L-098:2021年7月シークレットレクチャー -10;イマジネーションによって限界を作り、それを壊すことで新しい世界を獲得していく
2021年7月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳」。キーワードは「I×V=R」です。
PMⅠ-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html
当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。
じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html
01;病からの脱洗脳
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30438275.html
02;臨場感世界の現実化(realized virtuality)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30497354.html
03;思考とは「〇〇と情報の関連性を無作為に組み合わせていくもの」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30514015.html
04;わたしたちは共同幻想の中に生きている
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30558230.html
05;大量の情報を得て、知識化していく
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30566304.html
06;ブリーフシステムと人格や未来との関係
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30598161.html
07;ブリーフシステムを変更する方法
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30622243.html
08;ブリーフシステムとハビット&アティテュードと抽象度の関係
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html
09;ブリーフシステムを壊し、スコトーマを外すための方法
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30681527.html
10;イマジネーションによって限界を作り、それを壊すことで新しい世界を獲得していく
過去5回にわたって「ブリーフシステム(BS、Belief
System)」に関する情報を提供しました。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
その目的は「ブリーフシステム」に関する大きなゲシュタルトを作り、理解をさらに深めるため。いかがだったでしょう?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html
ダイエット等で多くの方が経験されていると思いますが、物理空間での具体的な言動(「〇〇と言う/言わない」「◎◎をする/しない」)を矯正したとしても、ブリーフシステムの変更がなければ、いつもの言動(状態)に必ず戻ってしまいます。その理由は↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html
つまり、ブリーフシステムが限界を生みだしているということ。
自分の限界とは、自分のイマジネーションの限界のことである
…これはコーチングの祖 ルー・タイスさんの言葉です。
過去の何らかの体験または情報の記憶が、私たちの心の中に「思い込み」を形成します。そして、その思い込みがスコトーマを生みだし、“本当の力”を隠してしまいます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
しかも、人の場合、「思い込み」を生みだす記憶とは“失敗”です。情動を伴った辛い記憶が自らを縛りつけていきます。そして、縁起のつながりの中で、ますますお互いを縛りあってしまうのです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html
*縁起はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
苫米地博士は、ルーさんの言葉をこのように言い換えていらっしゃいます。
人間の限界はイマジネーションの限界がつくる
イマジネーションによって人は限界を作り、それを壊すことで新しい世界を獲得していく
…その「限界を壊す」ことはゴール設定からはじまります。1)100%want toで、2)自分中心を捨てながら、3)“現状の外”にゴールを設定(再設定)するから、限界を超えていくことができるのです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
さらに、心から望むゴールが人生のあらゆる領域にあり(バランスホイール)、ゴールに近づく日々が楽しくて仕方がなくなるほど、「健康」「元気」がアタリマエになっていきます。
その時の内省言語は「いつも元気いっぱいで私らしい」「病気になる気がしない」といった感じ。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html
人生のあらゆる領域にゴールを設定し、エフィカシーが十分に高いと、目の前のすべてが「ゴールの世界の一部」に感じられます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html
すると、気分が高揚したまま次々とアイデアが浮かぶような創造的な状態になります。寝ないで活動し続けても疲れを感じないほどエネルギッシュで、いつも気分爽快。世界はますます明るく輝いて感じられるでしょう。
F-245:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける
<vol.2;双極性障害>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html
仮に何らかの病を患ったとしても、それは悩むものではなく、ゴール(未来)側から解決(克服)するもの
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html
…そのように確信できる力がエフィカシーです。
そんなゴール×エフィカシーの根元にあるはずの“希望”が、「病からの脱洗脳」の最大の鍵であろう
…と私は考えています。
PMⅠ-04-04;収容生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html
イマジネーションによって人は限界を作り、それを壊すことで新しい世界を獲得していく
…ブリーフシステムは必ず外から、しかも過去の記憶でつくられています。
そのブリーフをしっかりモニタリングし、ゴール側から再評価し(ラベリング)、選択する(「受け入れるか、受け入れないか」を決める)ことが大切です。
Q-287:ドーパミンの分泌を… <vol.7;モニタリング&ラベリングの意義>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html
それこそが“自由”であり、“生きている”ということ。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html
逆説的に聞こえるかもしれませんが、「病」は“自由”に“生きる”ための貴重なきっかけになります。“命”の意味を知り、“生”そのものの素晴らしさを認識できるようになるから。
F-163~:antiからwith、そしてwellへ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html
最後にもう一度伺います。
病からの脱洗脳
…どのようなイメージが浮かびますか?
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
人間の限界はイマジネーションの限界がつくる
イマジネーションによって人は限界を作り、それを壊すことで新しい世界を獲得していく
…上記の言葉は苫米地博士の著書「すごい私になれる魔法の名言」(主婦と生活社)に記載されています。以下、同書の「おわりに」から引用します。
このように、イマジネーションによって人は限界を作り、それを壊すことで新しい世界を獲得しています。
そして、イマジネーションとは言葉と言い換えることもできるでしょう。
不幸な出来事も、幸せなひとときも、すべては言葉とイマジネーションの中のものなのです。
ならば、不幸な出来事など、言葉とイマジネーションの力を使って書き換えることは誰にだってできるはず。
そのためのきっかけが、本書で紹介した言葉になるのではないかと思っています。
引用終わり
-告知1-
2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。
メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~Reload&Revolution~」。詳細はこちらでどうぞ↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html
第10回目(R5.2/5開催)のテーマは「縁起」。詳細はこちらで御確認ください↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30531881.html
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
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