苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

2021/12

F-221:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <ちょっとブレイク;今、親を憎んでいる人たちへ>

 

 若い頃の私は、「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

無理に押さえつけようとする力に猛烈に反抗する感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして贈ります。

 1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

2nd. Step;絶対大丈夫!>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27624719.html

 3rd. Step;覚悟を決める!>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27674293.html

4th. Step;不満から希望へ>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27735209.html

 

 

 ちょっとブレイク;今、親を憎んでいる人たちへ

 

 これまでの4回で話してきたことは「失意→安心/確信→覚悟→希望」という心の変革。

 私は「希望は生命力そのものであり、人が人であるためのエネルギーである」と信じています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 その希望はコーチングを実践する目安でもあります。

反対にいうと、希望が感じられない(ような気がする =希望がスコトーマに隠れている)時は止まらないといけないということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そんなときは、しばし止観(しかん)を。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

 希望が感じられない(気がする)のに無理に進もうとすると、want tohave toに変わるばかりか、縁ある人々を傷つけていくことになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 容易に「ファイト・オア・フライト」に陥るから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 「ファイト・オア・フライト」とは、人間らしい思考を行う前頭葉前頭前野よりも、動物的(本能的)な大脳辺縁系が優位になってしまった状態です。その時には原始的な情動が心の奥底から吹きだします。不安や恐怖、悲しみや憎しみ、そして怒りなど。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

そんな情動を、仏教では迷いや煩悩、あるいは執着と表現します。

縁起を学び、空観を体得し、仮観を実践しながら、中観で生きることができれば、恐れは消えてなくなります。消えなかったとしても、恐れを自由にコントロールすることができるようになります。例えば怖い映画をわざわざ観て楽しむように。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ところで、下記の言葉はある偉大なマスターのもの。誰の言葉かわかりますか?

(ヒント; “希望”がテーマの映画に登場するマスターです)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 

  Fear is the path to the dark side.

  Fear leads to anger. Anger leads to hate.

  Hate leads to suffering.

 

   恐れはダークサイドに通じる。

   恐れは怒りを招き、怒りは憎しみを、

   そして、憎しみは苦しみを招く。

 

 

 呼吸を意識に上げ、気楽に言葉の意味を感じながら、ゆっくり読み進めてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 これから私のマスターである認知科学者 苫米地英人博士の言葉を紹介します。「悩みを幸せに変える法則」(主婦と生活社)からの引用です。

 

 

 今、親を憎んでいる人たちへ

 

 「毒親」などという言葉が最近はあるようですね。

 また、一時期、アダルトチルドレンなんて言葉も広まりました。

 「親の言うとおりに生きてきて、親に人生を台無しにされた!」と言っている人たちが増えているようです。

 それに対して「もうあなたは大人なんだから、あなたを育てた当時のあなたの親はまだ若かったのだから、許してあげなさい」なんて声も聞きます。

 

 私も、親との関係に悩んでいるという相談を受けます。

 たしかに、親は、あなたが実現しようとするゴールを阻む存在である「ドリームキラー」になりやすい存在ではあります。ドリームキラーは、「そんなことは無理だ」などと言い、あなたを現状にとどめようとします。

 

 とはいえ、ドリームキラーから離れるのなんて簡単なのです。

 その方法は後ほどお話しますが、まず、あなたが親との関係を考え直す方法をお話しましょう。

 

 あなたが、親の言うとおりに生きてきて、今、うまくいっていないと思うのは、自業自得です。自己責任の結果です。

 「何を無責任な!」と思った方、ちょっと待ってください。

 あなたは過去にとらわれすぎています。そのため、自己評価が低くなっているのです。

 自己評価が底辺である、といってもいいかもしれません。

 他者のせい、それも責任が明確だと思うもののせいにしてしまうのは、とても楽なことです。なぜなら、考えなくていいからです。

 まさに、「悩んでいる」わけですね。暇つぶしをしているわけです。

 何度も申し上げているように、もう過去は決して戻ってきません。

 ですから、過去にとらわれて過去のせいにしてもどうしようもないのです。

 

 憎む、というのは、あなたの現状に、その人が見えていて邪魔だからです。あなたはあなたの未来を、ゴールを、現状の外にしていますか?

 そうすれば、現状の中のゴタゴタが見えなくなってきます。

 そう、ドリームキラーの親なんて、忘れてしまえばいいんです。それが、ドリームキラーからの離れ方、消し方です。

 実際、私は仕事が忙しくて、4年間、実家の親のことを忘れていたことがあります。私の夢に口を出すような両親ではありませんでしたけどね(笑い)。

 

 憎んでいる、というのは、見えているということ。とてつもない未来への目標を持って、見えなくしてしまいましょう。

 

 「それでもしょっちゅう連絡してくるし……」などと、親を忘れられない、というのなら、親と子の本当の関係について、これからはこう考えるようにしてください。

 

 日本では「親からもらったこの身体」とか、「親に産んでもらって感謝する」などと言いますよね。この考え方は、一方的すぎます。これは親に感謝するべきという、儒教的な洗脳です。

 

 あなたの親を、親にしてあげたのは、誰ですか?

 あなたです。

 

 そう、あなたは、親を親にしてあげた立場なのです。あなただって感謝されるべきなのです。

 「年長者は偉いもの」ですって?

 それこそ儒教思想に洗脳されています。年長者だったら、偉いから、罪を犯してもいいんですか?

 

 雅子妃が愛子さまを産んだ記者会見のとき「生まれてきてくれてありがとう」と言って涙ぐみましたが、まさしくそうなのです。

 となると、親の一方的な感情に、引け目を持つこともなくなるでしょう。

 

 例えば幼いころ、親に虐待を受けたことを忘れられないという人がいるとします。

 それは犯罪です。親が若すぎて分別がつかなかった、などとは、言い訳になりません。道路交通法を知らなかったから交通事故を起こしても無罪になる、というのと一緒です。

 その場合、どうしたらいいか、あなたがそれをしない人になればいいのです。許してやる必要もないですし、そもそも反芻して思い出すことはないのです。とにかく、イヤな記憶は忘れてしまうべきです。それには、これまでお伝えした方法をぜひ活用してください。

 してしまったらどうしよう、というのなら、人の親にはならないでください。あなたもその当時の自分の親と同じく自己評価が低いままということですから。

 

 最後に、もうひとつ。

 親に対して違和感を感じる人が増えたのは、ちょうど思想の世代交代もあるかもしれません。

 昨今の右傾化、品格うんぬんから見てとれるように、戦前の価値観を持っている世代が、最後のあがきをし始めているのです。その思想が、断末魔のごとく暴れだしているような気がします。

 そのため、新しい世代の人々に、とやかく口を出したくてしょうがないのだと思います。

 

 親世代の話なんて、「自分の存在をアピールしたい」とか、そんなものだったりもします。しょせん何年か後には、現状の中でなくても、本当に“見えない”存在になっている人たちです。

 

 あなたにとっても、親を嫌い続けているというのは、忘れたくない、という裏返しなのかもしれませんよ。

 引用終わり

 

 

 さて、この言葉はどうでしょう? その意味を感じられましたか?

 

  Fear is the path to the dark side.

  Fear leads to anger. Anger leads to hate.

  Hate leads to suffering.

 

   恐れはダークサイドに通じる。

   恐れは怒りを招き、怒りは憎しみを、

   そして、憎しみは苦しみを招く。

 

 この言葉はヨーダ(Yoda)のもの。「Star Wars Episode;The Phantom Menace」の中で、主人公のアナキン・スカイウォーカーに対してジェダイ(Jedi)のグランドマスターであるヨーダが語った言葉ですw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

 ヨーダや苫米地博士がおっしゃるとおり、「苦しい」と感じる時には、まず心の内に憎しみがないか確認してください。憎しみは「他責」から生まれます。

「私は悪くない」「〇〇が悪い」という一方的な思いがありませんか?

 S-04-05:自責の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 「憎しみ」を見つけたなら「私らしくない」とセルフトークを行い、思いっきり頭を切り替えてワクワク・ドキドキを感じるゴールを思い描きましょう。このまま続く時間延長上の未来(=現状)にはない、まったく新しい世界を。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 そして、ゴールの世界と現実の間の違和感(認知的不協和)を、動物的な大脳辺縁系での怒り(私憤)ではなく、人間的な前頭前野での怒り(公憤)に昇華させるのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 鍵は抽象度。ゴールの抽象度です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度の高いゴールが導く「怒り」ほど、そのエネルギーは大きくなり、社会に与えるインパクトも巨大になっていきます。まずはより大きなゴールを設定することを心がけましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

「親から虐待を受け続けた理不尽」を「社会から虐待をなくす」「虐待という概念のない未来を実現する」といったゴールに変換するのです。ヴィーゼルのように。

L-00920201… -09;抽象度の高い視点により混沌(カオス)からシンプルな法則を見いだす感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24767587.html

 

 その上で「苫米地式アンガーマネジメント」や「苫米地流 正しく怒るための技術」を実践してください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21995353.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22076231.html

 

 「怒り」の源には「恐怖」や「不安」が存在しています。

 もしもうまくいかないときは、焦らず慌てず、このブログシリーズ(F-217~)を読み直してみましょう。もちろん呼吸を意識に上げて、しっかりリラックスしていきながら。

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 

 どうですか? 飛び立つための心の準備はできていますか?

大丈夫だと思っていますが、念のため次回(フリーテーマ)はこのシリーズはお休みします。

 

 2週間の間、徹底的に自分自身の心と向き合ってください。そして、「これまでの私(過去→未来)=Dominant」を「ゴール側の私(未来→現在)=Replacement」に書き換えておいてください。書き換え自体を心から楽しんで!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27729316.html

 

シリーズの続きの代わりに、次回(F-222)はとっておきの話を紹介します。タイトルは「コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!」。お楽しみに!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

F-223につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

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Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

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S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 

悩みを幸せに変える法則

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Q-228:低年齢の子どもも「want toで生きる」「have toは一切しない」なのでしょうか? しつけと教育の違いはどのように考えればよいでしょうか? 中編;苫米地式幼児教育のポイント

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

3回に分けて回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:コーチや大人はwant toで生きるということは理解できました。

低年齢の子どもはどうなのでしょうか? しつけと教育の違いはどのように考えればよいでしょうか?

 

例えば、「お菓子ではなく、野菜を食べなさい」などというシチュエーションがあると思います。

年齢が大きくなれば、ゴールと結びつけて、want toに出来るかと思いますが、右も左もわからない年齢の子どもの場合はhave toになってしまうと思うのですが、それはしょうがないのでしょうか?

 

苫米地博士が以前、ロシアの学校の教育者への講義で「have toは一切しない」とお話されたと伺いまして、いつ頃の年齢からが対象なのかと思いました。この辺りの領域が詳しいようでしたら、伺いたいと思いました。

 

 前編;教育の目的は〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27764245.html

 

A2:今回のテーマは「苫米地式幼児教育」。

認知科学者 苫米地英人博士の著書「0~5歳で決まる! 脳の力を無限に引き出す幼児教育」(扶桑社)を参考に、「しつけと教育の違い」を考えるための基礎知識を確認していきましょう。

青文字は同書からの引用です)

 

 苫米地博士は、書籍の冒頭から、「個性」や「幼児教育」という言葉に対して警鐘を鳴らされています。「そもそも生まれた瞬間から個性は備わっている」「逆に『個性教育』という名の『画一教育』によって、本来子どもが備えているはずの個性が失われる危険がある」と。

 

 「個性が失われる」とは「社会の価値判断に染まってしまう」ということ。そうやって刷り込まれた他人や社会の価値観により、私たちのブリーフシステムができあがっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そのブリーフが子どもの世界を規定していきます。RAS&スコトーマの働きによって認識する情報が選別されていくからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

それは「社会的な価値基準のフィルター」。そんな埋め込まれたフィルターにより生みだされたどうでもいいものの代表が「長所」「短所」という概念です。

 

 あなたの子どもは、世界にたった一人の「あなたの子ども」であり、他の誰でもありません。長所を伸ばして、短所をなくそうとしてはいけません。長所に見えることも、短所に見えることも、どちらもあなたの子どもを形成する大切な個性です。子どもの個性すべてを、ありのままに受け止めてあげることが、親の愛なのです。

 

 これが「苫米地式幼児教育」の基本。

 その上で、博士は意識に上げてほしい点を2つ挙げられています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 〇子どもはもともと一人ひとり違って当たり前と認識すること

 〇その子らしさを失わせないように、自然に育てること

 

前回もお伝えしたとおり、苫米地博士は「幸せの基準は常に本人の側にあり、その人が『なりたい自分になる』ことこそ幸せな人生の必須条件になる」と語られています。

子どもが「〇〇になりたい」「△△がしたい」と思った時(I)、その夢を実現できる(R)ように育ててあげることこそが親の役割です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

もしも親が「社会的な価値基準のフィルター」を押しつけてしまったなら、子どもは思考停止のまま生きる大人に育つでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 そんな人生にシンの自由はなく、いつまでも「無人運転」「自動運転」のまま。苫米地博士は厳しく「奴隷」と表現されます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 

 では、シンの自由を手に入れて「なりたい自分になる」ことを実現するためのキーワードを紹介します。苫米地式幼児教育において重要な概念は4つ。「クリティカルエイジ」「自己イメージ」「コンフォートゾーン」「抽象度」です。

 

 クリティカルエイジ 脳が最も効率よく学習する期間

 クリティカルエイジとは、遺伝的に決まっている脳の各器官の発達の年齢のことをいいます。クリティカルエイジの期間であれば、その器官の機能は容易に発達できますが、クリティカルエイジの期間を過ぎてしまうと困難になります。

 つまり、クリティカルエイジは「脳が最も効率よく学習する期間」であり、この期間内に教えるべきことを教えれば、子どもの才能をスムーズかつ効率的に伸ばすことができるのです。

 大人になってさまざまな才能、能力を発揮するには、ひとまずクリティカルエイジの期間にできるだけ多くの経験を積み、脳が「〇〇の機能は重要だから、しっかり維持しておこう」と働くように仕向けることが肝心なのです。

 

 自己イメージ 自己イメージが未来を決める

 自己イメージとは、文字通り「自分で自分のことをどう見ているか」ということです。自己イメージは、自分の能力に対する評価(自己評価)によって構成され、自己評価のことを専門的な言葉で「エフィカシー」といいます。

 人間は、自己イメージ以上の存在にはなれません。

 親が「お前はすごい」「何にでもなれるぞ」とポジティブな言葉を子どもに与えてあげることで、子どもも高いエフィカシーを持ち、自己イメージも向上させることができ、“なりたい自分になれる子”に育っていきます。

 

 *エフィカシーはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 *エフィカシーを高める方法はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25388178.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25645972.html

 

 コンフォートゾーン 心身ともリラックスでき、脳の働きが向上する空間

 コンフォートゾーンとは、意識の中にある居心地のいい場所のことです。たとえば、自宅のリビングのソファに座ってコーヒーを飲んでいるときくつろいだ気持ちになるならば、その空間があなたにとってのコンフォートゾーンになります。

 コンフォートゾーンにいるといちばんリラックスできて、安心もできるので、人の脳は無意識にコンフォートゾーンを維持しようと働きます。コンフォートゾーンを維持しようとする傾向が自然に働くことを、「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」と呼びます。

 自宅にいること、親と一緒にいることがポジティブなコンフォートゾーンとなり、常にリラックスできる環境を整えてあげることが、子どもの心と体の健やかな発育には何よりも大切なことなのです。

 

 *コンフォートゾーンはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 *ホメオスタシスはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 抽象度 高い抽象度を維持できれば、IQもアップする!

 抽象度とは、その人の頭のよさに深くかかわってきます。抽象度という概念は、「視点の高さのこと」ととらえると、わかりやすいでしょう。

 幼児教育にとって、なぜ「抽象度」が重要かといえば、抽象度の高い思考ができるようになると、圧倒的にIQが上がるからです。IQが上がるということは、つまりは「頭がよくなる」ということです。

 IQとは、「身体では体感できない空間をリアルに感じて操作する能力」のことをいいます。

 抽象度を上げて、IQを向上させることは、この地球上に生きているすべての人にとって重要な課題であり、幼児教育に限ったことではありません。ただ、大人になって効率的にIQを向上させていくためにも、しっかりとした土台を築くことが大切で、それが0~5歳時幼児教育に当たるのです。

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 *抽象度と「人間形成」「自己実現」との関連はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 

 今回は苫米地式幼児教育のポイントについてまとめました。

次回は「しつけと教育の違い」について掘り下げます。キーワードは「ベーシック〇〇〇〇」。

 

いただいた御質問を縁に、私はあらためて苫米地博士の教えを学びなおしました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その間強く感じたのが「我が子育ては我が心育て」という事実。

 Q-217:家族や人間関係のゴール設定はどのようにすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27388111.html

 

 まずは親が時間の源流である未来から縁起宇宙を構築しなおし、自我を自在に書き換えていくことが重要なのだと実感しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 未来とはゴールにより生みだすもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 もちろん、自らに由り。

自由!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

しつけと教育の違いについて理解し体得するためにも、「鏡の中の自分に微笑むことから始める」がポイントであるといえそうです。

S-04-24~26:「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23983088.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24057099.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24116667.html

 

Q-229につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

0~5歳で決まる! 脳の力を無限に引き出す幼児教育

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Q-227:低年齢の子どもも「want toで生きる」「have toは一切しない」なのでしょうか? しつけと教育の違いはどのように考えればよいでしょうか? 前編;教育の目的は〇〇

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

3回に分けて回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:コーチや大人はwant toで生きるということは理解できました。

低年齢の子どもはどうなのでしょうか? しつけと教育の違いはどのように考えればよいでしょうか?

 

例えば、「お菓子ではなく、野菜を食べなさい」などというシチュエーションがあると思います。

年齢が大きくなれば、ゴールと結びつけて、want toに出来るかと思いますが、右も左もわからない年齢の子どもの場合はhave toになってしまうと思うのですが、それはしょうがないのでしょうか?

 

苫米地博士が以前、ロシアの学校の教育者への講義で「have toは一切しない」とお話されたと伺いまして、いつ頃の年齢からが対象なのかと思いました。この辺りの領域が詳しいようでしたら、伺いたいと思いました。

 

A1:私は、教育の目的は「自由」だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 医師でもある私は医療・介護現場にコーチングを届けることを重要視していますが、じつは教育現場に届ける活動にも力を入れています。最近も小学校から御依頼をいただき、親子向けに講演(&体操もw)を行いました。

私の教育現場への提言をまとめています。こちらからどうぞ

PM-05~:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13077001.html

 

 「100%want toで生きる」「have toは一切しない」の対象年齢を「自由と責任をしっかり身につけることができる年齢」と考えると、きっと思春期(~青年期)の頃でしょう。

 PM-06-09:仮説04)自由と責任の関係の理解不足

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958864.html

 

ちなみにPX2の対象年齢は13~27歳。やはりそのくらいではないでしょうか。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11386276.html

 

 では、幼児や13歳頃までの児童にはどのように対応すればよいのでしょう?

 

まず心がけていただきたいことは「隗(かい)より始めよ」。私の表現でいうと「鏡の中の自分に微笑むことから始める」です。

S-04-24~26:「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23983088.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24057099.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24116667.html

 

子どもに対する親の対応の大前提は「親自身が100%want toで生きている」「親自身がhave toを一切しない」。シンプルにいうと「親が自由」であり、さらには「親が幸せ」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 苫米地博士は「幸せの基準は常に本人の側にあり、その人が『なりたい自分になる』ことこそ幸せな人生の必須条件になる」と語られています。

 つまり、自身の自由意思でゴールを設定し、そのゴールに向かって生きよ!

そのプロセス自体が“幸せ”です。

 

 お子さんが「〇〇になりたい」「△△がしたい」と思った時、その夢を実現できるように育ててあげてください。それは「夢をかなえる方程式 I×V=R」の実践。

I×V=R」を自然に実践できるように育てることこそが、親の最大の役割だと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 そのために親自身が常に「I×V=R」を意識に上げて、自ら実践し続けるのです。子どもにもわかるように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 今すぐゴールを設定しましょう(更新しましょう)。もちろん子育てのゴールも。ゴールは 1)心から望むもので、2)自分中心を捨て、3)現状の外に設定するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールを設定したら、時々セルフチェックを行ってください。

 

1)本当に「心から望むもの」だろうか?

 通常、「1)心から望むもの」の判断基準には、他人(とくにあなた自身の親)のモノサシや社会の価値観が入り込んでいます。それらはすべて過去です。

 その判断基準=ブリーフシステムを確認してみましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 2)本当に「自分中心を捨てている」だろうか?

 例えば子育ての場合、あくまでも子どもが主であるべきなのに、いつの間にか親や教師の思いにすり替わっていることが少なくありません。

 PM-05-10~12)そもそも教育とは?-5)望ましい方向へ変化させること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9672774.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9817539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9817603.html

 

その対策はコーチングの肝と同じです。

100%子どものためだけを考える

親の利益は0

  

 「主語が『I』になっていないか?」を厳しくチェックし(case)、修正し続けること(plan)が重要。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html


 もしも「WE」であるなら、自分が含まれていてもOKです。「IWE」という変化は抽象度が上がることであり、「2)自分中心を捨て去る」と同じだから(と私は思っています)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 親の抽象度の変化を間近で学んだ子どもは、自然と高次の抽象度次元を志向するようになるでしょう。それは教育が目的とする「人間形成」と重なります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 繰り返しますが、重要なのは、子どもに気を向けながら(「家庭」「子育て」のゴール)、あなた自身が挑戦を続けることです(「未来への貢献」「職業」「生涯学習」のゴールなど)。ぜひともバランスホイールの調和を心がけてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 ところで、なぜ“挑戦”なのかわかりますか?

 

 3)本当に「現状の外」だろうか?

 答えは「3)ゴールは現状の外」だから。

 

 「現状の外」はスコトーマに隠れているため、認識することすらできません。そもそもゴールは簡単に見つけられないのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「現状の外」はこれまでのコンフォートゾーンの外側。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

よって、仮にゴールを見つけられたとしても、ドキドキしてしまいすぐに手放してしまいがち。御経験はありませんか?

Q-103:あがり症は克服できますか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19152931.html

 

 反対にドキドキやワクワクが弱くなってきたら、かつての「現状の外」が現状に変わりつつあるサインです。私はよく「現状維持の壁」という表現を用いますが、その「壁」は固定的なものではなく、ダイナミックに変化するものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 その理由は「すべてマインドが生みだしている」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 今一度、その視点(すべてマインドが生みだしている)で、このブログ記事を読み直してください。その後はリラックスをさらに深めながら、「しつけ」と「教育」について考察してみましょう。「Don’t think, Feel!」でw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 次回、苫米地博士から教えていただいている「苫米地式幼児教育」のポイントをまとめます。お楽しみに。

 

Q-228につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 次回、苫米地博士から教えていただいている「苫米地式幼児教育」のポイントをまとめます

 

 私は「苫米地式コーチング認定コーチ」。

苫米地式には、さらに、認定コーチを対象にした「苫米地式教育コーチング」という資格があります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11386572.html

 

 じつは今、青山龍マスターコーチを中心とした教育コーチの皆さん(全員が認定コーチでもあります)による無料セミナーが定期開催されています。その名も「教育コーチングカフェ」!

 今年(2021年)10月から始まっています。詳細はこちらからどうぞ↓

 青山龍主催 教育コーチングカフェ【2021年10月〜2021年3月開催】 - (aoyamacoach.com)

 

 もちろん私も受講させていただいております。

 子どもたちのために、未来のために、ともに学び実践しましょう!

 

教育コーチングカフェ(青山龍コーチブログ)

青山龍苫米地式コーチング認定マスターコーチのブログより引用

【受付開始】12月22 無料オンライン教育コーチングセミナー開催!  : 苫米地式コーチング認定マスターコーチ青山龍ブログ (livedoor.jp)

 



F-220:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <4th. Step;不満から希望へ>

 

 若い頃の私は、「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

無理に押さえつけようとする力に猛烈に反抗する感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして贈ります。

 1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

2nd. Step;絶対大丈夫!>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27624719.html

 3rd. Step;覚悟を決める!>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27674293.html

 

 

4th. Step;不満から希望へ

  

若いあなたは、心の力によって、「未来の自分」を臨場感豊かに想像することができます。まるで献立を決めるように。

そして、課題を克服しながら「未来の自分」を創造し、本当に現実化することができます。いつもの食事のように。

過去の呪縛や不安よりも、未来の希望や期待に対して、遥かに大きく強い臨場感を感じることができるからです。それが若さの特権!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 その特権を存分に使ってゴールを設定してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そして、覚悟を決めるのです。「覚悟を決める」とは、自分の自由意思で決めたゴールに責任を持ち、ドリームキリングに立ち向かうということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

ゴールに向かう覚悟(&責任)が、スピリチュアルペインを克服する力の源です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

あなたのスピリチュアルペイン克服の過程は、まわりの大人たちをも救うことになります。すべては縁起であり、つながっているから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 楽しみでしょw

 今まであなたが抱えていた不安と不満は、もはやあなただけのものではありません。それはあなたと縁ある人たちにとっての希望。

じつは希望とは生命力そのもの。人が人であるためのエネルギーです。

PM-04-04:収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 それでは不満を希望というエネルギーに変えていくポイントをお話しします。

 

 不満とは「今いる状況に納得できず、もの足りなさを感じている状態」です。「納得できない」のは期待と現実の間に大きなギャップがあるから。それを認知的不協和と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

復習しましょう。

「期待」を生みだすのはブリーフシステムでしたね。ブリーフは過去の記憶でつくられています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

そのブリーフを「ゴールを達成した未来の記憶(future memory)」によって書き換え、さらに強化していくことが「覚悟を決める!」です。そのとき強化されるのは「絶対大丈夫!」「絶対にできる!」という確信。そのような「ゴール達成能力の自己評価」のことをエフィカシーといいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴールを設定しエフィカシーを高めている間に現状に対する不満(=認知的不協和=エネルギー)が湧き上がってきたら、その不満を冷静に分析してみましょう。「冷静に」とは「情動を排除し、論理的に」という意味。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 分析といっても、次の2つのどちらなのかチェックするだけで大丈夫。2nd. Stepで「不安」を分類したのと同じ要領です。

 F-218:不安と不満のはざまで2nd. Step;絶対大丈夫!>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27624719.html

 

「自分の現状に対する不満」か? それとも「他人に対する不満」なのか?

 

 自分の現状に対する不満とは、「なかなか成績が上がらない」「思い通りに行動できない」「わかっちゃいるけどやめられない」といったもの。自分の行動は、自分の意識次第でいくらでも変えられます。行動が変われば状況が変わり、不満は解消に向かいます。

つまり、自分の現状に対する不満は完全にあなた次第であるということ。その場合、不満は「ゴールに向かう原動力」です。

F-032:ある医師の勇気に触れて学んだこと ~〇〇〇→思考→言葉→行動→習慣→性格→運命→〇〇→~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9366814.html

 

 なかなか意識が変えられない時は、「私はこんなに頑張っているのに」という思いがないか確認してください。「こんなに頑張っている」は「だから私は悪くない」に変わり、いつしか「きっと〇〇のせいだ」を経て「絶対に〇〇が悪い」に変わっていきます。

「他人に対する不満」が他人を責める「他責」になってしまうと、あなたは自分の意識を変えることが困難になり、行動を変えられなくなります。「だって私は全然悪くない」のだから。

S-04-08~10:自分を変えることができない理由

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22890937.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22962354.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23031314.html

 

 不満という感情をコントロールする秘訣は、1)「自分は悪くない」という思いを捨て、2)「自分の方こそ何か悪い点や至らないことがあるのではないか?」と内省することです。

 自分を客観的に見つめ直すからこそ、人はスコトーマ(心理的盲点)を外すことができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのことを幕末の萩藩士 吉田松陰は「反求(はんきゅう)」「在身(ざいしん)」と説きました。下記リンク記事で関連するワークを紹介しています。ぜひ心に留めておいてください。これから大人になっていくあなたにとって、とても大切なワークですよw

 S-04-17~18:反求と在身

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23437901.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23512794.html

 

 

 先ほど「『私はこんなに頑張っているのに』という思いがないか確認してください」と書きました。もしも「頑張っている」に気づいたときは、ゴール設定に失敗していると思ってください。Have toが紛れ込んでいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

一度だけ「私らしくなかった」とセルフトークをして、すぐにゴールを再チェックしてみましょう。

 

    本当にwant toか?

    しっかり納得して決めたことか?

    止められてもやりたいことか?

    他人や社会の評価を気にしていないか?

    「自分だけよければいい」というものではないか?

    社会性はあるか?

    理想的な現状ではないか?

    人生の大きな目的にあっているか?

 

 ゴールが大丈夫そうなら、次はゴール側のコンフォートゾーンをつくりなおしてみましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

「私は〇〇していてうれしい/楽しい/誇らしい」とセルフトークを行いながら、ゴール(未来)側の自分の姿をイメージしてください(ビジュアライゼーション)。

言葉(word)を使って映像(picture)を強化していきながら、そこに情動(emotion)を貼り付けていきます。そのコツは「リラックスし楽しむこと」です。

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 イメージの(I)臨場感が高まるほど(V)、そのイメージは現実化していきます(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 なぜなら、人間のマインド(脳と心)には「臨場感が高いイメージを現実とし、そこに自分の意識や行動を合わせようとする性質」があるから。

 現状の外にゴールを設定し、そのコンフォートゾーンを維持できれば、自然と行動が変わり、あなたは不満だらけだった状態からいつの間にか抜け出しています。まわりに満ちあふれている希望をますます感じ取ることができるでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

  

その後は「VW」!

F-125VW

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21491696.html

 

F-221につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

―関連記事-

S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

Q-226ReplaceしたらそれがDominantになればいいのですかね?

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

質問の一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Qゴールに向かって楽しめている自分を実感する事が出来て、まさにI×V=Rを体感した気がします。過去の記憶に支配されたDominant PictureReplace出来そうな気がしました、イヤ、します。

ReplaceしたらそれがDominantになればいいのですかね?

 

A:結論から言えば「No」。

 以下、一般~コーチング入門者向けに解説します。

 

 コーチングにおける作業をシンプルに表現すると「ゴールを設定し、エフィカシーを上げる」。これが基本です。

 

 ゴールとは 1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そのようなゴールを達成するための自分の能力の自己評価がエフィカシーです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 「エフィカシーが高い」とは「ゴール達成を確信している状態」のこと。だからエフィカシー=確信度。さらに私はエフィカシー=確信度=覚悟だと思っています。

 F-100:芸術は爆発だ!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

ここで重要なことは「その確信/覚悟に根拠(ワラント)はいらない」ということ。

むしろ根拠を思いつくときは「現状の中ではないか?」「理想的な現状なのではないか?」と疑うべきです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 「現状の外」にあるゴールは「今までの私」のままでは絶対に実現できません。実現どころか、想像することさえできません。スコトーマに隠れ、そもそも認識できないからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「今までの私」のことを、コーチングではブリーフシステムと言い表します。

ブリーフ(belief)とは、信念のこと。具体的には「感情的に受け入れた主張、声明、教義、主義」「その人にとって物事に対してこうあるべきだと信じている姿」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 人は、そのブリーフを基礎とする3つの要素(軸)によって思考しています。「言葉(words)」「映像(pictures)」「感情(emotions)」です。その映像が「Dominant Picture」。そして、ゴールにより新たに生みだされる映像が「Replacement Picture」です。

 

 以下、苫米地式コーチング認定グランドマスターコーチ 田島大輔さんの著書「マインドの教科書」(開拓社)より引用します。

 

 支配的な映像(Dominant Picture

 自分が向かっていく先の映像

 無意識に保存されている情報の中で、最も臨場感の高い自己イメージやリアリティは、支配的な映像となって、私たちの行動の基準となります。

 人間には目標に向かって進んでいくというテレオロジカルな性質があります。そのため、常に向かっていく目標物を探しており、その際に目標物となるのが、無意識に保存されている支配的な映像です。

 人間は、その支配的な映像の通りに、又はその支配的な映像に向かって行動します。そのため、支配的な映像が変わらない限り、同じパフォーマンスが繰り返されます。

 未来を変えたければ、支配的な映像を変えるための「置き換えの映像(Replacement Picture)」が必要となります。

 

 置き換えの映像(Replacement Picture

 ハビット、アティテュード及び信念を変えるためのマインドの中に保存される新しい映像

 無意識に保存されている自己イメージやリアリティは、支配的な映像(Dominant Picture)となってハビットやアティテュードに強い影響を与えています。私たちは、その支配的な映像の通りに、またはその支配的な映像に向かって行動しています。そのため、支配的な映像が変わらない限り、同じパフォーマンスが繰り返されます。

 いままでとは違うパフォーマンスや成果を手に入れたければ、支配的な映像を置き換える必要があります。この支配的な映像を置き換えるための新たな映像を、置き換えの映像(Replacement Picture)といいます。

 引用終わり

 

 

 I×V=Rを体感した」というのは、ゴールが生みだす「Replacement Picture」が「Dominant Picture」に置き換わったことをあらわすはずです。その新たな「Picture」に向かって無意識がフルに働く結果、ゴールのイメージ(I)の臨場感が上がり(V)、現実化していきます(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 もしもかつてのゴール(I)を達成したなら/達成しそうになったなら(R)、すぐに新たなゴールを設定してください。さらなる「現状の外」に。

 そうでなければ、やがてエネルギーを失ってしまいます。その先に待つのは「絶望しかありません」というセルフトークかもしれませんよ。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

  

Dominant Picture」を更新し続けるからこそ(Replacement)、エネルギーと創造性が無尽蔵に生みだされ続ける。その結果、EvolutionsRevolutionsが実現していく
 

それが私の確信であり、覚悟です。

 F-208:マトリックス/Matrix -03Revolutions;脳の呪縛を解き放つ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27063566.html

 

御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 「エフィカシーが高い」とは「ゴール達成を確信している状態」のこと。だからエフィカシー=確信度。さらに私はエフィカシー=確信度=覚悟だと思っています。

ここで重要なことは「その確信/覚悟に根拠(ワラント)はいらない」ということ。

むしろ根拠を思いつくときは「現状の中ではないか?」「理想的な現状なのではないか?」と疑うべきです

 

 だからといって、論理的思考は不要というわけではありません。とくに抽象度を下げながら実装する際には、必ず論理が必要になります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 だから私は、ディベートを学ぶことをお勧めしています。現代ディベート論理は「トゥールミンロジック」と呼ばれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 詳しくはこちらをどうぞ↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

  

 誰もが論理を極めた上で論理を超越している

 

 そんな未来のイメージ(超論理)を私は思い描いています。「Replacement Picture」として。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

-関連記事-

F-215:これりすくん

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27469761.html

 

 

マインドの教科書




Q-225:ラベリングにおけるゴールに関連があるないの判断基準はエンドステートでの自分の姿なのでしょうか?

 

ラベリングに関する御質問をいただきました。ありがとうございます。

質問の一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 *「ラベリング」について、まずはこちらをどうぞ↓

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 

Q:ラベリングにおけるゴールに関連があるないの判断基準はエンドステートでの自分の姿なのでしょうか?

つまりゴール自体は漠然としているはずなのでラベリングの判断に迷ってしまう可能性がありますが、ゴールを達成している自分の姿は臨場感を持っているはずなので瞬時にラベリング出来ると思います。お時間ある時に教えて貰えると助かります。

 

A:私は「ゴール側に意識がある」だけでいいと思っています。ラベルが正しいかどうかさえ気にしていません。

 

 

 質問者への私の回答は上記のみ。

知識も経験もあるコーチなので、シンプルに回答しました。私の意図は十分に伝わっているはずです。

 

 

 このブログ記事では、一般~コーチング入門者向けに少し掘り下げます。

 (ちなみに、「シンプル」は抽象度が上がる方向性、「掘り下げる」は抽象度が下がる方向性です)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 「『ゴール側に意識がある』だけでいい」と気軽に書きましたが、じつは、それは簡単なことではありません。いくつかチェックポイントがあります。

 Q-060:「気軽」という言葉の奥底に潜むもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13215570.html

 

 1つ目のチェックポイントは「時間観」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

「ゴール側」とは未来のことですが、多くの人の無意識は「このまま続く時間延長線上」に未来を想定しています。それは「過去→現在→未来」という時間観に基づく未来。

コーチングにおいては「このまま続く未来」は現状(SQStatus Quo)のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837953.html

 

2つ目のチェックポイントは「ブリーフシステム」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

私たちが認識している世界は記憶の合成です。つまり過去。しかもその過去には他人のモノサシや社会の価値観がたっぷり刷り込まれています。

よって、「他人や社会によってつくられた過去を認識している」ことをいつも意識に上げておくことが重要。それが「リアリティを上げて、常にそれをコントロールする」ということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 3つ目のチェックポイントは「コンフォートゾーン」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「目の前の世界は他人や社会によってつくられた過去」でした。その過去の延長上の未来(=SQ)は、やはり過去です。その過去が生みだす「私ってこんなもの」「私たちはこんな感じ」というイメージが決める空間(範囲)がコンフォートゾーン。

 コンフォートゾーンでは、リラックスした状態でいられ、IQが上がり、パフォーマンスを存分に発揮することができます。その一方で、コンフォートゾーンは、さらなるブレークスルーを阻害する強力なリミッター(=現状維持の壁)にもなってしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

コンフォートゾーンは「これまでの自分」や「現実的な未来(=現状)」のことです。

私たちは限られた世界(コンフォートゾーンの中)しか認識することができず、コンフォートゾーンの外にある「無限の可能性に満ちた自分」や「真実の夢」を感じることができません。

それが4つ目のチェックポイント「スコトーマ」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

では、未来側からブリーフシステムをつくりなおし、コンフォートゾーンをずらし、スコトーマを外すためにはどうすればいいでしょうか?

 

 もちろん、答えは「ゴール設定」です。

ゴールは 1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)“現状の外”に設定するもの。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 さらに、ゴールは人生のあらゆる領域にまんべんなく設定します。バランスホイールです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

バランスホイール

 

 御質問中の「エンドステート」とは「ゴール達成のためにやるべきこと」。アサンプション、アサンプションアップデート、コース・オブ・アクション(COA)と合わせ、下記ブログ記事で確認してください↓

 Q-072:不言実行はなぜ大切なのか? 有言実行は本当に間違っているのか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 

 最後にもうひとつ。

 私はラベリングとともにアファメーションやビジュアライゼーションを行うことを勧めています。

 

ビジュアライゼーションのコツは「主観的な視点」。

「第三者的な視点」や「客観的な視点」でビジュアライゼーションを行うと、内なるドリームキラーが生まれやすくなります

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

...と苫米地博士が書かれていますw

詳しくは「新・夢が勝手にかなう手帳 2021年度版」(Club Tomabechi)の「付録2」を参考にされてください。

 

御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳2021年度版



F-219:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <3rd. Step;覚悟を決める!>

 

 若い頃の私は、「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

無理に押さえつけようとする力に猛烈に反抗する感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして贈ります。

 1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

2nd. Step;絶対大丈夫!>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27624719.html

 

 

3rd. Step;覚悟を決める!

 

 コーチングを学び実践すると、あなたはゴールを自由自在に設定することができるようになります。そして、ゴールに向かいながら「不安」をコントロールすることができるようになります。

 だから、絶対大丈夫!

 しかしながら、ゴールを設定すると、すぐに次の壁(課題)があらわれます。

 

 その壁(課題)とは「ドリームキラー」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 

 先日、突然、我が家のキッチンの電球が切れました。同じ電球が3つならんでいるうちの1つです。新しい電球を準備していたので、すぐに交換することができました。

 

 なぜ準備していたのだと思いますか?

 

 答えは「そのちょっと前に隣の同じ型の電球が切れたから」です。「きっと近いうちに残り2つも切れるだろう」と予想し、ちゃんと準備していました。残りの1つもすぐに交換することができます。

 

 過去に起こった出来事を踏まえ、仮説を立て、対策を立てる

 

このような情報の分析と次の展開の予想に使われる思考法に「エクスプラネーション・パターン法」というものがあります。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

例えば地震や火山の噴火など、自然災害への対策にはこの「エクスプラネーション・パターン法」がとくに役立ちます。災害は物理空間で起こる出来事だから。

人でいえば老病死(+生で四苦)は物理空間での現象です。だから、「エクスプラネーション・パターン法」を用いてしっかり備えることができます。

 F-215:これりすくん

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27469761.html

 

物理空間とは、情報量の大小という軸で宇宙をならびなおしたときの底面のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その「情報量の大小という軸」が抽象度(ちゅうしょうど)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 論理的にシンプルにまとめると、

 過去の経験(データ) →未来予想(ワラント) →対策(クレーム)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 あるいは、

 過去の経験(データ) →課題を発見(ケースサイド) →課題を解決(プランサイド)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 いずれにせよ、その根底には「時間は過去から現在、現在から未来に流れる」という時間観があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

 しかしながら、私たち人間の思考は違います。前回話したとおり、人類は時空や論理を超越した存在です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 実際のところ、私たちは「未来から現在、現在から過去へ」と向かう時間の流れを生きることができます。まるで波乗りを楽しむように。

 例えば、あなたの家庭では食事の献立を前もって決めているはずです。「〇〇を食べている」という未来が先にあり、「こんな調理をしている」「あの食材を準備している」という現在が決まってくるのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20779462.html

 

未来が「因」、現在が「果」

 

 では、人はなぜ時空や論理を超越することができるのでしょうか?

 

 答えは「マインド(脳と心)があるから」。もっと正確にいうと「進化の結果、情報空間にまでホメオスタシスが働いているから」。

 

「ホメオスタシス」とは恒常性維持機能のことです。

あなたは外が暑くても、あるいは急に寒くなったとしても、体温を一定に保つことができますよね。同じように血圧や心拍、呼吸など体のありとあらゆる働きが最適な状態に保たれています。それがホメオスタシス。

 意識していなくても呼吸を続けられるのは、ホメオスタシスが働いているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 

 そのホメオスタシスは、人間の場合、物理空間から情報空間にまで拡張しています。ゲームをしながらドキドキしたり、時間を忘れるほどYouTubeに没頭できるのは、仮想的な情報の世界にもホメオスタシスのフィードバックが成立しているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 

 そのホメオスタシスフィードバックの強度を決めるものが「臨場感」です。臨場感が強いほど、ドキドキやワクワクが強くなります。

 つまり、臨場感が“現実”を決めているのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 最初に(F-2171st. Step)「わかっちゃいるけどやめられない」ことについて話しました。「やめられない」のは情報空間に強い臨場感を感じているから。

とても重要なので今回も繰り返しますが、「最も臨場感が高いイメージがそのときのリアル」です。

PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 若いあなたは、心の力によって、「未来の自分」を臨場感豊かに想像することができます。まるで献立を決めるように。

そして、課題を克服しながら「未来の自分」を創造し、本当に現実化することができます。いつもの食事のように。

過去の呪縛や不安よりも、未来の希望や期待に対して、遥かに大きく強い臨場感を感じることができるからです。本当は。
 それが若さの特権!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

あなたの御両親が子どもだった頃に流行った歌でいうと↓

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 物理空間から情報空間に、そして過去の呪縛から未来の(本来の)自由に向かいはじめるのが思春期です。
 (念のため。物理空間も情報空間ですよ。底面です)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

思春期は心躍るような気持ちでますます輝くときですが、一方で何かに押しつぶされそうな気分に苦しむときでもあります。輝きは前回取り上げた未来(ゴール)側のブリーフにより、苦しみはこれまでのブリーフへのとらわれや自分という存在への問いにより生じます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 自分という存在への問い それをスピリチュアルペインと呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 あなたのスピリチュアルペインは、やがてまわりの大人たちも苦しめることになります。

 

「すべては縁起であり、あなたの苦しみはあなただけのものではないから」 それが1つ目の理由。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 2つ目の理由は「思春期の若者たちとの縁によりスコトーマが外れてしまい、大人たち自身が自分のスピリチュアルペインと再び向き合うことになるから」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 子どものことを本気で案ずる親ほど、じつは、強烈なドリームキラーになってしまいがちです。

 Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

 

 コンフォートゾーンが崩れてしまうことが、その大きな要因です。今まで親子で共有してきたコンフォートゾーンが「現状維持の壁」を生みだし、その「壁」が崩れることで痛みを感じるのです。“仲のいい親子”であるほど、より強力に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 コーチングを学び実践すると、あなたはゴールを自由自在に設定することができるようになります。そして、ゴールに向かいながら「不安」をコントロールすることができるようになります。その次にあなたが心がけることは「覚悟を決める」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 「覚悟を決める」とは、自分の自由意思で決めたゴールに責任を持ち、ドリームキリングに立ち向かうということ。

 S-04-05:自責の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 「立ち向かう」とは、決して戦うことではなく、もちろん逃げることでもありません。動物的な「ファイト・オア・フライト」に陥ることなく、ひとりの人間として理性的に振る舞うということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 ゴールに向かう覚悟(&責任)が、スピリチュアルペインを克服する力の源です。そして、あなたのスピリチュアルペイン克服の過程は、まわりの大人たちをも救うことになります。

ドリームキラーは、やがて強力なドリームサポーターに変わるでしょう。

 Q-112:ドリームキラーを気にせずに前進するために

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854056.html

 

 すべては縁起です。すべてがつながっています。

あなたのエネルギーと創造性と気づきは、あなただけではなく、まわりも明るくあたたかく書き換えていきます。まわりの大人たち自身のスピリチュアルペイン克服を、あなたの情熱(passion)が手助けしていくことになるから。

 だから、自分だけでなく、縁ある大人たちのためにも覚悟を決めてください。

その覚悟が、鹿児島の大先輩 せごどん が語った「克己(こっき)」のはじまりです。

 F-052~:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

F-220につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

―関連記事-

S-04-10:自分を変えることができない理由 -3

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23031314.html

F-180:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart-5;個のwell-beingから社会全体にひろがるwell-being

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25365643.html

Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 

Q-224:コーチングが重要なのは理解しているが、医療現場は忙しすぎて実践できない 後編;本質的な原因は?

 

 医療・介護の現場からコーチングに関する講演や研修の依頼をいただいたとき、必ずといっていいほど取り上げているのが「トータルペイン(全人的苦痛)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

「身体的」「心理・精神的」「社会的」「スピリチュアル」という4つの苦痛について説明し、それらをトータル(total)とみる視点や視点の移動についてお伝えしています。

「視点」とは抽象度のこと、「視点の移動」とは抽象度を上げることです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 先日も地域の安全と安心を支えている大病院で、「トータルペイン(全人的苦痛)」や「抽象度」について話をさせていただきました。その際、このようなコメントをいただきました。

 

コーチングが重要なのは理解しているが、医療の現場は忙しすぎて実践できない

 

 医療現場の過酷さを知る医師兼コーチとして、一般向けに回答させていただきます。

 前編;何にwell-beingを感じるか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27659615.html

 

 

後編;本質的な原因は?

 

 つまり、マインドについて教わりながら“現状の外”へのゴール設定を強力にサポートしてもらう本物のコーチングなしでは、シンのwell-beingは決して実現しないということ。

 「医療の現場は忙しすぎて実践できない」は紛れもない事実ですが、「忙しすぎる」が問題の本質ではないはずです。最大の問題(課題)は、「本物のコーチングがスコトーマに隠れていること(わからないこと)」であり、「本物のコーチにアクセスできないこと」だと私は思っています。

 

 

 ところで、ディベートで「問題の本質」を何というか御存知でしょうか?

 

 答えは「インヘレンシー(内因性)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

インヘレンシーというのは「ハームの内因性の論理」です。

否定する側から見た場合、そもそもハームが「現状(Status Quo)」に内因的であるのかどうか、したがってそもそも論題を採択することでのみハームは解決するのかということを指します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808495.html

 

「現状」が肯定側のプランなしでもハーム(問題)を解決することができるのであれば、肯定側のプランはいらないという論理でもあります。もしくは、「現状」を維持すれば問題が修復されるのであれば、そんなものはハームではないという論理です。

逆に、肯定側から見れば、「現状」に内因的であるならば、これは放っておいてもなおらない。それなら肯定側のプランを採択しなければならないという論理です。

 

よって、インヘレンシーは、ハームの本質的な原因は何かという議論といえます。

 

今回のテーマでは、「医療の現場でなかなかコーチングが実践できないのは忙しいからなのか?」「忙しさを解決できたら、医療現場でもコーチングの実践ができるのか?」ということ。

 

インヘレンシー(内因性)はさらに、「構造性インヘレンシー」「行動性インヘレンシー」「実存性インヘレンシー」の3種類に分けることができます。

(ちなみに、これは「抽象度が下がる」=「より具体的になる」方向性です)

 

 

1つ目の「構造性インヘレンシー(Structural Inherency)」とは、法律、条約、判例、閣議決定、省令その他の法もしくは法に順ずる「障害(Barrier)」があり、現状では肯定側のプランを採択しようがないという論理です。サブタイプとして「構造ギャップインヘレンシー(Structural gap Inherency)」があります。これは法的な阻害要因ではないが、過去の立法の不備などで、そのままでは現状の中で肯定側のプランを採用しようがない場合のこと。

 

現在、「医療・介護の現場にコーチングを導入してはならない」といったような障害(Barrier)はありません。反対に、法律で「医療機関や介護施設はコーチングを実践しなければならない」や「常勤のコーチを配置しなければならない」といったことが決まれば、コーチングの実践はしやすくなるかもしれません。

しかし、私はコーチングの義務化には反対です。

コーチングそのものが、want toではなく、have toになってしまいかねないから。それでは本末転倒。私はその怖さを身をもって体験しました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 

まずは保険点数的なインセンティブ(=予算)を期待したいところです。「ニンジンぶら下げ方式」(←プライミング)っぽいですが、それは「構造ギャップインヘレンシー(Structural gap Inherency)」を解決するための一助となるはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987549.html

 

 

 2つ目の「行動性インヘレンシー(Attitudinal Inherency)」とは、政権の思想や主義などにより、現状では肯定側のプランは採択されることはないという論理です。「Attitudeは『態度』だが行動性と訳すほうが五感としてあっている」と苫米地博士はおっしゃっています。

 

 コーチングで「Attitude」というと、「無意識の判断」のこと。その判断基準は情動を伴った体験の記憶でつくられています。そう、ブリーフシステム(Belief SystemBS)のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ブリーフシステムは日々強化されていきます。昨日までの記憶で今日を生き、今日の記憶を加えて明日を生きるからです。その過程で認識するものは全て「過去」。つまり、最も経験豊かなベテランほど「過去に囚われがちで危険」といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

組織のトップが過去に拘泥したままだと、その「思想や主義」により「コーチングの実践」は難しくなります。難しいどころか、確実に潰されるでしょう。ドリームキリングです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

反対に、トップやその周辺の人たち(私の経験でいうと“経営陣”)に理解と覚悟があれば、必ず道は開きます。トップとは、国レベルなら総理や厚労相、地域レベルなら医師会長、病院なら院長や部門長のことです。

「理解」とはゴールが生みだすビジョンの共有のこと。私の言う「覚悟」とはエフィカシーです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

「実存性インヘレンシー(Existential Inherency)」とは、なんらかの問題(ハーム)が現実問題として現状に継続しているというハームの実存性から、放っておいても問題解決は現状ではあり得ないという論理です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935992.html

 

ハーム(例:トータルペイン)が実際に存在しているのに、現状で肯定側のプラン(例:コーチングの実践)が実行されていないということは、何か見えない要因が肯定側のプランの採択を阻害しているに違いないという論理です。それは「本当の問題(課題)がスコトーマに隠れている」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

「解決(plan)がわからない」のではなく、「問題(case)に気づいていない」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

さらにいうと、「『問題に気づいていない』ことに気づいていない」。仏教でいう無明です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html

 

 「気づいていない」ことに気づいていない医療・介護現場が抱えている本当の問題(課題)が「本物のコーチングがスコトーマに隠れていること(わからないこと)」と「本物のコーチにアクセスできないこと」であるというのが私の考えです。

 

 

今回取り上げたインヘレンシー(内因性)とは、「肯定側のプランを採択する以外の方法ではハームを解決することができない」という論理でした。まとめると、

 

コーチングの実践なしではスピリチュアルペインを含むトータルペインを解決することはできないため、医療・介護業界がコーチングを知り、コーチにアクセスできるようにする必要がある

 

 それが私の主張(claim)であり、切なる願いです。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 今回の記事は、私の師である認知科学者 苫米地英人博士の著書「ディベートで超論理思考を手に入れる」(CYZO)を参考にしています。

 現代ディベート論理は「トゥールミンロジック」と呼ばれています。そのトゥールミンロジックは、ヒーリングやコーチングはもちろん、医療にも大変役立ちます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 論理脳を駆使して最短時間で最適解を見つけられるようになるから。そして、論理脳を極めることで論理という系の外に出て自由になることができるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 「系の外」とは現状の外のこと。ゴール側から新たな“自分”を作りあげることができるという自由を手に入れると、人はどんどん元気になり、ますますクリエイティブになります。

 

 

-追記2

コーチングの実践なくしてスピリチュアルペインを含むトータルペインを解決することはできないため、医療・介護業界がコーチングを知り、コーチにアクセスできるようにする必要がある

 

 上記はディベートでのケースサイド。それは「問題を見つけること」。

 そして、「見つけた問題を解決すること」がプランサイドです。

 

 本来はプランがなければケースを叫んではなりません。かえって現状維持が強まるから。

 私のプランは、もちろん“現状の外”。それは「忙しすぎて実践できない」という問題(課題)も解決するはずです。2022年の最重要課題とし、取り組みを加速させるつもりです。経過はこのブログで報告します。

 F-140~:不要不急

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400247.html

 

 

-関連記事-

S-01~:よりよい“議論”のために

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124527.html

 

 

DrT ディベート本

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: ディベートで超論理思考を手に入れる 超人脳の作り方 eBook : 苫米地 英人:

 


Q-223:コーチングが重要なのは理解しているが、医療現場は忙しすぎて実践できない 前編;何にwell-beingを感じるか?

 

 医療・介護の現場からコーチングに関する講演や研修の依頼をいただいたとき、必ずといっていいほど取り上げているのが「トータルペイン(全人的苦痛)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

「身体的」「心理・精神的」「社会的」「スピリチュアル」という4つの苦痛について説明し、それらをトータル(total)とみる視点や視点の移動についてお伝えしています。

「視点」とは抽象度のこと、「視点の移動」とは抽象度を上げることです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 先日も地域の安全と安心を支えている大病院で、「トータルペイン(全人的苦痛)」や「抽象度」について話をさせていただきました。その際、このようなコメントをいただきました。

 

コーチングが重要なのは理解しているが、医療の現場は忙しすぎて実践できない

 

 医療現場の過酷さを知る医師兼コーチとして、一般向けに回答させていただきます。

 

 

前編;何にwell-beingを感じるか?

 

発言者が「コーチングが重要なのは理解している」のは紛れもない事実。なぜなら、その発言は私を招いてくださった名誉院長のものだから。スタッフの皆さんのために、そして患者さんやその家族のために、「コーチングを学び、実践してほしい」という強い思い(情熱)を抱いていらっしゃいます。

 F-162:コーチの視点で考察する“青春” ~心の若さと体の関係~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24205164.html

 

 だからこそ、「忙しすぎて実践できない」という現実に対して歯がゆい思いを感じていらっしゃるのだと思います。「歯がゆい思い」とは認知的不協和のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 上手くマネジメントすると、認知的不協和はエネルギーと創造性の源になります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 そのために、まずはゴール設定!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

止められても成し遂げたいゴールがあるから、スコトーマを外して課題を見つけることができ(case)、エネルギーとクリエイティビティを全集中して解決することができます(plan)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 その過程そのものが「スピリチュアルペイン」の克服であり、「スピリチュアルwell-being」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

私は、まずは医療従事者が自身の「スピリチュアルペイン」に気を向けてほしいと願っています。その結果として、身体的に、心理・精神的に、そして社会的にwell-beingになっていくことができると信じているからです。「トータルwell-being(全人的幸福)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html

 

 御承知のとおり、「健康」の定義とは「身体的に、心理・精神的に、スピリチュアルに、社会的に、『完全に良好(well-being)なダイナミックな状態』」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859675.html

 

 

WHO 健康の定義


 つまり、医療の目的は「well-being」。そして、コーチングの目的も「well-being」といえます。シンプルに考えると。

 

その「well-being」は完全に各人のマインドによります。自己評価です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 人間が感じる「well-being」とは、本能に基づいたものではなく、高次の情報空間に見いだすもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それは脳内にドーパミンが放出されて変性意識状態に入り、深い自己催眠にかかっていくことで実現されていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15549035.html

 

 それ故に危険も生じます。

well-being」を感じるように催眠をかけるのは自分自身ですが、「何にwell-beingを感じるか?」は他人のモノサシであり、社会の価値観に由るからです。

 プラス(うれしい・楽しい等)やマイナス(悲しい・悔しい等)の違いがあるにせよ、強烈な情動を伴った体験の記憶が「何にwell-beingを感じるか?」という判断基準を作ります。さらに、「〇〇は△△するものだ」「□□でなければならない」といった社会からの刷り込みが、その判断基準を強化していきます。

 S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/17563396.html

 

お気づきですか?

 

 そう、その「何にwell-beingを感じるか?」こそがブリーフシステムであり、“人格”と呼ばれるもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ブリーフシステムは過去の情動記憶と情報の記憶でつくられるので、「何にwell-beingを感じるか?」も過去の延長線上に限定されます。通常は。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 だから、「まずはゴール設定!」なのです。

 ゴールは 1)心から望むもので、2)自分中心を捨て、3)現状の外 に設定するもの。

 “現状の外”は定義上スコトーマに隠れているため、これまでのブリーフのままでは決して見いだすことができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 つまり、マインドについて教わりながら“現状の外”へのゴール設定を強力にサポートしてもらう本物のコーチングなしでは、決してシンのwell-beingは実現しないということ。

 

 「医療の現場は忙しすぎて実践できない」は紛れもない事実ですが、「忙しすぎる」が問題の本質ではないはずです。最大の問題(課題)は、「本物のコーチングがスコトーマに隠れていること(わからないこと)」であり、「本物のコーチにアクセスできないこと」だと私は思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

Q-224につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 プラス(うれしい・楽しい等)やマイナス(悲しい・悔しい等)の違いがあるにせよ、強烈な情動を伴った体験の記憶が「何にwell-beingを感じるか?」という判断基準を作ります。さらに、「〇〇は△△するものだ」「□□でなければならない」といった社会からの刷り込みが、その判断基準を強化していきます

 

そのような社会による刷り込みや方向付けを「生権力」と考えることができます。英語では「Bio-Power」です。

F-061~:バイオパワー(生権力)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 バイオパワーはピュアなwant toを重苦しいhave toへと変えてしまいます。いつの間にか、気づかないうちに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「不安・恐怖」「義務感」「罪悪感」を生みだし、心を蝕んでいきながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 そんな「生権力/Bio-Power」に打ち克つためにも、「まずはゴール設定!」といえます。

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124524.html

Q-073~201808月医療講演会レポート

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_318161.html

Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

 

 

F-218:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <2nd. Step;絶対大丈夫!>

 

 若い頃の私は、「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

無理に押さえつけようとする力に猛烈に反抗する感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして贈ります。

 1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

 

2nd. Step;絶対大丈夫!

 

 誰もが、とても大切な存在(部分)で、すごく重要な関係(全体)の一部。誰が欠けても全体は成り立ちません。それが宇宙の理です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 だから、大切な人たちのために、その中心である自分自身のために、しばらく逆腹式呼吸とイメージングを続けてください。

 

 リラックスしてきましたか?

すっかり心身が軽くなったと思ったら、続きを読み進めてください。

 

 

それでは大切なことを話します。びっくりしないで聞いてください。

 

 「どうせ私なんか」と思うときの「私」とは、じつは、本当のあなたのことではありません。「私はすごい」と感じる時の「私」も同じ。

 

 それらの「私」は、これまでの人生でまわりから浴びせられてきた言葉で作り上げられたイメージにすぎません。「まわり」とは親であり、先生であり、友人たち つまり、すべて他人。さらに人だけではなく、常識や決まり事、価値観といった社会からの刷り込みも含まれます。

 

 それが「私」の正体。「私」とはブリーフシステム(BSBelief System)のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

時間でいえばすべて過去。だから「どうせ私なんか」など考えるだけ無駄。その「私」はそもそも本当のあなたではないのだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 あなたが直面しているクライシス(危機)、そして今感じているネガティブな思いは、むしろチャンスだといえます。他人および過去の記憶でつくられた「私」から抜け出すためのチャンスです。

「クライシス(crisis)」の語源はラテン語の「Krisis」で、その意味は「転換点」。実際、クライシスはチャンスに変えることができます。すべてマインド(脳と心)次第です。

 F-035~:クライシス(危機)の本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_395184.html

 

もしも他人のモノサシや社会からの刷り込みで作られた「私」を肯定してしまったなら、あなたはますます過去から抜け出せなくなるでしょう。自分の頭で考えているつもりでも、「私」が他人であり過去である以上、その言動は必ず「無人運転」「自動運転」です。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 先ほど「『私』とはブリーフシステム(BS)のこと」と書きました。BSとは「認識・理解・評価・判断のパターン」のこと。それは「未来を予測する期待のパターン」であり、「個人の心理的特性(人格)」でもあります。

 もしも未来予測が恐怖と結びつくものであれば、人は不安を抱きます。不安とは「未来の恐怖の予期」のこと。悲しみや怒りは過去の出来事から起こりますが、不安は想像上の未来から生じます。

 そして今、世界中のあちらこちらで、若者ほど不安に襲われ苦しんでいます。
 (その理由はこちらで↓)

 F-129The Sweet Hello, The Sweet Goodbye -1;不安に襲われる若者、希望を失う老人

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21892496.html

 

 不安とは「未来の恐怖の予期」

 

 つまり、不安を感じるには時間と空間を超えた予測や推論を行うことが不可欠ということ。それは大脳、とくに前頭前野が発達した人間だけができることです。不安は情報空間に強い臨場感を感じることで自ら生み出しているのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

とても大切なことなのでしっかり理解して欲しいのですが、前回も述べたとおり「最も臨場感が高いイメージがそのときのリアル」です。

PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

情報空間をリアルに感じられる人間は、どんな動物よりもエネルギーと創造性に満ち溢れています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 一方で、そのエネルギーと創造性は、不安によって簡単に失われていきます。自分や大切な人たちを傷つけながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 

 もう少しブリーフシステムと不安の関係を掘り下げてみましょう。

 ブリーフシステムとは、シンプルに表現すると「AならばBAB)」という因果関係のパターン認識のこと。そのパターンが自我や世界観を形成する基礎となります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 何かを体験し情報が入力されると、脳はそれをブリーフシステムと照らし合わせて評価します。その結果、「この情報が入ってきたということは(A)、将来このような恐怖体験が起きるかもしれない(AB)」という推論が行われ、不安が生じるのです。

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

 私がよく説明する「ファイト・オア・フライト」は、恐怖や不安によって「人を人たらしめる前頭前野(理性)」より「動物的な大脳辺縁系(情動)」が優位になってしまう状態です。それはまさしく「戦うか、逃げるか」というような心理状態。一時的にIQが低下しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 もしも「ファイト・オア・フライト」に陥りそうになったら(陥ったなら)、まずは呼吸を意識に上げてみましょう。前回話したように。

 全身の力を抜きながらしばらく呼吸を続け、「エネルギーに満ちた私」をイメージしなおしてみましょう。

 F-217:不安と不満のはざまで1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

その後はこのようにセルフトークしてください。「絶対大丈夫!」と。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 たとえ「ファイト・オア・フライト」を防ぐことができたとしても(すぐにリカバーしても)、ブリーフシステムの推論による強い不安は継続するかもしれません。回復したIQによって未来のひとつの可能性(possible world)に恐怖を感じてしまうことで。

 すると、心が落ち着かない状態が続きます。表情がこわばり、やがては「胸が苦しい」など身体的症状も出現するでしょう。そもそも心と体は同じものなのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 そのような時もこうセルフトークしてみましょう。「絶対大丈夫!」。

 

 そうして落ち着きを取り戻したなら、その不安が「感じてもいい不安」なのか、それとも「感じる必要のない不安」なのか考えてみましょう。

 

 「感じてもいい不安」とは、「老い」や「病気」「死」に対する不安のこと。

生きている限り自分ではどうすることもできないことが必ず起こります。そんな時に生じる不安をしっかり受け止め向き合うからこそ、人は思考を深め自らの人生の意味を見いだすことができます。それはスピリチュアルペインの克服です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 実際のところ、ほとんどの不安は「感じる必要のない不安」です。

 その理由は「知識不足により未来をしっかり推論できない」からか、あるいは「(推論できても)対処が思い描けない」から。前者は問題の発見(ケースサイド)に、後者は解決の仕方(プランサイド)に課題があるといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 その2つをさらに抽象度を上げて考察すると、ほとんどが「ブリーフシステム(BS)が誤っている」という理由に行き着きます。「誤っている」とは、「BSが他人のモノサシや社会の価値観で作られている(しかも過去)」という意味であり、「本当の“私”ではない」ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 では、どうすれば「本当の“私”」になり、不安を克服することができるのでしょうか?

 どうやったらシンの自由を手に入れることができるでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 そう、答えは「ゴール設定」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 コーチングを学び実践すると、あなたはゴールを自由自在に設定することができるようになります。そして、ゴールに向かいながら「不安」をコントロールすることができるようになります。

 

 だから、絶対大丈夫!

 

 

 しかしながら、ゴールを設定すると、すぐに次の壁(課題)があらわれます。

次回、その詳細と対策をお話しします。


F-219につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 今回のサブタイトル「絶対大丈夫!」は、最近のお気に入りフレーズw

先日20年ぶりに日本一に輝いた東京ヤクルトスワローズの高津臣吾監督が、ペナントレース終盤の勝負所で選手に贈った言葉です。

 じつは、私は高校1年の途中から大学時代にかけてスワローズを応援していました。高津監督は「お荷物球団」から「常勝軍団」に変わった頃の絶対的抑えピッチャーでした。

 「再生工場」と評されるように選手をどんどん覚醒させていった当時の野村克也監督から得た記憶は、今も私のブリーフの重要な部分を構成しているはずです。

その記憶は、師である苫米地博士の情報場とつながった縁のひとつでもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

-関連記事-

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

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F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

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F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

 

 

L-05420207月シークレットレクチャー -04;小乗から連綿と受け継がれる大乗へ

 

20207月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通しての全体テーマは「現世利益」、キーワードは「トータルペイン(とくにスピリチュアルペイン)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01;現世利益の多くは「理想的な現状」のこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27551211.html

 02;縁により「呪縛」は「希望」にかわる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27587288.html

 03;縁起とはホメオスタシスが働く〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27606540.html

 04;小乗から連綿と受け継がれる大乗へ

 

 

前回(L-053)、認知科学者 苫米地英人博士が提唱される「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」を紹介しました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

ホメオスタシス(Homeostasis)とは、「恒常性維持機能」のこと。私たちが環境の変化にもかかわらず体温や血圧、心拍数といったものを保つことができるのは、この機能によります。そんな恒常性維持機能が「情報空間にまで働いている」というのがCH理論です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 五感で感じ取る世界だけでなく、思考で生みだされる次元にまでホメオスタシスが拡張しているということは、「ホメオスタシスで維持される“私”、すなわち自我は物理空間に限定されない」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

  “私”=自我は時空を超えてひろがっています。縁起として。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 CH理論の次のステップである「超情報場理論(仮説)」まで加味すると、その縁起の一部に人の認知があると考えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 その認知は高い抽象度から生じます。人の認知も含めた縁起=自我=“私”は抽象度が高いところが先にあるのです。因として。

苫米地博士に学びながら、私は、その「因」に戻っていく過程が「人間形成」「進化・向上」なのだろうと感じています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そんな「因」に戻る過程のどこかで意識が“個”を超越すると、“私”=自我が大きな全体(=縁起)の一部であることが実感できます。それは新たなゲシュタルトの構築です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 その「個を超えたゲシュタルト構築」を、アブラハム・マズローは「self-transcendence(自己超越)」と名付け、スティーブ・ジョブスは「connect the dots」と表現しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 それは「個の小さな願望から始まった小乗」が「時空を超え連綿と受け継がれる大乗」へと変化していく(因に戻る)ことでもあります。そんな意識状態で過ごす日々そのものが「現世利益」です。なぜなら、それはスピリチュアルペインの克服だから。

 L-00720201月シークレットレクチャー -07;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 

 再び私の「過去語り」に戻ります。前々回も触れた「だまし討ち」の詳細です。

 

 2007年、突然、病院長に就任することになった私は、「平成研究会」という名の学習会を立ち上げました。職員の「平成」を実現するために。

 PM-07-09~11:「平成」という元号に埋め込まれたコード

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16379886.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16541640.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

 

 とは言うものの、「どうすれば『平成』を実現できるか?」がクリアだったわけではありません。むしろ、私自身が苦しみもがいているような状態でした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7556145.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702279.html

 

 2年に及ぶ暗中模索が続いた後、ついに“光”を見いだしました。それが苫米地博士の情報場に初めて触れた時の実感。

 その後、計300回開催した「平成研究会」は、苫米地理論やコーチングについて学ぶ場に変わっていきました。そして、青山龍マスターコーチによる病院へのPX2導入が実現。さらには、苫米地博士による霧島市(鹿児島県)での講演という夢までもが現実化しました。

 PM-03-17~18:苫米地理論との出会い ~現状の外のイメージ実現と挫折~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 このブログをお読みの方には、その過程を肯定的に理解していただけるはずです。

 ところが、病院の経営陣はそうではありませんでした。

 

 20184月、突然、病院の顧問弁護士から「あなたはすでに辞めている」という通知が届きました(←実話です)。法律違反はもちろんのこと、憲法で保障された基本的人権をも踏みにじるような愚行と悪意に心底驚きました。

私の方も弁護士をたてると、病院側はすぐに調停を申し立てました。そのタイトルは「20183月末で退職している事件」(←本当に実話です)。

 退職は真っ赤なウソ。完全なだまし討ちです。最初から論理が破綻していた経営陣は“証拠”として誹謗中傷だらけの文書(「タケハラはこんなにイヤなヤツです」)と職員90名以上の嘆願書(「だから、職員一同やめて欲しいと願っています」)を提出しました。裁判所に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

信じられないでしょうが、これも本当の話。その“証拠”は病院側の主張を自ら否定することになりました。自滅するほどIQが低下していたのは、「ファイト・オア・フライト」に陥ったからでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 ちなみに、“証拠”には「タケハラはいつも苫米地理論を研究している」「タケハラは職員にwant toで働こうと呼びかけ、自分は本当にwant toで働いている」といった内容が書かれていました。念のために記しておきますが、院長を務めた11年の間、私は他のどの医師よりも多く働きました。病院内で。その上で医師会活動や大学・行政関連の会議に出席するなど、病院外での活動もこなしていました。嫌いな宴席への出席も含めて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 そんな私の「本当にwant toで働いている」という姿が、「タケハラはこんなにイヤなヤツです」という主張(claim)の根底にある唯一の事実(data)。事実と主張をつなぐ根拠(warrant)はきっと「want toなど許せない」なのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 そういう判断に至る理由は「経営陣自身がhave toで生きているから」のはずです。Have toに満ちたコンフォートゾーンを崩されることがたまらなくイヤだったものと思われます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 

 一連の経験を通じて、私は、「want toばかりしている」が誹謗中傷ではなく誉め言葉になる社会、いや当たり前になっている未来の実現を思い描きました。それは「コレクティブエフィカシーの実現」というゴールが生み出すビジョンです。

 F-026:最近の研究・調査で明らかになった日本の課題とその解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

 

 最後に「過去語り」に関する質問をひとつ。

 

私はなぜ“失敗”したのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 その本質的な理由(ケースサイド)と抜本的な解決(プランサイド)を考えてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 見いだした答えは「現世利益」を実現するための重要なポイントになるはずです。そして、それは「過去語り」を「未来語り」に書き換えていく秘訣でもあります。

次の講義ブログ化の際に取り上げます(20208月シークレットセミナー)。

 

 

愛の反対は憎しみではない。無関心だ

 美の反対は醜さではない。無関心だ

 信仰の反対は異端ではない。無関心だ

 生の反対は死ではない。生と死の間(にあるもの)への無関心だ

 

The opposite of love is not hate, it’s indifference.

The opposite of beauty is not ugliness, it’s indifference.

The opposite of faith is not heresy, it’s indifference.

And the opposite of life is not death, but indifference between life and death.

 

エリ・ヴィーゼル(19282016年) 
1986
年にノーベル平和賞を受賞したハンガリー(当時)出身のユダヤ人作家

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

F-157:指一本でも役に立ちたい

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Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

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PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

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S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

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L-05320207月シークレットレクチャー -03;縁起とはホメオスタシスが働く〇〇

 

20207月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通しての全体テーマは「現世利益」、キーワードは「トータルペイン(とくにスピリチュアルペイン)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01;現世利益の多くは「理想的な現状」のこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27551211.html

 02;縁により「呪縛」は「希望」にかわる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27587288.html

 03;縁起とはホメオスタシスが働く〇〇

 

 

愛の反対は憎しみではない。無関心だ

 美の反対は醜さではない。無関心だ

 信仰の反対は異端ではない。無関心だ

 生の反対は死ではない。生と死の間(にあるもの)への無関心だ

 

The opposite of love is not hate, it’s indifference.

The opposite of beauty is not ugliness, it’s indifference.

The opposite of faith is not heresy, it’s indifference.

And the opposite of life is not death, but indifference between life and death.

 

エリ・ヴィーゼル(19282016年) 
1986
年にノーベル平和賞を受賞したハンガリー(当時)出身のユダヤ人作家

 

 

 呪縛が希望に変わり、希望が夢へ、夢がゴールへと変わっていくのは

 

 そもそも人がそのような存在だから。

 

 人は誰もが呪縛から希望を見いだす力を持っています。

 PM-04-04:収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 希望を夢に変える力を持っています。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

その理由は「人がそもそもそのような存在だから」。

 

 「そのような」というのは「情報空間を自在に操作することができる」という意味です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「自在に操作」できるのは「高い臨場感を感じる」ことができるから。臨場感がリアルを生みだします。それをプリンシプル化したものが「夢をかなえる方程式 I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「情報空間を自在に操作」でき、「高い臨場感」で「リアルを生みだす」ことができるのは人間だけです。おそらく。

 それは脳の進化が関係します。鍵は階層性≒抽象度です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

脊椎動物の脳は、脳幹、小脳、大脳で構成されています。この基本構造はどの脊椎動物でも共通ですが、各パーツの大きさやその機能は進化の度合いで大きく異なっています。

 

魚類や両生類の大脳は大脳辺縁系だけで大脳皮質はありません。爬虫類には大脳皮質がありますがごく小さいもので、大脳辺縁系がほぼむきだしです。

大脳辺縁系は旧皮質といわれる「本能を司る脳」で、食欲や性欲などの本能や、怒りや恐れといった原始的な感情に関係しています。

ちなみに、人間でも、一時的に「本能を司る脳」が優位になることがあります。それが「ファイト・オア・フライト」。日本語で「闘争逃走反応」と呼ばれる状態です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

鳥類や哺乳類の大脳皮質は大きく発達しており、運動野や感覚野といった高度な機能を持つ部位がここに宿っています。鳥が巧みに空を飛んだり、哺乳類が素早く行動できるのはこの大脳皮質の働きのおかげです。

哺乳類でも霊長類になると、大脳皮質に連合野が現れます。その中でも、思考や創造、推論、意欲、情操といった人間ならではの行動の源、さらには自我や意識などの根源と考えられているのが前頭前野です(前頭連合野とも呼ばれます)。

ちなみに、大脳皮質に占める前頭前野の割合は、ネコが3.5%、サルで11.5%、人間では30%といわれています。霊長類の中で最も進化した人間が高度な認知や行動を行えるのは、この前頭前野のおかげ。まさに人を人たらしめる理性の座であり、思考の場です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

さらに前頭前野は、論理的な判断をつかさどる背外側部と社会的情動にかかわる内側部に分かれます。ディベート中に活性化するのは、論理脳である前頭前野背外側部です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

このように階層性は脳の進化と関係しており、進化した脳ほど抽象度は高く、階層的に高い世界に臨場感を感じることができます。だから階層性≒抽象度。

 

余談ですが、教育の目的は、人類の進化といえるこの脳の変化を、個人の成長に落とし込むこと。それは「人間形成」という形で実現していきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 この「臨場感が物理空間から高次の情報空間に拡大していく」という「人間形成」はとても重要です。

認知科学者 苫米地英人博士は「人は、進化の結果として、ホメオスタシスの能力が物理空間から情報空間にまで拡張している」と説明されています。

ホメオスタシス(Homeostasis)とは、「恒常性維持機能」のこと。私たちが環境の変化にもかかわらず体温や血圧、心拍数といったものを保つことができるのは、この機能によります。そんな恒常性維持機能が「情報空間にまで働いている」というのが、博士が提唱される「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 前回は「縁により『呪縛』は『希望』に変わる」というサブタイトルでした。さらには縁により希望は夢に、夢はゴールへと変わっていきます。

その縁、すなわち縁起とは「ホメオスタシスで保たれる情報場」のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 それが自我。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 コーチングを学び実践する人にとっての自我とは、ゴール側(未来)にすでに存在している“本当の私”のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

L-054につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

前回は「縁により『呪縛』は『希望』に変わる」というサブタイトルでした。さらには縁により希望は夢に、夢はゴールへと変わっていきます。

その縁、すなわち縁起とは「ホメオスタシスで保たれる情報場」のこと

 

 関連する苫米地博士の言葉を紹介します。「ドクター苫米地の新・福音書」(講談社、開拓社から再販)からの引用です。

 

 認知とは、今生きている我々が縁起として維持しているダイナミックなホメオスタシス状態のひとつの現われです。内部表現の存在がエントロピーをダイナミックに制御している、と言ってもいいでしょう。


 -関連記事-

F-117~Field of Dreams

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Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

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S-01~:よりより“議論”のために(目次)

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