設定により)ウキウキ・愉快・明るい気分

 →(ゴールの世界w2に向かうホメオスタシス・フィードバックとして)行動

  →(ゴールを達成しつつ)心が満ち足りる

 

 さらに詳しく説明すると、「ウキウキ・愉快・明るい気分」と関係するのが「ドーパミン(dopamine)」です。

Q-076180804医療講演会レポート vol.4:コーチングが“痛み”に有効な理由

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15549035.html

 

ドーパミンとは、“行動”を促す中枢神経系の神経伝達物質のこと。食事で摂取したフェニルアラニンやチロシンを元に作られ、興奮した状態をつくるアドレナリン、不安や恐怖を引き起こすノルアドレナリンに変わります。

かつてはアドレナリンやノルアドレナリンの単なる前駆物質と考えられていましたが、ドーパミンそのものに、運動調節、ホルモン調節、記憶、注意、気分、意欲、そして学習に関わる重要な働きがあることがわかってきました。

L-167202201… -11(最終回);モーツァルトの音楽を“体感”するワーク

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34445624.html

 

 繰り返しますが、ドーパミンとは、“行動”を促す神経伝達物質のこと。“行動”とは物理空間で行われる活動のことだけでなく、情報空間での活動も含みます。「情報空間での活動」とは、思考のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

ドーパミンによって思考が促進されると、より複雑で高度な思考ができるようになります。つまり、「IQが上がる」ということ。

 L-10720218月シークレットレクチャー -09;「I×V」とは〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31370555.html

 

 このドーパミンによるIQアップにより、人類は進化を実現してきました。

 L-177202203… -10;自由なマインドで「物事を俯瞰し、最速・最短で結果を出す」ためのワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35079795.html

 

 もちろん個人の人生においても、ドーパミンによるIQアップが重要。リーダーであればなおさらです。

 (「ドーパミン」について、詳しくはこちらでどうぞ↓)

Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 

-告知1

「<2025年度後期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「コーチング実践にふさわしい意識状態の作り方」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

202510月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~9月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37295395.html

 

 

-告知2

 2025年度後期のパーソナルコーチングの受付を開始しました(募集期間:~9月末まで)。

コーチング期間は202510月から翌3月の6ヶ月間。4コースあります。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37327207.html

 

 

-告知3

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

F-303:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32078054.html

F-365:経営判断ってなんだ?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35263585.html

L-217202208月シークレットレクチャー -04;情報を操作する鍵

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37162258.html

 

 

テレビは見てはいけない

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: テレビは見てはいけない 脱・奴隷の生き方 (PHP新書) 電子書籍: 苫米地英人: Kindleストア

 



Q-442:職場の雰囲気が変わってしまいました。いつもピリピリした感じで、とてもギクシャクしています どうしたらいいのでしょうか?

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:ベテラン社員が新たに配属されてきてから、職場の雰囲気が変わってしまいました。いつもピリピリした感じで、とてもギクシャクしています。なぜこうなったのかわからず、とても戸惑っています。どうしたらいいのでしょうか?

 

A:まずは「なぜこうなったか?」の部分から。

 質問者のいう「こうなった」は、「職場の雰囲気が変わった」ということ。具体的には「ピリピリ」「ギクシャク」という感じ。それはコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)が崩れたことによる認知的不協和だといえるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 今までは職員同士の仲は良かったのだと思いますが、その「仲の良さ」は、「これまでの記憶でつくられた(過去の延長線上の)現状」がCZ化していることのあらわれであるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 もしも「ベテラン社員が新たに配属されてきた」ことが現状を打破するためであるのなら、当然、「職場の雰囲気が変わる」はずです。これまでのCZの外側に何らかのゴールがあるのだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 人は、物理空間はもちろん、情報空間でもCZを維持しようとします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

その働きが恒常性=ホメオスタシス(Homeostasis)です。

通常、ホメオスタシスは私たちにとって“良い働き”をします。心身のバランスがいつもとは違う状態に崩れたときは、自然に元の状態に戻そうとします。そのホメオスタシスの働きを「ピリピリ」「ギクシャク」として感じているのでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

しかしながら、ホメオスタシスは必ずしも“良い働き”ばかりではありません。情報空間にもホメオスタシスが働くということは、新しいことや新しい人がそれまでの情報空間に入ってくると排斥するような働きをしてしまいます。

ホメオスタシスで強力に維持されるCZは、じつは、とても排他的なのです。

Q-419:なぜパワハラや虐待がなくならないkey 3;排他的でスノッブな空間>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36494091.html

 

 これまでの記憶でつくられた「職場の雰囲気」が文字どおり「Comfort」であるほど、職場の現状(CZ)を維持しようとするホメオスタシスの力(フィードバック)は強くなります。つまり、さらなる現状の外への移行を妨げるドリームキラー的な力(ネガティブ・フィードバック)が強くなるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 おそらく「ベテラン社員」の方も、「ピリピリ」「ギクシャク」を感じ困惑しているはずです。関係性はつねに双方向です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 今、もっとも大切なことは、「ベテラン社員」も含めた職場の全員で「これからどうなりたいか?」「どうありたいか?」を考え、共有すること。もっとはっきりいうと、「意図」を共有することです。

 Q-333:最近「記憶が抜ける」vol.8;抽象度を上げた“オンリーワンのプラン”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32048435.html

 

 その「どうなりたい?」「どうありたい?」は、もちろん、ゴールにより決まります。つまり

 

職場の全員を包摂する抽象度次元にゴールを設定し、共有する

 

 それが「どうしたらいいのでしょうか?」に対する私の答えです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 もしも「ベテラン社員」に対して何かしらのネガティブな思いを感じているのなら、逆腹式呼吸を重ねながら一旦その情動を止めてみましょう。止観です。

(「止観瞑想」に関する苫米地博士の解説はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

 そのような意識状態(止観)を維持したまま、ぜひ自身の心に問いかけてみてください。

 

その「ベテラン職員」に対して、例えば「嫌悪」のような感情はありませんか?

 

 

 大脳辺縁系的な情動に囚われたままでは、抽象度の高い次元にゴールを再設定することはできません。その場合、まずは自身の情動をコントロールする必要があります。

 F-196:コーチとして考える「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26364639.html

 

 以下、苫米地博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社、p47)より引用します。

 

 

嫌悪をコントロールする方法

 嫌悪は、進化した人類にはもはや必要のない感情です。嫌悪は本来、危険なもの、生命を脅かしうるものを避けるために生まれた感情ですが、人間はそれに頼らずとも、思考や記憶によって、危険をかわすことができるからです。

 それなのに、いまだに人が多くのものに対して嫌悪感を抱いてしまうのは、前頭前野が誤った思考パターンを作ってしまっているからであり、扁桃体がいたずらに感情を増幅させているからです。嫌悪の感情に基づいてとられる行動は、論理的にはたいてい間違っているといえるでしょう。

 嫌悪や憎悪の感情をコントロールする一番の方法は、前頭前野を働かせることです。

 扁桃体は一度優位になると、ますます活性化します。嫌悪や憎悪の感情が長く続いてしまいがちなのは、そのためです。しかし前頭前野を活性化させれば、大脳辺縁系の働きが抑えられ、たとえ瞬間的に嫌悪感が生じたとしても、いたずらに感情が増幅されることがなくなります。

 何かを「嫌いだ」と思ったら、その感情がどうして起こったのかを、論理的に考えましょう。もし「肌の色の違う人が嫌いだ」と思ったなら、子どものころにまでさかのぼり、いつ、誰によって与えられた情報や価値観によって、そのような思考パターンができあがったのかを、徹底的に検証するのです。そうすれば、扁桃体の働きが抑えられるだけでなく、「本当に嫌悪するべきものなど、ほとんど存在しない」ということがわかり、嫌悪という必要のない感情に振り回されることもなくなるはずです。

 引用終わり

 

 

 何かを「嫌いだ」と思ったら、その感情がどうして起こったのかを、論理的に考えましょう

 

 論理的に考える」とは、「トゥールミンロジックで考える」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *「トゥールミンロジック」について、詳しくはこちらでどうぞ↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

トゥールミンロジックを駆使してしっかり論理的考察を行うためには、やはりゴールが要ります。そのゴールは「もっとこうなりたい」「さらにこうありたい」を遥かに超えた“現状の外”のwantから生まれるもの。

 Q-391:現状の外かな~ということをイメージするととても気分が悪くなってしまいます。このような場合どのようにすればいいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35232931.html

 

 そんな新たなゴールは、CZにどっぷり浸かっている状態では、決して見つけられません。スコトーマが外せないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 だから、いつもピリピリした感じで、とてもギクシャクしている」という今の状況はビッグ・チャンス!

 

 そう信じて、新たな進化を遂げる職場の未来を思い描きながら、まだはっきりとはわからないゴールを、全員のwantを包摂するすごいゴールを、気楽に探してみてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-告知1

「<2025年度後期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「コーチング実践にふさわしい意識状態の作り方」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

202510月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~9月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37295395.html

 

 

-告知2

 2025年度後期のパーソナルコーチングの受付を開始しました(募集期間:~9月末まで)。

コーチング期間は202510月から翌3月の6ヶ月間。4コースあります。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37327207.html

 

 

-告知3

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-403~:自由訳「守破離」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431319.html

L-210202207月シークレットレクチャー -08;狭く! 高く!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html

L-222202208月シークレットレクチャー -09;「過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退するワーク」の意義

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37235632.html

Q-344~:自身の人生を変えることに専念? それともコーチング活動を開始?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426561.html

 

 

「感情」の解剖図鑑



Q-441:職場の先輩方が私のことを嫌っている気がするのですが、どうすればいいのでしょうか?

 

最近、突然、こんな相談を受けました。

 コーチとして回答しながら考えていたことを、ブログ用に書き下ろします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:新たな職場に勤務して2か月が経ちます。なかなか馴染むことができず、息苦しい感じがしています。職場の先輩方が私のことを嫌っている気がするのですが、どうすればいいのでしょうか?

 

A:簡潔にいうと、私は「縁起」について説明しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 なぜなら、「馴染む」「馴染まない」という他人との関係性はもちろんのこと、そもそも自分という存在自体が“関係”で成り立っているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 実際、自分をいくら定義しようとしても、それは必ず「他者との“関係”にまつわる情報のあつまり」になります。つまり、情報の網の中に自分を定義する「他者の点」がいろいろとあるということ。それが「自我」であり、その理が「縁起」です。

コーチングの基盤となる表現でいうと、「自我とは重要性評価関数」です。

F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

  自我とは重要性評価関数

 

 よって、「『縁起』を意識に上げながら、“関係”をゴール側から再構築する」ことが大事。ゴールが利他的であるほど、人間関係は自然に好転していくはずです。「好転」とは、「ゴールに近づく」という意味。私は「縁起とゴールを結び付ける感覚」を重要視しています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 では、あらためて「縁起」について確認しましょう。以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 ―今こそ、「縁起人」として生きろ。」(TAC出版、p23)より引用します。

 

 

「すべての存在は関係で成り立っている」が「縁起」の考え

 では、縁起の具体的な説明をしていきましょう。

 縁起とは、仏教の開祖である釈迦が発見した「悟り」です。釈迦は苦行の果てに菩提樹の下で瞑想することで悟りを開きました。

 「縁起」とは「縁」によって「起」こると書きます。

 一言でいうと、縁起とは「すべての存在は関係で成り立っている」ということです

 どういうことかというと、世の中には個で成り立つものは存在せず、他のものとの関係性によって成り立っているという思想のことです

 人は自分を説明するとき、このように言います。

 「アメリカで生まれましたが、育ちは大阪です」「パスタはミートソースが一番好きですね」

 そう、何かと絡めなければ、自己を表現できないのです。

 これは時間や空間も含め、あなたがいろんなものとの関係の中に組み込まれているといえます。

 そして、逆にいえば、宇宙のすべての存在や出来事はお互いに関わり合って存在していて一つも欠くことはできないということになるのです。

 世界は、網の目のような因果関係を結びながら「自分」というものを形作っている「存在」がたくさん集まってできています。

 このような、世の中と自分の関係性を、釈迦は「縁起」としたのです。

 引用終わり

 

 

 宇宙のすべての存在や出来事はお互いに関わり合って存在していて一つも欠くことはできない

 

 「縁起」について説明しながら私がとくに強調したのが、「一つも欠くことはできない」という部分。強調した理由は「相談者のエフィカシーが下がっているように感じた」からです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

だから、「あなたはかけがえのない存在だ」という大事な事実をしっかり伝えたいと思いました。コーチらしく。

 L-02920203… -0775歳以上では延命治療は不要?<ケースサイド>後編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26156803.html

 

 「エフィカシー(Efficacy)」とは、「自分のゴール達成能力に対する自己評価」のこと。そのエフィカシーを、次世代コーチングでは、「Efficacyw1)→w2」という関数だと考えます。現状宇宙(w1)からゴール宇宙(w2)に移行する自己能力の自己評価関数がエフィカシーです。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 例えば、「自分には発想力と行動力がある」という高いエフィカシーを保つのと、「自分には発想力も行動力もない」という低いエフィカシーを持ち続けるのとでは、実際には同じ能力だったとしても、パフォーマンスには大きな差がでます。なぜでしょうか?

 

 答えは「エフィカシーによってホメオスタシスの働き方が変わってくる」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 ここでいう「ホメオスタシス」とは、「情報空間に働く力」であり、「ゴール宇宙(w2)を構築する力」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 繰り返しますが、エフィカシーは「自分のゴール達成能力の自己評価」です。なので、自分で上げてしまえばいいだけ。ところが、エフィカシーを上げることは簡単ではありません。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 なぜなら、自分とは「他者との“関係”にまつわる情報のあつまり」であり、「他者」はドリームキラーばかりだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 そのドリームキラーの対策についても、釈迦ははっきりと示しています。それが「自帰依自灯明」という教え。「自らを拠り所にする」という意味ですが、その「自ら(自分)」とは「ゴールを達成している自分」のことです。

S-02-16:マナーやルールに潜む罠 -3

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19477029.html

 

 生きている以上、必ずまわりからの影響を受けます。自分とは“関係”だから。

 

 まわりの評価・判断を自身のゴールを基準に選別し、仮に受け入れたとしても決してマイナスの自己対話(内省言語)をしないこと

 

それが相談者がマスターすべきハビット&アティテュードだと思いました。

 L-08420213… -07;内省言語を「言語を使わないで引き起こす」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30160964.html

 

さらに核心に迫ると

 

 

  一番「私のことを嫌っている」のはあなた自身なのでは?

 

 

 そんな問いかけを非言語で行いながら、私は「最大のドリームキラーは過去に囚われたままの自分自身である」ということを伝えました。

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 その上で、自己対話(内省言語)をつねにチェックし、意識的にこのような声かけを自分に対して行うように勧めました。

 Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 

  ゴールに向かう自己対話(内省言語)なら、「私らしい。次はもっと〇〇している」

  ゴールから遠ざかる自己対話(内省言語)なら、「私らしくない。次は〇〇している」

 

 

 自己対話(内省言語)を「ゴールから遠ざかるもの」から「ゴールに向かうもの」へと変えていけば、自己評価が上がり、ブリーフシステムをゴール側から再構築しながら、高いエフィカシーを維持することができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 すると、「なかなか馴染むことができない」は解決していくはず。あとはゴール次第です。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

 以上、相談に対してコーチとして回答しながら考えていたことをまとめてみました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-告知1

「<2025年度後期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「コーチング実践にふさわしい意識状態の作り方」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

202510月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~9月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37295395.html

 

 

-告知2

 2025年度後期のパーソナルコーチングの受付を開始しました(募集期間:~9月末まで)。

コーチング期間は202510月から翌3月の6ヶ月間。4コースあります。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37327207.html

 

 

-告知3

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-37620-20-20ルール

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35798727.html

Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

Q-405:コーチングを受けると、結局のところ、どうなるのですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35882023.html

Q-432~:「コーチングは非言語」というのがよくわかりません。「状況確認」は言語で行うが「働きかけ」は非言語で行うという事でしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431345.html

 

 

もうこれ以上、人間関係で悩まない極意

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 ─今こそ、「縁起人」として生きろ。─ (TAC出版) 電子書籍: 苫米地 英人: Kindleストア

 



F-413:てげてげ <ver.3

 

 鹿児島の方言で「てげてげ」という言葉があります。それは「適当」「ほどほど」という意味で使われています。

 【方言】「てげてげ」の意味と例文 | 47都道府県方言百科辞典

 

 「あの人は適当だから」というときの「適当」と同じように、「てげてげ」も必ずしもいい意味では使われていないようです。でも私は、子どもの頃から、「てげてげ」という語感が大好きでした。「努力」や「根性」という言葉と同じように。

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 「努力」「根性」から想起されるイメージ(ゲシュタルト)と「てげてげ」のイメージは、私の中ではなかなか相容れませんでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 それでも「努力」「根性」と同じように「てげてげ」が好きだったのは、社会にすっかり洗脳されている一方で(←「努力」「根性」を礼賛)、そんな自分の姿に何か違和感を感じていたからなのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 今思うと、その違和感の正体は「束縛」。それは「have to(~しなければならない/してはならない)の押しつけ」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 have to化を回避しwant toをなるべく維持するために、「てげてげ」という言葉を使ってバランスを取っていたのかもしれません。子どもながらに。本能的に。

 L-04120207月マネジメント研修会レポート -01;イントロダクション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27054655.html

 

 それが私にとっての「てげてげ <ver.1>」です。

 

 

 苫米地博士に師事させていただくようになって、認識する宇宙は激変しました。もっと具体的にいうと、抽象度という軸が加わり立体的になっていった感じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度を軸にした場合の情報空間の底面が物理空間(物理次元)です。博士と出会う前の私は、物理空間が宇宙のすべてだと思い込んでいました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 この誤解(無知)は医師として働く私にとっては致命的でした(=無明)。生命現象は全抽象度次元にひろがっているというのに、その写像である物理現象でしか認識・理解・評価・判断ができないのだから。

 Q-249:病気をどのように考えていますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28540879.html

 

 その状態のままでは、生命現象の本質はスコトーマに隠れ、いつまで経っても認識できないまま。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのようなことがわかると、「てげてげ」の感触も変化していきました。物理空間では「てげてげ」をうまく維持しながら、次元が上がるほど「てげてげ」を超えリミッターを解除していく という立体的な感覚です。

 Q-354:休みの日なのにvol.1;「無気力」と「やる気がない」の違い&GMCZ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33182294.html

 

 それが私にとっての「てげてげ <ver.2>」。

 

 

 ところで、気軽に「次元が上がるほどリミッターを解除していく感覚」と書きましたが、次元が上がる=抽象度が上がる ことは決して簡単ではありません。なぜでしょう?

 Q-060:「気軽」という言葉の奥底に潜むもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13215570.html

 

 そう、私たちには必ず「煩悩」があるから。

 Q-363各エリアのゴールについて想いを馳せている… -A2<止;煩悩を意識する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33604324.html

 

 では、その「煩悩」の正体とは?

 

 

苫米地博士は「我々の知性を形作っている言語こそが煩悩であり、その煩悩を作り出すのが他ならぬ左脳だ」と語られています。つまり、

 

「てげてげ」という言語表現にこだわることそのものが「煩悩」であり、その煩悩が限界を生みだしている

 

ということ。それが「言語束縛」です。

L-194202207月医療・介護研修会 -04;「言語束縛」を外すための二つの方法

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36256269.html

 

 以下、苫米地博士と博士の師僧 荒了寛先生の共著「煩悩の教科書 あなたも菩薩になる」(集英社インターナショナル、p89)より引用します。

 

 

煩悩と言語束縛

苫米地 考えてみれば、人間の知性は入ってきた情報を言語化、論理化することによって構築されてきたわけで、人類の文明は言語なくしてはありえなかったでしょう。

 それだけ言語というのは偉大なものではあるのですが、物事を記憶したり、理解し、知的操作するうえで、言語化できない情報-たとえば視覚的な記憶など-は否応なく切り捨てられてしまいます。

 しかし、さっきのウィルシャーのようなサヴァンたちは左脳の処理に障害があるために、そうした情報の切り捨て=言語化がなされないので見たままの情報をそっくり記憶から引き出せるのでしょう。

 その観点からすれば、我々の知性を形作っている言語こそが煩悩であり、その煩悩を作り出すのが他ならぬ左脳だということになります。

 それを私は最近「言語束縛」という言葉で説明しています。人間は言語によって知性を得たと言われますが、実際には言葉というフィルターを通して、世界を見るようになった。それによって情報の取捨選択はできるようになったけれども、その結果、スコトーマ、心理的盲点が生まれるようになった。

 たとえば動物は自分がいる環境からのシグナルをすべて受け取り、環境の変化や外敵からの攻撃に瞬時に対応しようとしますが、人間にはそういう反射神経はない。動物は言葉を介在させずに生きているのに対して、人間は言葉によって世界を摑もうとしているからです。

 ですから、言葉を知ったからといって賢くなったとは言えない。むしろ、言葉によって束縛されていることのほうがずっと多い。

 その最たるものが宗教でしょう。

 一般的な宗教もまた教説や教祖の伝説的なエピソードを知り、聖典を読むことで救われたような気になるのですが、実はそれは言葉によって束縛され、思考停止しているだけのことにすぎなかったりする。

 この点、仏教が特異なのは-仏教の中にも、もちろん言語束縛が行われている部分もありますが-、我々が認識している世界は、しょせんは言語で束縛された心が作りだしたものであるということを教え、そこから脱していきなさいと教える点にあります。

 たとえば、禅の修行なども結局は、この「言語束縛」を外していくのが目的だと思いますね。

 よく誤解されるのですが、座禅の目的は「無念無想」になることではありません。そもそも「意志の力で心の働きを無にする」ということ自体が矛盾した話です。そんなことは、それこそ脳の機能を止めないかぎり無理というものです。

 

自然界とダイレクトにつながる

苫米地 では禅とは何のための修行なのでしょうか。それは一言で言えば、「言葉を使わずに世界を観る」ための修行です。

 座禅を組んで、瞑想をしていると心の中にさまざまな想念が浮かんでくるものですが、その想念が言葉と結びついていないものであれば、言葉を使った思考でなければ、そのまま受け止めればいい。

 たとえば心の中に光が見えた、精妙なる音楽が聞こえた、あるいは仏様の姿が見えた-これらは言葉とは関係がないから、問題はないわけです。あるいは坐禅堂の中に吹く風を感じ取る、虫の音が聞こえる、それらも別に問題はない。

 しかし、そうした想念が言葉という形を取ったら、その想念は妄念になるわけです。座禅をしながら「お腹がすいたなぁ」とか「本当にこれで悟れるのだろうか」といった思念が生まれると、即座に警策で肩を叩かれ、「喝!」と言われるわけですね。

 その禅とはいわば対極にあるのが密教ですが、密教も積極的に言語以外のものを自分の中に取り込んでいくことで想念を排していこうとします。

 たとえば密教の曼荼羅は言葉を使わずに絵によって、この宇宙全体を示そうという試みです。曼荼羅の中には無数の仏が描かれていますが、それを言葉では説明しない。そこに描かれている世界観を丸ごと受け止めなさいということで、この曼荼羅の仏様をいちいち分類・解釈しては意味がないわけです。

 また密教では護摩を焚きますが、これも炎や音、においによって感覚を満たしていこうということで、これも頭から言葉を追い出そうとしているわけですね。

 つまり、頭でものを考えて処理するのではなくて、世界、自然界とそのままダイレクトにつながるようにする-それが「悟り」ということの本質だと思います。

 引用終わり

 

 

言葉を知ったからといって賢くなったとは言えない。むしろ、言葉によって束縛されていることのほうがずっと多い

 

 その事実にしっかり向き合い、左脳的言語処理をうまく抑制しながら、「言葉を使わずに世界を観る」ことに取り組み続ける

 

 それがコーチである私にとっての「てげてげ <ver.3>」(の言語化)。

 F-364:シコウサクゴ <後編:コーチング中は「from思考錯誤×3 to試行錯誤」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35211211.html

 

 その目的は「頭でものを考えて処理するのではなくて、世界、自然界とそのままダイレクトにつながるようにする」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

そんな“つながり”を経ることで、大きな煩悩から抽象度の高いゴールを生みだすストーリーを描けるようになる と私は思っています。

F-373:義を見てvol.7;「義を見て為さざるは、勇無きなり」を解決する -実践編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35653525.html

 

 オリジナルの曼荼羅を生み出す縁起 それがコーチングです。

 Q-432~:「コーチングは非言語」というのがよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431345.html

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-告知1

「<2025年度後期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「コーチング実践にふさわしい意識状態の作り方」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

202510月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~9月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37295395.html

 

 

-告知2

 2025年度後期のパーソナルコーチングの受付を開始しました(募集期間:~9月末まで)。

コーチング期間は202510月から翌3月の6ヶ月間。4コースあります。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37327207.html

 

 

-告知3

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-065~:水木しげるさんの「幸福の七か条」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_303640.html

F-3163つのF ~「うまくいかない」と思った時のcheck point~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32726017.html

Q-097~:子どものwant toを大切にしたいと思っていますが、なぜかhave toの押し付けになってしまいます。どうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_376974.html

Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

Q-288:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.8;「ストレスフリー」に潜む“罠”>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29889767.html

 

 

お釈迦さまの脳科学



このページのトップヘ