苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

2024/07

Q-385:現在の若者は、男女問わず、貧しくなってしまったのでしょうか? <補足;case study

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:現在の若者は、男女問わず、貧しくなってしまったのでしょうか?

給与、人間関係、恋愛

みんなが幸せな新しい世界はどうすれば来るのでしょうか?

 

A3:いただいた御質問は、「バラいろダンディ」での苫米地博士のコメントに関するもの。まずはこちらを御確認ください↓

 コスパ重視、飲み会イヤ令和男子の特徴に共感の嵐 Dr.苫米地 武井壮 (202471) #ベーシックインカム (youtube.com)

 

 前編(Q-383)はコーチング入門者向け↓、

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34738124.html

 

 後編(Q-384)はコーチング実践者向けに書きました↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34776064.html

 

 今回は、補足として、最近医師として経験した実例を2つ紹介します(一部変更しています)。コーチングのスタートラインに立つための心構え(意識状態)を感じてください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 

 <case 1 60代男性

 かつて勤務していた病院に出入りする業者(個人事業主)。新たな勤務先にアポなしで来訪(6年ぶり)するも、病院や医師等職員の現状についての話だけで面会は終了した。

 その後の面会(またもアポなしで来訪)をお断りした際、「せっかく遠くから来ているのだから会って欲しい」と発言

 

 一般社会ではむしろ常識だと思いますが、私はアポなしには対応していません(そもそも時間がありません)。ただし、このcaseにおいては、初回は面会願いを受け入れました。6年間のブリーフシステム(Belief SystemBS)の変化を確認したかったから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 しかし、面会者は「〇〇先生はあいかわらず暴れている」「〇〇は他人に厳しく、自分には甘い」「病院は〇〇だから評判が悪い」など、ネガティブな情報を楽しげに話すだけ。

以前と同様に、他人を引きずりおろすことで自身のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)を維持しているように思えました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 おそらく、その思考は「ゲーム理論」。

「ゲーム理論」とは、簡単にいうと、「できるだけ自分の得点(&相手の失点)を多くする」という考え方。

PM-06-16:仮説11)縁起とは真逆のゲーム理論

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14401412.html

 

それは自分側の利益を最大化するという「自分100%の完全利己主義」であり、すべてを双方向の関係性で考える縁起とは正反対の考え方です。「せっかく遠くから来ているのだから」という言葉に、べたついたエゴが滲み出ています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 かつての私は、そんなブリーフシステムに対して、露骨に嫌悪感を示していました。CZの相違から生じるエネルギー(認知的不協和)をストレートに浴びせる感じで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

現在の私は、相手の自我(p)には関わらないことにしています。そもそも興味を持たないというスタンスです。だから、とくにゴールを共有していない(できそうにない)場合、電話や面会は断りますし、メールにも返信しません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

もう少し秘密を明かすと、いつも「コンテンツには一切関わらない」とセルフトークをしています。本物(Authentic)のコーチであり続けるために。

 Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 それは「共感はするが(許容するが)、同調はしない(許可しない)」という感覚。まわりからは冷たく思われているかもしれませんが、それでいい(それがいい)と思っています。

 Q-172:自身の信念を失いそうです vol.4;コーチ向け

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24495212.html

 

 共感はするが(許容するが)、同調はしない(許可しない)

 

 これはやはり大切なブリーフ。その理由を考えながら、次に紹介するcaseを縁に起こる思考を観察してください。Feel

 F-318~:観自在

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 

case 260代女性。70代の夫と二人暮らし(子どもたちは県外在住)

数年前に脳梗塞を発症し、運動麻痺と左半側空間無視(左側が認識できない)、嚥下障害が残存。認知機能低下は目立たないが、意欲が乏しく、うつ病を疑われている。

通所リハビリや訪問介護、ショートステイ等の介護サービスを利用しながら、自宅で生活中。炊事・洗濯・トイレ介助等は夫が行い、入浴は通リハやショートステイ時のみ行っている。

今春より食思が低下。食事介助時も口を開けようとせず、口の中に入れても吐き出すようになった。発話量も減少。施設での入浴も拒否している。

 本人および夫、サービス担当者が集まり会議を開催。

 夫は妻(患者)に対して、「せっかく作っても食べないのなら、もう食事は作らない」「話しかけてもシカトするから腹が立つ」などと発言。「もっと食べなさい」「ちゃんと話しなさい」「風呂に入りなさい」と命令口調で繰り返した

 

 

 どうでしょうか?

 

 誰もがhave toを感じるはず。実際、参加スタッフは「強制的動機づけ」に気づいていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 思えば、会社や学校、家庭など、何らかの社会(人間関係)には必ずhave toがはびこります。そうですよね?

では、なぜhave toがはびこるのでしょう?

 

 ポイントとなるのは「ゴール」。もっと正確にいうと、ゴールを共有しているかどうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 case 1では、ゴールの共有はなく、そもそもゴール設定がなされていません。「自分100%の完全利己主義」だから。

 本人にとってゴールらしきものがあるとしても、それは現状の最適化であり、誰かの犠牲の上に成り立つ煩悩成就です。

 Q-363各エリアのゴールについて想いを馳せている… -A2<止;煩悩を意識する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33604324.html

 

 だから、本人(60代男性)がハッピーになるほど、まわりはアンハッピーになっていきます。have toが強まるから

 Q-215:毎回同じ話ばかりである

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27050392.html

 

 それに対してcase 2では、妻と夫の間でゴールが共有されています。

 じつは、高度経済成長期にサラリーマンとして働いた夫は、典型的な“昭和の会社人間”。定年退職後も家事には関わらなかったそうです。ところが、妻の急病を契機に、夫は生活スタイルを一変させました。

 F-346:ヘンシン! <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34261064.html

 

 現状の外への新たなゴール設定によって、ブリーフシステムが書き換わったから。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 そのゴールは妻と共有するもの。よって、妻(60代女性)のハッピーなくして、夫のハッピーはありえません。夫の本来の姿は、ドリームキラーではなく、ドリームサポーターです。妻のwant toは夫のwant toだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 では、なぜドリームキラー化してしまったのでしょう?(case side

 本来のドリームサポーターであり続けるためにはどうすればいいのでしょうか?(plan side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 私の答えは

 

 case side

 「不安・恐怖」「義務感」「罪悪感」などにより、want tohave toになりDK

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 plan side

 逆腹式呼吸でリラックスとゆらぎを得ながら、つねに共有するゴールを意識に上げて、エフィカシーを高めあう(コレクティブエフィカシー)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 *「逆腹式呼吸でリラックスとゆらぎを」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 

 繰り返しますが、ポイントは「ゴールを共有しているかどうか?」。その「共有するゴール」を必ず達成できる(<すでに達成している)という臨場感がエフィカシーです。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 そして、ゴール(Imagination)×エフィカシー(Vividness)を高める秘訣が

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 以下、苫米地博士の著書「夢が勝手にかなう『気功』洗脳術」(マキノ出版、p104)より引用します。“秘訣”を体感してください。Feel

 

 

気に情報を載せて自分に刷り込む

 いよいよ錬功で作った気の玉に情報を載せて、自分に刷り込む方法を伝授します。これが本来の収功、そして錬功であり、まさしく内部表現の書き換えです。

 錬功ができるようになると、自分の体が気で成り立っている存在、つまりエネルギー体であることに気づきます。すると、そのエネルギーである気を自由自在に動かして組み合わせれば、好きな体を作ることができるということも理解できるはずです。

 情報を書き込むというのは、役割を持たせるということ。頭にもっとIQの高い役割を持たせる。胃腸にもっと健康な胃腸としての役割を持たせる。役割が生まれると存在が成立します。役割のないものは存在しないのです。

 好きな体を作るというのは、それぞれの体に自分の思いどおりの役割を持たせることだということができます。

 

 情報の載せ方、自分に刷り込む方法は、実は非常に簡単-。ただ、「なりたい自分」をイメージして自分の体に気の玉を刷り込むだけです。

 たとえば、肌がすべすべになりたい人は、「すべすべの肌になれ!」と思いながら、顔に気の玉を刷り込みます。おなかがやせたい人は、「やせろ!」と思いながら、おなかに気の玉を刷り込めばいいのです。

 自分の気を自分に取り入れるだけなので、自分の気は減りません。これが養生功の特徴。どれだけ行っても安全なので、いつでも好きなだけ行ってください。

 

 なりたい自分をイメージするときに重要なのが臨場感です。

 先ほどの例でいえば、お肌がすべすべになった自分をイメージします。友だちから「肌がきれいだね」といわれる場面をイメージします。恋人が肌を触っているところをイメージします。そうすることで、臨場感を上げることができるのです。

 臨場感を上げるためのポイントは、現在の自分となりたい自分の間でLUBを作ること-。

 LUB(リースト・アッパー・バウンド)とは、相手(この場合はなりたい自分)と自分が感じている臨場感抽象度の、いちばん低いところのことです。

 たとえば、「チワワを飼っている人」と「ダックスフンドを飼っている人」のLUBは、「犬を飼っている人」になります。また、「チワワを飼っている人」と「猫を飼っている人」ならば、LUBを「哺乳類を飼っている人」もしくは「ペットを飼っている人」にしないと、二人の間で共通の感覚が生まれません。

 あくまでもお互いに共通している抽象度のいちばん低いものです。もしチワワとダックスフンドの場合、抽象度を上げすぎて、「生物を飼っている人」にしてしまうと、臨場感が薄れてしまいます。抽象度と臨場感は相反するものなのです。

 つまり、「現在の自分」と「なりたい自分」のLUBを作ることが大切。現在の自分が入っていないと臨場感が上がらないのです。

 たとえば、ガンになってしまった場合-。ガンになった現在の自分を考えると、ガンは自分の心が作り出したものだということがわかります。ガンも役割があるから存在しているのです。そのガンの役割を変える、役割をなくしてしまえば、ガンはなくなります。

 つまり、「現在ガンになった自分」と「ガンがない自分」のLUBとして、「ガンを作ったり消したりできる自分」を設定します。

 両方とも自分の心が生み出したものならば、ガンのない健康な体を生み出すほうがいいということです。

 それが臨場感を上げるためのポイントなのです。

 引用終わり

 

 

 ポイントは「ゴールを共有しているかどうか?」。その「共有するゴール」を必ず達成できる(<すでに達成している)という臨場感がエフィカシー。そして、ゴール(Imagination)×エフィカシー(Vividness)を高める秘訣が

 

LUBLeast Upper Bound)!

 

LUBとは、「相手と自分が感じている臨場感抽象度の、いちばん低いところ」のこと。日本語では「最小上界」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 このLUBが「みんなが幸せな新しい世界」を実現する“鍵”だといえます。

 

Q-386につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。

次回は2024825日(日)13:30~15:00の予定。オンラインでのライブ講義に加え、30日間限定の配信も行います。詳細はこちらで御確認ください↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34761055.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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Q-384:現在の若者は、男女問わず、貧しくなってしまったのでしょうか? <後編;コーチング実践者向け>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:現在の若者は、男女問わず、貧しくなってしまったのでしょうか?

給与、人間関係、恋愛

みんなが幸せな新しい世界はどうすれば来るのでしょうか?

 

A2:いただいた御質問は、「バラいろダンディ」での苫米地博士のコメントに関するもの。まずはこちらを御確認ください↓

 コスパ重視、飲み会イヤ令和男子の特徴に共感の嵐 Dr.苫米地 武井壮 (202471) #ベーシックインカム (youtube.com)

 

 前回(Q-383)はコーチング入門者向けに回答しました↓

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拝金主義は泥棒と同じ

なぜなら、自分さえ良ければいいと考える利己主義だから

 

今、私たちが行うべきなのは、社会にはびこる「拝金主義」「利己主義」というブリーフシステムを破壊すること。そのために社会を構成する一人ひとりのブリーフシステムをリブートする必要があります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そのリブ-トを実現する縁起がコーチング。歪んだブリーフシステムを、結果として是正していくのがコーチングです。

 (「結果として」はとても重要な部分。クリアでない方はこちらをどうぞ↓)

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 コーチングの内容をシンプルにまとめると、「現状の外にゴールを設定して、エフィカシーを高める」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 まずはゴール設定です。ゴールからすべてがはじまります。

 L-09520217月シークレットレクチャー -07;ブリーフシステムを変更する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30622243.html

 

ゴールの基本は 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、そして 4)自分中心を捨て去る。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 

 詳細は明かすことができませんが、このところ「苫米地式コーチング」をとても危険に感じる体験が続いています。本当に夢をかなえてしまう(夢が勝手にかなってしまう)が故の危険性です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935916.html

 

 そう言えば、「苫米地式『幸せ脳』のつくり方」(イースト・プレス、Step3)の中で、苫米地博士は「コーチングは、最終的には自己満足にすぎない」と書かれています。

 (詳しくはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32078054.html

 

その理由(warrant)は「コーチングは『宗教方式』だから」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 宗教方式 = 幻想であることを肯定し、その幻想を徹底的にリアルに感じる方法

 

 コーチングは「宗教方式」であり、仮観です。「仮」を維持できれば、つまり「幻想である」ことを忘れなければまだいいのですが、多くはその大切な事実を忘れてしまいます。

 その理由は「抽象度の高い次元がスコトーマに隠れてしまう」から。空観を失うということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「徹底的にリアル」とは、抽象度が下がる方向性。抽象度が低い次元に囚われてしまうと、「空」を見失うばかりか、「仮」が「実」に変わっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 それが「本当に夢をかなえてしまう(夢が勝手にかなってしまう)が故の危険性」の正体(RCA)。傍から見ると“傲慢”に感じられる状態であり、Jediの言い方でいうとdark sideに堕ちたSithです。

 F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html

 

 ポイントは「自分中心を捨て去る」こと。

 それは「自分は後回し」「我欲や私心をなくす」「我はないほうがいい」といったことではなく、“自分”の定義をひろげる(=抽象度を上げる)ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「自分中心を捨て去る」を追求することで、コーチングは「宗教方式」から「釈迦方式」に変わっていきます。

 

 釈迦方式 = すべては幻想だと認識することで、幸せになる方法

 

 以下、苫米地博士の著書「君は1万円札を破れるか?」(マキノ出版、p276)より引用します。「“自分”の定義をひろげる(=抽象度を上げる)」を体感しながら読み進めてください。Feel

 

 

「中観」が幸せな世界を作り出す

 内部表現を書き換える二つのアプローチは、それぞれ仏教でいう「仮観」と「空観」に当たります。仮のゴールを設定することが「仮観方式」であり、抽象度を高めることが「空観方式」だといってもいいでしょう。

 仏教では、すべての存在現象には独立した実体などなく、ほかのものとの関係性において成り立っていると考えます。このように宇宙を成り立たせている関係性のことを、釈迦は「縁起」と呼びました。縁起を表現するものとして、よく知られているのが、『自説経』にある次の詩句です。

 「此があれば彼があり、此がなければ彼がない。此が生ずれば彼が生じ、此が滅すれば彼が滅す」

 このようにたとえると、わかりやすいでしょう。「偶数」と「奇数」という概念があります。偶数とは「2で割り切れる自然数」、奇数とは「2で割り切れない自然数」のことですが、一方で、偶数は「奇数以外のもの」、奇数は「偶数以外のもの」と定義することもできます。つまり、それぞれがお互いを定義しているのであり、どちらか一方がなければ、もう一方も成り立ちません。

 あるいは、「犬」ならば「犬以外のもの」、「人間」ならば「人間以外のもの」との関係によって、初めて、それと定義することができるわけです。このことを突き詰めていくと、あらゆる存在そのものが情報なのだ、ということがわかります。そして、この宇宙はそうした情報のネットワークとして成り立っていると考えるのが、縁起の思想です。

 それでは、無限に広がる巨大な「網」を想像してください。無数の網目が集まって網を成していますが、その区切られた一つの「網目」だけを取り出し、それは存在しているといえるでしょうか? いいえ、「網目」という実体はありません。このように、すべての存在現象はほかに依存して「仮」に現れているだけ。本来は消滅増減もなければ色形の区別もない、つまり、「空」である。このように宇宙を観るのが、「空観」です。

 人間が幸・不幸を感じる根本の原因は、すでに見てきた通り煩悩、すなわち脳幹レベルの欲求が満たされるかどうかです。その欲求が思い通りにならないことから生じる人間の苦しみや悩みを、仏教では「苦」と呼びます。けれど実は「苦」も、自分が認識しているだけの幻想なのです。自分が不幸な理由をすべて挙げても、それらのいずれも幻想でしかないとわかったら、もう幸せになるしかありません。なぜなら、「幸せではない」という理由自体がないからです。

 これはある意味、「煩悩を捨てればいい」という考え方だともいえます。自分が作り出した欲求が「苦」を生むのですから、煩悩を捨てていき、すべてが幻想であると理解したら、心安らかに生きていける、ということです。しかし、人が煩悩を完全に捨て去ると、人類が滅亡してしまいます。そこで、もう一度、認識されることによって現れる、世界の「仮」の姿を見るのです。これを「仮観」といいます。

 たとえば、コップを見て、「水を飲むもの」と認識したら、それはコップにそういう「仮の役割」を持たせたということ。同じコップを「水を注いで花を挿すもの」と認識することもあるでしょう。このように、世の中のすべてを、役割を持たされた仮の存在と見るのが「仮観」です。

 釈迦がすごいのは、「空観」と「仮観」のどちらも欠いてはいけないとわかっていたことです。すべてを「空」だと知ったうえで、同時にすべてのものに「仮」の役割を見いだしていくのです。すると、結局のところ、この世の中に何一つ、役割のないものは存在しないということがわかります。この考え方を「中観」といいます。中観こそ、私たちが最終的に目指すべき境地だといってもいいでしょう。

 もし、「『1億円持った自分』と『1億円の負債を抱えた自分』のどちらがいいですか?」といえば、だれもが1億円を持つほうがいいと答えるでしょう。しかし、「1億円持っているから幸せ」とか「1億円の負債があるから不幸」と感じるのは、本当はいずれも幻想に過ぎないことを知るのが、空観方式です。

 ただし、どうせ同じ幻想なら、自分の望むようにゴールを設定し、徹底的にそこを目指すほうが、途中の過程を楽しめます。「じゃあ、実際にどんなものか、1億円を稼いでみましょう」と、仮のゴールとして設定するのが、仮観方式です。

 注意すべきは、その達成で得られる「幸せ」は、あくまで「仮観」。幸せの仮の姿と知っておくことです。知っていれば、実際にお金持ちになっても、「もっとお金がないとイヤだ!」と思うような不幸は起こりません。要は、煩悩に振り回されないように、ということです。そこで大事なのが、「止観」という考え方です。煩悩をいったん「止めて、観る」のです。といっても、難しいことではありません。

 煩悩が暴走してしまうのは、その衝動を意識できていないからです。意識さえしていれば、コントロール下に置いて、暴走を防ぐことができます。意識するには、自分の煩悩を少し脇に置いて、客観的に眺めてみればいいのです。たとえば、食欲を覚えたとします。そのときに、「今、ごはんを食べたいのはなぜ?」と考えるのです。「おなかが空いたから食べたいだけで、理由なんかないよ!」と思わないでください。考えて、意識に上げることが大事なのです。

 「昼食を食べてから、もう8時間も経過したから、おなかが空いて当然」とか、「体がエネルギーを必要としているから」とか、理由はなんでもいいのです。ただし、なるべく分析的に考えてみましょう。

 あるいは、「あの服が欲しい」と思ったとき、理由を考えます。「デザインが好きだから」「有名ブランドで、ステータスになるから」「お買い得だから」とか、いろいろ出てくることでしょう。それらのうち、自分にとって、特に意味のある理由はどれだろうかと分析していけば、自らの欲求がどんなものであるかを認識できるはずです。

 このように「止観」によって、自らの欲求を認識することは、抽象度の上がった世界から眺めることにほかなりません。抽象度を上げた世界から眺めれば、欲求は自然にコントロールできます。それを続けることによって、中観の境地に至っていくわけです。

 中観に至るとは、ありとあらゆる価値観の束縛を超えながら、この世界の中で真に自由に、自らの望む役割を果たせるということです。同時に、自分以外のすべての存在が果たしている役割も認めることができるようになります。あらゆる存在は、それぞれの役割を果たしているだけであり、そこにいっさいの上下関係などないことがわかってきます。

 そのような視点に立てると、自分や自分の子どもが愛おしいと思うのと、全く同じように、世界中のすべての人を、さらには宇宙に生きとし生けるものすべてを、愛おしいと思えるようになります。

 もし、世界中のみんながそのような考え方をもつに至れば、いっさいの差別と戦争をなくすことができます。それこそ、だれもが真に自由に生きることのできる、真に幸せな世界です。そうは思いませんか?

 引用終わり

 

 

意識するには、自分の煩悩を少し脇に置いて、客観的に眺めてみればいい

 

 現在の若者は、男女問わず、貧しくなってしまったのでしょうか?」と思ったのはなぜ?

 

 それをゆっくり考えてください。考えて、考えて、意識に上げ続けることが大切です。

 (その時は逆腹式呼吸をお忘れなく↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 すると、きっと新たなゴールが見つかるはず。「みんなが幸せな新しい世界」をコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)とする、今までは想像すらできなかったゴールが。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 

 釈迦がすごいのは、「空観」と「仮観」のどちらも欠いてはいけないとわかっていたことです。すべてを「空」だと知ったうえで、同時にすべてのものに「仮」の役割を見いだしていくのです。すると、結局のところ、この世の中に何一つ、役割のないものは存在しないということがわかります。この考え方を「中観」といいます。中観こそ、私たちが最終的に目指すべき境地だといってもいいでしょう

 

 みんなが幸せな新しい世界」をCZとするゴールを見つけたときは、すでに「中観」で生きはじめています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 あせらず、あわてず、あきらめず 苦楽を同じように味わいながら、ゴールに向かって突き進んでください。それが生きるということです。

 L-08820213月シークレット… -11コンセプチュアル・フローに隠された“秘密”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30266822.html

 

どうすれば来るのでしょうか?」はそのうちわかります。ご安心を。

 (「そのうちわかる」理由はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30497354.html

 

 

 最後にもう一言。

 「みんなが幸せな新しい世界はどうすれば来るのでしょうか?」と思える人は、すでに豊かな世界の中にいます。

 あとは足りないピース(新たなゴール)を見つけ、臨場感を高めるだけ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 その大切な縁起がコーチングです。だから、コーチングを実践し続ければ大丈夫!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

Q-385につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 ポイントは「自分中心を捨て去る」こと。それは「自分は後回し」「我欲や私心をなくす」「我はないほうがいい」といったことではなく、“自分”の定義をひろげる(=抽象度を上げる)ということです

 

 もしも「自分は後回し」「我欲や私心をなくす」「我はないほうがいい」に違和感を感じないなら、まだまだ洗脳から抜け出せていないのかもしれません。

こちらを確認してください↓

 L-163202201月シークレット… -07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 

 

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34761055.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

  

-関連記事-

I-017:ブログ更新予定変更のお知らせ ~「恐れはダークサイドに通じる」を克服するために~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

F-309:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~ vol.6;抽象度+α>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32379335.html

Q-361 “自分以外を幸せにする”がわからずモヤモヤしています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33551039.html

Q-369~:共感覚がなかなかうまく実践できません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428764.html


  

君は1万円札を破れるか?

Kindle版はこちら↓

君は1万円札を破れるか? | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 



I-127:【告知】「<24年後期> コーチング説明会」開催の御案内

 

 体感的には「あっという間」ですが、苫米地博士と情報的に出会ってからそろそろ15年、苫米地式認定コーチとしてはもうすぐ10年目に入ります。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 いつの間にか、私も、まわりも、激変してしまったよう

 

 その変化を噛みしめながら、コーチとして「縁起宇宙(w1)の再構築」について考えてみました↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428154.html

 

 

 「縁起宇宙(w1)の再構築」中、とくに時間をかけて行ったのが「Multiverseのたな卸」。

 F-354:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.6HealingCoaching the world

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34702391.html

  

 複数のゴール(カテゴリ)どうしの関係性を抽象度を上げながら見直し、コーチとしてのコンフォートゾーンを新たに再構築しました(w2)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 具体的にいうと、これまではコーチングの申し込みや御相談をいつでも受け付けていましたが、これからは前期・後期の二期制に変更いたします。そして、コーチング期間前の説明会としてセミナーを開催します。

 

 

  <前期(4月~9月の6ヶ月間)>

  受付期間:2月下旬から3月末までの約1ヶ月間

  説明会開催:2月下旬(オンライン・ライブ開催:第4週日曜)

   *録画配信あり(録画配信のみの参加可、セミナー開催後30日間限定)

 

  <後期(10~翌年3月の6ヶ月間)>

  受付期間:8月下旬から9月末までの約1ヶ月間

説明会開催:8月下旬(オンライン・ライブ開催:第4週日曜)

 *録画配信あり(録画配信のみの参加可、セミナー開催後30日間限定)

 

 

次期のコーチングは202410月スタートです。

説明会は8/25(日)1330~15に開催します。

オンライン・ライブ説明会参加者には、後日、録画配信視聴のためのURLを周知いたします(30日間限定)。

録画配信のみの説明会参加も可能です。配信期間はセミナー後30日間となりますので、なるべく早くお申し込みください。

 

 *これまでの特典で「セミナー参加権」をお持ちの方は、今後の説明会でも利用することができます

 *「コーチング特典」をお持ちの方は、今後も利用し続けることができます

 *特典利用など御不明な点は、遠慮なく御確認ください↓

  メールアドレス: coachfor.m2@gmail.com

 

 

 今回の説明会のテーマは、「コーチングとは何か?」「コーチングを受けるとどうなるのか?」

 

 コーチング期間中のイメージがクリアに感じられるように、しっかりと働きかけを行います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 事前の御質問や御要望など、大歓迎です。

 説明会中も御質問をチャットで受け付けます。

逆腹式呼吸でリラックスとゆらぎを得ながら、気楽に参加してください。

 

 *「逆腹式呼吸でリラックスとゆらぎ」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 

 □受講料は5,000円(税込)。銀行振り込みのみの対応です

□認知科学者 苫米地英人博士と私の間の守秘義務を守った内容になります

(受講者の皆さまと私の間で新たな守秘義務契約締結はありません)

期間限定(30日間)の録画配信(ダウンロード不可)を行います。ライブ説明会に参加できない方も録画配信のみの参加が可能です(申し込み必要)

□無料ミーティングアプリ「zoom」を使用。参加にあたり事前準備(zoomアプリのダウンロード等)が必要となります

□受講料振り込み後に受講できなくなった場合、後日行われる「コーチング説明会」に御招待いたします。その場合、今後開催される説明会の申し込み時に「コーチング説明会<開催日、例:240825> 未参加分招待希望」と記載してください

□申し込み特典として、今後の説明会に「無料招待」いたします(任意の1回)

□過去の「特典」は使用可能です。「特典」を翌年以降に持ち越しすることも可能です。その場合は自己申告をお願いいたします

 

 

 受講御希望の方は、下記メールアドレスに御連絡ください

 申し込み(メール):coachfor.m2@gmail.com

 

件名を「24年後期> コーチング説明会」としてください

 □(お問い合わせ→)申し込み→「銀行振込案内をメール」→(お問い合わせ→)指定銀行口座に振り込み→「コーチング説明会招待URLzoom)をメール」→ 説明会参加 という流れです

□初回は私宛(coachfor.m2@gmail.com)にお申込みいただきますが、その後は担当から御連絡さしあげます(メールアドレスは申し込み後提示)

□自動配信ではありません。すべて担当が対応するため、タイムラグが生じることを御了承ください

 

 

<タイトル> 

24年後期> コーチング説明会

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28429113.html

 

<テーマ>

  コーチングとは何か?

コーチングを受けるとどうなるのか?

 

<主催者>

 苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ)

 CoacH T<タケハラクニオ>(こーち てぃ たけはらくにお) | 苫米地コーチング (tomabechicoaching.jp)

 

<日時> *日本時間

 2024825日(日)

 1330分~15時(90分)

  *開始10分前から受付

  *途中入退室可能

  *録画配信のみの参加可能

 

<参加方法>

無料ミーティングアプリ「zoom」を使用
*参加にあたり事前準備(zoomアプリのダウンロード等)が必要となります

 

<受講料>

  5,000円(税込)

  *銀行振り込みのみの対応

 

<対象>

 コーチングに興味がある方

 セルフコーチングを実践中の方

  パーソナルコーチングを希望される方・検討中の方

 

<お問い合わせ・申し込み>

  coachfor.m2@gmail.com

 

 

コーチング説明会(ブログ用)

 

 

私は、縁ある人たち(&その縁ある人たち)のWell-being実現のために生きています。

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

Well-beingを実現していく人たちが、同時に自身と縁ある人々のWell-being実現をガイドできるように、そして未来にWell-beingを手渡していけるように、サポートしています。

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

すべてがマインド次第であり、一人ひとりの心の平和がひろがることで、いつか世界平和が実現するからです。

PM-07-11:「平成」という元号に埋め込まれたコード -後編-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

 

その鍵となるものがコーチング!

私が苫米地博士からいただいている大切な智慧をお届けします。

(守秘義務に該当するものは非言語でw

ともにさらなるWell-beingを実現しましょう。そのWell-beingをひろげ、未来に伝えていきましょう。

皆さまと縁がつながることを楽しみにしています。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-告知-

 気楽なクラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

I-015:本物の苫米地式コーチであるか否かを見破る簡単な方法

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10829042.html

I-069:「パーソナルコーチング」コース追加および料金変更のお知らせ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28429113.html

F-196:コーチとして考える「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26364639.html

Q-164:苫米地アカデミーに参加するか? タケハラ先生のセミナーに参加するか? で迷っています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24204264.html

Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

Q-222:チュータリング・コースでも自身のゴール設定についてアドバイスは頂けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27505564.html

 

 


F-355:自由訳「OODA」 <vol.1Observe

 

 「OODA(ウーダ)」という概念を御存知でしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 Wikipediaで「OODA」を検索すると、「OODAループ(OODA Loop)」にjumpします。

 そこには「意思決定と行動に関する理論」とあり、「元々は軍事行動における指揮官の意思決定を対象としていたが、後にこれに留まらず、官民を問わずあらゆる個人の生活、人生ならびに組織経営等において生起する競争・紛争等に生き残り、打ち勝ち、さらに反映していくためのドクトリン、そして創造的行動哲学となった」と書かれています。



OODAループ(Wikipedia)

OODAループ

Wikipediaより引用

OODAループ - Wikipedia

 

 

 苫米地式認定コーチとして、「OODA」について自由に考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 vol.1Observe

 

 

 「OODA」の最初の「O」は「Observe」。観察のことです。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 Wikipediaには「意思決定者自身が直面する、自分以外の外部状況に関する『生のデータ』(Raw data)の収集を意味する」とあります。この文章を分割し、「意思」「意思決定」「意思決定者」「自分」「自分以外」「外部状況」「データ」「生のデータ」「収集」について確認しながら(部分)、「O : Observe」について考察していきます(全体)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

意思

 コーチング実践者にとっての意思とは、「ゴールに向かう強烈な意思」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「強烈な」の正体はホメオスタシスです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

意思決定

「ゴールを設定すること」を意思決定と考えることもできますが、ホメオスタシスの働きまで考慮すると、「ゴールを設定し、ゴール側の臨場感を高めること」が意思決定であるはず。

L-09020217月シークレットレクチャー -02;臨場感世界の現実化(realized virtuality

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30497354.html

 

 「ゴール側の臨場感」の「ゴール側」とは、コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「ゴール側の臨場感を高める」とは、エフィカシーを高めることです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

意思決定者

 「意思決定」を「ゴールを設定し、エフィカシーを高める」ことと考えると、当然、「意思決定者」は自分自身になります。個人の人生においては。

 ゴールを共有する何らかの組織においては、「意思決定者」はリーダーのことです。

 F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

 

 そんなの当たり前と感じるかもしれませんが、じつは自分自身が「意思決定者」になることは簡単ではありません。なぜ?

 

自分

 答えは「自分」を決める情報は外からもたらされているから。その人の自我や世界観を形成する基礎となっているものがブリーフシステム(Belief SystemBS)。そのBSは「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化され受け入れた情報の記憶」でつくられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 よって、「私は本当の私ではない」といえ、しかも「私は過去に閉じ込められている」ともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

自分以外

 繰り返しますが、BSは自我の基礎です。その自我は、部分関数であり、評価関数でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「部分関数」とは、ある集合を切り分けて取りだす関数のこと。例えば、「偶数」というのは、「自然数」という集合から「2で割り切れる数」を取りだす関数であると見なせます。

 このとき「2で割り切れない数」=奇数が残ります。よって、「奇数」の方も同時に定義できてしまうことになります。

 同様に、自我とは、宇宙を「自分」と「自分以外」に切り分ける関数のこと。よって、「自分がわかると、自分以外がわかる」「自分がわかると、宇宙がわかる」。それが部分関数です。

 F-353:“覚醒”の夏に向けて習得! 苫米地式「オーセンティック・コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34650757.html

 

外部状況

 「自我とは、宇宙を『自分』と『自分以外』に切り分ける関数」と聞くと、「自分」という内側と「自分以外」の外側があるように誤解されるかもしれません。

しかしながら、内と外は同じです。だから、「自分がわかると、宇宙がわかる」。

(詳しくはこちらをどうぞ↓)

F-350:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.3Starting with the man in the mirror

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34474558.html

 

 *もっと詳しくはこちら↓

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 「データ

 「データ」とは、「論理の根拠となる状態や事実といった最初に提示されるべき説明情報」のこと。「データ(data)」「根拠(warrant)」「主張(claim)」がディベートの基本構造としての三要素です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

生のデータ

 状態や事実である「データ」に、わざわざ「生の」と入るのはなぜでしょうか?

 

 私の答えは「観測(認識)によって、必ず対象に影響を与えてしまう」から。それを示したのがハイゼンベルグの不確定性原理です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 突き詰めると、「唯一絶対の真実はない」。西洋哲学の概念である「アプリオリ」の否定です。縁起を根幹とする仏教では、そのことを「ナートマン」と表現します。漢字で表記すると「非我」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

収集

 以上より、「自分以外の外部状況に関する『生のデータ』(Raw data)の収集」はとても困難であるといえます。コーチングでいうと、RAS&スコトーマのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 私たちは自分自身のBSによって世界を認識しています。BSが規定する世界の外側はスコトーマに隠れ認識することができません。収集しようにも、情報を得ることができないのです。仮に情報を得られたとしても、理解することができないはずです。

 L-158202201月シークレットレクチャー -02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 

 それならば、私たちはどうやって「Observe」すればいいのでしょう?

 

 そのヒントを紹介します。

 以下、苫米地博士の「薔薇色脳 悩みが1分で解決できる人生好転50のメソッド」(主婦と生活社、p54)より引用します。「Observe」の秘訣を感じてください。Feel

 

 

15回 自分を客観的に見る方法

自分を客観視するって、どういうこと? もっと幸せになれる、自分の操縦方法とは

 「自分のことを客観的に見なさい」というのは、自分が人から叱られるときも、自分が人を叱るときにも使う便利な言葉のひとつ。しかし、これを実行するのって難しいですよね? だって、自分のことを他人のように見て、悪いところを自分で自分に指摘しなさいってことですよ。そんなの普通に考えたらできっこありません!

 ところが、先生は、ちょっとしたやり方で、自分の客観視は簡単にできるというんです。一体、どんなやり方でしょうか? そんなことができたら、みんなが素敵になれちゃいそうです!

 

 先日、私はある女性作家さんと対談する機会がありました。そのとき彼女は「自分を変えるには自分のことを客観的に見なさい」というエッセーを書いたばかりだったんです。つまり、ちょうどこのテーマにぴったりなんですね。

 で、私はそれを聞いてどう答えたかというと、「自分を変えるために、自分を客観的に見ようとするのは“間違いです”」と答えたのです。女性作家さんには申し訳ないですが(苦笑)。

 なぜ間違いなのか。例えば、子どもが自転車を練習していて「あ、あそこに石があるから気をつけて」と大人が言うと、子どもはだいたい、その石にぶつかってしまいます。なぜなら、石があると思った瞬間、そっちを見てしまうからです。見てしまうと、人はそちらの方向に進んでいってしまうのです。脳機能の基本特性に「見たもののほうに進んでしまう」ということがあるのです。

 さて、これは「自分を客観的に見なさい」でも同じことなのです。実は脳は現実の場面であっても、想像の場面であっても、基本的な特性は変わらないのです。つまり、現実世界で「見たもののほうに進んでしまう」のであれば、情報空間でも同じ現象が起きるのです。

 これを踏まえたうえで、「自分を客観的に見なさい」を考えてみましょう。通常「自分を客観的に見なさい」の意味は「自分の悪い部分をよく見て反省しなさい」ということです。すると、あなたがもし物事を客観視することができればできるほど、あなたは自分の悪い部分がはっきり見えます。すると、子どもが石にぶつかっていったように、あなたはその悪い部分に吸い寄せられてしまうのです。

 完全に逆効果。悪い部分を見たら悪いところがますます固まってしまうということです。つまり「自分を客観的に見てはいけない」が正解なのです。

 しかし、そうなると、自分の悪いところはどうしたら直すことができるのでしょうか? 答えは簡単です。「客観的に見る」とは「視点を変える」という意味です。「視点を変える」という言葉の意味を、簡単に言うと、「物事に対する感じ方や好みを変える」ことになります。なぜなら、物事の好みが変わったら、あなたの世界は一変するからです。洋服の趣味、しゃべり方、異性の好み、すべてが変わったらと考えれば、理解できるでしょう。好みを変えると人格が変わるということです。

 これを利用するのです。あなたが今こだわっているものをひとつあげてください。

 例えば朝、コーヒーを飲んでいる人は紅茶に変えてみましょう。通勤・通学の道を変えるのでもかまいません。こだわりのあることをひとつ変えるのです。すると、新しい発見があります。新しい発見があったら、あなたは確実に変わったということになります。なぜなら、それまでのあなたは、その新しいことに気づかなかったからです。

 客観的に見るということは新しいことに気づきなさいということですから、結果的に、あなたは客観的に自分を見ることができたわけです。

 自分を変えるとは、客観的に見るのではなく、こだわりのあるものをひとつずつ変えていくことなのです。すると、あなたの新しい世界、新たな可能性が見えてきますよ。

 

 客観的に見ることより、視点を変えることのほうが大事!

 引用終わり

 

 

 「客観的に見る」とは「視点を変える」という意味です

「視点を変える」という言葉の意味を、簡単に言うと、「物事に対する感じ方や好みを変える」ことになります

 

 今回取り上げたObserve」の秘訣は「視点を変える」こと。

 

 でも、ただ変えるだけでは十分ではありません。

 

 では、どのように変えればいいでしょうか?

 

 次のサブテーマ「Orient」と結びつけながらイメージしてください。気楽にどうぞ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

F-356につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

  

-追記-

 最近、私はある質問者に対して、「〇〇コーチと私CoacH Tの縁起空間を感じながら、御自身の今までの言動を振り返ってください」と返信しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31022550.html

 

 もちろん、コーチングには「過去は一切関係なし」です。それでもあえて「今までの言動を振り返れ」と厳しく書いたのには、私なりの理由(願い)があります。

 L-070202011… -05「過去は一切関係なし」のリザベーション(reservation

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29045573.html

 

 その理由(願い)も想像しながら、「視点を変える×Orient」について考えてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html


 

-告知1

2024年度のオンラインセミナーは、8月とR7.2月に開催する予定です(変更しました)。

セミナー冒頭でパーソナルコーチングの説明と募集の御案内を行います。

開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-186:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -033つの“感染症”

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F-277L下でのBSB vol.2brainstorming

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F-348~:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~

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Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

  

薔薇色脳

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 薔薇色脳〜悩みが1分で解決できる人生好転50のメソッド 電子書籍: 苫米地英人: Kindleストア

 

 

 

Q-383:現在の若者は、男女問わず、貧しくなってしまったのでしょうか? <前編;コーチング入門者向け>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:現在の若者は、男女問わず、貧しくなってしまったのでしょうか?

給与、人間関係、恋愛

みんなが幸せな新しい世界はどうすれば来るのでしょうか?

 

 

A1:いただいた御質問は、「バラいろダンディ」での苫米地博士のコメントに関するもの。まずはこちらを御確認ください↓

 コスパ重視、飲み会イヤ…令和男子の特徴に共感の嵐 Dr.苫米地 武井壮 (2024年7月1日) #ベーシックインカム (youtube.com)

 

 

 私は「貧しくなってしまった」のは、「現在の若者」だけでなく、「人類全体」だと思っています。世代でいうと、「現在の若者」は被害者です。かつての被害者である親世代から“強烈なブリーフ”を受け継いでいるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ところで、「豊か」「貧しい」のイメージは?

 

 呼吸をゆっくりと整えながら、「豊かな私」「貧しい私」、そして「豊かな社会/未来」「貧しい社会/未来」を想像してください。

 (「呼吸を整える」はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 

 今、お金にまつわるイメージが湧き上がっていませんか?

さらにいうと、「お金がある/ない」といったイメージに「何か落ち着かない感じ」が張り付いていませんか?

 Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 もしもYesなら、そのイメージの源には“強烈なブリーフ”が潜んでいます。

その正体は

 

「拝金主義」です。

 Q-278:親として何を助言していけば良いのか知りたいと思いました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29631346.html

 

 「拝金主義」とは、お金に対する優先順位が異常に高いこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

コーチングに寄せていうと、「お金が一番大切だ」というブリーフシステム(Belief SystemBS)とそのBSが生みだすハビット&アティテュードのことです。

 L-09620217… -08;ブリーフシステムとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 例えば、苫米地博士に学ぶ同志と同じように、私には日本の医療・福祉を所管する厚生労働省(Ministry of HealthLabourWelfareMHLW)が、国民の命よりも誰かのお金を優先しているように思えます。

 お金以外の理由がまったくないカジノ法が国会で強行採決されたこともそう。そして、そのカジノへの公金注入の隠れ蓑として万博がムリヤリ開催されることも↓

 大阪万博はカジノを作るためのインフラ工事 Dr.苫米地 (2024年7月1日) #大阪カジノ (youtube.com)

 

 日本の中枢は、すでに「拝金主義」に汚染されています。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 苫米地博士が「バラいろダンディ」(TOKYO MX2016512日放送回)で明かされていますが、パナマ文書には日本の有名大企業名がたくさん載っていました。電通、JALNTTドコモ、ライブドア、オリックス、大和証券、東京海上、三菱商事、丸紅、大日本印刷、商船三井、東洋エンジニアリング、東京電力、住友金属工業、ドワンゴ、楽天ストラテジックパートナーズ、ソフトバンク、日興證券、日商岩井、伊藤忠商事、豊田通商、日本製紙、バンダイ、セコム、JAFCOJXなど↓

 激震走る"パナマ文書"問題 Dr.苫米地 2016年5月12日 (youtube.com)

 

 これら有名企業の経営者が脱税という違法行為を是と判断していることを、苫米地博士はとても問題視されています。

 社員の給料を上げることよりも脱税を優先し内部留保ばかりを行うことで、マーケットの消費意欲・行動がしぼんでいくから。そして、当然払うべき公共財への支払いを拒否することで、社会がどんどん廃れていくから。

 

昨年は、なんと、たくさんの政治家が脱税を重ねていることが明らかになりました。

 脱税経営者や脱税政治家たちは、資本主義と民主主義を根本から破壊しています。私はやっと岸田総理が掲げる「新しい資本主義」の意味が理解できました。

 F-056~:「不摂生が理由で病気になった人の医療費を健康のために努力している人が負担するのは『あほらしい』」ことなのだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_277070.html

 

 その岸田総理は、先日(2024719日)、「ネイチャー・ツーリズムの視点から、全国35カ所の全ての国立公園において、先端モデル事業を踏まえ、国立公園制度100年を迎える2031年までに、地域の理解と環境保全を前提に、世界水準のナショナルパーク化を実現すべく、民間活用による魅力向上事業を実施してください」と発言しました(観光立国推進閣僚会議)。これはとくに外国資本に向けた“国立公園解放宣言”です。

 環境省のホームページには、「国立公園は、世界にも類のない美しい自然を日本の宝として未来に引き継ぐ役割を担っています」とあります。厚労省に続き、環境省も、これからは「日本の宝よりも誰かのお金を優先する」ということなのでしょう。

 環境省_国立公園 (env.go.jp)

 

 「貧しくなってしまった」のは、「現在の若者」だけではありません。「人類全体」であり、「社会全体」です。その本質的な原因は「拝金主義」。そして、その根元にあるのが「利己主義」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 では、拝金主義で歪んだ世の中を是正するために、私たちは何を行うべきなのでしょうか?

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp38)より引用します。

 

 

◎拝金主義で歪んだ世の中を是正するのがコーチング

 ですので、ここで改めて、「拝金主義はなぜダメなのか?」という根本的な問題を考えてみましょう。

 私の結論ははっきりしています。ダメです。ノーです。

 しかし、多くの人は、「お金がないと生活できないし、ちょっとした贅沢だってできないのだから、“拝金主義はなにがなんでも悪い“というのも言い過ぎではないか」「拝金という言葉のイメージが悪いだけで、現実にはお金がないと何もできないのだからしょうがないでしょ」という考え方だと思います。たぶん、少なくない人がこの考え方に同調するはずです。

 しかし、これは絶対に間違いです。言葉のイメージの問題なんかではありません。逆にそんな考え方をしているから拝金主義に陥ってしまうのです。

 そもそも「お金がないと何もできない」という考え方は主客が逆転しています。したいことがあるから、お金が必要なのです。であるのに、「お金がないと……」という言い方は順番が逆でまずお金ありきの発想になっています。まさにこれが拝金主義であり、お金の奴隷になっている証拠です。

 何はなくともまずはお金。自分がすでに拝金主義にどっぷり浸かっていることすら理解できていないほど、拝金主義の病魔は現代社会にはびこってしまっているのです。「拝金主義は決定的にダメなことである」という認識が現代社会から抜け落ち始めているのです。

 はっきり言って、拝金主義は泥棒と同じです。なぜなら、自分さえ良ければいいと考える利己主義だからです。つまり、「拝金主義は良いですか? 悪いですか?」という質問は「泥棒は良いことですか? 悪いことですか?」と聞いているのと同じことです。あなたは自分の子供に泥棒をして生きていきなさいと勧めますか? 決して勧めないはずです。

 お金儲けがすべてに優先するなど、人としての倫理だけでなく、この世の理からも外れています。なぜなら、もともとこの世にはお金はなかったのですから。お金は人が作ったシステムであり、この世の理とはなんの関係もありません。人が作ったシステムになぜ人が踊らされ、額ずかなければいけないのでしょうか。

 大切なのは「お金」ではなく、「何をするか」のほうです。その際、お金が必要であれば、必要な額のお金を調達するというのが正しい考え方です。

 であるのに、「お金がないと何もできない」と思ってしまっているところに問題があるのです。

 そういう歪んだ世の中を是正するのがコーチングなのです。

 引用終わり

 

 

拝金主義は泥棒と同じ

なぜなら、自分さえ良ければいいと考える利己主義だから

 

 今、私たちが行うべきなのは、社会にはびこる「拝金主義」「利己主義」というブリーフシステムを破壊すること。そのために社会を構成する一人ひとりのブリーフシステムをリブートする必要があります。

 L-159202201月シークレットレクチャー -03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 

 その強力な縁起がコーチング。

歪んだブリーフシステムを、結果として是正するのがコーチングです。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

Q-384につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

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オーセンティック・コーチング




Q-382:クライアント側に圧倒的な知識や経験があり、話の内容で相手が見えない場合の対応は? <後編;“みる”を妨げるもの>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 *前編はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34687943.html

 

 

Q:クライアント側に圧倒的な知識や経験があり、コーチが話の内容で相手が見えない場合、どのように対応すればいいでしょうか?

抽象度の高いほうへ話を持っていってもクライアントが納得してくれるのか心配です

A2:今回もコーチにとって大切な大原則から。コーチはコンテンツには一切関わりません。

 Q-375:バランスホイールは全て現状の外? クライアントが現状に満足している項目があった場合、その項目をどう扱えばいい? <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34511531.html

 

 御質問中の「クライアント側の圧倒的な知識や経験」とは、抽象度の低い具体的情報であり、すべて過去。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

それらを“意味”のあるもの(未来側)に統合していくものがゴールです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールの基本条件は 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る。

 L-10020218月シークレット… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 多くの方が経験しているとおり、ゴール設定は簡単ではありません。例えば、「1)現状の外」は、スコトーマにより認識することができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのため、まずは「2)心から望む」ことからゴールを探ったりしますが、その「2)心から望む」も難しいはずです。なぜでしょう?

 

 そう、「自分は本当の“自分”ではない」から。

 F-324:観自在 <実践編-4;ユーアファメーション>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33111471.html

 

 コーチングを実践するまでの「自分」とは、過去の記憶でつくられた現在のブリーフシステム(Belief SystemBS)のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そんな「自分」が心から望むことは、ほぼすべてが現状の最適化です。それではゴールらしきものを設定するたびに、ますます現状(Status Quo)に縛られてしまいます。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

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 実際、コーチング入門者が最初に「圧倒的な知識や経験」で見いだすゴールらしきものは、ほぼほぼ「理想的な現状」です。

 そんな入門者に対して、コーチは「マインドの使い方」を伝授しながら、「抽象度の高いほう」へと誘っていきます。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

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 F-353:“覚醒”の夏に向けて習得! 苫米地式「オーセンティック・コーチング」

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抽象度の高いほう」へと誘う間、私は「不安・恐怖(Fear)」「義務感(Obligation)」「罪悪感(Guilty)」に気をつけています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 まるで濃霧のようにゴール側の世界を見えなくしてしまうばかりか、いつの間にかwant tohave toに変えてしまうから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 とくに不安・恐怖への対処は重要です。なぜなら、人は不安や恐怖によって縛られ、コントロールされているから。

 例えば、「高額報酬の仕事を優先して引き受ける」という場合、「報酬を得る喜び」がモチベーションになっているように思われますが、その裏には「お金がなくなることへの恐怖」が隠れていたりします。

 F-334:分断緩和のための処方箋 vol.5;「ワークライフバランス」の落とし穴 <plan-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33619443.html

 

 逆に言うと、不安・恐怖を克服できれば、他人や社会からの束縛(抑圧)を断ち切ることができ、自由に生きられるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 では、そのためにどうすればいいでしょうか?

 

 以下、苫米地博士の著書「人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44 もう、努力してはいけない!」(学研プラス、p34)より引用します。不安・恐怖を克服するための「マインドの使い方」の一例です。

 

 

ルール6 不安や恐怖は最大限強めてみる

 「あれが怖い」「これが怖い」と恐れてばかりで、なかなか前を向いて進んでいけないという人もいるようです。恐怖心を克服したいと思っている人も多いと聞きます。

 恐怖心を克服するためには、恐怖の正体を知る必要があります。

 恐怖には二種類あります。「いわれのある恐怖」と「いわれのない恐怖」です。

 「いわれのある恐怖」とは感じて当然の恐怖です。例えば、突然、大きな地震が起こった時に感じるような恐怖のことを言います。大地震が起こっているのに、恐怖も感じずにへらへら笑っていたら、命が危険です。恐怖を感じたら、すぐにテーブルの下に隠れるなど、身を守る行動に出なければなりません。

 ただし、恐怖を感じているだけではダメです。大きな地震が起こって恐怖を感じても、「怖い、怖い」と言っても何も行動しないのでは、へらへら笑っている人と大差ありません。その恐怖を「身を守るためのサイン」だと気付いて、行動を起こす必要があるのです。行動を起こしてしまったら、あとは恐怖の必要はありません。そこで恐怖している暇があったら、冷静になって状況を把握して、他に取り得る行動はないかと考えるべきです。つまり、「いわれのある恐怖」も行動後はある時点で「いわれのない恐怖」に変わります。

 「いわれのない恐怖」とは、このような恐怖する必要のない恐怖のことを言います。そもそも恐怖する必要がないのですから、怖がっているだけ無駄です。

 例えば午後11時に、明日の午前9時までに500万円工面できなければ会社が倒産するという状況に対して恐怖するのはまったくの無駄です。銀行は翌日の午前9時になるまで開かないからです。誰か知り合いに借金するにしても、午後11時に電話して、いきなり朝までに500万円貸してくれる人はいないでしょう。そもそも、そういう人がいれば前日午後11時よりずっと前に話をしているはずでしょう。お金の工面についてあれこれと計画を考えることは有効ですが、「借金取りが来る、怖い、怖い」などと恐怖していてもまったく意味がありません。

 「霊が怖い」などというのも「いわれのない恐怖」です。霊などいませんし、少なくとも危害を加えられた人はいないでしょう。

「暴力団が怖い」というのも「いわれのない恐怖」です。組織暴力は一般市民には手を出しません。一般市民とトラブルを起こせば、組織から激しい罰を与えられるはずです。やっているのは組同士の抗争であって、一般市民は関係ありません。まれに一般市民が巻き込まれる事件がありますが、交通事故の件数に比べれば非常に確率は低いわけですから、暴力団を怖がっている暇があれば、車に注意して歩いた方が、よほど意味があります。

 「いわれのない恐怖」は恐怖するだけ無駄です。それは、まだ起こっていないことに対する恐怖です。恐怖するのは実際に起こってからで遅くありません。

 お金の工面で言えば、万策尽きてお金が用意できずに借金取りが来たときに恐怖すればいい話ですし、霊も目の前に出てきて危害を加えようとしてきたときに恐怖すればいいですし、暴力団の抗争に巻き込まれそうになってから恐怖すればいいのです。それなら「いわれのある恐怖」ですから、その恐怖から回避するための冷静な行動を取ればいいということになります。

 恐怖や不安がなぜまずいのかと言いますと、恐怖や不安によって、自分をコントロールできなくなってしまうことがあるからです。通常は当たり前にできることでも、恐怖によって冷静さを失い、できなくなってしまうことがあるわけです。

 どうしても恐怖を克服できないという人は、感じている恐怖を、ためしに思いっきり強めてみましょう。すると、「強めてもこの程度か」と思えるようになります。そして、強められることがわかると、その逆に弱めることもできるのだとわかります。結局、恐怖というのは自分自身の脳の中にある情報にすぎないと気付くことでしょう。

 この恐怖という情報は脳内の情報ですから、別に暴力団とか借金取りとか霊といったものが生みだしているわけではなく、自分自身が生みだしていることがわかります。自分で生みだしているのなら、生みだすのをやめればいいだけです。恐怖を強めてみるとこのことがわかり、これがわかると恐怖は恐れるに足らずとわかるはずです。

 引用終わり

 

 

 恐怖というのは自分自身の脳の中にある情報にすぎない

 

 クライアントが納得してくれるのか心配」の「心配」には、不安や恐怖が紐付いていませんか?

 

 しっかりモニタリングできていることはgood

無意識を意識に上げることは、不安や恐怖をコントロールする1st.ステップです。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

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 「心配」に気づいたら、次は「なぜ心配なのか?」を考えてみましょう。事実(data)と根拠(warrant)を確認しながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 おそらく、過去の情動記憶が紐付いた何らかのリミッターが発動しているはず。そのリミッターを無効化していくと、さらなる現状の外が感じられるようになります。

 (その間はとくに逆腹式呼吸を続けてください↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 コーチ自身が自らコントロールした変性意識状態で高い抽象度次元を体現していると、クライアントさんはきっと「納得」してくれます。なぜなら、

 

 

 All meaningful and lasting change starts first on the inside in your imagination and works its way out into reality.  

 

すべての意味のある、永続的な変化は心の中のイマジネーションから始まり、やがて外側の現実を変えていく

 

 

 だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 「心配」をしっかりコントロールし、さらに素晴らしいコーチへと飛躍されてください。

 F-350:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.3Starting with the man in the mirror

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34474558.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 絶対成功する44のルール eBook : 苫米地英人:

 



F-354:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.6(最終回);HealingCoaching the worldw1w2…

 

 体感的には「あっという間」ですが、苫米地博士と情報的に出会ってからそろそろ15年、苫米地式認定コーチとしてはもうすぐ10年目に入ります。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 いつの間にか、私も、まわりも、激変してしまったよう

 

 その変化を噛みしめながら、コーチとして「縁起宇宙(w1)の再構築」について考えてみました。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 vol.1Off the wall

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34369807.html

 vol.2IWe are the world

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34422350.html

 vol.3Starting with the man in the mirror

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34474558.html

 vol.4Another MJ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34521440.html

 vol.5Heal the world

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34599783.html

 vol.6HealingCoaching the worldw1w2…

 

 

 前回(F-353)、いったんこのシリーズを中断して、苫米地博士の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)での講義を取り上げました↓

 F-353:“覚醒”の夏に向けて習得! 苫米地式「オーセンティック・コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34650757.html

 

 その中で博士が言及されていた「w”は可能世界である」を、コーチング実践前にしっかり理解(体得)していることが重要。私はその理解(体得)が“覚醒”だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 私たちが現実だと思っている目の前の世界は、じつは、「一番臨場感が高いイメージ」にすぎません。つまり、「すべて幻想であり、“w”は可能世界として無限にひろがっている」ということ。それがこの世界(宇宙)の理です。

 その理をプリンシプル化したものが「I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html


 さて、MCU的「Multiverse」が抱えているスコトーマはクリアでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 一緒にスコトーマを外す前に、あらためて「Multiverse」について確認しましょう。「どこにスコトーマがあるのか?」「スコトーマを外すためにはどうすればいいのか?」と考えながら読み進めてください。

 (ヒント:“視点”を意識に上げてください)

 

 

 Wikipedia内で「マルチバース」を検索すると、「多元宇宙論」に転送されます。そこにはこのように記載されています。

 多元宇宙論 - Wikipedia

 

 現在の宇宙論がインフレーションを想定する限り、観測可能な宇宙以上の空間を必然的に内包する。

 つまり同一のビッグバンから生まれた領域内に、決して物理的に干渉、観測できない領域を複数選ぶことができる。物理的に干渉できないのだからこれは一種の別の宇宙であり、平行宇宙である。ただし基本的には超遠方であるだけであって、基本的な物理法則、物理定数、および素粒子の種類は合致すると考えられる。

 引用終わり

 

 「インフレーション」とは、「初期の宇宙が指数関数的な急膨張(=cosmic inflation)を引き起こした」という初期宇宙の進化モデルのこと。提唱者は東京大学名誉教授の佐藤勝彦さんです。

 

インフレーション期を経た宇宙膨張の概念図(Wikipedia)

インフレーション期を経た宇宙膨張の概念図

「宇宙のインフレーション」(Wikipedia)より引用

宇宙のインフレーション - Wikipedia

 

 

 簡単にいうと、「宇宙は真空エネルギーが相転移して、ビックバンを経て形成された」という理論。その相転移は、同時に(一斉に/一気に)起こるものではなく、必ず局所的にはじまるとされています。例えば、水が氷になるときに、同時に(一斉に/一気に)氷になるのではなく、部分的に氷になっていくイメージです。

宇宙において相転移が局所的(部分的)にはじまるということは、「相転移が終わったところ」と「まだ相転移の途中のところ」が混在していることを意味します。

相転移が終わった空間では膨張がはじまります。すると、その空間の一部である相転移途中の空間は膨張から取り残されてしまいます。その相転移途中の空間の内側ではインフレーションによる急激な膨張が起きているのだそう。

つまり、「膨張の速度が遅い空間でも、内側は急膨張している」。

これがアインシュタインの相対性理論から導き出される「ワームホール(時空のある1点と他を結ぶ空間領域)」であり、異次元空間(多元宇宙)が存在するという根拠。

 S-02-11:アインシュタインの“直観”の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18911304.html

 

シンプルにまとめると、1)最初にインフレーションが起きた宇宙を母宇宙と呼ぶ、2)その中でワームホールに子宇宙ができ、その中にさらに孫宇宙ができる、3)この連鎖により宇宙の多重発生が起き、無限に宇宙が存在することになる

 …これが「Multiverse」のイメージです。

 

 

 では、あらためて質問です。

苫米地博士に学ぶ者たちにとって、もちろん「Multiverse」は真ですが、この“視点”のままでは十分ではありません。

 

スコトーマは(case-side)?

スコトーマを外すためには(plan-side)?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

 では、私の答えを。

先ほどまでの「Multiverse」とは、すべて物理空間のこと。「多元宇宙論」は物理学の理論であり、抽象度を軸にした場合の情報空間(宇宙)の底面の話です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間

 

 

 物理空間にフォーカスすること自体はまったく問題ありませんが(focus of attention)、高次元への意識(concentration)がないと、無限に近い“可能世界(宇宙)w”を認識できなくなります。スコトーマに隠れるから。

 Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

 「高次元への意識(concentration)」を違う表現であらわすと、「さらなる現状の外の探究」といった感じでしょうか。つまり、ゴール設定(再設定)のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールの基本条件は、1)現状の外、2)心から望むこと、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、そして4)自分中心を捨て去る。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 ゴールとなるものは、決してひとつではありません。ゴールのカテゴリ自体がたくさんあり、そのカテゴリごとに複数のゴールがあってかまいません。さらには、ゴールは更新するもの。そのゴール(潜在的なゴールも含めた)すべてが“可能世界(宇宙)w”です。

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 ということは

 

 以下、苫米地博士の著書「人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44 もう、努力してはいけない!」(学研プラス、p174)より引用します。

 

 

ルール44 自分自身のたな卸をする

 たな卸しというのは、普通は「帳簿上の在庫と実際の商品在庫との差異を把握するために行う在庫確認のこと」を言います。ですから、「自分自身のたな卸」と言うと、「これまでに自分自身に起こったことを再確認する」とか「自分自身をもう一度よく見直してみる」という意味だと思う人もいるかもしれません。

 「自分自身をよく見直してみる」というのはたしかに大事なことです。止観という、「煩悩を止めて、自分自身をよく見つめること」は私がいつもお勧めしていることでもあります。

 ただし、ここでいう「たな卸」の意味は少し違います。「人生が変わる」という視点から言うと、過去の自分、過去の記憶を精査しても、意味がありません。過去はすでに過去であり、現在や未来に影響を及ぼしません。人生を変えるには過去を利用するのではなく、未来に対して働きかけることが重要なのです。

 では、「自分自身のたな卸」とは何をするのでしょうか。それは、「ゴール(夢、目標)のたな卸をする」ということです。

 夢、目標、ゴールを設定しようとすると、多くの人が「お金持ちになる」とか「社長になる」など、一つの答えになってしまいます。しかし、ゴールが一つだと、一つのことだけに縛られてしまったり、そのゴールが本当の自分のゴールではなく、他人に仕掛けられたものだった場合、修正がしづらくなってしまいます。

 お金があってもいいですし、社長を目指してもいいのですが、人生そのもののゴールがそこだけになってしまうのは危険です。

 スポーツ・アスリートが「オリンピックで金メダルを取る」というゴールを設定してもかまいませんが、それが人生のゴールだとしたら問題なのです。

 その解決策は、「常に人生に関して複数のゴールをもつ」というものです。

 お金についてのゴールがあったら、それ以外のゴールも考えるのです。例えば、趣味や職業、家族のこと、健康のこと、社会的な(コミュニティなどへの)貢献、スピリチュアルなこと(精神性≒宗教的なもの)、生涯教育のような知識について、レジャーについてなど、さまざまな分野で人生にまんべんなくゴールを設定するのです。

 ゴールをたくさん設定してしまうと、ゴールへ向かう力が分散されてしまうのではないかと思う人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。いや、それどころか、ゴールへ向かう力はかえって増すことになります。なぜなら、現状とゴールとの差が大きいほどゴールへの推進力は増すわけですから、現状とかけ離れたゴールが複数あれば、推進力もかけ算式に増していくことになるからです。

 人生は一つの夢がかなえばそれで終わりではありません。多くの人がお金に固執しがちですが、お金は資本主義社会において道具にすぎません。それ自体が目的化することはありえないはずなのです。

 ゴールにはバランスが必要です。投資の際のポートフォリオと同様です。いろいろな分野でゴールを設定して、それぞれについてアファメーションを作成します。いくつも唱えることになりますが、それが人生を変えることにつながります。

 

 さて、「たな卸」の話に戻りましょう。

 この複数のゴールを定期的に「たな卸」します。つまり、複数のゴールどうしがどのような関係になっているかを見るのです。

 例えば、あるゴールと別のゴールが相対関係にないか、あるゴールが別のゴールを包摂しないか、あるゴールと別のゴールが対立しないかなどについて、細かく吟味するのです。

 こうすると、おのずとゴールの優先順位が決まってきます。目の前の最優先はなんなのかがわかると、とりあえずはそこへの推進力を強くしていけばいいことがわかります。ただし、優先順位を決めることは、ゴールを一つに決めることではありません。あくまでも、ゴールは複数持ってください。最低でも5~10個の人生におけるゴールを異なる分野に分散させて持ちましょう。そして、それらの関係を定期的に精査することで、ゴールの実現もより近くなっていくことを忘れないでください。

 引用終わり

 

 

 常に人生に関して複数のゴールをもつ

 

 その「複数のゴール」を常に意識に上げ続けることが、「高次元への意識(concentration)」です。それは「意図(intentionality)」を感じ続けることでもあります。

 Q-333:「記憶が抜ける」ようなvol.8;抽象度を上げた“オンリーワンのプラン”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32048435.html

 

 

 この複数のゴールを定期的に「たな卸」します。つまり、複数のゴールどうしがどのような関係になっているかを見るのです

 

 これは「Multiverse」の「たな卸」。

 さらなる現状の外へゴールを設定し(off the wall)、そこに向かって挑み続けていると、苫米地博士が語られていた「一人の自分だけではつまらない」を克服していくことができるでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 それが「HealingCoaching the worldw1w2…)」

 そして、それは「Heal the IWe are the world”」でもある

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「縁起宇宙(w1)の再構築」を考察しながら、私はそのようなイメージを体感しました。

 

 

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-関連記事-

Q-255:バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

Q-362~:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428110.html

Q-374~:バランスホイールは全て現状の外? クライアントが現状に満足している項目があった場合、その項目をどう扱えばいい?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429253.html

Q-376:バランスホイールはクライアントが書き込んでコーチに見せるものなのですか。バランスホイールの内容について、コーチはどこまで口を出していいものなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34542064.html

Q-377:同じ抽象度で最適化されたゴールのような気がします

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34573983.html

 

 

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Q-381:クライアント側に圧倒的な知識や経験があり、話の内容で相手が見えない場合の対応は? <前編;コーチが“みる”もの>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:クライアント側に圧倒的な知識や経験があり、コーチが話の内容で相手が見えない場合、どのように対応すればいいでしょうか?

抽象度の高いほうへ話を持っていってもクライアントが納得してくれるのか心配です

A1まずはコーチにとって大切な大原則から。コーチはコンテンツには一切関わりません。

 Q-375:バランスホイールは全て現状の外? クライアントが現状に満足している項目があった場合、その項目をどう扱えばいい? <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34511531.html

 

 御質問中の「クライアント側の圧倒的な知識や経験」とは、すべて具体的なものですよね?

ゴールが不明瞭な状態であれば、それらは抽象度が低い情報といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところで、情報と知識の違いはクリアでしょうか?

 

 簡単にいうと、たくさんの情報がゲシュタルト化したものが知識。そのゲシュタルト化の起点がゴールです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

ゲシュタルトができると、知識がないものも認識することができるようになります。苫米地博士は「知識とゲシュタルトを組み合わせた『文脈』の中で認識が生まれる」と話されています↓

L-10320218月シークレットレクチャー -05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 

人は、物事を解決するにあたって、「関連することだけをふるい分けて抽出し(RAS)、それ以外の事柄に関しては無視(=スコトーマに隠す)して思考する」という能力を持っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

つまり、「ゲシュタルトを作って、その中だけで思考することができる」ということ。反対にいうと、ゲシュタルトの外側はスコトーマに隠れてしまい、思考することができません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 さらにいうと、「圧倒的な知識や経験」とは、すべて過去。つまり、「知識や経験」にフォーカスするほど、過去に縛られることになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 よって、具体的な「話の内容」がわからないことで「相手が見えない(ように感じる)」ことは気にする必要がありません。低抽象度かつ過去だから。

 

 コーチが観察し分析するのは、あくまでも「ブリーフシステム(Belief SystemBS)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 もちろん、そのBSは、たいてい低抽象度かつ過去。

 (その理由は? 答えはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

そんなBSを指摘すればするほど、さらに過去に囚われることになります。多くの場合、エフィカシーが下がることにもなるでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 だから、コーチはクライアントのBSの分析結果を一切話しません。

把握するのは、あくまでもリミッター解除のため。“現状の外”に飛びだすことを阻んでいるブレーキを見つけ、それを木っ端微塵に破壊するためです。

 (その感覚を言語化してみました↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31130216.html

 

 では、クライアントのBSを把握し分析するためにどうすればいいでしょう?

 

 

 私が意識に上げているのは「ブリーフシステムの三要素」です。

 

 以下、苫米地博士の著書「世界一簡単に目標がかなう 成功脳の作り方」(日本文芸社、p54)より引用します。「コーチが“みる”もの」を理解し、その視点を体得してください。Feel

 

 

ブリーフシステムの三要素

 ブリーフシステムは、WORD(ワード・言葉)、PICTURE(ピクチャー・イメージ)、EMOTION(エモーション・情動)の3つで作られています。この3つがワンセットになってブリーフシステムを築き上げているのです。

 

 WORDは短い中にたくさんの情報を持っています。とくにセルフトークといわれる自己対話は、何か失敗したとき、「しまった。こんなことしなければよかった」と言うと、そのWORDが自分の中で「しまった、しまった、しまった……」と何度も繰り返されてしまいます。

 

 また、「こんなバカなことをして!」と母親に怒られた子どもは、「バカなことをした、バカなことをした……」と頭の中で繰り返してしまいます。

 言葉の危険性は、実際に言葉で繰り返したことは、実際に体験したことと同じ効果があるということです。過去の失敗を思い出して「しまった」と思い、もう一回「しまった」と思うと、合計3回その体験したと同じ効果があります。言葉は何度も繰り返すことで臨場感を高めてしまうものなのです。

 ですから、そういう失敗を何度も思い出して「しまった」と言えば、何十回もその体験をしたと同じブリーフを臨場感を持って、構成してしまうのです。

 自分にとってのブリーフの集合体を自己イメージとよんでいます。私は「引っ込み思案」とか、「気が短い」など、マイナスの自己イメージがあると、つい何回もセルフトークしてしまいます。

 人間は人から話を聞いているとき、それを理解したり、理解しなかったりしながら、自己対話を繰り返しているのです。

 相手の話を聞いていても、自己対話を引き起こしやすいのがWORDなのです。自己対話をすると、それは実際、過去の出来事であっても、体験したと同じ効果があるのですから、WORDは自己イメージを強く作りやすい、ということになります。

 

 PICTUREには動画や音も含まれます。これらは臨場感が強く出やすいので、セルフイメージを作りやすいものです。

 

 また、強いEMOTIONは行動性向を決めやすいもので、たとえば殴られて痛かったら二度とやられたくないとか、WORDPICTUREの最後に強い情動が乗ってくると強烈なブリーフになります。

 これら3つそれぞれがイメージ想起性を持っていて、全部がセルフトークの中に入ることで、自己イメージが作り上げられる、というのが、このシステムの基本です

 

 他人に言われたことでも、言われただけであれば問題はありませんが、それをセルフトークに入れた瞬間に、本人を制約するものに変わってしまいます。

 「お前はバカだ」と言われたとき、素通りするだけならいいのですが、これをセルフトークとして反すうした瞬間に、マイナスのイメージを作ってしまいます。さらにこれに情動が乗ってしまうと、さらに否定的な自己イメージを作ってしまいます。

 

 自己イメージが出来上がった後に、その自己イメージに合致しない情報は見ることはできなくなります。自己イメージが必要としない情報がスコトーマになってしまうのです。

 成功するためには、自分が成功するべき人間だと自己イメージすることが大切です

 引用終わり

 

Q-382につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

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F-311:デジタル自傷行為 <case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ>

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L-09620217月シークレットレクチャー -08;ブリーフシステムとハビット&アティテュードと抽象度の関係

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L-09720217月シークレットレクチャー -09;ブリーフシステムを壊し、スコトーマを外すための方法

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L-159202201月シークレットレクチャー -03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 

 

世界一簡単に目標がかなう成功脳の作り方

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Q-380自分を下に引き戻そうとする意識が働くことがあります。どうすればいいでしょうか? <後編;plan-side

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に関して、2回に分けて回答いたします。前編がケースサイド、後編がプランサイドです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 *前編はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34636842.html

 

 

Q:高い抽象度で超情報場にいる感覚にいると、自分を下に引き戻そうとする意識が働くことがあります。どうすればいいでしょうか?

 

A2:自分を縛り続ける「感情(emotions)」を意識に上げることはできたでしょうか?

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 どんな感情(情動)を感じましたか?

 

 

 「不安」「恐怖」「怒り」「悲しみ」「後悔」「不満」など、人を低い抽象度に縛り続ける感情(情動)は多種多様です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その時の状況や意識状態により、支配的な感情(情動)も違うはず。「何かをきっかけ(トリガー)に、一瞬で変わってしまう(アンカー)」のが私たちのマインドだといえます。

 F-158:無我夢中 <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 そんな感情(情動)の中でも、とくに「自分を下に引き戻そうとする意識が働く」という場合に気をつけるべきなのが劣等感。

 

心の中に「劣等感」はありませんか?

 

呼吸を整えながら、再度、止観を行ってください。

L-166202201月シークレット… -10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 

 ところで、「不安」「恐怖」や「後悔」などの感情と「劣等感」には決定的な違いがあります。「劣等感」はきわめて特殊な感情なのです。その違いとは何でしょう?

 

以下、苫米地博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社、p60)より、2回に分けて引用(青字)します。「劣等感」をしっかりゲシュタルト化してください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

劣等感は、社会によって埋め込まれる感情

 ほかの動物と同様、人間の感情の多くも、生まれつき、脳にプログラミングされています。「不安」や「後悔」など人間独自の感情の場合は、前頭前野で複雑な情報処理が行われますが、やはり生まれながらにして持っている感情がベースとなっています。

 しかし劣等感には、そのような生物学的根拠はありません。実は劣等感は、人が成長する過程で社会によって埋め込まれる、きわめて特殊な感情なのです。

 劣等感が「社会によって埋め込まれた感情」であることは、「人がどのようなときに劣等感を抱くか」を考えれば、おわかりいただけるでしょう。

 たとえば、試験の成績がクラスで最下位だったら、多くの人は劣等感を抱くでしょう。あるいは「クラスで一人だけが逆上がりができない」「周りの友人より収入が少ない」「太っている」といったことに、劣等感を抱く人もいるかもしれません。しかし、もし「成績がいい方が偉い」「逆上がりができて当たり前」「収入が多い方が恵まれている」「痩せている方が美しい」といった価値観が社会になかったら、あるいは自分がそうした価値観を受け入れていなかったら、人は単に「自分がクラスでビリだった」「自分は逆上がりができない」などと思うだけで、劣等感を抱いたりはしないはずです。

 つまり劣等感は、「こちらの方が偉い(恵まれている)」「このくらいはできて(持っていて)当たり前」といった、社会が定めた何らかの価値観があり、さらにそれを人が受け入れたとき、初めて生まれるものなのです。

 引用終わり

 

 

 劣等感は、人が成長する過程で社会によって埋め込まれる、きわめて特殊な感情

 

 コーチとして関わる人たちに対して、私は「劣等感を克服すること」の重要性を伝えます。そのとき、「劣等感はありません。全然大丈夫です」といった反応をされる方がいらっしゃいます。その多くは“重要なこと”がスコトーマに隠れています。それが何かわかりますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そう、ブリーフシステム(Belief SystemBS)について。

 博士が書かれている「社会が定めた何らかの価値観があり、さらにそれを人が受け入れたとき、初めて生まれる」とは、まさにBSのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 私たちは、そうとは気付いていないだけで、じつに様々な価値観や約束事を受け入れています。その刷り込みで作られた重要度の重み付けを使って世界を認識しているのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 実際、「劣等感はない」と断言する人のほとんどが「優越感」を抱いています。この場合の「優越感」は狭義のエスティーム(Esteem)に相当するもので、コーチングで重要視するエフィカシー(Efficacy)とは異なります。その違いは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 両者の違いとは、「ある序列が存在していること」を前提としているかどうか。

 

 「序列」を前提としているものが(狭義の)エスティームで、前提としていないものがエフィカシー。

 (狭義の)エスティームは「自分の社会的な地位に対する自己評価」であるのに対して、エフィカシーは「自分のゴール達成能力の自己評価」。前者は何かのモノサシを用いた相対的評価ですが、後者は完全に自己評価です。

 (「エスティームの新しい解釈」はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28693339.html

 

 以下、先ほどの引用文の続きです(p61

 

 

劣等感は、人々をコントロールするための装置である

 人間が社会を形成すると、そこには必ずピラミッドができ、頂点に権力が生まれます。そして、さまざまな価値基準を定め、人々に劣等感を植え付けるのは、ピラミッドの頂点にいる権力者たちです。

 彼らが定めた価値基準は、家庭や学校での教育、メディアなどによって、世の中に浸透していきます。人は、親や教師から「成績が悪いのは恥ずかしいことだ」と言われたり、メディアから「痩せている人は美しい」というメッセージを受け取ったりすることで、ある一定の価値基準に、どんどん「洗脳」されていくのです。

 権力者たちは劣等感を利用して、社会を効率よく運営しています。

 「劣等感を抱きたくない」と思えば、人はその価値基準の中で少しでも上に上がれるよう、一生懸命勉強したり働いたり、消費したりするようになります。

 また、ある価値基準に沿って人に優劣をつけることで、人々が団結して権力に対抗したりするのを防ぐこともできます。

 劣等感は、人々の行動をコントロールするうえで、非常に都合のいい装置なのです。

 引用終わり

 

 

 高い抽象度で超情報場にいる感覚にいる」というとき、そこに「その価値基準の中で少しでも上に上がりたい」という思いはないでしょうか?

 

 もしもあるのなら、ゴール自体が間違っています。現状の中だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 現状の中にゴールを設定してしまうと、自分を縛っている価値観から抜け出せなくなります。「社会の価値観」だけではありません。苫米地博士は「刷り込まれてきた考え方や価値観」の代表として、「3つのモノサシ」を挙げられています。

 F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

 

 以上より、「どうすればいいでしょうか?」に対する私の解決(plan)は

 

1)自分を縛るもの(ex. 情動や価値観)をつねにモニタリングして、

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 2)「すべての価値基準は幻想である」としっかり認識しながら =空観、

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 3)現状の外にゴールを設定(再設定)し =仮観、

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 4)「自分には、そのゴールを達成できる力がある」と自己評価しながら、目の前の世界に向き合い続ける =ラベリング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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F-276~L下でのBSB

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Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

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Q-352:人に変に見られていないかがひどく気になります

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33133160.html

 

 

「感情」の解剖図鑑



F-353:“覚醒”の夏に向けて習得! 苫米地式「オーセンティック・コーチング」

 

 このブログの<F:フリーテーマ>では、「縁起宇宙(w1)再構築」をテーマに連載中です↓

 F-348~:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428154.html

 

 前回(F-352/vol.5)は、MCU映画を例に、「Multiverse」を取り上げました↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34599783.html

 

 じつは、MCU的「Multiverse」には大きなスコトーマがあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのスコトーマが体感を伴って外せていること、すなわち“覚醒”が、シンのヒーリングやコーチングには欠かせません。

 L-11320219月シークレットレクチャー -01;夢

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32063846.html

 

 今回は、「縁起宇宙(w1)再構築」を1回お休みして、「バラいろダンディ」での苫米地博士の講義(2024617日放送回)を取り上げます。

 (実際の講義はこちら↓)

「成長」の夏に向けて習得!苫米地式「オーセンティック コーチング」 (2024年6月17日) #コーチング (youtube.com)

 

この講義は、2年半前の講義(20211213日放送回)のupdate版です↓

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 ぜひ“覚醒”のきっかけにされてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 博士がまず取り上げられたのは、「自我」と「宇宙」の関係。

 自我とは、「宇宙を入力として自分を出力する部分関数f」のことと話されていました。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 

240617バラダン-1

「バラいろダンディ」(2024617日放送回)より引用

 

 

 「部分関数」とは、ある集合を切り分けて取りだす関数のこと。例えば、「偶数」というのは、「自然数」という集合から「2で割り切れる数」を取りだす関数であると見なせます。

 このとき「2で割り切れない数」=奇数が残ります。よって、「奇数」の方も同時に定義できてしまうことになります。

 

 同様に、自我とは、宇宙を「自分」と「自分以外」に切り分ける関数のこと。よって、「自分がわかると、宇宙がわかる」。それが部分関数です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 このパートで、苫米地博士は「逆関数」という話もされていました。自我の逆関数に自分を入力すると、宇宙が出力されます。このことを突き詰めると、「宇宙は自分自身を見るための鏡である」ことがわかります。

 F-200:“あの人”の言葉はなぜ心に響くのだろうか? Vol.4;「こんなにほったらかしにして」を解決する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26610212.html

 

 

240617バラダン-2

「バラいろダンディ」(2024617日放送回)より引用

 

 

 次に話されたのが、自我のもうひとつの定義。それが「評価関数(重要性関数)」です。

 例えば、「職業はコーチと医師を」「子どもは3人いて」「映画好きで、とくにSTAR WARS」「生まれも育ちも鹿児島で」などと自己紹介するとき、それは自分にとって重要な(あるいは関係性が深い)順に宇宙を並べ替えているといえます。

その並べ替え関数が「評価関数(重要性関数)」です。

 

ちなみに、宇宙に対する評価関数のことを、コーチングでは「コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)」と表現します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 

240617バラダン-3

「バラいろダンディ」(2024617日放送回)より引用

 

 

 このパートで最も重要なのは、「w”は可能世界である」ということ。

 私たちが現実だと思っている目の前の世界は、「一番臨場感が高いイメージ」にすぎません。つまり、「すべて幻想であり、“w”は可能世界として無限にひろがっている」ということ。

 それがこの世界(宇宙)の理です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 先ほどの「宇宙に対する評価関数=CZ」は“記憶”でつくられます。詳しくは「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」。それらの“記憶”は、もちろん、一人ひとり異なります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

だから、各自が認識している目の前の世界は、それぞれの記憶が織りなすCZであり、「一人一宇宙」だといえます。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 

240617バラダン-4

「バラいろダンディ」(2024617日放送回)より引用

 

 

 ここで苫米地博士は、コーチングの奥義を再開示されました。それが

 

 コーチングが関わるのは、“p自我”ではなく、あくまで“w”の部分

 

 前回(202112月放送回)の表現でいうと、「コーチングでは、関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w”から別の“w1”に移行することを促す」↓

 L-162202201月シークレットレクチャー -06;ゴールを見つける近道

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34301571.html

 

 

240617バラダン-5

「バラいろダンディ」(2024617日放送回)より引用

 

 

 さらに苫米地博士は新たな概念を開示されました。それが「エフィカシー関数」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 コーチの役割をシンプルに表現すると、「現状宇宙w1からゴール宇宙w2に移行する自己能力の自己評価関数」であるエフィカシーを高めること。それを「『エフィカシー関数』を生み出すお手伝い」と表現されていました。

 F-314~5:デジタル自傷行為 <plan-side -2~3;ゴール×エフィカシーの“秘密”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32626694.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32678098.html

 

 

240617バラダン-6

「バラいろダンディ」(2024617日放送回)より引用

 

 

 「コーチングは実は簡単な原理!」と語られた博士は、さらに「クライアントがやることは『心から欲するゴールの世界を探す』だけ!」と仰っていました。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 そうはいっても、「やっぱりコーチングは難しい」というのが多くの人の正直な感想であるはず。ですよね?

 

「心から欲するゴール」を見つけることは、決して簡単ではありません。ましてや現状の外にゴールを設定することは、コーチの存在なくしては不可能に近いでしょう。

 Q-358:止められてもやりたいゴールが見つかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33485940.html

 

 

 私は、やはり、コーチングのはじめに“覚醒”がいると思っています。

今の流れでいうと、「コーチングは簡単」と「コーチングはやっぱり難しい」を“同じ”と感じられる心の状態が“覚醒”です。

(“同じ”である理由は先ほどのフリップの中にあります)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 以下、苫米地博士の著書「幻想と覚醒」(三才ブックス、p78)より引用します。“覚醒”を体感してください。Feel

 (“同じ”とわかるためのヒントはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

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世界は他人が生み出した幻想

 物理的現実世界、つまり皆さんの目の前に広がるこの世界も幻想です。

 物理的現実世界を感知しているのは五感です。といっても、目や口や鼻……といった器官ではありません。器官に繋がっている神経が作用しています。机に置かれたグラスの存在は、目の視神経や指先の触覚神経が反応してグラスの存在を認知しています。すべての情報の存在は、神経を通して脳に伝えられています。そして、脳が「情報」を認識し、それをもとにまた「情報」を作り出しているのです。

 ということは、神経に伝わる「情報」は作為的に変えられている可能性も否定できません。

 皆さんが感知している「情報」は、確実に本物だと言えるでしょうか。

 もしかしたら、映画『マトリックス』のように、誰かが皆さんの脳をコンピュータと繋いで、仮想世界を見せているだけかもしれません。もしくは、映画『インセプション』のように、すべてが夢の中に構築されているのかもしれません。

 かつて、宇宙人が地球人と交信するために、地球人が驚かないための準備として、ハリウッドに映画『E.T.』を作らせたというまことしやかな噂がありました。もしかしたら、『マトリックス』や『インセプション』もこの世が幻想だと知らしめるために、その緩衝剤として作られたのかもしれません。

 馬鹿馬鹿しいと思われる方もいるでしょうが、皆さんの脳が生み出す世界が真実だという保証などどこにもありません。自分以外の人が自分と同じようにグラスの存在を認識しても、それは他人の操作で情報を共有させられただけかもしれません。

 私達には、それを証明する手立ては何もありません。

 「この世界が真実」かどうかなど、だれにも知りようがないのです。

 もっと言えば、情報を作り出している脳そのものが幻想だという可能性もあり得ます。いくらレントゲン写真やMRIの画像を見せられたところで、情報そのものが幻想の可能性がある以上、「脳だ」と認めることはできないでしょう。

 皆さんは「在る」と思っているだけです。

 グラスを「在る」と思っているだけ。脳が「在る」と思っているだけなのです。

 

 物理的現実世界における宇宙は、物理学では波動方程式でその存在が認知されています。しかし、不確定性原理が働くため、実際に認識するには観測するしかありません。人間が真空の中でエネルギーが淀み素粒子が生まれるのを、目で見て初めてその存在が認められているのです。

 もちろん、この世が幻想でないかもしれない、と思う人もいるでしょう。それは、幻想ではないかもしれない世界そのものが幻想です。幻想ではなく物理的に存在していると思われる世界そのものが幻想だということです。

 理解しづらいかもしれませんが、イメージとしては「夢の中の夢」あるいは「合わせ鏡に映る自分」です。

 皆さんが見ている世界は、自分の心が生み出した、あるいは他人が生み出した幻想です。そして、他人が生み出した幻想もまた、別の他人が生み出した幻想です。

 そして、別の他人が生み出した幻想も……

 とにかく、皆さんが「この世は実在する」という結論を導き出すことは不可能です。すべては幻想であり、すべては心が生み出しているのです。

 引用終わり

 

 

 すべては幻想であり、すべては心が生み出している

 

 それを体感を伴って理解できることが「空観」。そして、幻だとわかった上で、ゴール設定により望む幻(w1w2w3…)を生みだすことが「仮観」。

苫米地博士が教えてくださる本物のコーチング(Authentic Coaching)とは、「空」と「仮」を同時に観る「中観」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「中」の境地でいると、「コーチングは簡単」と思えるし、「コーチングはやっぱり難しい」も理解できます。両方ともホメオスタシスの働きであると理解できるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 もちろん、ここでいうホメオスタシスとは、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」で説明されている「情報空間に拡張したホメオスタシス」のこと。

(ちなみに、第2世代は「超情報場理論」、第3世代は「生命素粒子理論」です。認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

 宇宙を、物理空間(4次元時空)としてではなく、その物理空間も包摂する情報宇宙と観られたときが、シンの“覚醒”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間

 

 

そして、その瞬間から、苫米地式「オーセンティック・コーチング」がはじまります。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 さて、MCU的「Multiverse」が抱えるスコトーマを外すことができたでしょうか?

 L-133202111月シークレット… -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33004210.html

 

次回(F-354/vol.6)、縁起宇宙の再構築をテーマとしたブログ記事に戻ります。「“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~」の最終回です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428154.html

 

 

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2024年度のオンラインセミナーは、8月とR7.2月に開催する予定です(変更しました)。

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-046:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと 後編:ミラーニューロン

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11383670.html

F-246:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.3;高揚(興奮)>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28968302.html

Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

Q-373:やりたいことがあれば現実感は出てくるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34458945.html

S-04-24~6:「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23983088.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24057099.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24116667.html

 

 


Q-379自分を下に引き戻そうとする意識が働くことがあります。どうすればいいでしょうか? <前編;case-side

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に関して、2回に分けて回答いたします。前編がケースサイド、後編がプランサイドです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

Q:高い抽象度で超情報場にいる感覚にいると、自分を下に引き戻そうとする意識が働くことがあります。どうすればいいでしょうか?

 

A1下に引き戻そうとする」力の正体は、現状へ戻そうとするホメオスタシス・フィードバックでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 「すごいリーダーは『脳』がちがう」(三才ブックス、p56)の中で、苫米地博士はこのように述べられています。

 

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 世界は無限に存在していて、ホメオスタシスはそのどれともつながることができる-

 このことがわかったとき、私は一つの結論にたどり着きました。

 簡単にいうと、一つの仮想空間(P)があるとします。このPに対して、自我があります。そして、自我とPとの間でホメオスタシスのフィードバックが強いときに臨場感が高くなる、ということです。

 引用終わり

 

 

 コーチングにおける「一つの仮想空間(P)」とは、ゴール設定により自ら生みだす未来/社会のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その「ゴール設定により自ら生みだす未来/社会」のことを、バラいろダンディでの講義(20211213日放送回)の中で、苫米地博士は「可能世界“w1”」と表現されています。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 無限にある可能世界の中から自由意思で選びだす“w1”は、自分で選択するゴール側のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)と言い換えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 よって、「自我とPとの間でホメオスタシスのフィードバックが強いときに臨場感が高くなる」は、「自分中心を捨て去りながらゴール側のCZを“自分”とすることができると、ホメオスタシスの働きで臨場感が高まり現実化する」と理解することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 これがコーチングの重要なプリンシプル「I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 ポイントは“臨場感”!

 ゴール側のCZの臨場感を、現状の臨場感よりも高めることです。

 L-09020217月シークレットレクチャー -02;臨場感世界の現実化(realized virtuality

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30497354.html

 

 では、ゴール側のCZの臨場感を高めるためにはどうすればいいでしょうか?

 

 

 そう、「アファメーション」「ビジュアライゼーション」「セルフトークのコントロール」を続けること。それが基本です。

 Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 「思考の3つの軸」と重ねて考えると、アファメーションにより「言語(words)」を、ビジュアライゼーションにより「映像(pictures)」をコントロールすることができます。

 L-08420213… -07;内省言語を「言語を使わないで引き起こす」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30160964.html

 

 「言語(words)」「映像(pictures)」がしっかり作れているはずなのに「下に引き戻そうとする意識が働く」という場合、その原因は「感情(emotions)」にあるはずです。

 実際のところ、私たちは「感情(emotions)」の働きにより、ついつい低い抽象度次元に囚われてしまうもの。「高い抽象度で超情報場にいる感覚」を持てたとしても、常に下向きの力が働くため「高い抽象度」を維持することは簡単ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その下向きに働く力のことを「煩悩」と呼びます。

 

 以下、苫米地博士の著書「お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう説くか?」(小学館、p129)より引用します。

 

 

お釈迦さまの脳科学

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「煩悩」とは細胞レベルの苦

 私たちは、食欲や睡眠欲といった細胞レベルの欲求からは逃れることはできません。これら根本的な欲求を、上座部仏教では「苦」と言い、大乗仏教では「煩悩」と呼んでいます。

「つらい」「苦しい」といった情動としての「苦」であれば解消する方法があります。例えば、セロトニンなどの神経伝達物質の量を増やせば、苦の感情からは解放されるでしょう。死の恐怖さえ抑える洗脳は可能ですから、生老病死の「苦」を感じないことはありえます。

 しかし、脳を麻薬で騙したところで、生きている限り、細胞レベルの欲求からは逃れることはできません。一時的なごまかしにすぎないのです。

 人間が幸せに生きることの妨げになっているのは、この煩悩のためです。他人から操作された欲望によって不必要なお金を使ってしまったり、健康を損なってしまいます。また、怒りによって人を殺してしまう。例を挙げていくときりがありませんが、あらゆる不幸は煩悩を制御できないことで起こっています。現代人にとって煩悩をどうコントロールするかが、ますます重要になっているのです。釈迦はその方法についても語っていました。

 上座部仏教で言う細胞レベルの「苦」、すなわち「煩悩」は、幻であると釈迦は説いています。

 私が、臨場感を説明するときに使っている、ホメオスタシスという言葉があります。「寒くなると鳥肌が立つ」「暑くなると汗をかく」といったような生体の環境フィードバック関係のことですが、ホメオスタシスは物理空間だけでなく人間の心(内部表現)と直接リンクしています。ですから、映画で怖いシーンを見ると鳥肌が立ったり、催眠などの暗示によって人に汗をかかせることが可能なわけです。

 これは、細胞レベルの感覚ですら、脳にとっては単なる情報であり「幻」ということを表しています。「暑い」「お腹が減った」という感覚は脳にとってはすべて情報です。情報ということは、書き換えることができる「幻」です。このことを実感として理解するのは、なかなか大変ですが、仏教ではそのための瞑想など修行方法が用意されています。そのひとつが、後に説明する「止観」です。

 細胞レベルの現象を「幻」だと本当にわかれば、それを操作することが可能になります。人間の脳という進化した情報処理器官には、そのような機能までもが備わっているのです。ですから、心によって炎を熱いと感じないこともできるし、病気を治すことも可能です。イメージ療法や気功によって癌が治ってしまうことがあるように、心の底から自分が健康だと思い込むことで遺伝子の情報すら書き換えることもありえるのです。

 引用終わり

 

 

ホメオスタシスは物理空間だけでなく人間の心(内部表現)と直接リンクしています

 

 

 最初にお伝えしたとおり、「下に引き戻そうとする」力の正体はホメオスタシス・フィードバック。そこには何らかの「感情(emotions)」が張り付いているはずです。いわゆる「煩悩」として。

 

 次回の投稿(Q-380)までの間、止観を行い、ぜひ御自身のマインド(脳と心)と向き合ってください。

 Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

 自分を縛り続ける「感情(emotions)」を意識に上げて、一つひとつ吟味してみましょう。ゴール側から。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 気楽にどうぞ。

 

Q-380につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記1

自我とPとの間でホメオスタシスのフィードバックが強いときに臨場感が高くなる

 

 同様のことを、苫米地博士は「『ツキ』を引き寄せる洗脳術 自分を磨き上げる秘密のメソッド34」(三才ブックス)にも書かれています。以下、同書(p92)から引用します。

 

 

レッスン19 「ツキ」はすでに見えている?

Is Tsuki already in your presence

 

 あなたのイメージによって現実は変わる

 自分がイメージした世界、つまりフリーゴールを、あたかも五感で体験しているように強烈にイメージすると、それが現実になります。あなたがどの世界を強烈にイメージするかによって、あなたの現実は大きく変わるでしょう。

 

 設定したフリーゴールの世界を体感しているということは、あなた自身がフリーゴールの世界に臨場感を持っていることを意味します。

 臨場感とは、その場に身を置いているように感じることです。視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚……。ある空間に対して、あたかも五感で体感しているような感覚を、「臨場感を持つ」といいます。

 臨場感は、人間が生まれながらに有している感覚能力です。この能力のおかげで、人間は様々な情報をリアルに感じることができます。

 

 面白いことに人間は、臨場感を物理的現実世界だけでなく仮想世界にも持つことができます。

 例えば、あなたが映画を見ているとき、あなたはさもその世界に自分が存在しているような感覚を受けるでしょう。これはあなたが、映画という仮想空間に臨場感を持っているからです。小説やマンガを読んでいるとき、あるいは妄想しているときも同じです。悲しい場面では本当に悲しくて涙を流したり、楽しい場面では笑みがこぼれたりしてしまうのは、あなたがその世界に臨場感を持っているからなのです。

 そういう意味では、あなたがイメージするフリーゴールの世界は仮想空間かもしれません。しかし、そこに臨場感を持つことは可能です。

 人間は自分がイメージした世界に臨場感を持つと、それがリアルになります。このことを臨場感空間の現実化(リアライズドヴァ―チャリティ)といいます。

 リアライズドヴァーチャリティは、ホメオスタシスによって行われます。ホメオスタシスが現実世界ではなく、仮想空間とフィードバックすることで、仮想空間をリアルにするのです。

 臨場感は、いきなり目の前に現れるわけではありません。人間が臨場感を持つときは、仮想空間を含めた外の世界から一つを選択しています。

 通常は生まれてからずっと慣れ親しんできた世界である、物理的現実世界に臨場感を持っています。しかし、上手く仮想空間を選択することができれば、その世界にホメオスタシスがフィードバックすることで臨場感が高まります。

 簡単にいうと、一つの仮想空間に対して、自我があり、自我とホメオスタシスのフィードバックが強いと臨場感が高くなります。すると、その仮想空間がリアルになるのです。

 物理的現実世界があるから、あるいはそれに近い仮想空間があるから、臨場感があるのではありません。人間のホメオスタシスのフィードバックが強い世界に臨場感があって、そこが本人にとってのリアルとなるのです。

 

 あなたがフリーゴールの世界に臨場感を持てば、あなたのホメオスタシスレベルは現状から外れ、フリーゴールの世界とアジャストし、フリーゴールの世界がリアルとなります。

 年商百億円企業のオーナー社長になることがフリーゴールだとすれば、その世界を強くイメージして臨場感を持てばよいのです。そうすれば、あなたのホメオスタシスが年商百億円企業のオーナー社長の世界とフィードバック関係を持ちます。年商百億円企業のオーナー社長になるために必要な「ツキのある世界」があなたのリアルとなるわけです。

 単純に「ツキまくりの世界」でも構いません。あなたがその世界をイメージして臨場感を持つことができればリアルになります。

 あなたが持つリアルは、あなたがどの世界に臨場感を持つかでも大きく変わってくるのです。

 引用終わり

 

 

-追記2

 実際のところ、私たちは「感情(emotions)」の働きにより、ついつい低い抽象度次元に囚われてしまうもの。「高い抽象度で超情報場にいる感覚」を持てたとしても、常に下向きの力が働くため「高い抽象度」を維持することは簡単ではありません

 

 だから、常に逆腹式呼吸を!

逆腹式呼吸でリラックスとゆらぎを得ることが重要です。止観の前にどうぞ↓

L-166202201月シークレット… -10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 

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F-196:コーチとして考える「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」

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Q-352:人に変に見られていないかがひどく気になります

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L-160202201月シークレットレクチャー -04;フレーム解体×ゴール設定

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 

 

「ツキ」を引き寄せる洗脳術

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Q-378:「エネルギー大丈夫かな?」と思ってしまうことがあります

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:コーチングを受けてから自分に起こった変化について質問です。

 怒りのエネルギーがクリアになっていく感覚があります。それはいいことだと思うのですが、一方で日常の生活であまり腹が立たなくなり、正直「エネルギー大丈夫かな?」と思ってしまうことがあります。どう考えればいいのでしょうか?

 

A:まずは御自身のコーチに質問されてください。

 (理由があります。後述します)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 その上で私の考えを“統合していくことをお勧めします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 

 質問されましたか?

 

 では、私からすこしお話しさせていただきます。

 

 「怒りのエネルギーがクリアになっていく感覚」とは、動物的な大脳辺縁系から(前頭前野外側部での論理的思考を経て)人間的な前頭前野内側部への“活性部位の変化”を感じているものだと推測します。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 「抽象度」で考えると、下から上への変化。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 御存知のとおり、抽象度が何よりも高い情報空間の頂点が「空(くう)」です。「日常の生活であまり腹が立たなくなり」は「空の境地」ともいえる、とても落ち着いた澄み切った心の状態のはず。それはとても素晴らしい体験です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 ただし、その境地のままでは、十分な力を発揮し続けることができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 「空」に対して、「仮」は「役割を持たせる」ことであり、「社会に機能を発揮する」こと。その役割や機能は、もちろん、ゴール設定により自ら生みだすものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そう考えると、「エネルギー大丈夫かな?」と思ったときの対処がわかるはず。

 

 そう、ゴールを再設定(更新)すること。

 Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

コーチの強力なアシストにより、あなたはすでにゴールを達成してしまっているはず。そうですよね?

 

 それは「かつての“現状の外”が、現状に変わった」ということ。

 

ゴール側のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)にホメオスタシスが働くようになると、強力なエネルギーと豊かな創造力がゴールの世界にどんどん導いてくれるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

現実世界(w0)からゴールの世界(w1)へ移動する感覚は“オートマティック”。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

「無我夢中に取り組んでいたら、いつの間にか達成していた」という感じですが、今度はそのホメオスタシスが、かつてのゴールの世界(w1)からさらなるゴールの世界(w2)に移行することを妨げるようになります。しかも強力に。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 その感触(無意識)が言語化(意識化)されたものが、「エネルギー大丈夫かな?」であるはず。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

そんなあなたへの次のアプローチを、コーチはすでに考えていたはずです。「エネルギー大丈夫かな?」という内省言語を確認した後、自らスコトーマを外せるように導くプランを。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 直接的には言及せずに、今私がお伝えしたことに自ら気づけるようにガイドされたのでは?

 

 「自ら課題に気づき(case-side)、自ら解決していく(plan-side)」ための強力な(かつ さりげない)サポートが本物のコーチング(Authentic Coaching)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 そのプロセスをシンプルに表現すると、「ゴール設定(更新)を促し、エフィカシーを高める」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 自らの課題に気づき ←ゴール設定(更新)を促す

 自ら解決していく  ←エフィカシー up

 

 その感覚をマスターしたなら、今度は、ぜひあなたが誰かをサポートしてあげてください。その縁起のうねりは、社会をよりよい方向に変えていくだけでなく、あなた自身のさらなる変革をも促すはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 以上を踏まえ、私から重要なメッセージ(一言)をお伝えします。

 その前に、苫米地博士の著書「『怒らない』選択法、『怒る』技術」(東邦出版、p3)から引用します。「エネルギー大丈夫かな?」と感じたときに読むべき本です。

 

 

 もしも、あなたが怒ることは悪だと考えていたなら、即刻その考えは捨ててください。

 なぜなら怒りは生理現象だからです。

 トイレに行くのは悪だといって、尿意を我慢する人はいないでしょう。また、我慢したところで、いつかはどこかで吐き出さなければいけません。尿意ならトイレに行けば解消できますが、怒りのハケ口はどこになるでしょうか?

 たぶん、妻や子供といった肉親、あるいは部下といった自分よりも立場の弱い人間、そして最終的には自分自身にぶつけてしまうことになるでしょう。いずれにしても、いいことなどひとつもありません。

 では、どうやって解消したらいいのでしょうか?

 答えはたったひとつです。

 あなたを怒らせた相手に叩きつけること。これ以外にあるわけがないのです。

 本書は正しい怒り方を伝授する本です。

 決して怒りの我慢の仕方を伝えるものではありません。本屋さんに行けば、我慢の仕方について書いてある本がたくさんあります。しかし、たくさんあるということは、どれも役に立たないということです。当然です。我慢していても埒があかないのが“怒り”だからです。

 怒りは、怒った相手に叩き返してこそ、すっきりするものです。

 であるのに、なぜみんな怒らないのでしょうか?

 いえ、怒るどころか、その逆に多少の不満は肚の中に飲み込んで、みんながうまくいくようにやっていくのが大人のたしなみ。そんなふうに思っている人がほとんどです。

 では聞きます

 多少の不満の“多少”はどこが線引きなのですか? どこまでだったら我慢できて、どこまでされたら「もう許せない!」と思うのですか?

 たぶん、多くの人が答えられないでしょう。当たり前です。そんな線引きなどないのです。納得できない思いに、多いも少ないもありません。我慢ならないと思ったら、我慢ならない。それでいいのです。それを「ならぬ我慢するが我慢」などというからおかしなことになるのです。そんなことをするから、正しく怒れなくなるのです。

 もしも、本当に怒らないことが正解ならば、会社や学校、家庭内で、怒りの感情を露わにしないでいる、あなたは徹頭徹尾正しいはずです。ところが、正しいはずのあなたは、この本を手に取っています。きっと納得できない思いや、癒やせぬ心の傷があるから、本書を開いているのでしょう。

 ということは、あなたの我慢は正当に評価されていないことになります。少なくとも、あなた自身が、その評価を納得できていません。それっておかしくありませんか?

 理不尽な行為や感情的な発言を、広い心で受け流しているあなたが、なにゆえ傷つかねばならないのか?

 悪いのはあなただけなのですか?

 相手に落ち度はないのですか?

 そんなバカなことはありません。なにか問題が起きた時、どちらか一方だけが、100%悪いなどということなどありえないのです。であるのに、向こうは罵詈雑言を吐き出してすっきりし、一方、あなたはプライドを傷つけられ、あまつさえ、世間的な評価すら下がってしまうのは、あまりにも不当で不公平です。

 一体どうしてこんなことになってしまったのでしょうか?

 その答えはひとつです。あなたが正しく怒っていないからです。怒りの捉え方を、怒りの向け方を大きく間違えているから、こんなことになってしまったのです。

 残念ながら「怒らない人が正しい」という考えはただの思い込みにすぎません。怒ることは間違ったことではなく、それどころか、怒らなければ、怒りの感情も解消できず、問題自体も解決しないのです。

 いまのあなたが本当にしなければいけないのは我慢ではなく、怒ること。それも正しく怒ること。これだけがあなたのイライラを消し、悔しさをはらし、プライドを取り戻す、唯一の方法だったのです。

 

 さて、私がこういうと、意外にも多くの人が賛同してくれます。「そう。そのとおり。よくいってくれた」と。

 ところが「じゃあ、これからは相手に怒りをガンガンぶつけましょう」というと、なぜかみんな尻込みします。いわく、「そんなことをしたら、人に嫌われてしまう」「人間関係が壊れてしまうかもしれない」「社内の評判が悪くなる」「取引先とケンカできるわけがない」など、さまざまな理由をつけて、怒ることを拒否します。

 なぜ、怒ることに拒否反応が出てしまうのでしょうか?

 これは怒りを考える上でとても大きなテーマです。本書の中で、その原因やメカニズム、対処法などを解説していきますが、ひとつ誤解してほしくないのは、私がいう怒ることとは感情を爆発させることではない、ということです。相手が理不尽な要求をしてきたら理を持って退け、自分の利益を、自分の大切なものを、全力で守る正当な行為をいっているのです。

 だからこそ、私は「怒ることは正しい」というのです。

 

 人はみな、会社や地域社会、家族といった共同体の中にいます。ですから、そこでの居場所を確保するための、身の振り方はとても大切でしょう。

 しかし、その共同体はなんのためにあるのでしょうか? それは、あなたの夢を実現させるためにあるはずです。であるのに、我慢ばかりしていては夢を実現させることはできません。「それは私の利益です。私のために用意されたものです」とはっきり主張しなければ、自分の理想をその手に掴むことはできないのです。

 それでも「上司や取引先とケンカできるわけがない……」と、多くの人は思ってしまうことでしょう。「自分の夢は大切だけど、いまの生活を守ること、家族を守ることも大切だ」と。もちろん、そのとおりです。だからこそ、私はこの本を書いたのです。いまのようなケースがまさに正しく怒ることが必要とされるのです。

 正しく怒るためには条件があります。

 その条件に則って、怒りを精査し、感情を爆発させることなく相手に怒りをぶつけ、そして自分の利益を守る。

 これを一瞬で行うことが正しく怒ることになります。

 

 震災以後、日本で起きている出来事は私たちの我慢の限界を超えるものばかりです。

 本当はみんなもう気づいているはずです。私たちが我慢するたびに、我慢を強いる側がほくそ笑んでいることを。別にそれは政府や電力会社だけのことをいっているのではありません。

 日常生活でも同様です。我慢するあなたがいるということは、伸び伸びとワガママをいう誰かがいるということです。

 奴らの思うままにさせるのは、いい加減やめにしませんか?

 これから増税やTPPが推進される日本は、いままで以上に不景気となる可能性が高いでしょう。そんな状況下でも強く生き抜き、夢を掴むには、「正しく怒る」ことがいままで以上に大切になってきます。なぜなら、正しく怒るとは正しく処理することだからです。

 さあ、正しく怒って、正しく処理するための心と脳の使い方を学びましょう。

 引用終わり

 

 

 私たちが我慢するたびに、我慢を強いる側がほくそ笑んでいる

 

 

 心の準備はいいですか?

 

 御質問に対する私からのメッセージは 怒れ!

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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