苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

2019/09

ブログ・シリーズ編

S-02:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~

S-02-16:マナーやルールに潜む罠 -3

 

 「マナー」「ルール」「モラル」は(議論を通じて出来上がった)誰もがよりよく生きるための約束事のはずですが、一方でお互いの自由を奪い合う装置として働きます。

ただし、その3つには明確な違いがありそうです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

 

 このシリーズ編第2弾(S-02)では、自由に生きることをテーマに、マナーやルール、モラルについて考察します。ぜひ皆さん自身の自由について思いめぐらしながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-030):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17320680.html

 S-02-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17563396.html

 

 

S-02-13の最後にこんな問題をだしました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19152788.html

 

Q:「モラル」はみんなで遵守する前提で、理想的な生き方は下記のうちどれでしょうか?

 

A:マナー違反もルール違反もしない

B:マナー違反はすることがあるが、ルール違反はしない

C:マナー違反はしないが、ルール違反はすることがある

D:マナー違反もルール違反もすることがある

 

模範解答としては「A」ですが、意識状態(あるいは人生に臨む態度)としての理想的な生き方は、じつは、「D」です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

その理由は大きく3つあります。

 

1つ目は、「want to」が「have to」になるから

2つ目は、(とくにルールの話ですが)論理で考えるということは物事を相対化することであるから

そして、3つ目は、マナーやルールは圧倒的に権力者(既得権益)に有利につくられているから

です。         

 

それぞれを解説します。

 罠-1http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19262882.html

 罠-2http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19370962.html

 

 

<3>    マナーやルールは圧倒的に権力者に有利につくられ、権力の暴走につながる

 

 昨年(20185月)、日本大学アメリカンフットボール部の選手が悪質な反則プレーを行った問題がクローズアップされました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9815429.html

 

その後も、相撲、サッカー、レスリング、アメリカンフットボール、ボクシング、体操とスポーツ業界で不祥事が続きました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9033937.html

 

少し前には所属芸人の闇営業問題で揺れた吉本興業 岡本昭彦社長の「俺には全員をクビにする力がある」という発言に批判が集まりました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/18576769.html

 

最近の話題として、テコンドー協会の選手集団ボイコットがあげられます。オリンピック代表選考の一環としてテコンドー協会は9/17から強化選手を対象とした合宿を予定していましたが、招集された28人中26人が協会の方針に対する不満から不参加を表明しました。報道された内容からは、協会の絶対的権力が選手やコーチをhave toに陥れている様子が読み取れます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249741.html

 

どのケースにおいても、絶対的な権力(既得権益)が存在しています。そして、その権力に楯突く者を排除するという構図が垣間見えます。

見せしめ、嫌がらせ、誹謗中傷、左遷、解任、だまし討ち そんな権力の横暴を見せつけられた人たちは、最初は怒りを感じたとしても、やがては従うことを自ら選択します。その結果、エネルギーや創造性を徐々に失っていきます。憎しみ、苦しみの先にはダークサイドへの転落が待っています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

 

 同じ構図は、皆さんのまわりにもたくさん存在するはずです。「社会はそんなもの」といった刷り込みや「逆らっても仕方がない」という諦めが、本来の思考を奪い、認識しづらくしてしまっているだけです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 差別思想・差別意識が引き起こした権力の暴走は、私自身も目の当たりにしました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249741.html

 

 権力による支配は、身近なコミュニティから国家規模まで、あらゆるところで行われています。さらにはルール変更を重ねることで、ますます強化されています。

 

 なぜ社会保障費は抑制が前提なのに、防衛費はどんどん膨張しているのでしょうか?

 なぜ復興のためにオリンピックが開催されるのでしょうか?

 なぜ日本にカジノが必要なのでしょうか?

 なぜ水道法が改正され、種子法は廃止となったのでしょうか? 

 

世界はダイナミックに変化しています。その変化は既得権益にとって都合のいい方向に静かに誘導されています。それは過去の記憶でつくられたコンフォートゾーンがますます強化されることでもあります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

その強力なツールとして「マナー」や「ルール」が生みだされています。ときに自然発生的(生権力)に、おおくは恣意的(主権力)に

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

 

それでも自由に生ききるためにゴールが必要です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

自分自身で設定したゴール(未来)が生みだす「モラル」に従って生きることが、本当の自由な生き方。釈迦はそんな生き様を「自帰依自灯明」と表現しました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

自由に生き続けると、マナー違反をすることも、ルールを破ることも、起こりうるかもしれません。その結果さえ「自己責任」として余裕で受け入れる勇気と平静さが、真の幸福と平和を生みだします。自由に生きる人の心の中で。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10987549.html

 

 (S-02-17につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

I-032:【告知】コーチングセミナー開催(191019鹿児島市、191020霧島市)のお知らせ

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市と霧島市で、一般向けのコーチングセミナーを開催します。

 

 鹿児島市は20191019日(土)1530分~18時に開催。

 霧島市は20191020日(日)1330分~16時に開催。

両会場とも、テーマは「万全の心身で“今”を生きる」です。

 

 第一部(45分)は、マインド(脳と心)の不思議を楽しく体感していただきながらコーチングの基礎用語を解説し、健康や人生との関連を感じていただきます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

第二部は(90分)は、ワークを行いながら皆さんのゴール設定をサポートします。ヒーリングとコーチングの関係を体感していただきながら、そしてそのための最も重要なポイントについて理解していただきながら、新たなゴールを見つけるための強力な働きかけを行います。

 

両会場とも参加費は5000円(税込み)。

以下の特典をご用意しました。

1)     学生は無料(浪人生含む。ただし事前登録が必要。高校生以下は保護者の参加が必須)

2)     申し込み1名につき~3名まで無料ご招待(事前登録必要)

3)     参加者全員に秘密のプレゼントをご用意

4)     両会場とも参加の場合は、参加費8000円(2000円引き)。その場合も各会場とも~3名まで無料ご招待いたします

 

さらに今回は、各会場1名限定で、パーソナルコーチング付きコースを設けます(セミナー終了後30分、10万円<税込み>)。

 

 

 未来のイメージをつくりだし(ゴール設定)、それを強化していく(臨場感↑)と、そのイメージは“現実化”します。そのプリンシプルを方程式化したものが「I×V=R」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

I×V=R」は、コーチとしての感覚でいうと「夢をかなえる方程式」であり「人を救い助けるありがたいもの」ですが、ヒーラーとしての(正直な)感覚では「現状打破を阻む方程式」であり「人を苦しめ続ける厄介なもの」です。

 

昨年、「ゲーム障害」が国際疾病分類に追加されました。さらに日本ではカジノが解禁されるため、「ゲーム依存」「ギャンブル依存」への対策は喫緊の課題です。もちろんアルコールやニコチン、オピオイド(医療用麻薬)といった「薬物依存」に対しても。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_352303.html

 

 コーチングを応用した対策は、依存症を克服するという次元にとどまらず、人生を豊かにし、真の健康を実現する大いなる力になります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859896.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045695.html

 

ぜひ、「未来からの時間の流れにのって、万全の心身で“今”を生きる」という感覚をお持ち帰りください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13626536.html

 

 医療・介護に携わる方や教育関係者(教師、塾講師、子育て中の方など)はもちろん、(いい意味で)医療に縁のない方も気軽に参加してください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8430972.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11301259.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

 

 参加御希望の方は、下記メールアドレスに御連絡ください

 申し込み(メール):coachfor.m2@gmail.com

    件名を「191019鹿児島セミナー申し込み」または「191020霧島セミナー申し込み」としてください

    両会場とも参加の場合は、件名を「鹿児島・霧島2日コース申し込み」としてください

    コーチング付きコースを御希望の方は、件名を「191019 鹿児島セミナー(コーチング付きコース)申し込み」または「191020 霧島セミナー(コーチング付きコース)申し込み」としてください

  (各会場1名限定。守秘義務保持契約が必要)

 

 第一部だけ、または第二部だけの参加も大歓迎!

 当日、会場でお会いしましょう !!

 

 

 

<タイトル> 

コーチングセミナー 2019-10

 「191019鹿児島セミナー」

 「191020霧島セミナー」

~未来からの時間の流れにのって、万全の心身で“今”を生きる~

 

<主催者>

 苫米地式認定コーチ タケハラクニオ / CoacH T

 

<日時>

 鹿児島市:20191019日(土)

  第一部(45分):1530分~1615

  第二部(90分):1630分~18

 (第一部のみ、または第二部のみの参加も可能)

 

 霧島市:20191020日(日)

  第一部(45分):1330分~1415

  第二部(90分):1430分~16

 (第一部のみ、または第二部のみの参加も可能)

 

<会場>

 鹿児島市:天文館周辺予定

 霧島市:国分駅周辺予定

 (詳細は申込者に別途通知)

 

<参加費用>

 各会場:5000円(税込)

 2日コース:8000円(税込)

 パーソナルコーチング(30分)付きコース:10万円(税込、守秘義務保持契約が必要)

  *学生(浪人生含む)は無料。ただし、高校生以下は保護者同伴が必須

  *参加者1名につき~3名まで無料ご招待。ただし事前登録が必要

 

<対象>

 コーチングに興味のある方

 人生や社会をもっと良くしたいと思っている方 など

 「教育関係者」「医療・福祉関係者」「子(孫)育て中の方」はとくに歓迎

 (学生は無料招待。ただし事前登録が必要)

 

<お問い合わせ>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 



190929 ブログ案内用(第二弾、告知)


F-103:「映写機の故障により上映できるかわかりません」 Vol.3;不安や怒りへの対処法

 

 このブログシリーズでは、目的の映画を観ることができると信じて待ちながら感じたこと、そして、日本語吹き替え版さえ観ることができないまま帰途につき思ったことをまとめます。

 

 Vol.1;映画館での出来事

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19153107.html

 Vol.2;期待が失望に変わるときの注意点

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19263292.html

 Vol.3;不安や怒りへの対処法

 Vol.4;リーダーの視点で

 Vol.5;フォロワーの立場で

 

 

 今回のテーマは「湧きあがった不安や怒りへの対処法」です。

 

人間は進化の過程で前頭前野での思考を手に入れました。

平常時は、本能的な情報処理を行う大脳辺縁系の活動より、高度な情報処理を行う前頭前野の方が優位に働いています。

しかし、いったん危機に瀕すると、「ファイト・オア・フライト(Fight or Flight)」という「戦うか、逃げるか」という心理状態に陥ってしまいます。不安や恐れが怒りを招くのです。それはダークサイドへの転落であり、その先に待つのは苦しみ(suffering)です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

 

危機により「ファイト・オア・フライト」の状況になると、人間の脳では前頭前野の活動が抑えられ、扁桃体を含む大脳辺縁系の活動が活発になります。これはより確実に生き残るための本能的な働きではありますが、人間らしさを失い、ただの動物に成り下がってしまう原因にもなります。怒りでいえば、「人間的怒り」「公憤」は不可能となり、「動物的怒り」「私憤」に支配されることになります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

CDCCenters for Disease Control and Prevention、疾病予防管理センター)が公表している「Psychology of a Crisis」中に、危機に瀕したときの行動(Negative Behavior)として、下記の四つがとりあげられています。

Demands for unneeded treatment:不必要な治療(対処)を求める

Reliance on special relationships:特別な関係に依存する

Unreasonable trade and travel restriction:不必要に商業取引と渡航を制限する

MUPSMultiple Unexplained Physical Symptoms):複数の医学的に原因不明な身体症状が現れる

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 

 緊迫する日韓関係を考えると理解しやすいと思いますが、「ファイト・オア・フライト」の状態に陥ると、「天皇が謝罪をせよ」「日本企業の財産を差し押さえて賠償させよ」などの要求やそれに対する強硬的対抗措置が続き(Demands for unneeded treatment、政権支持率が上昇し(Reliance on special relationships、不買運動や渡航制限が深刻化します(Unreasonable trade and travel restriction)。

今後は、国民の健康状態の悪化だけでなく、いろいろな社会的不具合が顕在化していくはずです(MUPSMultiple Unexplained Physical Symptoms)。

 

その本質的な解決策は「抽象度を上げること」です。政治家はもちろんのこと、国民一人ひとりのレベルで。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

抽象度を上げて「より高い視点」「より大きな枠組み(ゲシュタルト)」で思考することができるようになると、扁桃体・大脳辺縁系処理を制御し、前頭葉前頭前野優位の情報処理を行うことができるようになります。IQが下がった状態から抜けだせるのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 繰り返しますが、本質的な解決策は「抽象度を上げること」です。そのことをふまえた上で、今回は具体的な対処法を御紹介します。

 

先日、興味深い報道がありました(CNN2019826日)。米フロリダ州の空港で、サウスウエスト航空の係員がゲーム大会を開催して、3時間近い遅れが出た便の乗客たちを楽しませたというものです。そのゲームとは「最悪の免許証写真コンテスト」。さらに「紙飛行機コンテスト」も行われ、勝った人には25ドル(約2600円)の商品券とサウスウエスト航空グッズが贈呈されたといいます。

乗客の一人はCNNの取材に対し、「友人を訪問するために急いでDCへ行きたかったので、便が遅れ続けることにひどく苛立っていた。でも係員がゲームを始めると、笑って素晴らしい時を過ごし、便の遅れも気にならなくなった」と答えています。

結局、便の出発は3時間近く遅れました。しかし、出発の際には乗客たちは係員に拍手と歓声を送ったそうです。最初はとっても険悪な雰囲気だったのに。

 

 乗客たちの心理は、なぜ大きく変わったのでしょうか?

 

 通常、空港は「飛行機に乗り降りする場」であり、そこで過ごす時間は「移動のための(待ち)時間」です。当然、なかなか飛行機に乗る(降りる)ことができずにたくさん待たされたなら、「ファイト・オア・フライト」の状態に陥りやすくなります。理想的な状況(予定)との乖離が認知的不協和を生むからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 今回のケースでは、係員の機転により、乗客の意識が「待つ」から「楽しむ」に変わりました。そして、空港が「(一時的に)ゲームを楽しむ場」に変わり、そこで過ごす時間が「(空港ではめったに経験できない)すばらしい時間」に変わりました。拍手や歓声はゲシュタルトが変わったことのあらわれです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721479.html

 

その時、乗客の心の中ではゴールが変わっていたといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

ゴールが変わったことで、have towant toにかわり、RAS/スコトーマが変化し、見えるものや感じるものが大きく変わったのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

それは「認識する世界(宇宙)が変わった」ともいえます。世界が変わるのは、そもそも私たちが認識している世界自体が私たちの心(マインド)により生みだされているからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823843.html

 

空港でのこの事例が示すのは、「ゴールを人生の様々な領域にたくさんもつことの重要性」です。「あれをしたい」「これもやりたい」がたくさんあれば、何かのトラブルに遭遇しても、心が自然にベストな判断を行います。エネルギッシュに、そしてクリエイティブに。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

鍵はゴールのバランスホイールです。それは臨場感空間の移動を可能とします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14524490.html

 

前回のブログ記事(F-102)のテーマでいうと、期待が失望に変わることを防ぐために、ひとつのゴールを持ち続けるだけではなく、ゴール自体の種類(カテゴリー)や数を豊富にすることが重要であるということです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19263292.html

 

人生の様々な領域で期待を持ち続けることができると、やがて一度は挫折した(期待が失望に変わってしまった)領域においても、再び新たな期待を抱くことができるようになります。必ず。

ゴールの数だけ希望があります。だから、希望を失わないためにもゴールをもっとたくさん見つけてください。人生のあらゆる領域に。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045695.html

 

F-104につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 201910月に、鹿児島市と霧島市で、コーチングセミナーを開催します!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19130955.html

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10691562.html

 

 

Q-105:190126鹿児島コーチングセミナーQ&A -02(ワーク付き)

 

 2019年1月26日、鹿児島市でコーチングをテーマとしたオープンセミナーを開催しました。いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19263179.html

 

 「印象に残ったこと」に関する御意見です。

 

 

Q:「重要性を意図的に変える」ということをあまり意識したことがなく、すぐに使えて効果が大きいと思いました

 

A:「目の前の世界はいつも同じ」と思いがちですが、じつは刻一刻と変化しています。その様子を仏教では「無常」と表現しますが、無常である理由は「すべては他の何かとの関係性で成り立っている」からです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 関係性は常に双方向(多方向)。「情報量がどんどん増え続けるから無常」ともいえますし、「情報を処理するマインドの働き次第だから無常」ともいえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 

 「情報を処理するマインドの働き」のひとつがRAS(ラス、Reticular Activating System)です。それは脳が持つ機能のひとつで、五感で受け取る膨大な情報の中から重要な情報だけを選びだすフィルターの役割を担っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

 私たちは、各々のRASを通り抜けた情報によって、世界を認識しています。したがって、他人とまったく同じ世界などなく、みんなが「一人一宇宙」に生きているといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

 

 そして、その「一人一宇宙」は無常。RASを通り抜ける情報が変化すれば、今まで気になっていたことが認識に上がらなくなり(=スコトーマに隠れる)、反対にまったく気にしていなかったことが頭から離れなくなります(スコトーマが外れる)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 「RASを通り抜ける情報」を決めるものは重要性。「宇宙を自分にとって重要な順に並べ替える関数」のことを評価関数(重要性関数)と呼びます。評価関数を自由に変えることができれば、それは“自分”を変えることになり、認識する宇宙そのものを変えることになります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 「評価関数を自由に変える」ことを可能にするものがコーチングです。ゴールを“現状の外”に設定することで、「重要性を意図的に変える」ことができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 ここで「重要性を意図的に変えることで目の前の世界が変わる」ことを実感するためにワークを行ってみましょう。「すぐに使えて効果が大きい」ワークです。リラックスしながら、ぜひ取り組んでください。

 

 

<work> 注:まず1~2に取り組んだ後、3以降を読んでください

1.    周囲を見回し、情景を記憶する(30秒間)

2.    次の30秒間は目をつぶり、今記憶したばかりの情景を正確に再現する

work

3.    次に(閉眼のまま)記憶の中の情景から“赤いもの”探し出す(30秒間)

4.    ゆっくりと目を開け、実際の情景にある“赤いもの”を探す(30秒間)

 

 

 いかがですか?

 今までまったく認識していなかった“赤いもの”がたくさん目に飛び込んでくる感じがしませんでしたか?

 

 きっと“赤”をたくさん見つけたはず。それはワークの前と後で、目の前の世界が変わったことを意味します。

 

 

Q:リミッターをはずすという言葉が印象に残りました

 

A:(上の回答のつづき)

では、普段の私たちは何を重要としているのでしょうか? どんな評価関数で世界を(無意識に)構築しているのでしょうか?

 

 答えは、一言でいえば「過去」。そして「他人」です。

私たちは「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報に記憶」によりつくられた基準(モノサシ)に合致するものを重要とし、その基準で世界を知らずに構築しています。その基準(モノサシ)は親や教師、常識や社会の価値観といったものの影響を強く受けています。したがって、ほとんどの人にとって、“私”とは「本当の私」ではないのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 さらに、その過去の記憶であり、他人(親や教師など)の刷り込みでできた基準には、強力な恒常性維持機能(ホメオスタシス)が働いています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 それは「心のリミッター」となって、人を、組織を、制限しています。本当はもっとのびのびと生きれるのに、本当はもっと創造性を発揮できるのに。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12794797.html

 

 繰り返しますが、リミッターを解除し、「評価関数を自由に変える」ことを可能にするものがコーチングです。ゴールを“現状の外”に設定することで、「重要性を意図的に変える」ことができます。

 

 

QD○○○Eを思いだした時、再度体にジ~ンという感じを感じました

 

A:「D○○○E(←インパクトが重要なネタなので非公開w)」には、「本当のあなたはまだまだこんなものではない。もっともっとすごい!」という思い、そして「自分自身の自由意志でリミッターを解除しよう!」という願いをこめました。

 

 「体にジ~ン」はそんなメッセージに共鳴したことでおこったはず。情報場へのアクセス(操作)が、写像である物理空間にあらわれたのです。それがコーチングの神髄であり、気功の本質でもあると私は確信しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14106619.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14248940.html

 

Q-106につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 201910月に、鹿児島市と霧島市で、コーチングセミナーを開催します!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19130955.html

 

 

-関連記事-

F-004~ 自分のリミッターをはずす!

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268324.html

 

F-089~ 無人運転と自動運転の違い

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_369873.html

 

 

自分のリミッターをはずす!




ブログ・シリーズ編

S-02:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~

S-02-15:マナーやルールに潜む罠 -2

 

 「マナー」「ルール」「モラル」は(議論を通じて出来上がった)誰もがよりよく生きるための約束事のはずですが、一方でお互いの自由を奪い合う装置として働きます。

ただし、その3つには明確な違いがありそうです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

 

 このシリーズ編第2弾(S-02)では、自由に生きることをテーマに、マナーやルール、モラルについて考察します。ぜひ皆さん自身の自由について思いめぐらしながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-030):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17320680.html

 S-02-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17563396.html

 

 

前々回(S-02-13)の最後にこんな問題をだしました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19152788.html

 

Q:「モラル」はみんなで遵守する前提で、理想的な生き方は下記のうちどれでしょうか?

 

A:マナー違反もルール違反もしない

B:マナー違反はすることがあるが、ルール違反はしない

C:マナー違反はしないが、ルール違反はすることがある

D:マナー違反もルール違反もすることがある

 

模範解答としては「A」ですが、意識状態(あるいは人生に臨む態度)としての理想的な生き方は、じつは、「D」です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

その理由は大きく3つあります。

 

1つ目は、「want to」が「have to」になるから

2つ目は、(とくにルールの話ですが)論理で考えるということは物事を相対化することであるから

そして、3つ目は、マナーやルールは圧倒的に権力者(既得権益)に有利につくられているから

です。         

 

それぞれを解説します。

 罠-1http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19262882.html

 

 

<2>    論理で考えるということは物事を相対化することであり危険である

 

ルールは「論理空間」に存在します。

(論理空間に存在しない、あるいは論理的に破綻したルールもあります。それは別の機会に取り上げます)

 

論理空間には不完全性定理が働きます。つまり、“絶対に正しいルール”は存在しないのです。そして、世の中には決して相対化してはならないものがあります。例えば「命」がそのひとつです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

ところで、皆さんは「人を殺してはいけない理由」を子どもたちにどのように説明しますか?

 

子どもたちに教えるべきことは、「命を議論の対象にしてはいけない」です。鹿児島弁でいえば「ぎをゆな(議を言な)!」。人を殺してはいけない論理的な理由(説明)があるから人を殺してはいけないのではなく、ただただ「人を殺してはいけない」と教えるべきです。

そこには論理も理由もありません。「いけないものはいけない」のです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13958415.html

 

S-02-11で御紹介したアインシュタインの言葉中にある「直観的な感情」「直観的な反発」は、脳幹部や大脳辺縁系処理の話ではありません。大脳辺縁系どころか、「人間を殺すことは良いことか悪いことか?」「どこからが残虐行為か?」「憎悪とは何か?」といった論理的な議論(ディベート)を前頭前野背外側部で徹底的に行うことまでも超越して、“直観的”に拒絶しています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/18911304.html

 

その“直観”とは、論理空間を超越した空間(次元)にアクセスしている状態を意味します。

  http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

なぜ論理空間を超越しなければならないのかというと、「論理とは物事を相対化することだから」です。相対化した瞬間に「人を殺してもいい理由」が生まれる可能性が生じます。そして、論理空間には必ず“不完全性”が働きます。

そこに多数決などの数の論理が加われば、民主主義の名のもとに大量殺人が行われる可能性さえ生じます。「平和のために戦争を行う」選択が生じるのです。これはまさに、今、世界が直面している危機です。

 

言うまでもなく、私たちの意志決定のプロセスは民主主義です。民主主義の基本は徹底的な思考や自由な議論を通じてよりよい意思決定を行うこと。私が属するあるコミュニティではいまだに「組織票」という考えが残っていますが、それは民主主義を完全に否定するものです。

 

一人一票による多数決で意思決定が行われる場合に決して忘れてはならないのが、「マイノリティの方が、もしかしたら正しいかもしれない」という視点。この視点を忘れたデモクラシーは単なる数による圧政になり、権力者のさらなる暴走を許すことになります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249741.html

 

 (S-02-16につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 民主主義に関連して、第16代米国大統領 エイブラハム・リンカーン(18091865年)が、1863年にペンシルベニア州ゲティスバーグの国立戦没者墓地の奉献式で行った演説から引用します。

 

 我々の目の前に残された偉大な事業に身をささげるべきは、むしろ我々自身なのである。

それは、名誉ある戦死者達が最後の力を振り絞って命を捧げた偉大な大義に対して、彼らの後を受け継いで我々がさらなる献身を決意することであり、戦死者の死を決して無駄にしないために、この国に神のもとで自由の新しい誕生を迎えるために、そして人民の人民による人民のための政治(government of the people, by the people, for the peopleを決して消滅させないために、我々がここで固く決意することである

 

 

-関連記事-

シリーズ編第一弾(S-01)「よりよい“議論”のために」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_254557.html

 

 

エイブラハム・リンカーン(wiki.)

エイブラハム・リンカーン

Wikipediaより引用





F-102:「映写機の故障により上映できるかわかりません」 Vol.2;期待が失望に変わるときの注意点

 

 このブログシリーズでは、目的の映画を観ることができると信じて待ちながら感じたこと、そして、日本語吹き替え版さえ観ることができないまま帰途につき思ったことをまとめます。

 

 Vol.1;映画館での出来事

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19153107.html

 Vol.2;期待が失望に変わるときの注意点

 Vol.3;不安や怒りへの対処法

 Vol.4;リーダーの視点で

 Vol.5;フォロワーの立場で

 

 

 …期待が裏切られた経験はありますか?

 

 何らかの期待が残念な結果に終わったときには、いわゆるエネルギーが放出されます。そのエネルギーを生みだすものはマインドでの情報処理です。期待が大きいほど、あるいは結果が悲惨であるほど、そのエネルギーは大きくなります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

イライラや怒りとしてそんなエネルギーが表出される場面を、きっと誰もが経験しているはず。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

その時のマインドの状態は「ファイト・オア・フライト」。まるで獣のように攻撃的になったり(ファイト)、反対にかたくなに閉じこもってしまったりします(フライト)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

いずれにせよ、ネガティブなエネルギーは、本人の心の中だけではなく周囲にも拡散しながら、最後には苦しみや辛さに帰結していきます。まるで闇に覆いつくされてしまうかのように。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

 

詳しくはシリーズ編第3弾で取り上げますが、2011年にカナダのバンクーバーで“あること”をきっかけに暴動が発生しました。立ち並ぶ店のショーウインドを割ったり、車をひっくり返し放火したりする騒ぎは、駆けつけた警官を襲撃しパトカーを炎上させるまでにヒートアップしました。

バンクーバーの町全体が炎上したかのようなこの大騒ぎのきっかけは、なんと、アイスホッケーの試合でした。地元のチーム カナックスが敗れたことに怒ったファンが暴徒化したのです。

期待が裏切られた時に発散されるエネルギーは、ときに町さえ破壊してしまうような強大なパワーを秘めているようです。

 

どうせならそのエネルギーをポジティブな方向で使いたいですよね。

コーチングはそれを可能にします。

 

例えばパーソナルコーチングでは、“現状の外”へのゴール設定を強力にサポートします。ゴール設定はとてつもない「期待」を新たに生みだす行為といえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

アファメーションやビジュアライゼーションを駆使して「期待」の臨場感を高めるほど、その期待は実現に近づきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

もちろん、すべてが必ず現実化するとは限りません。むしろ、傍から見ると“失敗”と思われたり、心配されることの方が多いくらいです。“現状の外”にゴールを設定しているのですから当然です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

でも、ゴールを切望し続けるかぎり、そしてその達成を確信している限り、希望の灯が消えることはありません。期待が失望に変わることはないのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045695.html

 

今回は「期待が失望に変わるときの注意点」をテーマとしていますが、本当は期待が失望に変わることはありません。ゴールがある人たちはとっては。

“失敗”とは、エジソン風に言えば、「うまくいかない方法を見つけた」ということ。それは成功に向かう道程の大切な気づきのきっかけです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

もし「期待が失望に変わる」感覚に襲われたなら、立ち止まりゴールを思い出してください。ゴール達成の確信であるエフィカシーを高めてください。

 

…先日の映画館での体験では、正直にいうと、私は一瞬“失望”しました。

(それだけassembleを楽しみにしていたのですw)

 

ですが、すぐに「私らしくない」「コーチらしくない」とセルフトークを行い、趣味のゴール、職業のゴールをイメージしなおし、エフィカシーを取り戻していきました。「映画が観れなくて残念」を「映画は観れなかったけど、おかげでいろいろ気づけてラッキー!」に塗り替えていったのです。

 

「期待が失望に変わるときの注意点」とは、「そもそも失望は存在しないという事実を思いだすこと(忘れないこと)」

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654010.html

 

…そのために常にゴールを達成したイメージ(未来の私)の視点で自身を観察し、らしくなかったら止まることが重要です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

それを仏教では「止観(しかん)」と呼びます。ちなみに、止観で止めるものとは煩悩、観るものとは情報空間です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/18576926.html

 

失望するような状況は、解決するべき課題を見つけるチャンス!

そんな絶好の機会だから、怒ったり落ち込んだりしている場合じゃない!!

 

…そんなセルフトークが自然にできるようになる頃には、ブリーフシステムがゴール側に書き換わっています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

そしてそれは、認識する目の前の宇宙自体が、ゴール側にしっかりと書き換わっていることを意味します。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823843.html

 

コーチングは、誰もが本来持っている無限の可能性を引きだします。ぜひ活用してください。

 

(F-103につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 本文中でリンクをはっていますが、お気に入りの記事なので再度御紹介いたします。“あるお方”の下記の言葉を取り上げていますw

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

 

  Fear is the path to the dark side.

  Fear leads to anger. Anger leads to hate.

  Hate leads to suffering.

 

   恐れはダークサイドに通じる。

   恐れは怒りを招き、怒りは憎しみを、

   そして、憎しみは苦しみを招く。

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17563566.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_342433.html

 

 

Q-104190126鹿児島コーチングセミナーQ&A -01

 

 2019126日、鹿児島市でコーチングをテーマとしたオープンセミナーを開催しました。二部構成で長時間のセミナーでしたが、皆さんが熱心に聞いてくださるので、あっという間に終わった感じがしました。

 

 「私たち一人ひとりが潜在的に持つ才能や能力、可能性といったものを存分に感じてほしい」と願いながら、スコトーマやゴール、エフィカシー、コンフォートゾーンといったコーチングの基本用語について解説しました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 セミナー後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 

 アンケート冒頭の「内容はわかりやすかったですか?」という問いに対して、10段階の目盛りで評価していただきました。これは医療現場でも疼痛の評価等に使われる方法で、VAS(バス、Visual Analog Scale)と呼ばれています。

当日(190126)の講演評価は5から10まで分布し、平均では8.63でした。

 

 現実社会では、誰からも同じように最高の評価を得られることはなく、極端に評価が分かれることも少なくはありません。「ものすごくよかった」と思う人がいれば、「全然よくなかった。最悪ッ」と感じる人がいるように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542066.html

 

 その「評価が大きく分かれること」の最大の理由が、マインドでの情報処理にあります。

 

 自分自身の認識⇄理解⇄評価⇄判断という情報処理の特徴(ブリーフシステム)を知り、それを自由意志でアップデートしていけば、その結果、認識する世界(宇宙)そのものを自在に構築することができるようになります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 それが私たちの生きる宇宙の理です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 セミナーでは、その一つの方法としてコーチングがとても役にたつことをお伝えしました。次回(Q-105)より、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

Q-105につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 201910月に、鹿児島市と霧島市で、コーチングセミナーを開催します!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19130955.html

 

 

190126 鹿児島コーチングセミナー190126「A NEW HOPE」第一部




ブログ・シリーズ編

S-02:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~

S-02-14:マナーやルールに潜む罠 -1

 

 「マナー」「ルール」「モラル」は(議論を通じて出来上がった)誰もがよりよく生きるための約束事のはずですが、一方でお互いの自由を奪い合う装置として働きます。

ただし、その3つには明確な違いがありそうです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

 

 このシリーズ編第2弾(S-02)では、自由に生きることをテーマに、マナーやルール、モラルについて考察します。ぜひ皆さん自身の自由について思いめぐらしながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-030):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17320680.html

 S-02-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17563396.html

 

 

前回(S-02-13)の最後にこんな問題をだしました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19152788.html

 

Q:「モラル」はみんなで遵守する前提で、理想的な生き方は下記のうちどれでしょうか?

 

A:マナー違反もルール違反もしない

B:マナー違反はすることがあるが、ルール違反はしない

C:マナー違反はしないが、ルール違反はすることがある

D:マナー違反もルール違反もすることがある

 

模範解答としては「A」ですが、意識状態(あるいは人生に臨む態度)としての理想的な生き方は、じつは、「D」です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

その理由は大きく3つあります。

 

1つ目は、「want to」が「have to」になるから

2つ目は、(とくにルールの話ですが)論理で考えるということは物事を相対化することであるから

そして、3つ目は、マナーやルールは圧倒的に権力者(既得権益)に有利につくられているから

です。         

 

それぞれを解説します。

 

 

<1>    マナーやルールにより「want to」が「have to」になり、能力が発揮できなくなる

 

(これは説明するまでもないと思いますが)マナーやルールとは、「~しなければならない」「~してはならない」を決めることなので、必然的に無意識下に「have to」をつくることになります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

無意識下で「have to」化してしまうと、私たちは本来の潜在能力を発揮することができなくなります。私たちが本来の能力を存分に発揮できるのは「want to」の時。「want to」と「have to」の生産性の差は10年間で756倍です。

 

よって、「『want to』がまず先にあり、その後、マナーやルールとの関係を調整する」という思考パターンが重要になります。先にある「want to」とはゴールのこと。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

want to」を最優先することとマナーやルールを遵守することは、ちゃんと両立します。その時、鍵になるのが“抽象度の高さ”です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

つまり、抽象度を高める生き方こそが、「want to」を貫きながら、既存のマナーやルールとも対立しない自由な生き方といえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 

私はそんな生き方こそが“無敵”だと信じています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

 

もし十分に抽象度を高めた人(社会)が既存のマナーやルールとぶつかる時は、そのマナーやルールの方が「時代遅れ」になっているといえます。私たちの進化・向上とは抽象度を上げることそのものだから。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

その時変えるべきなのは、「抽象度の高い人の生き方(社会のあり方)」ではなく、マナーやルールの方です。

 

 (S-02-15につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

シリーズ編第一弾(S-01)「よりよい“議論”のために」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_254557.html

 

 

F-101:「映写機の故障により上映できるかわかりません」 Vol.1;映画館での出来事


 ちょっと前のことですが、ある映画を観に行きました。

その映画はシリーズもので、前作の衝撃の結末から1年間心待ちにしていた待望の最新作(いろんなヒーローがassembleするあの映画ですw)。ですが、ちょうどその頃はいろいろと予定が立て込んでいて、なかなか観ることができませんでした。

これからお話しするのは、公開から2週間経ってやっと観にいくことができた日の出来事です。

 

 アラン・シルヴェストリ(1950年~)作曲のテーマ曲を陽気に口ずさみながら運転していた私は、軽い興奮状態でした。プライミングです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10987549.html

 

ちょうど映画館に着いたとき、スマホが激しく鳴り響きました。緊急地震速報でした。

 地震はすぐにおさまり、見渡す限り特に被害はないようでした。熊本地震は本震が後に来たことを思いだしながらどうするか迷いましたが、結局、予定どおり映画を観ることにしました。

 

すでにあふれていたドーパミンの影響なのでしょう、始まった行動を途中で止めることができなかったのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html

 

「映画を観ている」という理想的なイメージの臨場感が高く、「映画を観るべきではない」理由を覆いつくしていました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 幸い映画館はいつもどおり。座席指定後、ロビーの椅子でリラックスしながら開場を待ちました。

 

入場時間になって入口に向かうと、「地震の影響で映写機が故障しており、現在調整中のためしばらくお待ちください」と言われました。しばらくして店員さんから個別に「予告編なしで映画本編からはじまることになります」と説明を受けました。

この時点で、私は予定どおり(あるいは少しの遅延で)鑑賞できるものと認識しました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 ところが、本編開始の頃合いになっても入場のアナウンスはありません。他のスクリーンは問題がないようで、後から映画館を訪れた人たちが予定どおりに入場していきます。他の映画を観る集団がいなくなるたびにロビーに取り残される悲し気な人たちが全部で10人ほど。みんな徐々にうなだれていきました。

 

50分遅れで上映される(私が観る映画の)日本語吹き替え版は、予定どおりに入場がはじまりました。「別に日本語版でもよかったのに」と心の中でぼやきながら、それでもひたすら待ちました。必ず観れると信じて。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 さらに1時間以上が経過。

状況を店員さんに確認しにいくと、「上映できるかまだわかりません」という返事でした。そのやりとりの中で、申し訳なさそうにしているスタッフさんは正社員ではなく非正規労働者であることがわかりました。

 不安な様子でちらちらと様子を伺うスタッフさんが他に2名。その方々もおそらく非正規なのでしょう。目があうたびに不安と罪悪感が伝わってきました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13523715.html

 

結局、私は、その日映画を観ることを断念しました。

 

 このブログシリーズでは、目的の映画を観ることができると信じて待ちながら感じたこと、そして、日本語吹き替え版さえ観ることができないまま帰途につき思ったことをまとめます。

 

 Vol.1;映画館での出来事
 
Vol.2;期待が失望に変わるときの注意点
 Vol.3;不安や怒りへの対処法
 Vol.4;リーダーの視点で
 Vol.5;フォロワーの立場で

 

F-102につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

湧きあがった悔しい気持ちは「D」。そんな時は「ラベリング→エモーションコントロール→」。下記ブログ記事でどうぞ。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_375251.html

 

 

-追記2

 共同通信(201993日配信)によると、厚生労働省雇用環境・均等局が、国会答弁などの際に非正規雇用で働く人の呼称として「非正規労働者」や、単に「非正規」という表現を使わないように求める通知を省内にだしていたそうです。その意図とは何でしょう?

 いずれにせよ、このブログ記事は「ルール違反」といえます。厚労省的には。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_368012.html

 

 

-追記3

 同じ映画館での違う体験について、下記ブログ記事に書いています。「SWな一日」が再び訪れるワクワクは日に日に大きくなっています♪ May the force be with you

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615496.html

 

 

Q-103:あがり症は克服できますか?

 

 御質問をいただきました。

 

Q:苫米地博士の書籍を読みコーチングに興味があります。

質問なのですが、あがり症はコーチングによって克服されるのでしょうか?

〇〇が好きで、将来〇〇を教えるという目標を立て、毎日朝夕に楽しくイキイキと〇〇を教えている自分を想い描いていたのですが、それにドキドキしてしまい、ドキドキに疲れはて止めてしまいました。
 子どものPTAなどで発言しなければならない機会も増え、なんとかならないものか、悩んでいます。

 

A:早速ですが、もちろん「あがり症」は(セルフ)コーチングでも克服できます。必ず。

 

「〇〇を教えている自分」を思い描いてドキドキしてしまうというのは、それだけ今とは違う(現状の外の)イメージに強い臨場感を感じているということです。それはとてもすばらしいことですよ。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

恋愛などで経験されていると思いますが、通常はだんだん慣れてきて(当たり前になってしまって)、むしろドキドキを感じたくても感じられなくなってしまいます。いかがですかw

 

それは「かつてはドキドキしたもの」がコンフォートゾーンになったということ。おかげでリラックスすることができるのですが、その一方でときめきを失います。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

今はそのドキドキ(ときめき)を思いっきり楽しまれたらよいのではないでしょうか。

 

 

もしもすぐに克服したいのなら、ドキドキしてきたら「私らしくない」と自分に語りかけてください。リラックスをキープできたら「私らしい」です。

 

自分への語りかけをセルフトークと呼びます。そのセルフトークには4つの段階があります。

 

 第1段階は「無理だ」「できるわけがない」という“あきらめ”。

 第2段階は目的論的なものが生まれてくる、いわば“希望”が芽生える段階。

 第3段階は“誓い”。

「私はいつも~している」というセルフイメージができあがると、目標に向かって問題解決をしている自分のイメージを探し始めます。

 第4段階ではゴールを“実現”した新しい自分のイメージで自然なセルフトークができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

4段階になるとコンフォートゾーンがゴール側に移行し、ゴール実現に向けてRASがオープンになります。すると、スコトーマが外れることで、今まで見えなかったものがどんどん見えるようになります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

ぜひ「心から楽しみながら〇〇を教えているイメージ」を五感で味わいながら、その未来の私の視点でセルフトークを行ってください。それは「臨場感を高めて夢を実現するワーク」にもなります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17573387.html

 

 

ところで、御質問中の「PTAなどで発言しなければならない...」にはhave toが入り込んでいます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

PTAなどで発言する前に、御自身のゴールを再チェックされてみてください。「未来ですでにゴールを達成している私にとって大切な縁起として△△(PTAでの発言などの機会)がある」と思えるとwant toでいられます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

「不言実行」「有言実行」をテーマに、関連することを下記ブログ記事で考察しています。ぜひ参考にされてください。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14973460.html

 

御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7701939.html

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ブログ・シリーズ編

S-02:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~

S-02-13:マナー、ルール、モラルと理想的な生き方の関係は?

 

 「マナー」「ルール」「モラル」は(議論を通じて出来上がった)誰もがよりよく生きるための約束事のはずですが、一方でお互いの自由を奪い合う装置として働きます。

ただし、その3つには明確な違いがありそうです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

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 このシリーズ編第2弾(S-02)では、自由に生きることをテーマに、マナーやルール、モラルについて考察します。ぜひ皆さん自身の自由について思いめぐらしながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-030):

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 S-02-00(目次):

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わたしが戦争に反対するのは、直観的な感情による。

わたしは人間を殺すことがたまらなくいやなのだ。

わたしのそうした姿勢は論理的なものではなく、

あらゆる残虐行為と憎悪に対する直観的な反発によるものだ。

 

アルバート・アインシュタイン                

 

 

アインシュタインのこの言葉には、「人類全体が論理のさらに先(抽象度でいえばさらに上)にまで到達できる進化をとげてほしい」という強い願いが込められています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

前頭前野内側部を活性化させながら抽象度をさらに上げていき、「社会的情動(感性)」の次元で生きる(生きようとする)

 

それがアインシュタインが願った21世紀の人類にふさわしい生き方です。

 

 

今回のテーマでいうと、「マナー」とは大脳辺縁系のコントロールであり、それは「情動(感情)」の次元にあります。「ルール」は前頭前野背外側部のコントロールで、それは「論理」の次元にあります。

 

では、前頭前野内側部のコントロールであり、「社会的情動(感性)」の次元を表わす言葉とは何でしょうか?

 

 

私はその言葉、すなわち“超論理空間”にアクセスした状態を表現する言葉が「モラル」だと考えています。

 

「モラル」とは倫理観や良識のことです。それは状況により変化する「マナー」や「ルール」よりも不変的な価値観を含んでいます。抽象度が高い概念だからです。

 

 

「モラル」は、「道徳・道義的な」「教訓」などを意味する言葉が語源です。現実社会や実生活に対する態度や気持ちのありようをいい、法的根拠による強制力はもちません。

 

それは、人間相互の関係性において、「よりよい世界を実現するために共有するべき智慧」を表わしています。

 

不完全性定理をもちろん理解した上でも、「モラル」とは絶対的に守るべき(守られるべき)ものといえます。そのうえで「マナー」や「ルール」をダイナミックに運用する社会が理想的なのではないでしょうか。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

社会が「モラル」(のみ)をそのエネルギーの源にできるようなシステムを構築している

 

それが苫米地式認定コーチとしての私のゴールのひとつです。そのような社会構造上のシステム構築は、一人ひとりのマインドでの情報処理システムのアップデートからはじまります。

 

では、最後に問題です。

 

「モラル」はみんなで遵守するという前提で、理想的な生き方は次のうちどれでしょうか?

 

A:マナー違反もルール違反もしない

B:マナー違反はすることがあるが、ルール違反はしない

C:マナー違反はしないが、ルール違反はすることがある

D:マナー違反もルール違反もすることがある

 

 

いかがでしょうか?

おそらく多くの方が「A」と回答したはずです。

 

結果的に「A」となるのがbetterだと、もちろん、私も思います。

 

しかし、意識状態(あるいは人生に臨む態度)としての理想的な生き方は「D」です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

次回以降、その理由についてまとめます。

 

 (S-02-14につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

シリーズ編第一弾(S-01)「よりよい“議論”のために」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_254557.html

 

 

F-100:芸術は爆発だ!

 

 前回(F-098、099)は「順位づけをすり込むことはよくないが、1位を目指さないといけない」という苫米地博士のコメントについて考察いたしました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/18797248.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/18911522.html

 

 順位づけというすり込みを超えたところで1位(頂点)を目指し続ける生き方が「Not Normal」を生みだします。「ぶっちぎり」を実現します。私はそれが「克己」だと思っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268337.html

 

 そして、それはリーダーに求められる資質でもあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14526054.html

 

 さらにいうと、「1位を目指さないといけない」理由は個人レベルにとどまりません。より高い次元を志向する情熱は、個人の枠を大きく超えて、広く社会にひろがっていきます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

そのエネルギーと創造性は、まるでビックバンの“爆発”のように、時空を超えて何かを生みだします。縁あるものの心の中で。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

今回は、エネルギーと創造性に満ちた、情熱の塊のような先人を取り上げます。その先人から時空を超えて私が受け取ったことがテーマです。

 

 

 …先日、出張で大阪を訪れました。

 

 ナビの案内どおりに乗ったモノレール内で「万博公園前」という駅名を見つけた私は、湧きあがったwant toを抑えきれなくなり、予定を変更し万博公園に向かいました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 太陽の塔をこの目で見たかったからです。

 

 私と同世代以上の方々には説明不要だと思いますが、「太陽の塔」は芸術家 岡本太郎さん(1911~1996年)が制作した芸術作品です。作品といっても70mを超える巨大な建造物で、実際に見ると圧倒的な迫力で迫ってきます。

 1970年に大阪府吹田市で開催された日本万国博覧会(EXPO’70、大阪万博)のテーマ館の一部として建造された塔は、「テーマ館のプロデューサーだった芸術家の岡本太郎が、万博という現代の祭りの神格として打ち立てたもの」とのこと(太陽の塔の前に設置された石碑中の文より引用)。

 他のパビリオンと同じく万博閉幕後に撤去される予定だったそうですが、保存を願う声の高まりを受けて1975年に永久保存が決まりました。耐震工事など紆余曲折を経て、2018年に塔内空間が展示施設として公開されるようになりました(入館には予約が必要です。残念ながら私は入館できませんでした)。詳しくは下記サイトを御参照ください。

太陽の塔オフィシャルサイト:https://taiyounotou-expo70.jp/

 

 岡本太郎さんを知ったきっかけについてはあやふやですが、両眼を見開きながら「芸術は爆発だ!」と叫ぶテレビCM(1981年~、マクセル)の映像は、当時感じた“熱”とともにはっきりと覚えています。

 

 そびえたつ太陽の塔を見上げながら、私は「芸術は爆発だ!」という言葉で太郎さんが伝えたかったメッセージを感じ取ろうとしました。岡本太郎への挑戦です。

対峙した1時間の間にこのようなイメージを得ました。

 

〇 爆発の元となるエネルギーは高い抽象度に内包されるポテンシャルエネルギー

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

〇 そのエネルギーを手にいれる(高い抽象度に到達する)きかっけはゴール設定

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

〇 そのエネルギーを爆発させる(物理次元で何らかの付加価値に変換する)起爆装置はエフィカシー

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 

 …エフィカシー!

 

帰宅した後太郎さんの著書を読み返しながら、かつて太郎さんの姿に感じた“熱”の正体、そして、初めて太陽の塔を仰ぎ見て猛烈に感じた“熱”の正体に思い至りました。それが「エフィカシー」です。

 

それを太郎さんの言葉でいえば「覚悟」でしょうか。「覚悟を決める」ことは「ゴール達成を確信(確定)する」ことであり、“爆発”を引き起こすトリガーです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/18684707.html

 

エフィカシーとは「ゴール達成能力の自己評価」のこと。「私は~できる」ではまだまだ弱く、「私はすでに~している」と心から満足してしまうと妄想でおわります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

「必ず成し遂げる」という覚悟

「命を懸けてやり遂げる」という覚悟

 

…その覚悟が本物のエフィカシーとなり、起爆装置となるのだと納得しました。

 

大切なのは「自分のマインド(脳と心)は、自分自身の自由と責任でコントロールする」という意志です。そして、「自分自身の心の力(The Power of Mind)で未来を創造する」という覚悟。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15833962.html

 

その覚悟こそが本物のエフィカシーであり、人のマインド内でおこる“爆発”の起爆剤であるということを、そびえたつ太陽の塔を介して太郎さんに教わったような気がしました。

 

 情報空間に存在する岡本太郎さんに、教えをいただいた喜びと感動を叫びたいと思います。心からの感謝と尊敬の念をこめて。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

 なんだ これは!

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

「The Power of Mind Ⅰ」序章(目次)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123516.html

 

 

太陽の塔




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