苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

2023/08

Q-337:何かいい仕事はありませんか? <vol.4;「認知ホメオスタシス」を自由自在にコントロールする>

 

ある医療法人にて、管理職のポジションにいるベテラン職員からこのような相談を受けました。

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 何かいい仕事」を探し求めるというのは、「まったく間違っており、成果が望めない方法」です。

 まず取り組むべきことはゴール設定。「いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態」を、ゴールとして設定することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功する

 その時に取り組んでいる仕事は、必ず「いい仕事」!

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)と、その解決(plan)について考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 vol.1;すべての仕事がやりたいことに変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32250926.html

 vol.2;認知ホメオスタシス -前編(ワーク付き)-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32265870.html

 vol.3;認知ホメオスタシス -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32300998.html

 vol.4;「認知ホメオスタシス」を自由自在にコントロールする

 

 

 先日(202387日)、認知科学者 苫米地英人博士が、出演されている「バラいろダンディ」(TOKYO MX)内で講義をされました。タイトルは「熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう!」↓

 熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (2023年8月7日) - YouTube

 

 ところで、熱中症のときは体温が上昇しますが、それを医療現場では「発熱」とは呼ばず、「高体温」と呼びます。

 

「発熱」と「高体温」 …2つの概念を分けるのがホメオスタシスの働き。前者ではホメオスタシスが機能しており、後者ではホメオスタシスが機能していません。

 

 詳しく説明すると、「発熱」は感染症などに対応するために体温を高めにリセットした結果として起こります。つまり、再設定した高めの体温を維持するためにホメオスタシスがしっかり働いている状態。

 (「感染症などに対応するために体温を高めにリセット」自体が、「生きながらえる」ためのホメオスタシス機能といえます)

 

 一方、「高体温」は体温設定自体は変更がないのに、「環境」「からだ」「行動」といった要因により適切な体温が維持できない状態。つまり、ホメオスタシスが十分には働いていない状態です。

 

 だから医療現場では、「発熱」と「高体温」をしっかり区別し、それぞれに応じて対処します。

 (区別と差別の違いは? はっきりしない方はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

ただし、多くの人(の無意識)にとって、そのホメオスタシスとは「生体ホメオスタシス」のはず。

 

もしも視点が物理空間に限定されたままなのであれば、つまり「生体ホメオスタシス」だけしか考えられないのであれば、その思考は「第0世代」といえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「視点が物理空間に限定されたまま」「『生体ホメオスタシス』しか考えられない」は、高次の情報次元がスコトーマに隠れている状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

その“高次の情報次元がスコトーマに隠れている状態”が、「何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)であるはず。

ならば、その解決(plan)は“スコトーマを外す”ことといえます。スコトーマを外し、自ら「いい仕事」を見いだすことが真の解決です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマを外し、自ら解決する

 

そのためにはクリアしなければならない3つのポイントがあります。

 

 1つ目は「知識」。

そもそも知識がなければ、理解どころか、認識することさえできません。さらに厳しいのは、経験(とくに成功体験)を重ねるほど知識(認識)不足を自覚できなくなる点。そのような状態が「無明」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24963004.html

 

ゴールを意識に上げながらしっかり知識を得ることができると、そのたびにスコトーマが外れる可能性が高まります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

知識とは、「現状のwからゴール側のw1への到達可能性関数」のことでもあります。知識により、ゴール(w1)を実現するチャンスがひろがります。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

余談ですが、知識を得る学習とは、「ゴールの世界(w1)を現実化しようするホメオスタシス活動」と考えることができます。

 PM-05-06~08:そもそも教育とは?-3-1~3)学習を促進する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

その場合のホメオスタシスとは主に「認知ホメオスタシス」のことですが、それをまるで「生体ホメオスタシス」にまで落とし込んだかのように、(結果として)自我を書き換えていくのがコーチングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

その“落とし込む”が、“「認知ホメオスタシス」を自由自在にコントロールする”という感覚(最後に掘り下げます)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

 2つ目のポイントは「重要度(重要性)」。

 コーチングを受ける前の「重要度」は、過去の記憶でつくられたブリーフシステムが生みだしています。そのことに無自覚なままであれば、いつまで経っても人生は「無人運転」「自動運転」のまま。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 *「無人運転」「自動運転」はこちら↓

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 他人や社会に埋め込まれたアルゴリズムからの脱却は、“現状の外”へのゴール設定からはじまります。「Goal comes 1st./ゴールが先」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 

 3つ目のポイントは「役割」。「責任」と言い換えることもできます。

 知識があり、重要度が高くても、「自分には責任がない」と思った途端に認識しづらくなります。だから責任の自覚、すなわち「自責」が大事。

「自責」とは、自分の自由意思でこの世界を生き抜くという決意のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 

 以上が「スコトーマ外し」のための3つの課題。それらの課題をクリアしながらゴールを再設定するたびに(caseplan)、心は自由になっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 抽象度が上がる(上がりやすくなる)から。

 

 さぁ、ゴールを設定しましょう!

もしも「現状の外」という条件が難しいのであれば、「人生の目標って何だろう?」「どんな人生ならもっとワクワクするかな?」といった感じで、気楽に取り組んでください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店、p175)より引用します。参考にしてください。

 

 

人生、やりたいことをやろう

人生の目標の見つけ方

 とはいえ、「目標が見つかればいいんだけど、見つからないから困っているのだ」という人や、「人生の目標だなんて考えたこともない」という人もいるでしょう。そういう皆さんは、どのようにゴールを持てばよいのでしょうか?

 何も難しく考える必要はありません。誰にでも「好きなこと」や「やりたいこと」「やっていて楽しいこと」があるでしょう。そして、「やりたくないこと」「やっていてストレスがたまってしょうがないこと」があるでしょう。目標が見つからない人がゴールを設定するには、「やりたくないことをやめて、やりたいことだけをやるにはどうすればいいか」 -そこから考え始めればよいのです。

 ゴール設定については『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』(徳間書店)などの私のほかの著書で詳しく述べていますので、ここでは簡単な解説にとどめておきます。

 まず自分の生活の中で「やりたいこと」と「やりたくないこと」を分けて、「やりたくないこと」はやめます。そして、「やりたいこと」をもとに、「ゴールを現状の外に設定」します。ただし、「勤めている会社の役員になる」などは現状の延長線上にありますから、ゴールとは呼べません。現状の延長線上にゴールを設定しても、コンフォートゾーンは移動せず、脳の免疫力も高まりません。

 

 現状の外のゴールとは、例えば「起業して日本人のレジャーのあり方を根本から変える事業を展開する」「世界中の病気で動けない人々に雇用を提供する会社をつくる」「地球から飢餓をなくすために〇〇をする」「人類から戦争をなくすために〇〇をする」など、現在の仕事や生活の枠を完全に超えたところにあるゴールです。

 重要なポイントは、「人から笑われるような途方もなく大きなゴールを現状の外に設定する」ことです。現状の外にゴールを設定することによって、コンフォートゾーンが移動し、そのゴールに向かって脳の免疫力が働くからです。

 

 実現方法が分かっているかどうかを気にする必要はありません。コンフォートゾーンが移動することにより、スコトーマ(盲点)がはずれ、これまでに見えなかった景色が見えてくるからです。これは非常に大きな快感です。コンフォートゾーンが移動し、スコトーマが外れることにより、これまで見えなかったような道筋が浮かび上がってきて、その途方もないゴールを実現する手段が見えてきます。大きなゴールを描いてコンフォートゾーンが移動すれば、実現方法は後から見えてくるのです。

 本書は健康がテーマですから、ゴール設定についてはこれ以上詳説する紙幅がありませんので、私の他の著書を参考にしてください。

 

人生の主役はあなた自身

 右のゴール設定の原則は、年齢に関係なく同じです。

 中高年やシニアと呼ばれる皆さんの中には、「子どもに大学を卒業させるのが今の目標」とか「初孫の顔を見るのが私の目標」といった方もいらっしゃると思います。

 しかし、子どもに大学を卒業させることが目標なら、子どもが大学を卒業した後、あなたの人生は目標を失ってしまいます。子どもを生きがいにしてきた人の中には、子どもが就職して家を出たことが原因でうつ病になる人もいるのです。

 また、初孫の顔を見るのが目標なら、子どもが結婚せず、結婚してもなかなか妊娠しないなら、あなたはどうするでしょうか。

 子どもや孫といった「自分以外の誰か」を目的・目標にしてはいけません。厳しいことをいうようですが、それは子どもや孫といった他人に依存しているのと同じです。他人に依存する人は、自分の目的のために他人を利用する危険があります。子どもの成績が悪く、親の自分が思っている大学に行けそうにないからイライラして、子どもを叱り飛ばすというように。

 

 あなたの人生の主役は、他の誰でもありません。主役はあなた自身です。

 ゴール設定に当たっては、年齢にかかわらず、「自分がやりたいこと」から考え始めてください。自分が心からやりたいと思う大きなゴールが、脳の免疫力を味方にします。人生の目標を達成するために、結果として「健康で長生き」というオマケがついてくる -そう考えるのが真に健康的な思考法です。

 

 POINT

 健康は目的ではなく、人生の目標を達成する手段

 引用終わり

 

 

 今回は、ある医療法人のベテラン職員からいただいた相談に回答しました。その相談とは

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 私の答えは、「スコトーマを外すと、『いい仕事』が見つかる」「『いい仕事』のために、まずはゴールを設定する」。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 ゴール側の臨場感が高まると(=ホメオスタシスが働くと)、結果として自我が書き換わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 自我はブリーフシステム(Belief SystemBS)と言い換えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

過去の記憶でつくられていたBSが、ゴールが生みだす未来の記憶により書き換わっていく

 

 それが「自由自在」。

 「自ら設定したゴールに由り(自由)、自身の在り方を決める(自在)」ことが、自由自在です。

 F-211:研修医時代の思い出 ~自由な発想の教授からの“無茶振り”に学ぶ~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27234407.html

 

 その「自身の在り方」=ゴール側のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)が、職業(仕事)のカテゴリであれば「いい仕事」であるし、家庭のカテゴリであれば「いい家庭」であるし、健康のカテゴリであれば「いい状態(well-being)」であるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 つまり、すべてマインド次第!

 マインド次第で、すべてがやりたいことに変わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 さぁ、今すぐゴールを設定しましょう!

“やりたい”はあなたのマインドが生みだします。いろんな“やりたい”を見つけたあなたは、人生のあらゆる領域で“well-being”を実現しているでしょう。お楽しみに。

 

 

 以上、私の回答です。

 御相談ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記1

そのホメオスタシスとは主に「認知ホメオスタシス」のことですが、それをまるで「生体ホメオスタシス」にまで落とし込んだかのように、(結果として)自我を書き換えていくのがコーチングです

 

 念のため補足します。

 コーチはコンテンツには関わりません。クライアントに対して、指示や具体的なアドバイスをすることはありません。

 Q-297:弟子にしてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30430928.html

 

 たいていの指示やアドバイスは、自由を奪い、むしろスコトーマを強化してしまいます。

なぜなら、それらはより抽象度が低い次元でのマネジメントの話だから。実際、情報量が多く具体的であるほど、素晴らしい指示やアドバイスであると評されるはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

 では、一方でスコトーマを外すために多量の(それも具体的な)情報を提供しつつ、その一方で新たなスコトーマが生じてしまうのを防ぐために、どうすればよいでしょうか?

 

その答えが「スコトーマ外しの心得」。それは(つづきはこちらで↓)

Q-253:最近また頭痛がひどくなりました <vol.2;スコトーマ外しの心得>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28623749.html

 

 

-追記2

 今回は「生体ホメオスタシス」と「認知ホメオスタシス」を明確に区別して書き進めました。しかし、両者は本質的には同じもの。同じものの抽象度の違いです。

 (クリアでない場合はこちら↓)

 L-003~420211月シークレットレクチャー -03~4;身体と心は〇〇〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は9/24(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32237668.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Q-118:認知的不協和時に無意識が全力で働きゴールに向かっている気がしています

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Q-314~:こんな私に誰がした

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脳に免疫力をつければ病気にならない!

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Q-336:何かいい仕事はありませんか? <vol.3;認知ホメオスタシス -後編-

 

ある医療法人にて、管理職のポジションにいるベテラン職員からこのような相談を受けました。

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 何かいい仕事」を探し求めるというのは、「まったく間違っており、成果が望めない方法」です。

 まず取り組むべきことはゴール設定。「いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態」を、ゴールとして設定することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功する

 その時に取り組んでいる仕事は、必ず「いい仕事」!

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)と、その解決(plan)について考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 vol.1;すべての仕事がやりたいことに変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32250926.html

 vol.2;認知ホメオスタシス -前編(ワーク付き)-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32265870.html

 vol.3;認知ホメオスタシス -後編-

 

 

 先日(202387日)、認知科学者 苫米地英人博士が、出演されている「バラいろダンディ」(TOKYO MX)内で講義をされました。タイトルは「熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう!」↓

 熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (202387) - YouTube

 

 

 その講義の中で、苫米地博士は「生体ホメオスタシス」と「認知ホメオスタシス」という概念を使い分けられていました。

 「生体ホメオスタシス」は、情報空間の底面である物理空間で働く恒常性維持機能のこと。対して「認知ホメオスタシスは」は、情報空間にひろがる恒常性維持機能のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

生体ホメオスタシスの働き

認知ホメオスタシスの働き

「バラいろダンディ」(TOKYO MX202387日放送回より引用)

熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (2023年8月7日) - YouTube

 

 

前回はワークを紹介しました。その最後は、「4)『苫米地理論の3つのパラダイム』を意識に上げ、『生体ホメオスタシス』と『認知ホメオスタシス』を五感で感じながら、再度環境省の熱中症予防サイトにある『熱中症』の3つの要因(環境・からだ・行動)を確認する」というもの。いかがでしたか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 

熱中症を引き起こす3つの要因

環境省HP「熱中症予防サイト」より引用

環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法 (env.go.jp)

 

 

 もしも違和感を感じたなら、その違和感は「異なる抽象度次元がごっちゃになっている」ことから生じているはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

その原因は「視点が物理次元に囚われ、高次の情報次元がスコトーマに隠れている」。つまり、思考のパラダイムが「第0世代」だということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 もっとはっきりいうと、「正しく観ることができず、因果関係がわからない」という無明です。

 Q-215:毎回同じ話ばかりである

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27050392.html

 

 *「因果関係」について、こちらをどうぞ↓

 Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 脳が発達した私たち人間は、ホメオスタシスが情報空間にもひろがっています。それを理論化したものが、前回(Q-336/vol.2)紹介した苫米地理論の第一世代「サイバーホメオスタシス仮説(理論)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 私は映画を観るのが大好きなのですが、手に汗を握りながらワクワク・ドキドキを楽しむことができるのは、ホメオスタシスが情報空間にまでひろがっているからです。

 F-304~:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426094.html

 

 この“情報空間に働く「認知ホメオスタシス」”の理解は、「何かいい仕事」と巡り会うためにも重要!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方」(フォレスト出版、p100)より引用します。「何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)について感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

「なりたい自分」になるために知っておくべき四つのこと③

●ホメオスタシス

 昔、私は当時のハーバード大学の医学部長にいったことがあります。

 

 「すごい発見をした。人間のホメオスタシスは情報空間に広がっていることを発見した」

 

 要するに、催眠もホメオスタシスで定義できるということです。内部表現世界の中に「手がここにありますよ」と書き込まれると、手はそこにいくしかありません。そこにいくしかない原理をホメオスタシスといいます。

 たとえば「暑くなると汗をかく」「走ると心臓の鼓動が速くなる」といった具合に環境と自分との間にはフィードバック関係があります。

 ホメオスタシスとは恒常性維持機能のことですが、生体をより長く生きながらえさせるために安定的な状態を維持しようとする傾向のことです。つまり内部表現状態を環境との情報フィードバック関係から常に更新している生体の自律的な機能のことです。

 単純にいうと、環境と生体のフィードバック関係です。

 これは秒単位のものもあれば、月単位のものもあります。人間の体は夏と冬では違いますが、これはシーズン単位のサイクルです。フィードバック関係には、必ずサイクルがあります。環境と生体のフィードバック関係で、自分の身体を安定的な状態へ更新していく。いきなりは変わりません。かけっこであれば、最初ゼーゼーいって、だんだんゆったりと安定してきます。

 先ほどの「手がここにありますよ」というのは、ホメオスタシス環境への書き込みです。

 たとえば、外が暑ければ、体はあわてて汗をかかなければなりません。どういうことかというと、内部表現の中に「外は暑い」という情報の書き込みがホメオスタシスフィードバック情報としてあるからです。

 

●「暑い」と書き込めば『汗が出る』

 今、「暑い」という情報を書き込まれたら「暑い」に対して、フィードバック関係で何らかの対処をしなければなりません。そのメカニズムが備わっているから、我々は進化し、種は保存されてきたわけです。それが発汗です。

 ですから、内部表現に「手はここ」と書き込まれたら、自動的にそこに手を持っていくしかないわけです。

 催眠も内部表現の操作です。これが内部表現の概念とホメオスタシスの関係です。

 私はそれを発見したと思い、ハーバードの医学部長のところにかけこみました。そして、催眠現象は、我々のホメオスタシスが情報空間まで広がっているということで説明できるという話をしました。

 すると「そんなことはホメオスタシスの定義の中に入っている」といわれました。日本の医学部の教科書には書いてありませんが、ホメオスタシスをいい始めた人は、ハーバードの何世代か前の医学部長だったそうです。

 その人の定義では、ホメオスタシスは物理空間だけでなく、情報空間にも広がっていると最初からいっていたそうです。無知な後の学者が、それを物理空間だけの話だと思っていただけのことで、自分が発見したわけではありませんでした。

 

●内部表現を書き込むと

 どちらにしてもホメオスタシスというのは、医学部に学ぶ場合においては生体と環境の関係です。その生体というのは物理的なものですが、実際は心の世界まで広がった空間です。我々の用語では内部表現です。もちろん環境とは、物理的現実世界のことであり、これも仮想世界に臨場感があるときは内部表現の一部です。

 ということは、物理世界で暑いだけではなく、臨場感世界で暑いという画が描ければ、汗をかかなければいけないわけです。

 実際、それはやれます。気功や暗示で汗はかけます。何もそれは物理世界の温度が上がったからではありません。気功師は気を送ることによって、その人のホメオスタシス情報空間、内部表現を書き換えているわけです。

 もちろんそんなことをいうと、気功も催眠やプラシーボ効果と同じだといわれてしまうかもしれませんが、これらも内部表現の書き込みという意味では同じです。

 私はクラスで内部表現の書き込みの方法を教えていますが、そうすると気功も催眠もプラシーボ効果もできてしまいます。この本では実際にその方法を紹介します。これが内部表現とホメオスタシスの関係です。

 

●洗脳されない人は一人もいない!

 プライミングの説明に入る前に、ここまでをまとめます。「サトリ」の人以外は誰も通常意識状態にはいません。

 つまり、誰もRにはいないということです。Rがゆらいでいる体感的な物質的現実世界があります。ただ仮定上、Rという言葉を使います。

 まず物理的現実世界(R)があって、変性意識下の物理的現実世界があります(R’といいます)。そして、仮想世界(Pと呼びます)があります。

 そして臨場感を物理的現実世界(R)から仮想世界(P)に持っていくのが、トランス深化の技術です。実際にはR’からPへの移行です。

 それには催眠の方法もあれば、気功の方法もあります。言葉による書き込み、ストックホルム症候群に象徴される脅迫などもあります。

 人間は物理的現実世界だけでなく仮想世界ともホメオスタシス関係を持てるように進化した種族です。

 ということは、洗脳されない人は一人もいないということです。よく催眠にかかる人とかからない人がいるといわれますが、ウソです。

 催眠にかからない人がいるとすれば、とっくに死んでいます。ご飯を食べられないし、言葉も理解できません。

 人間の脳と心は一体化しているため、必ず仮想世界に臨場感を持てるように進化しています。ということは、100%催眠にかかります。特定の技法が合うか合わないか、術者が上手いか下手かなど、個人差はありますが必ずかかります。

 

Rは消えない!

 洗脳されない人はいません。人類である以上、全員洗脳されます。好きな音楽は個人によって違いますが、音楽の世界自体がトランスです。メロディーやリズムは触ることができませんが、そこに強い臨場感を感じます。

 テレビもたとえばニュースが好き、連ドラが好き、と好みの違いはありますが、何かひとつは好きな番組があります。映画もそうです。いかにリアルな映画であっても物理的に触れられない仮想世界であり、ここにある現実世界(R)ではありません。

 ということは、我々は物理的現実世界(R)以上に仮想世界(P)に臨場感を持つこともできるということです。

 ただし、物理的現実世界が消えることはありません。どんなにすごい映画を見ていても、心臓が止まってしまう人はいません。

 「あまりに臨場感があるから、呼吸するのを忘れた」

 という人はいません。催眠だとイスから転げ落ちるくらいのことはありますが。

 つまり、我々は必ず物理的現実世界の臨場感を持っています。映画を見ながら、長い時間イスに座っていたとしても、微妙に体を動かしています。なぜなら、人間はずっと同じ姿勢でいると細胞が壊れてしまうからです。こうしてどんなに映画の世界に入り込んでいたとしても、物理的現実世界とのホメオスタシスを築いています。つまり完全なRを体感できる人は(サトっている人は別として)いないように、完全なPの人もいません。いるとすれば、あの世に行っています。我々はサトリ(R)とあの世(P)の間に日々生きているのです。

 物理的現実世界の臨場感が全く消えてしまうということはありませんが、仮想世界優位の状態には誰でもなれます。

 ですから、催眠にかからない、もしくは洗脳されない人はいないということになります。

 つまり、この本の技術が役に立たない人は一人もいないという結論になります(もちろん上手い下手は別ですが)。

 引用終わり

 

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)を感じられましたか?

 

 次回は、その解決(plan)について考えていきましょう。

 

Q-337につづく)

 

 

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F-206~:マトリックス/Matrix

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F-274:冗長性と多様性 <vol.6;プロフェッショナルなマインド>

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Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

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F-307:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~ vol.4;コンフォートゾーン①>

 

 今夏(2023年)、映画「インディ・ジョーンズ」の第5作(Indiana Jones and the Dial of Destiny)が公開されました。

 第1作「Raiders of the Lost Ark」が公開されたのは1981年。42年分の記憶とともに楽しまれた方も多いのではないでしょうか?

(私の場合、「少年←思春期←学生←医師←コーチ」を濃縮した感覚でした)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 今作は(前作もw)評価が真っ二つに割れたようです。「最高級におもしろかった」と「とても退屈だった」といった感じに。皆さんはどうでしょう?

 

 ところで、私の元にはこのような御意見が届きました。「子どもの頃は『インディになりたい』と思うくらい好きだったのに、全然楽しめなかった」。

 

 その理由を推測しながら、“おもしろい”について考えてみました。

 Q-281~:ドーパミン分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 vol.1;臨場感① -洗脳を知るうえで必要な三つの概念

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 vol.2;臨場感② -ゴール達成の秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 vol.3;臨場感③ -「ゴール達成の秘訣」の秘密

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 vol.4;コンフォートゾーン① -light side

 

 

「ゴールの世界の臨場感を高めて、ゴールを実現(現実化)する」ためには、ちょっとしたコツが必要。そのコツとは「ゴール達成の秘訣」の秘密。それは

 

「ゴールの世界」を、未来としてではなく、“今”として臨場感を高める

 

 その感覚を磨くのに映画鑑賞がとても役に立ちます。守秘義務ギリギリで表現すると、ポイントは「映画を観ているときの『私』の意識状態」です。

 

 その「『私』の意識状態」とは、コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

前々回(F-305/vol.2)お伝えしたとおり、自身の中にある記憶を的確に再構築することができれば、臨場感は格段に高まります。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか? <vol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 よって、「記憶をいかに使うか(作るか)」がゴール達成の秘訣。その“ゴール達成の秘訣”の秘密が、「『ゴールの世界』を、未来としてではなく、“今”として臨場感を高める」こと。

 今回の話題でいえば、「映画世界の臨場感を“今、ここにいる自分”に組み込んだ意識状態を作る」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 苫米地博士がよく用いられる表現でいうと、「一念三千(宇宙)」の体感↓

 F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

 映画の世界には監督や俳優などの制作陣が生みだす主人公がいます。例えば「Indy 5」では、スティーヴン・スピルバーグ(1~4作の監督、5作目の製作総指揮)やジェームズ・マンゴールド(5作目の監督)、ジョージ・ルーカス(シリーズ原案/5作目の製作総指揮)、そしてハリソン・フォード(主演俳優)らが生みだした“Indiana Jones”。

 

そんな主人公のイメージを、ゴール(未来)側の自分のイメージ(CZ)に重ねていくことが、「映画世界の臨場感を“今、ここにいる自分”に組み込んだ意識状態を作る」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そのような特別な意識状態(←深い変性意識状態)が作れたら、ゴール(未来)側の視点を維持したまま“ゴールを達成していくストーリー”を作っていきます。映画の主人公の力(臨場感)を借りて。

 F-284~:気楽ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 以下、苫米地博士の著書「すべての仕事がやりたいことに変わる -成功をつかむ脳機能メソッド40」(サイゾー、p88)より引用します。

 

 

17 自分主演のストーリーを作る

 もうひとつ、ゴールの実践方法として「失敗を克服した体験」を使うテクニックも紹介しておきます。

 自分の人生で最悪だと思う失敗体験をひとつ思い浮かべてください。受験に失敗したことかもしれないし、大きな借金を背負ったことかもしれません。思い浮かべましたか?

 

  今、ここにいる自分を見る

 

 さて、そうした苦い体験があったにもかかわらず、今、あなたは生きています。それどころか、本書を手にして、自らのゴールを達成しようと、前向きになっているはずです。ということは、どんな形であれ、あなたはその最悪の体験を克服しているわけです。つまり、あなたは困難を克服することのできる人間なのです。「いや、まだ引きずっているよ……」と思う人もおられるかもしれませんが、それは過去のできごとに対して、現在の評価から出てくる「情動」です。大事なのは、過去に縛られるのではなくて、今、ここにいる自分を見ることです。そして、「克服する能力がある」というエフィカシーを作るのです。

 ここで注意しておきたいのは、イメージトレーニングをする際に、過去の出来事を評価することによって起こる情動に振り回されないことです。気をつけてください。

 さて、イメージトレーニングによって、ゴールやそこへ向かっている自分のイメージへの臨場感が高まってきたら、それをさらにストーリー仕立てにすることで、細部のプロセスまで思い描いていく手法もあります。これはいわば、「自分主演・監督の一編の映画」を頭の中に組み立てるということです。

 ポイントは、ラストシーンから冒頭に向かって遡るようにイメージしていくことです。たとえば、「起業してビル・ゲイツをしのぐ大金持ちになる」というストーリーだとします。最初は、どうやったら、そのサクセスストーリーが完成するのか、わからないわけです。

 だから、まずはエンディングから遡ってきて、「5年後にこうなれば、3年後にこうなれば……」と通過点のイメージを持っていくのですが、ゴールのイメージが自分にとってリアルなものになるにつれ、プロセスの間が埋まってくる。つまり、「点」だったイメージがつながって、一連の流れのあるストーリーに変化していきます。これはしだいにスコトーマが外れていき、各プロセスの間がどうすればつながるのか、見えてくるということです。そのストーリーの中に、ゴール達成のための方法を見つけ出すこともできるでしょう。

 

  徹底的にゴールへの臨場感を高めること

 

 もし、多少のお金をかけてもいいというのなら、映画の冒頭とラストシーンだけ、実際に撮影してしまうのも手です。たとえば、「たったひとりで会社を立ち上げ、小さなオフィスでパソコンに向かう自分」という冒頭のシーンがあり、ストーリーの最後は世界一の経営者へと成長し、さらなる目標へ向かう象徴として「自社ビルの屋上からヘリコプターに乗り込み、空に飛び立って行く」というシーンだとしましょう。そのくらいの映像なら、100万円とか200万円ほどの予算で作れるのではないでしょうか。その映像を何度も繰り返し見れば、自分はそういう人間なのだ、という臨場感が簡単に作れるでしょう。

 お金がなければ、小説に書いてもいいのです。とにかくラストシーン(ゴール)への臨場感を徹底的に高めること。それができれば、あとは創造的無意識がストーリーを勝手に考えてくれます。すると、そのストーリーが現実に展開されていくのです。

 なお、ゴールの設定自体が上手くできない、すなわち、自分が何をやりたいのかがどうしてもよくわからない人は、願望を徹底的に言語化することでゴール設定を行う「アファメーション」という手法があります。これについては拙著『努力はいらない! 「夢」実現脳の作り方』(マキノ出版)などに詳しく書いてあるので、参照してください。

 

〇ポイント

 「失敗を克服した体験」も使って自己イメージを高めながら、「自分主演の映画」を頭の中に作りあげられるくらい、徹底的にゴールへの臨場感を高める。

 引用終わり

 

 

 引用文の中で、苫米地博士は「大事なのは、過去に縛られるのではなくて、今、ここにいる自分を見ることです。そして、『克服する能力がある』というエフィカシーを作るのです」と書かれています。

エフィカシーとは、「自分のゴール達成能力の自己評価」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 そのエフィカシーは、「ゴール側のコンフォートゾーンのレベル」のことでもあります。エフィカシーが上がるとは、「ゴール側のCZのレベルが上がる」こと。

 Q-310:私のまわりではそうでもvol.5:コレクティブ・エフィカシー -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 

 エフィカシー=ゴール側のCZのレベルを上げることは、決して簡単ではありません。上げるどころか、とくに日本ではエフィカシー=ゴール側のCZのレベルは下がるばかり。なぜでしょう?

 F-026:最近の研究・調査で明らかになった日本の課題とその解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

 答えは、過去の記憶でつくられた「自分のイメージ(ブリーフシステム、BS)」が、現状(Status QuoSQ)という強力なCZを生みだしているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 たいていの場合、「現状の自分のイメージ(BS)」は、情動を伴った体験の記憶や抽象化された情報の記憶でつくられています。その記憶とは、「他人のモノサシ」や「社会の価値観」がたっぷり刷り込まれた“失敗”の記憶です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 だから、「現状の自分のイメージ」は、過去に囚われており、必ず束縛されています。記憶によって自ら限界をつくっているのです。

 L-01020201… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 そこで映画を活用!

リミッターを解除し限界突破するために、ワクワク・ドキドキするような主人公の活躍(映画の臨場感)をガンガン利用します。

 (具体的な方法はこちらでどうぞ↓)

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 映画の世界の臨場感を“今、ここにいる自分”に組み込んだ意識状態を作りながら、主人公のイメージを「ゴール側の自分のイメージ」に重ねていくと、強力なはずの「現状の自分のイメージ」が崩れやすくなります。“Realityがゆらいだ状態”になるから。それが「Rゆらぎ」。

 L-11420219… -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

 

無意識が「現状の自分のイメージ」より「ゴール側の自分のイメージ」に臨場感を感じるようになると、そのギャップを埋めようとするエネルギーと創造性がうまれます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

同時に、スコトーマがどんどん外れ、ゴール達成の方法が自然に見えてくるようになります。それが引用文中の「ゴールのイメージが自分にとってリアルなものになるにつれ、プロセスの間が埋まってくる」「『点』だったイメージがつながって、一連の流れのあるストーリーに変化していく」という感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのような体験の記憶(ドキドキ)と期待(ワクワク)が、映画の“おもしろい”を決めている

 

そのように私は思っています。

 

F-308につづく)

 

 

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-追記-

 前々回(F-305/vol.2)、「Indy 5」の冒頭でナチスと戦ったヘレナの父親役の俳優(トビー・ジョーンズ)が、MCU映画「Captain AmericaThe First Avenger」(2011年)でナチス(正確にはヒドラ/ハイドラ)に心酔する科学者 アーニム・ゾラ博士を演じていることを紹介しました。

 

あえて“ゾラ”をキャスティングした意図は何だろう?

 

そんなことを仮想世界への入り口で考えました。 ←これが「Rゆらぎ」!

 

 仮想世界への入り口とは、Indiana Jonesの世界」への入り口であり、映画の世界の臨場感を“今、ここにいる自分”に組み込んだ意識状態でつくりだす「ゴール側の自分のイメージ世界(w1)」への入り口でもあります。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

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F-117~Field of Dreams

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Q-326~:最近「記憶が抜ける」ようなことが続いています

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すべての仕事がやりたいことに変わる

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Q-335:何かいい仕事はありませんか? <vol.2;認知ホメオスタシス -前編(ワーク付き)-

 

ある医療法人にて、管理職のポジションにいるベテラン職員からこのような相談を受けました。

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 何かいい仕事」を探し求めるというのは、「まったく間違っており、成果が望めない方法」です。

 まず取り組むべきことはゴール設定。「いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態」を、ゴールとして設定することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功する

 その時に取り組んでいる仕事は、必ず「いい仕事」!

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)と、その解決(plan)について考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 vol.1;すべての仕事がやりたいことに変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32250926.html

 vol.2;認知ホメオスタシス -前編(ワーク付き)-

 

 

 先日(202387日)、認知科学者 苫米地英人博士が、出演されている「バラいろダンディ」(TOKYO MX)内で講義をされました。タイトルは「熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう!」。

 未視聴の方は、まずは講義動画を御確認ください。こちらからどうぞ↓

 熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (2023年8月7日) - YouTube

 

 熱中症とは、「高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態」のこと。厚生労働省の「熱中症予防のための情報・資料サイト」には、「熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう」と書かれています↓

 熱中症予防のための情報・資料サイト | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

 「熱中症について正しい知識を身につける」ことは、とっても重要。ここで注意するべきは、「正しい知識」の「知識」は情報とは異なる ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 

情報とは、「一定の文脈で意味を持つもの」を指す概念です。あらゆるものがそうなりえます。宇宙はそもそも情報なのだから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

そのような情報に対して、知識とは、「大量の情報をもとに構築された概念の塊」であり、「全体性をもったまとまりのある構造」のこと。そう、ゲシュタルトです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

ちなみに、知識が増えるとは「概念の数が増える」ことをいいます。その増えた概念の塊が、1つ上の抽象度次元でさらに大きな一塊の概念となっていくと、理解が深まります。ジョブス風に表現すると「connect the dots = 頭がよくなる」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

*抽象度はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「正しい知識」の「知識」は情報とは異なる という言葉中の「正しい」とは、「絶対的に正しい」「未来永劫にわたって正しい」という意味ではありません。情報次元であれ、物理次元であれ、必ず不完全性が働きます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 では、何が「正しい」を決めるのでしょう?

 

 コーチとしての答えは「ゴール」。ゴールが生みだす世界観(ゲシュタルトまたはコンフォートゾーン =一人一宇宙)が、“かりそめの正しさ”を生みだします。本当は。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 現代社会において「(より多くの人にとって)正しい」を生みだすのは、論理的思考をベースとした議論のはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *「論理的思考をベースにした議論」について、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 ところが、実際の「正しい」は、声の大きさ(権力)や洗脳度(深さ・多さ)で決まっています。“ワクチン”がいい例です。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 この厳しい状況において、とくに重要な意味を持つワークを紹介します。connect the dots = 頭がよくなる」を体感するワークです。ぜひともスコトーマを外し、覚醒してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

 <ワーク> 「connect the dots = 頭がよくなる」を体感する

 

 1)環境省の熱中症予防サイトには、「熱中症の基礎知識」として3つの要因が掲げられています。「環境」「からだ」「行動」です。まずは、その3つを確認してください。

 

熱中症を引き起こす3つの要因

環境省HP「熱中症予防サイト」より引用

環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法 (env.go.jp)

 

 

 23つの要因(環境・からだ・行動)を確認したら、下記文章をお読みください。おなじみの「新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版」(Club Tomabechi)の付録②からの引用です。

キーワードは“世代”。「第0世代」と苫米地理論の「第1世代」「第2世代」「第3世代」というdotsconnectする(=ゲシュタルトを統合する)感覚で、ゆっくりと読み進めてください。

 

 

苫米地理論の3つのパラダイム

 私がアメリカの大学で研究していたころに発見したのが、「サイバーホメオスタシス仮説」です。認知科学の限界を見据えて作った第二世代の苫米地理論が「超情報場仮説」です。そして今回の「生命素粒子仮説」が第三世代の理論となります。

 

1.    サイバーホメオスタシス(CH)仮説

2.    超情報場仮説

3.    生命素粒子仮説

 

 第一世代の苫米地理論が「サイバーホメオスタシス仮説」であり、第二世代が「超情報場仮説」であり、最新の第三世代理論が「生命素粒子仮説」と言えます。では現代の大勢を占めるパラダイムは何かといえば、第一世代以前と言えます。強いて言うならば第0世代ともいうべきものです。

 物理宇宙が存在し、頭の中に情報空間があると思っているのが第0世代であり、現代のパラダイムです。時間が過去から未来へと流れており、過去の行動によって未来が決まっているという決定論に縛られています。

 いくつもの未来があることを知らず、現状の外に抜け出ることを夢見ることすらできないのが、現代のパラダイムです。目の前の現実以外を信じることができず、その奥にある不思議な世界を知らないのです。

 その悪夢から抜け出すことが、第一の転生となります。

 引用終わり(つづきは「新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版」でどうぞ)

 

 

 3)「苫米地理論の3つのパラダイム」を意識に上げながら、博士の「熱中症」の講義を再度視聴してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 逆腹式呼吸でリラックスを深めながら、「生体ホメオスタシス」と「認知ホメオスタシス」という“2種類のホメオスタシス(生体恒常性)”をイメージしてみましょう。

五感をフルに使って、しっかり感じてください。Feel

 F-217:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

 

生体ホメオスタシスの働き

認知ホメオスタシスの働き

「バラいろダンディ」(TOKYO MX202387日放送回より引用)

熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (2023年8月7日) - YouTube

 

 

 4)「苫米地理論の3つのパラダイム」を意識に上げて「生体ホメオスタシス」と「認知ホメオスタシス」を五感で感じながら、再度環境省の熱中症予防サイトにある「熱中症」の3つの要因(環境・からだ・行動)を確認してください。

環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法 (env.go.jp)

 

きっと違和感を感じるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 もしも違和感を感じたなら、リラックスを深めながら、その違和感を立体的にひろげていきましょう。

 (ヒント:「環境」「からだ」「行動」を抽象度という軸で並べなおす感じ)

 

 

 “気楽”にどうぞw

 F-104:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

Q-336につづく)

 

 

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-追記-

 熱中症とは、「高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態」のこと。そのときは体温が上昇しますが、それを医療現場では「発熱」とは呼びません。ご存じでしたか?

 

 熱中症によって体温が上昇した状態は「高体温」です。

 

「発熱」と「高体温」 …2つの概念を分けるのがホメオスタシスの働き。前者ではホメオスタシスが機能しており、後者ではホメオスタシスが機能していません。

 

 詳しく説明すると、「発熱」は感染症などに対応するために体温を高めにリセットした結果として起こります。つまり、再設定した高めの体温を維持するためにホメオスタシスがしっかり働いている状態。

 (「感染症などに対応するために体温を高めにリセット」自体が、「生きながらえる」ためのホメオスタシス機能といえます)

 

 一方、「高体温」は体温設定自体は変更がないのに、「環境」「からだ」「行動」といった要因により適切な体温が維持できない状態。つまり、ホメオスタシスが十分には働いていない状態です。

 

 だから医療現場では、「発熱」と「高体温」をしっかり区別し、それぞれに応じて対処します。

 (区別と差別の違いは? はっきりしない方はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

ただし、多くの人(の無意識)にとって、そのホメオスタシスとは「生体ホメオスタシス」のはず。

 

もしも視点が物理空間に限定されたままなのであれば、つまり「生体ホメオスタシス」だけしか考えられないのであれば、その思考は「第0世代」といえます。

(つづきはQ-337/vol.4の「本文」で)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

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F-184:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -01;抽象度&超情報場理論

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版


 

Q-334:何かいい仕事はありませんか? <vol.1;すべての仕事がやりたいことに変わる>

 

 昔、病院長として“経営”に関わっていたとき、私にとって最も重要だったのは「人」でした。「お金」ではなくて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 もっと正確に表現すると、重要なのは「縁ある人々(&その縁ある人々)の幸福」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 院長3年目に認知科学者 苫米地英人博士と情報的に出会い、学び、確信に至りました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

「すべてマインド次第!」だと。もちろん、「縁ある人々の幸福」もマインド次第です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 そして、私は苫米地式コーチング認定コーチになりました。「縁ある人々の幸福」を本気で実現するために↓

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 当時私が働いていた医療法人には、とても立派な禅道場がありました。そこで毎朝禅を組む理事長には御理解いただけたはずですが、自身のエゴのために禅を組む人たちにはなかなかわかってもらえませんでした。私の取り組みやその意図について。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

そういえば、一緒に働いていたベテラン医師から、「いつもこんなひどい目にあわされているのに、なぜそんなに楽しそうなのか?」と質問されたことがあります。真剣に。

(その医師×苫米地博士のエピソードはこちら↓)

F-017:すぐに行動する

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7030948.html

 

 答えはシンプル 「ゴールがある」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

私には止められても達成したいゴールがありました。ゴールのために実現している状態(エンドステート)のひとつが「縁ある人々の幸福」です。

Q-072:不言実行はなぜ大切なのか? 有言実行は本当に間違っているのか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 “ゴールのために実現している状態(エンドステート)”は、ゴールへ向かうコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)ともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「縁ある人々の幸福」というCZを、残念ながら、私は“経営陣”と共有することができませんでした。

(その原因と対策について考察しました↓)

 PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124527.html

 

 

 なぜこんな話をしているのかといえば、今、医療や介護の現場は危機的状況にあるから。ストレートに表現すると、「医療・介護現場で人が壊れている」。

 

 例えば、日本医療労働組合連合会(医労連)が愛知県内の看護職員約5000人に実施した調査では、80%が「仕事を辞めたい」、75%が「慢性的に疲れている」と回答しています(毎日新聞、2023512日配信)。

 私の住む鹿児島では、看護師の大量退職によって、救急医療の拠点である鹿児島市立病院が病床稼働率を最大7割に制限する事態に陥りました。(南日本放送、202344日配信)。

 そして、つい最近、神戸市の甲南医療センターに勤務していた医師(当時26歳)が、長時間労働が原因でうつ病を発症し自殺したと労災認定されていたことが報道されました(読売新聞、2023817日配信)。翌日会見した母親の「医師を守れない病院に患者を守り救う資格はあるのか」という訴えが胸に刺さります。

 

 

 私は、医療・介護現場から御依頼をいただき、職員向けに講演・研修を行っています。もちろん、コーチとして。

 ありがたいことに途切れることなく御相談をいただいているのですが、それは過酷な現場がますます閉塞感に包まれているからなのかもしれません。実際、依頼されるテーマは「イライラ対策」「疲れへの対処」「モチベーション維持」「職場が明るくなるために」といったものが多くなっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 そんな中、ある医療法人にて、管理職のポジションにいるベテラン職員からこのような相談を受けました。

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 

 お話しを伺っていて感じたのは“Hopeless”。その職場というよりは、業界の未来に対する絶望です。

 PM-04-04:収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

私のRASは「不安・恐怖(Fear)」「義務感(Obligation)」「罪悪感(Guilty)」を見つけました。そのような思いが、情動と一体となって、管理職職員のピュアなwant toを重たいhave toに変えてしまったのでしょう。

PM-06-03:抗不安薬を常用する医師の叫びで気づいた「FOG

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 *RASはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 御相談に対して私は、スコトーマやゲシュタルトについて説明しながら、「すべてマインド次第」であることを伝えました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

最初から「いい仕事」があるのではなく、自身のマインドがリアルタイム&双方向的に「いい仕事」を生みだしている と。

 F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

 

 つまり、マインド次第で、すべての仕事がやりたいことに変わる

 

 以下、苫米地博士の著書「すべての仕事がやりたいことに変わる -成功をつかむ脳機能メソッド40」(サイゾー)より、「はじめに」の一部を引用します。

 

 

 「仕事」を通じて自己実現を目指すためには、どういうものの見方や技術が必要か-。そういった視点で私自身が培ってきた知見を改めて振り返り、生まれたのが今回の本です。

 本書を一冊読むだけで、読者の皆さんの仕事と人生の両方がダイナミックに変わり出す内容になるよう、より深化した内容と、これまでよりもっとわかりやすい表現を心がけました。本書は脳機能理論を駆使した、いわば「ドクター苫米地流・仕事術の決定版」といえるでしょう。

 

 さて、本書を手にされた皆さんは当然、「仕事がデキるようになりたい!」という願望を持っておられることでしょう。では、「仕事がデキるようになる」とは、どのようなことでしょうか?

 大半の人は、経験や知識によって培われたノウハウ、身につけたスキルといったものが、「仕事がデキる」ために絶対に欠かせないと思っているのではないでしょうか。努力してノウハウを会得し、スキルを磨いて、与えられた仕事を効率よくこなし、会社や組織に対する貢献度を高める。すると、上司や会社からの評価が高くなって、出世できて給料もよくなる。そんな図式を思い描いておられる人が多いのではないでしょうか。

 実は、みなさんが本当の意味で「仕事がデキる人」に生まれ変わるためには、そういった発想を根底から変える必要があります。

 私にいわせれば、仕事ができる人とは、自分が人生において成し遂げたい夢やゴール(目標)を正しく設定できている人のことです。自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功するのです。

 逆にいえば、ゴールの設定さえ正しくできれば、あなたは必ず、仕事ができるひとに変われます。ゴールの設定のしかた、そのものが問題なのです。仕事のノウハウやスキルは方法論ですが、ゴールの設定さえ正しければ、方法論はあとからいくらでもついてくるのです。

 本書では、だれにでも実践可能で仕事の能力が飛躍的に向上するノウハウをいくつか紹介しますが、それらは目指すゴールがあってこそ、初めて意味を持つのだと、まず理解しておいてください。

 さて、たいていの人は目標を設定する際に、外的な条件や自分の置かれている現状から「このくらいが現実的だろう」と考えるでしょう。たとえば、「現在300万円の年収をせめて500万円くらいにはしたい」とか「売上げを30%アップさせたい」といった目標を立て、このくらいなら努力すれば達成できるだろう、と考える。実は、それは目標設定のしかたとして、まったく間違っており、成果が望めない方法です。

 本書で詳しく説明しますが、中途半端なゴール設定では無意味なのです。得てして、努力さえすれば達成可能に思えることほど、人間はできないものです。これは、脳の働きがそのようになっているからです。人間の脳には、たとえそれが思わしいものではなくとも、「現状」にとどまり続けようとする働きが備わっているのです。

 あなたが本当に変わりたいと願うのなら、目標の設定は絶対、現状を基準に考えてはいけません。いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態こそ、ゴールとして設定すべきなのです。

 引用終わり

 

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたのは、もちろん、マインド。具体的には「外的な条件や自分の置かれている現状から『このくらいが現実的だろう』と考える」という情報処理です。

 Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

 

 「何かいい仕事」を探し求めるというのは、「まったく間違っており、成果が望めない方法」です。

 まず取り組むべきことはゴール設定!

いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態」をゴールとして設定することです。

 Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

 自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功する

 

 もちろん、その時に取り組んでいる仕事は「いい仕事」です。必ず。

 

Q-335につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は9/24(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32237668.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-067~Connect the dots 2019(ワーク付き)~経営と医療と教育をコーチングとディベートでつなぐ

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F-237~:「出口が見えない」と「出口戦略」

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Q-223~:コーチングが重要なのは理解しているが、医療現場は忙しすぎて実践できない

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416549.html

 

 

すべての仕事がやりたいことに変わる

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: すべての仕事がやりたいことに変わる―成功をつかむ脳機能メソッド40 eBook : 苫米地 英人:

 



I-115:【告知】オンラインセミナー(&説明会)<230924>「コーチングのコアとは?」開催の御案内

 

 今年度(2023年度)のオンラインセミナーは全4回開催で、テーマは「コーチングのコア ~ReloadRevolution~」。エンドステートは「コーチングの核心を理解し、自身の可能性を確信しながら、豊かな未来に向けて日々革新している」です↓

 (冒頭パーソナルコーチングの説明を行います)

 I-113:【告知】2023年度オンラインセミナー(&説明会)の御案内

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 *「エンドステート」はこちら↓

 Q-072:不言実行はなぜ大切なのか? 有言実行は本当に間違っているのか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

自由を獲得していくReloadと自由をひろげていくRevolutionを楽しみながら、ぜひ「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)」を手に入れてください!

 F-206:マトリックス/Matrix

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

 

 今回(9/24)のサブテーマは「コーチングのコアとは?」。

 「コーチングのコア」と聞いて、皆さんは何をイメージしますか? Don’t think, feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 認知科学者 苫米地英人博士が語られる「コーチングのコア」とは

 

 以下、博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)より、「はじめに」の部分を引用します(p2~)。

博士の思い(気/プラーナ)を感じてください。Feel

 F-302:芸術は高抽象度の未知なるLUB。ではvol.4;同調脳力の秘密>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32026141.html

 

 

 皆さんはコーチングという言葉を聞いてどのようなイメージを持つでしょうか?

 たぶん、仕事の効率を上げる方法、メンタルを整えてスポーツや仕事などのパフォーマンスを上げるための方法といったイメージでしょう。もちろん、それは間違いではありません。

 しかし、そこはコーチングにおける枝葉末節の部分で、コーチングを学べば、結果的にそうなりますよ、というだけの話です。

 では、コーチングの枝葉末節ではない、コアとはなんでしょうか?

 それは「ゴール」と「ゴールの設定」です。

 いま「たったそれだけ?」と思ったかもしれませんが、それがとても重要なのです。なにしろ、コーチングのテクニックのすべてはゴールを設定し、それを達成するためにあります。ゴールこそがコーチングのすべてなのです。

 ところが、ここ最近、ゴールを疎かにするコーチングの考え方が台頭するようになってきました。

 その証拠に、現在のコーチングの多くは、仕事の効率を上げる、生産性をアップするといったビジネス寄りのものばかりです。前述したように、それはコーチングにおける枝葉の部分です。これをコーチングのゴールと言ってしまうと、コーチングそのものが矮小化してしまいます。

 「仕事で成功してお金持ちになる」「部下の育成に成功し、社内の評価を高めて社長になる」「スポーツの大会に出場してそこで優勝する」など、こういったことはすべてコーチングにおけるゴールではないのです。

 引用終わり(この続きは「追記」でどうぞ)

 

 

 コーチングのコアとは、「ゴール」と「ゴールの設定」

  なぜ苫米地博士は、わざわざ「ゴール」と「ゴール設定」に分けられたのでしょう?

 

 そこには深い思慮と明確な意図があるはず。

 F-265:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.9;“初心”とは?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30002338.html

 

 博士の「思慮」と「意図」をしっかり感じながら、気楽に掘り下げていきたいと思います。

 (「掘り下げる」とは、抽象度が上がる方向性です)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

セミナーでは関連するワークを行う予定です。

 事前の御質問や御要望も大歓迎です。

 

 □受講料は5,000円(税込)。銀行振り込みのみの対応です

□認知科学者 苫米地英人博士と私の間の守秘義務を守った内容になります

(受講者の皆さまと私の間で新たな守秘義務契約締結はありません)

□後日の配信はありません。LIVEレクチャーのみです

□無料ミーティングアプリ「zoom」を使用。参加にあたり事前準備(zoomアプリのダウンロード等)が必要となります

□受講料振り込み後に受講できなくなった場合、後日行われるオンラインセミナーに御招待いたします。その場合、今後開催されるセミナーの申し込み時に「オンラインセミナー<開催日、例:230924> 未受講分招待希望」と記載してください

□特典として、「任意の1回参加で、1回無料招待」いたします。過去の「特典」は使用可能。今回の「特典」を来年度以降に持ち越しすることも可能です。<自己申告をお願いします>

 

 

 受講御希望の方は、下記メールアドレスに御連絡ください

 申し込み(メール):coachfor.m2@gmail.com

 

件名を「オンラインセミナー<230924>『コーチングのコアとは?』申し込み」としてください

 □(お問い合わせ→)申し込み→「銀行振込案内をメール」→(お問い合わせ→)指定銀行口座に振り込み→「オンラインセミナー受講用zoomミーティングURLをメール」→セミナー受講 という流れです

□初回は私宛(coachfor.m2@gmail.com)にお申込みいただきますが、その後は担当から御連絡さしあげます(メールアドレスは申し込み後提示)

□自動配信ではありません。すべて担当が対応するため、タイムラグが生じることを御了承ください

 

 

<タイトル> 

オンラインセミナー<230924>「コーチングのコアとは?」

 *冒頭、オンラインコーチングの説明を行います

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28429113.html

 

<全体テーマ/サブテーマ>

コーチングのコア ~ReloadRevolution~/ コーチングのコアとは?

 

<主催者>

 苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ)

 CoacH T<タケハラクニオ>(こーち てぃ たけはらくにお) | 苫米地コーチング (tomabechicoaching.jp)

 

<日時>

 2023924日(日)

 1330分~15時(90分)

  (開始10分前から受付)

 

<受講方法>

無料ミーティングアプリ「zoom」を使用
*参加にあたり事前準備(zoomアプリのダウンロード等)が必要となります

 

<受講料>

  5,000円(税込)

  *銀行振り込みのみの対応

 

<対象>

  コーチング入門者~実践者向け

  *初心者大歓迎

 

<お問い合わせ・申し込み>

  coachfor.m2@gmail.com

 

 

230924「コーチングのコアとは?」(ブログ周知用画像)

 

 

私は、縁ある人たち(&その縁ある人たち)のWell-being実現のために生きています。

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

Well-beingを実現していく人たちが、同時に自身と縁ある人々のWell-being実現をガイドできるように、そして未来にWell-beingを手渡していけるように、サポートしています。

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

すべてがマインド次第であり、一人ひとりの心の平和がひろがることで、いつか世界平和が実現するからです。

PM-07-11:「平成」という元号に埋め込まれたコード -後編-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

 

その鍵となるものがコーチング!

私が苫米地博士からいただいている大切な智慧をお届けします。

(守秘義務に該当するものは非言語でw

ともにさらなるWell-beingを実現しましょう。そのWell-beingをひろげ、未来に伝えていきましょう。

皆さまと縁がつながることを楽しみにしています。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)より引用します。本文で引用した分のつづきです。

 

 

 コーチングはもっと大きなものです。その人の人生を丸ごと変えてしまうぐらい大きな影響力を持っています。だからこそ、私は2000年代の初めにコーチングを日本に持ってきたのです。

 ただし、当初は「コーチング」という概念は前面には出しませんでした。なぜなら、当時の日本では認知科学という言葉すら伝わっておらず、ホメオスタシスやスコトーマの原理も当然ながら知られていなかったからです。根性論や我慢が大きな力を持っていた時代であり、「コーチ」という言葉がそういうイメージを想起させていました。

 ですから、私はコーチングを「マインドの使い方である」と紹介し、普及に努めたのです。その後、2009年に『まずは親を超えなさい!』『苫米地式コーチング』という書籍を出しました。この時期に、初めてコーチングという単語を使うようにし、コーチングをコーチングとして伝え始めていったのです。

 そして現在、コーチングという言葉は誰もが知るものとなり、街中ではスコトーマやコンフォートゾーンといった、私が日本に紹介した専門用語まで聞かれるようになるほど普及しました。しかし、それは同時にコーチングの誤解、曲解を生み出すことにもつながっていったのです。

 そこで今回、コーチングのコアの部分をはっきりした形で残そうと思い立ち、本書を書き始めたのです。

 

 前述したようにコーチングのコアとはゴールです。

 しかし、一口にゴールと言っても、いろんな解釈の仕方があります。例えば、「今年の目標は英会話を身につけること」もゴールであり、受験生にとっては「〇〇大学に入る」のがゴールとなるでしょう。ビジネスマンの中には「〇〇会社と取引できるようになるのがゴール」という人もいるはずで千差万別です。

 ところが、コーチングにおけるゴールはいま例に出したようなものとは意味合いが違ってきます。コーチングのゴールには、はっきりした定義があるのです。

 それは「ゴールは現状の外側に設定する」というものです。

 「現状」とは、現在の仕事や生活や収入、夢や希望、心地いいと感じるものと心地よくないと感じるものなどを指します。一言で言ってしまえば、いまの自分を取り巻く環境です。そういった「現状」から抜け出すためにゴールは設定されるべきものです。

 しかし、多くの人は「現状から抜け出たい」と言いながら現状の内側にゴールを設定しています。「今年は売り上げを倍にしたい」「営業成績を恒常的に上げていきたい」「将来は社長になりたい」「部下の信用を得たい」などいろいろとあると思いますが、これらはすべて現状の内側です。

 現状についての詳細は本文を読んでほしいのですが、現状を抜け出したいのに現状の内側にゴールを設定していたら、そこから抜け出すことは不可能でしょう。

 「ゴールは現状の外側に設定する」とは、いまの自分では実現不可能なもの、それどころか、ゴールとして想定すらできないようなものをゴールとして設定することです。これがコーチングにおけるゴールであり、現状から抜け出したいのであれば、そうする以外に方法はないのです。

 引用終わり

 

 

-告知-

 気楽なクラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

オーセンティック・コーチング




F-306:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~ vol.3;臨場感③>

 

 今夏(2023年)、映画「インディ・ジョーンズ」の第5作(Indiana Jones and the Dial of Destiny)が公開されました。

 第1作「Raiders of the Lost Ark」が公開されたのは1981年。42年分の記憶とともに楽しまれた方も多いのではないでしょうか?

(私の場合、「少年←思春期←学生←医師←コーチ」を濃縮した感覚でした)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 今作は(前作もw)評価が真っ二つに割れたようです。「最高級におもしろかった」と「とても退屈だった」といった感じに。皆さんはどうでしょう?

 

 ところで、私の元にはこのような御意見が届きました。「子どもの頃は『インディになりたい』と思うくらい好きだったのに、全然楽しめなかった」。

 

 その理由を推測しながら、“おもしろい”について考えてみました。

 Q-281~:ドーパミン分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 vol.1;臨場感① -洗脳を知るうえで必要な三つの概念

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 vol.2;臨場感② -ゴール達成の秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 vol.3;臨場感③ -「ゴール達成の秘訣」の秘密

 

 

じつは、臨場感を高めるために最も重要なのは、五感ではなく、「記憶」です。

自身の中にある記憶を的確に再構築することができれば、臨場感は格段に高まります。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか? <vol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 最も重要なのは記憶。つまり

 記憶をいかに使うか(作るか)次第!

 

それがゴール達成の秘訣です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

人間は進化の結果として、ホメオスタシスの能力が物理空間から情報空間にまで拡張しています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

それは「物理的な現実世界のみならず、仮想世界ともホメオスタシスのフィードバック関係を持てる」ということ。それこそが「臨場感」の正体です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳護身術」(三才ブックス、p35)より引用します。前回引用分のつづきです。「『ゴール達成の秘訣』の秘密」を感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

三つの概念と洗脳の関係

 それぞれの概念が分かったところで今度は、ホメオスタシスと内部表現の関係を組み合わせて考えてみよう。もともとホメオスタシスとは、外界と生体との情報の応酬である。気温が上がったという情報を全身の神経が認識して、その情報が脳に伝わる。すると脳からは、発汗せよという指令が下り、皮膚で発汗が促されるわけだ。

 これは、脳内では外界の気温が上がったという内部表現の更新と、それに合わせた生体を望ましい状態にするための内部表現の更新によって、その内部表現状態に生体が整合的に発汗するのである。自分自身と外界世界を表現する内部表現と、物理的な外部世界との間で情報状態を常に最新に維持し、生体を安定的な健康状態に保とうとするフィードバック関係が成立しているのである。ここで人間に特徴的な事柄がある。内部表現は、物理的現実世界だけでなく、仮想世界ともフィードバック関係を成立させられるということだ。例えば、映画でビルが爆破されるシーンを見たとき、我々はドキッとする。実際に生体レベルで心臓がドキッとする。また、小説の中の感動的な一節を読んでいると本当に涙が流れてくる。この心臓がドキッとするのも、涙が流れるのも、すべてホメオスタシス現象だ。人間は仮想世界とホメオスタシス関係を持つことができるのだ。

 ちなみに臨場感の強さとは、即ちこのホメオスタシスフィードバック関係の強度である。面白い映画に没入しているときは、強いホメオスタシスフィードバックが内部表現と映画の仮想世界の間で築かれている。だから驚いたときの反応が、生体レベルまで強く出る。これが内部表現とホメオスタシスの関係である。

 脳が進化していない生物の場合は、内部表現は物理的な生体と物理的な外界だけである。従ってホメオスタシスも、この二つの間でしか起こらない。脳が人間レベルにまで進化してくると、内部表現は仮想的な世界や生体の状態を包含できるようになる。そしてホメオスタシスの対象も物理的な現実世界のみならず、仮想的な世界にも持てるようになる。だからこそ、映画や小説の世界に臨場感があるのだ。

 さて、内部表現とホメオスタシスの関係が分かれば、これに変性意識との関係を加えてみよう。変性意識状態とは、内部表現のホメオスタシスフィードバックの対象が、物理的な現実世界よりも、仮想世界の方に強くなっている状態と考えられる。とはいっても、物理的な現実世界とのホメオスタシスフィードバックがなくなることはない。さもなければ呼吸や心臓は止まり、生きていることができない。

 人間の特徴として、ホメオスタシスフィードバックは、同時に複数の世界を持つことができる。その中で物理的な現実世界よりも、映画や小説、ゲームの世界とのフィードバックが強い状態が変性意識状態なのである。立っていられない程、現実世界とのフィードバックが弱まり、仮想世界の臨場感が遥かに強大になる……トランス状態となるわけだ。

 では、これら三つの概念は洗脳とどう関係があるのだろうか?

 洗脳された状態とは、何らかの手法で生成された変性意識状態によって、洗脳者が築き上げた仮想世界とのホメオスタシスフィードバックが、現実世界よりも強くなってしまった状態である。そして、洗脳の怖いところは、その状態がホメオスタシスの力により、生体のレベルまで深くかかわっている点である。無理に洗脳を解こうとすると、呼吸困難になったり、意識を失ったり、悪寒がしたり、吐き気を催すのはこれが理由である。

 また、仮想世界に臨場感が特に強いときは、超常的ともいえる色々な生体現象までもが起き得る。例えば、キリスト教を強く信じる人の手から血が流れ出す、いわゆる聖痕現象などがそうだ。これはキリスト教世界の強い臨場感が、強烈なホメオスタシス作用によって生態情報を書き換えていることで説明できる。長時間の瞑想などで光を見るという幻想などについても、変性意識、内部表現、ホメオスタシスの関係と、人間の脳内でのフィードバック空間が、物理レベルから仮想レベルまで広がっているということで理解できる。

 ところで、変性意識の代表的な方法論である催眠現象は、術者が発する言語などの暗示が、一時的な内部表現への書き込みとなることで理解できる。例えば、変性意識が生成された後に「右手が挙がります」と術者からいわれると、変性意識の関係で臨場感は術者の言葉で生み出された仮想世界に強くなる。そしてホメオスタシスフィードバックもそちらに強化されているので、「右手が挙がる」という情報が内部表現に書き込まれれば、生体は内部表現の更新との整合性から、ホメオスタシスの影響により右手を挙げた状態に持っていくしかないのである。

 催眠の場合は、言語の暗示が中心であり、これに対する反応性に個人差があるので、催眠感受性が高い人と低い人に分かれるが、現代的な洗脳は、あらゆる技術で変性意識を生成し、また仮想世界を構築する。内部表現が仮想世界まで広がり、ホメオスタシスフィードバックループが仮想世界まで広がっている以上、洗脳者の技術が優れていれば、我々は誰も洗脳から逃れることができないのである。

 引用終わり

 

 

 洗脳された状態とは、何らかの手法で生成された変性意識状態によって、洗脳者が築き上げた仮想世界とのホメオスタシスフィードバックが、現実世界よりも強くなってしまった状態である

 

 これをコーチングに置き換えると、「ゴールが達成される状態とは、コーチとクライアントの関係性により生成された変性意識状態によって、クライアント自ら築き上げたゴールの世界(w1)とのホメオスタシスフィードバックが、現状の自我(w)よりも強くなった状態」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 *「ww1」についてはこちら↓

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 それをプリンシプル化したものが「夢をかなえる方程式 I×V=R」。「I」はイメージ(またはイマジネーション)、「V」は臨場感(Vividness)、そして「R」は現実(Realty)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

「ゴールの世界の臨場感を高めて、ゴールを実現(現実化)する」ためには、ちょっとしたコツが必要。そのコツとは「ゴール達成の秘訣」の秘密。それは

 

「ゴールの世界」を、未来としてではなく、“今”として臨場感を高める

 

 その感覚を磨くのに映画鑑賞がとても役に立ちます。守秘義務ギリギリで表現すると、ポイントは「映画を観ているときの『私』の意識状態」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 その「『私』の意識状態」とは

 (この続きは次回に。待てない方はこちらw↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

F-307につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

記憶をいかに使うか(作るか)次第!

それがゴール達成の秘訣です

  

 「記憶」に関係するオタクネタを、今回もw

 「Indy 5」の原題は「Indiana Jones and the Dial of Destiny」。「運命のダイヤル」と訳されたアイテム(the Dial of Destiny)のことを、劇中では“アンティキティラ”と呼んでいました。

 その“アンティキティラ”は、じつは、「アンティキティラ島の機械」として実在しています。


  

アンティキティラ島の機械(Wikipedia)

Wikipediaより引用

アンティキティラ島の機械 - Wikipedia

 

 

 古代のコンピューターとも呼ばれる「アンティキティラ島の機械」が製作されたのは、およそ2100年前。青銅の歯車が複雑に組みあわされた装置を、古代ギリシャ人がどのように開発したかは、いまだに謎なのだそうです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 科学学術雑誌「Nature」(200611月)によると、高分解能X線断層撮影により判読可能な文字数が倍増した結果、機械に刻まれた文には天文学、機械学、地理学の項目に分かれたマニュアルが含まれていることが判明。天体の位置を予測するためのアナログ天文計算機もしくは太陽系儀であることが裏付けられたそうです。

 その後も(Nature20087月)、装置は4分割され、1区画が1年で、全体として4年周期を示す表示板があることが明らかになりました。おそらく2年もしくは4年周期の競技祭典を表していると考えられています。

 研究者たちは、「アンティキティラ島の機械」はシラクサ人によりデザインされ、アルキメデス(都市国家 シラクサで生まれた数学者)の功績に由来しているものと考えているそうです。

 そう、アルキメデス(Archimedes、紀元前287~212年)!

 

 

シラクサのアルキメデス(wikipedia)

ドメニコ・フェッティ1620年画

Archimedes Thoughtful

Wikipediaより引用

アルキメデス - Wikipedia

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)。詳しくはこちらでどうぞ↓

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-関連記事-

F-205:花オクラ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26892359.html

F-299~:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425725.html

Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

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L-11920219月シークレットレクチャー -07;人間だから持つことができる強大な生命力

 

20219月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。

*初回の講義はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424749.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「ゲバラ主義」。ゲバラ主義=コーチの心得をイメージしながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;夢

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32063846.html

 02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

 03;夢を現実化する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32114512.html

 04;論理という“劇薬”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32149982.html

 05;“劇薬”を使いこなすために心がけるべきこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32164366.html

 06;リソースを“調整する”という感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32199163.html

 07;人間だから持つことができる強大な生命力

 

 

低次の抽象度次元に向かっているとき(=仮観)、私は「“調整する”という感覚」を意識に上げています。例えば、ゴールどうしがリソースを取り合うのを“調整する”という感覚(バランスホイール)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *バランスホイールはこちら↓

 L-02520203… -03;職業と趣味の違いは「貢献」の範囲

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26037409.html

 

 「ゴールどうしがリソースを取り合う」のリソースの代表が、「時間」と「健康」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 つまり、確実に死に近づいていくという制約(物理法則)の中で“健康”であり続けるためには、「時間とは?」「健康とは?」といった考察(空観)と調整を伴う実際の行動(仮観)が欠かせないということ

 

 それが中観であり、今回の隠れテーマである「ゲバラ主義」です。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 

 ここまで3回の講義を通して、「コーチング×医療×脱洗脳」を考察しました。キーワードは「I×V=R」。

 

 情報の枠組(フレーム)を使って考えると、「I×V=R」は2つの要素に分けることができます。「情報の認識」と「情報の運用」です。

 L-10320218… -05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 

 情報の認識;何が重要かを識別したり、新たな情報や問題を発見したりする = I×V

 情報の運用;情報に基づいて現状を最適化して、問題を解決する = R(化)

 

 これまで確認したとおり、フレームをいかに抽象度の高いフレームへと再構築できるかが鍵です(空観)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そして、その高次のフレームを、物理空間でしっかり現実化する(仮観)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「空」と「仮」を同時に実践する「中観」、すなわち“コーチの心得”といえる「ゲバラ主義」が、脱洗脳 → 健康を実現する

 

 それが認知科学者 苫米地英人博士に学んでいる私の確信です。

 

 ゴールは人生のあらゆる領域に設定するものであり、ゴールの数だけ「I」があります(バランスホイール)。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

それら複数の「I」に対して臨場感を高めることができると(I×V)、同時に複数の世界(可能世界、w1)を生きている“感覚”になります。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 その“感覚”が「concentration」。

 Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

それは深い変性意識化で可能となる「超論理」の意識状態。脳機能でいえば前頭前野内側部の発火であり、苫米地理論でいえば右脳言語野が覚醒した状態です。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 深い変性意識状態のときに「病」という現状の自我から「健康」というゴール(の世界)に移行することができると、心身は“健康”に全力で向かっていきます。

 F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

 ホメオスタシスが働くから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 それが生命力。情報空間までホメオスタシスが拡張した人間だから持つことができる強大な生命力です。

 F-184:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -01;抽象度&超情報場理論

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25618957.html

 

 以下、苫米地博士の著書「思考停止という病」(KADOKAWAp79)から引用します。自身に宿る“生命力”を感じながらお読みください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 問題意識が思考を動かす

 チャイティンは生命現象をランダムウォークとヒルクライミングと言いました。

 私の言葉で言えば、ゴールに向かう強烈な意思で、抽象度を上げながら新しいゲシュタルトをつくり続けることです。

 ランダムにせよ、意思の力にせよ、現状から抜け出すことが、大切になります。それが思考停止しない生き方です。

 そうやって自分の頭で考えるためには、まず変化していくこと。つまり、現状の外に出ていくためには、スコトーマを外す必要があります。

 今現在のスコトーマが維持されるということは、現状維持で、他の選択肢が見えないことを意味します。

 

 スコトーマを外す方法は、様々ありますが、ひとつは「スコトーマがあることを認識すること」です。

 もう少し簡単に言えば、問題意識を持つということです。

 そもそも、なぜ人は思考をやめるかというと、「問題がない」と思うからです。

 

 「いまのままでいい」

 「私は間違っていない」

 

 いまのままで問題がないということは現状維持でいいわけです。現状維持でいいなら、何も考えることがありません。

 考えるということは、何かを解決したり、新たに意思決定をしたりする必要があるわけです。現状がまずい状況だったり、問題があったりするから、人は考えるわけです。

 ひとつ例を挙げましょう。

 以前、元日産のエンジニアでカルロス・ゴーン氏から「ミスターGTR」と呼ばれていたGTR開発者であり、友人でもある水野和敏氏から聞いた話です。スポーツカー開発の「ノーマル」に車重は軽ければ軽い方が良いというのがあります。彼は「それはどこかおかしい」という視点でGTRを開発しました。

 

 問題があると思うか思わないかは、スコトーマの原理。

 スコトーマの大前提は、知識があるかないかどうかです。スコトーマが生まれる最大の理由は、無知によるものです。

 つまり、知識がないからスコトーマがあるのです。

 知識がなければ、そのことに疑いを持ちません。

 引用終わり

 

 

 ゴールに向かう強烈な意思で、抽象度を上げながら、新しいゲシュタルトをつくり続けること

 

 …これが苫米地博士の生命現象の定義。

ゴールは1)心から望むことであり、2)自分中心を捨てながら、3)“現状の外”に設定するものです。とてつもないイメージ(I)を実現したいと願い、「必ずやり遂げる」と確信するとき(V)、シンのエネルギーと創造性が発揮されます。リミッターが外れて。

F-284~:気楽 ver.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

そのときは「病気になっている場合ではない」「落ち込んでいる(へばっている)場合ではない」という心境になっているはず。それが「病からの脱洗脳」。

 そして、ゴールに向かって無我夢中で生きる間に、心身とも“健康”になっているはずです。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 だから私は、医師として、老病死に苦しむ人(&家族)にコーチングを届ける活動を続けています。

 Q-259~:コーチングは弱った人を対象とする臨床心理や精神医療の世界にはなじまないのだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419730.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 そして、ゴールに向かって無我夢中で生きる間に、心身とも“健康”になっているはずです。

 だから私は、医師として、老病死に苦しむ人(&家族)にコーチングを届ける活動を続けています

 

 「コーチングにさえ取り組めば医療は必要ない」と言いたいのではありません。むしろ逆。物理空間に写像としてあらわれた病に対しては、物理空間における適切な医療が絶対に必要です。

 Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

 

私が目指しているのは、「治療」という概念(ゲシュタルト)に、「患者さん(&家族)の意識を高次元に導く」ことが包摂されている世界(未来)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

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-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ

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F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

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F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

Q-223~:コーチングが重要なのは理解しているが、医療現場は忙しすぎて実践できない

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416549.html

 

思考停止という病

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L-11820219月シークレットレクチャー -06;リソースを“調整する”という感覚

 

20219月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。

*初回の講義はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424749.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「ゲバラ主義」。ゲバラ主義=コーチの心得をイメージしながらお読みください。Don’t think, feel

 

 01;夢

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32063846.html

 02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

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 03;夢を現実化する方法

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 04;論理という“劇薬”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32149982.html

 05;“劇薬”を使いこなすために心がけるべきこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32164366.html

 06;リソースを“調整する”という感覚

 

 

 論理には必ず不完全性が入り込みます。

 例えば、「どうして人を殺してはいけないのか?」を論理的に考察すると、「人を殺していい」という結論に至る可能性が生じます。だからこそ、徹底的に考え、考え、考え続けることが大事。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 しかし、それだけでは足りません。

 コーチングのベースには釈迦の哲学がありますが、釈迦が示したのは「言語や論理を超越した抽象度次元で生きながら、同時にしっかり地に足をつけて生ききる」という生き様。

 PM-06-12:仮説07)思考停止

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 その生き様が「I×V=R」のことです。

 

釈迦が語った縁起を発展させた大乗の哲学でいうと、「I×V」が空観、「I×V」を維持したまま「R」化していくのが仮観です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

そして、「I×V(空)」と「R(仮)」を、「I×V=R」と1つのゲシュタルトとすることが中観。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

I×V」は、情報空間において、より高次の抽象度次元に向かう方向性を意識に上げている状態(=空観)です。そのときは「『論理(理論)』にこだわらない」ことが大事。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「R」化は低次の抽象度次元で、つまり具体的な現実世界で、共有し具現化していくこと。一番抽象度が低いのは物理法則が働く物理空間(情報空間の底面)です。そこで現実化するためには仕上げの作業(インプリメンテ―ション)が必要。

そのために「『論理(理論)』にこだわり使いこなす」ことが大事。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *論理について、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

低次の抽象度次元に向かっているとき(=仮観)、私は「“調整する”という感覚」を意識に上げています。例えば、ゴールどうしがリソースを取り合うのを“調整する”という感覚(バランスホイール)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *バランスホイールはこちら↓

 L-02520203… -03;職業と趣味の違いは「貢献」の範囲

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26037409.html

 

 「ゴールどうしがリソースを取り合う」のリソースの代表が、「時間」と「健康」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 つまり、確実に死に近づいていくという制約(物理法則)の中で“健康”であり続けるためには、「時間とは?」「健康とは?」といった考察(空観)と調整を伴う実際の行動(仮観)が欠かせないということ

 

 それが中観であり、今回の隠れテーマである「ゲバラ主義」です。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

L-119につづく)

 

 

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-追記1

 コーチングのベースには釈迦の哲学がありますが、釈迦が示したのは「言語や論理を超越した抽象度次元で生きながら、同時にしっかり地に足をつけて生ききる」という生き様。その生き様が「I×V=R」のことです。釈迦が語った縁起を発展させた大乗の哲学でいうと、「I×V」が空観、「I×V」を維持したまま「R」化していくのが仮観です。
 そして、「I×V(空)」と「R(仮)」を、「I×V=R」と1つのゲシュタルトとすることが中観

 

 

 それを「顕教と密教」や「学校と社会」の関係性で考えると?

 

 以下、苫米地博士の著書「近未来のブッダ」(サンガ、p93)から引用します。

 

 

学習による理解を基盤に実践へ

 チベット仏教では顕教を22~23年やってから密教に入ります。これは、ヨーガの段階と同様に、顕教時代がおそらく修行タイムという位置づけです。密教は完全に大乗の世界で、「雨を降らせるために」ではないですが、この世を変えるために、この世の役に立つために密教をやるのです。顕教は、そのための準備段階・学習期間です。

 こうした「学習・修業期間→本格的な実践」という流れを世俗の現代人に対して言えば、「学校教育→社会での実践」になります。日本の教育制度を享受する現代人なら、学校教育を受けている時代に縁起を理解し、人間の基礎力を養えるはずです。卒業前でもいいですが、いわゆる社会人になったら、密教の人たち同様、「この世の役に立つ慈悲」をバリバリ実践すべきですし、そこまでに実践の準備は整っているはずです。

 引用終わり

 

 

-追記2

「ゴールどうしがリソースを取り合う」のリソースの代表が、「時間」と「健康」

 

 もう1つゴール達成に欠かせないリソースがあります。そう、「お金」。

 「時間」と「お金」について考察しました↓

 Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

 

-追記3

つまり、確実に死に近づいていくという制約(物理法則)の中で“健康”であり続けるためには、「時間とは?」「健康とは?」といった考察(空観)と調整を伴う実際の行動(仮観)が欠かせないということ

 

 私の「健康とは?」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859675.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859828.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859896.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ

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F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

Q-303~:どうやったらすべての目標を結びつけることができるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424263.html

 

 

近未来のブッダ




I-114:【告知】コーチング・デ・コンパッションクラブ<230827> 受付開始

 

 すべてのはじまりは“現状の外”へのゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

双方向(多次元)の縁起を意識した気楽なクラブ活動をはじめました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion ClubCHCC)」。

(詳しくはこちら↓)

1

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html

 

 

CoacHing de Compassion Club

 

 

 このクラブ自体のゴールは「コンパッション実現」。コンパッションとは「慈悲」のことです。

20分(~最長30分)のクラブ活動を通じて、「Compassion = 慈悲」を体感&共有しながら、コンフォートゾーン化していくことを目指します。気楽にw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 その実現のためにエンドステートを2つ設定しました。

 (エンドステート、COA、アサンプションはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

1つ目(クラブ活動前半)は認知科学者 苫米地英人博士が教示されるコンパッションを確認していきながら、「お互いにスコトーマを外しあい、知識を習得・共有している」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 2つ目(クラブ活動後半)はお互いにエフィカシーを高めあいながら、「コンパッションを高次の抽象度で臨場感豊かに体感しつつ、物理空間でしっかり実践(実装)している」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *物理空間(=情報空間の底面)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 毎回、苫米地博士の著書「近未来のブッダ」(サンガ)より引用します。

 初回(220205開催)の反省を踏まえ、今後は告知の際に次回開催時の引用部分を提示することにしました。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 開催は不定期です(最近は第4日曜 午前に行っています)。1週間前までにはブログで告知します。

クラブ活動時間は20分間を予定しています(最長30分)。自由に参加してください(途中入退室可能)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 次回は R5.827日(日) 午前10時(日本時間)~ 開催。受付は5分前からです。

  *今回は「10時開始」です。御注意ください

 

 申し込みは下記メールアドレスに。件名を「コンパッションクラブ<開催年月日>申し込み」としてください。

例:「コンパッションクラブ<230827>申し込み」

 

 申し込み・お問い合わせ(メール)

coachfor.m2@gmail.com

 

 お申込みいただいたら、zoom招待URLを返信します。あとは当日参加するだけです。

*自動返信ではありません。タイムラグを(compassionしながら)お楽しみください

*招待URLの転送等は御遠慮ください。参加できるのは申し込み者のみです

*申し込み時から匿名可とします(クラブ活動時の表示も)。ご自由にどうぞ

*友人や御家族等と一緒に一端末で参加する場合、申し込みは代表者だけでOKです

*クラブ参加時はカメラ・マイクともにオンにしてください。どうしても顔を出したくない方はzoomに搭載されているフィルター機能をご利用ください

(マスク・覆面・仮面のリアル使用も可w

*注意;録音・録画・撮影は御遠慮ください(私も行いません)

 

 

230827>前半のテーマ(引用部分、p52)はこちら↓

 


 

 

 230827>後半のテーマ(引用部分、p212)はこちら↓

 


 

 

 最後にもう一度、「近未来のブッダ」(サンガ、p151~)より引用します。

 

 

 現代版慈悲は「一緒に楽しみましょう」

 宗教は、たくさんの人に開かれていて、役に立ってこそ存在意義があります。ブッダの時代は「四つの苦をなくしてあげる」といえば、そのニーズは絶大でした。でも、今はそれではだれもついてこないのです。

 ブッダの時代、大衆のニーズに、教えを説いて応えた実績は意義深いです。しかし、今やニーズが違ってきています。そういう意味では、ブッダの教えが有効に人々の役に立っていないような懸念を感じます。

 宗教は、多くの場合は本人の救済に役立ってこそのものです。そういう機能を提供していくことの大前提として、たくさんの人の耳に届く、たくさんの人が聞きたいと思うメッセージを発信していないといけません。ブッダの教えも基本は不変ですが、時代が変わるにつれて説き方もバージョンアップしていくべきですし、コンパッションという考え方もどんどん現代化していくべきです。

 二十一世紀のコンパッションは、「一緒に苦しみましょう」とか、「一緒に憐れみましょう」とか、「私もあなたと同じように苦しんでいるんですよ」でなくていいと思います。もちろん、そういうニーズにも応えますが、もっと一般的な、基本的には現代社会の楽しさや快適さを享受できている人たちに応える「一緒に楽しみましょう」でいいのです。

 引用終わり

 

 

 さぁ、一緒に楽しみましょう!

 縁がつながることを楽しみにしています。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

2つ目(クラブ活動後半)はお互いにエフィカシーを高めあいながら、「コンパッションを高次の抽象度で臨場感豊かに体感しつつ、物理空間でしっかり実践(実装)する」

 

 抽象度が上がるほど具体的な情報量が減っていくので、臨場感は下がっていきます。

ところが、それは「臨場感についての認識の誤解」(by苫米地博士)。詳しくはこちらで↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

-関連記事-

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 

近未来のブッダ




F-305:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~ vol.2;臨場感②>

 

 今夏(2023年)、映画「インディ・ジョーンズ」の第5作(Indiana Jones and the Dial of Destiny)が公開されました。

 第1作「Raiders of the Lost Ark」が公開されたのは1981年。42年分の記憶とともに楽しまれた方も多いのではないでしょうか?

(私の場合、「少年←思春期←学生←医師←コーチ」を濃縮した感覚でした)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 今作は(前作もw)評価が真っ二つに割れたようです。「最高級におもしろかった」と「とても退屈だった」といった感じに。皆さんはどうでしょう?

 

 ところで、私の元にはこのような御意見が届きました。「子どもの頃は『インディになりたい』と思うくらい好きだったのに、全然楽しめなかった」。

 

 その理由を推測しながら、“おもしろい”について考えてみました。

 Q-281~:ドーパミン分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 vol.1;臨場感① -洗脳を知るうえで必要な三つの概念

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 vol.2;臨場感② -ゴール達成の秘訣

 

 

臨場感についてしっかり理解するためには、3つの概念(ゲシュタルト)を理解する必要があります。「変性意識」「内部表現」、そして「ホメオスタシス」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

これら3つを統合すると、「臨場感」というゲシュタルトの臨場感が高まりますw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳護身術」(三才ブックス、p32)より引用します。前回引用分のつづきです。

 

 

内部表現とホメオスタシス

 次に内部表現(Internal Representation)とは、章の冒頭でも述べたが、脳内における世界と自我の表現を表す専門用語である。外界を視覚で認識すれば、視覚野での神経が活性化し、その結果が前頭葉で認識される。この視覚野から前頭葉までのすべての脳内での情報状態が内部表現である。

 内部表現は神経の物理レベルの情報状態のみならず、概念や感情など、心理レベルでの表現も含まれる。すなわち、脳内の物理レベルから心理レベルまで含めたすべての抽象度における外界の表現が内部表現である。自分自身の表現や自己の記憶、内省的な自我、さらには現在時の自分の思考状態や発語、言語の認識状態も内部表現の一部である。内部表現は常に外界と情報をやり取りしながらリアルタイムに情報状態が更新されているため、その動きは非常にダイナミックだ。脳内にある自分自身も含めたあらゆる抽象度における世界のモデルが内部表現である。ただ、内部表現内のそれぞれの情報状態は、巨大な相互関係のネットワークを構築し、それが常にリアルタイムでダイナミックに更新されているので、実際にそれを我々が記述することができるか否かは別問題である。これを計算機上に記述しようとする分野が人工知能である。インド哲学でいえば、唯識におけるアラヤ識やマナ識を内部表現とみなしていいだろう。これらは縁起で定義される相互関係を持つ動的なものであり、ネットワークであり、ダイナミックであるからこそ、その実在は空となる。故に、アートマン(真自我)の非実在性を謳う仏教的立場は、現代認知科学に通じるものがある。

 内部表現は、進化のレベルに従って複雑になってきている。これは脳が進化している結果である。人間においては、内部表現という外界のモデルとして脳内に表現される世界が、物理的な現実世界だけではなく、映画や小説の仮想世界にも持てるのが特徴的である。例えば、言語で発せられた世界は、物理的な現実世界ではない。それでも小説で描かれる世界を整合性をもって、臨場感を感じて認識することができる。これは小説の仮想的な世界を、内部表現として脳内に表象できるからだ。

 進化の過程で、我々は未来に起こることを想定できるようになった。プランニングなどがまさにそうだろう。時間を超えて、行為の因果の整合性を表現することができる。人間が罠を仕掛けて獲物を捕まえられるようになったのも、未来時間の世界を整合的に脳内で表現することができる能力が進化したからだ。過去の思い出の時間に浸れるのも、映画の世界に臨場感を感じるのも同様だ。

 このように人間は、物理的現実世界以外の仮想世界を内部表現として持つことができるように進化した。だからこそ人間は洗脳から逃れることができないのだ。

 最後の概念、ホメオスタシス(Homeostasis)は、恒常性維持機能と訳す。これは呼吸や心拍のように、生体が一定の状態を保ちながら、生体の安定的な状態を維持しようとする傾向である。例えば、我々は走ると呼吸や心拍が速くなったりする。より沢山のエネルギーを身体中に供給する必要があるからだ。走るのを止めると、自然と呼吸や心拍が、ゆらぎをもって一定の状態に戻ってくる。このような傾向がホメオスタシスだ。

 ホメオスタシスは、呼吸や心拍のように秒単位のものから、生理周期のように月単位、さらには年単位のものまである。季節によっても、我々の身体は異なってくる。夏は暑さをしのげるように、冬は寒さに耐えられるように、生体が外界の状態に合わせて、健康で安定した状態を保とうとする。これは、生体と外界の間でフィードバック関係が成り立っているからだ。そして、人間は進化の結果として、ホメオスタシスの能力が物理空間から情報空間に拡張している。つまり、物理的な現実世界のみならず、仮想世界ともホメオスタシスのフィードバック関係を持てるように脳が進化しているのである。

 引用終わり(この続きは次回引用します)

 

 

ポイント(青字)を解説します。

 

 〇内部表現(Internal Representation)とは、

-脳内における世界と自我の表現を表す専門用語

 -視覚野から前頭葉までのすべての脳内での情報状態

 -脳内の物理レベルから心理レベルまで含めたすべての抽象度における外界の表現

 -自分自身の表現や自己の記憶、内省的な自我、さらには現在時の自分の思考状態や発語、言語の認識状態も内部表現の一部

 

 自我とは「関係により浮かび上がってくるネットワーク」であり、その本質は「空(くう)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 空とは「無」と「有」を同時に満たす、1つ上の抽象度の概念のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 よって、自我も「無としての自我」と「有としての自我」という2つの側面で考察することができます。前者が「部分関数」、後者が「重要性関数(評価関数)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「すべての抽象度における外界の表現」であり、かつ「自分自身の表現、記憶、内省的な自我、思考状態や発語、言語の認識状態」であるということから導きだされるのは、「目の前の世界は内部表現(の投影)である」ということ。一言でまとめると「一人一宇宙」。

Q-246:続・気楽に生きたいのですが ~「気楽に生きる」ということ~ -04;「一人一宇宙」はゴールに向かう夢の一部

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28416456.html

 

 

〇内部表現内のそれぞれの情報状態は、巨大な相互関係のネットワークを構築し、それが常にリアルタイムでダイナミックに更新されている

〇「縁起で定義される相互関係を持つ動的なものであり、ネットワークであり、ダイナミックであるからこそ、その実在は空」という仏教的立場(唯識)に通じる

 

 内部表現内の情報状態は、「巨大な相互関係のネットワーク」であり、「リアルタイムでダイナミックに更新される」もの。私たちはその“情報状態”をどれほど把握しているのでしょう?

 

 私はよく「五感をフル稼働することによって臨場感を高めることができる」という説明を行います。五感の中でもとくに視覚をフル稼働することが重要。それがビジュアライゼーションです。

 F-253Corona Panicに打ち克つ ~ビジュアライゼーションによるゴール達成法~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29357204.html

 

 ところが、正直に述べると、そもそも「五感をフル稼働」はムリ!

ある研究によると、私たちの五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)から入力される情報量は毎秒数百万ビットで、そのうち意識に上がる(=RASを通過する)のは40ビットなのだそう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

つまり、先ほどの「一人一宇宙」は、40/000000、すなわち、わずか1/100000の情報量でつくられているということ。それもダイナミックに変化しながらです。

 F-0543つのロック(&1つのキー) <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 よって、私たちはほとんどスコトーマの中で生きているといえます。本当は誰もが無明であるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマが外れるのは、1)知識があり、2)重要度が高く、3)役割があるとき。その3つと大いに関係するのがゴールです。やっぱりゴールが重要。Goal comes firstby Mr. Lou Tice)!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールによりイメージが生まれ(I)、その臨場感が高いと(V)、現実化する(R

 

 人間のそんな情報処理をプリンシプル化したものが「夢をかなえる方程式 I×V=R」。

映画を観ている時にドキドキ・ワクワクしたり、涙するほど感動を覚えたりするのは、監督や俳優などの制作陣が生みだすイメージの世界に強い臨場感を感じるからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

じつは、臨場感を高めるために最も重要なのは五感ではありません。何だと思いますか?

 

答えは「記憶」!

 

自身の中にある記憶を的確に再構築することができれば、臨場感は格段に高まります。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか? <vol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 最も重要なのは記憶。つまり

 

 記憶をいかに使うか(作るか)次第!

 

それがゴール達成の秘訣です。

(次回は「『ゴール達成の秘訣』の秘密」に迫ります。お楽しみに)

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

F-306につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

記憶をいかに使うか(作るか)次第!

それがゴール達成の秘訣です。

 

 「記憶」に関係するオタクネタをひとつw

 「Indy 5」の冒頭でナチスと戦ったヘレナの父親役の俳優(トビー・ジョーンズ)は、MCU映画「Captain AmericaThe First Avenger」(2011年)でナチス(正確にはヒドラ/ハイドラ)に心酔する科学者 アーニム・ゾラ博士を演じています。

 

あえて“ゾラ”をキャスティングした意図は何だろう?

 

そんなことを仮想世界への入り口で考えました。

(この続きはF-307/vol.4で)

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)。詳しくはこちらでどうぞ↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

Q-167:自分を苦しめているのは記憶です。過去に苦しめられていることを感じています。コーチングで変化を実感しますか? <プチワーク付き>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24320549.html

Q219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

Q-276~:セルフトークとマネジメントについて

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

洗脳護身術(開拓社ver.)

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 洗脳護身術 eBook : 苫米地英人:

 



L-11720219月シークレットレクチャー -05;“劇薬”を使いこなすために心がけるべきこと

 

20219月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。

*初回の講義はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424749.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「ゲバラ主義」。

そのゲバラ主義をイメージしながらお読みください。Don’t think, feel

 

 01;夢

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32063846.html

 02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

 03;夢を現実化する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32114512.html

 04;論理という“劇薬”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32149982.html

 05;“劇薬”を使いこなすために心がけるべきこと

 

 

必要に応じて論理的な構築力を使い、また必要に応じて論理を超えることができる

 

 ゴール設定において、論理はむしろ障壁になります。ルールや常識といった社会の価値観もそう。それらは人を現状に閉じ込めてしまう“劇薬”です。

 (詳しくはこちら↓)

 S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_368012.html

 

 一方で、その“劇薬”は「思いどおりの世界(宇宙)を生みだす」ための強力な縁起にもなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 では、質問です。

必要に応じて論理的な構築力を使う」「必要に応じて論理を超える」の“必要”とは何のことでしょうか?

論理という“劇薬”をうまく使いこなすために、何を心がけるべきでしょうか?

 

 

 「論理という“劇薬”をうまく使いこなすために心がけるべきものは?」と問われたら、「ゴール」や「ゴール設定」を思い浮かべる人が多いはず。もちろん、それは間違いではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

必要に応じて論理的な構築力を使う」「必要に応じて論理を超える」の“必要”のそもそもの意味は、「なくてはならない」「どうしてもしなければならない」ということ。その「~ならない」は、通常は、過去の記憶に由ります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

よって、必要なことを考えるほど、過去に囚われてしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 コーチングは「Goal comes 1st.」。最初から必要なものが存在するのではなく、ゴールにより“必要”が決まります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 コーチングでいう“必要”とは、ゴール達成のために実現しているべきエンドステート(ミッション)のことです。そして、そのエンドステートに合わせてCOACourse of Action)が定まっていきます。

 F-269:冗長性と多様性 <vol.1;有事を前提とした計算機システムと通信ネットワークの原則>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30221598.html

 

 つまり、「論理的な構築力を使う」というCOAは「R化」のこと。COAを決定するエンドステートが、かつての夢である「R」です。「R」に向かって抽象度を下げながら具体化していくこと(R化)を実装と呼びます。

そして、「論理を超える」というCOAは「抽象度を上げてさらなる現状の外を志向する」こと。そのCOAを決定するエンドステートが「I×V」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 よって、論理という“劇薬”をうまく使いこなすために心がけるべきなのは、抽象度を上げる「I×V」と抽象度を下げる「R化」を同時に行い続けるという意識状態

それが「ゲバラ主義」です。

F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 論理には必ず不完全性が入り込みます。

 例えば、「どうして人を殺してはいけないのか?」を論理的に考察すると、「人を殺していい」という結論に至る可能性が生じます。だからこそ、徹底的に考え、考え、考え続けることが大事。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 しかし、それだけでは足りません。

 コーチングのベースには釈迦の哲学がありますが、釈迦が示したのは「言語や論理を超越した抽象度次元で生きながら、同時にしっかり地に足をつけて生ききる」という生き様です。

 PM-06-12:仮説07)思考停止

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 以下、前回同様、苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、p203)から引用します。

 

 

現状の外のゴールは、ゲシュタルト能力によって叶う!

 そして、ここからが大切なのですが、ステップ7で私がゴールは現状の延長線上ではなく「現状の外に設定せよ」と述べたのも、実はまさにこのゲシュタルト能力を人間が備えているからです。

 「ゴール」と「現状の自我」という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトがつくられます。

 双方向性が働いて1個のゲシュタルトができるということは、その橋が架けられた状態がコンフォート・ゾーンになる。つまりそのゲシュタルトにホメオスタシスが働くということです。

 そうなればしめたもの、体の各部位や体全体が連動して展開することで歩行が実現するように、今の自分(部分)となりたい自分(全体)が双方向的に関わり合い一つの大きなフレームを瞬時につくり上げることができます。ゴールが見えなくても関係ありません。むしろ、ゴールが見えない方が、このプロセスの中でスコトーマがはずれ、ゴールに有用なものがどんどん現れ、ゲシュタルトがより強固になる。結果いつのまにか現状の外にある抽象度の高いゴールが叶うのです。

 これが、現状の外のゴールが叶うメカニズムです。

 私たちは本書で見てきたようにこの世に生まれ落ちたときから、さまざまな他者からの洗脳を浴び続けています。「現状の環境」と「自我」の間にゲシュタルトを築き、無意識にそこをコンフォート・ゾーンにして生きてきたといっていいでしょう。いわば、社会的洗脳状態というゲシュタルトを日々強化しながら生きているのです。

 しかし、それでは私たちが本来持つ無限のポテンシャルは発現できません。現状の外のゴールを利用したゲシュタルトのおかげで、過去も他者も能力も関係なく、私たちは無限の可能性を開花させることができるのです。

 引用終わり

 

 

 このシリーズの初回(L-089)に、「病からの脱洗脳」のイメージについて質問しました。

 L-08920217… -01;病からの脱洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30438275.html

 

おそらく、ほとんどの人が「言葉」を用いて表現したはず。その言語抽象度をはるかに超えた“先”を目指し続けるのが「I×V」です。それを大乗では「空観」と呼びます。

 そして、「R化」のために実装していくのが「仮観」。

 その「空」と「仮」を同時に行うのが、「ゲバラ主義」であり、「中観」です。

 PM-02-16:空観、仮観、中観

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

L-118につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

―追記―

論理には必ず不完全性が入り込みます。例えば、「どうして人を殺してはいけないのか?」を論理的に考察すると、「人を殺していい」という結論に至る可能性が生じます。だからこそ、徹底的に考え、考え、考え続けることが大事

 

 もしも、子ども達から「どうして人を殺してはいけないの?」と聞かれたら、どのように答えますか?

 

 ちなみに、米国イェール大学で道徳哲学や規範倫理学を教えるシェリー・ケーガン教授は、著書の中で「自殺」を合理性と道徳性という観点で考察しています。このように↓

 

 合理性:原則として自殺は合理的な選択となりうるのだ。

 道徳性:相手がよく考え、妥当な理由を持ち、必要な情報を得ていて、自分の意思で行動していることを確信できたとしよう。そんなケースでは、その人が自殺することは正当であり、本人の思うようにさせることも正当だと思える。

 

 お気づきだと思いますが、ケーガン教授の思考にはスコトーマがあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 では、質問です。

 子どもの疑問にしっかり答え、大人のスコトーマをちゃんと外すために、どうすればいいでしょうか? Don’t think, feel

 F-169antiからwith、そしてwellへ vol.4-1「死」;well-aging <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24655350.html

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)。詳しくはこちらでどうぞ↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

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