苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

2025/07

L-218202208月シークレットレクチャー -05;多くの人々が創った宇宙が同時に存在している

 

20228月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 02;コーチの役割は。そのためにコーチは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37125267.html

 03;コーチングの本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37136542.html

 04;情報を操作する鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37162258.html

 05;多くの人々が創った宇宙が同時に存在している

 

 

 前回(L-217)、「『可能世界w1』とは、現在の『自分=ブリーフシステム=自我』が認識している世界であり、『自分=ブリーフシステム=自我』が映しだす“一人一宇宙”」と書きました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 いきなり“一人一宇宙”という表現が出てきて困惑した方もいらっしゃるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 今回は「可能世界w1 = 一人一宇宙」について掘り下げながら、前回同様に苫米地理論と関連付けて考えていきます。

 (*掘り下げる=抽象度を下げる です)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

まずは復習から。

苫米地博士は「バラいろダンディ」(20211213日放送回)の中で、コーチングの奥義を明かされました。それが

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

 コーチングでは、関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w1”から別の“w2”に移行することを促す

 

 

 “w”とは「world(世界)」のこと。

 ほとんどの人(の無意識)にとっての「world(世界)」とは、「物理的現実世界」のこと。それは情報空間の底面(←抽象度を軸にした場合)にマインド(脳と心)が縛られてしまっていることを意味します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そしてそれは、物理次元の上位にひろがる広大な情報空間がスコトーマに隠れていることも意味します。まったく認識できない状態であり、仮に認識できたとしても理解できない状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 本当の「world(世界)」とは、「脳が臨場感を持っている情報空間」のことです。それをプリンシプル化したのが「I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「I」とは、「Imagination(またはImage)」のこと。つまり、「“w”=world(世界)」とは、各人のマインドが生みだすイメージのことだといえます。そのイメージは人それぞれですし、一人の中にもたくさんのイメージが同時に存在しています。たくさんのゲシュタルトが同時に存在している感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 その「『“w”=world(世界)』←じつは各人のイメージ」が、「可能世界(possible world)」。いずれも実体はなく、幻想にすぎません。

 F-392:ナイセイカンショウ <vol.1;関数pの再定義ではなく、可能世界“w1”から別の“w2”への移行を促す>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36550679.html

 

たくさんある可能世界(並列宇宙)の中で、それぞれが“今、いる”世界(宇宙)があります。「“w”=world(世界/宇宙)」とは、一人ひとりの臨場感世界であり、臨場感で選び出す幻(ImaginationImage)です。

Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

「最も臨場感が高いゆえに、あたかもその空間に身を置いているように錯覚している世界」 それが臨場感世界です。「映画に没入しているのと同じような感じ」といえばわかりやすいでしょうか。

L-11320219月シークレットレクチャー -01;夢

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32063846.html

 

 私たちは、誰も同じ世界には生きていません。だから、じつは一人ぼっち。ただなんとなく同じ世界にいるように錯覚しているだけです。“この世”は「共同幻想」だといえます。

 L-09220217月シークレット… -04;わたしたちは共同幻想の中に生きている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30558230.html

 

 なぜなら、記憶が違うから。

 

一人ひとりの知識や経験が異なれば、重要性も異なります。重要性が異なれば、まったく同じ場所で同じ景色を見ていたとしても、認識している世界は異なります。だから“一人一宇宙”です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 可能世界とは、「排他的な世界が可能性として同時に存在している」ということ。一人ひとりに対して無限の可能世界(可能性)が存在しています。

 F-377:学びと破門で脅しをかける <vol.1;「無限の可能性」を感じられなくするもの>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35845452.html

 

そういった無限にある可能世界(可能性)のうちの一つの「ある可能世界w」の中で「xyより重要」を決める関数が自我です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 そんな「可能世界」のことを、苫米地理論(第2世代「超情報場理論」)では、「超情報場」と表現します。多くの人々が創った宇宙が同時に存在している その創られた宇宙が「超情報場」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

すべてが情報である

情報場は次元を超えている

場の一部に人間の認知がある

 

 

そのようなことを理解した上で、抽象度が高い「超情報場」を正しく観る“ことができるようになると、現実世界を“自在に動かす”ことができるようになります。

それが「可能世界“w1”から別の“w2”への移行」です。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 以下、苫米地博士の著書「Dr.苫米地の『脳力』の使い方」(徳間書店、p209)より引用します。

 

 

情報空間が物理空間を変え、癌は情報で治る

 もうすこしわかりやすく言うなら、まず、今、私がたどり着いている「超情報場」は、従来の科学が扱う空間、つまり「物理空間」と違い、「情報空間」の中にあります。

 じつは元々、私たちが生きているこの世界は、私たち人間一人ひとりの脳や心に存在するさまざまな「情報」によって形作られているのです。

 そしてその「情報」は、私たちの五感によって集められたものです。五感を通じて集められた情報を、今まで述べてきたような脳のはたらきによって処理することによって、人間としての認識が生まれます。

 この脳のはたらきに代表される「情報空間」に対して、五感が感じ取ってくる「物理空間」は、具体的な個々の物理現象の世界ですから、もっとも抽象度が低い空間にあたります。

 従来、人間はこの直接目で見られ、手で触れられる物理空間だけを見てきました。ニュートン力学も科学や医学、技術の進歩も、ほとんどがこの物理空間で行われてきたのです。

 しかしいったんこの物理空間を超えて、情報空間のより高い抽象度でものを見ると、視点が上がり、より広範な情報にアクセスできるようになります。今まで捉われていた固定観念や偏見、私が「スコトーマ」と呼ぶ盲点のようなものからも解放され、ものごとが正しく見えるようになります。

 そして、このようなより抽象度が高い「情報空間」へのはたらきかけを通じて、現実世界の「物理空間」を変えることもできるのです。

 より抽象度の高い「情報空間」が、より抽象度の低い「物理空間」を変える例として、たとえば心的トラウマと癌細胞の関係があります。

 私たちの肉体にやどる「生命」は、脳や心のはたらき、そしてDNAから発せられる「情報」によってコントロールされています。言い換えれば、生命現象という情報が、物理空間に顕在化したのが私たちの肉体だと言ってもいいでしょう。

 ですから、たとえば情報空間である心に強いストレスが生じると、脳神経のある部分という特定の物理空間に損傷が発生することがあるのです。

 そして最近の研究では、こうした脳の損傷と、体にできる癌細胞に関係性があるらしいということまでが明らかになりました。

 つまり患者の心的トラウマという情報空間のトラブルが、その脳の部位と関係のある器官に癌を発症させるという物理空間の変化を引き起こしたのです。

 ということは、この逆もまたあるということです。つまり、癌になった人が、「この癌は治る!」と強くイメージすることで、心から体への情報空間が書き換えられ、癌という物理空間の現象を消し去ることもできるのです。

 引用終わり

 

 

いったんこの物理空間を超えて、情報空間のより高い抽象度でものを見ると、視点が上がり、より広範な情報にアクセスできるようになります

 

 今まで捉われていた固定観念や偏見から解放され、ものごとが正しく見えるようになる」というのが、前回(L-217)取り上げた「脱洗脳」「脱構築」。

 

 その「脱洗脳」「脱構築」を経てゴールを設定することで、本物(Authentic)のコーチングがはじまります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

L-219につづく)

 

 

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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

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L-217202208月シークレットレクチャー -04;情報を操作する鍵

 

20228月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

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当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

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 02;コーチの役割は。そのためにコーチは

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 03;コーチングの本質

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 04;情報を操作する鍵

 

 

人間は一つの縁起の結果として存在している

=まず関係があって、存在がある

 その人の存在は、関係が変わると変わる

 

 コーチという新しい縁起により、ゴールを設定し、エフィカシーを高め、スコトーマを外しながら“w2”を現実化していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その「コーチング=縁起に関わる」が、コーチングの本質です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 今回は「コーチング=縁起に関わる」を、次世代コーチング・プリンシプル「コーチングは、関数pを書き換えるのではなく、可能世界w1から別のw2への移行を促す」および「夢をかなえる方程式 I×V=R」と重ね、さらに苫米地理論と関連付けながら考えてみましょう。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

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211213バラだん04

「バラいろダンディ」(20211213日放送回)より引用↓

「コーチングの基本概念を習熟して、新年に向けてエフィカシーをブーストしよう」

https://www.youtube.com/watch?v=45-1UEYkl7Q

 

 

 「可能世界w1」とは、現在の自分が認識している世界のこと。その自分は、過去の記憶で作られています。コーチングのフレームでいうと、「ブリーフシステム(Belief SystemBS)」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そのブリーフシステムを数理哲学的定義で単純形式化すると

 

211213バラだん01

「バラいろダンディ」(20211213日放送回)より引用

 

 

この「w∀y∃xp(x,y)}x,y∈宇宙」という式は、「自我とは、宇宙のすべての存在を自分にとっての重要度で並び替える関数p。つまり、重要性評価関数である」ことを示しています。

重要性評価関数とは、宇宙の任意の2つのものx,yを持ってきたときに、それらを重要度によって評価し、並び替える関数ということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 つまり、「可能世界w1」とは、現在の「自分=ブリーフシステム=自我」が認識している世界であり、「自分=ブリーフシステム=自我」が映しだす“一人一宇宙”だということ。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 それらはすべて情報であり、幻。それが「I×V=R」が意味すること 現実世界(R)とは、一番臨場感が高い(V)イメージ(I)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「目の前の世界が情報だとしっかり理解できること」が、コーチングのスタートラインです。それを苫米地博士は「脱洗脳」「脱構築」と表現されます。

 Q-421~:コーチングを受けるとどうなりますか? -version 2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430928.html

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO、付録②)より引用します。

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版

 

 

コーチングは脱構築

 「心から望むゴールw2」を見つけるだけでなく、さらに高いところに行くことも重要です。

 私は、コーチングは脱洗脳だと思っています。脱洗脳は私の主要な仕事の一つです。

 そもそも自分という自我関数pは、今まで誰かから言われたこと、聞いたことからできているのです。良い悪いは別として、自分で望んで作ったものはほとんどありません。

 子どもであれば、親から聞いたり、学校で教えられたり、テレビで見たりしたことから自分の重要なものが決まってきます。つまり自我関数pは他人から作られているということです。

 それを、自分が本当にほしいもの、自分が心からやりたいことを選び出して、それに向かっていく自我に変えていくのはまさに脱洗脳であって、他者から作られた自我を脱構築していくのがコーチングなのです。

 引用終わり

 

 

自分が本当にほしいもの、自分が心からやりたいことを選び出して、それに向かっていく自我に変えていくのはまさに脱洗脳であって、他者から作られた自我を脱構築していくのがコーチング

 

 そんな「脱洗脳」や「脱構築」ができるのは、すべてが情報だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 そして、その情報を操作する鍵が“確信”。その本質は臨場感(Vividness)だといえます。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」のvol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 その重要な関係性を苫米地博士が理論化されているのが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

L-218につづく)

 

 

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-関連記事-

 その重要な関係性を苫米地博士が理論化されているのが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」です

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳原論」(春秋社、p15)より引用します。

 

 

 ♰ホメオスタシス仮説

 ここで、なぜ変性意識下において、仮想世界がリアリティをもって眼前にひろがるのか、そのメカニズムを解く仮説を論じていこう。それは、人間の内外の環境変化に関わらず、生理的性質を一定に保とうとする恒常性機能、ホメオスタシス(homeostasis)と関係があるものと考える。もともとホメオスタシスは、生体と物理的環境の関係におけるフィードバック関係において、気温が上がれば発汗するなどの作用で生体の恒常性を維持し、それにより生体の正常性を保つための、生物の自律的なメカニズムを指す言葉である。しかし、どうやら人間は、脳機能の進化により、本物の外的物理環境ではない、触ることのできない想像上の環境、すなわち仮想的な世界(仮想現実世界)に臨場感を感じ、生体レベルで恒常性維持のフィードバック関係を築くことができるようになったらしい。

 映画を見ていると手に汗を握るのは、まさにこれである。認知科学の用語では内部表現というのだが、記憶や現在の思考、概念などの抽象的情報を含む心的な自我の表現と、これに対応する外部的に自分を取り巻く環境(物理的現実世界もしくは仮想現実世界)とのあいだで、ホメオスタシス・レベルのフィードバック関係を成り立たせる能力が人間にはあるのだ。

 外部からの刺激を、頭のなかのスクリーンに映しだす内部表現は、外的な環境が変化するのに合わせて、みずからの情報内容を刻一刻と更新するわけであるが、たとえ外的な環境が本物の物理環境ではなく、映画や小説などの仮想的な環境であったとしても、一度臨場感のあるフィードバック関係が成立していれば(要するに映画に熱中していれば)、外的な環境における状態変化が生体レベルにまで、フィードバックして影響を与えてしまうのである。たとえそれが現実の物理世界と異なる情報であったとしても、このホメオスタシス・フィードバックの関係において、内部表現が脳内の劇場で与えられた架空の情報を、あたかも本物のように上映すると、観客である認識機能は、それを真の情報だと思いこみ、実際に視覚化してしまう。

 たとえば、何も見えていない状態で、「ここに蓮の花が生えている」という情報をインプットする(外的環境に暗示の言葉などで描写する)と、本当に蓮の花が現われてくる。映画や小説で涙を流してしまう(架空の出来事で、実際に生体が反応する)のも、このためであると説明できる。同様に、催眠状態における幻視、幻覚、幻聴、運動支配、退行といった現象も、情報空間にまでひろがったホメオスタシス機能として説明できるとするのが、ホメオスタシス仮説である。これは、仮想世界に臨場感を感じることができる人間の脳機能の作用を一般的に仮説化したものであるが、同時に「聖痕現象」と呼ばれるような精神側から肉体側への極端な影響が与えられる現象も説明することができる。

 たとえば、術者が「焼けるように熱い」と言いながら、箸を変性意識下にある人の腕にあてると、焼け火箸のように感じて、実際にその箇所が火傷したような状態になる場合がある。あるいは受難の日、イエスが十字架につけられたとき打ちこまれた釘の傷を連想させる瘢痕が手のひらにでき、ときにはそこから血が噴き出す現象が、「聖痕現象」であるが、これも仮想の情報によって、脳が稼働し、肉体に変化をもたらしたものである。

 引用終わり

 

 

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-関連記事-

L-09020217月シークレットレクチャー -02;臨場感世界の現実化(realized virtuality

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30497354.html

Q-196:未来の抽象度の高いイメージ(I)を臨場感高く想像すれば(V)実現する(R)と考えていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25936863.html

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

Q-329:最近「記憶が抜ける」ようなことが続いています <vol.4;自己イメージと臨場感世界は双方向性を持った縁起>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31941786.html

 

 

洗脳原論

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F-407:自由訳「守破離」 vol.5(最終話);苫米地式「守破離」の真髄

 

 「守破離(しゅはり)」という言葉を御存知ですか?

 

 「守破離」は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの とされています。

 守破離 - Wikipedia

 

苫米地式コーチらしく、自由に「守破離」を考察します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36993899.html

 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 vol.3;「破」× Coaching

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37071026.html

 vol.4;「離」× Leadership

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37109372.html

 vol.5;苫米地式「守破離」の真髄

 

 

  「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 

 それが「コーチングとリーダーシップの両輪」で実践する「離」

 F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

 と前回(F-406)書きましたが、じつは、この表現は入門者向け。コーチング実践者にとってはふさわしくありません。なぜでしょう?

 

 

 そう、「ゴール(w2)」と「現状の自我(w1)」に臨場感という橋を架けた状態は「ストレッチ・ユア・コンフォートゾーン」だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それは「全面肯定」と同じ。

 コーチがクライアントを「全面肯定」するのはOKですが、クライアントが自身を「全面肯定」するのは危険です。まず間違いなく、エネルギーとクリエイティビティを失うでしょう。

 Q-178:家族ががんで治療中です。どうすれば… -02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

コーチングを学び実践していくと、かつての夢がどんどん実現していきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

それは「かつては“現状の外”だったゴールの世界が現状になっていく」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

夢が大きければ大きいほど、新たな現実(←かつての夢)に対して強力にホメオスタシスが働きます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

ホメオスタシス(恒常性維持機能)で維持される強固なコンフォートゾーンは確かな幸せを感じさせてくれますが、一方でさらなる夢に向かうエネルギーとクリエイティビティを奪ってしまいます。

 PM-06-06:仮説01変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 そんな状態では、あたりまえですが、さらなるゴールを設定し達成することができません。だから、CZは狭く! 高く!

 L-210202207月シークレットレクチャー -08;狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html

 

 

 ところで、このシリーズの1本目(F-403/vol.1)で、私はこのような問いかけを行いました。

 

 

 苫米地博士とルー・タイスさんの邂逅により、それまでのコーチングシステム(Ex. IIE)を「破離」する新しいシステムが生まれました(Ex.苫米地式、TICE式)。

 その新たなコーチングシステム(&プリンシプル)が、コーチが「守」するもの。

 

 では、「破」や「離」は

 

 

 これまで真剣に考えてこられた方々には申し訳ありませんが、私はこのような疑問を生みだす発想自体がよくないと思っています。トゥールミンロジックでいうなら「クリティーク(Kritik)」です。

 S-01-18反論力を身につける4つの戦略

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076426.html

 

 「破」や「離」は、目的ではなく、高次元への志向の結果として起こることです。「高次元への志向」とは、より高い抽象度次元へと向かう方向性のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 苫米地博士が神奈川大学で行われた講演で明かされましたが、生命現象はエントロピー縮小系です。つまり、高次元に向かうことが生命であり、高次元に向かう力こそが生命力!

 F-400:縁起から得た“希望/HOPE”の体感 <後編;苫米地理論学習中の気づき>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36884253.html

 

 よって、高次元への志向 = より高い抽象度次元へと向かう方向性 が、生命現象の「」だといえます。「り尽くしてるともるるとてもを忘るな」の「」です。

 その「」のことを、苫米地博士は「ヒルクライミング」とも表現されています。

 

 以下、苫米地博士の著書「思考停止という病」(KADOKAWAp156)より引用します。

 

 

ヒルクライムする脳のつくり方

 どれだけ論理力を高めても、やはり重要なのは知識です。知識量が大量にあると、思考のヒルクライミングが起こります。これは、私が昔から言っている抽象度が高まるということを意味します。

 

 本書で目指すべき状態は、この「自分の脳で考え続け、ヒルクライミングする脳」をつくり出すことです。ヒルクライミングは、大量な情報のゲシュタルト化により、思考の抽象度を高め、本物のクリエイティビティを発揮することです。

 それは、思考の階段を登って、新しいゲシュタルトを生み出すことだと言えるでしょう。

 「自分の頭で考え続け、ヒルクライミングする脳」は、一部の数学者や科学者、偉業を成した人が手に入れている脳なのです。

 一般に、成功者がやっていることもたいていの場合、現状の最適化にすぎません。最適化することはビジネスにおいては必要ですし、最適化においても抽象思考をしていますが、私が言っているのは、まったく新しくクリエイティブする思考です。

 この章では、思考のヒルクライミングをする脳をつくる方法をお伝えしていきたいと思います。

 2章で紹介した、大量の情報が必要というのは言うまでもありません。知識がなければ、ヒルクライムすることはありません。

 情報がないところで、抽象度を上げてみても何も発見できません。

 

 大事なのは抽象化するトレーニングを行うことです。

 まず、その前に改めて抽象化の説明をしましょう。

 引用終わり(つづきはこちらでどうぞ↓)

 Amazon.co.jp: 思考停止という病 eBook : 苫米地英人: Kindleストア

 

 

 「自分の脳で考え続け、ヒルクライミングする脳」をつくり出す

 

 その上でさらなるゴールを設定し、より高次元(そのtopは「空」)に向かい続ける結果として起こることが、苫米地式「守破離」といえるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 毎回冒頭で紹介していた「『守破離』は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの」という表現もミスリードです。修行における過程で「守破離」が生じるのは、あくまでも結果だから。

ゴール設定およびゴール達成の結果として起こるのが「守破離」です。

 Q-219:ゴールに対する<前編(入門者向け);ゴールが先、スケジュールは後>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27441932.html

 

ゴールは人生のあらゆる領域に設定し(バランスホイール)、どんどん更新していくもの。その過程で、エントロピー縮小系である生命が、新たな現実(かつての夢)を「破」り「離」れていくのは当然のことです。

 Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

 それを一言でいうと、無常。

 

 しかしながら、ゴールを生みだし続ける源、すなわち生命力の源は変わりません。それが「高次元への志向」であり、「より高い抽象度次元へと向かう方向性」であり、「ヒルクライミング」です。それが苫米地式の、そして生命現象の「」であるはず。

 F-380:学びと破門で脅しをかける <vol.4;「自分のゴールに洗脳」の先で得るもの>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35997725.html

 

そして、その「」を常に意識に上げ続けることが、世阿弥の「初心忘るべからず」にも通じる、苫米地式の真髄だといえます。

 F-265:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.9;“初心”とは?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30002338.html

 

 最後に、もう一歩踏み込みます。

私は、その「」と「意図性(intentionality)」をしっかり重ね合わせることが最も重要だと思っています。

 Q-333:最近「記憶が抜ける」vol.8;抽象度を上げた“オンリーワンのプラン”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32048435.html

 

 それが苫米地式の真髄の真髄であるはずです(自由訳です)。

 F-384:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.4;役割/責任「Intentionality」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36189008.html

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

夢が大きければ大きいほど、新たな現実(かつての夢)に対して強力にホメオスタシスが働くことになります。強固なコンフォートゾーンは確かな幸せを感じさせてくれますが、一方でさらなる夢に向かうエネルギーとクリエイティビティを奪ってしまいます

 

 では、全面肯定しつつも現状に留まる(留まらせる)ことなく“現状の外”を志向し続けるためにはどうすればいいのでしょうか?

 Q-216:「現状の外のゴール」とは何か? 混乱しています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27346333.html

 

 私はこのように考えています↓

 L-06320209月シークレット… -03;全面肯定しつつ、“現状の外”を志向する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28501205.html

 

 

-告知1

2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-299~:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425725.html

F-377~:学びと破門で脅しをかける ~自由、フェアネス、平和のために~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430303.html

Q-390:僕はコミュ障で親しい関係の人が誰もいません。休みの日も部屋に閉じこもりゲームばかりで、人生が終わっている気がします

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35197372.html

Q-429:宇宙は「包摂半順序束」。そのtopである空(くう)は「有と無を包摂する概念」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36937284.html

 

 

思考停止という病

Kindle版はこちら↓

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L-216202208月シークレットレクチャー -03;コーチングの本質

 

20228月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 02;コーチの役割は。そのためにコーチは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37125267.html

 03;コーチングの本質

 

 

 何にも囚われない自由な心でこれまでの自分が在るところ(w1)を観察し、何にも縛られない自由意思でこれからの自分が在るところ(w2)を創りだしていく

 

 この文章中の“w1”や“w2”は、「バラいろダンディ」(TOKYO MX20211213日放送回)の中で苫米地博士が用いられていた表現です。その講義で、博士はコーチングの奥義を明かされました。それが

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 コーチングでは、関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w1”から別の“w2”に移行することを促す

 

 

211213バラだん04

「バラいろダンディ」(20211213日放送回)より引用↓

「コーチングの基本概念を習熟して、新年に向けてエフィカシーをブーストしよう」

https://www.youtube.com/watch?v=45-1UEYkl7Q

 

 

 この講義の導入部分で、苫米地博士はサラッとすごいことを話されています。それは「目の前の現実世界は、各人のマインドで生みだされる可能世界である」という事実。

上記引用画像でいうと、「可能世界w=1人1人の臨場感世界(自我宇宙)」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

  目の前の現実世界は、各人のマインドで生みだされる可能世界

 

 

 この事実は、コーチングにおいて、「夢をかなえる方程式 I×V=R」とプリンシプル化されています。「I」とはImagination(またはImage)、「V」はVividness(臨場感)、「R」はReality。つまり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

  目の前の現実(Reality)はリアルではなく(=実在するのではなく)、一番臨場感が高いイメージである(=すべて情報である)

 

 この事実、大乗仏教でいう「空(くう)」の理解と体得が、コーチングのスタートラインです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 今回のメインテーマ「信」と結び付けると

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

現在(←過去の延長)のRealityを過信することなく、まったく新しいImaginationを確信する

 

 

 その「まったく新しいImagination」を生みだす縁起がゴール(goal)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そして、「まったく新しいImagination」の確信がエフィカシー(Efficacy)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 そのゴール×エフィカシーがコーチングの“核心”。この“核心”にコーチが強力に関わります。

 F-314~5:デジタル自傷行為 <plan-side -2~3;ゴール×エフィカシーの“秘密”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32626694.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32678098.html

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、『縁起人』として生きろ。」(TAC出版、p138)より引用します。

 

 

コーチは新しい縁起

 コーチングには二つの要素があります。

 一つはコーチとクライアントの関係です。二人の間の縁起が生み出すものがコーチングというわけです。

 二つめは、コーチがクライアントに、頭やマインドの使い方……つまり、「縁起にどう関わるか」というテクニックを教えることもコーチングと呼ぶのです。

 これらは、もちろん同時進行的ではありますが、二つの要素で進められることを認識していなければなりません。

 もし、「縁起にどう関わるか」というテクニックを教えるだけなら、コーチ一人対集団というクラスでもできます。コーチとクライアントが一対一である必要は、ないのです。

 つまり、コーチングで重要な意味合いを持つのは、「コーチとクライアントの関係」だというわけです。特に、一対一のパーソナルコーチングでは二人の関係が強ければ、コーチはクライアントのゴール設定や、ゴールの達成に、強い影響を及ぼすことができます。そして、それこそが、コーチングの一番重要な部分なのです。

 

 ですので、私がクライアントに30分コーチングをする場合も、具体的なテクニックの部分などは、一切やりません。その代わり、クライアントには、必ず同時に具体的なテクニックを教えるクラスに出てもらいます。

 30分のコーチングの場合、関係性を強化するほうに重点を置いているというわけです。

 当たり前といえば当たり前ですが、人間は一つの縁起の結果として存在しています。ですから、何度も繰り返しますが、まず関係があって、存在があるわけです。

 そうすると、その人の存在は、関係が変わると変わります。

 ということは、コーチという関係が加わると、クライアントの存在も変わるということになるのです。

 コーチングの一番コアな部分がここです。つまり、コーチングとは、クライアントをまったく違った人物に変えてしまうということなのです。

 

 コーチングを受けたのに、結果、違った人にならないのなら、わざわざお金を払ってコーチングを受ける意味がありません。

 違った人物になると、今まではできなかったことができるようになります。

 今までゴールが達成できなかった人、それどころかゴール設定さえできなかった人……、彼らがゴールが設定できるうえに、達成まで成し遂げてしまうように激変するわけです。

 激変する理由はたった一つ。「コーチ」という新しい縁起が関わったからです。

 ですから、コーチはクライアントに対して、彼らの親や先生など縁起上、強い影響力があった人たちよりも、さらに強い影響力を持つ存在にならなければいけないのです。

 これが実現できると、クライアントは違う人に変わることができるというわけです。

 だから、コーチングは、縁起そのものであると私は考えています。

 

 そもそも、コーチングに限ったことではなく、人間が大きな判断をしたり、新しいことをしたりする場合は、必ず本人に影響を与えている他人が存在します。

 影響を与えている側は、意図的に行っていない場合が多いですが、たとえば、人が恋をしたときに、想い人とつき合いたいがために、大きく変わったりしますが、そのことも「縁起」だといえるわけです。

 縁起以外の理由で人間は行動しませんし、たいてい、縁起の相手は人間(または動物)なのです。

 たとえば、「どうしても欲しい車がある」というケースもありますが、買いたい理由は大体誰かを乗せて走りたいとか、誰かに自慢したいということだったりしますので、そこに人間が介在している場合が普通なのです。

 

 もともと、人間は、人間との縁起関係においてのみ行動するし、変化するものです。その縁起のプリンシプルを承知のうえで、クライアントに対し、誰よりも強い影響力を与える存在がコーチなのです。コーチは、両親よりも強力な縁起の存在としてクライアントに関わるわけですから、すべてを計算し尽くして関わっていくわけです。

 ですから、「コーチング=縁起に関わる」という図式が成り立つわけです。

 

 人が変化する裏には、影響を与えている人がいる……。このことを知っておくだけでも、対人関係に生かせるのではないでしょうか。最近周囲で変わった人がいるならば、その人にとってのキーマンが近くに存在するわけです。キーマンを含め彼ら全員を幸せにするつもりで接していれば、人間関係は深まるはずです。

 そして、コーチになって、コーチングを他人に教えることができるようになれば、人生は豊かになります。なぜなら、縁起を大きく変えることができる存在となるということは、人からの信頼は確実に増すからです。

 引用終わり

 

 

人間は一つの縁起の結果として存在している

=まず関係があって、存在がある

 その人の存在は、関係が変わると変わる

 

 コーチという新しい縁起により、ゴールを設定し、エフィカシーを高め、スコトーマを外しながら“w2”を現実化していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その「コーチング=縁起に関わる」が、コーチングの本質です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

L-217につづく)

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-399~:縁起から得た“希望/HOPE”の体感

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431198.html

F-402:「抽象度」を説明する際に用いている図が誤解を与えていることを知り、止観を経て、気づいたこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36958351.html

Q-346:自身の人生を変えることに専念? それともコーチング活動を開始? <vol.3;「走りながら考える」 コーチング実践編・縁起>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32548402.html

Q-429:宇宙は「包摂半順序束」。そのtopである空(くう)は「有と無を包摂する概念」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36937284.html

Q-430~:コーチングを行う際、説明を平易にしたり、自分なりの解釈や例え話を作って説明してもよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431266.html

 

 

もうこれ以上、人間関係で悩まない極意

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L-215202208月シークレットレクチャー -02;コーチの役割は。そのためにコーチは

 

20228月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 02;コーチの役割は。そのためにコーチは

 

 

 「スピリチュアリティ」を実践することとは、突き詰めていけば、人間的に優れた人になることです。

 

 コーチングは、関数pを書き換えるのではなく、可能世界w1から別のw2への移行を促す

 

 という次世代コーチング・プリンシプルに沿って言い直すと、「社会をよくする」という“革新”であり、「まったく新しい世界を生みだす」というrevolutionが先。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

その“革新”やrevolutionの結果として、「人間的に優れた人」に生まれ変わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

  社会をよくする

  まったく新しい世界を生みだす

 

 

 もちろん、それは簡単なことではありません。「まったく新しい世界」はそもそも認識することができないからです。

「社会をよくする」という場合、現在の「社会」が抱える本当の問題とその原因はなかなか知ることができず、それ故「よくする」ための解決法を見つけることは限りなく困難。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

解決どころか、問題(課題)すら、スコトーマの中 というのがほとんどの人にとっての現実でしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 だから、ゴール設定が大切!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 現状の外にゴールを設定するという挑戦を繰り返すうちに、自然と問題(さらなる課題)がわかり、その解決方法を見つけていきます。なぜ?

 Q-216:「現状の外のゴール」とは何か? 混乱しています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27346333.html

 

 

 そう、抽象度が上がっていくからです。もっと正確にいうと、抽象度を上げるための意識状態を体得していくから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そのときに重要なのがコーチの存在。コーチとの縁により湧き起こる“根拠なき確信”が、抽象度を引き上げ、スコトーマを打ち破る力となります。

 L-06320209月シークレット… -03;全面肯定しつつ、“現状の外”を志向する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28501205.html

 

 それを苫米地式次世代コーチングでは「エフィカシー関数をつくる」と表現します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

  Efficacyw1)→ w2

 

 その「『ゴール側の可能世界w2へ移行できる』というエフィカシー関数」を作ってあげるのがコーチの役割。そのためにコーチは

 L-209202207月シークレットレクチャー -07;コーチングのカクシン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html

 

 以下、苫米地博士の著書「現代洗脳のカラクリ」(ビジネス社、p169)より引用します。

 

 

洗脳手法の極意

 とはいえ、依然として疑問なのは、その情報をどうやって相手に伝えているのか、という部分です。

 幽霊の場合はお話として相手に伝えることが可能です。恐怖映画なども映像によって変性意識下で刷り込んでいくことができます。

 しかし、気は言葉もなければ、映像もないのです。そんなものをどうやって被験者に伝えることができるのでしょうか?

 気の場合、気功師の手から赤外線などの電磁波が出ていることがわかっていますから、電磁波にのせた情報である可能性があります(ただ、遠隔気功もありますから、この場合は電磁波ではないでしょう。量子化通信かもしれません)。

 例えるならば、言葉と、空気の振動の関係です。

 言葉は空気の振動によって相手の耳に届きます。ウォーターと発音すれば、その発音にあった空気の密度波が耳の鼓膜を震わせます。

 しかし、空気の振動はあくまで空気の振動であって情報ではありません。ウォーターという音だけでは英語を知らない子供には意味は伝わりません。子供にウォーターという“情報”を伝えたいのならば、子供の手を水につけながら「ウォーター」と言う必要があるでしょう。それでウォーターとは「この冷たいものなんだ」と理解できるようになるのです。

 気もこれと同じで気功師の手から出る電磁波はただの波です。大切なことはその波に情報を載せてあげることなのです。

 また、このとき、必要になってくるのが送り手と受け手の間で情報を共有する場があることです。先ほどのウォーターでいえば、送り手と受け手が同時に水に触れています。幽霊のお話でいえば、読み手も聞き手も、同じ話の中に没頭しています。こういった共有している場が情報を伝える際に必要になってきます。

 ただし、同じ情報場を共有しているとはいっても、送り手と受け手では立場がまるで違います。送り手は共有する変性意識状態を作り出した側であり、受け手はそこに引っ張り込まれた状態です。主導権は送り手が握っていますから、そこで変性意識の書き換えができるのです。

 わかりやすく言えば、読み手が本気で怖いと思って読めば、聞き手も余計に怖くなってくるということです。

 本書ではしつこいくらい変性意識状態について触れていますが、それは変性意識を自ら作りだして共有させることが洗脳および脱洗脳では極めて重要だからです。

 引用終わり

 

 

 変性意識を自ら作りだして共有させることが洗脳および脱洗脳では極めて重要

 

 「ゴール側の可能世界w2へ移行できる」というエフィカシー関数を作ってあげるために、コーチは理想的な変性意識状態を自ら作りだします。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 その変性意識状態をわかりやすく言い換えると、自由!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 何にも囚われない自由な心でこれまでの自分が在るところ(w1)を観察し、何にも縛られない自由意思でこれからの自分が在るところ(w2)を創りだしていく

 

 そんな意識状態を「自分自身が維持し、しっかり伝えていく」ことが、コーチの重要な役割。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

その「在るところ」のこと、引用文でいうと「情報を共有する場」のことを、苫米地式では「超情報場」と呼びます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

L-216につづく)

 

 

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-追記1

 変性意識を自ら作りだして共有させることが洗脳および脱洗脳では極めて重要

 

 もちろん、コーチングは「洗脳」ではありません。コーチングはクライアントのコンテンツには一切関わらないから。

 F-392~:ナイセイカンショウ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431017.html

 

 反対にいうと、少しでもコンテンツに関わってしまうと、コーチング(のつもり)が洗脳に変質していきます。だから、「コンテンツには関わらない」はとても重要なポイントです。

 S-02-17:洗脳ではなく教育であり続けるための大切な問い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19572431.html

 

 

-追記2

 変性意識を自ら作りだして共有させることが洗脳および脱洗脳では極めて重要

 

 コーチングは「洗脳」ではありませんが、コーチングを実践するためには「脱洗脳(された状態)」が必要です。その「脱洗脳(された状態)」とゴールは双方向的な関係。

 F-378:学びと破門で脅しをかける <vol.2;洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう方法>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35894360.html

 

 すべて“ゴール”から です。

 Q-219:ゴールに対するスケジュールは<前編;ゴールが先、スケジュールは後>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27441932.html

 

 

-告知1

2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

L-163202201月シークレットレクチャー -07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

Q-216:「現状の外のゴール」とは何か? 混乱しています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27346333.html

Q-391:現状の外かな~ということをイメージするととても気分が悪くなってしまいます。このような場合どのようにすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35232931.html

 

 

現代洗脳のカラクリ

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F-406:自由訳「守破離」 vol.4;「離」× Leadership

 

 「守破離(しゅはり)」という言葉を御存知ですか?

 

 「守破離」は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの とされています。

 守破離 - Wikipedia

 

苫米地式コーチらしく、自由に「守破離」を考察します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36993899.html

 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 vol.3;「破」× Coaching

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37071026.html

 vol.4;「離」× Leadership

 

 

これまでの人生で、私は、たくさんの理不尽を経験してきました。きっと私の“脳と心”は傷だらけでしょう。

 F-037:「もうおねがい ゆるしてください」 ~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10114934.html

 

苫米地博士に学ぶようになってから、理不尽な思いを感じても逆腹式呼吸等でしっかり「守」をキープし、“理不尽”を生み出す構造やシステムを分析できるようになりました。トゥールミンロジックをフル活用しながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *「トゥールミンロジック」について、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 もしもその構造・システムが「改善したいこと」かつ「改善できないこと」であるならば、必ず新たなゴールを見つけられる と私は信じています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そして実際に、体験した“理不尽”を、ゴールを設定する想像力と達成する創造力に変えてきました。家族をはじめ、多くの縁に支えられながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 「“理不尽”を生み出す構造やシステム」が大きいほど、新たに設定するゴールの抽象度は上がっていきます。例えば、家庭より職場、職場より地域コミュニティ、地域コミュニティより日本社会、日本社会より世界情勢、そして、さらなる未来というように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がると、「自分事と感じる空間」の次元も上がっていきます。それが「コンフォートゾーンをより高く!」という感覚。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それは部分関数としての自我が拡張していくこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

そして、もちろんそれは「自分中心を捨て去る」ということでもあります。その「自分中心を捨て去る」は、ゴールの重要なポイントのひとつ。ゴールのポイントは1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る です。

L-165202201月シークレットレクチャー -09;「自分中心を捨て去る」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

 

 既得権益にはじき出されてしまいましたが、病院長を務めた11年間、私はずっと本物のリーダーであり続けようとしていました。今思うと、そのプロセスは「リーダーシップ」のカテゴリへのゴール設定(更新)とゴール達成の取り組みでした。

 PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124527.html

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO、付録②)より引用します。

 

 

バランスホイールに「リーダーシップ」を追加した理由

 今の日本のリーダーたちを見ていると、既得権益にしがみつき、お金と煩悩を満足させる利己的な行動ばかりをしています。なぜそうなるかというと、抽象度の低いゴールしかもっていないからです。

 現在のリーダーたちからは、本当に日本をよくしていこうという意志が見えてきません。つまり、日本のリーダーたちにはリーダーシップがないということです。

 リーダーシップとは、フォロワーをある目標に導いていく能力のことです。企業であれば、プロジェクトリーダーが部下たちをプロジェクトの成功に向けて導いていくことをいいます。自衛隊であれば、作戦遂行に向けて上官が部下を率いていくことをいうでしょう。

 そのときに、プロジェクトリーダーや上官が部下を従わせることができるのは、権力を持っているからです。それらの権力は法律や組織のルールがあるから発生しているものです。

 世襲議員も、地盤、看板、カバンという親から受け継いできた組織的権威から発生している権力によって当選しているのです。つまり、日本でリーダーとされている人たちは権力者と同じ状態になっているのです。権力者は権力を握った時点でゴールを達成しており、あとは権力の座を維持することしか考えません。

 本当に求められる次世代のリーダーは、アプリオリ権力によらないリーダーです。アプリオリ権力とは、法律・世襲・慣習などに基づいた「当たり前の前提」となっている権力のことです。

 そのアプリオリ権力から指名を受けたアプリオリリーダーは、特定のアプリオリ権力の利益を優先することになります。しかし、アプリオリ権力の利益を優先すれば、全メンバーの利益と相反する可能性があります。

 ですから、次世代リーダーはアプリオリ権力から指名された権力ではないことが重要となります。メンバーの利益のためにアプリオリ性は低ければ低いほどよいのです。

 私たちの本当の敵は、現在の権力の座に座るトップではありません。本質的な敵は権力構造です。その権力を基盤としたシステムを私たちは倒す必要があるのです。その権力構造こそ、現状の世界w1ということです。

 次世代リーダーは、高い抽象度で現状の外側を誰よりも見ることができる必要があります。そして、圧倒的な利他性を持ち、徹底的な自己犠牲と揺るぎない責任感で、全メンバーにとって理想の世界w2を生み出せる人です。そのような次世代リーダーになるためには、本物のコーチングを身につけることが必須になります。

 これからの日本ではコーチングとリーダーシップの両輪が必要となってきます。

 そのため、コーチングのクラスとは別に、次世代リーダーシップのプリンシプルをクラスで教え始めています。皆さんにはこれからリーダーシップについても学び、次世代リーダーになっていってほしいと思います。

 引用終わり

 

 

 私たちの本当の敵は、現在の権力の座に座るトップではありません。本質的な敵は権力構造です。その権力を基盤としたシステムを私たちは倒す必要があるのです。その権力構造こそ、現状の世界w1ということです

 

 この部分に学びながら痛感したのは、「私はずっと“敵”を見誤っていた」ということ。問題の本質を理解していなかったので、間違った解決法に固執してしまいました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 私の本当の“敵”は、「権力を基盤としたシステム」であり、「現状の世界w1」でした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 そのことに気づかないまま関数pの再定義、すねわちブリーフシステムの書き換えに走ってしまったことが、私の“失敗”の本質なのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そのような貴重な経験を重ねた私が思う「守破離」の「離」とは、「全メンバーにとって理想の世界w2を生み出す」こと。そして、現状の可能世界w1よりも臨場感豊かにw2を感じられるように導くこと

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? <vol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 以前から苫米地博士が使われていた表現で言い直すと

 

  「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 

 それが「コーチングとリーダーシップの両輪」で実践する「離」だと感じています。

 F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

F-407につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

私の本当の“敵”は、「権力を基盤としたシステム」であり、「現状の世界w1」でした

 

 この部分の理解は、エモーションコントロールという意味でもとても重要。

 F-352:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.5Heal the world

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34599783.html

 

 自身の中に「怒り」や「恨み」を感じたときに冷静かつ客観的に分析すると、その対象が特定の人であることが少なくありません。例えば「石破総理は〇〇。福岡大臣も〇〇」というように。

 Q-197前代未聞の国会愚弄事件をなぜ衆参両院の憲法審査会は取り上げなかったのでしょうか? クズ政府の他責にせず自己責任なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26238799.html

 

この状態で解決しようとすると、おそらくうまくいきません。働きかけが「関数pの再定義」に向いてしまうから。すると、強力な無意識の抵抗と戦うことになってしまいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 大切なのは、新たなゴール設定で「別の可能世界w2」を生みだし、その臨場感を高めること。時間でいうと「未来への働きかけ」です(過去は一切関係なし!)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 それが「怒り」や「恨み」を(結果として)コントロールする最良の方法だと思います。

 Q-398~:恨みをメールで送りつけたい気持ちがあります

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429964.html

 

 

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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋に配信開始する予定です。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html

F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

F-303:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32078054.html

F-329:ゴールのカテゴリ「家族」の意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33361361.html

L-10120218月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

Q-392コーチングとは基本的に利他的になることでゴールを達成することなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35248836.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版




L-214202208月シークレットレクチャー -01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 

20228月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 

 

 コーチングとは何でしょうか?

 

と問われたら、皆さんはどのように答えますか?

 

 

 答えはいろいろあると思いますが、苫米地博士がよく話されているのは「ゴール達成のためのマインドの使い方の技術」です。

 Q-430~:コーチングを行う際、説明を平易にしたり、自分なりの解釈や例え話を

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431266.html

 

その具体的な内容は「現状の外側にゴールを設定して、エフィカシーを上げる」こと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 エフィカシー(Efficacy)というのは、「ゴールを達成する自己能力の自己評価」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

そのエフィカシーを、苫米地式次世代コーチングでは、「Efficacyw1)→w2」という関数と考えます。現状宇宙(w1)からゴール宇宙(w2)に移行する自己能力の自己評価関数です。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 この「Efficacyw1)→w2」が、コーチングにおける“確信”の中身。そして、このエフィカシー関数こそが、コーチングシステムの“核心”です。

 L-209202207月シークレットレクチャー -07;コーチングのカクシン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html

 

 

  コーチングの“カクシン”

 

 

 苫米地博士は著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)の中で、「スピリチュアリティのゴールの大切さ」について書かれています。この部分もコーチングの“核心”のひとつといえます。

 (下記ブログ記事の中で引用しています↓)

 Q-305:「心身相関」と「超情報場理論」 <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30918952.html

 

 

オーセンティック・コーチング

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: オーセンティック・コーチング eBook : 苫米地英人:

 

 

 「スピリチュアリティ」とは、コーチングの祖 ルー・タイスさんが設定していたゴールのバランスホイールのカテゴリのひとつ。苫米地博士によると、敬虔なクリスチャンであったルーさんは、「キリスト教的な人格をいかに高度化していくか?」というゴールを持っていたそうです。

 Q-425:現状の外側に100%want tovol.3update ofBalance Wheel」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36631145.html

 

 「スピリチュアリティ」はカトリシズムのような博愛主義をベースとしたもので、宗教という枠組みの中での人格形成であったり、「霊性や精神性をいかに上げていくか?」と自問するもの。シンプルにいうと、「抽象度を上げる縁起」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度を上げることは、コーチングにおいて、とても重要なこと。ところが、コーチングを日本に紹介する際に、苫米地博士は重要なはずの「スピリチュアリティ」をバランスホイールから抜いてしまわれました。なぜでしょう?

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO、付録②)より引用します。

 

 

「スピリチュアリティ」を復活させるために2項目を追加した

 今回アップデートした苫米地式次世代コーチングでは、バランスホイールに2つの新しい項目を追加しました。それが、「抽象度」と「リーダーシップ」です。

 この2つの項目は、もともとはルー・タイスのコーチングシステムのバランスホイールに「スピリチュアリティ(Spirituality)」として入っていたものです。ところがコーチングを日本に紹介する際に、ルー・タイスと相談して「スピリチュアリティ」をバランスホイールから抜いたという経緯があります。

 その理由の一つは、その当時はオウム真理教の事件の記憶がまだ新しく、「スピリチュアリティ」という表現が、本来の意味とは異なり、カルト宗教などを想起させる可能性があったからです。そうすると、コーチングの普及の障害となる懸念がありました。

 本来の「スピリチュアリティ」は、カトリシズム(カトリック)のような博愛主義をベースにしたものです。しかしここでいうスピリチュアリティは、社会貢献のような博愛主義の意味合いではなく、宗教の中での人格形成や、霊性や精神性をいかに上げていくかということです。そうした点がゴール設定のための重要な項目になります。

 実際、敬虔なクリスチャンであったルー・タイスはキリスト教的な人格をいかに高度化していくかというゴールを持っていました。ルー・タイスは「北アイルランドの宗教紛争の解決」や「南アフリカ共和国におけるアパルトヘイト終結」などに協力してきましたが、彼のスピリチュアリティのゴールに向かう力が、そのように世界の数々の紛争をおさめるための原動力にもなっていたのです。

 現在の世界の情勢の中で、リーダーを育てていくことを考えると、今後コーチングは間違いなく必要なものになってきます。コーチングでは、コーチがクライアントのリーダーになるわけではありません。そして、クライアント自身が世の中のリーダーになるかどうかはコーチが決めることでもありません。

 しかし、コーチングを受けていく人たちには利他性が重要になります。そして、利他性はリーダーとしての最低限の素養となります。それは抽象度の高さ(情報空間における視点の高さ)、スピリチュアリティの高さということです。

 しかしながら、現在の日本の今のリーダーたちを見ていると、あまりにも抽象度が低いのです。ほとんどのリーダーが自分のためか、自分の所属する組織の利益のためだけに働いています。自分の子どもがかわいいとか、自分の家族が大切だというのは、犬猫など動物でも当たり前にもっている感覚です。

 そのような状況下で、事実上、宗教がない日本においてこそ、逆に「スピリチュアリティ」を復活させるにあたって、その本質である「抽象度」「リーダーシップ」という項目を、バランスホイールに入れることにしたわけです。

 引用終わり

 

 

利他性はリーダーとしての最低限の素養となります。それは抽象度の高さ(情報空間における視点の高さ)、スピリチュアリティの高さということです

 

 苫米地博士が「スピリチュアリティ」をバランスホイールから抜いた理由は、「本来の意味とは異なり、カルト宗教などを想起させる可能性があった」から。

 

 これは、いわゆる「スピリチュアリズム」のこと。簡単にいうと「幻を見せるだけの『宗教方式』」です。それは「仮」が「実」になってしまいかねない危険な方法といえます。

 PM-06-21:仮説14)空(くう)なき実観の行き着く先にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14833876.html

 

 苫米地式(&TICE式)コーチングは、「宗教方式」ではなく、「釈迦方式」。「この世はすべて幻(情報)」という前提をしっかり伝えた上で、「幻のカラクリ(情報処理)」を教えていきます。

大乗仏教のフレームでいうならば、苫米地式は「中観」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 ついでにお伝えしておくと、日本で「仏教に取り組む」というと、経典を学ぶことや禅の修行を連想する人が多いと思います。しかしながら、それはルーさんや博士が仰る「スピリチュアリティ」とは異なります。

 

 ゴールのバランスホイールでいうと、経典を学ぶことや禅の修行は「生涯学習(教育)」のカテゴリ。対して「スピリチュアリティ」は、知識の習得のことではなく、あくまでも実践。「空」を理解した上での、「仮」としての実践です。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 

いかに人間的に優れた人になるか?

そのために社会に何をすればいいのか?

 

 

 「スピリチュアリティ」を実践することとは、突き詰めていけば、人間的に優れた人になることです。

 

 コーチングは、関数pを書き換えるのではなく、可能世界w1から別のw2への移行を促す

 

 という次世代コーチング・プリンシプルに沿って言い直すと、「社会をよくする」という“革新”であり、「まったく新しい世界を生みだす」というrevolutionが先。その“革新”やrevolutionの結果として、「人間的に優れた人」に生まれ変わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「オーセンティック・コーチング」(p75)の中で、苫米地博士はこのように書かれています。

 

 

 このあたりの詳しいことは私の『超悟り入門』を読んでほしいのですが、いまここで簡単に説明すると「悟りとはこの世が幻であることを理解する」ことです。幻であるからこそ、痛みも苦しみも、幸せも快楽も自分の思いのままになるわけです。つまり、すべては自分で作り出しているものであり、それを理解することが悟りです。これがわかると悟りは決して答えではないことが見えてきます。悟ったという状態であり、理解したという学びであり、だからこそ、悟りは越えていくものなのです。

 引用終わり

 

 

 この部分を今回のテーマ「決して過信はせずに、しっかり確信する」で言い直すと、

 

すべては自分で作り出しているもの」であるから決して過信することなく、「悟りは越えていくもの」であるから「超えた先(=さらなる現状の外)」をしっかり“確信”する

 

 それが「利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ」をブーストするコーチングの“カクシン”だといえるはずです。

 

L-215につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-335:分断緩和のための処方箋 vol.6;「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴール

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33671632.html

Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

Q-362~:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428110.html

Q-374~:バランスホイールは全て現状の外? クライアントが現状に満足している項目があった場合、その項目をどう扱えばいい?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429253.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版




Q-437:コーチングは行動科学とどう違うのですか? <vol.4;コーチングは新たな「縁起」づくり>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 4回に分けて回答いたします。

 

 vol.1;「次世代コーチング」の確認

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37022611.html

 vol.2;心理学から行動科学、そして認知科学へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37049778.html

 vol.3;「内部表現」という宇宙を認識する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37061031.html

 vol.4;コーチングは新たな「縁起」づくり

 

 

Q:コーチングは行動科学とどう違うのですか?

 

A4:前回(Q-436)、苫米地博士のこのような言葉を紹介しました。

 

 

内部表現を書き換えることはすなわち、自分の縁起に働きかけること

 

 

 「自分の縁起に働きかけるそれがコーチングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

もっと正確にいうと、「これまでの関数p(=自我)では決して認識することができないまったく新しい縁起(=w2)に働きかける」こと。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 よって、コーチングを学び実践し続けると、縁起が再構築されていきます。ゴール側から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る の4つ。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 「4)自分中心を捨て去る」とは、部分関数としての自我を拡張していくこと。それは臨場感を伴って「どこまでを“自分”と感じられるか?」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 子育てを経験されている方は実感されていると思いますが、子どもが生まれると“自分”の感覚が拡張していきます。

 (そして、その“自分”という感覚を失うと、成長する子どもとの間に摩擦が生じます)

 F-221:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <今、親を憎んでいる人たちへ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27776349.html

 

 それは「抽象度が上がる」ということと同じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私は、その「抽象度」という軸の有無が、「コーチング」と「行動科学」の違いの本質だと思っています。「1)現状の外」というのは、「より高い抽象度」ということであり、「まったく新しい縁起」ということです。

 Q-391:現状の外かな~ということをイメージすると気分が悪くなってしまいます

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35232931.html

 

 縁起を理解すると、たとえば「現状の外にゴールが設定できている状態」と「現実逃避に陥っている状態」の違いがクリアになるはず↓

 Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

 

 縁起は常に均衡状態を保っています。強力なホメオスタシスによって。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 よって、現状の内側にゴール(らしきもの)を設定しても、縁起は何一つ変わりません。まったく新しい縁起を生みだすためには、今の縁起と根本的に矛盾する縁起関係を作りだす必要があります。その第一歩がゴール設定であり、「新しい縁起関係」がゴール側のコンフォートゾーンです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「今の縁起(=w1)と根本的に矛盾する縁起関係(=w2)」の「矛盾」が大きければ大きいほど、世界(=宇宙)はダイナミックに変化することになります。

 L-210202207月シークレットレクチャー -08;狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html

 

 ゴール設定を縁に抽象度が上がっていけば、視野がひろがり見える世界が変わっていきます。そして、ゴールの達成を確信するほどエフィカシーが上がり、未知のことがらに挑戦することができるようになっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 すなわち、さらなる現状の外にゴールを見つけていく

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ『縁起人』として生きろ。-」(TAC出版、p127)より引用します。「現状の外へのゴール設定」を体感してください。Feel

 Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

 

 

「現状の外側にゴールを設定する」とは?

 それでは「現状の外側にゴールを設定する」ことについて、具体的な設定方法について話していきましょう。

 たとえば、あなたが「今の会社で営業成績一位になりたい」という目標を持っていれば、それは現状の内側にある「理想的な状況」にすぎません。

 「現状の外側に」というのは、たとえば、製薬会社に勤めている人が「ミュージシャンになる」というような、突拍子もないゴールのことです。

 

 つまり、現状を懸命に維持しても、決して達成することのないゴールが、現状の外側に設定されたゴールなのです。また、ゴール設定とは、縁起のバランスを強烈にガラッと変えることだといえるのです

 会社に所属して働く人にとって現状の外側のゴールとは、仕事の面だけいえば、今の仕事のキャリアがまったく役立たない別の仕事についているか、起業していることになるのではないでしょうか。

 しかし、それを考えるのはとても楽しいことでも、そうゴールを設定しなさいといわれて、すぐにできる人はとても少ないと思います。

 なぜかといえば、昨日までのあなたのブリーフシステムがそれを邪魔するからです。ブリーフシステムとは、人の行動、いわゆる行動性向といわれる無意識の行動を決めるシステムのことです。逆にいうと、ゴール設定さえ適切にできれば、ブリーフシステムは変わります。

 その他、ブリーフを変える方法として、ポジティブなセルフトークがあります。人は自己イメージどおりに行動するため、それに基づくブリーフが普段の思考と行動を決めています。

 セルフトークとは、それを利用して、うまくいったときは「自分らしい!」、失敗したときは「俺らしくない!」と、自分と対話することです。縁起を変え、人間関係を築くうえでも活用できますので、参考にしてみてください。

 

 さらに間違いやすいゴール設定についてお話ししましょう。

 たとえば、「会社で出世する」というゴールを設定するとします。これも現状の内側にある「理想的な状況」にしかすぎません。

 さらに、会社は世界の小ささでは家族と同じようなものです。その中でトップを取りたいという願いは、抽象度が低く、極端にいえば、ゴリラが自分の群れでリーダーになりたいと同義です。でも、普通に街にいるサラリーマンは、社長になることすら諦めていて、部長になれれば御の字くらいに思っている人が多いでしょう。

 また、「年収をなるべく多くすること」をゴール設定に思い浮かべる人も多いでしょう。

 たしかに、年収は多いほうがいいに決まっていますし、そう思うのは何の問題もありません。

 ただ、年収を多く望むなら、会社で出世するより起業するほうが早いかもしれないし、安定的な給料を望むなら公務員になるのもいいでしょう。選択は自由ですが、それは、たくさんのコンフォートゾーンのうちの一つであって、ゴールではありません。あくまで心地よい状態であって、「年収が高い」という設定は現状の外に出ていないのです。

 もちろん、コンフォートゾーンも高ければ高いほどいいので、規模の小さい会社よりは大きい企業に勤め、年収が高いほうがいいでしょう。しかし、ゴールのないコンフォートゾーンは無意味なのです。

 きちんとしたゴールがあってはじめてコンフォートゾーンが成り立ちます。

 でも、世の中には、「コンフォートゾーンだけを重視している」人が多いのです。そういう人は、たとえば、今やっている仕事での報酬を大幅に削られたら、生きる屍になってしまうでしょう。そうならないようにするには、やはりゴール設定が大事です。ゴールは本当に達成したいことなので、それが達成できるならうれしいに決まっています。心から望むゴールがあれば、悩むことなどありません。結果として心地よくなかったら、ゴール設定として間違っていることになります。

 

 その他、ゴール設定の基本として、二つのことをあげておきましょう。①自分中心を捨て去る、②本音に正直になる。つまり、出発は本音で設定した抽象度の低いゴールでもそれをもとに、抽象度を上げ、一人でも多くの人の幸せを満たすゴールを設定すればいいのです。ゴール設定は自分ですることも重要です。人に与えられたものはゴールにならず、そうしたものをゴールにする人は奴隷というのです

 ゴール設定をした後は、高い臨場感をもって新しいコンフォートゾーンをイメージすることも重要です。新しい理想の自分が、現在の自分より鮮やかになるほど、ゴールは近づいてきます。そうなると、周囲にも応援してくれる人が増えてくるはずです。

 

 そして、人間関係にもゴール設定は必要です。人間関係はお互いが相手のゴール設定のために関係を持ちます。そうでなければ相手にとって迷惑です。この原則を知っておけば、人間関係はさらに豊かになるはずです。

 「自分と関わる人すべてのよいところを見つけて、それを高く評価する人になる」といったゴールを設定すれば、必ず人間関係はよくなります。

 引用終わり

 

 

 抽象度を上げ、一人でも多くの人の幸せを満たすゴールを設定すればいい

 

 縁起という観点で世界(w1)を観察し、自我(関数p)を見つめ、ゴールを設定することがコーチングです。そして、自身の自由意思で生みだした新たな縁起世界(w2)を現実化していく過程で(結果として)自我が書き換わっていくのがコーチングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 「コーチング」と「行動科学」の違いを感じていただけたでしょうか?

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-257:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.1;「不安と不満のはざま」を抜けだした後に待つ試練>

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F-258:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.2;スコトーマを生みだす/外すポイント>

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F-261~2:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.5~6;ゲシュタルトの再構築とフレームワーク>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29803282.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29847568.html

F-266:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.10(最終話);「傲慢」を克服し「心の力(The Power of Mind)」を引きだす縁起>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30054307.html

Q-274~5現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~ <vol.4~5;苫米地式「汗の如し」>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29349738.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29377330.html

Q-339~「あなたは食べた物でできている」という言葉は間違っている?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426446.html

 

 

もうこれ以上、人間関係で悩まない極意

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I-141:【告知】コーチング・デ・コンパッションクラブ<250727> 受付開始

 

 すべてのはじまりは“現状の外”へのゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

双方向(多次元)の縁起を意識した気楽なクラブ活動をはじめました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion ClubCHCC)」。

(詳しくはこちら↓)

1

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html



CoacHing de Compassion Club

 

 

 このクラブ自体のゴールは「コンパッション実現」。コンパッションとは「慈悲」のことです。

20分(~最長30分)のクラブ活動を通じて、「Compassion = 慈悲」を体感&共有しながら、コンフォートゾーン化していくことを目指します。気楽にw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 その実現のためにエンドステートを2つ設定しました。

 (エンドステート、COA、アサンプションはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

1つ目(クラブ活動前半)は認知科学者 苫米地英人博士が教示されるコンパッションを確認していきながら、「お互いにスコトーマを外しあい、知識を習得・共有している」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 2つ目(クラブ活動後半)はお互いにエフィカシーを高めあいながら、「コンパッションを高次の抽象度で臨場感豊かに体感しつつ、物理空間でしっかり実践(実装)している」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *物理空間(=情報空間の底面)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 毎回、苫米地博士の著書「近未来のブッダ」(サンガ)より引用します。

 初回(220205開催)の反省を踏まえ、今後は告知の際に次回開催時の引用部分を提示することにしました。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 開催は不定期です(最近は第4日曜 午前に行っています)。1週間前までにはブログで告知します。

クラブ活動時間は20分間を予定しています(最長30分)。自由に参加してください(途中入退室可能)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 次回は 2025727日(日) 午前11時(日本時間)~ 開催。受付は5分前からです。

 

 

 申し込みは下記メールアドレスに。件名を「コンパッションクラブ<開催年月日>申し込み」としてください。

例:「コンパッションクラブ<250727>申し込み」

 

 申し込み・お問い合わせ(メール)

coachfor.m2@gmail.com

 

 

 お申込みいただいたら、zoom招待URLを返信します。あとは当日参加するだけです。

*自動返信ではありません。タイムラグを(compassionしながら)お楽しみください

*招待URLの転送等は御遠慮ください。参加できるのは申し込み者のみです

*申し込み時から匿名可とします(クラブ活動時の表示も)。ご自由にどうぞ

*友人や御家族等と一緒に一端末で参加する場合、申し込みは代表者だけでOKです

*クラブ参加時はカメラ・マイクともにオンにしてください。どうしても顔を出したくない方はzoomに搭載されているフィルター機能をご利用ください

(マスク・覆面・仮面のリアル使用も可w

*注意;録音・録画・撮影は御遠慮ください(私も行いません)

 

 

250727>前半のテーマ(引用部分、p72)はこちら↓

  


  

 

 250727>後半のテーマ(引用部分、p213)はこちら↓

 


 

 

 最後にもう一度、「近未来のブッダ」(サンガ、p151)より引用します。

 

 

現代版慈悲は「一緒に楽しみましょう」

 宗教は、たくさんの人に開かれていて、役に立ってこそ存在意義があります。ブッダの時代は「四つの苦をなくしてあげる」といえば、そのニーズは絶大でした。でも、今はそれではだれもついてこないのです。

 ブッダの時代、大衆のニーズに、教えを説いて応えた実績は意義深いです。しかし、今やニーズが違ってきています。そういう意味では、ブッダの教えが有効に人々の役に立っていないような懸念を感じます。

 宗教は、多くの場合は本人の救済に役立ってこそのものです。そういう機能を提供していくことの大前提として、たくさんの人の耳に届く、たくさんの人が聞きたいと思うメッセージを発信していないといけません。ブッダの教えも基本は不変ですが、時代が変わるにつれて説き方もバージョンアップしていくべきですし、コンパッションという考え方もどんどん現代化していくべきです。

 二十一世紀のコンパッションは、「一緒に苦しみましょう」とか、「一緒に憐れみましょう」とか、「私もあなたと同じように苦しんでいるんですよ」でなくていいと思います。もちろん、そういうニーズにも応えますが、もっと一般的な、基本的には現代社会の楽しさや快適さを享受できている人たちに応える「一緒に楽しみましょう」でいいのです。

 引用終わり

 

 

 さぁ、一緒に楽しみましょう!

 縁がつながることを楽しみにしています。

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

2つ目(クラブ活動後半)はお互いにエフィカシーを高めあいながら、「コンパッションを高次の抽象度で臨場感豊かに体感しつつ、物理空間でしっかり実践(実装)する」

 

 抽象度が上がるほど具体的な情報量が減っていくので、臨場感は下がっていきます。

ところが、それは「臨場感についての認識の誤解」(by苫米地博士)。詳しくはこちらで↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

-関連記事-

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 

近未来のブッダ




F-405:自由訳「守破離」 vol.3;「破」× Coaching

 

 「守破離(しゅはり)」という言葉を御存知ですか?

 

 「守破離」は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの とされています。

 守破離 - Wikipedia

 

苫米地式コーチらしく、自由に「守破離」を考察します。

 

 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36993899.html

 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 vol.3;「破」× Coaching

 

 

 前回(F-404)は「守」について考察しました。私がイメージする「守」は、「どんな状況でも前頭前野優位を維持できる(すぐにリカバーできる)」こと。一言でいうと「コンフォートゾーン化」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

「どんな状況でも前頭前野優位を維持できる(すぐにリカバーできる)」と書かれると、「怒ってはいけない」「落ち込んではいけない」と思ってしまう方もいらっしゃるはず。その「~してはいけない」はhave to化につながるので要注意です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 もちろん情動や感情をコントロールすること(=前頭前野優位)は大切ですが、「怒ってはいけない」「落ち込んではいけない」ということではありません。苫米地博士は、むしろ(コントロールした上で)「しっかり怒れ」「ちゃんと落ち込め」と話されます。

 S-03-24:苫米地流「正しく怒るための技術」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22076231.html

 

 

 ちょっとしたワークをしてみましょう。

以下の表現を縁に浮かび上がるイメージを感じながら、「言葉(words)」「映像(pictures)」「感情(emotions)」に落とし込んでみてください。

L-067202011月シークレット… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 

 「折れない心をつくる」

 「感情的にならないで生きる」

 

 どんなイメージが浮かびますか?

 

 

 もしも「折れない心をつくる」「感情的にならないで生きる」といった表現に何の違和感も感じないのなら、きっとマインド(脳と心)は社会に洗脳されたまま。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 もっとはっきりというと、「思考停止」の状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 そんな人生に本当の意味での自由はなく、これからも「無人運転」「自動運転」が続いてしまうでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 「折れない心をつくる」「感情的にならないで生きる」といった表現がまかりとおる世界は、人を家畜化しようとしている世界です。もっと現代的に表現するなら、感情がなく反抗もしないロボットのように働くことを強いる奴隷社会。

 F-207:マトリックス/Matrix -02Reloaded;現実を生みだすもの>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27012198.html

 

 奴隷社会の存続を許しているのは、一人ひとりのブリーフシステムです。もちろん、そのブリーフには他人の考えや社会の価値観がたっぷりと刷り込まれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 時間でいうと、そんなブリーフシステムは、過去の呪縛に囚われたままの状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 書きながら(怒りとともに)思い出しましたが、雇われ院長でありながら創業家に対して“尖っている”私に対して、「御恩と奉公だから」と諭すように話してくださる先輩職員がいました。

個人の信条であり価値観であるため面と向かって反論はしませんでしたが、私は「そのブリーフが奴隷でいることを許容している」とやんわり伝えました。

L-01020201月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 自由に生きて欲しかったから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 下記ブログ記事で掘り下げましたが、まだ勤務し続けているというその職員さんのマインド(脳と心)は、今もがんじがらめに縛られているはずです↓

 F-367~:義を見て為さざるは、勇無きなり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429934.html

 

 「折れない心をつくろう」「感情的にならずに生きよう」といったスローガンにただ従うのは、奴隷社会を支配する既得権益の思うつぼ。人はときに感情的であっていいし、辛いときには心が折れていいのです。いや、むしろそうあるべき。

 Q-366~:医師からのパワハラがひどすぎて心が折れました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428654.html

 

 なぜだと思いますか?

 

 そう、その体験を縁に新たなゴールを見つけるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 「心が折れる」のはダメな人間の証拠ではなく、人間の素晴らしさの証拠である

しっかり「守」しながら新たなゴールを見つけることで、それまでは想像すらできなかった「破」がはじまる

 

 

 それが現状の外へゴールを設定するコーチングの機能。コーチングは「破」をブーストするものだといえます。

F-240:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.4;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <実践編;レジリエンス>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28657999.html

 

 怒りや憤り、苦しみや悲しみを感じたとき、私は「lucky!」とセルフトークをするようにしています。

 Q-395~:セルフトークのコントロールをやっていますが、時折強い孤独感を

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429935.html

 

 もちろん、理不尽であるほど、情動のコントロールは難しくなります。うまくコントロールできないと、その理不尽感は抑えられない怒りとなり、自分自身とまわりを蝕んでいくでしょう。

 S-04-06~7:心に深い傷を負う理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22746255.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html

 

 だからこそ、コーチング!

 コーチングの知識を学び実践することで、「守」を貫き、理不尽感をエネルギーに変えながら、「破」を実践することができます。

 

 その課程で動物的な怒りは人間的な怒りに昇華していきます。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 そして、もっと大きなゴールを見つけていきます。自分の人生が変わるだけでなく、社会を丸ごと変えてしまうようなすごいゴール 例えば「世界から戦争と差別をなくす」といったすごいゴールを。

 Q-392コーチングとは基本的に利他的になることでゴールを達成すること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35248836.html

 

 以下、苫米地博士の著書「自伝 ドクター苫米地『脳の履歴書』」(主婦と生活社、p36)より引用します。苫米地博士のゴールの原点を感じてください。Feel

 Q-173:苫米地博士のゴールはなぜ「世界平和」ではないのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24905311.html

 

 

反体制者としての意識

 現在に至るまで、私の歴史を振り返ってみると、やはり反体制だといえるだろう。政府予算をもらって研究することはあっても、姿勢は一貫して反体制で、実際に今も国を訴えられないかと考えている事柄があるぐらいだ。

 それはなぜなのかと改めて考えてみると、おそらく多くの「弱者」を見てきているからかもしれない。それも他の人よりもはるかに多く。

 たとえばアメリカに暮らしていれば、本当に黒人が差別されていることがわかる。特に私が行っていた高校があったホワイトハウスプレーンズはユダヤ人とプロテスタントのお金持ちの世界だった。世界全体で見ればユダヤ人は差別されているのかもしれないが、少なくともアメリカではする側かどうかは別にして、差別されてはいない。

 しかし黒人は明らかに差別されている。そういう事実から感じることはすごく大きかった。世界中、いろいろなところを回っているから、そういうことを感じる機会はやはり多い。

 私が小学生で仙台にいた時には橋の下に本当に被差別部落があった。私の友達にその部落の子がいたのだが、遊びに行くと『ここに遊びに来てはいけません』と、逆にその友達のお母さんに怒られたぐらいだ。そういうことは子供の頃から見てきている。

 中学生になりニューヨークに行った時も、その時代のアメリカには人種差別がまだいっぱいあった。それこそ70年代初め頃だから、至るところに差別があった。

 カリフォルニアやニューヨークは別として、ニューヨークのちょっと北に行くとニューイングランドという地域がある。ボストンのあるマサチューセッツ州よりさらに北のニューハンプシャー、バーモント、メインといった州に広がる地域だが、そこにタングルウッドという屋外音楽堂があって、ボストン交響楽団が毎年夏にコンサートを開いている。ボストン交響楽団といえば指揮者の小澤征爾さんのおかげで日本でも有名だろう。

 私の父親が好きで、楽しみにして聴きに行ったことがあったのだが、ダンブルウッドはニューイングランド、ようするに田舎のど真ん中で、人種差別がすごく激しい町なのだ。

 実際に向こうに行くとコテージ、民宿みたいな小さなところに泊まるほかにないのだが、父が車で泊まりに行くと、明らかに空室があるのに関わらず日本人お断りといった対応で、差別されたと怒って帰ってきたこともあった。そういう時代だったのだから、おそらく小澤さんも人知れぬ苦労をされたのではないかと思う。

 日本だと、総じてそこまでの差別は感じないだろう。もちろん当時の日本でも、部落問題や在日外国人に対する差別はあったのだろうが、それが日常茶飯事というかそこまであからさまな対応はしてなかったはずだ。

 アメリカではそうした差別は日常茶飯事、つまり当たり前のことだったのだ。特に黒人が差別されていた現実は自分の目で見ている。

 正義感、というわけでもないが、その影響を受けたとしたら、祖父の話はよく聞いていたからおそらくはその影響かもしれない。

 祖父は明治生まれの政治家なのだが、昔の人は本当に清廉潔白だ。闇米には一切手を出さない、というのも祖父にとっては当たり前で、国会で演説をしていた時に、声が出なくなって倒れたという話もあるほどだ。

 しかしそれは祖父だけが特別だったわけではなくて、明治生まれの政治家にとってはそうした清廉潔白さは当たり前だったのだ。

 私が物心ついた時にはもうほとんど引退していたから、祖父と直接会話したということはほとんどないが、唯一覚えているのは議員宿舎のお風呂に入れてもらっていたことだ。

 祖父は北海道選出の議員だったから、東京の議員宿舎に住んでいて、そこでよくお風呂に入れてもらっていた。

 祖父は孫をお風呂に入れることが楽しみだったようで、そのお風呂のために私はわざわざ議員宿舎に連れて行かれていたのだ。

 ずいぶんあとになって聞いた話なのだが、その当時で祖父もだいぶ齢だったから、私を風呂場で落としてしまい私は溺れて死にかけたことがあるらしい。

 その危機を助けてくれたのが、議員宿舎の隣の部屋にいた、現参議院議長の江田五月さんのお父さんの江田三郎さん。

 だから江田五月さんのお父さんは私の命の恩人なのだ。私は祖父と一緒にお風呂に入っていたことは覚えているが、さすがにその一件は覚えていない。

 引用終わり

 

 

 もしも理不尽な思いを感じたら、逆腹式呼吸等でしっかり「守」をキープしながら、理不尽を生み出す構造やシステムを分析しましょう。トゥールミンロジックを駆使して。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *「トゥールミンロジック」について、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 もしもその構造・システムが「改善したいこと」かつ「改善できないこと」であるならば、新たなゴールが見つかるはずです。「want to」かつ「現状の外」だから。

 Q-358:止められてもやりたいゴールが見つかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33485940.html

 

そのゴールを目指し無我夢中“で挑んでいるうちに、きっと「破」の境地に到達します。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

F-406につづく)

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-347:先生って怒ることがあるんですか? ~ Fight for liberty~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34314141.html

Q-316~:今、逃げましたよね?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425206.html

Q-378:「エネルギー大丈夫かな?」と思ってしまうことがあります

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34621653.html

Q-411~:やり場のない怒りはどのようにゴール設定すればよいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430485.html

 

自伝 ドクター苫米地『脳の履歴書』

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Q-436:コーチングは行動科学とどう違うのですか? <vol.3;「内部表現」という宇宙を認識する>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 4回に分けて回答いたします。

 

 vol.1;「次世代コーチング」の確認

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37022611.html

 vol.2;心理学から行動科学、そして認知科学へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37049778.html

 vol.3;「内部表現」という宇宙を認識する

 

 

Q:コーチングは行動科学とどう違うのですか?

 

A3:私から質問です。

 「人間には“心”がある」という認識を持ち続け、さらには「抽象度」という軸を持ち続けながら「しっかりハビット&アティテュードを観察」し続けていると、あること“を体感します。そのあること“とは何でしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 答えをお伝えする前に大事な話を。

 

 「コーチングは行動科学とどう違うのか?」という疑問への回答として、前回(Q-435)は心理学から行動科学、そして認知科学への流れを説明しました。素直に読めば「コーチングの基盤は認知科学である」と解釈できると思いますが、厳密にはその解釈は△です。
 なぜでしょう?

 

 

 現在の認知科学のパラダイムは「ファンクショナリズム(functionalism)」。その基本は「存在をすべてファンクションとしてみる」ということ。その「ファンクション」が「内部表現(Internal RepresentationIR)」です。

 L-169202203月シークレット… -02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34877369.html

 

 「部分の総和が全体」という行動科学(構造主義)に対して、認知科学では「部分と部分、もしくは部分と全体との関わりの中で意味が生まれてくる」と考えます。その「関わり」が「ファンクション」。西洋的にいえば「ゲシュタルト」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 認知科学=ファンクショナリズム(functionalism)は壁にぶつかっているといいます。その壁が「フレーム問題」。苫米地博士は「認知科学はフレーム問題を突きつけられていながら、ほとんど顧みることなく無視し続けてきた」と指摘されています。

それは「フレーム問題を、あえてスコトーマに隠し続けてきた」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 著書「認知科学への招待」(CYZO)の中で、苫米地博士は「フレーム問題」を「レストラン」というフレームを用いて解説されています。

 

 

認知科学への招待

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シンプルに問うと

 

人はなぜその場所がレストランだとわかるのか?

(詳しくはこちらでどうぞ↓)

 Q-407BSをゼロベースで観察することが困難な中vol.1;フレーム問題>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35931899.html

 

 コーチングの基盤は認知科学ですが、その認知科学のパラダイムは「ファンクショナリズム」から次の世代に移行しています。それも3世代先まで。

 「ファンクショナリズム」を第0世代とするなら

 

 第1世代が「サイバーホメオスタシス理論」↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 第2世代が「超情報場理論」↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 そして、第3世代が「生命素粒子理論」です↓

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書」(講談社、開拓社より再版、p27)より引用します。「しっかりハビット&アティテュードを観察」し続けることで体感するものを感じてください。Feel

 

 

新・福音書

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自分の認識はすべて「縁起」によるもの

 私が後ほどご紹介する「書き換えの技術」は、自我と認識しているネットワークだけを対象とするものではありません。それを含むもっと広い宇宙―「内部表現」に対して働きかけるものです。

 内部表現とは、意識的にせよ、無意識的にせよ、私たちの「脳と心」が認識している空間のすべてを意味する概念です。「内部」という言い方から、脳と心の外側に物理的現実世界があると受け止められがちですが、そんなものはありません。私たちの脳と心に映っている世界なら、それが宇宙の果てであろうと、地球の奥深くであろうと、内部表現なのです。

 わかりやすく言うと、私たち一人ひとりが固有の内部表現の住人なのです。具体的には、生身の私たちが生きる現実世界も、映画やテレビ、小説などで描かれたり、夢・空想から生み出されたりする仮想世界も、脳と心が認識すればそれは内部表現。宇宙そのものだということです。

 自我というのは、これほどにスケールの大きな内部表現のひとつの中心点だと言えるでしょう。

 ちなみに、「脳と心」は切り離せないものです。脳も心も、内部表現の状態を記述するべく機能しています。内部表現は物理抽象度(現実世界)から情報抽象度(仮想世界)まで連続的に広がっており、そのなかのどの抽象度で記述しているかによって脳と呼んだり、心と呼んだりしているにすぎません。

 つまり、脳科学者が語る「脳」と、心理学者が語る「心」は、内部表現について違う抽象度で表現しているだけです。

 機能脳科学は脳と心をセットで扱う学問です。なので、その専門家である私は「脳と心」をひとつの単語として使っています。

 ところで、もうひとつ、しっかり頭にいれておいて欲しいのは、内部表現という宇宙では、自我だけではなく、自分の認識しているものすべてが、関係性で成り立っているということです。その関係性をインドの哲学者 釈迦は「縁起」と呼びました。

  「すべての存在は縁、つまり関係性によって起こる」

 としたのです。内部表現を書き換えることはすなわち、自分の縁起に働きかけることだと捉えてください。

 引用終わり

 

 

 内部表現を書き換えることはすなわち、自分の縁起に働きかけること

 

 認知科学の第0世代(ファンクショナリズム)に対して、3世代にわたる苫米地理論では「物理空間と情報空間は抽象度の違い(物理空間は情報空間の底面)」「自と他の違いはなく、その本質は空(くう)」と考えます。

 PM-02-16:空観、仮観、中観

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 関係と存在でいうと、「関係が存在を生みだす」という縁起!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 つまり、「内部表現(Internal RepresentationIR)」とは、個人のマインド(脳と心)内で完結するものではなく、どこまでもひろがる縁起宇宙であるということ。

 Q-429:宇宙は「包摂半順序束」。そのtopである空(くう)は「有と無を包摂する概念」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36937284.html

 

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間

「有」の上位概念としての「空」のイメージ

 

 

「内部表現」という宇宙 = どこまでもひろがる縁起

 

 それが「『しっかりハビット&アティテュードを観察』し続けることで体感するもの」です。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

Q-437につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

「内部表現」という宇宙 = どこまでもひろがる縁起

 

 今回の御質問は「コーチングは行動科学とどう違うのですか?」ですが、両者のスケールの違いを感じていただけたでしょうか?

 

 決定的に違うのは「一人一宇宙」という見方です。

その「一宇宙」もダイナミックに移ろい変わっていく縁起。すべては無常。だからこそ、ゴールを見いだす現状の外“はあり続けます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 以下、苫米地博士の著書「『生』と『死』の取り扱い説明書」(KKベストセラーズ、p88)より引用します。

 

 

「一人一宇宙」ということ

 宇宙はビッグバンという大爆発から始まり、その前は時間すらなかったとされています。高度に発達した現代物理学が導きだしたこの結論は、おそらく論理的には間違いないのだと思います。

 ただし、これは私たちが共通認識として「ある」と信じている、いわゆる「物理宇宙」というものの話です。私のこれまでの著作をお読みの読者には繰り返しになりますが、人間の脳というのは、世界(=宇宙)を正確に認識できているわけではありません。

 交差点の赤信号で止まっていて、信号は視界に入っているはずなのに、ぼうっとしていたために青に変わっても気がつかないで止まっているという経験はないでしょうか。青信号の視覚情報、青い色の波長は目の中の網膜を刺激し、視神経を通って、脳に達しているはずです。にもかかわらず、認識できなかったわけです。

 人は、自分ではありのままの世界を認識していると思っているかもしれませんが、世界のほんの一部を、しかもかなり都合のいい形に変形させて認識しているのです。

 また、宇宙というのは絶対的に無条件に存在しているのではなく、その宇宙を見ている私たち観測者も宇宙を構成する要素の一部です。

 何もないはずの真空状態の空間でも、観察してみると、なぜか素粒子=物質が観測されます。真空というのは、物質が何もない状態のはずなのですが、調べてみると物質があるのです。これは、観測という行為がエネルギーを持っているため、観測によって物質が生まれてしまうのだと考えられています(E=MC2というアインシュタインの相対性理論の方程式により、エネルギーがあればそこに質量もあるということになります。それが観測という行為によって証明されてしまったわけです)。

 ここで言いたいのは、あなた自身も宇宙を構成する一要素であり、観測という行為一つを取ってみても、あなたが宇宙に与える影響はけっして小さくないということです。

 もう一つ知ってほしいのは、私たちの脳が世界(=宇宙)を正確に認識できないのだとしたら、「誰もが共通に認識できる物理宇宙」というものは誰にも認識できないということです。誰にも認識できないものを現実的に「ある」とは言いにくいでしょう。つまり、「あるとも言えるし、ないとも言える」「あるとも言えないし、ないとも言えない」という、前章で見た「空」の概念にたどり着くことになります。

 では、宇宙とはどういうものなのでしょうか。

 先ほど言ったように、私たちは一人ひとりが、宇宙を構成する要素です。あなたと宇宙とは切り離せないわけです。そして、あなたが宇宙だと認識しているものは、あなたの脳の中にしかありません。私はこれを「情報宇宙」と呼んでいます。読んで字のごとく、情報としての宇宙です。あなたが「これが宇宙だ」と認識している宇宙ということです。

 この「情報宇宙」があなたの脳内にあるということは、理解してもらえると思います。むしろ、純粋な「物理宇宙」というものを誰も認識できないのだから、宇宙とはこの「情報宇宙」以外にないのだと言えます。

 物理学者が「物理宇宙」の研究をするのは何の問題もないですし、どんどんやっていただきたいのですが、私たち一人ひとりは、私たちの認識できる「情報宇宙」について考えていくほうが大いに意味があるでしょう。純粋な物理宇宙を認識できない以上、「死」や「生」を考えるうえで重要になるのは「情報宇宙」のほうです。

 さて、こうして「情報宇宙」というものを考えてみると、人間が10人いたら、10個の「情報宇宙」があるということになります。66億人いたら、66億個の「情報宇宙」があります。

 つまり、人の数だけ宇宙がある「一人一宇宙」ということになります。

 このように捉えることができると、生と死について、これまでとはかなり違った視点で見ることができるようになるのではないでしょうか。

 引用終わり

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-388:“心身の不調”の一考察 ~苫米地式コーチング認定コーチとして~ <vol.4;新しいエスティームのfirst step

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L-187202206月医療・介護研修会 -10;ビッグなゴールが生みだすもの

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Q-403~:接遇に関する研修を何度も行っていますが、いつの間にか元の状態に戻ってしまいます。どうすればいいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430302.html

 

 

「生」と「死」の取り扱い説明書

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Q-435:コーチングは行動科学とどう違うのですか? <vol.2;心理学から行動科学、そして認知科学へ>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 4回に分けて回答いたします。

 

 vol.1;「次世代コーチング」の確認

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37022611.html

 vol.2;心理学から行動科学、そして認知科学へ

 

 

Q:コーチングは行動科学とどう違うのですか?

 

A2:この御質問はコーチングをしっかり学んでいる方からいただいたものです。もうちょっと詳しく状況を説明すると、「クライアントのブリーフシステム(Belief SystemBS)を分析する際の心得」について説明した際にいただきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 その「心得」とは、「しっかりハビット&アティテュードを観察する」こと。

 

 ハビット(Habit)とは「無意識の行動」のことで、抽象度を軸にとった場合の情報空間の底面、すなわち物理空間でのパフォーマンスのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 一方、アティテュードは「無意識の判断」であり、「行動の性向」のこと。それは思考の一部であり、高次の情報空間(知識宇宙)におけるパフォーマンスのことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そんなハビット&アティテュードは、たしかに「出力(反応)」とみることもできますが、いわゆる行動科学的な「出力(反応)」とはまったく異なります。その違いはどこにあるのでしょう?

(答えはすでに書いてあります。Feel!)

 

 

 まずは「心理学から行動科学、そして認知科学への流れ」を確認しましょう。

 

 心理学の最初のパラダイムは、フロイトやユングに代表される精神分析学でした。その時代の研究手法や発表方法は、「記述主義(Descriptive)」といわれる“記述的”なもの。科学というよりは感想に近いものでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25025653.html

 

 そんな心理学を科学にしようと試みたのが「構造主義(Structuralism)」。その基本は「すべての事象は細かい部分の集合でできているので、その構造をとことん細分化して研究することで、その事象全体がわかる」というもの。「行動科学」のベースにあるのは、この構造主義です。

「部分の総和が全体」という構造主義は、じつは、今も社会のいたるところで垣間見られます。例えば、「科目診療」と呼ばれる医療システムは、まさに構造主義そのもの。

L-161202201… -05;高次元のフレームを構築=グレインサイズを大きくする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34284848.html

 

記述主義から構造主義に移行する時代の科学のパラダイムに不可欠だったのが、「実験的再現性」です。苫米地博士はこのような心理物理実験を例として挙げられます。

 

<「人間を定義するための『人を殴る』」という心理物理実験>

1回殴ったら怒った

2回殴ったら泣いた

3回殴ったら死んだ

結論:「人間は1回殴ると怒り、2回殴ると泣き、3回殴ると死ぬ生物である」

 

 もちろんこれは極端な例ですが、結局、人間を定義することなどは不可能だとわかりました。「実験心理学」とも呼ばれた行動科学の過ちの本質は、「人間を入力(刺激)と出力(反応)の関係のみで見ようとした」ことだといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

つまり、“心”をブラックボックス化し、「“心”の中でどんなことが起きているのか?」「どんなプロセスがあるのか?」をあえてスコトーマに隠してしまったということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 認知科学の研究は「“心”をブラックボックス化する」ことに対する問題意識から始まりました。そして、科学のパラダイムが「認知科学」へと移行すると、ブラックボックスの内部を重視し表出しようとする「内部表現(Internal RepresentationIR)」が中心的な概念となりました。「“心”=内部表現」ということです。

 F-383:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.3;重要性「『there』を生みだす」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36142269.html

 

 そして、「人間には“心”がある」という認識で始まった認知科学の研究は、脳科学と合流しながら、「機能脳科学」という一分野に発展していきました。

 私が医師になった頃(1990年代)の鹿児島でも研究が盛んだったのでよく覚えていますが、脳の血流量の変化を検出するfMRIfunctional Magnetic Resonance Imaging)の登場により、特定の機能(見る・話す・動かす等)が脳のどの部位で行われているか(=局所化)が明確になっていきました。

 

 苫米地博士に学ぶ前の私は、機能脳科学という分野は局所化脳機能を研究するものだと思っていました。私の認識する世界には、まだ「抽象度」という軸がなかったから。

 Q-264:コーチングは弱ったvol.6;「老病死(+生で四苦)」を理解し克服する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28898728.html

 

博士は「局所化が具体的に明らかになったというところで留まっていけない」と諭され、「内部表現そのものを研究解明せねばならない」と語られます。その「内部表現そのものの研究解明」を基盤にしているのが、本物のコーチング(Authentic Coaching)です。

Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

 以下、苫米地博士の著書「Dr.苫米地の『脳力』の使い方」(徳間書店、p89)より引用します。

 

 

抽象度が低いほうから高いほうへ進むと、計算量が爆発する

 まえの項で述べたように、脳の中のどこの局所がどんな機能をつかさどっているのかが、わかったとしても、それは、すべての脳の働きを解明したことにはなりません。

 それは、パソコンの仕組みと同じようなものと言えます。たとえば、宇宙人が地球にやってきて、パソコンを見て、電気の流れをすべて解明したとしても、パソコンの上で走っているソフトで何が起きているのかは全くわからないからです。

 要するに、脳の局所の働きが明らかになったということは、

 「パソコンのどこで電気が増幅されているのか」

 「キーボードをつかさどるのはどこなのか」

 「このへんがメモリーをつかさどる」

 など、信号処理がどこで行われているのかが明らかになったということに過ぎないということです。

 これらのことがすべてわかったとしても、そのパソコンで走っているワープロの文章の次の単語を予想できるはずがありません。

 これらは、まったく違う空間に属するものであって、次元が違うからです。それを、私は「抽象度が違う」という言葉で言い表しました。

 この言い方で表現すると、脳の局所の働きを知ることは、パソコンの各々の箇所の機能を知ることであり、その抽象度はきわめて低いということになります。

 私たちの思考は、もっと高い空間、すなわち、抽象度は非常に高いということです。

 抽象度という言葉を使うことで、次元が違うものを、抽象度の高低で測ることができると私は考えたわけです。抽象度が違うだけで、現象としては同じだからです。

 ですから、脳の働きを機能的に見るという抽象度の低いところを見ていたのでは、人間の生命現象までを見るという抽象度が高いことを解明することは絶対にできません。

 私たち研究者は、抽象度の高低を、計算量の複雑性という概念でも捉えることができるのですが、抽象度が上がるほど、計算量が上がります。

 つまり、脳の物理から脳の研究をして、さらなる高みへ行こうとすると、計算量が大幅に上がり、爆発してしまうのです。

 これは、当たり前のことで、2次元的に捉えるか、3次元的に捉えるかの違いに似ています。

 たとえば、2次元人が、人が歩いているところを見たとします。足跡が現れて、次に、また現れたとき、その次はどこに現れるかなと思っても、それは違っているかもしれません。

 しかし、3次元人ならば、その人の足跡がよくわかります。

 その違いは、上半身や足の違いを見ていればわかりますが、足の裏の位置だけを見ていたのでは、次の予想はできないというところにあります。

 この例からわかることは、1つ下の次元から、上の次元に上がるためには、圧倒的に多くの情報量が必要だということです。つまり、計算量が爆発するわけです。

 ですから、抽象度の高いほうから研究する必要があります。人間の抽象度の高さを考えれば、信号処理のレベルでできることではないのです。このレベルで研究をしている限り、生命現象を解明する日は永遠に来ないでしょう。

 そういう意味で、このレベルの抽象度の研究から出ることができない分子生物学者よりも、私たちのほうが生命現象を解明する可能性は高いのではないかと思っています。

 引用終わり

 

 

 さて、「コーチングは行動科学とどう違うのか?」という疑問に対する解は見つかったでしょうか?

 

 鍵となるのは「抽象度」。

先ほどまで「人間には“心”がある」と表現しましたが、その“心”のことを、物理空間では「脳」と表現します。そして、「脳」の情報空間での表現が「心」です。

 

つまり、「脳」と「心」は別々のもではなく、「脳と心」でひとつである ということ。

 Q-269:薬をやめることができますか? <中編:case-side(ワーク付き)>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29213970.html

 

 行動科学では人間を「入力と出力の関係」でみますが、認知科学では人間を「内部表現」としてみて、「内部表現を変えることで(入力を変えることなく)出力が変化する」と考えます。

「内部表現」とはマインド(脳と心)“のこと。

そのマインドでの情報処理が言動などの出力を決めます。よって、マインドを変えると行動や行動性向が変わることになります。逆にいうと、行動や行動性向、すなわちハビット&アティテュードを観察することで、マインド=内部表現を推察することができます。

それが「しっかりハビット&アティテュードを観察する」という心得の意味です。

F-336:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.1;コーチングにプロファイリングは必要?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33723264.html

 

 では、私から質問です。

 

 「人間には“心”がある」という認識を持ち続け、さらには「抽象度」という軸を持ち続けながら「しっかりハビット&アティテュードを観察」し続けていると、あること“を体感します。

 

 そのあること“とは何でしょう?

 

Q-436につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

行動科学では人間を「入力と出力の関係」でみますが、認知科学では人間を「内部表現」としてみて、「内部表現を変えることで(入力を変えることなく)出力が変化する」と考えます

 

 じつは、出力だけではなく、入力自体がマインドでの情報処理により決まっています。RAS&スコトーマについて、詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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―関連記事―

L-133202111月シークレットレクチャー -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

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Q-398~:恨みをメールで送りつけたい気持ちがあります

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