苫米地式認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ) ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

2019/01

F-066:水木しげるさんの「幸福の七か条」 -後編-

 

 

<幸福の七か条>

第一条   成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない

第二条   しないではいられないことをし続けなさい

第三条   他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし

第四条   好きの力を信じる

第五条   才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ

第六条   怠け者になりなさい

第七条   目に見えない世界を信じる

 

「水木さんの幸福論」(日本経済新聞社) 

 

 

 前編(F-065)で御紹介したとおり、漫画家 水木しげるさん(19222015年)は太平洋戦争時に左上肢切断術を受けるなど波乱万丈の日々を過ごされましたが、大好きな妖怪話から生まれた「ゲゲゲの鬼太郎」のヒットなどで人気作家へとなっていきます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14400204.html

 

 そんな水木さんの言葉には100% want toのゴールに向かうエネルギーとクリエイティビティ(創造性)があふれています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

今回は、コーチングマインドを持っていたに違いない漫画家 水木しげるさんの著書に書かれている「幸福の七か条」を、コーチの視点で読み解きます。

 

 

第一条  成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない

 

 この言葉はゴールの抽象度の重要性を語っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 高い抽象度のゴールに向かう間に「人間形成」が実現します。そして、そのプロセス(ベクトル)そのものが幸福といえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

 反対に、抽象度の低いゴールのままであれば、幸福は実現しないばかりか、豊かな潜在能力を発揮することもできません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10692725.html

 

 

第二条  しないではいられないことをし続けなさい

 

 「止められてもやりたいようなこと(= want to)だけを行え」ということ。反対にいうと「~ねばならない(= have to)は一切しない」です。

モチベーションの説明(PM-02-06)で御紹介したとおり、「want to」と「have to」の違いは10年間で756倍の生産性の差をうみだします。756倍です!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 

第三条  他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし

 

 これも第二章と同じくwant toの大切さを語っています。

気を付けるべきは「want toであっても、ちょっとしたことでhave toに変わってしまう」という事実。私はとくに「恐怖・不安」「義務感」「罪悪感」(FOG)に気を付けています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13523715.html

 

 認知科学者 苫米地英人博士の著書 「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社から再販)の中で、悩みの原因となる「頭のゴミ」として「他人のモノサシ」が取り上げられています。

 

 “他人という視点”は人生には必要ありません。それに囚われてしまうと、前回(F-065)の追記内に記したとおり、「人間形成」に支障をきたします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14400204.html

 

ちなみに、その他の「頭のゴミ」として、苫米地博士は、「感情」「これまでの自分」「マイナスの自己イメージ」「我慢」「自己中心」「恐怖」「論理へのとらわれ」を取り上げていらっしゃいます)

 

 

第四条  好きの力を信じる

 

 好き=ゴールと読めば、「好きの力」は「ゴール実現力」。それを信じることとはエフィカシーを語っているといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 幸せに生きるための最大の秘訣はゴール設定だといえ、ゴールを達成するための鍵がエフィカシーだといえます。そのエフィカシーを高めることこそが教育の最大の目的であるはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116488.html

 

 

第五条  才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ

 

 私はこの部分を「才能は誰にもある」「その才能を引き出すのはゴール」「ゴール実現でうみだした付加価値を収入に変えるのは(職業のゴールから独立した)ファイナンスのゴール」というように理解しました。

 ゴールのバランスホイールが重要だということです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 「努力」「根性」という感覚にはhave toが入り込んでいます。「have to」の状態では才能を発揮することはできません。創造的回避がおこるからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html

 

 そう考えると、「裏切る」とは、「ゴール設定を誤ることで、自らの才能を封じ込めてしまうこと」といえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12794797.html

 

 

第六条  怠け者になりなさい

 

 「怠け者」とはバランスホイールに関するメタファーだと理解しました。

 

 (ひとつ上の)第五章で触れたように「努力」や「根性」といった言葉は、コーチングには存在しない(してはいけない)言葉です。「目の前のすべてがwant to」というのが、コーチング後のクライアントが認識する世界です。世界がwant toに変わるのは、ブリーフシステムが書き換わり、RAS&スコトーマが変化するからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 しかし、want toだからこそ注意が必要になります。

例えば、職業や趣味のゴールに向かって熱中するあまり健康を害した(または家庭が壊れた)となっては幸福からは遠ざかります。

ゴールのバランスをとるための心構えを「怠け者」と表現されたのではないでしょうか。

 

 

第七条 目に見えない世界を信じる

 

 妖怪を愛した水木さんらしい言葉です。おそらく、水木さん御自身にとっての最大の幸福の秘訣なのではないでしょうか。

 

 以前、同じ職場の看護師さんに真剣に相談されたことがあります。「子どもにサンタクロースのことをどのように話せばいいですか?」と(笑)。

 

 私の答えは「地球のどこか(物理空間)に本当に実在しているかはわからない。でも、心の空間(情報空間)には間違いなく存在している」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

子どもが“サンタからの贈り物”に喜び、その姿を見守る大人も一緒に幸せを感じるのであれば、サンタは存在しているといえます。縁起として。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

「サンタクロース」という言葉で表される機能・役割があり、その機能・役割をはたす人がいるなら、その人はサンタです。

もちろん、すべての機能・役割は空(くう)なのですが、それでもその“機能・役割”を積極的にみようと考えるのが仮観です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 サンタと同様に、ゴールも心の空間(情報空間)に、つまり「目に見えない世界」に存在しています。機能・役割として。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

ゴールとは未来のことですが、その未来は「このまま続く時間延長上の未来(=現状=ステイタスクオ)」とは異なるものです。ゴールとは“現状の外”にあるもので、現在のブリーフシステム(=自我)では想像すらできない“何か”です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 その“何か”を、そしてその達成を、信じきることがとても重要だと水木さんは伝えたかったのではないでしょうか。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 

 「目に見えない世界にある“何か”」をゴールとしてしっかりと設定するためには、コーチングの知識と実践が必要です。

 

このブログはその福音となることを目的としています。皆さんと皆さんに縁ある方々に幸福がひろがっていくことをイメージしながら心(気)をこめて書いています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 水木さんのアドバイスにある「怠け者」のニュアンスを、鹿児島弁で表現すると「てげてげ」でしょうか。「てげてげ」は「中くらい」や「適当」といった意味で使われますが、私は“中観”のイメージで使っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8040944.html

 

 

【お知らせ】

 2019126日(土)、鹿児島市でコーチングセミナーを開催します!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14479673.html

 

 

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!×2



I-025:【最終案内】コーチングセミナー開催(190126、鹿児島県鹿児島市)のお知らせ

 

 

 2019126日(土)に、鹿児島県鹿児島市で、一般向けのコーチングセミナーを開催します!

 

 

第一部は無料です。

重要なコーチング用語(ゴール、エフィカシー、スコトーマ、コンフォートゾーンなど)について解説しながら、“マインドの不思議”を楽しく体感していただきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

速報(I-023)では「中学生以上を対象」としていましたが、小学校高学年から御参加いただけるように変更しました。気軽に参加してください。

 第一部はもちろん、第二部も学生(小学校高学年以上、浪人生含む)は無料招待です。

(第一部・第二部とも高校生までの学生は保護者の参加が必須)

(保護者1名につき無料招待する学生の数に上限なし。ただし事前登録が必要)

 

 

第二部は有料(5000円)です。

 第一部の体感を活用しながら(そして、さらに驚いていただきながら)、スコトーマをコントロールするためのコツを体得していただきます。

メインは「スコトーマに隠れているゴールを見つける(創造する)ためのワーク」です。

 

 未来のイメージをつくりだし(ゴール設定)、それを強化していく(臨場感↑)と、そのイメージは“現実化”します。そのプリンシプルを方程式化したものが「I×V=R」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

最近「ゲーム障害」が国際疾病分類に追加されました。カジノが解禁される日本では、ますます自分をコントロールする技術が重要になります。そのエッセンス(I×V=R)を、コーチングの知識とともに、楽しく学んでいただきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13825013.html

 

ぜひ、「未来から時間が流れ、その未来のために全力で楽しむ(奮闘する)という感覚」をお持ち帰りください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13626536.html

 

 それはゲーム障害等を克服するという次元にとどまらず、真の健康を実現する大いなる力になるはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859896.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045695.html

 

 医療・介護に携わる方や教育関係者(教師、塾講師、子育て中の方など)はもちろん、(いい意味で)医療に縁のない方もぜひ御参加を。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8430972.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11301259.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

 

 参加御希望の方は、下記メールアドレスに御連絡ください。

 申し込み(メール):coachfor.m2@gmail.com

 (件名を「190126鹿児島コーチングセミナー申し込み」としてください)

 

 第一部だけ、または第二部だけの参加も大歓迎!

 当日、会場でお会いしましょう !!

 

 

 

<タイトル> 

鹿児島コーチングセミナー 190126 A NEW HOPE ← 一部変更しました!

~スコトーマのコントロールと「夢をかなえる方程式」の実践~

 

<主催者>

 苫米地式認定コーチ 竹原邦雄 / CoacH T

 

<日時>

 2019126日(土)

  第一部(無料):15時~16

  第二部(有料):1630分~18

 (第一部のみ、または第二部のみの御参加も歓迎)

 

<会場>

 鹿児島県鹿児島市

 (詳細は申込者に別途通知)

 

<参加費用>

 第一部:無料

 第二部:5000

  学生(小学校高学年~、浪人生含む)は無料。ただし、高校生以下は保護者同伴が必須

  保護者1名につき無料招待の学生に上限なし。ただし事前登録が必要

 

<対象>

 コーチングに興味のある方

 人生や社会をもっと良くしたいと思っている方 など

 「教育関係者」「医療・福祉関係者」「子(孫)育て中の方」はとくに歓迎

 (学生は無料招待。ただし事前登録が必要)

 

<お問い合わせ>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

181223 ブログ案内用(第二弾、告知)



PMⅠ:The Power of Mind

PM-06:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

PM-06-16:仮説11)縁起とは真逆のゲーム理論

 

この章(第六章)では、「院長を務めていた病院へのコーチング導入“失敗”」という事例について、仮説を立て、トゥイーキングを行っていきます。その目的(ゴール)は、「失敗から学び、“いのちの現場”にコーチングをしっかり届けること」です。

告知:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13216030.html

“失敗”を解決する方法:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

 

仮説11)縁起とは真逆のゲーム理論

 

ゲーム理論とは、「社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問である。数学者ジョン・フォン・ノイマンと経済学者オスカー・モルゲンシュテルンの共著書『ゲームの理論と経済行動』によって誕生した」というものです(Wikipediaより)。

 

 簡単にいうと、ゲーム中に「できるだけ自分の得点を高くし、失点を少なくするにはどうするか?」という方策を求める数学理論で、戦略的意志決定に用いられる理論。

それは自分側の利益を最大化するという「自分100%の完全利己主義」であり、すべてを双方向の関係性で考える縁起と正反対の考え方です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 

 …PM-06-13(仮説08:はびこる差別意識)で御紹介したベテランスタッフには、すぐには退職できない事情がありました。しかし、非情にも、その3週間後には退職させられてしまいました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249741.html

 

「なぜ、そのような振る舞いができるのだろうか?」と考察することで見えてきたものは差別。その差別を前提にゲーム理論で思考していたはずです(ゲーム理論を知っているかは別として)。

 

繰り返しますが、ゲーム理論は自分100%、相手0%の完全利己主義です。それは抽象度の低い思考法であり、煩悩的な言動を肯定してしまうものです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

縁起の考え方であれば、相手にとっても、自分にとっても、双方によりよい未来を考えることができます。いわゆるwin-winの実現です。相手も含めて自分と捉えることができ、相手の幸せも当たり前のように考えることができるからです。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

そんな生き様が笑顔を広げ、そして笑顔のまま亡くなること(死に様)を可能にすると私は信じています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html


 反対に、ゲーム理論はlose-loseの結果を招く可能性が高く、悲惨な未来に向かうとても危険な考えです。

 

 

<仮説11:縁起はお互いのハッピーを求める考え。「自分だけよければいい」というゲーム理論に組織が支配されると必ず破滅に至る>

 

<トゥイーキング11:「自分100%のゲーム理論に支配されていないか?」というセルフチェックを組織内で習慣化する。その上で縁起思想でwin-winを追求していく>

 

    ゲーム理論は自分100%、相手0%の完全利己主義

    それは抽象度の低い思考法であり、煩悩的な言動を肯定するもの

    対して縁起の考え方は、相手にとっても、自分にとってもよりよい未来を考えることができる

    それでこそwin-winの良好な関係がつくれ、“無敵”を実現できる

 

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事:“無敵”の意味-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

 

 


PMⅠ:The Power of Mind

PM-06:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

PM-06-15:仮説10)コーポレートイメージ&コーポレートトーク

 

この章(第六章)では、「院長を務めていた病院へのコーチング導入“失敗”」という事例について、仮説を立て、トゥイーキングを行っていきます。その目的(ゴール)は、「失敗から学び、“いのちの現場”にコーチングをしっかり届けること」です。

告知:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13216030.html

“失敗”を解決する方法:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

 

仮説10)コーポレートイメージ&コーポレートトーク

 

前回(PM-06-14)、経営陣の一人が不満を訴え辞めることになった若い職員に対して「君の代わりはいくらでもいる」と言い放ったことを紹介しました。
 個人攻撃によりシステムエラーがスコトーマに隠れる問題点を指摘しましたが、「君の代わりはいくらでもいる」という言葉には別の大きな問題点が潜んでいます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249780.html

 

 それは「君の代わりはいくらでもいる」という言葉が共有されてしまうと、「働く人を大事にしない病院」という「コーポレートイメージ(組織のイメージ)」が強化されてしまうということです。

 

「コーポレートトーク(組織で共有される言葉)」が「コーポレートイメージ(組織のイメージ)」を強化していきます。もちろん、「コーポレートトーク」は「コーポレートイメージ」から生まれます。

 それはどちらが先ということではなく、縁起として双方向的に関係しあいながらお互いを強化しあいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 そうやって強化されていくうちに、組織としてのブリーフシステムができあがっていくのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

その組織のブリーフシステムづくりをブランディングといい、そのイメージを社会にしっかりと発信し(マーケットの)スコトーマを外していくことをマーケティングと考えることができます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

PM-06-08(仮説03:シュッド・アーギュメントとウッド・アーギュメントの違い)で「ブランディングなんて口で言うほど簡単ではない(だから、しなくていい)」と言われたことを書きました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13837953.html

 

その経営陣の言葉がスタッフに浸透していくと、やがてそれは「組織で共有される言葉(=コーポレートトーク)」となり、「組織のイメージ(=コーポレートイメージ)」となっていきます。

 

 そうなるとますますこれまでのコンフォートゾーンを突き抜けるような新たな取り組みは難しくなっていきます。「○○なんて口で言うほど簡単ではない。だから、しなくていい」がアタリマエになるから。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 「コーポレートイメージ」自体がドリームキラー化し、何事にも創造的回避が働くようになったらいよいよ終末期(End of life stage)。そんな職場で飛び交う言葉は悪口ばかりとなるでしょう。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html

 

 

 皆さんの組織やコミュニティはどうですか?

組織の構成員が上司や組織の悪口ばかり言っていませんか?

あるいは反対に○○長などの管理職の人たちが自分の部下の悪口ばかりを言っていませんか?

 

お互いがドリームキラーになってしまうと、ますます「自分たちはダメな組織だ」というマイナスのマインドが植え付けられていきます。

そうなるとRASの働きにより、ますます希望はスコトーマに隠れ認識できなくなります。暗い部分、ダメなところばかりを認識してしまうようになります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

 

「コーポレートトーク(組織で共有される言葉)」と「コーポレートイメージ(組織のイメージ)」のコントロールはとても重要です。

 

その2つは組織のゴール(コーポレートゴール)から生まれ、ゴール達成の確信(コレクティブエフィカシー)とともに育むものであるということを、コーポレートを形成する一人ひとりが銘記していなければなりません。

 

 

<仮説10:コーポレートイメージがコーポレートトークを生みだし、コーポレートトークがさらにコーポレートイメージを強化していく>

 

<トゥイーキング10:つねに組織のゴールに立ちかえり、ゴールを達成している未来からコーポレートイメージとコーポレートトークをつくりあげる>

 

   コーポレートイメージ(組織のイメージ)」と「コーポレートトーク(組織で共有される言葉)」をコントロールすることはとても重要

    その2つは組織のブリーフシステムをつくる

    それは組織のブランディングやマーケティングにも関わる重要事項

    コーポレートイメージとコーポレートトークは、エフィカシーとともに、組織を構成する全員で育むもの

 

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

さらに進化した組織では、コーポレートイメージはもちろんのこと、コーポレートトークも言語ではなく非言語で共有されるはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 


Q-068:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか? Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

 

 認知科学者 苫米地英人博士の読者の方から御質問をいただきました。セルフヒーリング&セルフコーチングのコツをイメージしながら、しっかりとまとめてみました。

シリーズ(計八本)でお届けします。

Vol.1 はじめに(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13825164.html

 

 

Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

 

 夢をかなえる方程式「I×V=R」を御存知でしょうか?

 

I」はイメージ(imageまたはimagination)、「V」は鮮明さ(vividness)、「R」は現実(reality)。「まずイメージがあり、その臨場感を上げていくと、そのイメージが現実となる」という意味で、「すべての変化は心の中に生まれて、外に広がっていく」というルー・タイス氏の言葉を理論化したものです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 I×V=R」は、コーチとしての感覚でいうと「夢をかなえる方程式」であり「人を救い助けるありがたいもの」ですが、ヒーラーとしての(正直な)感覚では「現状打破を阻む方程式」であり「人を苦しめ続ける厄介なもの」です。

 

 

 コーチングのポイントをシンプルに述べると、「“現状の外”にゴールを設定すること」と「エフィカシーを高めること」。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 コーチングが対象としているのは未来。過去は一切関係ありません。

その未来を想像(創造)すること(I:Image,Imagination)がゴール設定であり、未来の臨場感を高めること(V:Vividness)がエフィカシーだとすることができます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

“現状の外”、つまりスコトーマに隠れ想像すらできない未来の何かをゴールとして新たに創造し、その臨場感をしっかり高めていくためには、進化した脳である前頭葉(とくに前頭前野)をフル稼働させる必要があります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 反対にいうと、前頭葉(前頭前野)をフル稼働させる準備ができていてはじめてコーチングが可能となり、「I×V=R」を「夢をかなえる方程式」として使いこなすことができるといえます。

 

 

 次にヒーリングについて考えてみましょう。

 

 ヒーリングが必要な状況とはどのようなものでしょうか?

あるいは、ヒーリングを切実に求めているのはどのような人たちでしょうか?

 

 ヒーリングが必要とされるのは「前頭葉(とくに前頭前野)の働きが低下してしまう状況」であり、「(その結果)大脳辺縁系優位になってしまった人たち」です。マズローの「欲求階層説」でいうと下から2層目の「安全の欲求(Safety needs)が満たされていない状況」であり、米CDC的に表現すると「ファイト・オア・フライト(Fight or Flight)に陥った人たち」といえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 「ファイト・オア・フライト」に陥る最大の要因は「恐怖」と「不安(=将来の恐怖の予期)」です。それは頭痛など体の不調であったり(身体的苦痛)、苛立ちや孤独感であったり(精神的苦痛)、仕事や家庭、お金の悩みであったり(社会的苦痛)、死の恐怖や生きる意味への問いであったり(スピリチュアルペイン)とどんどん形を変え、しかも複雑に絡み合いながら、何度も押し寄せては人々を苦しめます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

 その時の心理状態は、“時間の流れ”でいえば「過去に囚われている状態」であり、“RAS&スコトーマ”の視点でいうと「悲観的なモノばかりにフォーカスし、希望を失っている(ように感じている)状態」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

さらに、“モチベーション”でいうと「have toになっている状態」で、“抽象度”では「下向きに転がり落ちている状況」といえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 そんな状況で「思わずビビってしまうようなとんでもない何かを思い描きましょう!」なんて言われたら、困惑したうえにすっかり疲れ果ててしまうはずです。

 

 

前頭葉(前頭前野)をフル稼働させるコーチングを成功させるためには、その前提として大脳辺縁系を落ち着かせる(鎮める)ヒーリングが必要なのです。ヒーリング→コーチングの順に進めることが重要であるといえます。

 

 

 充実した日々を過ごしている方々は「私には関係ない」「ヒーリングは必要ない」と思うでしょうが、そんな方々こそこれからの人生にしっかりと備えておく必要があるといえます。

 

なぜなら、「人は必ず老い、その過程で多くは病になり、そして必ず死ぬ」からです。その事実がスコトーマに隠れ、今はリアルに感じられていないだけです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045953.html

 

 何かをきっかけにスコトーマが外れ四苦(とくに老病死)を実感した瞬間に、「ファイト・オア・フライト」に陥ることになります。そしてその状態が続けば、やがてはより重大な心身の不調を招いてしまうことになるでしょう。

(あるいは、ダークサイドに堕ちることになります)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

 

 

 例として、昨年(2018年)の私の経験をお話しします。

 

 過去のブログ記事でも取り上げましたが、私は、突然「だまし討ち」にあいました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 管理者(病院長)として働いていた病院の顧問弁護士から一方的な通知が届き、経営陣の態度から議論の余地がないことを悟った時、私は崖から突き落とされたような感覚を味わいました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13216030.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124527.html

 

そして、病院長という機能と医師という役割を突然失った私は、ファイト・オア・フライトの状態に陥りました。幼少の頃の苦しい記憶に襲われ、死を身近に感じました(「赤黒くザビついた銀色」の「鼻をつくにおい」「血生臭い味」「ガシャンという重たい音」「冷たい手触り」を確かに感じました)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6854165.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6854341.html

 

 マインドについて学ぶようになってからはすっかり忘れていましたが(=スコトーマに隠れていた)、20代から30代前半にかけてはたびたび消化器症状に苦しめられていました(ストレス&アルコールのダブルパンチです)。その頃と同じような重たい吐気が続き、数日間は食事が喉を通りませんでした。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7555985.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7556082.html

 

 鉛のように重たい体とどんよりしてまとまらない思考を自覚しながら、「ヒーリングとコーチングの関係」を改めて実感しました。

 

 

 コーチングのために、まずはヒーリングが必要

 

 

 繰り返しますが、それは大脳辺縁系優位の情報処理から、コーチングを可能とする前頭葉(とくに前頭前野)優位の情報処理に戻すためです。ヒーリングがしっかりと行われ十分にリラックスした状態だから「自分のリミッターをはずす!」ことが可能になります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268324.html

 

では、そのヒーリングのために必要なものとは何でしょうか?

 

 

逆説的に聞こえると思いますが、答えはコーチングです(笑)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

次回(Q-069)、セルフヒーリングとセルフコーチングのコツとともに解説いたします。ぜひその理由について考えてみてください。

 

きっと巨大なスコトーマが外れ、ヒーリング&コーチングのポイントを体感していただけると思います。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 (Q-069につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 


F-065:水木しげるさんの「幸福の七か条」 -前編-

 

 

<幸福の七か条>

第一条   成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない

第二条   しないではいられないことをし続けなさい

第三条   他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし

第四条   好きの力を信じる

第五条   才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ

第六条   怠け者になりなさい

第七条   目に見えない世界を信じる

 

「水木さんの幸福論」(日本経済新聞社) 

 

 
 
最近読んだ雑誌記事で「日本では49.8歳が最も幸福度が低い」という事実を知りました。
 
(プレジデントオンライン「格差目の当たり『同窓会』という残酷物語」、2018.12.17配信)

 

 まさに私の世代の話。高い臨場感を感じながら記事を読みました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

記事によると、この世代の幸福度が低いのは日本だけでないとのこと。世界中で40代から50代世代の幸福度が低いことを、英米の大学教授が立証したそうです。英ウォリック大学のアンドルー・オズワルド教授と米ダートマス大学のデービッド・ブランチフラワー教授です。

二人は「幸福度と年齢に相関関係がある」という研究結果を発表しました。80カ国200万人以上を対象に調査し、「40歳から50歳までの人は、20代、30代の若年層や60代以上の高齢層と比べ、幸福度が低い」ということを突き止めています。
 研究によると、この傾向は日本、英国、米国など先進国から発展途上国までほとんど変わらなかったそうです。


 記事ではその理由を「40代から50代のミドル世代は経済的な制約が多いせいで、他の世代と比較して幸せそうな人が少ないように感じる」と分析していましたが、決して経済的制約を主因とは考えていないようでした。事実、社会・経済的地位、子供や離婚経験の有無などは影響がなかったようです。

40代に入ると男たちは仕事に脂が乗り、以前に増して仕事に注力する人が増える。それが50代になると今いる会社で先が見えてしまった人とそうでない人とに分化し、前者の背中には哀愁が漂うようになってくる」と記事中にありましたが、その文面からはアルバート・バンデューラ博士(スタンフォード大学)が唱える「エフィカシー」の低下が感じられます。

エフィカシーとは「ゴール達成能力の自己評価」のことで、コーチング成功の鍵となるものです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 以前のブログ記事(F-026:最近の研究・調査で明らかになった日本の課題とその解決法)で御紹介したとおり、米パデュー大学の研究により「収入が一定額以上に達した場合、それ以上増えたとしても人生の満足度(life evaluation)や感情面での幸福度(emotional well-being)が増すことはなく、むしろ低下する」ことが明らかにされています。

 WHO(世界保健機関)の定義では「健康=well being」ですので、収入と健康が相関しないばかりか、「たくさんのお金が、むしろ、人を不健康にする」ともいえます。

 満足や幸福の秘訣はお金とは別のところにありそうです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8430748.html

 

 では、私たちは幸福を実現するためにどのように心がけ、何に取り組めばよいのでしょうか?

 

 

 ところで、「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの漫画家 水木しげるさん(19222015年)を御存知でしょうか?

 

 水木さんは、太平洋戦争時にニューギニア戦線・ラバウルに出征。敵機の爆撃で左腕に重傷を負い、無麻酔下で左上肢切断術を受けました。戦後、波乱万丈の日々を過ごされましたが、大好きな妖怪話から生まれた「ゲゲゲの鬼太郎」のヒットなどで人気作家へとなっていきます(しかし、その後もマイペースぶりを発揮し「Not Normal」な日々を過ごされたようです)。

 

 そんな水木さんは、片腕を失ったことに対して「私は片腕がなくても他人の3倍は仕事をしてきた。もし両腕があったら、他人の6倍は働けただろう」と語っています。

 このコメントからは、エフィカシーの高さが読み取れます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

さらに「左腕を失ったことを悲しいと思ったことはありますか?」という問いには、「思ったことはない。命を失うより片腕をなくしても生きている方が価値がある」と答えています。

過去にこだわらず、未来にフォーカスするマインドです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 水木さんの言葉には100% want toのゴールに向かうエネルギーとクリエイティビティ(創造性)があふれています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 

 次回、コーチングマインドを持っていたに違いない漫画家 水木しげるさんの「幸福の七か条」を、コーチの視点で読み解きます。お楽しみに。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 「…50代になると今いる会社で先が見えてしまった人とそうでない人とに分化し、前者の背中には哀愁が漂うようになってくる」のは心理学者 アブラハム・マズローの欲求階層説(自己実現理論)でいうところの第四の階層「承認(尊重)の欲求」にとどまっているからです。

承認(尊重)のレベルは低い承認のレベルと高い承認のレベルの二つがあります。

 マズローは低い承認のレベル(他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などで満たされる)にとどまり続けることは危険だとしていました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 

 高い承認のレベルとは、自己尊重感、技術や能力の開発、自己信頼感、自立性などが満たされること。それはコーチングで重要視するエフィカシーのことです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 マズローの述べた五層目、六層目に到達するためにコーチングがとても有効です。コーチングは「50代で背中に哀愁が漂うかどうか」を決める鍵といえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

 しかしながら、コーチングにはもっともっと大きな役割があります。

 

 本当は思春期から潜在的に抱えている「スピリチュアルペイン」を克服し、真の意味で健康に生きるためにコーチングの知識とスキルが必要!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11301259.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

 コーチングは個人の成長や健康、幸福にとどまらず、社会そして未来の幸福を実現する大切な縁起となるはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html



【お知らせ】

 2019126日(土)、鹿児島市でコーチングセミナーを開催します!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14188687.html

 

 

水木しげる氏(Wikipedia)

水木しげる氏

Wikipediaより引用(文化功労者選出に際して公表された肖像写真)




PMⅠ:The Power of Mind

PM-06:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

PM-06-14:仮説09)個人攻撃が生みだすスコトーマ

 

この章(第六章)では、「院長を務めていた病院へのコーチング導入“失敗”」という事例について、仮説を立て、トゥイーキングを行っていきます。その目的(ゴール)は、「失敗から学び、“いのちの現場”にコーチングをしっかり届けること」です。

告知:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13216030.html

“失敗”を解決する方法:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

 

仮説09)個人攻撃が生みだすスコトーマ

 

前回(PM-06-13)御紹介した法人内で唯一の役割を果たしていたベテランスタッフを退職に追い込んだ経営陣の行為は、私にとって衝撃的でした。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249741.html

 

しかし、その予兆は以前から感じていました。システムエラーと考えずに個人の問題として処理する傾向があったからです。

 

「論理ではなく人格を攻撃する」という行動や「システムを改めるのではなく個人を潰そうとする」態度の根底には、前回御紹介したとおり、差別というブリーフシステムが潜んでいます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

しかしながら、問題を起こした(と経営陣が思う)個人が排斥されたとしても、システムエラーが解決されていなければ、同じような問題を繰り返すことになります。

 

かつて経営陣の一人が、不満を訴え退職することになった若い職員に対して「君の代わりはいくらでもいる」と言い放ったことがありました。さすがにその失言に関しては謝罪が行われましたが、システムに目を向けず個人をやり玉に挙げる習慣は改善できなかったようです。

反対にいえば、個人攻撃に終始するのでシステムエラーがスコトーマに隠れてしまい、改善するチャンスを失ってしまっていたともいえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html


それをコーチングでは「コンフォートゾーンを動かせなかった」と表現します。その理由は、もちろん、ゴール設定に失敗しているからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 


 ここでのポイントは、「縁起を理解しているか?」ということ。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

問題が特定の個人が原因で生じているのであれば、その個人を除けば解決するように思えるかもしれません。第五章において、「チームに悪影響を与え続ける人たちは、たとえどんなに優秀でも、チームから除外するべきです」と私自身も書きました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10829408.html

 

しかし、縁起について理解できているかどうかでその結果は変わっていきます。縁起が正しく理解できていなければ、その特定の個人を除いたとしても、別の人が同じような問題を起こすようになります。

 

「この世は自分の心(マインド)が生みだしている」というのが縁起のプリンシプルです。よって、問題を起こす特定の個人の存在そのものも、自分の心が生みだしているといえます。

もっと正確に表現すると、お互いの心が、双方向の関係性の中で、お互いに影響を与えながら、ダイナミックにお互いを生みだしあっているという感じです。

 

そもそも悩み自体が、他人ではなく、自分から生じるものです。心自体も自分が生みだしている自分の問題であり、他人の問題ではないからです。

苫米地博士は悩んでいる人に対して「悩むのをやめなさい」と話されます。悩むという行為はすべて自らの意志でやっていることであり、本人次第ですぐにやめることができます。

 

すべての人間関係は自分が生みだしていると理解し、自分が思うように、自分の責任において関係性を変える。これが良好な人間関係を構築するための秘訣です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13958864.html 

そのことがスタッフに理解されておらず、実践されていないことが、私の考える「システムエラー」です。そして、そのシステムエラーは、個人の心(マインド)においての情報処理システムのエラーから始まっています。

 

 

<仮説09:個人攻撃はシステムエラーをスコトーマに隠してしまう>

 

<トゥイーキング09:問題のすべてをシステムエラーと捉え、マインドにおける情報処理の見直しからはじめる>

 

    個人の問題ではなく、システムエラーと考えるべき。なぜなら、すべてが縁起により存在しているから

    システムエラーは、個人の心(マインド)においての情報処理システムのエラーから始まっている

 

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 


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