苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

2020/04

Q-136:問題が生じたゴールへの向き合い方 -01

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

抜粋した下記部分について、回答させていただきます。

(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)

 

Q別のゴール(特に現状の内側でリラックスできるゴール)にフォーカスしている状態では体調不良が抑えられております。しかし、問題が生じた領域のゴールについて考え出すと再度、○○に悩まされる状態になる形が続いております。呼吸法を試してみましてもなかなか問題が生じたゴールにつきましてはリラックスが実現できません。

問題が生じたゴールについてどうしても再考したいのですが、どのように向き合えば○○がなくリラックスして再考出来ますでしょうか?

 

A:「別のゴールにフォーカスする」ためには、あたりまえですが、「別のカテゴリーのゴールがある」ことを必要とします。それもたくさん(多種多様)!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

ゴールを人生のあらゆる領域に幅広く設定することを「バランスホイール(バランスの輪)」と呼び、コーチングではとても重要視します。例えば、職業、家庭、趣味、健康、ファイナンス、身近なコミュニティへの貢献、社会への貢献、生涯学習、老後、人間関係、精神性などの大きなカテゴリーがあり、その一つひとつの中にさらにサブゴールを設定していきます(達成しそうになったら再設定)。そうすると20個以上のゴールができあがりますが、その一つひとつが「I」であり、「R」となりうるものです。

 

 「I」とはImageまたはImaginationで、「R」はReality。「まずイメージ(I:Image,Imagination)があり、その臨場感を上げていくと(V:Vividness)、そのイメージが現実となる(R:Reality)」という「夢をかなえる方程式:I×V=R」は、「すべての変化は心の中に生まれて、外に広がっていく」というルー・タイス氏の言葉を理論化したものです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 人生のあらゆる領域にゴールがたくさんあることはとても重要です。「I」の数だけ「R」を、すなわち現実となりうる可能世界(可能性)を持つことができるからです。

何らかのネガティブな“現実(R)”に囚われてしまっていると気づいたときは、その(ネガティブな)“現実(R)”を生みだす「I」とは違うカテゴリーの「I’」へと移行(ジャンプ)することで、目の前の現実を変えることができます。一瞬で。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14524490.html

 

現実とは、幻想です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

 

現実とは、高い重要性(ブリーフシステムを決定づける要因)によって選択された情報のみで構成される世界です。世界を生みだす重要性は、通常は過去の記憶でつくられています。重要性が変わればフィルタリング(RAS)を通過する情報が変わるため、目の前の世界はダイナミックに生じたり消えたりします(スコトーマが外れる/スコトーマに隠れる)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

まずは「○○(←身体症状)がある」「現実がある」のではなく、「何らかの役割・機能をもって仮(け)としてあらわれている」「自身の情報処理がすべてを生みだしている」ことを確信してください。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

ゴールを達成した未来から見れば、すべての縁が必然といえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

Q-137につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

 

 

I-038:ブログ更新予定変更(シリーズ編第4弾スタート)のお知らせ

 

これまでシリーズ編第3弾(S-03)として、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察を行いました。きっと何かしらの情動にまつわる思い出があるかと思いますが、御自身の経験と照らし合わせていかがだったでしょうか?

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

 その第3弾が始まったのはちょうど半年前(2019年10月)。その頃は怒りにまつわる相談や質問をいただくことが多かったのですが、最近(2020年4月)は不安や恐怖に関する相談事が俄然多くなってきました。もちろん、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中に広がり、暮らしが一変しているからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21664055.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21664503.html

 

先月は私が住む鹿児島でもトイレットペーパーがなくなりました。マスクや消毒用アルコールなら理解できますが、オイルショックの時と同じ現象が再び起きたことにとても驚きました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.htm


売り切れてはいるが完売ではない


これらの行動は、不安や恐怖によって、前頭前野から大脳辺縁系優位に変わってしまったことが原因です。そんな状態を「ファイト・オア・フライト(Fight or Flight)」と表現します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 文字どおり「闘争か、逃走か」という心理状態に陥った人々は、簡単に言うと“動物的”になっています。短絡的で視野が狭くなり、通常なら言わないようなことを言ってしまい、普段なら絶対にやらないようなことをしてしまいます(反対に、いつもはできることができなくなります)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9815429.html

 

 鹿児島の地元紙 南日本新聞の2020年4月11日の一面は、「県内医療者へ中傷深刻」というものでした。記事によると「地元在住でない人をなぜ入院させた」「コロナの患者がいる病院には二度と行かない」などの苦情が殺到。クレームに対応する病院事務職員は、「受話器を取るなり怒鳴られ、罵倒され続ける。電話が怖い」と記者に打ち明けたそうです。

問題は医療現場で働く者への精神的な仕打ちだけではありません。

指定医療機関の看護師は子どもの通う保育園で「医療従事者の子は預からないように検討している」と告げられ、感染者が入院した病院に勤める看護師は同じ学童保育の保護者に利用をやめるように頼まれたといいます。

 

もしも子どもを預かってもらえない医療従事者が増えれば、もともと脆弱な鹿児島の医療体制はあっという間に崩壊するでしょう。そのとき、医療従事者は身体的にも(過酷な労働環境)、精神的にも(悪質なバッシング)、社会的にも(地域の医療崩壊)、苦しむことになります。もちろん、スピリチュアルペイン(自分の存在や意味を問うことに伴う苦痛)にも苦しむはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

 そして、その苦しみは地域の住民にも跳ね返り(医療崩壊)、ますます「ファイト・オア・フライト」として拡散していきます。なぜなら、すべては縁起だから。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 問題も、その解決も、鍵は“関係”にあるといえます。繰り返しますが、すべては縁起だからです。

 

 シリーズ編第4弾として新たに始まるS-04では、「人間関係」について考察していきます。ぜひ皆さん自身の様々な“関係”をイメージしながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 

 …次回より更新スケジュールを変更いたします

 

 

 月曜日:S-04「さぁ『人間関係の悩みを克服する旅』をはじめよう!」より投稿

 

金曜日:フリーテーマとして、その時々の話題に関連した文章を投稿

 

その他の曜日に、御質問への回答やセミナー開催の告知などを行います(不定期)

 

 

御質問や研修・講演の御依頼等については、コメント欄またはメールで御連絡ください(coachfor.m2@gmail.com)。

 

パーソナルコーチング、医療・福祉機関や教育機関向けのコーチング(研修、講演)の受付も随時行っております。詳細についてはメールで御相談ください。

 

御連絡をお待ちしております。

連絡先:coachfor.m2@gmail.com

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

 

…私の答えは、これからはじまるシリーズでw

 

 

-関連記事-
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9188068.html

F-133The Sweet Hello, The Sweet Goodbye -5SadSweetに書き換える準備となるヒーリング<老人向け 前編>

 

過去の記事(F-128)で、スウェーデンの男女デュオ ロクセット(Roxette)のボーカル マリー・フレデリクソン(Marie Fredriksson)を取り上げました。最後に御紹介したのは「The Sweet Hello, The Sad Goodbye」という曲。

内科医としての私が医療・福祉の現場で経験するのは「The Sad Goodbye」ばかり。でも、苫米地博士に学ぶ今は、「ヒーリング&コーチングで『The Sweet Goodbye』を実現できる」と信じています。

今回は、その「The Sweet Goodbyeを実現するために」がテーマです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21580684.html

 

 1不安に襲われる若者、希望を失う老人

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21892496.html

 2The Sweet Goodbye」とは?(ワーク付き)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21970436.html

 3SadSweetに書き換える準備となるヒーリング<若者向け>

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22043888.html

 4SadSweetに書き換えるコーチング<若者向け>

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22117623.html

 

 

 このシリーズのvol.3F-131)で、医師としての私が経験したケースを御紹介しました。

 脳出血後「死にたい」「殺してくれ」と口にするようになった50代男性患者さんの息子さん(まだ20代の若者)に対して、私は延命治療のひとつである人工栄養について説明しました。その際に息子さんが泣きながら発したのが、「父には生きていてほしいですけど、父自身は『生きたくはない』『もう死にたい』と思っているはずです」「私自身も生きている価値がないと思っています」という言葉でした。

 

 生きている価値がない

 

 最初は父親のことをいっているのかと思いましたが、その後のやり取りで息子さんが自分自身を「生きている価値がない」と評価し、「死にたい」と苦しんでいることがわかりました。父親と同じように生きる目的(ゴール)を見失っているのでしょう。いや、そもそも生きる目的(ゴール)を、もっと言えば生きる意味を見いだせていないのかもしれません。

その苦しみは「スピリチュアルペイン」。思春期にすでに生じていますが、多くの人はいつの間にかスコトーマに隠れ感じなくなる根源的な痛み(苦しみ)です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 そんな若者のためのヒーリング(F-131)とコーチング(132)について、そのポイントをまとめました。

 次に父親の世代、あるいはその父親(祖父母)世代に対するヒーリング(133~135)とコーチング(136、137)について、私の考えを述べたいと思います。

 

復習になりますが、若者のヒーリングとは「生命本来の状態に戻してあげる」ことです。

「本来の状態」とは、「生命の維持(生存)のためにホメオスタシスが働いている状態」のこと。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

コーチング理論を用いると、「生存することは生命本来のコンフォートゾーンである」といえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 つまり、若者の場合、身体的にはもともと元気な状態であり、とくに心理・精神的なケアを行いながら(ヒーリング)、その上でコーチングを行っていくと、必ず本来の元気(生命力)を取り戻していきます。ゴールを追求する過程で「人生の意味」を見つけ、スピリチュアルペインを克服するからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

 かつてのゴールを達成しつつさらなるゴールを目指して生きていると、抽象度がどんどん上がり、ますます“健康”になっていきます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 しかし、その“健康”(←WHO的定義)はいつまでもは続きません。年を重ねるとともに体力は衰え(老)、その経過で病気になり(病)、いつしか必ず生を終える日が来るから(死)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859675.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859828.html

 

老人の場合、元気を失っていくのは身体面(身体的苦痛)ばかりではありません。若者以上に精神面が落ち込んでいきます(心理・精神的苦痛)。その代表が思考にも関係するドーパミンです。一般的には10歳老いるごとに10%のドーパミンニューロンが死滅するといわれており、年を重ねるごとに物理空間での身体の運動と同じように情報空間での思考のスピードが遅くなっていきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8900535.html

 

そこに退職や引退による社会的機能・役割の喪失、友人や家族など身近な者との別れといった社会的喪失が重なっていきます(社会的苦痛)。やがて「自分もいつかは死ぬ」ことを感じはじめると、スコトーマが外れ、突然「自分の存在や意味」が突きつけられていることに気づくのです。

その時、衝撃とともに感じる苦しみが「スピリチュアルペイン」。本当は思春期から青年期にかけて生じていますが、いつの間にか感じなくなっていた(スコトーマに隠れていた)根源的な痛みです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

 では、そんな老病死(+生で四苦)に苦しむ老人にとってのヒーリングとは、どのようなことをいうのでしょうか?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045953.html

 

F-134につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21142618.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

 

 


Q-135190919リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)Q&A -14 <最終回>

 

 20199月、鹿児島県の医療法人にて、「リスクマネジメント」をテーマとした研修を行いました。タイトルは「すべてはマインド(脳と心)が生みだしている ~イヤな気持ちをエネルギーと創造性に変える科学的方法~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。今回が最終回です。

 研修内容はこちら(Q-122)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 アンケート結果概要(Q-123):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21141120.html

 

 いただいた御意見・御質問に回答いたします。Q-134から「もっと知りたいこと」です。

 

 

・三日坊主や飽き性等とマインドはつながりがあるのですか?

 

A:もちろん!すべてマインドでの情報処理の結果といえます。

 私がいうマインドとは「脳と心」のこと。じつは脳と心は別々のものではなく、「脳と心」でひとつです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html

 

認知科学者 苫米地博士の著書に「脳と心の洗い方」(フォレスト出版)という本があります。20067月に出版され「脳ブーム」の火付け役となった同書からの引用です。

 

 心と体は切り離せない!

 私の研究分野は機能脳科学です。

 機能脳科学や認知科学は心と体を同時に扱う学問です。認知科学は英語でいう「コグニティブサイエンス」です。これは『洗脳原論』で少し書きましたが、ファンクショナリズム、つまり心を関数としてとらえるという立場から生まれてきた学問です。

 心を関数としてとらえるということは、心と体が切っても切り離せないという大前提があります。関数があれば、関数を走らせるハードウェアであるコンピューターが存在しています。

 そのコンピューターの状態を抽象化して記述しているものが関数です。これはどの抽象度で記述しているかで、心といったり、脳といったりしているということです。つまり、どちらとも切り離せないというのがファンクショナリズムの本来あるべき姿です。

 機能脳科学は心と体を扱う学問であり、切り離せないものです。もちろん、デカルトの二元論は間違っているということになります。外部表現というものはありません。すべて内部表現です。物理的現実世界と我々が思っている世界は、我々の内部表現と連結しているのです。

引用終わり

 

 私は博士との縁ではじめて「抽象度」という言葉を知りました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

そして、その新たな視点で、学んできた医学・医療や釈迦の教えを再考する過程で、明るくクリアな光に包まれました。より大きなゲシュタルトができ、「点がつながった」のだと思います。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 そんな意識状態で医学・医療を考察したものが下記ブログ記事です↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13076878.html

 

 

・自分の振る舞いや言動、行動を振り返って、家族にどのような影響がでているか?

 

A:「自分」から「家族」への視点の変化は、先程御紹介した「抽象度が上がる」に相当します。そんな感じで気楽に「より大きな視点」を追求してください。その積み重ねが「人間形成」を実現します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

 そして、その“積み重ね”は「自分」とつながるあらゆる関係に広がり、まわりを明るく書き換えていきます。すべて縁起であり、「自分」とは単独で(独立して)存在するものではないからです。「自分」とは、「関係によって浮かびあがってくるネットワーク」のことです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 では、「自分の振る舞いや言動、行動」により家族によい影響を与えるためにはどうすればよいでしょうか?

 

 

・ゴール設定について

 

A答えは「ゴールの抽象度を高めること」。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 仮に“失敗”してしまったとしても大丈夫。抽象度が高いゴールを志向し続ける限り、必ず道は開けます。なぜなら、すべて縁起だから。先程引用した博士の言葉でいえば、「外部表現というものなく、すべて内部表現」だから。「物理的現実世界と我々が思っている世界は、我々の内部表現と連結している」のです。

 

 

・家族のこと。家族と仕事を天秤にかけると優先順位に悩む

 

Aとなると、「家族と仕事を天秤にかける」必要はありません。「優先順位に悩む」代わりに家族と仕事を包摂する抽象度次元で新たなゴールを見つければいいのです。「家族と仕事」を一語にしてしまうような何かを見つけることが、先程の「ゴールの抽象度を高めること」に相当します。

 

 過去のブログ記事で取り上げてきたように、私自身はゴールのバランスホイールをとても重要視しています。しかし、それは天秤にかけバランスをとるということではなく、高い抽象度ではひとつのものを、抽象度を下げた次元においてバランスよく配分するという感覚です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14524490.html

 

 詳しくは「ライフワークバランスに潜む罠」をテーマにブログ用に書き下ろした文章で御紹介する予定です。

 

 

・今は頭の中を整理したいです

・ひらがなで漢字が出てこない

・先生が話してくださったことを理解し吸収するのに時間がかかるので(私自身の性格で)、また機会があればもう一度話を聞きたいです

 

A:整理するとは「ゲシュタルトをつくる」こと。そのためにも、まずはゴール設定です。Want to(~したい)だから、自然に知識を吸収することができます。決してHave to(~ねばならない)にならないように気を配りながら、ゲシュタルト構築を楽しんでください。
 ぜひ、またお会いしましょう!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 

 以上で、20199月に鹿児島県の医療法人で開催した「リスクマネジメント」をテーマとした研修のQAを終わります。

 

 医療・福祉や教育に関する講演はもちろんのこと、コーチングを用いた研修(リスクマネジメント、リーダー育成、スタッフ能力開発等)に興味のある方は、気軽に御相談ください。

パーソナルコーチングも受け付けています。

連絡先:coachfor.m2@gmail.com

 

 

苫米地式認定コーチ                       

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脳と心の洗い方



ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-25:心のエネルギーとは何か?

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察を行いました。きっと何かしらの情動にまつわる思い出があるかと思いますが、御自身の経験と照らし合わせていかがだったでしょうか? 今回が最後の投稿です。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

 

 このシリーズ(S-03)の告知文(I-035)で香港での大規模なデモを取り上げました。民間人権陣線が行ったデモの参加者は、初回の2019331日が12千人(警察発表:5200人)、同69日が103万人(24万人)、そして同616日が200万人(338千人)と回を重ねるごとに増えていきました。まるで怒りが“感染”したかのように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 

 今、世界では新型コロナウイルス(COVID-19)が爆発的に広がっています。問題なのはウイルスだけではなく、不安や恐怖といった情動、そして、その結果生じる「ファイト・オア・フライト」が拡散していること。まるで“感染”したかのように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

これらの事実は「すべては縁起であり関係である」ことをしっかりと示しているといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

ならば、私たち一人ひとりの存在は重要です。関係の結果生じた存在ではあるけれども、その在り方によって関係をダイナミックに変化させる存在でもあるからです。

すべての存在には役割があります。すべての存在が関係しあうため、その関係性の中でまったく役割を果たさないものなどありません。その役割は「存在意義」と置き換えることもできます。

すべての人が必ず誰かとの関係性の中に生き、誰かの役にたっており、存在意義があります。その存在意義とはゴール設定により自らつくりだすもの。そして、その存在意義の確信がコーチングで重要視するエフィカシーです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

すべての存在には役割がある。なぜなら縁起があるから

すべてのものが関係しあうため、その関係性の中でまったく役割を果たさないものなどない

その役割は「存在意義」と置き換えることもできる

 

 だからこそ、私たちは怒りをコントロールする必要があります。不安や恐怖を克服する必要があります。家族のために、仲間のために、社会のために、そして未来のために。

 

このシリーズでは、「心のエネルギー」について考察しました。

心のエネルギーとは、「人間が進化するためのエネルギー」です。さらには「人類という種が進化するための動力」であり、「生命が進化する秘密」です。

 

その進化とは、抽象度の階段を上がること。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

その先にはきっと生命を生みだす“意思”があります。コーチングによって“意思”に触れることができると、ゴールが生まれ、時間が流れはじめ、やがて“現実”となっていきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 私がこのシリーズで皆さんにお伝えしたかったことは、「怒らないようにしよう」「ちゃんと我慢しよう」ということではありません。むしろ正しく怒ることで、「“人間”であり続けよう」「もっと“人間”らしくなろう」ということ。それは現在の世界を覆う不安や恐怖についても同様です。

 

 皆さんがさらに自由に生きるきっかけになることを願いながら、このシリーズを終わりにします。最後は苫米地博士の著書「『感情』の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方」(誠文堂新光社、p80)からの引用です。博士と博士に学ぶ私たち(もちろん、このブログを読んでくださっている皆さんも)が共有している“気”を感じながらお読みください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 

日本のビジネスマンと感情

 日本のビジネスマンから、感情が消えている、近年、とみにそう思います。ごくまれに、電車の中で激昂している人を見かけますが、そういった例は特殊であるといえます。しらふで、本気で怒っている人を、最近、身の回りで見ましたか?

 怒りや悲しみといったネガティブな感情だけではありません。本気で飛び上がって喜んでいる人も、もはや見つけることが難しい時代になったような気がします。これはいったいどうしてなのでしょうか。

 もともと日本人は感受性が低い人種といえます。それは民俗学的な特徴というより、教育によるものです。国民の感受性が低く、鈍感なほうが国を治めやすいからです。言葉を換えると、情緒の安定した国民性とも言えますが、しかしこれでは死人の国も同様です。怒りも悲しみもないロボットのような仕事、喜びも楽しさもない人生では、活き活きとゴールに向かって突き進むことなどできません。そもそも、そういった仕事は、そう遠くない未来に人工知能に取って代わられるでしょう。

 人工知能を怒らせるのは難しいでしょう。恋をさせるのはもっと難しいはずです。なぜなら、人工知能は合理的、論理的なことは得意ですが、非合理的で愚かなことをするのは苦手だからです。本書をお読みいただければわかるように、「感情」は非合理的なのです。

 しかし、人生を彩り、気づきを与えてくれるのは、悲しみやあきらめ、寂しさといった感情たちです。また感情は、うまく付き合えばゴール達成への力強い武器となり得ます。

 感情は、予期から外れることで生まれます。予期から大きく外れた怒りや悲しみ、予期から大きく外れた喜びを、高度に文明化し、統率の行き届いた今の日本で見出すのは難しいのかもしれません。

 だからこそ、嬉しいことを嬉しい、悲しいことを悲しいと感じる感性を大切にしてください。

 日々の身の回りの出来事にもっと目を向け、そして自己の内奥に立つ小さなさざなみに耳を澄まし、湧き上がる感情を楽しんでほしいと思います。

 引用終わり

 

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~ (完)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 昨年のちょうど今頃(20194月頃)盛り上がり始めた香港のデモ活動ですが、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行をきっかけに実行することができなくなりました。行き場を失った活動家たちは、なんと、情報空間で活動を続けているようです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

 Bloomberg202049日配信)によると、他人との社会的距離を保つ指針に反することなく集まれる場として、任天堂のゲームソフト「あつまれどうぶつの森」が利用されているそうです。新たなウイルスの出現は、人の意識や活動をますます情報次元に導くきっかけになるのかもしれません。

 そうであれば、心のエネルギー、すなわち情報次元のパワーをコントロールする知識と技術は、今後ますます重要になっていくのでしょう。

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

 

「感情」の解剖図鑑ver.2




I-037:コーチングセミナー(鹿児島、2020年上期)開催中止のお知らせ

 

 苫米地式コーチング&ヒーリングをしっかり届けたいと願いながら活動しています。

 

特に地方にお住いの方々は共感してくださると思いますが、認知科学者 苫米地英人博士に直接学ぶためには、経済的にも、物理的にも、大きなバリアがあります。かつての私のように何らかの理由で断念している方々のために、「学んだ苫米地理論を地方に届けよう」と次第に考えるようになりました。

それ以降、博士に教わっているときは、同時に教えているイメージも持ちながら学んでいます。守秘義務内容の境界を常に意識しながら。

「まずは鹿児島から」という「苫米地理論を地方に届けたい」は、「九州に届けたい」「日本中に届けたい」に拡大し、さらに「医療・福祉の現場に届けたい」「教育の現場に届けたい」にひろがっています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7702480.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7702640.html

 

 そんな思いから、医療・介護現場や教育現場での研修や講演と並行して、一般向けのオープンセミナーを開催してきました。年2回(春、秋)の開催を念頭に準備を進めていましたが、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を鑑みて、20205月開催予定分のセミナーは中止とさせていただくことにしました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21664055.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21664503.html

 

 特に今回は不安や恐怖から引き起こされる「ファイト・オア・フライト(Fight or Flight)」を取り上げ、克服のための実践ワークを行う予定だっただけにとても残念です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 状況が改善次第、オープンセミナーを開催します。ぜひ“場”を共有してください。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 パーソナルコーチングに関しては、“三密”に気をつけながら、現在も継続しています。新規受付は随時行っておりますので、気楽に御相談ください。

 

 新型コロナウイルスは政治をも動かし、ついに医療現場での初診患者へのオンライン診療が解禁されました(2020413日~、ただし感染収束までの期間限定の方針)。

本文中の「学んだ苫米地理論を地方に届けよう」という私の思いは、物理空間に縛られていたのかもしれません。今まで対面でのコーチングにこだわっていましたが、私自身の“現状”の殻を破り、オンラインでのコーチングにも取り組むことに決めました。

遠隔コーチングによる“情報場”共有を御希望される方は、下記アドレスに御連絡ください。

 連絡先:coachfor.m2@gmail.com

 

 

F-132The Sweet Hello, The Sweet Goodbye -4SadSweetに書き換えるコーチング<若者向け>

 

過去の記事(F-128)で、スウェーデンの男女デュオ ロクセット(Roxette)のボーカル マリー・フレデリクソン(Marie Fredriksson)を取り上げました。最後に御紹介したのは「The Sweet Hello, The Sad Goodbye」という曲。

内科医としての私が医療・福祉の現場で経験するのは「The Sad Goodbye」ばかり。でも、苫米地博士に学ぶ今は、「ヒーリング&コーチングで『The Sweet Goodbye』を実現できる」と信じています。

今回は、その「The Sweet Goodbyeを実現するために」がテーマです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21580684.html

 

 1不安に襲われる若者、希望を失う老人

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21892496.html

 2The Sweet Goodbye」とは?(ワーク付き)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21970436.html

 3SadSweetに書き換える準備となるヒーリング<若者向け>

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22043888.html

 

 

 前回は医師としての私が実際に経験したケースを御紹介しました。

 「生きている価値がない」最初は父親のことをいっているのかと思いましたが、その後のやり取りで息子さんが自分自身を「生きている価値がない」と評価し、「死にたい」と苦しんでいることがわかりました。父親と同じように生きる目的(ゴール)を見失っているのでしょう。いや、そもそも生きる目的(ゴール)を、もっと言えば生きる意味を見いだせていないのかもしれません。

その苦しみは「スピリチュアルペイン」。思春期にすでに生じていますが、多くの人はいつの間にかスコトーマに隠れ感じなくなる根源的な痛み(苦しみ)です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

スピリチュアルペインは脳(とくに前頭葉前頭前野)が発達した人間だけが抱えている苦しみです。全生物の中で思考ができるのは人間だけのはずだから。

人間は誰でも思考することができます。しかし、その一方で、思考をやめてしまう人も少なくありません。思考をやめるとは、人間であることを自ら放棄することなのに。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 前回(F-131)、生存のためのホメオスタシス・フィードバックが強力なはずの若者ほど不安に襲われ、ストレスに関連した身体的または心理的症状に苦しんでいるのは、「思春期から青年期の間に生命本来のコンフォートゾーンから外れやすくなる」からではないかと書きました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 それは決して偶然ではないはず。思考という“進化の鍵”を手に入れた人類が、本来の潜在能力を覚醒させるために必要とする“ゆらぎ”なのではないでしょうか。スピリチュアルペインが進化を強烈に促している(求めている)気がします。

 

 

苫米地博士は、「思考停止という病」(KADOKAWA)の中で、「思考は一定の情報空間での抽象度をダイナミックに変化させる運動行為」と書かれています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

では、その「ダイナミックな変化」をより高次の抽象度へと、すなわち進化へと導くものは何でしょうか?

 

 私の答えは「ゴール」。博士は「進化には必ず意思の力がある」と書かれていますが、その“意思”にアクセスする方法がコーチングなのだと思っています。コーチとの縁により“意思”にアクセスし、自らゴールとして見いだすのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 コーチとの縁により“意思”にアクセスし、自らゴールとして見いだす

 

ここから前回引用した文章(苫米地博士著「2050年 衝撃の未来予想」)の続きです。ぜひゴールが持つパワーを感じてください。

 

 リーダーの吉井氏は20代の頃から40年以上、つまり1980年に40歳で亡くなったジョン・レノンの人生よりも長く、ジョン・レノンとして音楽をやっており、ポール・マッカートニーとも共演を果たしています。つまり、そこにはジョン・レノンのコピーでありながら、本人とは別の新たな価値が生まれているのです。そして、その価値は将来ジョン・レノンそっくりの人工知能を搭載したロボットが登場したとしても再現することはできません。

 このように人口知能が発達し、社会がデジタルになっていくほど、人間的な部分、アナログな部分の価値が相対的に上がっていく現象が起こるでしょう。

 そもそもミュージシャンになれば、すなわち生産性の高い人間かというそんなことはありません。新しい音楽を生み出せるのは一握りの天才たちだけですし、将来的には人工知能が音楽理論を完全に理解し、「どんなメロディやビートが人間の脳を刺激するか?」「どんな歌詞が心に響くか?」という分析を加えることで、人間以上に新しい音楽を生み出す可能性もあります。しかし、そんな時代においても、私はザ・パロッツを聴きにライブハウスに通うことでしょう。デジタル技術の革新がアナログの価値を高めていることは、音楽が簡単にダウンロードできるようになってから、相対的にライブの価値が上昇していることを見れば、2050年を待たずとも理解できるかと思います。

 例えば、銀行は無人化するといいましたが、人工知能搭載の若いロボットよりも、年季の入ったいかにも“やり手”なオーラを漂わせた人間のおじさんの方が信用できるというニーズは必ず残ります。教師が人工知能に置き換わったとしたら、人間の家庭教師をつけたいというニーズは相対的に高まるでしょう。第1章でも指摘したように、白熱電球が数十万円で取引されているかもしれません。

 つまり、デジタル社会、サイバー社会となった2050年では、アナログであること自体が価値として成り立っている可能性が高いのです。そして、「アナログ=人間らしさ」であり、「人間=自我」です。つまり、必ずしもクリエイターでなくとも、やりたいことをやり続け、その世界で唯一無二の自我を発揮できれば、そこにニーズが生まれ、価値が生まれます。

 ですから、これからの時代の「付加価値」とは、決して世間がいうようなデジタルなスキルや狭い専門性ではありません。人間が長い歴史の中で培ってきたリベラルアーツを学び、広く深い人間性を身につけること。その上で、やりたいことをやり、社会のニーズに適った機能を提供できる人間になっていくことが重要なのです。

 引用終わり

 

 ゴールはどんどん更新していくもの。

その更新のたびに抽象度が上がり、個人の進化といえる「人間形成」が実現していきます。引用した博士の表現でいえば「広く深い人間性」が磨かれていきます。

「人間は自己実現に向けて絶えず成長する生き物である」とした米国心理学者 アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow19081970年)の表現を用いると、欲求の階層(段階)を上がるときが、新しい階層に対しての「The Sweet Hello」であり、これまでの階層への「The Sweet Goodbye」。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

 The Sweet Hello/Goodbye」をサポートし、その上で、さらに「やりたいことをやり、社会のニーズに適った機能を提供できる」ように導けることが、若者に対するコーチングの重要なポイントです。そして、それはコーチ自身の「社会のニーズに適った機能」でもあります。

 

F-133につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21142618.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

 

 

2050年 衝撃の未来予想



Q-134190919リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)Q&A -13

 

 20199月、鹿児島県の医療法人にて、「リスクマネジメント」をテーマとした研修を行いました。タイトルは「すべてはマインド(脳と心)が生みだしている ~イヤな気持ちをエネルギーと創造性に変える科学的方法~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 研修内容はこちら(Q-122)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 アンケート結果概要(Q-123):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21141120.html

 

 いただいた御意見・御質問に回答いたします。今回から「もっと知りたいこと」です。

 

 

・ファイト・オア・フライトについて

・ファイト・オア・フライトの状態の相手をうまくなだめるできるだけ簡単で効果的な方法を知りたいです

 

A:四苦(とくに老病死)を実感しやすい医療・福祉の現場は、とくに「ファイト・オア・フライト」に陥りやすい場です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 よって、そこで働く人々は、患者(利用者)さんやその家族はもちろん、自分自身や仲間のためにも、「ファイト・オア・フライト」を予防する(すぐにリカバーする)方法を習得するべきです。

 

 その最も重要なものは「ゴール設定」。この記事の最後(4つ下の回答)で取り上げます。

 

ここでは「できるだけ簡単で効果的な方法」をお伝えしましょう。その簡単な方法とは「笑顔」。マザー・テレサは「平和は笑顔とともにはじまる(Peace begins with a smile)」と語りましたが、それは紛れもない科学的事実といえます。

通常、視覚情報は脳の後方(後頭葉)にある視覚野に送られ処理されます。そして、記憶との照合や前頭前野での判断を経て、「それがなんであるか」が認識されるのです。ところが、その経路とは別に、視神経から扁桃体に直結する経路が存在することが明らかになっています。

扁桃体とは「ファイト・オア・フライト」のときに活性化している場。人間の場合、その扁桃体で相手の表情を読み取ることがわかっています。笑顔だとポジティブに、怒り顔だとネガティブに。つまり、笑顔はダイレクトに扁桃体に働きかけるのです。もちろんポジティブに。

ぜひ目の前の相手に対して微笑んでください。いつも微笑むことできる心境でいてください。それは「簡単だがとても効率的」な方法です。もちろん、あなた自身のためにも。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11294790.html

 

 

・イライラしないようにすること

 

A:イライラは決して悪いことではありません。それは(ゴールが生みだす)理想があるゆえに生じる認知的不協和といえるからです。「イライラ」という心のエネルギーを上手く利用することで、理想に向かって現状を改善することができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 ただし、イライラは「ファイト・オア・フライト」のひとつの表現ともいえ、うまく大脳辺縁系から前頭前野優位に戻さないと(リカバーしないと)墓穴を掘ることになります。

 うまく前頭前野優位に戻すための「簡単だがとても効率的」な方法が「笑顔」。そして、最も重要な方法が この記事の最後(3つ下の回答)でw

 

 

PTSDについて(複数回答)

 

APTSDとはPost Traumatic Stress Disorderの略で、心的外傷後ストレス障害と訳されます。厚労省のHPには「生死にかかわるような実際の危険にあったり、死傷の現場を目撃したりするなどの体験によって強い恐怖を感じ、それが記憶に残ってこころの傷(トラウマ)となり、何度も思いだされて当時と同じような恐怖を感じ続けるという病気」と記載されています。

 厚生労働省>みんなのメンタルヘルス>専門的な情報>PTSD

 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_ptsd.html

 

私は「本当は誰もがPTSDに苦しんでいる」と考えています。みんな最初は被害者だからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

 

・心の傷を解決する方法をもっと知りたいです

・理不尽度、興味あります

 

A:「もっと知りたい」「興味がある」とは重要度が高いということ。私たちは目の前の世界をありのままに認識しているわけではなく、知識があり(すでに知っていて)、重要度が高いもののみを認識しています。その他の情報はスコトーマに隠れ、認識にあがりません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 その重要度は過去の記憶によりつくられていきます。その多くは他人や社会からの刷り込みです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 その過去や他人による呪縛から自らを開放する行為が「ゴール設定」。“現状の外”にゴールを設定することではじめて、本当の自分の人生を生きることができるようになります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 自ら設定したゴールに向かって生きていると、目の前の世界がすべてゴール達成のための大切なきっかけに感じられるようになります。スコトーマが外れ、ゴールに関係する情報をどんどん見つけていくからです。

そんな体験を繰り返すと、「すべてがつながっている」と実感するようになります。縁起の体得です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 目の前の世界はすべてゴール設定の結果 そのように無意識が納得したとき、理不尽度はなくなります。すべてが自分の選択だから、すべてが“自分自身”だからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 理不尽度ゼロはストレスフリーの状態。その時、人は真の自由を実感するはずです。真の自由とは、「自らに由る」という釈迦の教えに由来する自由。思考や行動の判断基準を自らに置いた心の状態のことです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 

 ぜひ自由に生きてください。自由に生きるほど、心の傷は癒えていきます。

 繰り返しますが、それはゴール設定からはじまります。そして、そのゴール設定は、自分の未来に興味と責任を持つことからはじまります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

Q-135につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-24:苫米地流「正しく怒るための技術」

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

 

まず、A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。

まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいます)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」するレベルでの「心のエネルギー」のコントロール方法とは、「イライラなどの“違和感”を感じたときに、自身のゴールを見つめなおし、ゴール達成のためのパワーに変えてしまう」というものです。

 

C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のレベルについて、その最後の2回は私の体験を具体的に解説しました。

 

前回はD)「物理次元で発散」の話。苫米地式のアンガーマネジメントを御紹介しました。「怒り自体を起こりにくくする」ことと「自分を怒らせた相手への復讐の方法を考える」です。怒りで我を忘れそうになったとき、ぜひ取り組んでください。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21995353.html

 

 

今回は、苫米地博士の著書を参考に、「正しく怒るための技術」を御紹介します。

 

 苫米地博士と出会うまで、私は「正しく怒る技術」を教わったことはありませんでした。怒ることはよくないこと(みっともないこと)と教えられ、怒り方ではなく、怒ったこと自体を非難されてきました。とくに子どもの頃は、周囲の大人たちに「何を怒っているのか!」とよく怒られたものですw

 そのような痛みを伴った記憶が、私のブリーフシステムをつくりあげたのでしょう。怒りを爆発させた後は、必ずけだるい罪悪感に苦しむようになりました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13523715.html

 

 そんな状況で育ったので、松下幸之助さんの「指導者の条件」(PHP研究所)の中に「指導者は指導者としての公の怒りを持たなくてはならない」という言葉を見つけたときは驚きました。と同時に、なんだか救われた気がしました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21664229.html

 

 そんな淡い体感が、苫米地博士との縁により、確信に変わっていったのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 その後、博士のもとで学ばせていただきながら、「二つの怒りとその間にあるもの」をはっきりと感じられるようになりました。

これから御紹介する「正しく怒るための技術」は、私が意識して取り組んでいるものです。怒るための技術を知り、身につけることで、皆さんのIQはさらに高まっていきます。ぜひマスターしてください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

 〇正しく怒るためのその1:丁寧な言葉を使う

 -ここでのポイントは「思考の言語化」。相手が汚い言葉ややり方を使ってきたら、その言葉や方法に反応するのではなく、その人の思考パターンに反応することを心がけます。「ずいぶん失礼な言い方ですが、どんな意図があるのですか?」といった感じ。

 もしも怒りが高まったら、高まった分だけ言動を丁寧にしていく そうすることで前頭前野はよりよい方向に活性化していきます。ちなみに、私が昔「だまし討ち」にあった時、まず心がけたのがこのポイントでした。それが後の大事な気づきにつながる勝因だったと思っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15110477.html

 

 〇正しく怒るためのその2:前頭前野内側部を使う

 -苫米地博士は「前頭前野の活性化を妨げる要因に『常識』『当たり前』『普通』という言葉がある」とおっしゃいます。「既存のルールに従うと、前頭前野は“半稼働”しかしなくなる」からです。一般的なルールや知識を活用して思考するのは前頭前野の外側部です。外側部に対して内側部は、一般的ルールを前提としながらも、自分の経験を加味することによって独自のものを創造することができます。

よって、ルールに縛られないことはとても重要だといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17563396.html

 

 〇正しく怒るためのその3:「常識でしょ」を打ち破る方法

 -ではルールに縛られないためにはどうすればよいのでしょうか?

 苫米地博士は「相手の言葉に納得できない部分があると思ったなら、その時の『納得できない感覚』を口にしておくことが大切」とおっしゃいます。前頭前野内側部の活性化を維持できるからです。もちろん、この時も丁寧な言葉を心がけます(正しく怒るためのその1)。

 

 〇正しく怒るためのその4:「信用を得るのは難しいが、失うのは一瞬」のウソ

 -「信用を得るのは難しいが、失うのは一瞬」と釘を刺されたことはないでしょうか?

 経験がある方はその時の状況を思い出してください。その言葉はあなたを思考停止に誘う罠です。そこにあるのは「『旧来のやり方を無批判に続けなさい』という奴隷化のための刷り込み」。本当は信用を得るのはとても簡単です。「たとえ失敗しても創意工夫して成功を目指せばいい」のだから。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 〇正しく怒るためのその5:「言い訳するから腹が立つ」のウソ

 -「『言い訳するな』という言葉はあらゆる場面で使うことができる」と博士はおっしゃいます。そこに潜むのは「自分の方が正しい」という強い思い込み。もしも「言い訳」という言葉が浮かんだら、ぜひ不完全性を思いだしてください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

 以上、苫米地博士の著書「『怒らない』選択法、『怒る』技術」(東邦出版)より、苫米地流「正しく怒るための技術」を御紹介しました。

 

 (S-03-25につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 私が昔「だまし討ち」にあった時、まず心がけたのがこのポイントでした。それが後の大事な気づきにつながる勝因だったと思っています

 

勝因の「勝」とは、「これまでの自分に打ち勝った(打ち克った)」という意味です。それはブリーフシステムを書き換えたことを表しています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268337.html

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_375251.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_380649.html

 

 

「怒らない」選択法、「怒る」技術




F-131The Sweet Hello, The Sweet Goodbye -3SadSweetに書き換える準備となるヒーリング<若者向け>

 

 過去のブログ記事(F-128)で、スウェーデンの男女デュオ ロクセット(Roxette)のボーカル マリー・フレデリクソン(Marie Fredriksson)を取り上げました。最後に御紹介したのは「The Sweet Hello, The Sad Goodbye」という曲。

内科医としての私が医療・福祉の現場で経験するのは「The Sad Goodbye」ばかり。でも、苫米地博士に学ぶ今は、「ヒーリング&コーチングで『The Sweet Goodbye』を実現できる」と信じています。

今回は、その「The Sweet Goodbyeを実現するために」がテーマです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21580684.html

 

 1不安に襲われる若者、希望を失う老人

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21892496.html

 2The Sweet Goodbye」とは?(ワーク付き)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21970436.html

 

 

 医師としての私が経験したケースを御紹介します。

 (個人情報保護のため変更を加えてあります)

 

 患者さんは50代の男性。離婚後一人暮らしを行っていたある日、脳出血を発症しました。数日経ってから発見され専門医に救急搬送されましたが、重度の片麻痺(半身の運動麻痺)が残りました。生活動作のほぼすべてに介助が必要な状態となり、やがて「死にたい」「殺してくれ」と口にするようになりました。生きる目的(ゴール)を見失ってしまったのです。希望そのものを失くしてしまったのかもしれません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045695.html

 

 支援相談員がなんとか家族を見つけだしましたが、誰もが関わることを強く拒みました。その中で一人だけ、悩みながらも対応してくれるようになった息子さんがいました。まだ20代の若者です。

 ある日、「脳出血後の嚥下障害と食事の拒否により栄養状態が悪いため人工栄養(胃瘻カテーテル等からの栄養剤注入)の適応である」ことを説明しました。その場で息子さんは泣きながらこう発言しました。「父には生きていてほしいですけど、父自身は『生きたくはない』『もう死にたい』と思っているはずです」。さらに、とても辛そうに「私自身も生きている価値がないと思っています」と。

 

 生きている価値がない

 

 最初は父親のことをいっているのかと思いましたが、その後のやり取りで息子さんが自分自身を「生きている価値がない」と評価し、「死にたい」と苦しんでいることがわかりました。父親と同じように生きる目的(ゴール)を見失っているのでしょう。いや、そもそも生きる目的(ゴール)を、もっと言えば生きる意味を見いだせていないのかもしれません。

その苦しみは「スピリチュアルペイン」。思春期にすでに生じていますが、多くの人はいつの間にかスコトーマに隠れ感じなくなる根源的な痛み(苦しみ)です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

 前回(F-130)、前頭葉が発達した人間においては情報空間にもホメオスタシス(恒常性維持機能)が働いていることに触れました。そのことを世界で最初に論文にしたのは認知科学者 苫米地英人博士です。「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」と呼ばれています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 そのホメオスタシス(恒常性維持機能)自体を最初に提唱したのは、米国の生理学者 ウォルター・ブラッドフォード・キャノン(Walter Bradford Cannon18711945年)。キャノンは、「生体の内部や環境因子の変化にかかわらず生体の一部が一定に保たれる性質」というホメオスタシスの目的を「生命の維持(生存)」としました。

コーチング理論に置き換えると、「生存することは生命本来のコンフォートゾーンである」ということ。よって、本来なら「生きたい(生きながらえたい)」があたりまえであり、「老いたくない」「病気になりたくない」「死にたくない」が本音のはずなのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 ところが、生存のためのホメオスタシス・フィードバックが強力なはずの若者ほど、不安に襲われ、ストレスに関連した身体的または心理的症状に苦しんでいます。自殺対策白書(日本)において特に中学生の自殺者数増加が危惧されていることを考えると、「思春期から青年期の間に生命本来のコンフォートゾーンから外れやすくなる」といえそうです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11298916.html

 

 コーチとして若者に向き合う時、私がまず取り組むのは「生命本来のコンフォートゾーンに戻してあげること」。それはコーチングというよりヒーリングです。「生きている価値がない」を「価値がある」に書き換えることではじめて、その“価値”を自ら創造するコーチングに取り組むことができるようになります。

 

 前回(F-130)書いたように、“Sad”を“Sweet”に変えるものとはゴールです。

“現状の外”へゴールを設定することによって、居心地の悪さや寂しさではなく、ワクワクやドキドキを感じながら、力強くかつ自然に先に進むことができるようになります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 変化を強力に嫌う(だから“Sad”になる)無意識に働きかけ、好ましく(“Sweet”に)感じられるようになると、自分自身が一番強力なドリームキラーから最大・最強のドリームサポーターに変わります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6854056.html

 

 そんな意識状態が「ハイ・エフィカシー」です。

 それに対して、すべてのはじまりといえるゴール設定を可能とする意識状態、すなわち「私にはゴール設定を行う価値がある」「私は自由にゴールを設定することができる」という最初の確信を、私は「ゼロ・エフィカシー」と名付けています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

「ゼロ・エフィカシー」の「ゼロ」とは「無い」という意味ではありません。生命本来の欲求である生存(本能)に向き合うということであり、すべてがここから始まるという原点(スタート地点)に立つという覚悟です。それは「無尽蔵かつ無制限の可能性にあふれている」という意味での「ゼロ」。そして、それは「空(くう)」を示すsunya(スンヤ)の「ゼロ」でもあります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

その原点ゼロに戻る(戻す)ことが、若者にとってのヒーリング。それが「The Sweet Hello」と「The Sweet Goodbye」、すなわち「新しいものを100%want toで生み出すこと」を可能にします。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

最後に苫米地博士の著書「2050年 衝撃の未来予想」(TAC出版)からの引用です。この引用文の続きは次回に。ぜひ「苫米地博士がザ・パロッツを聴きにいってしまう理由」を考えてみてください。そこには「新しいものを100%want toで生み出すこと」に関する“秘密”が隠されています。

 

価値観をドラスティックに転換させろ

 しかし、「新しいものを生み出す」といわれても、実際に何をすればいいか分からない人もいるでしょう。画期的な商品やサービスを開発する? ミュージシャンになる? 小説家になる? そもそもクリエイターにならないとダメということ?

 こんな疑問に答えるために、私も長年のファンの、あるバンドについて紹介しましょう。そのバンドは「ザ・パロッツ」という、その名の通りビートルズのパロディ、つまりコピーバンドです。六本木のライブハウス「Abbey Road」を拠点に、すでに25年以上活動していますが、彼らのすごいところは、イギリス・リバプールで開催される「ビートルズ・コンベンション」に参加し、本場の観衆をも熱狂させてしまうほどの完成度です。

 ですが、いくら完成度が高くとも、突き詰めればビートルズを聴きたければレコードをかけるのが一番の近道で、それが唯一の方法です。本当のジョン・レノンの歌声はそこにしかなく、オーディオマニアの私の自宅には良い環境が整っています。しかし、それでも私はザ・パロッツを聴きにいってしまう。これはいったいどういうことでしょうか?

 

F-132につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21142618.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

 

 

2050年 衝撃の未来予想ver.2




Q-133190919リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)Q&A -12

 

 20199月、鹿児島県の医療法人にて、「リスクマネジメント」をテーマとした研修を行いました。タイトルは「すべてはマインド(脳と心)が生みだしている ~イヤな気持ちをエネルギーと創造性に変える科学的方法~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 研修内容はこちら(Q-122)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 アンケート結果概要(Q-123):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21141120.html

 

 いただいた御意見・御質問に回答いたします。Q-130からは「疑問や難しかったこと」です。

 

 

・言葉の意味がわからない

・初めての参加で難しい単語が並び少し難しいと感じました
・用語が難しいところがあった
・内容はとてもいいと思いますが、もう少しわかりやすく話してください

 

A:今回の講演ではまず最初に「スコトーマ(Scotoma)」について説明しました。スコトーマとは「認識の盲点」のこと。その盲点に関係するのは1)知識、2)重要性 です。私はさらに3)役割 を意識しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 「初めて参加」の方々にとっては、今までスコトーマに隠れ続けていた未知の世界(知識)がいきなり現れたのです。「意味がわからない」「難しい」と困惑するのは当然のこと。その困惑は「認知的不協和」と考えることができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 

・少し専門用語が多かったので、具体的にもっとわかりやすい言葉、例を挙げてほしかった
・何となくの理解しかできませんでした。知りたいことが具体的にでてきませんでした。すいません

 

A:「具体的」「わかりやすい」というのを、「イメージしやすいように」と受け取りました。その後のセミナーや講演は今まで以上に、1)なるべくシンプルに表現する、2)図・表・写真などを活用する、3)ありそうな具体例をたくさん提示する ことを意識しています。

 

1)なるべくシンプルに表現する」というのは、「抽象度を上げる」ということ。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 「2)図・表・写真などを活用する」は、「ビジュアル化することでfeelしやすくする」です。これは言語の抽象度を超えるということであり、右脳言語野に働きかけることともいえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 「3)ありそうな具体例をたくさん提示する」は、特に強い情動を伴った体験の記憶を引きだすことを意図しています。

今回の講演で「転倒による骨折事例」を取り上げたのは、医療・介護の現場で働く皆さまには必ず苦い思い出があるはずだからです。その時の体験を思い出していただきながら、「解決するべき課題は何か?」「次はどうすればよいか?」などと自問していただけるように心がけました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21491494.html

 

 ちなみに、失敗や期待外れが生じた際に「なぜそうなったのか?」という理由(仮説)をたくさん立て、修正法をつくる(トゥイーキング)システムを、「エクスプラネーション・パターン法」といいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

講演時間の制約はありますが、今後もこれらのことをしっかり心がけていきます。

 

 

・ほとんど難しかったですが、「あー」と思うこともありました

 

A:「意味がわからない」「難しい」と嘆く方々を観察していて私がいつも感じるのは、「もったいない」という思い。認知的不協和は、もちろん心地よくはないですが、生じたエネルギー(ソワソワ、イライラなど落ち着かない感じ)を使って新しいもの(こと)を創造するチャンスでもあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12931592.html

 

 ある程度の知識を蓄積した時、まるで「すべてがつながる」ような感じで、突然クリアになることがあります。それが「ゲシュタルト(Gestalt)」ができた瞬間です。ゲシュタルトとは、形態を意味するドイツ語で、「全体性をもったまとまりのある構造」のことを指します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 その様子を、アップル社の共同創設者 スティーブ・ジョブス(19552011年)は「connect the dots」と表現しました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 では、「ゲシュタルトをつくる」ことや「connect the dots」を実現するために大切なものは何でしょうか?

 

 

・全体的に難しかったですが、先生の分野についてもっと詳しく知り、今度お話ししたいと思いました

 

A答えは「ゴール(Goal)」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 ゴールがあるからこそ、「もっと詳しく知りたい」といったようなモチベーションが生じます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 もっと正確にいえば、モチベーションとは生じたり消えたり(上がったり下がったり)するものではありません。ゴールが生みだす世界(コンフォートゾーン)に自然に向かうホメオスタシス・フィードバックです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 そんなホメオスタシス・フィードバックで迎える別れや旅立ちのことを、私は「The Sweet Goodbye」と呼んでいます(ロクセットの曲名からインスパイア!)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21970436.html

 

 

・今欲しい言葉がいっぱいでてきて、驚きとうれしさを感じました

 

A:「今欲しい言葉がいっぱいでてくる」のもゴールがあるからです。そのゴール達成のために私の話が重要だと(無意識が)判断したことで「スコトーマが外れた」のです。「驚き」の正体はスコトーマが外れた体感、「うれしさ」はゴールに近づく確信です。

 

 

・人を責めないで反省をすること。ゴールに向かって考えていく

 

A:人のせいにすると現状肯定になります。なぜなら、無意識は「私は悪くないから変わらなくていい」と判断するから。

大切なのはゴールを見失わないこと。もちろん、ゴールは“現状の外”に設定します。「このままでは達成できないもの(だけど、絶対に達成したい何か)」です。

 

ゴールがあっての反省であれば、それは現状を打破するためのヒントを見つける行為になります。「スコトーマ外し」です。

そうやってスコトーマを外しながら新たな気づきを蓄積していくと、ある時、突然、目の前がクリアになった感じがします。それが「connect the dots」の瞬間!

 その時、理解はさらに深まります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 そして、その積み重ねが「人間形成」を可能にします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

Q-134につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-23D)「物理次元で発散」でのコントロール ~苫米地式アンガーマネジメント~

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

 

まず、A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。

まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいます)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」するレベルでの「心のエネルギー」のコントロール方法とは、「イライラなどの“違和感”を感じたときに、自身のゴールを見つめなおし、ゴール達成のためのパワーに変えてしまう」というものです。

 

前回までC)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のレベルについてまとめました。最後の2回は私の体験を具体的に解説しました。

 S-03-21C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.5-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21828878.html

 S-03-22C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.6-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21923580.html

 

最後はD)「物理次元で発散」です。うまく発散するための苫米地式アンガーマネジメントを御紹介します。

 

 

 「アンガーマネジメント」を検索するとたくさんのサイトや本がヒットすることから、多くの人にとって重要度が高い課題であることがわかります。

 

 私が今まで伺った怒りの発散(解決)方法で多いのが、「6秒間我慢する」「お酒を飲む」「おいしいものを食べる」「体を動かす」「とにかく眠る」というもの。他にも「掃除をする」「趣味に没頭する」「旅行に行く」「自然の中に身を置く」「カラオケで熱唱」「ペットと戯れる」等々 きっと皆さんも取り組んだことがあるのではないでしょうか?

 

 私のお勧めは「情動爆発系」。

アクティブな発散法としては「誰もいないところで思いっきり叫ぶ」というもの。実際にやってみるとわかりますが、人は長く怒り続ける(叫び続ける)ことはできません。興奮系のアドレナリンにしろ、恐怖系のノルアドレナリンにしろ、大量に分泌された後には必ずセロトニンが分泌されるからです。セロトニンは精神の安定をもたらす神経伝達物質。どんなに激しく怒っても、いやむしろ限界まで怒ったがゆえに、その後はリラックスするしかないのです。

 

 「叫ぶのはちょっと」という方には「映画館で喜怒哀楽を思いっきり体感する」ことをお勧めします。真っ暗で大きな音に包まれる映画館は、ただでさえ変性意識に入りやすい場です。そこでドキドキ・ワクワクした楽しさを感じると、脳内にドーパミンが流れ、ニューロンが活性化されて、さらに深い変性意識に入っていきます。

楽しさを感じている時は、「悲しい」「苦しい」「痛い」などネガティブな感情を引き起こす脳の部位が抑制され、ポジティブな感情が強化されていきます(もちろん“痛み”も軽減します)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15549035.html

 

 そのようなドーパミン→セロトニンに満ち溢れた状態になると、抽象度を上げやすくなります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 その意識状態をアンカー(錨)としてしっかり記憶してください。そして、記憶したアンカーをすぐに引き出せるトリガー(引き金)を決めてください。

 (トリガー&アンカーは、下記ブログ記事で紹介しています↓)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20477749.html

 

 トリガーにより自在に変性意識状態(アンカー)を引きだせるようになったら、ぜひ苫米地式アンガーマネジメントを行ってください。以下、苫米地博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)より引用します。

 

 1:怒り自体を起こりにくくする

 怒りの原因となるような出来事が発生したときには、目を閉じて瞑想をしたり、深呼吸をしたりしましょう。そうすることで、副交感神経が活性化し、身体がリラックス状態になってセロトニンが分泌されやすくなり、怒りの感情が起こったり増幅するのを抑えることができます。

 

 2:自分を怒らせた相手への復讐の方法を考える

 思考を司る前頭前野が活性化すると、感情を司る、扁桃体を含む大脳辺縁系の働きが弱まります。つまり、怒りの感情が生まれたとき、あえて前頭前野を活動させることで、大脳辺縁系による怒りの増幅を抑えることができます。

 前頭前野を活動させる方法はさまざまです。誰かに裏切られた、と感じたのであれば、「自分にも原因があったのではないか」と内省したり、「こういうことが起こらないためにはどうしたらいいか」と、今後のために対策を考えたりするのもいいでしょう。

 しかし、特におすすめしたいのは、「復讐の方法を考えること」です。自分を怒らせた相手に対し、どのような復讐をすれば、一番効果的であるかを考えるのです。手の込んだ復讐方法であればあるほどよいでしょう。それだけ頭を使うからです。

 たとえば、仕事の関係者の行動に腹が立ったなら、「どのような人に、どのような言い方で相手の落ち度を伝えたら、相手がもっとも困るか、不利益をこうむるか」を一生懸命考えるのです。もちろん実行する必要はありません。考えているうちに、前頭前野の働きが活性化され、怒りという感情が治まっていくはずです。

 引用終わり

 

 (S-03-24につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 2年前のちょうど今頃、「自分を怒らせた相手への復讐方法を考えるワーク」をよく行いましたw。その後コーチとしての未来を思い描く過程で、今まではスコトーマに隠れていたことにたくさん気づきました。その詳細は下記ブログ記事にまとめています(目次)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15110477.html

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_375251.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_380649.html

 

 

「感情」の解剖図鑑


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