苫米地理論/定理を学び、苫米地式を実践する<竹原邦雄 / CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 <竹原邦雄 / CoacH T> ブログ

2020/10

F-160:コーチの視点で考察する“青春” ~心の若さと体の関係~ vol.1;松下幸之助

 

 過去の記事で(F-157)、自分の死に自ら意味を見いだしたことで情報(心)を書き換え、その写像である物理(体)を書き換えていった高齢女性の例を御紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

 その様子はまさに“無我夢中”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

この場合の“無我”は「“私(我)”の定義を拡張する」という意味です。それは「抽象度を上げる」と同義。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がるほど、情報的に大きな存在になることができます。情報的に大きな存在になるほど、未来志向で優しく書き換えることができるようになります。本当は“私”である他人も。もちろん、“私”自身の心身も。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

 実際に、「死後も役に立てる」という希望を感じた患者さんは、「うれしい~」という言葉とともにどんどん回復していきました。まるで“奇跡”のように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 キーワードは「社会性」「利他(unselfishness)」です。

その上で重要なのは行動することではなく、ゴールを設定し、ブリーフシステムを書き換えて、その結果として行動につなげること(つながること)。

その過程で、人は“若さ”を取り戻し、その“若さ”を維持し続けます。“青春”にホメオスタシスが働くから。

 

 

…Panasonicの創業者 松下幸之助さん(1894~1989年)が座右の銘としていた言葉を紹介します。

 

 

青春

青春とは心の若さである

信念と希望にあふれ

勇気にみちて日に新たな

活動をつづけるかぎり

青春は永遠にその人のものである

 

  

この言葉は、幸之助さんが成人式で講演をしていた時に若さというものについてひとつの感慨をもったことから、“あるヒント”をもとにつくったといいます。「常に若くありたいという希望と、常に若くあらなければならないという戒めをこめている」と著書に記されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

信念とは、コーチングでいうとブリーフシステムのことです。その情報処理パターンは「情動を伴う体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でつくられます。つまり、過去です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

希望とは、未来の自分や自分を取り巻く縁起と考えることができます。それは未来の記憶でつくられるブリーフシステムです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

勇気とは、現状のコンフォートゾーンから抜けだすエネルギーのこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

通常、現状は過去の記憶でつくられています。それは自我そのものです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

そんな現状(=自我)を維持するために、ホメオスタシスが強力に働いています。よって、簡単には現状(のコンフォートゾーン)を抜けだすことはできません。ブリーフシステムを書き換えることは簡単ではなく、自我は変わらないばかりかむしろ強化されていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

そこで“現状の外”へのゴール設定!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

ゴールとその達成の確信(エフィカシー)という鍵で、「現状維持」という強固なロックを解除することができると(もちろんwant to!)、目の前の世界が劇的に変化します。ゴールがより“現状の外”にあるほど。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 ブリーフシステムが書き換わり、RAS&スコトーマが変化するから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

そして、今まで気になっていたこと(ゴールとは無関係な情報=Nil)が気にならなくなり、気づいていなかった重要なこと(ゴールと関係する情報=T)をどんどん“発見”します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

過去である信念と未来である希望

…その2つを引き離すきっかけがゴールであり、生じる認定的不協和(ホメオスタシス・フィードバック)を未来(希望)側に導く力が勇気です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 そう考えると、勇気はエフィカシーと言い換えることができるのかもしれません。

 (私はさらにゴール側に踏み込んだ“覚悟”のことだと思っています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

信念と希望と勇気

 

…あの短い文章に「信念」「希望」「勇気」といった言葉を織り込んだ松下幸之助さんの見識に、またしても感服いたしました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

信念と希望と勇気を併せ持ち、過去を超越し未来に生きるその姿勢こそが“青春”です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

大切なのは信念と希望がセットであること

一度は引き離された信念と希望が再び融合するからこそ(“信念と希望”)、過去も未来も超越した次元に存在する無尽蔵のエネルギーを得て、“今”を鮮やかに生きることができるようになるのだと思っています。苫米地式のコーチ&ヒーラーとして。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 

次回は、信念に関するニーチェの言葉を紹介します。お楽しみに。

 

(F-161につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

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F-156:人間関係リセット症候群

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Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

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Q-073~:180804医療講演会レポート

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_318161.html

Q-144~:191019/20鹿児島セミナーレポート

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400287.html

 

 

松下幸之助さん(Wiki.、1960年代)

松下幸之助さん(1960年代初期頃)

Wikipediaより引用

 



Q-162:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか? <コーチング実践者向け回答 vol.3ワーク付き>

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

 

Q:抽象度の高いゴールを達成した自分を想像すればする程、内包するエネルギーは増えますが、臨場感は薄れていき実装化が困難だと思います。

この場合は、それでも高い抽象度のゴールをイメージし続けるのか?

それとも臨場感を感じられる抽象度に落とし込んだ方が良いのか?

或いは、上記両方とも維持した方が良いのか?ご指南頂けると有難いです。

 

A:私個人の見解ですので、気楽に読んでくださいw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 初回(Q-159)はコーチング入門者向けに回答し、認知科学者 苫米地英人博士の著書「すごいリーダーは『脳』がちがう 人を動かす3つの条件」(三才ブックス)から引用しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855148.html

 

その後(Q-160~)はコーチング実践者向けです。博士の著書から引用しながら「臨場感という軸」について再考しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23925302.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23994082.html

 

 

 …さらに私がお勧めするのが「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所)。じつは以前の記事(Q-160)は、この「超瞑想法」を参考にして書きました。書籍の中では、「超瞑想法で重要な3つのポイント」として、「正しく見る」「自由自在に見る」「臨場感を維持する」があげられ、それぞれワークが記されています。

 ここでは「臨場感を維持するワーク3」を御紹介します。以下、同書からの引用です。

 

 引用開始

 架空の世界を使って臨場感を高めよう「スターウォーズ華厳瞑想」

 <解説>

 お経や聖書にいまいち関心を持てないという人は、マンガや映画を使って瞑想しましょう。

 昔の日本人にはお経は身近なものでした。また、キリスト教の国では今でも聖書はとても身近な書物です。しかし、日本に住む現代人にとっては、お経も聖書も少々縁遠いものかもしれません。

 ならば、自分たちにとってもっとも身近なメディア、たとえばマンガや小説、映画を使って臨場感を強めるのもアリなのです。

 自分や世界を変える力を持っているのは、お経や聖書ではなく、あなた自身の心です。その大原則さえ外さなければ、どんな道具を使って瞑想してもかまいません。

 もちろん瞑想の道具にする小説や映画は吟味しなければいけません。どんな物語を選ぶべきかは、すでにお話ししました。

 たとえば、手塚治虫の漫画「ブッダ」を読めば、釈迦の教えを強い臨場感で瞑想できるかもしれません。

 映画でいえば、個人的におすすめなのは70年代にスタートした大人気SF映画「スターウォーズ」です。「スターウォーズ」が描いているのは、実は華厳の世界です。架空の銀河を舞台にした壮大な物語の中に、釈迦の教えがちりばめられています。

 ここでは「スターウォーズ華厳瞑想」と名づけて、「スターウォーズ」を使って瞑想する際のポイントをお教えします。

 <ワーク>

 「スターウォーズ華厳瞑想」は、お経と同じく、ひとつひとつのシーンに描かれている情報に意識を向けて、臨場感を強めることが大切です。特に、物語の背後にある華厳の世界観に留意する必要があります。

 強い臨場感を維持したまま瞑想することができれば、「あなたの情報場」を書き換えることができます。

 引用終わり(続きは次回に)

 

…このブログでは、さらに抽象度を下げて(オタク度を上げてw)ワークを行います。華厳とともにコーチングの世界観も感じてください。

 

-【注意】以下、ネタバレを含みます。映画未視聴の方は御遠慮ください-

 

<ワーク:スターウォーズ華厳瞑想 ~コーチング実践者向けw EpisodeⅣ~>

 

〇すべてはゴールからはじまる

 旧三部作(オリジナルトリロジー、EpisodeⅣ・Ⅴ・Ⅵ)の主人公 ルーク・スカイウォーカーは辺境の星 タトゥイーンで農民として生きていました。そんな現状から抜けだしたいと願うものの、いざそのチャンスが訪れても行動できません。創造的回避です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 

 ところが、R2-D2やC-3POとの出会いとベン・ケノービ(オビ=ワン)の導きにより“現状の外”へのゴール設定を行い、ついに宇宙へと飛び立ちます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

〇ゴールの共有

“現状の外”へ飛びだしたルークは、知り合ったハン・ソロ&チューバッカ(チューイ)とともに帝国の宇宙ステーション デススターからプリンセス レイアを救い出します。R2が隠し持っていたデススターの設計データを解析した反乱軍は、限られた戦力でデススターに挑みます。絶望的と思える状況に立ち向かう力の源は、全員が共有する「自由・平和・フェアネス」というゴール。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 最初は戦いに背を向けたハンでしたが、土壇場で決戦の場にあらわれます。

 立ち去る(=ゴール共有を拒む)ハンに対してhave toを仕掛けなかったレイアは、不完全性を理解していたはず。レイアの配慮でPush-push backを回避できたハンは、絶体絶命のピンチに陥ったルークを自らの意思で救います。ダース・ベイダーの魔の手から。

レイア、ルーク、ハン&チューイのゴールが重なった瞬間です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 

〇“声”を聞く ~エフィカシー~

 銀河の命運が懸かった最後の攻撃時に、ルークは優しい声を聞きます。

Luke, trust me.

ミッション達成を確信したルークは、照準補助装置を切り、意識を自分がやるべきこと(エンドステート)に集中させます。エフィカシーが結実した自然な集中です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 ところで、皆さんは“声”を聞いたことがありますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

 

 …“声”の主は、オビ=ワン(他人)ではなく、ゴールを達成した未来のルーク(自分)自身だったのかもしれません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

〇コレクティブエフィカシー

 後にヤヴィンの戦いと呼ばれる戦闘に勝利した直後の会話です。

 Han:Great shot, kid! That was one in a million!

Luke:I just knew you’d come back.

Han:I wasn’t gonna let you get all the credit and take all the reward.

Leia:I knew there was more to you than money.

 

 …いずれも相手を全面肯定し、さらにコンフォートゾーンを引き上げるような言葉です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 レイアがハンに語った「more」とは、プロフェッショナルに通じる「more」のはず。高い次元を志向する「more」であり、unrealをrealに変える「more」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268331.html

 

 お互いがお互いのゴール達成能力を認め合い、全員がチーム(組織)のゴール達成を確信している状態 …まさにコレクティブエフィカシー!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10542541.html

 

 私はコレクティブエフィカシーこそが高い抽象度のゴールに臨場感を感じる秘訣だと思っています。そして、すべての医療・介護現場でコレクティブエフィカシーが実現することを願っています。医師兼苫米地式認定コーチとして。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20377591.html

 

 (Q-163につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1-

〇利他心(unselfishness)

 もう一つ、EpiⅣからお気に入りのフレーズを御紹介します。

 傷ついたR2-D2を見たC-3POがルークに対して発した言葉です。そこには「指一本でも役に立ちたい」と同じ利他心があらわれています。それは「克己」の鍵となるものであり、コーチの資質ともいえるものです。

 Sir, if any of my circuits or gears will help, I’ll gladly donate them.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12645423.html

 

 

〇差別と区別の違い

 番外編としてもう一つ。

レイア救出とデススター攻略の功績を称えられ、ルークとハン&チューイは表彰されます。ところが、チューイだけはメダルがもらえませんでした。子どもながらに「差別ではないのか?」という素朴な疑問を感じたことを覚えています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 

-追記2-

 …そんな「チューバッカだけメダルをもらえなかった問題」は、42年の時を経て、スカイウォーカー・サーガ最終章「EpisodeⅨ The Rise of Skywalker」で解決しましたw

 

 

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-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching Project(FCP)」がはじまっています(2020年6月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

超瞑想法



ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-25:「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味 <中編>

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

もしも子どもたちに「鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいの?」と質問されたなら、皆さんはどのように答えますか?

 

皆さんは、今、鏡に映った自分に対して微笑むことができますか?

心から微笑みかけることができますか?

 

…苫米地博士と出会う前の私は、自分に向かって微笑みかけることはできませんでした。

その頃を思い出しながら、「鏡の中の自分に微笑んでもらうために必要なこと」について考察しなおしてみました。

1)鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23794257.html

2)鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855064.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23919789.html

3)「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23983088.html

の3点についてまとめます。 

 

「人間関係の悩み」をテーマとするシリーズの最後に、なぜこの話題を持ってきたのか?

…そんな私の意図も汲みながら、読み進めてください。スコトーマが外れ、ゲシュタルトが再構築されることで、新たな気付きが得られることを願っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

3-2)「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味 <中編>

 

目の前の世界は自分の心そのものであり、自分の心が宇宙を築きあげている

 

…この事実は、自然科学の発展によって解き明かされています。

ユダヤ・キリスト教的思想をベースに発展した自然科学ですが、興味深いことに、徐々に釈迦的なものの見方に近づいています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 
 釈迦的なものの見方とは縁起のことです。

釈迦は悟りを「縁起」という概念で説明しています。縁起とは、「すべての存在は関係で成り立っている」ということであり、「関係が存在を生みだす」と見る概念です。これは「存在が関係を生みだす」という西洋的な見方とは正反対です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

自然科学の中でも量子力学は、「宇宙のすべてのものの構成要素は目に見えない粒子であり、宇宙のすべての存在は時間と空間の制約を受けずに影響しあっている」と論じています。

ニュートン力学などそれまでの古典力学では、「ものの状態」は客観的に定まっていると想定されていました。それに対して量子力学の枠組みにおいては、「ものの状態」は客観的に定まっているものではなく、観測して初めて定まるとされます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

それまでの決定論的な物理学とはあまりにも異なるため、その解釈をめぐって大論争が展開されましたが、現在では巨視的な物理から原子スケール程度の微視的な物理までをほぼ完全に量子力学で記述できると考えられています。さらに微視的な素粒子スケールの物理も記述する理論の研究が進んでいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526199.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14687391.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14687476.html

 

量子力学が明らかにしたのは、「人間の行為が実体のない波束を量子として実体化している」ということであり、「人間の認識が時間と空間を生みだしている」という驚くべき事実です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

これはまさに「関係が存在を生みだす」という釈迦の説く縁起と一致します。

つまり、「目の前の世界は自分の心そのものであり、自分の心が宇宙を築きあげている」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

では、その事実をふまえた上で「鏡の中の自分に微笑みかけること」を考えると、どのような解釈が成り立つでしょうか?

 

 (S-04-26につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

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F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

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Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

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Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

F-159:無我夢中 <後編>

 

 「無我夢中」という言葉を聞いたら、どんなイメージが浮かびますか?

 

 前々回(F-157)、自分の死に自ら意味を見いだしたことで情報(心)を書き換え、その写像である物理(体)を書き換えていった高齢女性の例を御紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

 その様子はまさに“無我夢中”

 …私が「指一本でも役に立ちたい」と願う患者さんに感じた“無我夢中”は、「冷静さを欠いている」「視野が狭くなっている」というネガティブなニュアンスの「無我夢中」ではありません(詳しくは前編で↓)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 

…「指一本でも役に立ちたい」と願う高齢女性は、子どもたちからも「お人好し」と評価されていました。それは一生かけて作り上げてきたブリーフシステムといえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

しかし、その「お人好し」ゆえに家族とは疎遠になっていました。誰彼かまわずお金を貸してしまうため(O:義務感)、子どもたちとの間で喧嘩が絶えなかったようです。結局は踏み倒されることを繰り返したため、いつしか本人もお金に困るようなったそう(F:不安・恐怖)。後悔とともに感じる子どもたちへの罪悪感(G)が、さらに患者さんを苦しめたに違いありません。
 きっと霧(FOG)の中をさまよっているように感じていたはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 その状況をコーチの視点で分析すると、「バランスを見失っている状態」といえます。つまり、「冷静さを欠いている」「視野が狭くなっている」という意味での「無我夢中」です。

 ゴールは人生のあらゆる領域に設定するものです。そして、そのバランスに留意しながら達成していきます。「仕事は大成功したけれど、家庭は崩壊した」も、「お金持ちになったけれど、体が壊れた」もNGです。仕事も、家庭も、ファイナンスも、健康も…etc、同時に達成していくことをバランスホイールといいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

人生のあらゆる領域を同時に観るというのは「抽象度を上げる」訓練にもなります。高い視点から俯瞰(ふかん)することができるほど、さらにゴールを達成しやすくなります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

だから私は、ゴールのバランスホイールをとても重要視しています。それは「天秤にかけバランスをとる」ということではなく、「高い抽象度ではひとつのものを(全体)、抽象度を下げた次元においてバランスよく配分する(部分)」という感覚。ゲシュタルトです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 蛇足ですが、バランスホイールはセルフヒーリング&セルフコーチングの秘訣でもあります(…と私は思っています)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14524490.html

 

…話を高齢患者さんに戻します。

「お人好し」であるがゆえに経済的な不安を抱え(社会的苦痛)、後悔と罪悪感に苛まれる患者さんに(心理・精神的苦痛)、感染症が襲いかかりました(身体的苦痛)。医学的に「せん妄」と呼ばれる不穏状態に陥ったとき、ひょっとしたらスピリチュアルペインに苦しんでいたのかもしれません。
 それら4つの苦しみを、医療の現場では「全人的苦痛」「トータルペイン」と表現します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

四重苦に陥った患者さんは、死を目前にしても「お人好し」を貫きました。ずっと意識下(無意識)にあった「死後も社会に貢献したい」はいつしかゴールとなり、「献体」というエンドステートになって意識に上がりました。その間に自然に発した言葉(セルフトーク)が「指一本でも役に立ちたい」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 「献体」という行為で完遂する患者さんのゴールは、最初は完全に“現状の外”でした。死後の自分の体の取り扱いは自身ではどうすることもできず、肝心の家族が強固に反対していたからです。

それまで子どもたちと対立してきた患者さんは、自身の態度を改めました。どうしても成し遂げたい本物のゴールがあり、かつエフィカシーが高かったから(覚悟を決めていた)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 結果、患者さんの中で自我が拡大しました。死後に体を預けることになる子どもたち(家族)まで含めて“私”というように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 ゴールを共有したとき、“自我の拡大”は患者さんの家族にも起こったはずです。苦笑いしながら「母らしい」とつぶやいたときの息子さんの目には、それまでとは全く違う優しい光が宿っていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268334.html

 

 その時、私は、ネガティブなニュアンスの「無我夢中」が、「抽象度が上がる(上げる)」方向性での“無我夢中”に変わったと確信しました。

 

この場合の“無我”は「“私(我)”の定義を拡張する」という意味です。

“私”の抽象度を上げていくと →家族→チーム(組織)→地域→国→地球→太陽系→と空間的に広がっていきます。更に時間も含めると→10年後→100年→…→138億年+未来→と拡張していきます。…ここまでが物理空間の話。

 物理空間は情報空間の写像ですので、物理空間での拡張は、抽象度が上がったことの投影といえます。その感覚を表現した言葉が「俯瞰」や「克己」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 抽象度が上がるほど、情報的に大きな存在になることができます。情報的に大きな存在になるほど、未来志向で優しく書き換えることができるようになります。本当は“私”である他人も。もちろん、“私”自身の心身も。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

 実際に、「死後も役に立てる」という希望を抱いた患者さんは、「うれしい~」という言葉とともにどんどん回復していきました。まるで“奇跡”のように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 

 私たちは自由意思でゴールを設定することで、ゴールに向かう日々を“夢中”に生きることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

ゴール側のコンフォートゾーン(I)に臨場感を感じるほど(V)、そのゴールは実現に近づいていき(R)、その過程で新たな可能性(I´)を見つけだします。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

そして、リミッターをはずしながら新たな可能性(I´)に向かい、その過程でさらなる可能性(I∞)を見つけ…

…その過程で無限に近いような潜在的能力をどんどん発揮していきます(ロック解除)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

「モチベーションの違いで756倍の差が…」というデータ(事実)は、その一つにすぎません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

私たちは自由な心でゴールを設定することができます

“夢中”を体現しながら、日々の課題に挑戦することができます

 

人生のあらゆる領域に存在しているゴールを俯瞰しながら、それぞれを再設定して挑み続けていると、“無我”はやがて“空我”へ書き換わっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

空我夢中

 

…それは無としての自我、すなわち部分関数が宇宙サイズに拡大していくプロセスでもあります。アブラハム・マズローは、それが「人間形成」だと喝破しました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

その人間形成の過程で「我を忘れている」という意味での「無我」は、「宇宙と自分を切り分けることができない」という意味の“無我(=空我)”となります。

たとえそこまでたどり着けなかったとしても、「人間形成」の階梯を駆け上がるプロセス自体にホメオスタシスが働いている状態は、とても自然で心地のよい“無我夢中”です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

苫米地博士が語るコーチの基本条件は「いい人である」こと。死さえ希望に書き換えた老婆との縁で、私はその意味を体感した気がしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 キーワードは「社会性」「利他(unselfishness)」。

(その上で)重要なのは行動することではなく、ゴールを設定し、ブリーフシステムを書き換えて、その結果として行動につなげること(つながること)。

その過程で人は“若さ”を取り戻します。次回から(F-160~)はそんなテーマで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 

-関連記事-

F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

F-121:「あぁ生まれてきてよかったな」で思いだす一例

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F-136~137:The Sweet Hello, The Sweet Goodbye;SadをSweetに書き換えるコーチング<老人向け>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22424986.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22488873.html

 

 

Q-161:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか? <コーチング実践者向け回答 vol.2>

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

 

Q:抽象度の高いゴールを達成した自分を想像すればする程、内包するエネルギーは増えますが、臨場感は薄れていき実装化が困難だと思います。

この場合は、それでも高い抽象度のゴールをイメージし続けるのか?

それとも臨場感を感じられる抽象度に落とし込んだ方が良いのか?

或いは、上記両方とも維持した方が良いのか?ご指南頂けると有難いです。

 

A:私個人の見解ですので、気楽に読んでくださいw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 前々回(Q-159)、コーチング入門者向けに回答し、認知科学者 苫米地英人博士の著書「すごいリーダーは『脳』がちがう 人を動かす3つの条件」(三才ブックス)から引用しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855148.html

 

前回(Q-160)からはコーチング実践者向けです。博士の著書から引用しながら「臨場感という軸」について再考しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23925302.html

 

 今回も「すごいリーダーは『脳』がちがう 人を動かす3つの条件」(三才ブックス)の引用からはじめます。

 

 引用開始

 イメージを正確に把握することが大切

 (前略)

 ただ、これらのプロジェクトは、機能脳研究の1つではありますが、臨場感とは別物です。

 本当の臨場感は、外界ではなく脳の中で起きています。外界の情報をそのまま再現できたとしても、ビデオカメラと同じ。その人の本当のリアルを知ることにはなりません。

 

 人の数だけ世界は存在する

 ところで、皆さんの中には、物理的現実世界は1つしかないと思っている方もいるかもしれません。しかし、実際には違います。物理的現実世界は、世界の人口の数だけあります。なぜなら、物理的現実世界で認識する情報は人によってそれぞれ異なるからです。

 

 何を前頭葉まで持ってくるかは人それぞれ。街を見たとき、前頭葉に残っているのは、往来する人だけかもしれませんし、気になったお店、あるいは空かもしれません。街のすべての光景、情報を前頭葉に残し、画像とすることはありません。

 さらに、人間は過去の記憶を引き出し、合成して目の前の現実を認識します。かつて恋人と歩いた、仕事場だったなど、無意識に自分の記憶を引き出し、当時見た街を合成してしまうのです。

 ですから、同じ景色を見ても、同じものを見ても、見ている人たちにとってはすべて完全に同じではありません。ということは、物理的現実世界は、少なくとも世界の人口の数だけ存在するわけです。

 

 (中略)

 これはつまり、小説の世界は、小説を読んでいる人の数だけあるということを意味しています。

 

 臨場感というのは、リアルなものにいかに近づけて提示するかということだとすると、もとのリアルなものがない場合はどうなるのでしょう。

 科学的臨場感の3つの軸(プレゼンス感、操作参加性、知的整合性)は、リアルなものの存在が大前提です。コンピュータグラフィックで物理の世界と似ているように描き、物理の法則で事象をプログラムして、といかに物理的現実世界に近づけるか、がリアリティの尺度でしょう。

 物理的現実世界同様に自分が動けるという臨場感がある。逆にいえば、物理的現実世界に近ければ近いほど臨場感が高くなる、ということだったのです。

 しかし、電車にいた少女は物理的現実世界よりも小説に高い臨場感を感じていました。つまり、物理的現実世界が小説に負けていたのです。小説がいかに物理的現実世界に近づけていたとしても、先の論理からすると本物の物理的現実世界に勝てるわけがないでしょう。

 この事実は、物理的現実世界にできるだけ近づける、という3つの軸を覆すことだったのです。

 引用終わり

 

 …私は「モニタリング&ラベリング」をとても重要視し、24時間実践しています。寝ているときも夢の中でw

 (ラベリングについては↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 ラベリングの目的は「ゴールから考えたとき、どれくらい重要か」という尺度に統一することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

それはゴールを実現した未来のブリーフシステムで今を生きることを可能にします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 すると、目の前の物理的現実世界が「ゴールを実現するための場」に変わります。ゴールに関係するもの(こと)だけがRASを通過して認識にあがり、無関係なもの(こと)はスコトーマに隠れるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

ゴールは“現状の外”にあります。それは「このままでは絶対に達成できない何か」 …だから、関係するもののみを認識できているからといってすぐに達成できるわけではありません。なかなかゴールに近づくことができなければ、いつしかあきらめてしまうことになるかもしれません。エフィカシーが下がるからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 「夢をかなえる方程式:I×V=R」は間違いなく事実ですが、「V」をいかに高めることができるかにかかっているといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

V:Vividnessとは高い臨場感のこと。ふつうは抽象度が上がるほど(臨場感は)下がってしまうように感じるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところが、抽象度と臨場感は、本当はまったく異なる軸。情報量の大小は、じつは臨場感には影響していません。重要なのは縁起および縁起の発展である空仮中の理を体得することです。すると、臨場感を自在にコントロールすることができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 それは「どんなに抽象度の高いゴールであったとしても、余裕でエフィカシーを保ち続けることができる秘訣」にもなります。私の感覚でいえば“覚悟”。悲壮感とは無縁の、まるで爆発するかのようなエネルギーを秘めた“覚悟”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 そのような古くから伝わる智慧を、現代の新しいパラダイムでアップデートしている理論が、苫米地博士が提唱する「超情報場仮説(理論)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 詳しくはワークスDVD第一弾「超情報場仮説 ~ハイパーヒーリングとゴール現実化」(ドクター苫米地ワークス)や「アインシュタイン脳を超えて -超情報場理論でポテンシャル以上の存在感を発揮する技術-」(フォレスト出版、DVD教材)で確認してください。

□    苫米地英人DVDオフィシャルサイト 第一弾「超情報場仮説」

 http://maxpec.net/dvd1/index.html

□    フォレスト出版HP 「アインシュタイン脳を超えて」

https://www.forestpub.co.jp/einstein/

 

 DVDは敷居が高いという方には、「認知科学への招待」(サイゾー)や「Dr.苫米地の『脳力』の使い方」(徳間書店)といった博士の書籍をお勧めします。とくに「『脳力』の使い方」は最終章がまるまる「超情報場仮説」です。

 

 さらに私がお勧めするのが「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所)。じつは前回の記事(Q-160)は、この「超瞑想法」を参考にして書きました。書籍の中では、「超瞑想法で重要な3つのポイント」として、「正しく見る」「自由自在に見る」「臨場感を維持する」があげられ、それぞれワークが記されています。

そして、最後は「実装力(インプリメンテーション)」。

本当にゴールを実現する(P2をRにする)ためには、やはり情報量が必要(鍵)になります。この場合の「情報(量)」とは「○○(量)」のこと…

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19678141.html

 

 次回は「超瞑想法」から「臨場感を維持するワーク」を御紹介し、さらに抽象度を下げます(オタク度を上げますw)。お楽しみに。

 

 (Q-162につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching Project(FCP)」がはじまっています(2020年6月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

「超情報場」教材



ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-24:「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味 <前編>

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

もしも子どもたちに「鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいの?」と質問されたなら、皆さんはどのように答えますか?

 

皆さんは、今、鏡に映った自分に対して微笑むことができますか?

心から微笑みかけることができますか?

 

…苫米地博士と出会う前の私は、自分に向かって微笑みかけることはできませんでした。

その頃を思い出しながら、「鏡の中の自分に微笑んでもらうために必要なこと」について考察しなおしてみました。

1)鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23794257.html

2)鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855064.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23919789.html

3)「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

の3点についてまとめます。 

 

「人間関係の悩み」をテーマとするシリーズの最後に、なぜこの話題を持ってきたのか?

…そんな私の意図も汲みながら、読み進めてください。スコトーマが外れ、ゲシュタルトが再構築されることで、新たな気付きが得られることを願っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

3-1)「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味 <前編>

 

 

もし自心を知るは すなわち仏心を知るなり

仏心を知るは すなわち衆生の心を知るなり

三心平等なりと知るを すなわち大覚と名づく

 

 

…これは真言宗の開祖 空海の言葉です(「遍照発揮性霊集」…追記2で解説)。

事情により幼少の頃から真言宗のお寺に通っていた私は、自然と密教やその源流である釈迦哲学に興味を持つようになりました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854577.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031387.html

 

西洋医学にどっぷりつかりしばらく忘れていましたが(=スコトーマに隠れていた)、認知科学者 苫米地英人博士との御縁により再び学ぶようになりました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

一般的な解釈とは異なるかもしれませんが、私は先程の空海の言葉を次のように理解しています。

 

自らの心をしっかり理解すると、そこに仏の心があることがわかる

仏の心で生きると、自らを取り巻く人々の心と一体になることができる

三心、すなわち自分の心と仏の心とあなたを取り巻く人々の心は、そもそも同じものであり違いはない

目の前の世界は自分の心そのものであり、自分の心が宇宙を築きあげているのだ

よって、自分の心をコントロールすることで宇宙を自在に創造することができる

そのことをしっかりと理解し実践していることが「大いなる覚り」である

 

目の前の世界は自分の心そのものであり、自分の心が宇宙を築きあげている

…これはまさに釈迦が2600年前に語った内容であり、認知科学や物理学で証明された紛れもない事実。そして、その事実を基に構築されているのがコーチングです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 

そのコーチングにおいて、「目の前の世界」「宇宙」を創造するはじまりが「ゴール設定」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

私たちは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚といった五感と言語の六つのモーダルチャンネルで世界を認識しています。認識しているものはすべて情報。よって、私たちの「目の前の世界」「宇宙」は情報空間であるといえます。私たちが慣れ親しんでいる物理空間(宇宙)は、巨大な情報空間の最下層(底面)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

その情報は、各自の脳の基底部に存在するフィルターによって取捨選択されています(RAS:Reticular Activating System、網様賦活活性系)。そのときにフィルターではじかれ抜け落ちる情報がスコトーマ(Scotoma、心理的盲点)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

だから、「目の前の世界は自分の心そのものであり、自分の心が宇宙を築きあげている」といえるのです。一人一宇宙です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

「何を認識し、何をスコトーマに隠すか」の判断は、通常は無意識下で行われています。その情報処理パターンがブリーフシステム。「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」がブリーフシステムを作り上げます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

ブリーフシステムは“自我”と考えることもできます。“自我”とは、宇宙から自分を切り分ける部分関数であり、宇宙を重要度で並びかえる評価関数です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

部分関数とみると「自我=無」であり、評価関数としてみると「自我=有」です。それを一つ上の抽象度で統合すると「自我=空(くう)」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

先程、「だから、『目の前の世界は自分の心そのものであり、自分の心が宇宙を築きあげている』といえるのです。一人一宇宙です」と書きました。それは決して間違いではありませんが、その「自分の心」は空なので、「一人一宇宙」の「一」は「とてつもなくある(∞)」が結実した「一」といえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

その「一」を自由に想像することがゴール設定で、「一」の確信がエフィカシーです。そして、ゴール&エフィカシーで「一」を自在に創造することがコーチングの実践。それをプリンシプル化したものが「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 (S-04-25につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1-

 苫米地博士は天台宗の僧籍を持ち、チベット密教とも深いかかわりを持つ仏教(釈迦哲学)のスペシャリストでもあります。その博士が空海について書かれた本があります。「空海は、すごい 超訳 弘法大師のことば」(PHP研究所)です。文庫版もあります(「超訳 空海 弘法大師のことば」)。

優れたコーチともいえる偉大な先人 空海の情報場を臨場感豊かに感じることができる名著です。秋の夜長にどうぞw

 

 

-追記2-

もし自心を知るは すなわち仏心を知るなり

仏心を知るは すなわち衆生の心を知るなり

三心平等なりと知るを すなわち大覚と名づく

 

 …引用したこの言葉は「遍照発揮性霊集(へんじょうほっきしょうりょうしゅう)」にあります。「性霊集」は空海が書き綴ったものを個人詩集としてまとめたもの。弟子を失くした悲しみなど、空海の心情をありありと感じることができます。

 

 

空海はすごい



F-158:無我夢中 <前編>

 

 「無我夢中」という言葉を聞いたら、どんなイメージが浮かびますか?

 

 …ネットで調べてみると、だいたいが「ある事柄に心を奪われて、我を忘れているさま」という感じです。その場合の「無我」は「我を忘れている」こと、そして「夢中」は「あることに熱中して、他をほったらかしにしている」という意味です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「忘れている」「ほったらかしにしている」を言い換えると、「スコトーマに隠れている」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

さらに、「我を忘れる」には「冷静さを欠いている」といったニュアンスが、「他をほったらかしにしている」には「バランスを欠いている」「視野が狭くなっている」というようなニュアンスが含まれています。いずれもネガティブなものです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20086131.html

 

そうなる理由を苫米地理論で突き詰めると、「抽象度が下がっているから」のはず。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 実際に、大辞泉(小学館)には「無我夢中で逃げる」という例が挙げられていました。

 この場合の「無我夢中」とは、まさに「ファイト・オア・フライト(Fight or Flight)」のこと。それは人間的な前頭葉前頭前野での情報処理よりも、動物的な大脳辺縁系での情報処理が優位になっている状態です。もちろん抽象度が下がった状態であり、別の表現ではIQが下がった状態といえます。それは「冷静さを欠いている」「視野が狭くなっている」というニュアンスと合致します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

ですが、ヒーラー&コーチとしての私は“無我夢中”という言葉が好きです。縁ある人たちが“無我夢中”になれるようにサポートしていますし、もっと“無我夢中”に生きれるようにフォローしています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 前回(F-157)、自分の死に自ら意味を見いだしたことで情報(心)を書き換え、その写像である物理(体)を書き換えていった高齢女性の例を御紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

「うれしい~」のあとに驚異的な回復をみせた患者さんに、一体何が起こったのでしょうか?

絶望的な状況を“希望”に塗り替えたきっかけは何だったのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 …そのはじまりは、もちろん、ゴール設定。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そして、ゴール実現の確信、つまりエフィカシー(…この症例の場合は「指一本まで役に立ちたい」という強い思い=覚悟)が“奇跡”を引き起こしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 その様子はまさに“無我夢中”

 …私が「指一本でも役に立ちたい」と願う患者さんに感じた“無我夢中”は、もちろん、冒頭で御紹介した「無我夢中」とは異なります。

 

(F-159につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 キーワードは「社会性」「利他(unselfishness)」。

 認知科学者 苫米地博士の著書から「絶望を克服する方法」を御紹介します。「新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版」(サイゾー)の【付録②】からの引用です。

 

 want toをゴールにする

 この苫米地手帳にゴールを書き込んでいくときに、1つ「儀式」をしてみてください。とても簡単な儀式ですが、効果は抜群です。儀式というほどのものではなく、本当に簡単なことです。

 目を閉じて、おでこに指を当ててみましょう。人差し指でも中指でもその両方でも構いません。目を閉じて、おでこに指を当ててみます。マンスリーコラムで書いたように、そのときにおでこを見るのもよいでしょう。

 そして静かな気持で、ゴールを思い描いてください。まぶたの裏に何が映るでしょう。

 想像力を思いっきり羽ばたかせて、楽しく考えてください。楽しいゴールが思い描けたら、その喜びを全身で味わってみてください。

 このように目を閉じて額に指を当てることが、トリガーになります。トリガーとは銃などの引き金のことです。ある意識状態に入るための引き金ということですね。

 トリガーによって引っ張り出される意識状態や記憶を、アンカーといいます。錨のことですね。トリガーが、潜在意識の奥深くに錨のように沈んでいる記憶や意識状態を引っ張り出してくれます。

 今回のワークでいえば、深い変性意識状態の中で、ゴール設定にふさわしい意識状態を引っ張り出します。最初はうまくいかなくても、繰り返しているうちにうまくなります。ですから、気楽に楽しんでやってみてください。

 ダンサーが繰り返し振り付けの通りに踊ったり、テクニックの練習をしたりするように、もしくはミュージシャンが演奏の練習を繰り返すように、技術というのは繰り返せば繰り返すほど自分に馴染んできて上手になります。

 変性意識の生成も練習次第です。繰り返す中で上手になっていきます。ひと手間かけて、手帳にゴールを書き込むことで、ゴールが達成しやすくなりますし、書くゴール自体もよいものに変わっていきます。真のゴールに近づいていくのです。

 成功する過程で一番難しいのは、日々努力することだと思っている人がいますが、それは違います。成功する過程で一番難しいのは、実はゴール設定です。

 ゴールをきちんと設定することが一番難しいのです。もちろん難しいだけではなく、一番楽しいことでもあります。

 実際はゴールがきちんと設定されてさえいれば、気づいたら環境が変わりますし、気づいたら努力していて、気づいたらゴールを達成してしまうものです。それも自分が想定した以上の成果を得られたりします。

 ゴール設定でよくする間違いに、have to(しなければいけないこと)をゴールに設定してしまうことが挙げられます。これは絶望しか生みません。

 それなのにどうしてそんなことをしてしまうのかといえば、人から影響を受けるからです。影響を受けるのは悪くないのですが、無意識に真似をしてしまうのです。

 そうなんです。多くの人は誰かの真似をしてゴールを設定しがちです。それは親の期待や友人の評価、社会からのプレッシャーなどの形で強いられています。誰かの真似をして、それをゴールにしてしまいがちなのです。

 「○○さんはいくら稼いでいるから、自分もそれ以上稼ぎたい」とか、「○○さんはマイホームを買ったから、自分もマイホームを買いたい」など、無意識のうちに人の真似をして、それを自分のゴールだと勘違いしているのです。そんなことをしていると、いつまでもゴールは達成できません。

 なぜなら、それは心からのwant to(したいこと)のゴールではないからです。have toのゴールだからです。だから、ゴール達成のためにつらい努力が必要になるのです。そのような社会的洗脳をはねつけて、本当のwant toのゴールを設定することが大事です。

 want toの真のゴールであれば、そのプロセスも楽しいのです。子供がゲームに熱中して、寝食を忘れてプレイするように、ゴールに熱中して、気づいたら猛烈な努力を積み重ねてしまうのです。

 でも、本人は楽しくて仕方ないので止まりません。それが本来のゴール設定であり、だからこそ、最初に正しくゴール設定をすることが大事なのです。

 無意識のうちにゴールを設定できると、無意識はオートパイロットでそれを実現しようとします。だからこそ、ゴールをきちんと設定すると努力はいらないのです。はたから見てすごく努力しているように見えても、本人は楽しんで没頭しているだけなのです。

 引用終わり

 

 …「絶望」はゴール設定に“失敗”しているだけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 「怒りと絶望しかない」という方も、「絶望しかない」という方も大丈夫!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 自分の中の力(The Power of Mind)を信じて新たなゴールを設定し、want toで未来に向き合ってください。未来にあるのは死ですが、その死さえも“希望”に変えることができます。すべてマインド次第です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

-関連記事-

F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

F-121:「あぁ生まれてきてよかったな」で思いだす一例

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F-136~137:The Sweet Hello, The Sweet Goodbye;SadをSweetに書き換えるコーチング<老人向け>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22424986.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22488873.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版ver.2


Q-160:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか? <コーチング実践者向け回答 vol.1>

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

 

Q:抽象度の高いゴールを達成した自分を想像すればする程、内包するエネルギーは増えますが、臨場感は薄れていき実装化が困難だと思います。

この場合は、それでも高い抽象度のゴールをイメージし続けるのか?

それとも臨場感を感じられる抽象度に落とし込んだ方が良いのか?

或いは、上記両方とも維持した方が良いのか?ご指南頂けると有難いです。

 

A:私個人の見解ですので、気楽に読んでくださいw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 前回(Q-159)はコーチング入門者向けに回答し、認知科学者 苫米地英人博士の著書「すごいリーダーは『脳』がちがう 人を動かす3つの条件」(三才ブックス)から引用しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855148.html

 

 今回は引用の続きからはじめます。

 

 小説を読んで涙を流すことの意味

 世間では、臨場感についての認識が誤解されがちです。最も多いのが、人間が仮想世界に臨場感を持つためには、その仮想世界ができるだけ物理的現実世界に近くないといけない、と思われていることです。

 実は、かつての私もそうでした。

 私は若かりし頃、アメリカのカーネギーメロン大学で機能脳科学を研究していました。そのときに携わっていた分野の1つが、臨場感でした。いかにヴァーチャルの世界に臨場感を持たせることができるのか……。

 その頃、私が思っていた臨場感の必要軸は3つありました。

1つめは、プレゼンス感(存在感)。これはつまり、多くの情報量を得るということ。

例えば、ホームシアターを観るときは、テレビパネルの画素数は多ければ多いほど、プレゼンス感は高くなります。ブラウン管テレビとビデオテープではなく、液晶ハイヴィジョンテレビとブルーレイディスクです。画角も広ければ広いほどいい。音響も最高の環境で聞く。そうすることで、プレゼンス感はより一層高まります。

2つめは、操作参加性です。自分が手を動かすと画面上の絵が動くなど、実際の行為そのものがヴァーチャル世界に反映されます。

そして、3つめは知的整合性。自分が知識として持っている記憶の世界と整合的な世界をつくります。

例えば、コンピュータで構築したヴァーチャル世界ではリンゴから手を離すと、当然リンゴが落下するようにプログラムします。なぜなら、リンゴが落下しなければ、操作している人は変だと思うからです。自分が知っている世界と違うと、臨場感が損なわれます。そのため、たとえヴァーチャルでも、万有引力の法則に則ってリンゴが落ちるようにするわけです。

 

 私は、これらが臨場感を生み出す軸だと思って、ヴァーチャルリアリティを研究していました。しかし、あるときそんな私の考えを一変させる出来事に遭遇しました。

 それは、一時帰国した私が山手線に乗っていたときのこと。隣にいた少女は小説を読んでいたのですが、なんと彼女は泣いていたのです。

 衝撃でした。

 小説で泣くなんてよくあることで別にたいしたことではない、と皆さんは思うかもしれません。しかし、私にとってはたいしたことでした。

 小説には先の3つの軸はありません。言葉だけということは、画素数や画角どころかディスプレイさえありません。つまり、プレゼンス感はゼロです。さらに、自分の行為が反映されるような操作参加性もありません。本の内容は確認できなかったため、知的整合性がどうだったかはわかりませんが、内容がSFかファンタジーだったとしたら、整合性は少女の日常と大きく異なるでしょう。

 

 どちらにせよ、彼女がもし臨場感を持つのであれば、物理世界である電車に感じるはずです。車内の光景や電車の揺れに臨場感を持つはずです。にもかかわらず、彼女は小説に臨場感を持って涙を流していたのです。

 彼女の姿を見て愕然となった私は考えを改めました。そして、これまでの湯水のごとくお金を注いで構築してきたテクノロジーに見切りをつけたのです。

 引用終わり(続きは次回に)

 

 

…前回(Q-159)は、「『抽象度の高いゴールを達成した自分を想像すればする程…臨場感は薄れていく』も正解です。抽象度が上がるほど具体的な情報量は減るのですから、臨場感は下がっていきます」と、「抽象度が上がると臨場感は下がる」を肯定した上で、一般またはコーチング入門者向けに回答しました↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855148.html

 

 しかし、それは「臨場感についての認識の誤解」(by苫米地博士)w。抽象度と臨場感は、じつは、まったく異なる軸です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

実際に「抽象度が上がっても臨場感を下げない方法」は存在します。その1つが「Rゆらぎ」。詳細は下記のブログ記事(Q-156)で確認してください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていくためには、Rをゆるがせなければなりません。そのために、呼吸を使って、リラックスとゆらぎの2つを得ていきます。

 なぜ呼吸なのかというと、「呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、意識でコントロールできるから」です。とくに訓練をしなくても誰もが簡単に、呼吸を少しの間止めたり、速度を変えたりすることができます。 だからこそ、意識をホメオスタシスに介入させる窓口として呼吸が重要なのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 「Rゆらぎ」の「R」はReality(現実世界)の「R」。そのRに意識を向けると、その瞬間にRではなくなります。現実世界をありのままに感じているところに意識を向けると、自分の意識という認識が介入するから。「意識を向ける」を別の言葉で表現すると「モニタリング」です。その瞬間、「R」は「Rゆらぎ」に、すなわち物理空間から情報空間に移行していきます。

(物理空間は情報空間の一部。抽象度の軸で考えたときの底面です↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 私は「モニタリング」と同時に「ラベリング」を行うことを勧めています(その理由はこの後すぐw)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 考え事をしていて目の前の世界が急に認識できなくなった経験はありませんか?

あるいは、緊張やショックで世界がフワフワしているように感じたことは?

 

例えば「信号が変わったことに気がつかなかった」「目の前が真っ暗になった」「頭の中が真っ白になった」など。その時、目の前の物理空間(現実世界:R)よりも実体を持たない情報空間(現実ではない世界:P1)により強い臨場感を感じています。「より強い臨場感(V)を感じている世界(I)」がその瞬間のリアル(R)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 その状態(P1)を「モニタリング」しながら、自分でコントロールする新たな情報空間(P2)に移動することが「情報場の操作」。新たな情報空間(の因果)に強い臨場感を感じることができるほど、その情報空間(P2)の事象に介入することができるようになります。まるで、物理空間でモノを動かすように。

 その「自分でコントロールする新たな情報空間(P2)」がゴール!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 だから私は「モニタリング&ラベリング」を強くお勧めしています。「ラベリング」を行うとき、意識はすでにゴールを達成した世界(P2)にあります。そして、その結果として目の前の世界を認識することになります。ゴールの世界(未来)が「因」で、目の前の世界(現在)が「果」です。それは未来から流れる時間を体感するということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「モニタリング&ラベリング」で変わるのは時間の感覚だけではありません。「ラベリング」を行うとき、意識はすでにゴールを達成した世界(P2)にあります。よって、ゴールの世界(ゴール側のコンフォートゾーン)の重要度(評価関数)で目の前の世界を認識することになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 私たちは目の前の世界をありのままに認識しているようでいて、じつは、重要なこと(モノ)のみを認識しています。重要度の低いこと(モノ)は認識していません。それを「スコトーマに隠れる」と表現します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 その重要度を「ゴールから考えたとき、どれくらい重要か」という尺度に統一することが、このワーク(ラベリング)の目的です。それはゴールを実現した未来のブリーフシステムで今を生きることを可能にします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 抽象度と臨場感はまったく異なる軸です。情報量の大小は、じつは、臨場感には影響していません。

しかしながら、本当にゴールを実現する(P2をRにする)ためには、やはり情報量が必要(鍵)になります。この場合の「情報(量)」とは「○○(量)」のこと…

 続きは次回(Q-161~)に。

 

 (Q-161につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1-

 今回の記事は、苫米地博士がある書籍で公開された情報をベースに作成しました。その本には「自分の心をコントロールして、自分や世界を形作っている関係性(ネットワーク)を変えることで、自分や世界のあり方を自由自在に変えてしまう」ための方法が書かれています。次回、御紹介いたします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「自分や世界のあり方を自由自在に変えてしまう」ことが可能なのは「すべて情報だから」。情報を書き換えると、本当に現実が変わってしまいます。詳しくは下記記事で↓

 F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

 F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

 

 

-追記2-

「信号が変わったことに気がつかなかった」はともかく、「目の前が真っ暗になった」「頭の中が真っ白になった」はファイト・オア・フライト(Flight or Flight)の状態です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 医療や介護の現場は老病死の臨場感がとても高いため、ファイト・オア・フライトに陥りやすいといえます。そんな医療・介護現場での「重要不急」について、下記リンク記事にまとめました↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22999458.html

 

 

-関連記事-

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

タグ:リーダー

https://coaching4m2-edge.blog.jp/search_tags?qt=1182798

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching Project(FCP)」がはじまっています(2020年6月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

すごいリーダーは脳がちがう



ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-23:鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-<後編>

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

もしも子どもたちに「鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいの?」と質問されたなら、皆さんはどのように答えますか?

 

皆さんは、今、鏡に映った自分に対して微笑むことができますか?

心から微笑みかけることができますか?

 

…苫米地博士と出会う前の私は、自分に向かって微笑みかけることはできませんでした。

その頃を思い出しながら、「鏡の中の自分に微笑んでもらうために必要なこと」について考察しなおしてみました。

1)鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23794257.html

2)鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855064.html

3)「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

の3点についてまとめます。 

 

「人間関係の悩み」をテーマとするシリーズの最後に、なぜこの話題を持ってきたのか?

…そんな私の意図も汲みながら、読み進めてください。スコトーマが外れ、ゲシュタルトが再構築されることで、新たな気付きが得られることを願っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

2-2)鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-<後編>

 

 前々回(S-04-21)、鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由として、1)「自分中心」だから、2)過去にとらわれているから、3)“生きる喜び”を見いだせないから …の3つを取り上げました(ケース)。

よって、自分自身に微笑みかけるためには、1)「自分中心」を克服し、2)過去を乗り越え、3)“生きる喜び”を見いだせればいい …ということになります(プラン)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

その秘訣は「抽象度を上げる」こと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

そして、その「抽象度を上げる」ためのスタートが「ゴール設定」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

「ゴールを設定し、抽象度を上げる」プロセスを感じていただくために、私自身の経験を御紹介します。この経験そのものが、私にとっての「鏡の中の自分に微笑みかけるためのワーク」になりました。

 前編はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855064.html

 

 

…ところが、前院長の急逝により予期せず院長となってしまったことで、視点が「I」から「WE」へと強制的に切り替わりました。抽象度が上がったのです。

その結果、私は縁起を体感し、「自分中心」を抜け出すことになりました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23512794.html

 

しかし、2009年頃に再び苦しむようになりました。

以前のような絶望的な感じではないのですが、何かがずっと重くのしかかっているように感じていました。また、霧の中にいるような感覚に襲われることがあり、将来に漠然とした不安を感じていました。

きっと「過去へのとらわれ」と「“生きる喜び”を見いだせないこと」が、私を再び無明に閉じ込めようとしていたのでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

そのような時に認知科学者 苫米地英人博士やコーチングの祖 ルー・タイスさんと出会いました。

 

実際に会いに行き、直接教えを受けマインドについて学び直すうちに、しばらく離れていた釈迦哲学に関心を持つようになりました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854577.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031387.html

 

そして、「すべてが空であること」「空なる世界に機能を持たせることで仮の世界が生まれること」「空を体得しながら仮を楽しむことが中観であり、大乗の生き方であること」をまるごと理解できた気がしました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 ゲシュタルトです。

 これまでの学びと体験で得てきた記憶がつながり(connect)、さらに大きなゲシュタルトができあがったのだと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

その過程で時間の流れ方が変わり、“生きる喜び”を見いだせるようになりました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

“生きる喜び”とはゴールのこと。それも人生のあらゆる領域に自らの自由意志で設定するゴールです(バランスホイール)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14830941.html


ゴールは隠れていたスピリチュアルペインを明らかにしました。そして、“痛み”を、正面から向き合い克服していく“喜び”に変えていきました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

それは「生と死の間(にあるもの)」に関心を向け、生き返ること。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_318161.html

 

逃げ場所のない覚悟が夢に変わった

 

…鹿児島の先輩 長渕剛さんの言葉で表現すると、まさにこんな感じ!

 そしてそれは「がんじがらめの不自由さの中」に“自分”を見いだすことでもあります。自らの意思に由って(自由!)。

 (「しゃぼん玉」と「STAY DREAM」ですw)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

いつの間にか私は鏡の中の自分に優しく微笑みかけることができるようになっていました。その後、かつては想像すらできなかった出来事が次々と“現実化”していきました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 (S-04-24につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

そのような時に認知科学者 苫米地英人博士やコーチングの祖 ルー・タイスさんと出会いました

 

 …私が苫米地博士と情報的に出会ったのが2009年10月。そして、物理空間で初めてお会いしたのが翌年7月です。機能音源ライブでした。書籍やDVDで学びながら思い描いていたのとまったく同じイメージ(&遥かに超えている大きな“気”)に心から感動したことを覚えています。

それは私の本気の“現状の外”がはじまった瞬間でした。まったく新しい“自分”とはるかに豊かな“宇宙”を創造していく挑戦がはじまった瞬間です。

 その時得たインスピレーションを、初めてサインをいただいた本にぶつけるように書き込みました。すこし気恥ずかしいのですが(←認知的不協和w)、そのまま記載します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

前回の本文中のアンケート文章(2007年6月)との“熱の違い”は、「情報場のポテンシャルエネルギーの差」です。感じていただけたらうれしく思います。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855064.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

 2009年秋に大きな大きな智慧と出会った。

 学べば学ぶほど、知れば知るほど、世界が広がり、そして抽象度が上がっていくのがわかった。

 “私”という自我を少し離れて見ることができるようになり、そして、今までの人生での経験がすべてすべてつながっていることを理解した。

 時間の流れが変わった。未来からガンガン流れてきていることを体感した。

 空を感じた。そして仮観というモノの見方を知り、中観で生きることを切望した。

 自由になれることを知った。いや、すでに、本質的に自由であることを知った。

 その大きな大きな智慧そのものである苫米地英人博士その人と、この日出会った。

 心から感謝!すべての縁起に!

 

with DrT 100730

2010年7月30日 東京

機能音源ライブ後


F-157:指一本でも役に立ちたい

 

 前回(F-156)、「人間関係リセット症候群」を取り上げ、このように書きました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23823944.html

 

 「絶望」や「dark side」を防ぐ(克服する)力となるものはゴールとエフィカシーです。

ゴールの抽象度を高めながらハイエフィカシーを貫くことで、不安や怒りや憎しみを社会にうまく還元していくことができます。それが「社会性」です。

 

 …その「社会性」を違う言葉で言い換えると「利他(unselfishness)」。

 今回は、医療現場で利他心を感じた一例を取り上げます。

 (プライバシー保護のため一部変更しています)

 

 ケース;90代女性、一人暮らし

同じ町にお子さんが住んでいますが、関係性はよくありません。誰彼かまわず無心されるたびにお金を貸すものの結局踏み倒されるといったことを繰り返していることが原因のようでした。

そんな高齢女性が感染症を発症し入院しました。もともと自己免疫疾患(自分自身に対して免疫が過剰に働いてしまう病気)があり、免疫を抑制するステロイド剤を内服していました。加えて喘息もあるため、呼吸状態がどんどん悪化していきました。

専門用語で「せん妄」と呼ばれる精神不穏も出現した患者さんは、呼吸がままならないのに酸素吸入のためのマスクを外したり、点滴を引き抜いたりしました。

心身ともに悪化していく中、患者さんはまるでうなされているかのように同じ願いを口にするようになりました。その願いとは…

死んだら献体がしたい

…死んだ後も社会に貢献したいというのです。そんな切なる思いが「指一本でも役に立ちたい」という言葉になってあらわれました。

患者さんと御家族の仲介を約束した私は、母親の思いをそのまま息子さんに伝えました。最初は渋っていましたが、「指一本でも役に立ちたい」を聞いてからは反論しなくなり、ついには献体に同意されました。「母らしい」と苦笑いしながら。

子どもたちが献体に同意してくれたことを伝え聞いた患者さんは、粗い呼吸の合間に「うれしい~」と発し、治療にまったく抵抗しなくなりました。表情や言動は日に日に穏やかになっていきました。

 

 

 …ところで、皆さんは「プラセボ効果(placebo effect)」を御存知でしょうか?

 一般的には「薬理作用に基づかない治療効果」のことを指します。

その一部は脳内の化学反応で説明されています。人はモルヒネと同じような痛みを和らげる化学物質(いわゆる「脳内麻薬」)を分泌することができます。β-エンドルフィンやドーパミンがその代表で、20種類ほどの物質が確認されています。

プラセボ効果が働いているときは、大量のβ-エンドルフィン放出されているそうです。モルヒネの6.5倍にもなるといわれる鎮痛効果に加え、多幸感も大きくなることがわかっています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16948245.html

 

 じつは、先の患者さんは、「うれしい~」のあと呼吸状態が落ち着き、体調がどんどん改善していきました。情報空間(表情や言動にあらわれた心の状態)だけでなく、物理空間(SpO2やCRPという検査で示される体の状態)にもよい変化があらわれたのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

体調改善後施設に退院し、現在もお元気にされていると伺っています。

 その驚異的な回復ぶりを、冷めた言い方で「気のせい(プラセボ効果)」ということもできます。しかし、その本質は、超情報場(生命場)への介入による「気のせい(内部表現書き換え)」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 ある研究によると、「自分は心臓発作で死ぬ」と思い込んでいる女性は、病歴がまったく同じであっても、心臓発作で死ぬとは思っていない女性と比べ(心臓発作で)死ぬ確率が4倍も高くなるそうです。「プラセボ/ノセボ効果」の一例として紹介されていましたが、これは先程の脳内麻薬(β-エンドルフィンなど)だけでは説明できません。

 (ノセボ効果:悪心や食欲不振といった「薬理作用に基づかない副作用」のこと)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477470.html

 

 皆さんも、体調が悪いと思っていると(あるいは、まわりに「顔色が悪い」などと心配されていると)、本当に体調が悪くなってしまうことを経験しているのではないでしょうか。もちろんその逆も。

 ストレスが健康に大きく影響することは今や当たり前の知見になっていますが、そこには自律神経などの物理(身体)的な要因だけではなく、物理的な変化を「果」として引き起こすより高次の情報次元(心)での「因」が存在しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11822808.html

 

 重要なことなので繰り返しますが、高次の情報空間での「因」が、低次の情報空間(その底面が物理空間)において「果」となってあらわれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14248940.html

 

今回御紹介した患者さんでいうと、自分の死に自ら意味を見いだしたことが情報(心)を書き換え(「因」)、その写像である物理(体)を書き換えていった(「果」)といえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23037529.html

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「希望により生命力を取り戻した」「心が平和になった結果、身体が平穏になった」という感じです。

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 人生の最終段階であっても、このような大きな変化があらわれます。ましてや、これから成長する子どもたちに、「希望をもつことの大切さ」を教え、「希望をゴール化して実現していく方法」を授けることができたなら、どんなに未来が明るくなることでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11301259.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11386276.html

 

 …そんなハイエフィカシーな未来をイメージしているときに、私の中の“希望/HOPE”が、高齢女性の希望と共鳴していることに気がつきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

希望はやがて夢に育ち、夢はゴール設定することでいつしか“現実”にかわっていきます。

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

ゴールの達成を確信し続けること(エフィカシー)で“新たなる希望”が芽生えると、さらなる夢、より抽象度の高いゴールを経て、かつては想像もできなかったような“現実”があらわれます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

「絶望」や「dark side」を防ぐ(克服する)力となるものはゴールとエフィカシーです。

ゴールの抽象度を高めながらハイエフィカシーを貫くと、不安や怒りや憎しみを社会にうまく還元していくことができます。それが「社会性」「利他(unselfishness)」です。

 その「社会性」「利他(unselfishness)」が、人間に秘められたさらなる能力を覚醒させます。ときに“奇跡”と呼ばれるような形で。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 「指一本でも役に立ちたい」と願う老婆との縁により、私は、「幸せとはゴールに向かう日々の縁起そのものである」とあらためて実感しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 キーワードは「社会性」「利他(unselfishness)」。

 次の投稿(F-158~)では、今回取り上げた“奇跡”を別角度で再検証し、苫米地博士の著書から「絶望を克服する方法」を御紹介します。お楽しみに。

 

 

-関連記事-

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

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Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればいいでしょうか?

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Q-159:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか? <コーチング入門者向け回答>

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

 

Q:抽象度の高いゴールを達成した自分を想像すればする程、内包するエネルギーは増えますが、臨場感は薄れていき実装化が困難だと思います。

この場合は、それでも高い抽象度のゴールをイメージし続けるのか?

それとも臨場感を感じられる抽象度に落とし込んだ方が良いのか?

或いは、上記両方とも維持した方が良いのか?ご指南頂けると有難いです。

 

A:私個人の見解ですので、気楽に読んでくださいw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 まずはゴールというコーチングにおいて最も重要な概念からいきましょう。

ゴールのポイントは「心から望むものであること」「自分中心を捨て去ること」「現状の外側に設定すること」の3つ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

さらに私はバランスホイールも重要視しています。

先ほどの3つのポイントを踏まえ、人生のあらゆる領域にバランスよくゴールを設定していきます。例えば、職業、家庭、趣味、健康、ファイナンス、身近なコミュニティへの貢献、社会への貢献、生涯教育、老後、人間関係、精神性など。その一つひとつのカテゴリーに対して、さらにサブゴールを設定していくと、すぐに20個以上になるはずです。

ゴールのバランスホイールを意識することは、セルフヒーリングおよびセルフコーチングの秘訣です(…と私は思っています)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 「抽象度の高いゴールを達成した自分を想像すればする程…臨場感は薄れていく」と感じるときには、あえてフォーカスしているゴールから離れ、バランスホイール全体を眺めることを試してみてください。下がってるのは臨場感ではなく、じつは抽象度の方かもしれないからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 不安や怒りなどの情動が原因となり自由なイマジネーションができなくなることは、じつは、よくおこります。その典型的な例がファイト・オア・フライトです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 「抽象度の高いゴールを達成した自分を想像すればする程、内包するエネルギーは増えます」はそのとおり。認知科学者 苫米地英人博士は、よく位置エネルギー(ポテンシャルエネルギー)に例えられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

「抽象度の高いゴールを達成した自分を想像すればする程…臨場感は薄れていく」も正解です。抽象度が上がるほど具体的な情報量は減るのですから、臨場感は下がっていきます。一般的には(←「コーチング実践者向け」は次回w)。

 

その場合には「高い抽象度のゴールをイメージ」はしっかり保持したまま、抽象度を少し下げてサブゴールを設定してください。そのサブゴールに向かう通過点となるサブ2ゴール、さらに具体的なサブ3ゴール…を考えていくと、やがてはやるべきことがはっきりと感じられるはずです。

「はっきりと感じられる」とは「臨場感が高い」ということ。その「はっきりと感じられるやるべきこと」が「エンドステート」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 ただし、「やるべきこと」には容易にhave to(~ねばならない)が紛れ込みます。

 (認識者の心次第ですが)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 無意識がhave toを感じ取ると、途端に回避が起こります。それも創造的に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 

 というわけで、エネルギーと創造性を保つためにも、ゴールはあくまでも抽象度の高い次元にしっかりと思い描いたまま、その通過点をサブゴール化し、さらに具体化したエンドステートとして認識していくことをお勧めします。

 それはゴールが生みだす未来から過去へと向かう時間の流れを体現することでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 そのためのワークになるのが「夢が勝手にかなう手帳」(サイゾー)です。抽象度の高いゴールのイメージを、徐々に具体化しながらエンドステートやミッション(具体的な行動)に落とし込んでいく感覚が身につきます。

それは「夢をかなえる方程式:I×V=R」の実践練習です。ぜひ活用されてください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

 …以上がコーチング入門者向けの回答です。次回(F-160~)、実践者向けに回答しなおします。

関連する重要な知識を、今回から3回に分けて御紹介します。苫米地博士の著書「すごいリーダーは『脳』がちがう 人を動かす3つの条件」(三才ブックス)からの引用です。

 

 引用開始

 重要なのはリアライズドバーチャリティ

 リーダーになるということは、他人を引き寄せるということ-。

 そのためには、同調能力がカギを握っています。同調能力とは、リーダーの考えや決断を、従わせる者に対してさも自分の考えと同じだと思わせる力です。

 例えば、オバマに熱狂した人々は、彼が主張する政策をさも自分の意見と同じだと思って支持しています。イラク戦争の反対、ウォール街の批判、グリーンニューディール……。彼をリーダーへと祭り上げた環境の力が、国民を同調させたのです。

 自ら進んで政治家の政策を支持したり、社長の訓示に頷いたり、キャプテンの指示を仰いだりするのも、リーダーに同調すればこそ。

 では、どのようにして、自分の考えを他人に同調させられるのでしょうか。

 他人を同調させるためには、その人の心(=脳)の中にある「臨場感空間」をコントロールしなければなりません。

 

 臨場感空間?

 何だか物々しい……と思われた方もいるかもしれません。しかし、物理的現実世界とは一線を画したこの世界・空間は、皆さんの脳の中に必ずあります。この世界(臨場感空間)があるから、皆さんは生きているのです。

 臨場感とは、さもその場に身を置いているような感じのことです。視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚……。ある空間に対して、あたかも五感で感じているような感覚を、臨場感を持つといいます。

 

 臨場感は、もともと人間が持っている感覚能力です。この能力のおかげで、人間はさまざまな情報をリアルに感じることができます。映画を観ているとき、自分が映画の世界の中で振る舞っているような感覚に陥ったことがあるでしょう。アクションシーンでは、自分も格闘しているように感じ、ラブシーンでは、相手役と恋愛しているように感じ、雄大な景色のシーンでは、自分もその中にいるように感じる……。これは映画という仮想空間(ヴァーチャルリアリティ)に臨場感を持っていることを意味します。

 

 人間はある世界に強い臨場感を持つと、その世界が仮想空間であってもリアルだと認識し、実際にリアルになってしまいます。

 例えば、キリスト教徒が何もしていないのに、キリストが磔にされたときと同じように手から血を流す、いわゆる聖痕現象がそうです。普通に考えればありえないでしょう。刃物などで刺さないかぎり、自分の手から血など流れません。これは信者がキリスト世界に強い臨場感を持つことで、キリスト世界がリアルだと感じたために起こった現象です。仮想空間をリアルだと認識したために、身体がそちらの世界に反応して血を流してしまったのです。他にも、イメージ療法で重い病気が治ったりすることがありますが、同じ現象といえます。

 

 これらは物理的現実世界において、すべての重要な変化は心の中のイメージから始まっていることを意味しています。

 人にはそれぞれ自分の心の中でわき上がったイメージの世界があり、それが物理的現実世界に投影されます。「会社を起こす」「お金を稼ぐ」「好きな女性ができる」「戦争が起こる」「地球が滅亡する」……。自分のイメージの世界に臨場感を持つと、それがリアルになっていきます。これを臨場感世界の現実化(リアライズドバーチャリティ)といいます。

 臨場感を持った世界(臨場感空間)が、リアルとなる。ということは、その人が持つ臨場感空間をコントロールできれば、その人のリアルをコントロールできることになります。もっといえば、その人に「自分がコントロールされている」とは気づかせずに、その人の行動や考えが、コントロールする人の意のままに動くことになるのです。

 

 (Q-160につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

タグ:夢手帳

https://coaching4m2-edge.blog.jp/search_tags?qt=634683

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching Project(FCP)」がはじまっています(2020年6月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版



ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-22:鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-<前編>

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

もしも子どもたちに「鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいの?」と質問されたなら、皆さんはどのように答えますか?

 

皆さんは、今、鏡に映った自分に対して微笑むことができますか?

心から微笑みかけることができますか?

 

…苫米地博士と出会う前の私は、自分に向かって微笑みかけることはできませんでした。

その頃を思い出しながら、「鏡の中の自分に微笑んでもらうために必要なこと」について考察しなおしてみました。

1)鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23794257.html

2)鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-

3)「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

の3点についてまとめます。 

 

「人間関係の悩み」をテーマとするシリーズの最後に、なぜこの話題を持ってきたのか?

…そんな私の意図も汲みながら、読み進めてください。スコトーマが外れ、ゲシュタルトが再構築されることで、新たな気付きが得られることを願っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

2-1)鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-<前編>

 

 前回(S-04-21)、鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由として、1)「自分中心」だから、2)過去にとらわれているから、3)“生きる喜び”を見いだせないから …の3つを取り上げました(ケース)。

よって、自分自身に微笑みかけるためには、1)「自分中心」を克服し、2)過去を乗り越え、3)“生きる喜び”を見いだせればいい …ということになります(プラン)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

その秘訣は「抽象度を上げる」こと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

そして、その「抽象度を上げる」ためのスタートが「ゴール設定」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

「ゴールを設定し、抽象度を上げる」プロセスを感じていただくために、私自身の経験を御紹介します。この経験そのものが、私にとっての「鏡の中の自分に微笑みかけるためのワーク」になりました。

 

 

…時は2005年。

まだ副院長だった頃、私は当時の病院長にこのように質問されました。

先生は何がしたいのですか?

確か忘年会中だったと思います。それがきっかけとなり、私は自身の生きる意味や働く理由をあらためて考えるようになりました。2006年6月に実施された職員アンケートに、院長への回答として、こんな文章を書き込みました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

「人の役に立ちたい」という純粋な思いで働いている職員の方々が、疲弊し、去っていくのを防ぐために、各人の成長と同様に、職場の環境改善が必要だと思います。1.病院の理念、(明るい)将来像の周知に努める、2.意見の出しやすい明るい雰囲気作り、3.労働量の見直し-効率化による残業時間の短縮-、4.職員のストレスマネジメント…まず、この4点について、「自分に何ができるのか?」自問し、少しでも役に立ちたいと思います

 

…きっとやる気に満ち溢れた姿を連想されると思いますが、実際の私はどんどんパワーを失っていきました。目の前の宇宙が、モノクロの、薄っぺらい、虚構の世界のようにしか感じられず、生きている手ごたえがなくなったのです。今思うと、かなり危ない状態でした。

翌年(2007年6月)の職員アンケートには、このように回答しています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

「単純なミスが増えている」「集中できない」「人と会いたくない。話したくない(スタッフとも)」「動悸・めまい発作がおこる」「眠れない」「食べれない」「つい自分と比較してしまう」…疲れているんだな~と感じるとともに、自身に対して憤りも感じています。

 この数年限界まで頑張ったんだと誇りに思うとともに、こんなもんかと失望したりもしています。体力や価値観、生活環境の変化も影響しているのでしょうか。

 休むべきなのか、自分の弱さに克つためにもっと歯をくいしばらないといけないのか、前へ進まないといけないのか、退くべきなのか、わかりません

 

…実際この月(2007年6月)は、体調不良を理由に3日程休んだはずです。休んだ日は、家族と話すこともなく、ただフトンの中で一日中過ごしていました。情報空間(心)のバグが物理空間(身体)にあらわれていたのでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

翌月(7月)のある日曜日、当直のために医局にいた私のところに病院長が来られました。心配してくださったのだと思います。1時間くらい世間話をして帰っていかれました。

翌日、仕事の合間に院長にお礼を言いに行きました。会話を交わしたのは、それが最後となりました。

その次の日の朝、職員から緊急連絡を受けた私は院長室に駆け込みました。そこには白衣を着たままうつぶせに倒れている医師の姿がありました。心肺停止の状態でした。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7556145.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702279.html

 

…その後、亡くなった院長の実父である理事長から病院長就任をお願いされました。じつをいうと、当時のことはあまり思いだせません。ファイト・オア・フライトの状態だったからだと思います。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

しばらくしてから(3ヶ月くらいでしょうか)、自分の心身に変化が起こっていることに気が付きました。あんなに気力を失っていたのに、あんなに生きることが苦しかったのに、あんなに世界が色あせて見えていたのに …立ち直りかけていたのです。

もちろん体はきつかったですし、「院長」という言葉に押し潰されそうな感覚もありました。しかし、心の底から湧き上がってくるようなエネルギーを取り戻していました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

しばらくはなぜそのような変化が起こったのかわかりませんでした。何がきっかけだったのかははっきりしませんが、突然、その理由がわかりました。

…「自分中心」でなくなっていたのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

それまでの私は「他責」であり、「自分中心」でした。縁起が理解できていなかったからです。それがすべての苦しみの根源でした。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

ところが、前院長の急逝により予期せず院長となってしまったことで、視点が「I」から「WE」へと強制的に切り替わりました。抽象度が上がったのです。

その結果、私は縁起を体感し、「自分中心」を抜け出すことになりました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23512794.html

 

 (S-04-23につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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