苫米地式認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ) ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

2019/01

PMⅠ:The Power of Mind

PM-06:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

PM-06-22:進化・向上し続ける組織をつくるためのチェックポイント

 

この章(第六章)では、「院長を務めていた病院へのコーチング導入“失敗”」という事例について、仮説を立て、トゥイーキングを行っていきます。その目的(ゴール)は、「失敗から学び、“いのちの現場”にコーチングをしっかり届けること」です。

告知:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13216030.html

“失敗”を解決する方法:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

 

進化・向上し続ける組織をつくるためのチェックポイント

 

 ここまで“失敗”から学んだ「進化・向上し続けるためのポイント」についてまとめました。改めて列挙いたしますので、組織改革のチェックポイントおよび対策として御活用ください。

 

 

    チェックポイント01

:変わらないコンフォートゾーン(CZ)が「現状維持の壁」を生みだし、組織を破滅に向かわせる

    <対策01>コンフォートゾーンをチーム全員で破壊する

 

・「創造的破壊」において、破壊するものとは「現状のコンフォートゾーン(CZ)」。創造するものとは「ゴール側、すなわち未来のコンフォートゾーン(CZ)」

・そのことを組織全体でしっかり認識し、共有することが組織改革の第一歩

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628746.html

 

 

    チェックポイント02

:“現状の外”にゴールを設定した人の「want to」は、現状がコンフォートゾーンの人にとっては「have to

    <対策02>仲間を新たなコンフォートゾーンへと導くために“現状”と戦う

 

・リーダーには、多くのスタッフに嫌がられることや権力者(既得権益)と衝突することに対しての覚悟が必要

・その上で、打たれ続けながらもひるまずに理解を広げていく能力(同調能力)が求められる

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13837769.html

 

 

    チェックポイント03

:ウッド・アーギュメント(Would argument) のままでは“現状”を打破することはできない。シュッド・アーギュメント(Should argument)で挑戦し続けることで未来から過去へと時間が流れる

    <対策03>常にゴールを考え、未来の結果として今を生きる

 

・「時間は未来から過去へ流れている」ことをしっかりと共有した上で、“現状”に縛られず、シュッド・アーギュメント(Should argument)で思考する

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13837953.html

 

 

    チェックポイント04

:自由には必ず責任が伴う。プランなきケースが現状肯定になってしまうのと同様に、責任なき自由はゴールの実現を妨げる

    <対策04>過ぎ去った過去にとらわれず、未来を自由に創造しながら責任を果たす

 

・自由には責任が伴う

・その自由と責任は未来にあり、自らゴールでうみだすものである

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13958864.html

 

 

    チェックポイント05

:権利と義務の関係の理解不足が「have to」を生みだし、エネルギーや創造性を封じ込めてしまう

    <対策05>「権利が主、義務は従」という関係をしっかり理解し、チームで共有しているゴールに向かって日々をフルに生きる。もちろん 100% want to

 

・権利があって初めて義務が発生する

・権利だとしっかり自覚することで、その行動は「want to」になる

・権利を行使するにしても放棄するにしても、そこにあるのはゴールに向かうベストな判断

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13959033.html

 

 

    チェックポイント06

:人類の脳は「私憤」→「論理」→「公憤」と進化してきたが、不安・恐怖などをきっかけに容易に「私憤」に陥ってしまう。「私憤」を克服し、「公憤」を維持するために抽象度の高いゴール(の共有)が必要

    <対策06>ゴールを更新し続けることで、公憤(公の怒り)を燃やし続ける

 

・人間の脳は「私憤」→「論理」→「公憤」と進化してきた

・「私憤」とは「動物的怒り」で扁桃体・大脳辺縁系の活動。「公憤」とは「人間的怒り」で前頭前野内側部の活動

・その間に前頭前野外側部の活動である論理がある

・不安・恐怖をコントロールし前頭前野優位をしっかりと保つことで、高い抽象度のエネルギーを利用することが可能となる

・そのために「ゴール設定」が必要

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

 

    チェックポイント07

:思考停止していないか?

    <対策07>言語を超えた思考を続け、自由を手に入れる

 

・「前頭前野外側部を抑えて、前頭前野内側部を活性化すること」「左脳言語野の活性を抑え、右脳言語野を活性化すること」は究極の思考法

・不完全性定理が証明された現代の生き方を極論すれば、「思考せずに奴隷として生きる」or「思考し続け自由を手に入れる」の二択

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 

    チェックポイント08

人類の進化とは真逆の抽象度を下げる思想が跋扈し、対立を生みだしている。それは身近なコミュニティでも、国家単位でもおこっている

    <対策08>空仮中に立ちかえり差別と区別の違いを理解する。その上で無分別を実践する

 

・「あるものと別のものを分け隔てない」という考え方は、「すべてを同じとみる」視点であり、その本質は「抽象度を上げること」

・しかし、現代社会はそれとは真逆の方向に動いている。対立を生む社会の根底にあるものは差別意識。私たちはその事実に気づき、無分別に取り組まなければならない

・そのために縁起の理解や、空観・仮観・中観の実践が重要

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249741.html

 

 

    チェックポイント09

:個人攻撃はシステムエラーをスコトーマに隠してしまう

    対策09>問題のすべてをシステムエラーと捉え、マインドにおける情報処理の見直しからはじめる

 

・個人の問題ではなく、システムエラーと考えるべき。なぜなら、すべてが縁起により存在しているから

・システムエラーは、個人の心(マインド)においての情報処理システムのエラーから始まっている

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249780.html

 

 

    チェックポイント10

:コーポレートイメージがコーポレートトークを生みだし、コーポレートトークがさらにコーポレートイメージを強化していく

    <対策10>つねに組織のゴールに立ちかえり、ゴールを達成している未来からコーポレートイメージとコーポレートトークをつくりあげる

 

・「コーポレートイメージ(組織のイメージ)」と「コーポレートトーク(組織で共有される言葉)」をコントロールすることはとても重要

・その2つは組織のブリーフシステムをつくる

・それは組織のブランディングやマーケティングにも関わる重要事項

・コーポレートイメージとコーポレートトークは、エフィカシーとともに、組織を構成する全員で育むもの

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14401202.html

 

 

    チェックポイント11

:縁起はお互いのハッピーを求める考え。「自分だけよければいい」というゲーム理論に組織が支配されると必ず破滅に至る

    <対策11>「自分100%のゲーム理論に支配されていないか?」というセルフチェックを組織内で習慣化する。その上で縁起思想でwin-winを追求していく

 

・ゲーム理論は自分100%、相手0%の完全利己主義

・それは抽象度の低い思考法であり、煩悩的な言動を肯定するもの

・対して縁起の考え方は、相手にとっても、自分にとってもよりよい未来を考えることができる

・それでこそwin-winの良好な関係がつくれ、“無敵”を実現できる

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14401412.html

 

 

    チェックポイント12

:ほとんどの人が抽象度0の物理宇宙に生きている。抽象度の高い次元へ導くのはコーチの役割で、さらに高い次元を自ら追求し続けるのが真のリーダー

    <対策12>リーダー、マネジメント、コーチの違いを認識し、それぞれの機能・役割を共通のゴールに結実させる

 

・組織には、リーダー、マネジメント、コーチが必要

・「本質」を追求するのがリーダーの役割で、「方法論」を最適化していくのがマネジメントの役割

・コーチの役割は心(マインド)に関する知識とスキルを教え、各人の潜在能力を引きだしていくこと。そして、抽象度の高い次元へと導いていくこと

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14526054.html

 

 

    チェックポイント13

:不完全性定理の証明により宗教の限界が明らかとなった現代は、「唯一絶対のモノサシが存在するという幻想」を捨てて哲学的思考を続けることが求められている

    対策13>哲学的思考と科学的思考の両立を目指す

 

・不完全性定理が証明された現代においては、「唯一絶対のモノサシが存在するという幻想」を捨て、より高い抽象度で哲学的思考を行うことが求められている

・その一方で、抽象度の低い物理次元へ向かう科学的(工学的)思考はますます重要となり、その両立こそがポイントとなる

・医療でいえば、物理空間に近い抽象度での働きかけとともに、情報空間での働きかけ(内部表現の書き換え)がますます求められるようになる

 

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14687476.html

 

 

    チェックポイント14

:空(くう)なき実観の行き着く先にあるものとは破滅。空観がしっかりと維持されているうえでの仮の役割としてゴールがある

    <対策14>空(くう)を忘れたゴールはまわりにとって苦痛でしかない。リーダーはいかなる時も空を忘れず、中観を貫く存在

 

・ゴールはあくまでも仮であり、すべては空。空がわかった上での仮観であり中観

・空観が抜けた実観では、どんなに素晴らしいゴールであったとしても満たされることはない

・苫米地理論やコーチングが福音になるからこそ、空観を忘れてはならない


 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14833876.html

 

 各チェックポイントについて理解を深め、その対策をしっかりと実践するための研修プログラムを作成しています。病院・診療所、福祉施設はもちろん、教育機関や一般の会社など、社内研修にぜひ御活用ください。

 講演・研修等の御相談・御依頼は下記メールアドレスに御連絡ください。

 E-mailcoachfor.m2@gmail.com

 

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 


PMⅠ:The Power of Mind

PM-06:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

PM-06-21:仮説14)空(くう)なき実観の行き着く先にあるもの

 

この章(第六章)では、「院長を務めていた病院へのコーチング導入“失敗”」という事例について、仮説を立て、トゥイーキングを行っていきます。その目的(ゴール)は、「失敗から学び、“いのちの現場”にコーチングをしっかり届けること」です。

告知:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13216030.html

“失敗”を解決する方法:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

 

仮説14)空(くう)なき実観の行き着く先にあるもの

 

 自らが建てた禅道場で毎日禅を組む理事長が「僕は宗教は嫌でね~」と軽やかに口にすることができる姿に、私はとても感動しました。そのコメントに「空(くう)」を感じたからだと思います。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 「空観」とは、「すべてのものは他との関係性の網の中で形作られていて、普遍的な実在はない」という縁起の考え方に基づいています。「なにもないこと」であると同時に「とてつもなくあること」でもあり、宇宙のすべてを包摂する概念といえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 「仮観」とは、この世の「ありとあらゆる空なる存在」に対し、「それぞれに役割を持たせること」です。「無常」だから「仮」なのですが、仮であってもその役割を積極的にみようと考えます。役割は「存在意義」と置き換えることもできます。

コーチングでいうとゴールです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 「中観」とは、すべての存在が「空」であるとする「空観」と、縁起の中での「仮の役割」に注目する「仮観」の二つをバランスよく維持している状態のことです。その中観のポイントは、「仮の役割は無限にある」ということ。

 

釈迦哲学において空観がない状態はありえませんが、もし空観が抜けてしまったらとても危険な状況に陥ります。空観なき仮観のことを「実観(じつがん)」と呼びます(本来の釈迦哲学には存在しない言葉です)。

 

 

 ここまで、苫米地理論やコーチングメソッドを職場に導入することに“失敗”した理由を考察してきました。

 

すべては他の何かとの関係で成り立っており、関係が存在を生みだしています。そして、そのすべては自分の心(マインド)が生みだしているといえます。

よって、「うまくいかない」には必ず自分の側に理由があります。どこまでを自分とするかまで含めそのことをずっと考え続けていましたが、私には失敗の本質的な原因がわかりませんでした。もっと根源的な大きな問題があるはずなのに、スコトーマに隠れたままで全然見えていない気がしていました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 幸いにも、そのスコトーマは、苫米地式コーチにサポートしていただいたことで外すことができました。そのコーチとは、青山龍マスターコーチです。

 

 

 医療/社会福祉法人でのPX2終了後、青山コーチにお時間をいただき、鹿児島を御案内させていただきました。移動中にいろいろなお話を伺いましたが、その中にとても衝撃的な話題がありました。それは苫米地式の認定証を破ったあるコーチの話でした。

 

 私にとって認定証はとても重要なものです。それは苫米地博士の情報場にアクセスするトリガーであり、コーチとしてのエフィカシーの源泉です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

そのような大切な認定証を破ることを想像しただけで、寒気を伴った嫌悪感に襲われました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 「私にはとてもできない」

 

そんなセルフトークに気づいた瞬間、私は、私の思考から空観がすっぽり抜け落ちていることに気がつきました。苫米地博士に関する情報場に対して実観になってしまっていたのです。

 

 「苫米地理論やコーチングはすばらしい。だから、絶対に学ぶべきだ!」

 「PX2でもっといい職場になる。だから、必ず浸透させる!!

 

 空観の抜けた私のそんな強い思いが、職員を苦しめ、経営陣の怒りに火をつけました。すべては私から始まっていたのです。すべては私の心に因があったのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882703.html

 

二回目のPX2を潰されたときに感じた悔しさ
 そして、その事実が示す未来に感じた絶望

 

 それらはすべて、私自身が空観を忘れたことによりリアルになりました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

煩悩に飲み込まれ大脳辺縁系優位となり、実観に陥ることを許してしまったのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

それはまるで霊を恐れていた学生時代のようでした。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7199964.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7384947.html

 

もちろん、あの頃と違って今の私にはゴールがあり、その実現に向けた未来志向で日々を生きています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

しかし、それも空観を忘れた状況では扁桃体・大脳辺縁系といった低い抽象度での情報処理に過ぎず、場を共有していない多くのスタッフには重すぎたのです。Have toを生みだす元凶となったのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 ゴールもあくまでも仮であり、すべては空です。空がわかった上での仮観であり、中観です。頭ではわかったつもりでも、実践していなければまったく意味がありませんでした。

 

 空を忘れるという過ちで大きな縁を失いましたが、その過程で大切な気づきをたくさん得ました。今後の苫米地式認定コーチとしての、そして、苫米地式認定マスターヒーラーとしての活動に活かすことで、未来でしっかりと責任を果たしたいと思います。

(その“責任”も空であることを忘れずに)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 

<仮説14:空(くう)なき実観の行き着く先にあるものとは破滅。空観がしっかりと維持されているうえでの仮の役割としてゴールがある>

 

<トゥイーキング14:空(くう)を忘れたゴールはまわりにとって苦痛でしかない。いかなる時も空を忘れず、中観を貫く>

 

    ゴールはあくまでも仮であり、すべては空。空がわかった上での仮観であり中観

    空観が抜けてしまった実観では、どんなに素晴らしいゴールであったとしても満たされることはない

    苫米地理論やコーチングが福音になるからこそ、空観を忘れてはならない

 

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 「空(くう)」に関して、認知科学者 苫米地英人博士のブログに論文が掲載されています。タイトルは「『空』を定義する ~現代分析哲学とメタ数理的アプローチ」です。

 http://www.tomabechi.jp/EmptinessJapanese.pdf

 

 ワークスDVD2弾 「空の理解と体得」でより詳しく解説されています。下記サイトを御確認ください。

 http://maxpec.net/dvd2/index.html

 

 

空の理解と体得
苫米地英人DVDオフィシャルサイトより引用



Q-071:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか? Vol.8;「リラックスできる呼吸の無意識化」のコツとその先にあるもの

 

 認知科学者 苫米地英人博士の読者の方から御質問をいただきました。セルフヒーリング&セルフコーチングのコツをイメージしながら、しっかりとまとめてみました。

シリーズ(計八本)でお届けします。

Vol.1 はじめに(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13825164.html

 

 

Vol.8;「リラックスできる呼吸の無意識化」のコツとその先にあるもの

 

 今回でこの連載は最終回です。いただいた御質問の最後の部分に回答いたします。

 

 

Qまた対処としましてリラックスできる呼吸の無意識化につきまして、何かご教示頂ければありがたく存じます。よろしくお願いします。

 

A:私は、「リラックスできる呼吸の無意識化のコツ」とは 「呼吸を意識に上げること」だと考えています(笑)。

 

 

 何かを覚える時、最初はぎこちなかったのが、だんだんスムーズに行えるようになっていった経験はありませんか?

 

それは意識して行っていたことが、無意識に行えるようになった(考えずにできるようになった、体が覚えた)ということ。

 

 無意識化は「並列処理のコツ」といえます。

 

 その時にマインドでおこっているのは「ゲシュタルトの構築」です。

 ゲシュタルト(Gestalt)とは、形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」のことを指します。全体と部分の双方向性で成り立ち、一つの統合的意味を持つまとまりです。部分を積み重ねたから全体がわかるのではなく、全体がわかったから部分の意味が決まることともいえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 例えとして、自動車学校に通ったときのことを思い出してください。

まず車の運転に必要な知識を学びます。車の構造から具体的な操作方法、ルールなどです。

ひととおり学んだ後実技に入ります。最初に車を運転した時はかなりぎこちなかったですよね。「まず安全確認をして、クラッチを踏んで、ギアをローに入れ、それからアクセルを踏み込みつつクラッチを戻し」など、次に行うことをひとつひとつ考えながら運転していたはずです。

アクセルの加減が強いとクラッチが滑り、弱いとエンストすることを経験し、アクセルを踏み込んだ時の加速の感触、ブレーキを踏みこんだ時の制動の感覚などを体験し記憶しながら「車の運転」を覚えていきます。

 

では、車の運転がぎこちなかった頃とスムーズになった今では何が違うのでしょうか?

 

答えはマインド(脳と心)の使い方です。

 

ぎこちなかった頃は、ひとつひとつの動作を意識して行っていました。思考のパターンは論理的(または言語的)で、その処理はシリアル(直線的)に行われています。

ところが上達するにつれて、運転を無意識下で行うようになります。いちいち次の動作を考えなくても「手足が勝手に動く」状態です。思考のパターンはイメージ的(非論理的、非言語的)で、その処理はパラレル(並列的)に行われています。

その感覚を、ブルース・リーは「考えるな、感じろ(Don’t think. Feel)」と表現しました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

人によってタイミングはいろいろでしょうが、スムーズに運転できるようになり「慣れた」と感じるようになった頃には、必ず意識下の処理から無意識下の処理に変わっています。

その時にゲシュタルトが新たに構築されています。

 

アップル社の共同創設者 スティーブ・ジョブス(19552011年)が、2005年にスタンフォード大学の卒業式で行った講演で語った「connect the dots」という言葉は、ひと回り大きなゲシュタルトで物事をとらえることの重要性を語った言葉です。点と点をつないだ“より大きな視点”をもつことができると、一見バラバラに見える事柄を見て、その中に共通の法則を見いだすことができるようになります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 「ひと回り大きなゲシュタルトで物事をとらえる」「より大きなゲシュタルトを再構築する」というのは、「抽象度を上げる」ことに相当します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 つまり、「ゲシュタルト能力」と「抽象度を上げることができる能力」は同義です。そして、その能力こそが、私たちが「知らないことは認識できないのに、新しい知識を得ることができる秘密」です。それは真の教育のプロセスで「人間形成」とともに獲得していくものです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

前置きが長くなりましたが、苫米地博士の読者である御質問者が、「ゲシュタルトの構築」を意味する「無意識化」を重要視する気持ちはよく理解しています。

そのうえで、あえて「リラックスできる呼吸の無意識化のコツは呼吸を意識に上げること」とするのが私の答えです。

 

 

 車の運転と違って、呼吸はもともと無意識下で行っています。この世に生まれでた赤ちゃんが、「さぁ~、肺呼吸するぜ~」と思いながら泣くはずがありません。呼吸は最初からホメオスタシス活動なのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 ただし、ここでいうホメオスタシスとは物理次元でのもの。

 

 呼吸というバイタルな(命に関わる)ホメオスタシス活動を意識に上げることは、物理空間から離れ情報空間に移行することを意味しています。逆腹式呼吸はさらに「身体操作もかえることで情報の取り入れ方を変える」方法です。

それは「Rのゆらぎ」を生みだし、抽象度を上げるための意識状態(変性意識)を自らつくりだす重要な技です。

 

 

 呼吸を意識に上げることで深めた変性意識を使って、自身をさらなるリラックスに導いていく

 

 

 「呼吸を意識に上げること」が「リラックスできる呼吸の無意識化のコツ」であるという感覚を御理解いただけたでしょうか。

 

 私はずっと、このことは守秘義務内容の秘伝中の秘伝だと思っていました。一昨年(2017年)、なんと苫米地博士御自身が著書の中で開示されました。「完全版変性意識入門 自分のリミッターをはずす!」(ビジネス社)です。その本には私のインタビュー記事も掲載されています(「医師の目からみた気功」)。ぜひ御確認ください。

余談ですが、呼吸法については「洗脳護身術」(開拓社より再販)に詳しくまとめられています。

 

 

では、最後に「バランスホイールを常に意識し、そして偏りなくゴールを達成していくことはとても重要なこと」という点について説明します。Q-069の最後では、それが「ヒーリングのコツになる」といった小さな話でおさまるものではないことをお伝えしました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14524490.html

 

「バランスホイールの重要性」とは、「ゴールの数だけゲシュタルト(世界)が生まれ、それが現実化していく過程で、ゲシュタルト同士がつながりますます豊かになっていくこと」です。

 

複数のゲシュタルト(世界)を同時に認識しバランスをとる意識状態は、深い変性意識状態になることで可能となります。その変性意識生成のポイントが呼吸です。

 

ふだんは意識していない呼吸を意識に上げるうちに深い変性意識状態になり、ゴールの数だけ生まれる広大な世界(ゲシュタルト)を同時に観て、バランスをとれるようになるのです。

 

複数の世界(ゲシュタルト)を同時に観ている間に、より大きなゲシュタルトが構築されていきます。それは「抽象度が上がる」ことでもあります。

 

そうやって抽象度を上げ続けると、宇宙のトップである空(くう)に到達するはず。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 すなわち、“バランスホイールの先にあるもの”とは、空への到達であり、覚りです。

 

 

以上が私の回答です。

西洋医学と東洋医学の違いを明らかにし、ヒーリングとコーチングの関係を考察しました。セルフヒーリング&セルフコーチングのコツ、そして“バランスホイールの先にある空”を感じていただけたらうれしく思います。

御質問、ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 苫米地博士が公に開示された情報の範囲内での回答です。

苫米地理論は「超情報場仮説(理論)」の次のパラダイムに入っています。新たな理論は、ワークスDVD17弾「分散動的自己構成エネルジーア 自律知能化と生命素粒子そして進化」やフォレスト出版の教材「ダヴィンチ脳2 ~超次元生命情報場~」などで学ぶことができます。

 

 

リミッターをはずす&ワークスDVD17&ダヴィンチ脳2



F-068Connect the dots 2019(ワーク付き)~経営と医療と教育をコーチングとディベートでつなぐ -中編-

 

 (前半は前回と同じ文章ですが、とても大切な知識なのでぜひお読みください。お急ぎの方は「」の部分からどうぞ)

 

 

 「Connect the dots(点をつなぐ)」とは、iPhoneiPadでおなじみのアップル社の共同創設者のひとり スティーブ・ジョブス(19552011年)が、2005年にスタンフォード大学の卒業式で行った講演中の言葉です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 それはゲシュタルトをつくることの重要性を言い表しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 人間は目の前の世界をゲシュタルトとして認識していますから、抽象度を上げてより大きなゲシュタルトをつくりだすことが重要になります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 より大きなゲシュタルトができあがると理解が深まり、「対象の本質をとらえること」が可能になります。その具体例についてQ-063(「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことでしょうか?)で取り上げました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 私たちが最初に手にするのは、断片的な一つひとつの知識です。

 

 その断片的な知識が蓄積されていくと、そのうちに知識同士がひとまとまりになって繋がり、一つの認識になります。それが「知識のゲシュタルト」です。

 

 そして、その知識のゲシュタルトの量に比例して、人は様々な問題を多角的に深く考慮し解決することができるようになります。問題(ケース)を発見する洞察力やその問題を解決する適応力(プラン)が磨かれるからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12658417.html

 

 今回は、「Connect the dots 2019」と題して、前編・中編でこのブログ中の記事を使った「より大きなゲシュタルトをつくるワーク」を御紹介します。

そして、後編で「The Power of MindⅠ」第六章の「知識のゲシュタルト」が示す「対象の本質」に迫りながら、具体例として私が経験した心(マインド)の変化をお話しします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14675375.html

 

 今回は副題を「経営と医療と教育をコーチングとディベートでつなぐ」としました。

 

11年間の管理者(病院長)の経験を通じて学んだことを、経営という視点で「The Power of MindⅠ」第六章にまとめています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124527.html

 

 

そこで語られる組織(病院)を「学力(成績)」に、経営陣を「ドリームキラー」に置き換えてください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

 そうすると各テーマ(課題)は「学力向上のポイント」とすることができ、仮説は「ドリームキラー対策<理論編>」、トゥイーキングは「ドリームキラー対策<実践編>」と考えることができます。

 

 その時、経営と教育の話は、コーチングで「Connect the dots」することができます。まずそのような視点で「The Power of MindⅠ」第六章を読み返してください。

それが1つ目のワークです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124527.html

 

 

そうすると、同じ文章のはずなのにまったく違うイメージが湧くはずです。そして、スコトーマが外れ、新たな気づきを得られるはず。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 何かしらの法則を見つけた瞬間が「ひらめき(inspiration)」であり、理解がさらに深まった瞬間です。「対象の本質」がよりクリアに感じられます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

その感覚で教育について考察すると、さらにスコトーマが外れ、新たな気づきが得られるはず。ぜひ「The Power of Mind」第五章を読みなおしてください。

それが2つ目のワークです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124525.html

 

 

 いかがでしたか?

 より大きなゲシュタルトができ目の前の世界が違って見えた(あるいは、同じ文章から違うイメージが湧いた)のではないでしょうか?

 

 

 では、次のワークです。ワーク自体は前回(F-068)の3つ目のワークと全く同じものですが、経営と教育を統合するゲシュタルトをつくった後なので、前回(経営と医療のゲシュタルト)の時とは違うことを発見するかもしれません。

 

 「The Power of MindⅠ」第六章のテーマ(課題)を「論題」とし、仮説を「ケース」、トゥイーキングを「プラン」と考えると、それはトゥールミンロジック、すなわちディベートの構図となります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12658417.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_254557.html

 

 ぜひディベートの視点で「The Power of MindⅠ」第六章を読み返してください。「ツッコミどころ」をさらに発見するかもしれません(笑)。

 それが3つ目のワークです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124527.html

 

 

今回御紹介しているのは「Connect the dots(点をつなぐ)」という感覚を会得するための重要なワークです。

全部を読み返すには時間がかかると思いますので、まずは印象的な記事から取り組んでくださっても構いません。「The Power of MindⅠ」の目次(下記リンク)をご利用ください。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13077001.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15110477.html

 

 

今回の3つのワークを終えた時、きっと経営と教育は、コーチングとディベートで「connect」されています。

前回(F-067)のワークも含めると、経営と医療と教育が、コーチングとディベートでつながっているはずです。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 


PMⅠ:The Power of Mind

PM-06:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

PM-06-20:仮説13-3)宗教の限界 -後編-

 

この章(第六章)では、「院長を務めていた病院へのコーチング導入“失敗”」という事例について、仮説を立て、トゥイーキングを行っていきます。その目的(ゴール)は、「失敗から学び、“いのちの現場”にコーチングをしっかり届けること」です。

告知:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13216030.html

“失敗”を解決する方法:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

 

仮説13-3)宗教の限界 -後編-

 

アインシュタイン博士とゲーデルの二人は敬虔なユダヤ教徒でした。御承知のとおりユダヤ・キリスト教は一神教であり、「全知全能の存在」を前提としています。

 

 

ゲーデルは天才ゆえに、自分が証明してしまった「自然数論における不完全性」が、将来、絶対神の存在を否定してしまうであろうことに気づいたのだと思います。

絶対神の存在を信じるユダヤ教徒としての自我と、結果的に神を否定してしまう科学者としての自我の、決して埋まらないギャップに苦しむことで徐々に精神が蝕まれていったと考えられます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

事実、ゲーデルは、神の存在を証明することに人生の後半を捧げました。そうして完成した神の存在を証明する論文を最後まで公表しなかったのは、科学者としてのプライドが許さなかったからだと推測できます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html

 

ゲーデルは科学的真実を探求する科学者としての姿勢を貫きながら、どうしても「宗教」というゲシュタルトを超越することができなかったのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 

アインシュタイン博士も同様です。

量子論の世界は1036mの極小の世界です。そこでは存在は確定的なものではなく、確率的なものにしかすぎません。

 

すべての最初に絶対神の存在があると考える一神教の世界を信じて疑わないアインシュタイン博士にとって、その事実は受け入れられないことでした。

つまり、アインシュタイン博士も「宗教」というゲシュタルトを超えることができなかったのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 

我々の直面する重要な問題は、その問題が生じたのと同じ考えのレベルでは解決することができない

We cant solve problems by using the same kind of thinking we used when we created them.

 

 

 これは第四章で紹介したアインシュタイン博士の言葉ですが、皮肉にも「宗教という考えのレベル」を超えられないために量子論を受け入れることができなかった博士の晩年の姿が、この言葉の重要性を証明しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8749123.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8900535.html

 

 

これからの医療は物理空間に近い抽象度での働きかけとともに、情報空間での働きかけ(内部表現の書き換え)がますます求められるようになります。よって、「禅道場を持つことが21世紀の医療の象徴になる」ことは間違いではありません。

 

しかし、「宗教」という言葉にとらわれると、言い換えると「唯一絶対のモノサシが存在するという幻想」にとらわれてしまうと、私たちはゲーデルやアインシュタイン博士と同じ轍を踏むことになってしまいます。

 

21世紀に生きる私たちには、不完全性を受け入れ、より高い抽象度で思考することが求められています。それは縁起の理解であり、中観の実践です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 

では、「宗教」を超えた世界とはどんな世界なのでしょうか?

 

 

私は、その世界を表現する言葉は「哲学」だと考えます。

 

アインシュタイン博士の言葉中にある誤りとは「宗教」という表現です。私は「宗教」を「哲学」に置き換えます。アインシュタイン博士が21世紀に生きる私たちに残した宿題に対しての私の回答です。

 

 

哲学なき科学は不具合であり、科学なき哲学は盲目である

Science without philosophy is lamephilosophy without science is blind.

 

 

 繰り返しますが、21世紀に生きる私たちは、不完全性を受け入れ、より高い抽象度で思考することが求められています。そして、その思考を続けることも。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 

<仮説13:不完全性定理の証明により宗教の限界が明らかとなった現代は、「唯一絶対のモノサシが存在するという幻想」を捨てて哲学的思考を続けることが求められている>

 

<トゥイーキング13:哲学的思考と科学的思考の両立を目指す>

 

    不完全性定理が証明された現代においては、「唯一絶対のモノサシが存在するという幻想」を捨て、より高い抽象度で哲学的思考を行うことが求められている

    その一方で、抽象度の低い物理次元へ向かう科学的(工学的)思考はますます重要となり、その両立こそがポイントとなる

    医療でいえば、物理空間に近い抽象度での働きかけとともに、情報空間での働きかけ(内部表現の書き換え)がますます求められるようになる

 

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 アインシュタイン博士とボーアの量子力学の解釈に関する論争は、存在に関する哲学的信念の違いとみることができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 その違いは二人の発言にあらわれています。

 

 「我々が科学と呼ぶものの唯一の目的は、存在するものの性質を明らかにすることである」というアインシュタイン博士に対して、ボーアの立場は「量子の世界というものはない。あるのは抽象的な量子力学の記述だけである。物理学の仕事を自然を見いだすことだと考えるのは間違いである。物理学は自然について何が言えるかに関するものである」です。

 

 アインシュタイン博士とボーアの違いは、西洋医学と東洋医学の違いにも当てはまります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13958654.html

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7554690.html

 

ニールス・ボーア(Wikipediaより)

ニールス・ボーア

Wikipediaより引用

 


I-026:【御確認ください】鹿児島コーチングセミナー(190126、鹿児島県鹿児島市)にお申し込み後、返信が届いていない方へ

 

 昨日(H31.1/22)、「2019126日(土)開催の鹿児島コーチングセミナーに申し込んだが連絡(返信)がこない」という御連絡をいただきました。

 

 申し込みしたもののまだ連絡がこないという方がいらっしゃいましたら、お手数ですが、再度 coachfor.m2@gmail.com 宛に御連絡ください。

 

 念のため、下記ブログ記事のコメント欄に「お名前」と「メールアドレス」を書いてコメントしてください。よろしくお願いいたします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14479673.html

 

 

<タイトル> 

鹿児島コーチングセミナー 190126 A NEW HOPE

~スコトーマのコントロールと「夢をかなえる方程式」の実践~

 

<主催者>

 苫米地式認定コーチ 竹原邦雄 / CoacH T

 

<日時>

 2019126日(土)

  第一部(無料):15時~16

  第二部(有料):1630分~18

 (第一部のみ、または第二部のみの御参加も歓迎)

 

<会場>

 鹿児島県鹿児島市

 (詳細は申込者に別途通知)

 

<参加費用>

 第一部:無料

 第二部:5000

  学生(小学校高学年~、浪人生含む)は無料。ただし、高校生以下は保護者同伴が必須

  保護者1名につき無料招待の学生に上限なし。ただし事前登録が必要

 

<対象>

 コーチングに興味のある方

 人生や社会をもっと良くしたいと思っている方 など

 「教育関係者」「医療・福祉関係者」「子(孫)育て中の方」はとくに歓迎

 (学生は無料招待。ただし事前登録が必要)

 

<お問い合わせ>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

181223 ブログ案内用(第二弾、告知)




PMⅠ:The Power of Mind

PM-06:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

PM-06-19:仮説13-2)宗教の限界 -中編-

 

この章(第六章)では、「院長を務めていた病院へのコーチング導入“失敗”」という事例について、仮説を立て、トゥイーキングを行っていきます。その目的(ゴール)は、「失敗から学び、“いのちの現場”にコーチングをしっかり届けること」です。

告知:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13216030.html

“失敗”を解決する方法:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

 

仮説13-2)宗教の限界 -中編-

 

すべての階層にまたがって同時に存在している生命(現象)とは情報(処理)であり、その情報(内部表現)を書き換えることにより心身の変化を引き起こせるからです。そして、それは、宗教の本質も「内部表現の書き換え」であることを示唆しています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542426.html

 

つまり、医療と宗教のLUBとして、ひとつ上の抽象度に「内部表現の書き換え」があるということ。LUBLeast Upper Bound)は最小上界と訳される概念で、最小公倍数のようなものです。

 

その「内部表現の書き換え」のことを、状況によりコーチングといったり、ヒーリングと呼んだりします。気功や加持など宗教をベースとする技法も全部「内部表現の書き換え」です。

 

 そのように考えると、アインシュタイン博士の言葉には間違いがあることがわかります。21世紀に生きる私たちは、まず宗教というゲシュタルトを越えなければならないのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 

そもそも「宗教」の定義は難しく、Wikipediaにも「宗教の定義は宗教学者の数ほどもある」と記載されています。広辞苑には「神または何らかの超越的絶対者、あるいは卑俗なものから分離され禁忌された神聖なものに関する信仰・行事。また、それらの連関的体系」と記載されています。

 

ほぼ間違いなく、西洋的な「宗教」の定義においては「絶対神」つまり「全知全能の存在」が前提になっているようですので、ここでは「宗教」を「“絶対”の存在を信じること」と扱います。

 

第二章の「不完全性定理」でクルト・ゲーデル(19061978年)について触れましたが、アインシュタイン博士とゲーデルには共通点があります。二人とも知の世界でパラダイムシフトを起こした大天才であることと晩年には精神的に苦しんだことです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

アンシュタイン博士は、量子論に対して懐疑的で「神はサイコロを振らない」という言葉を残しました。しかし、現代の物理学はアインシュタイン博士が間違っていたことを明らかにしています。

ひょっとしたらアインシュタイン博士は量子論に対する自分の考えが間違っていること(量子論が正しいこと)に気づいていたのかもしれません。量子論の中心人物 ニールス・ボーア(18851962年)と敵対的に対立することはなく、ボーアの弟子であるヴェルナー・ハイゼンベルク(19011976年)やシュレーディンガー方程式などで量子力学の確立に貢献したエルヴィン・シュレーディンガー(18871961年)をノーベル賞に推薦しています。

しかし、公には最後まで懐疑的な姿勢を崩しませんでした。

 

アインシュタイン博士は、晩年、若き数学者クルト・ゲーデルとの散歩をとても楽しみにしていたそうです。「ゲーデル解」という一般相対性理論のアインシュタイン方程式の厳密解があることからもわかるように、二人には交流がありました。

 

そのゲーデルは徐々に精神を病んでいきました。毒殺されることを怖れ、妻アデルが作った食事以外は、自分が作ったものでさえ口にしなくなりました。夏でも冬服を着込み、毒ガスを怖れて真冬でも窓を開け放っていたそうです。

人前に出ることはなく、自宅にこもって哲学と論理学の研究を続けていましたが、最終的には妻が入院している間に飢餓状態となり死亡しました。その時71歳、体重は65ポンド(約29.5kg)しかなかったそうです。

 

ゲーデルは、死の数年前、「ゲーデルの神の存在証明」として知られる論文を知人に配布したそうです。しかし、彼は生前にその論文を公表することはありませんでした。論文はゲーデルが没してから9年後の1987年に初めて公開されました。

 

アインシュタイン博士とゲーデルこの二人は敬虔なユダヤ教徒でした。御承知のとおりユダヤ・キリスト教は一神教であり、「全知全能の存在」を前提としています。

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 量子論を否定する「神はサイコロを振らない」というアインシュタイン博士の言葉に対して、理論物理学者 スティーヴン・ホーキング博士(19422018年)は「神はサイコロを振るだけではない。サイコロを見えない場所まで放り投げることもある」と発言しています。

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7554690.html

 

 

クルト・ゲーデル(Wikipedia)

クルト・ゲーデル
Wikipediaより引用




Q-070:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか? Vol.7;認知的不協和が身体化したときの対処法

 

 認知科学者 苫米地英人博士の読者の方から御質問をいただきました。セルフヒーリング&セルフコーチングのコツをイメージしながら、しっかりとまとめてみました。

シリーズ(計八本)でお届けします。

Vol.1 はじめに(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13825164.html

 

 

Vol.7;認知的不協和が身体化したときの対処法

 

いよいよ(ようやく)御質問に具体的に回答いたします。

 

御質問をいただいた際、じつは、私はすぐに専門医の受診を勧めました。「何カ月も続く頭痛」の原因として、脳腫瘍や動脈瘤など治療を要する重篤な疾患の可能性があるからです。

私は「とは、『物理次元でのへの働きかけ(医療)』と『情報次元でのへの働きかけ(苫米地式)』が、多次元的かつ同時に行われることで克服できるものである」と思っています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14248940.html

 

 御質問者はちゃんと医療機関を受診された上で、私に質問をしてくださっていました。幸い物理空間に器質的異常がなかったことを確認したうえでの回答であることを御理解ください。

 

 

Q:現状、ゴールとの乖離によっておそらく認知不協和の状態にあるのですが、頭痛が何カ月も続く状態です。ゴールはとてつもなくWANTTOなのですが、辛いとアファメーションをしてしまいます。

 認知不協和がゴールにとって大切だとのことですが、このような状態での「ゴール側の臨場感」「現状の臨場感」の肯定・否定の観点からの適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよろしいでしょうか?

 また対処としましてリラックスできる呼吸の無意識化につきまして、何かご教示頂ければありがたく存じます。よろしくお願いします。

 

A:御質問者は理解されていますが、「認知的不協和」は決して悪いことではありません。ゴールを設定した人に起こる認知的不協和は、エネルギーと創造性の源になります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 ただし、その不協和の状態はいわゆる「ストレス状態」であり、そのまま無理を続けると影響が物理空間にも及びます。そうなるとゴール自体がいくらwant toでも、いつの間にかhave toに変わってしまいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13523715.html

 

縁起をベースとする苫米地式で考えると、頭痛などの症状には「警告(=スコトーマを外すきっかけ)」という機能・役割があるといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045827.html

 

 したがって「辛い」と感じる時は、ゴールに向かうプロセスを止めて、再検討する必要があるといえます(止観)。御質問者の場合、情報空間をきちんと観たうえで「ゴールはとてつもなくWANTTO」と再確認されていますのでOKです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 アファメーションは、直訳すると誓約や宣誓のことです。アメリカで生まれたコーチングプログラムは言語に重きを置いています。その核心テクニックがアファメーションです。

 言葉は必ずイメージを想起させ、イメージは必ず情動を引っ張りだします。それが言葉の持つ力です。その言葉の力(喚起力)を利用するアファメーションは、ゴールの世界の自分の姿を言葉にして毎日読みあげます(起床時と就寝前が特に重要)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7701939.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8431170.html

 

 「辛いとアファメーションをしてしまいます」ということですが、認知的不協和が生じていると自身で分析したゴールに関するアファメーションであれば、過度の負担になっているのかもしれません。

 その場合、違う「I´」へ、すなわち違うゴールの世界にジャンプしてください。例えば、「職業」や「社会への貢献」において認知的不協和による頭痛が生じているのであれば、「趣味」や「家族」といったゴールに関してアファメーションやビジュアライゼーションをすることをお勧めします。

 

 よって、認知的不協和(ストレス)が身体化している状態での「ゴール側の臨場感」「現状の臨場感」の肯定・否定の観点からの適切なアファメーション、ビジュアライゼーションとは

 

(そのゴールに関しては)アファメーションやビジュアライゼーションをしないこと」です。

 

 

ゴールは人生のあらゆる領域にたくさん(気軽に)設定するものです。ぜひ、普段はフォーカスしていなかった領域(カテゴリー)を意識し、ゴール設定とその臨場感の強化(アファメーション、ビジュアライゼーション)を楽しんでください!

 

そうしているうちに、きっと頭痛は軽減するはずです。

(もし、それでも軽減しない場合は、再度専門医を受診することをお勧めします。私が医師になった頃は慢性/再発性頭痛の治療は難しかったのですが、今は著効する薬があります)

 

 

 最後に認知科学者 苫米地英人博士の「新・夢が勝手にかなう手帳 2018年度版」から引用します。ちょうど御質問をいただいた11月の「Monthly Dr.Tomabechi’s Column」中の文章です。

 

 

 引用開始

 ストレスがなければ、成長できない

 

 ゴールが設定できて、ゴールに向かって突き進んでいるときは、want to(したいこと)だらけで、ストレスがないのか?

 もちろんそんなことはありません。ストレスはあります。いや、むしろストレスが成長を促進します。情報空間をゴールの方向へ移動していくということは、成長しているということです。

 ストレスがなければ、成長もできません。野球選手はベンチではリラックスしてもよいのですが、バッターボックスでは適度な緊張と集中が不可欠です。それはストレス状態です。そのストレスが選手を成長させてくれるのです。もしストレスがなければたとえばバッターボックスに立っても、打ちやすいところに打ちやすい球が毎回来るような練習を積み重ねても、成長はできません。厳しいコースをついてくる速球や変化球で繰り返し練習するからこそ、そのストレスが選球眼を養い、選手としての成長を促すのです。

 ただし、have to(しなければならないこと)によるストレスは不要です。でも成長に不可欠なストレスは歓迎するべきなのです。ストレスがなければ生命も進化しませんし、我々も成長できないのです。

 戦国武将の山中鹿助(しかのすけ)のように、「願わくは、我に七難八苦を与えたまえ」と叫んでみましょう。山中鹿助はゴールを設定し、そのゴールを達成する近道が七難八苦を得ることだとわかっていたのでしょう。

 必要なストレスは感じて当然です。ワクワクするだけでなく、絶望感や悲嘆にくれることもあるでしょう。大きなストレスにつぶされそうになることも何度もあるかもしれません。

 しかし、それはゴールへ向かって移動しているゆえのリアクションであり、七難八苦が来るということは、ゴールに向けて移動できているためだと考えてもよいかもしれないのです。

 引用終わり

 

 

 ぜひ山中鹿助になった気分で「私に頭痛を与えてくれてありがとう!」と叫んでみてください(笑)!

 

 症状が強い時は辛いでしょうが、その頭痛は「ゴールへ向かって移動しているゆえのリアクション」であり、頭痛があるということは「ゴールに向けて移動できているためだと考えてよい」のです。博士もそうおっしゃってくださっています。

 

 ぜひバランスホイールを意識してください。

それはあなたの認識する宇宙を広げる行為でもあります。頭痛をきっかけにスコトーマが外れ、宇宙がさらに広大になるのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 頭痛はその“きっかけ”という役割・機能として存在しているのかもしれません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 

「リラックスできる呼吸の無意識化のコツ」について、次回(Q-071、最終回)まとめます。それは宇宙をさらに豊かにする大切なきっかけとなります。さらには、前回(Q-069)の最後で触れた「バランスホイールの重要性」とも大いに関係します。

ぜひ“バランスホイールの先にあるもの”ついて考えてみてください。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14524490.html

 

 (Q-071につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2018



F-067Connect the dots 2019(ワーク付き)~経営と医療と教育をコーチングとディベートでつなぐ -前編-

 

 「Connect the dots(点をつなぐ)」とは、iPhoneiPadでおなじみのアップル社の共同創設者のひとり スティーブ・ジョブス(19552011年)が、2005年にスタンフォード大学の卒業式で行った講演中の言葉です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 それはゲシュタルトをつくることの重要性を言い表しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 人間は目の前の世界をゲシュタルトとして認識していますから、抽象度を上げてより大きなゲシュタルトをつくりだすことが重要になります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 より大きなゲシュタルトができあがると理解が深まり、「対象の本質をとらえること」が可能になります。その具体例についてQ-063(「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことでしょうか?)で取り上げました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 私たちが最初に手にするのは、断片的な一つひとつの知識です。

 

 その断片的な知識が蓄積されていくと、そのうちに知識同士がひとまとまりになって繋がり、一つの認識になります。それが「知識のゲシュタルト」です。

 

 そして、その知識のゲシュタルトの量に比例して、人は様々な問題を多角的に深く考慮し解決することができるようになります。問題(ケース)を発見する洞察力やその問題を解決する適応力(プラン)が磨かれるからです。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12658417.html

 今回は、「Connect the dots 2019」と題して、前編・中編でこのブログ中の記事を使った「より大きなゲシュタルトをつくるワーク」を御紹介します。

そして、後編で「The Power of Mind I」第六章の「知識のゲシュタルト」が示す「対象の本質」に迫りながら、具体例として私が経験した心(マインド)の変化をお話しします。

 

 

 今回は副題を「経営と医療と教育をコーチングとディベートでつなぐ」としました。

 

11年間の管理者(病院長)の経験を通じて学んだことを、経営という視点で「The Power of Mind I」第六章にまとめています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124527.html

 

 

 そこで語られる組織(病院)を「心身」、経営陣を「ゴール設定前の私(過去の記憶でつくられた現状の維持を求める私)」と考えてみてください。

 

 そうすると各テーマ(課題)は「病気克服のポイント」とすることができ、仮説は「診察や診断」、トゥイーキングは「治療(法)」と考えることができます。

 

 その時、経営と医療の話は、コーチングで「Connect the dots」することができます。まずはそのような視点で「The Power of Mind I」第六章を読み返してください。

それが1つ目のワークです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124527.html

 

 

そうすると、同じ文章のはずなのにまったく違うイメージが湧くはずです。そして、スコトーマが外れ、新たな気づきを得られるはず。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 何かしらの法則を見つけた瞬間が「ひらめき(inspiration)」であり、理解がさらに深まった瞬間です。「対象の本質」がよりクリアに感じられます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

その感覚で医療について考察すると、さらにスコトーマが外れ、新たな気づきが得られるはず。そこで次に「The Power of Mind I」第四章を読みなおしてください。

それが2つ目のワークです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124524.html

 

 

 いかがでしたか?

 より大きなゲシュタルトができ目の前の世界が違って見えた(あるいは、同じ文章から違うイメージが湧いた)のではないでしょうか?

 

 

 では、次のワークです。

 「The Power of Mind I」第六章のテーマ(課題)を「論題」とし、仮説を「ケース」、トゥイーキングを「プラン」と考えると、それはトゥールミンロジック、すなわちディベートの構図となります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12658417.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_254557.html

 

 ぜひディベートの視点で「The Power of Mind I」第六章を読み返してください。「ツッコミどころ」をたくさん発見するかもしれません(笑)。

 それが3つ目のワークです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124527.html

 

 

今回御紹介しているのは「Connect the dots(点をつなぐ)」という感覚を会得するための重要なワークです。

全部を読み返すには時間がかかると思いますので、まずは印象的な記事から取り組んでくださっても構いません。「The Power of Mind I」の目次(下記リンク)をご利用ください。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13076878.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15110477.html

 

 

今回の3つのワークを終えた時、きっと経営と医療は、コーチングとディベートで「connect」されています。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 


PMⅠ:The Power of Mind

PM-06:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

PM-06-18:仮説13-1)宗教の限界 -前編-

 

この章(第六章)では、「院長を務めていた病院へのコーチング導入“失敗”」という事例について、仮説を立て、トゥイーキングを行っていきます。その目的(ゴール)は、「失敗から学び、“いのちの現場”にコーチングをしっかり届けること」です。

告知:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13216030.html

“失敗”を解決する方法:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

 

仮説13-1)宗教の限界 -前編-

 

 強く反対されることを想定し、PX2導入のための準備はかなり入念に行いました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628746.html

 

理事長や各施設の責任者が集まる会議の場でPX2についての説明(ケース&プランの提示)をしているとき、ちょっとおもしろいことがありました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12658417.html

 

 ひととおり説明を終えて意見を求めると、理事長が真っ先に口を開き、「それは宗教じゃないのか? 宗教はちょっと嫌だな~」と発言されました。最初は、禅宗以外の宗教は認めないという趣旨だと思いましたが、どうも宗教自体を否定しているようでした。

 

「禅道場を建て、毎朝禅を組む当人が宗教を否定するってどういうこと?」と心の中で軽くツッコミながら(笑)、PX2は宗教ではなく認知科学の結晶であることを説明しなおしました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

最後には賛同していただき、理事長の決済で正式に法人へのPX2導入が決まりました。

 会議終了後も「僕は宗教は嫌でね~」と語る理事長と談笑しながら、私はこの章の冒頭で紹介したアインシュタイン博士の言葉について考えていました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13398543.html

 

 

宗教なき科学は不具合であり、科学なき宗教は盲目である

Science without religion is lamereligion without science is blind.

 

 

以前の私は「禅道場を持つことが21世紀の医療の象徴になる」と信じていました。医療を科学的な側面と宗教的な側面の両方から探求し続け、いつか統合してみたいと思っていました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

私が医師を志すきっかけとなった「加持でがんが消せる理由」を明らかにするためにも。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6854577.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7031387.html

 

認知科学者 苫米地英人博士に学ぶことでそれまでの宇宙に抽象度という軸が加わった現在の私は、医療の本質は「内部表現の書き換え」であることを確信しています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

すべての階層にまたがって同時に存在している生命(現象)とは情報(処理)であり、その情報(内部表現)を書き換えることにより心身の変化を引き起こせるからです。そして、それは、宗教の本質も「内部表現の書き換え」であることを示唆しています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542426.html

 

つまり、医療と宗教のLUBとして、ひとつ上の抽象度に「内部表現の書き換え」があるということ。LUBLeast Upper Bound)は最小上界と訳される概念で、最小公倍数のようなものです。

 

その「内部表現の書き換え」のことを、状況によりコーチングといったり、ヒーリングと呼んだりします。気功や加持など宗教をベースとする技法も全部「内部表現の書き換え」です。

 

 そのように考えると、アインシュタイン博士の言葉には間違いがあることがわかります。21世紀に生きる私たちは、まず宗教というゲシュタルトを越えなければならないのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 「内部表現の書き換え」のことを認知科学者 苫米地英人博士は「場の移動」とも表現されます。それを理論化したものが超情報場仮説です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165789.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165823.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165888.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306380.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306445.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5445932.html

 

 もちろんそれは宗教とは全く異なるものです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7554690.html

 

 

-関連記事:Q-064~認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

 

 

アルベルト・アインシュタイン(Wikipediaより)

アルベルト・アインシュタイン博士

Wikipediaより引用


PMⅠ:The Power of Mind

PM-06:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

PM-06-17:仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

 

この章(第六章)では、「院長を務めていた病院へのコーチング導入“失敗”」という事例について、仮説を立て、トゥイーキングを行っていきます。その目的(ゴール)は、「失敗から学び、“いのちの現場”にコーチングをしっかり届けること」です。

告知:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13216030.html

“失敗”を解決する方法:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

 

仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

 

 

後継者は創業者の考えの本質は踏襲すべきかもしれないが、方法論はむしろ踏襲するべきではない

 

 

これは、ソフトバンクの創業者である孫正義さんの言葉です。

孫さんは経営戦略やノウハウを後継者候補に対して教えていますが、それをそのまま絶対に守るべきルールとはしていないそうです。それは、孫さんの思考の本質を学ぶことは重要ですが、過去に下した判断や方法は、その時の状況の中で決定されたものであって、状況によっては全く違うものに変わりえるからです。

 

これは「この世に絶対はない」という縁起のプリンシプルをしっかり理解しているからできる発想です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

一般的には、先代の方法論を変更することには大きな抵抗が伴います。「先代の方法論」が強力なコンフォートゾーンとなり、「現状維持の壁」を生みだすからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628746.html

 

 孫さんの言葉中の「本質」とは、より抽象度の高い空間にあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

コーチングでいうと“現状の外”のゴール。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

孫さん自身が自分の役割を「グループが将来進みゆく方向性、組織の考え方、哲学、そういうもののDNAを設計すること」と話されていますが、まさに哲学レベルの高い抽象度のものといえます。中観ともいえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 その「本質」に対して、「方法論」は物理空間に近い抽象度に存在します。

それはイメージを物理空間で実現するときの具体的な方法に関するもので、当然、様々な条件によりダイナミックに変化していきます。

 

PM-01-05(情報空間-2)で御紹介したとおり、情報はどんどん増え続け、宇宙は抽象度の下向きに拡大しています。

よって、「方法論」はどんどん変化し、さらに複雑化していくことになります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 

 学問でいうと「本質」を突き詰めていくものが理学で、「方法論」を研究するものが工学です。組織でいえば、「本質」を追求するのがリーダーの役割で、「方法論」を最適化していくのがマネジメントの役割です。

 

 理想的な組織の姿は、「本質」を追求するリーダーと「方法論」を最適化するマネジメント、そしてコーチがいることです。

 

コーチの役割は心(マインド)に関する知識とスキルを教え、各人の潜在能力を引きだしていくこと。その際に抽象度の概念を説明しますが、人々の意識を抽象度のない平べったい物理宇宙から解放し、抽象度の高い次元へと導いていくこともコーチの大切な役割といえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268337.html

 

 

<仮説12:ほとんどの人が抽象度0の物理宇宙に生きている。抽象度の高い次元へ導くのはコーチの役割で、さらに高い次元を自ら追求し続けるのが真のリーダー>

 

<トゥイーキング12:リーダー、マネジメント、コーチの違いを認識し、それぞれの機能・役割を共通のゴールに結実させる>

 

    組織には、リーダー、マネジメント、コーチが必要

    「本質」を追求するのがリーダーの役割で、「方法論」を最適化していくのがマネジメントの役割

    コーチの役割は心(マインド)に関する知識とスキルを教え、各人の潜在能力を引きだしていくこと。そして、抽象度の高い次元へと導いていくこと

 

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 


Q-069:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか? Vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

 

 認知科学者 苫米地英人博士の読者の方から御質問をいただきました。セルフヒーリング&セルフコーチングのコツをイメージしながら、しっかりとまとめてみました。

シリーズ(計八本)でお届けします。

Vol.1 はじめに(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13825164.html

 

 

Vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

 

 機能性ディスペプシア(FDFunctional Dyspepsia)という疾患を御存知ですか?

 

 …FDとは、食後の胃もたれや早期満腹感(すぐにお腹がいっぱいになる)、食事と関係なく生じる上腹部の痛みや灼熱感、そして吐気や膨満感(お腹が張った感じ)を感じる病気です。1週間に23回以上こういう症状がみられることが1ヶ月程度続く場合に疑われます。

 

 健診を受けた方を対象に行った調査によると、FD症状を自覚している人は1117%。とくに真面目な性格の人やストレスを感じやすい人などに起こりやすいといわれています。

 日本消化器学会 機能性消化管疾患診療ガイドライン2014-機能性ディスペプシア(FD):

 https://www.jsge.or.jp/files/uploads/FDGL2_re.pdf

 

 以前はこれらの症状が続いたとしても、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)などの検査で異常がなければ、「病気ではない」「気のせい」とされていました。

 ところが、検査にて異常がなくても胃の不快な症状(dyspepsia)が継続する場合は「FDと診断して治療しよう」ということになりました。2013年に正式な診断名として認められ、健康保険の対象となっています。

 

 FDが認知されるようになった背景には、「病を物理空間の異常としてだけでなく、情報空間での異常としても捉えよう」という考えがあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

もちろん病だけではなく、体や健康を含む生命(現象)そのものを全抽象度でとらえようとしているはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

それは「西洋医療から東洋医療へのシフトの一端」とみることができます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13958654.html

 

 そのイメージを明確に理論化したものが、認知科学者 苫米地英人博士が唱える「超情報場仮説(理論)」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165789.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165823.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165888.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306380.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306445.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5445932.html

 

 

 前回(Q-068)御紹介したとおり、病院長という機能と医師という役割を突然失った私は、重たい吐気が続き、数日間は食事が喉を通りませんでした。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14400982.html

 

私の体の変化は、「だまし討ち」によるストレスが「情報空間のバグ」となり、「写像である物理空間にあらわれたもの」と考えられます。医学的には「胃の運動異常」や「知覚過敏」と表現しますが、その因は情報空間にあります。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5445330.html

 

 幸い1週間ほどで症状はすっかり治まりましたが、もしも情報空間のバグを解消できなかったならば、きっと脳や体のバグ(器質的異常)としてあらわれていたに違いありません。

「情報的な心の傷が、物理的な脳の傷となる」ことは、現代の医学研究が明らかにしつつある科学的事実です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10114934.html

 

 

 ところで、前回(Q-068)は「コーチングのために、まずはヒーリングが必要」ということと「そのヒーリングのために、じつはコーチングが有効」ということを書きました。矛盾を感じたと思いますが(笑)、その理由はわかりましたでしょうか?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14400982.html

 

 理解のヒントは「I×V=R」にあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 

 前回はヒーリングとコーチングの関係についてまとめました。その中で、「I×V=R」は「夢をかなえる方程式」であり「人を救い助けるありがたいもの」ですが、一方で「現状打破を阻む方程式」であり「人を苦しめ続ける厄介なもの」でもあると書きました。

 

 「現状打破を阻む方程式」であるのは、「何らかのネガティブなイメージ(I)の臨場感が高く(V)、それが現実となっている(R)」からです。そして、「人を苦しめ続ける厄介なもの」となるのは、「そのネガティブな現実(R)に恒常性維持機能(ホメオスタシス)が働いているから」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 それは大脳辺縁系優位の情報処理が継続する状態であり、「ファイト・オア・フライト」から抜けられない状況。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 そのような場合、コーチングのある“ポイント”が役にたちます。そのポイントとは「バランスホイール(バランスの輪)」です。

 

 

 コーチングの要諦は「“現状の外”にゴールを設定すること」と「エフィカシーを高めること」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 そのゴールを人生のあらゆる領域に幅広く設定することが「バランスホイール」です。

例えば、職業、家庭、趣味、健康、ファイナンス、身近なコミュニティへの貢献、社会への貢献、生涯学習、老後、人間関係、精神性などの大きなカテゴリーがあり、その一つひとつの中にさらにサブゴールを設定していきます(達成しそうになったら、再設定していきます)。

そうすると20個以上のゴールができあがっていきます。その一つひとつが「I」であり、「R」となりうるものです。

 

つまり、I」の数だけ「R」を、すなわち現実となりうる可能世界(可能性)を持つことができるのです。

 

ネガティブな現実(R)から脱出するのは、それ(ネガティブ)を生みだす「I」とは違うカテゴリーの「I´」へジャンプするだけです。

私の例でいうと、「職業」や「ファイナンス」のゴール(が生み出す世界)から離れ、「趣味」や「家庭」のゴール(が生み出す世界)へとフォーカスすることでFD症状が軽減していきました。

わかりやすいようにセルフトークにすると、「驚いたけどおかげで時間ができてラッキー!せっかくだから○○をして、家族とも楽しんじゃおう!!」という感じです。

 

 

以上をシンプルにまとめると、問題(ファイト・オア・フライト)が生じた時は、1)バランスホイールを意識し、違うカテゴリーのゴールにフォーカスする(セルフコーチング)2)認識(意識)する世界を変えつつ大脳辺縁系優位を前頭葉優位に戻す(セルフヒーリング)3)前頭葉優位にもどったら問題が生じた領域のゴールを再検証(再設定)する(セルフコーチング) ...という流れです。

 

ゴールの再検証時には、仮説をたて、トゥイーキングを行います。

私の例でいうと、「The Power of MindⅠ」第六章および第七章が 3)のセルフコーチングに相当します。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124527.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124528.html 

 

バランスホイールを常に意識し、そして偏りなくゴールを達成していくことは、とても重要なことです。じつは、それは「ヒーリングのコツになる」といった小さな話では終わりません。

 

その“バランスホイールの先にあるもの”については、最終回(Q-071)で「バランスホイールの重要性」とともに考察します。

 

次回(Q-070)は、いよいよ(ようやく)いただいた御質問に具体的に回答いたします。ぜひ“バランスホイールの先にあるもの”についても考えながらお読みください。

 

Q-070につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

本文中に「以前はこれらの症状が続いたとしても、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)などの検査で異常がなければ『病気ではない』『気のせい』とされていました」と書きました。

 

物理空間にあらわれていないものを「気のせい(=情報空間のバグ)」とみる感覚は正しいといえます。その時「だから、医療とは関係ない」「だから、病気ではない」とするのではなく、情報空間の書き換えに導けることがこれからの医療のブリーフシステムになることを私はイメージしています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

その鍵となるコーチングを“いのちの現場”にしっかりと届けるために活動しています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 


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