苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

2023/04

F-290:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.3;「超人脳」獲得への2つのステップ 1)論理を極める

 

 20233月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、日本代表が米国代表を下し3度目の優勝。日本中が感動(&感謝・希望)に包まれました。

 PM-07-02:釈迦が教えてくれること ~3Kを新たな3K

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15395021.html

 

 私の中のMVPは、やはり大谷選手。中でも一番心が揺さぶられたのは、決勝戦前のこの言葉です↓

 

 

 今日1日だけは、やっぱり憧れてしまったら超えられない。

 僕らは今日超えるために、トップになるために来たので、

 今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう!

 

 

 …WBCを縁にコーチとして考えたことをまとめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 vol.1;アファメーションの秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31244338.html

 vol.2;超人脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31299309.html

 vol.3;「超人脳」獲得への2つのステップ 1)論理を極める

 

 

 エースで主力打者

 まるで漫画の主人公のような活躍を続ける大谷選手は、まさに「超人」!

 

 「ディベートで超論理思考を手に入れる 超人脳のつくり方」(CYZO)の中で、苫米地博士は超人の条件を「多方面の分野で図抜けた実績を出せること」とされています。

 「図抜けた実績」のために必要なのは「革新的な発想」。「革新的な発想」は、徹底的に「論理」を極めたうえで、論理を超えた「超論理」の境地にまで達することで獲得できます。

 

 まずは徹底的に論理を極める

 それが「超人脳」獲得への最初のステップ。

 

 論理的思考を鍛えることができるのが「ディベート」です。ディベートをマスターすると、1)最短時間で最適解を見つけられるようになり(=普通のひらめき)、2)論理という系の外に出て自由を手に入れることができるようになります(=本物のひらめき)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

現代ディベート論理は「トゥールミンロジック」。それはイギリスの分析哲学者 スティーヴン・トゥールミン(Stephen Edelston Toulmin19222009年)により1960年代に提唱された論理的構築法です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26062728.html

 

トゥールミンロジックは、いわゆる三段論法に代表される形式論理の方法論が実社会における論理構築の手段として適さないために提唱されました。それは排中律の世界から無分別の次元へのパラダイムシフトと考えることができます。

F-231~3錠じゃないと飲まん!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418468.html

 

基本は「データ(data、事実)」「ワラント(warrant、根拠)」「クレーム(claim、主張)」の3要素。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 その3要素に「バッキング(backing、論拠)」「クオリファイアー(qualifier、確率)」「リザベーション(reservation、例外)」の3つを加えた6要素でディベートは行われます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12504855.html

 

トゥールミンロジックの6要素

 

その6要素を用いて行うのが、「問題を見つけること(ケースサイド)」と「問題を解決すること(プランサイド)」。繰り返しますが、その目的は「最短時間で最適解を見つけること」です。

ケースサイド(case side)とは「必要性」のこと。具体的には「その問題(課題)がいかに大きいか?」「どれほど行動の必要性があるか?」を突きつめていきます。

プランサイド(plan side)とは「(行動の)有効性」。それは「行動をすることでニーズ(ケース)がきちんと解決するか?」を検証することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 ケースサイドには2つのポイントがあります。ハーム(harm、問題性)とインヘレンシー(inherency、内因性)です。

 

 ハームとは「そのプランを実行しないとどの程度の影響がでるか?」。重要性(シグニフィカンス)が大きいほど、そのプランを実行するべきということになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808495.html

 

インヘレンシーとは「ハームの内因性の論理」。否定する側から見た場合、「ハームが現状(Status Quo)に内因的であるかどうか?」や「論題(プラン)を採択することのみでハームは解決するのか?」を確認することです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

余談ですが、「現状を維持すれば問題が修復されるのであれば、そんなものはハームではない」というインヘレンシーの論理をコーチング理論に変換すると、「現状を維持しても達成されるのであれば、そんなものはゴールではない」...

Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

 

 プランサイドにも2つのポイントがあります。ディスアドバンテージ(disadvantage、不利益)とソルベンシー(solvency、解決性)です。

 

ディスアドバンテージは、クレーム(主張)に対して「そのプランだと大きなディスアドバンテージが生じる」と攻撃すること。それは「プランを実行しない方が、最終的にアドバンテージ(利益)が大きい」と証明することでもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935916.html

 

ソルベンシーは「プランサイド(有効性)がケースサイド(必要性)に対して解決能力があるか?」を確認すること。解決策が必要性とあっているかを確認することを「ミート・ニード」といいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935992.html

 

 

 ここまで「論理を極める」ためのトゥールミンロジックについてシンプルにまとめました。その目的は「論理的思考によりスコトーマを外し、不完全性を前提に最適解を導く」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 それは前頭前野背外側部を発火させ、左脳言語野をフル活用すること。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 その上で取り組むのが、「超人脳」獲得への2つ目のステップ。次回シンプルにまとめます。

 

 *「トゥールミンロジック」について、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11613757.html

 

F-291につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 今回説明した論理的思考を、もう一段抽象度を上げて考えることがとても重要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

具体的には「ストックイシュー(stock issues)」「カウンタープラン(counter plan)」「カウンターワラント(counter warrant)」があります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076426.html

 

 中でも私が重要視しているのが「クリティーク(kritik)」。それは「相手の前提となっている価値判断そのものを疑う」というブリーフ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

昨今の“ワクチン”騒動を鑑みると、認知戦の時代を生き抜く“鍵”だといえます。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 それはレジリエンス(resilience)の大前提「ゼロトラスト(zero-trust)」とも通じるはずです。

 F-142:不要不急 vol.3;レジリエンス <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22878502.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

I-098:【重要】大切な人の命を守るために ~新型コロナワクチンに関する情報(リンク先)の御紹介~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30221437.html

F-061~:バイオパワー(生権力)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

F-143:不要不急 vol.4;レジリエンスをコーチング理論で考える <ワーク付き>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22931091.html

Q-197:前代未聞の国会愚弄事件をなぜ衆参両院の憲法審査会は取り上げなかったのでしょうか? クズ政府の他責にせず自己責任なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26238799.html

 

 

 

L-10720218月シークレットレクチャー -09;「I×V」とは〇〇

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 06;「私」とは何? <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 07;「私」とは何? <中編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31317222.html

 08;「私」とは何? <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31345260.html

 09;「I×V」とは〇〇

 

 

これまで言及してきた「より大きなゲシュタルトをつくる」=connect the dots=「抽象度を上げる」とは、“ひとつ”をしっかり体感することです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そして、より大きなゲシュタルトをつくり、connect the dotsし、抽象度を上げた“ひとつ”が「私」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その「私」とは、情報空間中にひろがる縁起のことです。臨場感豊かに感じることができる縁起が「私」の正体といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 では、それを踏まえたうえで、今講義のキーワードである「I×V=R」について考えていきましょう。

 

 

 御存知のとおり、「I×V=R」とは「夢をかなえる方程式」のこと。

ひとつのゲシュタルト(全体)である「I×V=R」を部分に分けると、「I」「×」「V」「=」「R」となります。それがdots

 そのうち「I」「×」「V」をconnectしてひとつのゲシュタルトとしたのが「I×V」。

 

 その「I×V」はコンフォートゾーン(Comfort zoneCZ)と考えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

通常は過去の記憶でつくられた「“現状(Status QuoSQ)”というCZ」です。

 PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

エネルギー保存の法則のようなイメージだと思いますが、「I×V」を一定(不変)と理解している人が少なくありません。むしろ、そう感じている方が大多数でしょう。例えば「『I』の抽象度が上がると、『V』の臨場感が下がる」 皆さんはいかがですか?

 

I×V」はホメオスタシスで強力に維持されるCZといえるので、そのイメージは決して間違ってはいません。実際、苫米地博士も「抽象度が上がると、臨場感が下がる」と話されています。一般向けには。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 一方で、博士は「『抽象度が上がると、臨場感が下がる』は臨場感に関する誤解」とも話されます。私たちは、じつは、抽象度が高い世界にも強い臨場感を感じることができます。それがIQIntelligence Quotient)です。

 F-242:鉄は熱いうちに打て

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28734264.html

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書」(講談社、開拓社から再販)から引用します(p129)。

 

 

情報の断片から、全体を見晴らす「直観力を磨く」

 抽象度を上げるためにはもうひとつ、「上級者向け」のトレーニングがあります。

 これはIQを高めるためのものです。

 なぜIQの高さが求められるかと言うと、内部表現を書き換えるなど、抽象空間で情報操作をする際には、無意識のうちに全体像を身体的に感じて、複数のことを同時進行で考えながら、瞬時に自分オリジナルの考えを導き出すことが必要だからです。

 たとえて言うなら、複雑に絡まり合った何万本の糸のなかから、あれこれほぐす手間をすっ飛ばして、直感的に目的の1本をつまみ出す、という感じでしょうか。IQが高いと、糸の複雑な絡まり合いも整合的な宇宙に映り、そこで糸をほぐす操作を体感しながらも、欲しい糸だけが浮き上がって見えるわけです。

 魔法なんかではありません。たとえば将棋でも、名人となれば頭の中に5手、6手先、いやイメージ的にはあたかも最後まで読んでいるかのような空間が広がっています。そのなかで無意識的に勝負の展開についての無数のケースを想定しながら、自分の指す手を決めているのです。

 これも抽象空間で高いIQを発揮しているからこそ、できることです。チェスと違って獲った駒をまた盤面に戻せるのでおそらく、将棋の勝負のパターンはスーパーコンピューターでも事実上計算しきれないくらいの計算量になるはず。それを名人は、抽象度を上げることによって格段に少ない計算量にし、驚異的なスピードでやってのけてしまいます。

 このように、IQとは一言で言えば、情報空間における操作能力-抽象度の高い空間で、五感をともなう身体的な操作ができる能力を意味します。

 少ない情報からその千倍、万倍もの整合的な宇宙を広げ、そこでいかに臨場感を体感し、思いのままに情報を操作できるか、ということがIQの指数になります。わかりやすく言えば、それは「直観力」のようなもの。長嶋茂雄元監督が備えている“カンピュータ”のような機構を、脳のなかにつくることでもあります。

 引用終わり

 

 

 IQとは「情報空間における操作能力」

IQとは「抽象度の高い空間で、五感をともなう身体的な操作ができる能力」

 

 抽象度と臨場感は、じつは、まったく異なる軸です。だから、私たちは抽象度が高い世界にも臨場感を感じることができます。

ただし、高い抽象度次元に強い臨場感を感じるにはスキルが必要。まずマスターするべきなのは「〇〇〇〇」です。

 

L-108につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

抽象度と臨場感は、じつは、まったく異なる軸です。だから、私たちは抽象度が高い世界にも臨場感を感じることができます。ただし、高い抽象度次元に強い臨場感を感じるにはスキルが必要

 

 スキルを磨くには実践あるのみ! 楽しいワークをどうぞw

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 

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今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

  

-関連記事-

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-196:未来の抽象度の高いイメージ(I)を臨場感高く想像すれば(V)実現する(R)と考えていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25936863.html

Q-294~:孤独を感じています。私はどんなゴールを設定すればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423127.html

Q-298~:どれくらい相手に共感していいものでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423870.html

 

 

新・福音書

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L-10620218月シークレットレクチャー -08;「私」とは何? <後編>

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 06;「私」とは何? <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 07;「私」とは何? <中編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31317222.html

 08;「私」とは何? <後編>

 

 

 前回(L-105)は「情報空間の場の因果関係に介入する」ことに関して、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所、p80)から引用しました。

 その中で博士は「場の因果関係に介入することは、実際はとても簡単」と書かれています。なぜ簡単かというと、「関係性を認識する(見る)主体は自分自身」だから。詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 「自分自身」とはマインドのこと、マインドとは「脳と心」のことです。

 

 あなたの脳と心がさまざまな事象の関係性をどう認識するか(見るか)が、自分や世界のあり方を決めている

 

 繰り返しになりますが、やはり、「脳と心」をひとつのゲシュタルトと理解できることが最大のポイント。「脳」と「心」、あるいは「体」と「心」がどこかで結びついているのではなく、「脳と心」「体と心」でひとつです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方」(フォレスト出版、p96)より引用します。

 

 

心と身体は切り離せない!

 私の研究分野は機能脳科学です。

 機能脳科学や認知科学は心と体を同時に扱う学問です。認知科学は英語でいう「コグニティブサイエンス」です。これは『洗脳原論』で少し書きましたが、ファンクショナリズム、つまり心を関数としてとらえるという立場から生まれてきた学問です。

 心を関数としてとらえるということは、心と体が切っても切り離せないという大前提があります。関数があれば、関数を走らせるハードウェアであるコンピューターが存在しています。

 そのコンピューターの状態を抽象化して記述しているものが関数です。これはどの抽象度で記述しているかで、心といったり、脳といったりしているということです。つまり、どちらとも切り離せないというのがファンクショナリズムの本来あるべき姿です。

 機能脳科学は心と体を扱う学問であり、切り離せないものです。もちろん、デカルトの二元論は間違っているということになります。外部表現というものはありません。すべて内部表現です。物理的現実世界と我々が思っている世界は、我々の内部表現と連結しているのです。

引用終わり

 

 

 これまで言及してきた「より大きなゲシュタルトをつくる」=connect the dots=「抽象度を上げる」とは、“ひとつ”をしっかり体感することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そして、より大きなゲシュタルトをつくり、connect the dotsし、抽象度を上げた“ひとつ”が「私」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その「私」とは、情報空間中にひろがる縁起のことです。臨場感豊かに感じることができる縁起が「私」の正体といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 だから私はゲシュタルト化→統合→理解が深まる」に気をつけています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

「自分中心」という煩悩を克服できないままであれば、結局のところ、ゲシュタルト化→統合→理解が深まる」は内向きに収束する小さな宇宙の話に過ぎません。

 (詳しくはこちらでどうぞ↓)

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 だからコーチング! だからゴール設定!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自分中心を捨て去ったゴールを現状の外に設定するからこそ、情報空間中にひろがる縁起を「私」としていくことができます。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 情報空間中にひろがる縁起を体感する

 

 それは「とてつもなくある」という「空(くう)」を体感することでもあります。その空の体感がコーチングの基盤です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「私」とは関係性

「知らないことを見える化する」とは、縁起を正しく見て、新たな縁起=「私」を自由自在に生みだすこと

 

その実践がコーチングであるといえます。新たな縁起=「私」=新たな可能世界w1 を創造し続けることがコーチングです。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

L-107につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知1

 今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-052~:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-306~:私のまわりではそうでもないです。私が気づいていないだけかもしれませんけど

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424264.html

 

 

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F-289:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.2;超人脳

 

 20233月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、日本代表が米国代表を下し3度目の優勝。日本中が感動(&感謝・希望)に包まれました。

 PM-07-02:釈迦が教えてくれること ~3Kを新たな3K

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15395021.html

 

 私の中のMVPは、やはり大谷選手。中でも一番心が揺さぶられたのは、決勝戦前のこの言葉です↓

 

 

 今日1日だけは、やっぱり憧れてしまったら超えられない。

 僕らは今日超えるために、トップになるために来たので、

 今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう!

 

 

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 その本の中で、苫米地博士は、超人の条件を「多方面の分野で図抜けた実績を出せること」とされています。超人の定義は「人の領域を超え、神の領域をも超えた人」です。

 

 神の領域をも超えた人?

 

 じつは、「創造主であり、絶対であるという『神』」は人類が創造しました。それは数学者 クルト・ゲーデル(Kurt Gödel19061978年)によって明らかにされています。「不完全性定理」(1931年)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

「ある系が無矛盾であったとしても、その系の中で、その系の無矛盾性は証明できない」というゲーデルの証明のポイントは、「その系の中で」という部分。

これはつまり、系の外に出ることができれば、定義上の「神」を超えた視点を持ったのと同じという意味です。

 

人の領域を超え、神の領域をも超える

=系(システムS)の外に出る

→多方面の分野で図抜けた実績を出せる

 

その「図抜けた実績」のために必要なのは「革新的な発想」です。

 革新的な発想とは、ただスコトーマを外すことではありません。たいていの場合、それは同じ抽象度での視点の変化に過ぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 革新的な発想の源泉は「抽象度(視点)を上げた新たなゲシュタルト構築」。そのゲシュタルト構築の結果として、私たちは革新的な発想を手に入れることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 *詳しくはこちら↓

 F-254~:イノベーションがうまれるとき

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421781.html

 

つまり、「今の抽象度よりも高い抽象度で見たり考えたりできる」というのが「超人」。言い換えると、「論理的思考を徹底的に極めることによって、論理という系の外に出る」。

 

コーチングと重ねると、「系の外」とは、「コンフォートゾーンの外」であり、「現状の外」のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 よって、論理的思考を徹底的に極めることは、ゴール設定にも役立ちます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 論理的思考を徹底的に極めると、ある瞬間、論理を超えてそれまでの論理だけでは考えつかないような画期的な着想に至ることがあります。皆さんもご経験ありますよね。

その瞬間が「論理という系から飛び出し、より高い抽象度で思考できた瞬間」です。それは「あらゆる分野の知見がつながり合う瞬間」でもあります。ジョブズ風に言うと「connect the dots」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 だから、超人とは「論理を知ったうえで、論理に縛られない自由な発想を手にすることができる人」でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 繰り返しになりますが、「革新的な発想」は、徹底的に「論理」を極めたうえで、論理を超えた「超論理」の境地にまで達することで獲得することができます。

武道に例えると、論理は基本の「型」のようなもの。その型がディベートです。現代ディベート論理は「トゥールミンロジック」と呼ばれています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 苫米地博士は「論理という思考の基本をしっかり身につけない限り、新たな発想とか飛びぬけた着想にはたどり着かない」と語られています。

 

 論理を極める

 

 それが「超人脳」獲得への最初のステップ。次回シンプルにまとめます。

 

 *「トゥールミンロジック」について、詳しくはこちらでどうぞ↓

 S-01~:よりよい“議論”のために(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11613757.html

 

F-290につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

革新的な発想の源泉は「抽象度(視点)を上げた新たなゲシュタルト構築」。そのゲシュタルト構築の結果として、私たちは革新的な発想を手に入れることができます

 

 革新的な発想とは「ただ問題を解決すること」ではありません。そのレベルでは「過去の最適化」のまま。

F-277L下でのBSB vol.2brainstorming

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30655837.html

 

 もちろん「問題を解決する=過去の最適化」は素晴らしいことです。ただし、それは現状(Status QuoSQ)の中での話。苫米地博士は「普通のひらめき」と表現されます。

では、「本物のひらめき」は?

 

 以下、苫米地博士の著書「『110分』でひらめき脳に生まれ変わる」(イースト・プレス、p18)より引用します。「本物のひらめき」を感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 「本物のひらめき」とは何か?

 みなさんは「ひらめき」と聞いて、どういうことをイメージするでしょうか。

 おそらく多くの人が、発明家や経営コンサルタントなどのことを頭に思い描いたのではないでしょうか。

 つまり、「日常生活が快適になるひらめき」「企業が抱えている問題を解決するひらめき」ということでしょう。

 また、一般のサラリーマンであれば、「効率のいい仕事がひらめいた」「世の中の人が求めているサービスがひらめいた」ということを思い描いたかもしれません。

 しかし、それらは「本物のひらめき」ではありません。

 なぜなら、ここで挙げたひらめきは「過去の最適化」でしかないから。

 たとえば、発明家として有名なドクター・中松氏。彼の発明で有名なのは、フロッピーディスクです。フロッピーディスクの磁気ディスクはIBMの発明ですが、彼は磁気ディスクにほこりがかぶらないカバーの発明で特許を取っています。私は特許を照会して調べたことがあります。

 これは、レコード盤の応用です。ホコリがつかないレコードカバーというもので特許を取っているのです。みなさんご存じのとおり、レコードとはレコード盤に刻まれた凹凸の溝で針が振動することによって音が出るというしくみです。ですから、溝にホコリがつくと、音が飛んでしまいます。レコードにとって、ホコリは天敵なのですが、それをドクター・中松氏が解決しました。

 その方法を簡単にいうと、カバーのレコード針が当たるところに穴をあけて、カバーをしたままレコードを回せるようにしたのです。ですから、ドクター・中松氏の特許は、レコードカバーの特許です。そして、フロッピーディスクにも、同じ原理が使われているということで、IBM側と和解したのです。

 私は、彼がフロッピーディスクを本当に発明したのではないと批判したいわけではありません。これが、「本物のひらめき」とは何かを伝える例としてわかりやすいため、例として挙げているのです。

 つまり、ドクター・中松氏の発明は、もともと「レコード盤にホコリがついてしまう」という問題が先にあったということです。ただ、その問題を解決したということ。「どうすれば、レコード盤にホコリがつかないだろうか」と考え、「あ、カバーをすればいいんだ」とひらめいたわけです。

 それがフロッピーディスクでもそのまま応用可能だということでした。

 一般にひらめきといわれるものは「普通のひらめき」であって、「本物のひらめき」ではないことが多いのです。なぜなら、過去の最適化でしかないからです。過去に発見されたこと、過去に理論化されたことを応用したにすぎないのです。

 では、「本物のひらめき」とは何か

 本章では、このことについて述べていきたいと思いますが、先に結論をいってしまいましょう。

 

   「本物のひらめき」とは、問題を抽象化した理論であること

   「本物のひらめき」とは、人類史上初の問題を発見すること

この二つが「本物のひらめき」の条件です。

 引用終わり

 

 

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 今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

PM-06-18~20:仮説13-1~3)宗教の限界

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526199.html

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F-206~:マトリックス/Matrix

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F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419026.html

 

 

「1日10分」でひらめき脳に生まれ変わる

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L-10520218月シークレットレクチャー -07;「私」とは何? <中編>

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 06;「私」とは何? <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 07;「私」とは何? <中編>

 

 

全体に意識がありながら、ちゃんと部分を認識している

 

そんな心の状態を保てるから、部分の意味を“正しく”見いだすことができます。RAS&スコトーマの働きにより。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 では、「私」の抽象度をさらに上げていくとどうなるでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私の答えは (個としての)人間 →(種としての)人類 →地球上の全生命。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「全生命」が全体で、「私」は部分 皆さんは「全生命の一部である」という感覚をお持ちでしょうか?

 

 その感覚=イメージ(I)×臨場感(V)が豊かな現実(R)を生みだしていくはずです。

 ただし、この答えでは全然抽象度が足りません。なぜでしょう?

 

 答えは「視点が物理次元に囚われているから」。

 前回(L-104)、「抽象度の上げ下げがいつでもスムーズにできることが大切だが、実際には特定の抽象度(部分)についロックオンしてしまいがち」「そんな意識状態が大切なものを見えなくしている」と書きました。

 

 その特定の抽象度とは、多くの場合、(抽象度を軸とした場合の)情報空間の底面である物理次元(空間)のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「(個としての)人間 →(種としての)人類 →地球上の全生命」という変化の場合、具体的な情報量は減っていく(潜在的情報量は増えていく)ので、確かに「抽象度が上がる」とはいえるはず。しかし、「地球上の」という言葉にあらわれているとおり、意識は物理次元(空間)に囚われています。

空・仮・中でいうと、空(くう)が抜けて実(じつ)になってしまっている状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 *詳しくはこちらを確認してください↓

 PM-06-21:仮説14)空なき実観の行き着く先にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14833876.html

 

これまでの説明での「私」とは、主に物理次元(空間)上の存在(体)の話であり、せいぜい「共有する4次元時空上での生命共同体」としての話です。繰り返しますが、物理次元(空間)とは情報空間の底面ですので、これまでの「私」は写像について語っているに過ぎません。

 

 苫米地博士は「『脳と心』『体と心』で一語。『脳と心』『体と心』で1つのゲシュタルト」と語られています。わかりやすく表現すると

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 「脳」「体」は情報空間の底面である物理空間にあり、それは情報空間にシームレスにひろがる「心」の投影

 

 この理を苫米地博士が理論化されているのが「超情報場理論(仮説)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 ところで、「特定の抽象度(部分)についロックオンしてしまう意識状態が見えなくしている大切なもの」はクリアでしょうか?

 

 より高次の情報空間まで正しく見ることができたとしても、自由に見ることができなければ、本当の意味でのゲシュタルト化→統合→理解が深まる」はできません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 以下、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所、p80)から引用します。以前お伝えしたとおり(L-101)、博士は「自分や世界を正しく見るワーク」として、1)歩行禅、2)黙って食え瞑想、3)写真縁起瞑想、4)因果関係瞑想、5)時間因果瞑想、6)統合瞑想 を紹介されています。

ワークを実践し「正しく見る」をマスターした後に取り組む「自由自在に見る」について感じてください。Feel

 

 

正しく見ることができたら次は情報場に介入!

 繰り返しになりますが、超瞑想によって自分や世界を自由自在にコントロールするとは、情報空間の場の因果関係に働きかけて、結果として物理空間にも大きな影響を及ぼすことです。

 そのための第一ステップが、本章でお教えしてきた情報空間の場の因果関係を正しく見るための超瞑想法です。

 ここで紹介したワークを実践することによって、抽象度はどんどん上がっていきます。そして、この世界に存在するいろいろな事象が、情報空間に無数にある場の因果関係の写像であることがわかります。あなた自身やこの世界の存在は、情報の関係性によって生じています。

 本章で「正しく見る」ことを学んだみなさんには、次のステップに移っていただきます。次のステップは、情報空間の場の因果関係に介入することです。

 「情報空間の場の因果関係に介入する」というと、なんだか難しそうに聞こえますが、実際はとても簡単です。なぜなら、相手は情報であり、その関係性を認識する(見る)主体は何かといえば、あなたの脳と心だからです。

 あなたの脳と心がさまざまな事象の関係性をどう認識するか(見るか)が、自分や世界のあり方を決めています。

 つまり、あなたの脳と心をコントロールすることで、情報空間の場の因果関係を自由自在にコントロールすることができ、ひいてはあなた自身やこの世界の物理的なあり方を自由自在にコントロールすることができるのです。

 

 本書では、情報空間の場の因果関係を自由自在にコントロールすることを「自由自在に見る」と表現します。

 自由自在に見ることができれば、自分や世界を思いのままに変えることができるのです。

 引用終わり

 

L-106につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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 今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

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Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

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Q-175脳内の歩くというイメージの臨場感を上げて物理世界で実際に歩いてるということになるのでしょうか?

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Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

 

 

超瞑想法(文庫版)

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L-10420218月シークレットレクチャー -06;「私」とは何? <前編>

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

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 01;ゴールの基本条件

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 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

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 03;自分中心を捨て去る=解放

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 04;思考が臨場感を生みだす

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 05;知らないことを見える化する

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 06;「私」とは何? <前編>

 

 

「ゲシュタルト化→統合→理解が深まる」は「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架けるためのポイント

 

 だからこそ、私はゲシュタルト化→統合→理解が深まる」に気をつけています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 これから数回に分けて「気をつけている(べき)」という主張(claim)の根拠(warrant)をまとめます。リラックスしながら読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 

 突然ですが、問題です。

 「ムーディー」「ポルスネール」「ベルガマスコ」といった言葉が並んでいたら、皆さんは何をイメージしますか?

 F-199:“あの人”の言葉は… Vol.3;「こんなにほったらかしにして」を生みだすスコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26545746.html

 

 きっと「何も想像できない?」「わからない」といった内省言語が生まれているはずw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31022550.html

 

 では、「ムーディー」「ポルスネール」「ベルガマスコ」「チワワ」だったら?

 

 無意識下で、なんとなく「犬」というイメージが浮かんでいませんか?

 F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411502.html

 

もしも「犬」が浮かんでいたなら、それが人間が持つゲシュタルト能力です。

 Q-268:薬をやめることができますか? <前編:induction

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29185121.html

 

 「ムーディー」「ポルスネール」「ベルガマスコ」「チワワ」「ブルドック」「ダックスフンド」「ラブラドールレトリーバー」という概念(部分)が「犬」という概念(全体)と双方向の関係性を構築することがゲシュタルト化。

それは平面的な紐づけではなく、包摂(包含)関係です。つまり、抽象度が上がるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度の上げ下げがいつでもスムーズにできることが大切なのですが、実際には特定の抽象度(部分)についロックオンしてしまいがち。そうですよね?

 Q-212:世の中はどうしてドリームキラーばかり<回答3KからSへ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26967876.html

 

そんな意識状態が大切なものを見えなくしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

例として「私」について考えてみましょう。「私」を全体としたとき、部分とは何でしょうか?

 

物理的な身体は60兆個の細胞で構成されているといわれています。億ではなく、兆オーダーです。

「細胞」から1つ抽象度を上げると「臓器(専門的には器官/organ)」。その場合、臓器が全体で、細胞が部分です。ちなみに、臓器は約200種類あります。

 

さらに抽象度を上げると「器官系」。器官系とは「一定の機能を果たすために協力して作業を営む一連の器官群(system)」のことです。具体的には、消化器系、循環器系、呼吸器系、泌尿器系など。ここでは器官系が全体で、臓器が部分です。

 

器官系からもう一段抽象度を上げると個体レベルの「体」。その場合、体が全体で、器官系が部分。ここまでをまとめると、体>器官系>臓器>細胞となります。

 

 じつは、「体」(全体)を構成するのは「器官系>臓器>細胞」(部分)だけではありません。人の体には100~1000兆個の細菌が存在しているといわれています。重さでいうと、なんと1.5kg以上。

とくにビフィズス菌などの「善玉菌」と呼ばれる腸内細菌は重要で、それらは人と共生関係にあります。まさに双方向の縁起!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 そんなすべての関係性が集まって「私」。

 「私」を構成する細胞や細菌はどんどん入れ替わっていくので、「私」とは「ダイナミックに変化し続ける無常な存在」だといえます。「あるともいえるし、ないともいえる」「あるとはいえないが、ないともいえない」という「空(くう)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 皆さんが「私」をイメージする時、細胞や細菌の臨場感は高くないはず。肝臓や腎臓といった臓器さえ意識には上がっていないでしょう。

 

でも知らないわけではなく、ちゃんとわかっている

 

それがゲシュタルトの感覚です。

包摂関係ができたなら、それはもう「ひとつ」の存在であり、全体と部分の双方向性をもつゲシュタルト。

 

全体に意識がありながら、ちゃんと部分を認識している

 

そんな心の状態を保てるから、部分の意味を“正しく”見いだすことができます。

 

 では、「私」の抽象度をさらに上げていくとどうなるでしょうか?

 

 私の答えは (個としての)人間 →(種としての)人類 →地球上の全生命。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「全生命」が全体で、「私」は部分 皆さんは「全生命の一部である」という感覚をお持ちでしょうか?

 

 その感覚=イメージ(I)×臨場感(V)が豊かな現実(R)を生みだしていくはずです。

 

L-105につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 とくにビフィズス菌などの「善玉菌」と呼ばれる腸内細菌は重要で、それらは人と共生関係にあります。まさに双方向の縁起!

 

 “ワクチン”は大切な縁起を破壊してしまうよう。社会(未来)がとても心配です。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 

-追記2

 では、「私」の抽象度を上げていくとどうなるでしょうか?

 私の答えは (個としての)人間 →(種としての)人類 →地球上の全生命

 

 じつは、この答えでは全然抽象度が足りません。なぜでしょうか?

 (続きは次回に)

 

 

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PM-07-09~11:「平成」という元号に埋め込まれたコード

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16379886.html

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

F-163~antiからwith、そしてwell

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

F-201~:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

 

 

L-104用(ゲシュタルト)




F-288:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.1;アファメーションの秘訣

 

 2023322日(現地時間3/21)、米国フロリダ州マイアミにあるローンデポ・パークでワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦が行われ、日本代表が32で米国代表を撃破。14年ぶり3度目の優勝を飾りました。

 日本で行われた1次ラウンドから試合のたびに高まった興奮と熱狂は完全優勝という最高の形で幕を下ろし、日本中が感動(&感謝・希望)に包まれました。

 PM-07-02:釈迦が教えてくれること ~3Kを新たな3K

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15395021.html

 

 「OHTANIで始まり、OHTANIで終わった」といえる大会ですが、その期間中にはたくさんのドラマがありました。

 不振 村上選手の復活の逆転サヨナラ打

 そのサヨナラのホームを踏んだ韋駄天 周東選手の激走 ←Hawks

 骨折 源田選手のさすがの背走キャッチ&根性バント

 剛腕 佐々木選手のデッドボール後 チェコ選手の元気ダッシュ(&お詫びお菓子w

 ホームラン強奪 メキシコ外野手のドヤ顔パフォーマンス

 Let’s go George

 そして、打球は軽々と柵を超えるのに自分は柵を超えられない吉田選手の優勝パンダ転がり

 

 感動シーンが次々と浮かんできますが、私の中のMVPは、やはり大谷選手。中でも一番心が揺さぶられたのは、決勝戦前のこの言葉です↓

 

 

 今日1日だけは、やっぱり憧れてしまったら超えられない。

 僕らは今日超えるために、トップになるために来たので、

 今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう!

 

 

 大谷選手は言葉で仲間を鼓舞したわけですが、じつは、言語は諸刃。想起性が高く臨場感を高めやすい一方で、危険な点もあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935916.html

 

 危険な点とは

1)言語化するとwant tohave toに変わってしまう

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 2)言語化するとドリームキラーが生まれる(可能性がある)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 3)言語化によりエフィカシーを下げてしまう(可能性がある)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 4)言語化すると抽象度の上限をつくってしまう

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 5)言語により構築された世界を超えて非言語情報処理を行うことが困難になる …etc

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 言語は臨場感を高めやすい一方でとても危険。

 だから、私たちコーチは言語を使わないで相手の内省言語を引き起こすことを心がけます。それが「心の本質を捉える基本中の基本」↓

 L-07920213… -02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 

 大谷選手は言語を用いましたが、仲間には言語次元を超越したメッセージがしっかり伝わりました。それは「世界一」をコンフォートゾーンに変える強烈な働きかけだったはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そして、コレクティブ・エフィカシー(Collective Efficacy)!

 Q-310~12:私のまわりではvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 「コレクティブ」は日本の選手間だけに留まりません。「今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて」という言葉に込められているのは、「米国選手は憧れに値する」「明日からはまた憧れます」というリスペクト。さらには、両国国民はもちろん、baseballを愛するすべての人々へと拡大していくリスペクトだったはずです。

 さらに、それはbaseballという縁起空間(情報場)そのものへのリスペクトだったともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 そう考えると、大会中(とくに日本ラウンド)の感動の源泉はコレクティブ・エフィカシーにあったのかもしれません。きっと「試合中は敵であっても、それ以外は野球好き」という抽象度次元間(敵と野球好きの格差)のポテンシャルエネルギーが、感動(&感謝・希望)の正体だったのでしょう。

 S-03-04:心のエネルギーは概念(情報空間)の階層の高低差から生まれる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

 

 そのようなことを考えていたら、アファメーションの秘訣に触れた気がしました。

以下、認知科学者 苫米地英人博士の著書「『言葉』があなたの人生を決める」(フォレスト出版)から引用します。アファメーションとは「自分で自分に語り聞かせる言葉」。その「自分」の定義にどうやら秘訣がありそうです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 *「『自分』の定義」についてはこちらをどうぞ↓

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 

言葉のメカニズムを解明したアファメーション

 ルー・タイスの重要な著作のひとつに、「アファメーション」(フォレスト出版)という本があります。アファメーションというのは、簡単にいえば、自分で自分に語り聞かせる言葉のことです

 これは、ルー・タイスが提示する方法論の中で、人生のゴールを達成するためのコアとなる技術です。人間が自分の望みを実現する原理を突きつめて考えていくと、アファメーションを自分に言い聞かせていくだけで人生のゴールを達成してしまう、とさえいうことができます。

 ルーは、「アファメーション」の中で、そこに働くゴール実現メカニズムを解明しています。ただ、その説明原理は、私がルーとともに彼のコーチングプログラムを再構築する以前の一世代前の心理パラダイムをベースとしたものになっています。いまあらためて読み返してみると、もう少し現代脳科学的な視点からの補足や説明を加えたほうが、さらに多くの人々によりよくルーのゴール実現メカニズムを学んでもらえただろうと感じました。

 「アファメーション」は、ルー・タイスが彼のプリンシプルを余すことなく伝えようとした、それほどコアな力作です。この名著にもう一度スポットを当てるためにも、私が認知科学者としての知見に基づいて、その入門編として成り立つような書物を著わす意義がありそうだと考えたわけです。

 言葉というのは、じつに不思議な力を持っています。

 どんな言葉を使うか。その使い方ひとつで、その人の人生は決まってしまいます。

 言葉がいかにその人に強い影響を与えるかについて記された本は、たとえばひところはやった「魔法のつぶやき」などのように、世の中にはいくつもあります。しかし、なぜそれが人生に大きな影響を与えるのか、残念ながら、そのメカニズムを明快に解き明かしたものはありません。

 あるとすれば、唯一、ルーの「アファメーション」だけではないでしょうか。

 現状を抜け出し、人生のゴールを達成したいあなたは、本書で、そのメカニズムをさらにはっきりと知ることになると思います。

 言葉が人生を決定する、その仕組みを理解することで、あなたは、現状を抜け出すことの意味や、そのために人生のゴールをより大きなものに描く必要性も理解することができるようになるでしょう。もちろん、人生のゴールを達成するために、あなたが身につけるべき考え方の全体像も、はっきりと把握できるに違いありません。

 引用終わり

 

F-289につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 日本で行われた1次ラウンドから試合のたびに高まった興奮と熱狂は完全優勝という最高の形で幕を下ろし、日本中が感動(&感謝・希望)に包まれました

 

 「日本中が感動(&感謝・希望)に包まれる」ことは、じつは、とても危険なことでもあります。大切な“何か”がスコトーマに隠されてしまうかもしれないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-113:情報が書き換わると vol.4;戦争をせずに他国を支配するマニュアル -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20377720.html

 

 

-追記2

剛腕 佐々木選手のデッドボール後 チェコ選手の元気ダッシュ(&お詫びお菓子w

 

 デッドボールを受けたウィリー・エスカラ選手は米国生まれのプロ野球選手。現在はチェコのリーグでプレーしているそう。他の選手は大学生や会社員が中心で、監督はなんと神経内科医なのだそうです。

 Baseball×doctorから(トリガー)、私は名作「Field of Dreams」を思い出しました(アンカー)。

 F-117~Field of Dreams

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

 

 これも危険な兆候です。3S政策によって臨場感世界が作られてしまっているのかもしれないから。それは洗脳。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 洗脳状態から目覚めるために、私はいつも「フレームを意識化し、中断し、組み換えを行う」ように心がけています。

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

 

-告知1

 2023年はサバティカル休暇をとる予定です。

 そのため今年度のオンラインセミナー開催は2回になる見込みです。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-029:プロとアマの違い part3 ~This is unreal~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8900334.html

L-08220213月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_384262.html

 

 

「言葉」があなたの人生を決める

Kindle版はこちら↓

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L-10320218月シークレットレクチャー -05;知らないことを見える化する

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 

 

臨場感は情報と自分の記憶が結びつくことで生まれる

情報と記憶の関連性を無作為に組み合わせていくことが思考

よって、思考が臨場感を生みだす

 

 前々回(L-101)、自我によるスコトーマを外すために行うのが「正しく見る」であることをお伝えしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

スコトーマを外す/生みだすポイントは1)知識、2)重要性、3)役割の3つ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマを外すための大前提は知識です。だから、学習により大量の情報を得て、その情報をしっかり知識化していくことが重要です。

 PM-05-06:そもそも教育とは?-3-1~3)学習を促進する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 では、ここで問題。

 そもそも知らないと認識できないはずなのに、なぜ新しい情報を認識し知識を得ることができるのでしょう?

 

 抽象度を上げてシンプルに問いなおします。情報と知識の違いは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 以下、苫米地博士の著書「ビジネスで圧勝できる脳科学」(サイゾー、p82)より引用します。

 

 

 34 思考のスピードを上げる実践ワーク③ 月100冊の本を読む

 Read 100 books every month.

 

 「何を読むか」よりも「どう読むか」

 1ヶ月に最低100冊の本を読む。「そんなの無理!」と言われそうですが、前項で紹介したトレーニングをきちんと実践すれば、1日に3~4冊は読めるようになるはずです。

 ただし、興味がある分野の本だけを読んでも抽象度は上がりません。ジャンルを限定せずに読むことが大切。ゴールと合致した内容の本は一見役に立ちそうですが、そういう本ばかり読むと見える範囲が狭まり抽象度は低くなります。少し具体的な内容が書いてあると「こうすればいいのか!」と納得した気になり、自らの思考が停止するからです。

 具体的には売れている本を端から読むのがおすすめ。ベストセラー・ランキングの1~100位を全部読むのです。ただし小説や漫画は除外します。100冊読書は興味・嗜好を充たすためではありません。大切なのは「反論を考えながら読む」こと。書いてあることが「正しいか・正しくないか」を判断しながら読むのです。

 正しくないと思ったら自分なりの反論を考えます。間違っていても構いません。常に考え、判断を下しながら読むことが肝心で、それによって抽象度が上がり、並列思考も養われるのです。

 「売れる本」がいい本とは限りませんが、注目を集めていることは事実です。「売れる本」という抽象度で眺めれば共通点が見つかるかもしれません。「なぜ、売れたのだろう」と理由を考えながら読むことも大事です。

 

 知らないことを見えるようにする

 ところで本を読む目的として「新たな知識の習得」を挙げる人がいます。しかし、そんなことはできません。人間は原則として「知らないことは認識できない」からです。普通の本の読み方では読んだつもりになるだけで、「新しい知識」はほぼ習得できないのです。

 もちろん、どんな本からでも「情報」は得られます。しかし「情報」と「知識」は違います。情報は「一定の文脈で意味を持つもの」を指す概念。あらゆるものがそうなりえます。

 ゲシュタルトを思い出してください。ゲシュタルトができると、知識がないものも認識できると書きました。つまり、知識とゲシュタルトを組み合わせた「文脈」の中で認識が生まれるのです。図式化するとこうなります。

 情報(入力)→文脈(知識+ゲシュタルト)→認識

 つまり、100冊読書は「知らないことを見える化する」トレーニングなのです。

 ちなみに、「毎月100冊も本を買うのは出費がかさんで大変」という人は同じ本を何度も読み返しても構いません。何度か読んでゲシュタルトができると、次に読み直したときに細部の意味までわかってきます。いい本だと思った本は何度も読み返しましょう。

 引用終わり

 

 

情報(入力)→文脈(知識+ゲシュタルト)→認識

 情報は「一定の文脈で意味を持つもの」を指す概念であり、知識とゲシュタルトを組み合わせた「文脈」の中で認識が生まれる

 

 新しい情報を認識し知識を得ることができる理由は「ゲシュタルト能力があるから」。ゲシュタルトとは「全体性をもったまとまりのある構造」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

1つ上の抽象度でより大きなゲシュタルト(全体)を作るから、未知の情報(部分)を認識することができるようになります。

 

「情報」と「知識」の関係性も同じ。

私たちの目の前にある情報は、脳が過去の記憶をもとに「これは重要である」と判断してはじめて認識されます。過去の記憶にない情報は脳内のフィルターであるRASをすり抜けることができません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

例えば「詰込み型教育」と揶揄される方法において、詰め込まれるものはただの情報です。

学ぶほど知識が増えていくように感じるかもしれませんが、それは錯覚。じつは情報が増えているだけです。それら大量の情報をひとまとめにして概念化(ゲシュタルト化)した時にはじめて知識となります。

つまり、知識とは、大量の情報をもとに構築された概念の塊であり、全体性をもったまとまりのある構造(=ゲシュタルト)。知識が増えるとは、「概念の数が増えること」といえます。ジョブス風に表現すると「connect the dots」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

ちなみに、増えた概念が一つ上の抽象度でさらに大きな一塊の概念となっていくことが「頭がよくなる」こと。ゲシュタルトが巨大化するたびに理解は深まっていきます。前々回(L-101)の表現でいうと、「ゲシュタルト化→統合→理解が深まる」ことが「頭がよくなる」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

いったん統合したら、それはひとつの概念といえます。例えば「チワワ」「ブルドック」「ダックスフンド」「ラブラドールレトリーバー」を統合して「犬」としたら、それはひとつの概念であり、ひとつのゲシュタルトです。

このゲシュタルト化→統合→理解が深まる」はとても大切です。「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架けるためのポイントでもあるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *詳しくはこちら↓

 L-08120213… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

「ゲシュタルト化→統合→理解が深まる」は「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架けるためのポイント

 

 だからこそ、私はゲシュタルト化→統合→理解が深まる」に気をつけています。

 

L-104につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 そのため今年度のオンラインセミナー開催は2回になる見込みです。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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-関連記事-

F-244:「ゴール」「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414537.html

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 

ビジネスで圧勝できる脳科学

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L-10220218月シークレットレクチャー -04;思考が臨場感を生みだす

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 

 

 前回は、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所、p8)より引用しました。その中で博士は「私たちは、この世界を自分の自由な意思で、存分に書き換えることができる」と書かれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 その理由は「この世界は『あるともいえるし、ないともいえる、情報の世界』」だから。「空(くう)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 今回の講義(全3回)を通してのキーワードである「I×V=R」でいうと、「一番臨場感の高い(V)イメージ(イマジネーション、I)が現実(R)」です。

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 現実とはイメージ(イマジネーション)

 

 その理を苫米地博士が提唱されている「超情報場理論(仮説)」の枠組みで表現すると、「この世界はすべて情報でできている」。

 PM-01-11~17:超情報場仮説(理論)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 私たちが“リアル”だと思っている物理的現実世界、つまり目の前の世界はすべて幻想です。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 その“幻想”の正体が「情報」。五感+言語という6つのモーダルチャンネル(情報入力経路)からの情報が、まずは神経を通して脳に伝えられます。そして、脳が「情報」を認識し、それをもとにまた「情報」を作りだします。だから、情報であり、幻想。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「この世界はすべて情報でできている」「目の前の世界はすべて“幻想”」ということは、「イメージと臨場感さえあれば、リアリティは合成できる」ということです。

 Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 

 イメージと臨場感さえあれば、リアリティは合成できる

 

 臨場感は情報と自分の記憶が結びつくことで生まれます。その情報と記憶の関連性を無作為に組み合わせていくことが思考です。

よって、思考が臨場感を生みだすといえます。

 

 最後に苫米地博士の著書「思考停止という病」(KADOKAWAp103)より引用します。思考と記憶&情報との関係が生みだす臨場感を感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

 知識量がランダムウォークを生み出す

 自分で考えるためには、まずはデータや知識が必要になります。

 思考はランダムウォークであり、ヒルクライミングだと言いました。つまり、思考とは、記憶と情報の関連性を無作為に組み合わせていくものです。

 そこで必要なのが、情報であり、知識なのです。

 それが足りなければ、思考を組み合わせたり、ある問題を解決したりするための道筋を歩くこともできません。

 思考停止するのは、知識がないことが原因です。

 それでもなんとかやってこられたかもしれませんが、本気で自分の頭で考える脳を手に入れたいと思うなら、知識量を増やすことを考えましょう。

 簡単にいえば、勉強することです。

 勉強というとつまらなく聞こえるかもしれませんが、それはこれまでの学校教育のせいです。学校での勉強は、ほとんどの人が「つまらないもの」「大変なもの」と感じながら取り組んでいたと思います。

 しかし、そうではありません。

 あなたはすでにゴールを設定しているわけですから、勉強したいことだけをすれば良いのです。

 本当に興味があって、ゴールにつながっていることであれば、その知識を手に入れることは何より楽しいはずです。一つひとつの情報に対して、学んでいくことはこれほどない喜びに変わるのです。

 Have toの勉強ほどつまらないものはないですが、want toの勉強はこれほどない楽しみになるのです。

 たとえば、私は興味を持ったものに対して、徹底的に知識を手に入れます。ギターはもちろん、葉巻やライカ(カメラ)にハマると、10時間くらい語れるほどの知識を一気に吸収します。情報を仕入れるのが楽しくてしょうがないので、仕事を忘れるくらい夜通しでやってしまいます。

 仕事においても同じです。

 2011年、『現代版 魔女の鉄槌』(フォレスト出版)という本を上梓しました。この本は、電子書籍・SNSが日本に入ってきて、ニューメディアが生まれたことで、新しい魔女狩りが始まることへの警鐘を鳴らすものでした。

 この本を書く際、いくつもの魔女狩りに関する本を読み漁りました。

 仕事部屋は大量の書籍で埋まっていましたが、新しい情報を読むのが楽しくてたまりませんでした。もちろん、数日ですべて読破しました。

 日本人は、学ぶこと、勉強することは、大変なこと、つまらないこと、苦しいことだと思い込んでいます。

 知識の習得ほど、楽しく、面白いものはないのです。

 引用終わり

 

L-103につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 2023年はサバティカル休暇をとる予定です。

 そのため今年度のオンラインセミナー開催は2回になる見込みです。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

 

思考停止という病

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I-108:【告知】コーチング・デ・コンパッションクラブ<230423> 受付開始

 

 すべてのはじまりは“現状の外”へのゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

双方向(多次元)の縁起を意識した気楽なクラブ活動をはじめました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion ClubCHCC)」。

(詳しくはこちら↓)

1

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html

 

 

CoacHing de Compassion Club

 

 

 このクラブ自体のゴールは「コンパッション実現」。コンパッションとは「慈悲」のことです。

20分(~最長30分)のクラブ活動を通じて、「Compassion = 慈悲」を体感&共有しながら、コンフォートゾーン化していくことを目指します。気楽にw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 その実現のためにエンドステートを2つ設定しました。

 (エンドステート、COA、アサンプションはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

1つ目(クラブ活動前半)は認知科学者 苫米地英人博士が教示されるコンパッションを確認していきながら、「お互いにスコトーマを外しあい、知識を習得・共有していく」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 2つ目(クラブ活動後半)はお互いにエフィカシーを高めあいながら、「コンパッションを高次の抽象度で臨場感豊かに体感しつつ、物理空間でしっかり実践(実装)する」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *物理空間(=情報空間の底面)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 毎回、苫米地博士の著書「近未来のブッダ」(サンガ)より引用します。

 初回(220205開催)の反省を踏まえ、今後は告知の際に次回開催時の引用部分を提示することにしました。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 開催は不定期です(平日/週末の午前/午後)。1週間前までにはブログで告知します。

クラブ活動時間は20分間を予定しています(最長30分)。自由に参加してください(途中入退室可能)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 次回は R5.423日(日) 午前11時~ 開催。受付は5分前からです。

 

 申し込みは下記メールアドレスに。件名を「コンパッションクラブ<開催年月日>申し込み」としてください。

例:「コンパッションクラブ<230423>申し込み」

 

 申し込み・お問い合わせ(メール)

coachfor.m2@gmail.com

 

 お申込みいただいたら、zoom招待URLを返信します。あとは当日参加するだけです。

*自動返信ではありません。タイムラグを(compassionしながら)お楽しみください

*招待URLの転送等は御遠慮ください。参加できるのは申し込み者のみです

*申し込み時から匿名可とします(クラブ活動時の表示も)。ご自由にどうぞ

*友人や御家族等と一緒に一端末で参加する場合、申し込みは代表者だけでOKです

*クラブ参加時はカメラ・マイクともにオンにしてください。どうしても顔を出したくない方はzoomに搭載されているフィルター機能をご利用ください

(マスク・覆面・仮面のリアル使用も可w

*注意;録音・録画・撮影は御遠慮ください(私も行いません)

 

 

230423>前半のテーマ(引用部分、p48)はこちら↓

 



 

 

 230423>後半のテーマ(引用部分、p207)はこちら↓

 



 

 

 最後にもう一度、「近未来のブッダ」(サンガ、p151~)より引用します。

 

 

 現代版慈悲は「一緒に楽しみましょう」

 宗教は、たくさんの人に開かれていて、役に立ってこそ存在意義があります。ブッダの時代は「四つの苦をなくしてあげる」といえば、そのニーズは絶大でした。でも、今はそれではだれもついてこないのです。

 ブッダの時代、大衆のニーズに、教えを説いて応えた実績は意義深いです。しかし、今やニーズが違ってきています。そういう意味では、ブッダの教えが有効に人々の役に立っていないような懸念を感じます。

 宗教は、多くの場合は本人の救済に役立ってこそのものです。そういう機能を提供していくことの大前提として、たくさんの人の耳に届く、たくさんの人が聞きたいと思うメッセージを発信していないといけません。ブッダの教えも基本は不変ですが、時代が変わるにつれて説き方もバージョンアップしていくべきですし、コンパッションという考え方もどんどん現代化していくべきです。

 二十一世紀のコンパッションは、「一緒に苦しみましょう」とか、「一緒に憐れみましょう」とか、「私もあなたと同じように苦しんでいるんですよ」でなくていいと思います。もちろん、そういうニーズにも応えますが、もっと一般的な、基本的には現代社会の楽しさや快適さを享受できている人たちに応える「一緒に楽しみましょう」でいいのです。

 引用終わり

 

 

 さぁ、一緒に楽しみましょう!

 縁がつながることを楽しみにしています。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

2つ目(クラブ活動後半)はお互いにエフィカシーを高めあいながら、「コンパッションを高次の抽象度で臨場感豊かに体感しつつ、物理空間でしっかり実践(実装)する」

 

 抽象度が上がるほど具体的な情報量が減っていくので、臨場感は下がっていきます。

ところが、それは「臨場感についての認識の誤解」(by苫米地博士)。詳しくはこちらで↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

-関連記事-

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 

近未来のブッダ




F-287:気楽 ver.2 04;さらに“自分”の「リミッターをはずす!」-後編-

 

 若い頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。

 その後、大人になるにつれ、私のお気に入りは「take it easy」や「ハクナ・マタタ(Hakuna Matata)」という言葉に置き換わっていきました。

 苫米地博士と縁がつながった今は、それらすべてを包摂した感覚です。それが「気楽」。

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 ヒーラーとしていうと、気楽とは「コンフォートゾーンを維持する(すみやかに戻る)」こと。その上で、気楽を乗り越えていくのがコーチング。いわば「超CZ」だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そのようなイメージを言語化します。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;「リミッターを外す」ために>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31030703.html

 02;“自分”の「リミッターをはずす!」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31086507.html

 03;さらに“自分”の「リミッターをはずす!」-前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31146112.html

 04;さらに“自分”の「リミッターをはずす!」-後編-

 

 

 行動=無意識が誰かにコントロールされていないか?

 

それを確認する、とてもいい質問があります(炎上しましたが)。

呼吸を整えながら、ゆっくり自問してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415360.html

 

 今日の仕事は楽しみですか?

 (あなたはなぜ働くのですか?)

 

 いかがですか?

 

以下、前回同様、「武術に学ぶ 一瞬で自分を変える技術 ~さらに自分のリミッターをはずす!」(ビジネス社)の冒頭から引用し(p9~青字)、ヒーラー&コーチの視点で解説します。

 

 

 ところが、私たちはそれにも気づきません。あまりにも当たり前すぎて無意識であることすら忘れています(もっともそれが無意識の定義なのですから当然なのですが)。そして、先ほどの自転車の例などを耳にすると、こんな勘違いをしてしまうのです。「そうか。確かに自転車に乗っている時は無意識だったな」と。

 違うのです。自転車に乗っている時だけが無意識ではないのです。歩いている時も立っている時も、私たちは無意識の身体操作を常に行っています。

 しかも、意識的に動いているつもりの行動すら、かなりの部分がパターン化されており、自分で無意識化してしまっているのです。

 武術はこういった無意識の行動や、身体が生まれながらに持つ反射を利用して技が作られているのです。

 

 今日の仕事は楽しみですか?

(あなたはなぜ働くのですか?)

 

 いかがだったでしょう。

 「仕事は楽しみ」と即答できなかった人の無意識にはhave toが紛れ込んでいるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

そして、そのhave toがエネルギーや創造性を奪っています。人が本来持つ豊かな才能や無限の可能性を封印してしまっているのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 その封印を解く鍵が

 

 

 ということは武術を学ぶということは無意識を学ぶということであり、それはとりもなおさず、自らの身体操作、心の使い方を精査することにつながっていくのです。

 そして、人が変わりたいと思っている部分のほとんどは無意識の中に存在します。

 例えば、集中力が欲しいと思っている人はなぜ、集中力がないのでしょうか?

 それは気づかないうちに注意が散漫になっているからです。本来集中しなければならないモノとは別のモノに、気づけば集中しているためです。集中力がないのではなく、集中する時間が短い、あるいは別のモノにすぐフォーカスしてしまうためです。

 

 その封印を解く鍵がゴール!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールの基本条件は 1)心から望む、2)自分中心を捨てる、3)現状の外。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 多くの人が実感していると思いますが、ゴール設定は決して簡単ではありません。

 博士の言葉を拝借すると、ゴール設定が難しい理由のひとつは「別のモノにすぐフォーカスしてしまう」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 「別のモノ」とは、例えば「他人の視点」「社会の価値観」「仮想の自分」。思い当たりませんか?

 

私は地元の大学を卒業し地元で働き続けているので感じたことがありませんが、医療の世界は学歴ヒエラルキーが強固らしく、秘かに苦しんでいる医師がたくさんいます。

 F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

苫米地博士は「頭のゴミ」と表現されていますが、学歴のような“バグ”が、エネルギーや創造性を奪い、豊かな才能や無限の可能性を封印しています。それは「誰かに作られた“マトリックス”に閉じ込められている」状態。

F-206~:マトリックス/Matrix

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

 解決はもちろんゴール設定です。そして、そのポイントは

 

 

 ということは、集中が途切れた瞬間に気づけば、問題は解決できるわけです。

 そして、武術はこの集中が途切れる瞬間を狙って技をかけます。あるいは、集中が途切れるように誘導して技をかけます。

 武術を理解した時、人は変われるとはこのことを言っているのです。

 また、このことをよく理解するためのキーワードとして覚えておいてほしいのが「内部表現の一瞬の書き換え」という言葉です。

 

 解決はゴール設定。そのポイントは「集中が途切れる瞬間」!

 

 まずは、自ら「他人の視点」「社会の価値観」「仮想の自分」といった束縛への集中を途切れさせましょう。そして、すかさずゴールを思い描いてください。「集中が途切れる瞬間」に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 それは、いわば、完全リセット! それが「内部表現の一瞬の書き換え」です。

 F-156:人間関係リセット症候群

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23823944.html

 

 その完全リセット=内部表現の一瞬の書き換えのファーストステップが逆腹式呼吸です。

 まずは自身の呼吸を意識に上げ、ゆっくりとコントロールしながら、リラックスとゆらぎを得ていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 前回まで確認したとおり、まず書き換えるのは「自分」です。その「自分」とは過去の記憶でつくられたイメージであり、本当の“自分”ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

  

これまでの記憶が生みだしている「自分」という殻(=コンフォートゾーン)を打ち破り、新たな“自分”へと生まれ変わるために行うのがコーチング!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

その「新たな“自分”」とは、より高次の抽象度空間にひろがる縁起のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その「より高次の抽象度空間にひろがる縁起」とは、今のままでは絶対に実現することのない可能世界のことでもあります。現状の外へのゴール設定により新たに生みだされる「w1」です。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 だから私は、「現状の外」というゴール設定のポイントと同じように、「自分中心を捨て去る」にこだわります。

 

より巨大な縁起空間を“自分”と感じられるほど、幸せ(well-being)がひろがっていく(ひろがっている)

 

 それが私の「気楽」の体感。同時に、それは「I×V=R」の実感でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

  

そして、それはすべて“自分”の選択過去の記憶でつくられた「自分」ではなく、ゴールが生みだす“自分”の選択です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html


  

Goal comes first. Reality is second.

By Mr. Lou Tice

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-告知1

 2023年はサバティカル休暇をとる予定です。

 そのため今年度のオンラインセミナー開催は2回になる見込みです。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Fカテゴリ>自分のリミッターをはずす!

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F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

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武術に学ぶ 一瞬で自分を変える技術



L-10120218月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 

 

 ゴール側のコンフォートゾーンをしっかり作れると、「頭のゴミ」を捨てることは“努力”や“根性”なしに自然に行えるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 なぜでしょうか?

 

 答えは「ゴールに向かってホメオスタシスが働く」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 では、ゴール側のコンフォートゾーンを作りホメオスタシスを働かせるためにはどうすればいいのでしょう?

 

 答えは「超瞑想」です。

 以下、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所、p8)より引用します。

 

 

「瞑想」こそ、この不確実な世界に 無限の可能性を拓く唯一の方法

 この世は、何と曖昧で頼りない世界なのでしょう……

 いいえ、だからこそ、私たちには無限の可能性が開かれているのです。

 私たちは、この世界を自分の自由な意思で、存分に書き換えることができるのです。

 なぜなら、この世界は「あるともいえるし、ないともいえる、情報の世界」なのですから。

 

 本書は、自分の脳を使ってこの世界を自在に書き換える本です。自分自身を開放するだけでなく、宇宙を思いのままにするための方法を解き明かすことを目的としています。

 そのための道具が「瞑想」であり、キーワードは「情報場」です。

 

 「瞑想」も「情報」も非常に難解で一筋縄ではいかない概念です。ただ、難解なことを難解に解説してもしょうがないので、本書ではできるだけ平易な表現を心がけました。また、瞑想初心者であるみなさんが、すぐにでも瞑想に取り組めるよう、実践的なワークを中心に構成しています。それぞれの瞑想法の目的や効果についての解説も入れていますが、あまり解説にとらわれず、ワークを実践するようにしてください。大切なことは、解説に書かれている言葉を理解することではなく、瞑想をすることで情報空間に強い臨場感を持ち、世界や自分を自由自在にコントロールするための方法を、“体感的”に身につけていただくことです。

 実は、これまで1冊丸ごと瞑想について書くことをためらっていました。その内容があまりに強力なため、正しく理解せずに用いるとさまざまな弊害を生む可能性があるからです。

 しかし私は今、世界を書き換える方法を開示する時期が到来したと考えています。そう、人類はそろそろ次の進化のステージへと進むべき時が訪れたと。

 本書を読み終えたとき、あなたは自在に「情報場」にアクセスして操作するパワー、「超瞑想力」を備えていることでしょう。

 それはすなわち、人類の新しい進化の道に一歩踏み出したことに他なりません。

 それでは、最強の思考技術の世界をどうぞお楽しみください。

 引用終わり(つづきはこちらでどうぞ↓)

 Amazon.co.jp: 思うままに夢がかなう 超瞑想法 eBook : 苫米地英人:

 

 

 博士は「自分自身を開放するだけでなく、宇宙を思いのままにするための方法を解き明かすことを目的としている」と書かれています。

 この部分を読み変えると、「『宇宙を思いのままにする』ために、まずは『自分自身を開放する』」。その「自分自身を開放する」が「自分中心を捨て去る」に該当するはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 自分自身を開放する

 

 それは過去の記憶や情動から生まれた先入観や思い込みを脱ぎ去り、先入観や思い込みにべったりと張り付いた情動を捨て去るということ。先入観や思い込みは自我そのものです。だから、それらを脱ぎ去ることは“超自我”を意味します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 もちろん、それは簡単なことではありません。人間の脳にはスコトーマがあるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そんな自我によるスコトーマを外すために行うのが「正しく見る」。

 苫米地博士は「『正しく見る』を徹底して行うことが超瞑想の基本」と書かれています。そして、「『正しく見る』ことを徹底して行えば、前頭前野が活性化して思考の抽象度が高まり、低い抽象度の情動は簡単に制御することができる」とも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

感情を制御しながら抽象度を上げていくと、「情報空間でどのような情報場が形成され、それぞれがどのような関係で結ばれ、その結果、物理空間にどのような影響を与えているか」がリアルに感じられるようになっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 シンプルに言い換えると、ゲシュタルト化→統合→理解が深まる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 そのための思考法が「コンセプチュアル・フロー」です。よって、私は「超瞑想」と「コンセプチュアル・フロー」を同時に行うことをお勧めしています。

 L-08120213… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 最後に、「思うままに夢がかなう 超瞑想法」の中に書かれている「正しく見るためのワーク」を紹介します。ぜひ同書を確認しながら実践し、「正しく見る」を“体感的”に身につけてください。

1.      すべての行為を意識に上げる:歩行禅

2.      時間と空間を超えて見る:黙って食え瞑想

3.      スコトーマを外す:写真縁起瞑想

4.      すべてのものの関係を見る:因果関係瞑想

5.      時間の流れを逆に観る:時間因果瞑想

6.      抽象度を上げた視点で見る:統合瞑想

 

L-102につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 「正しく見るためのワーク」は、ワークスDVD3弾「現実からの覚醒 超自我の構築と宇宙創造」でも紹介されています(Disc2)↓

 苫米地英人DVD第3弾「現実からの覚醒 ~超自我の構築と宇宙創造」 (maxpec.net)

 

 

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 そのため今年度のオンラインセミナー開催は2回になる見込みです。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-205:花オクラ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26892359.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-190:家族ががんで治療中です… -14(最終回);「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~vol.5

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25475104.html

 

 

超瞑想法

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 思うままに夢がかなう 超瞑想法 eBook : 苫米地英人:

 



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