苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

2018/10

ブログ・シリーズ編

S-01:よりよい“議論”のために

S-01-12三段論法がダメな理由

 

このシリーズでは、 “議論”について、そして“議論”をよりよくすることについて考察します。

PM-02-13http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194585.html

I-017(告知):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

S-01-00(目次):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11613757.html

 

 

12:三段論法がダメな理由

 

今回は三段論法についてです。

 

三段論法とは、アリストテレスが提唱したとされる「pならばqqならばr。ゆえにpならばrである」という論理の法則です。例えば、「すべての人間は死すべきものである。ソクラテスは人間である。ゆえにソクラテスは死すべきものである」という論理です。

 

これに対して、トゥールミンは「例外のない法則はない」と主張し、三段論法の前提条件に100%はあり得ず、必ずある一定の確率(Q理論)が存在するとしました。

「人間は死すべきものである」「ソクラテスは人間である」という条件も、じつは100%とはいえません。医学・医療の発展は不老不死を実現するかもしれません。そのとき、不死の人間は人間ではないということになってしまいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12507563.html

 

さらに、「aならばbbならばccならばd……yならばz」という長い論理チェーンができあがったとき、現実世界において「aならばz」になる可能性はきわめて低いといえます。

例えば、1cm上から落としたボールの落下位置はほぼ正確に予測できますが、「1cm上。さらに1cm」が積み重なった、東京タワー程の高さから落としたボールの落下地点は絶対に予測できません。

 

長い論理チェーンの間に不完全性定理/不確定性原理が働くからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

アリストテレスの三段論法は、人間の思考空間の中にしか存在しません。現実の世界に存在する論理はトゥールミンロジックのように非形式的なものです。

それが通常の人間の論理であり、現代分析哲学で非単調論理として形式化されたロジックです。

 

 

 ここまで、ディベートの基本とその重要性を説明いたしました。

 それでは、そのトゥールミンロジックを用いて、実践的に(抽象度を下げて)考察していきましょう。

 

-参考-

苫米地英人博士著「ディベートで超論理思考を手に入れる」(CYZO

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 


Q-056:霧島市(鹿児島)教育講演会<180628> vol.10finale

 

 2018628日(木)、霧島市(鹿児島県)で開催された姶良地区学校保健会において、教育に関する講演を行わせていただきました。

 当日の講演内容については、Q-047を御確認ください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11142259.html

 

 いただいた御意見・御質問に対して回答いたします。

 

 

・子どもたちの心に火をつけるための魔法の言葉などを集めたものがあれば見てみたいです

 

A:西洋は「はじめに言葉ありき」(ヨハネによる福音書第1章第1節)の文化です。言葉を重要視する文化の中でルー・タイス氏がつくりあげたコーチングは、アファメーションに代表されるように、言葉の力を取り入れています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8431170.html

 

一方、日本には「言霊(ことだま)」という言葉があります。この言葉の存在自体が、言葉に力があることを古くから日本人が実感していた証だといえます。私は幼少の頃から真言宗のお寺に通っていますが、真言(しんごん、=マントラ)とはまさにエネルギーを生みだす「真実の言葉」であり、「その働きを表す秘密の言葉」です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6854577.html


 
ここで忘れてはならないのは、言葉そのものに力があるのではないということ。言葉をきっかけとした人の思考そのものに力が宿ります。そのマインドの力(The Power of Mind)を引きだす一つの要因が言葉であるといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7031387.html

 

 このブログにおいて名言をたびたび引用していますが、私自身も言葉をとても重要視しているからです。最近投稿したフリーテーマの記事では西郷隆盛の言葉を紹介しています。次は高杉晋作の言葉を取り上げる予定です(F-055)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12491793.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12645423.html

 

 いずれも人間の情報処理を高い抽象度で語った言葉です。ぜひ御確認ください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 ところで、Amazon.co.jpの殿堂入り著者でもある認知科学者 苫米地英人博士の著作にも、名言をテーマとした本があります。偉人たちの言葉を苫米地博士が解説する「自分を大きく変える 偉人たち、100の言葉 ―Dr.苫米地式名言活用術」(TAC出版)と博士御自身の名言を自ら解説されている「すごい私になれる魔法の名言」(主婦と生活社)です。

マインドに眠る力を引きだす言葉がたくさん記されています。ぜひお読みください。

 

 

・コーチングのもっと具体的な方法。学校でもできるコーチング等があれば知りたいと思いました

・具体的な声のかけ方を知りたいと思いました

 

A:コーチングのポイントは「ゴールを設定すること」と「エフィカシーを高めること」です。「止められてもやりたい何か(でも、現状のままでは達成不可能)」をみつけ、その達成を心から確信するようになった時、エネルギーと創造性が解放されます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 教師が生徒のコーチとなり、さらには生徒同士がお互いのコーチとなるような環境をつくりあげることができれば、爆発的なエネルギーと創造性が発揮されるはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 まずは、そんな素晴らしい世界(未来)があるということを知る

そして、その実現のために必要な知識を学び、ゴールを設定した上で、スキルを磨き続ける

 

 そんな挑戦の日々の中で、ケースに合わせて「具体的な方法」「具体的な声のかけ方」が生まれます。縁起の結実として。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 まずは、「思いどおりの世界(未来)をつくることができる(I×V=R)」「スコトーマに隠れているだけで、その方法はすでにある」「だから、夢を実現することは必ずできる」と語り続けてください。子どもたちに、保護者の皆さんに、そして自分自身に。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 そうすることで希望が芽生えます。その希望こそが、力強く生きる力の源泉となります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045695.html

 

 

・大変素晴らしい講演でした。ぜひわが校でも先生に講演をお願いしたいと思いました

・コーチングをもっと学んで、子どもたちに活かしたいと思いました

 

A2015年に苫米地式認定コーチとなって以来、ずっと「コーチングを“いのちの現場”に届けている」「コーチとしてフルに活動している」というイメージを抱いていました。
 しかし、当時の私には医師そして病院長としての重要な役割があり、コーチとしての活動を存分に行うことはできませんでした。

 意図した形ではありませんでしたが、今春(20184月)、縁起が大きく動きました。結果的に、苫米地式認定コーチとしてフル稼働する環境が整いました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

 

 IRへと変わっていったのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 
  それは「自分のリミッターをはずした!」ともいえます(笑)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268324.html


 教師向け、保護者向け、生徒向けの講演・講話、教師を対象としたコーチング研修プログラム(複数回要望を伺いながらプログラムを構築します)等喜んでお受けします。
 このブログに記載されたメールアドレス宛にぜひ御連絡ください。
 (もちろん、医療・福祉関連の方も)

 メールアドレス:coachfor.m2@gmail.com

 

 ワクワクするような未来を実現しましょう!

 そのパワーを次世代に手渡しましょう!!

 

 連絡をお待ちしています。

 

 

 「霧島市(鹿児島)教育講演会<180628> QA」 完

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 コーチングの元祖 ルー・タイス氏と認知科学者 苫米地英人博士が開発した子ども(&親、教師向け)のセルフコーチングプログラム「PX2(ピーエックスツ―)」の導入についても、ぜひ御検討ください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

 

偉人たち100の名言&すごい私になれる魔法の名言



F-053:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる <後編>

 

 

人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

 

 

 この言葉は西郷隆盛の言葉です。

 

 (説明は不要だと思いますが)西郷は幕末の薩摩藩士として薩長同盟の成立や江戸無血開城に関わり、明治新政府では参議や陸軍大将を務めました。

明治6年の政変で鹿児島に戻ると私学校をつくり教育に専念しますが、その私学校生徒の暴動をきっかけに始まった西南戦争に敗れ、明治10年(1877年)924日に城山(鹿児島市)で自刃しました。

 

 2018924日、西郷隆盛の命日に、前日いただいた相談内容を振り返りながら考えたことをまとめます。

 前編(F-052):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12491793.html

 

 

ところで、西郷のこの言葉が収められている「南洲翁遺訓(なんしゅうおういくん)」は、旧出羽庄内藩の関係者が西郷から聞いた話をまとめたものです。

 

庄内藩は現在の山形県鶴岡市を本拠地として、庄内地方を治めた藩です。慶応3年(1868年)に江戸薩摩藩邸への討ち入りを実行し、それが口火となり始まった戊辰戦争では幕府側として薩摩とも戦いました。

薩摩の代表的人物である西郷は、そんな庄内藩にとっては敵中の敵だったはずです。

 

西郷の言葉が旧庄内藩士を感化し、そして感化された藩士がかつての敵の言葉をまとめあげたという歴史的事実から見えてくるものとは何でしょうか?

 

 今回は、「人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる」という言葉に隠されたもっと大きな意味について考察します。

 

 

 「己に克つ」の「克」は象形文字だそうです。「重い兜を身につけた人」の象形から、「重さに耐える」「打ち勝つ」という意味の「克」が生まれました。

その「克」は英語では「overcome」。そして、「己に克つ=克己(こっき)」は「self-control」と訳されます。「overcome」や「self-control」を釈迦哲学を用いて考察すると、西郷の言葉に隠されたもっと大きな意味があらわれます。

 

 

 釈迦哲学の根幹にあるものは縁起です。それは「自分を含めてすべては他の何かとの関係性で成り立っている」という認識であり、「関係が存在を生みだす」という見方です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 宇宙中に広がっていく無限の関係性のネットワークから「己(self)」を決定するものは、「宇宙をと他にける“自分”という基準」です。それを哲学では部分関数といい、分ける行為のことを仏教では分別と言い表します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 その「self」という基準(選別、分別)を「overcome」するとは、「抽象度を上げる」ことです。よって「抽象度を上げる方向に(自身を)コントロールする」ことが「克己」だといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

それは「自分の定義を広げていく」ことともいえます。

例えば、→「家族まで含めて自分と考える」→「日本人まで広げて自分とする」→「地球上の人すべてを」→「すべての生物が」→「すべての存在が自分である」→ とすることであり、あるものを他と区別しない“無分別”の実践です。

 

過去のブログ記事「F-049:同じ人間なのだから診れるだろう<前編>」内で、診察を求める母親が「自己中心的である」と思えることを書きました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11994015.html

 

 じつは、私自身も「自己中心」「自分中心」であるがゆえに苦しんだ経験があります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7556145.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7702279.html

 

「自己中心」「自分中心」という思考のクセ(=ブリーフシステム)には改善点がありますが、改善するべきものは「中心」の方ではありません。縁起という関係性ネットワークの“中心”として、「自分」という点(結び目)は確かに存在しているからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

ポイントは「『自分』の定義」の方にあります。「どこまでを自分とみなすか」であり、「自分の定義をどこまで広げられるか」です。

そのためには過去の出来事に対するわだかまりを捨てる勇気がいり、記憶とともによみがえる情動(怒り、悲しみ、憎しみ等)をコントロールする必要があります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html


抽象度の高い思考による無分別を継続すれば、その実践の結果として人間形成が実現していきます。その過程は「自分の定義を広げていくこと」であり、教育が目的としていることです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

 

 西郷は「己を愛する」レベルにとどまることなく、抽象度の高い思考を続けました。その思考による人間としての成長が「器の大きさ(=自分の定義の大きさ、=情報空間での巨大さ)」となり、かつての敵までをも感化していったのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 

まさに“無敵”!

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

 

 

西郷の思考は、西郷自身がとても大切にしていた言葉に投影されています。その言葉とは、「敬天愛人(けいてんあいじん)」です。

 

 敬天愛人は「天をうやまい、人を愛すること」とされていますが、今回のテーマと合わせて考えると、その意味は「抽象度の高い思考を志向し、自分の定義を拡大し続けること」といえます。

 

 その先には、きっと、釈迦の説いた「縁起」ばかりか、キリストのメッセージである「愛」までをも包み込むクリアな世界が待っているはずです。

 

 そのように考えていたら、「人」とは「人類」全体のことを表しているような気がしてきました。西郷は人類の進化の方向性を示していたのかもしれません。

 

その方向とは、抽象度の頂点(トップ)に向かうもの。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

そして、その歩みはゴール設定からはじまります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 

人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

西郷隆盛 「南洲翁遺訓」より

 

 

 

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-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9533623.html

 

 

-追記-

 西郷を象徴する言葉を冠する格闘イベントが、20181111日(日)に鹿児島アリーナ(鹿児島市)で開催されます。鹿児島出身の格闘家 菊野克紀さんが「格闘技修行とヒーロー修行の集大成」として総合プロデュースをされる格闘道イベント「敬天愛人」です。苫米地博士も協賛されています。

 詳しくはイベントのホームページで御確認ください。

 格闘道イベント 敬天愛人HPhttps://ktaj.jp/

 

 

敬天愛人



ブログ・シリーズ編

S-01:よりよい“議論”のために

S-01-11Q理論・R理論の意味

 

このシリーズでは、 “議論”について、そして“議論”をよりよくすることについて考察します。

PM-02-13http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194585.html

I-017(告知):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

S-01-00(目次):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11613757.html

 

 

11Q理論・R理論の意味

 

トゥールミンは、ディベート論理を形式論理とは異なり実際の議論の論理構築法として提唱したので、その主張の相対的強度としてusuallyなどのQ論理をつけることを提唱しました。

 

また、トゥールミンロジックでは、「クレームは常に正しいとは限らない(Universally Trueではない)」とされています。ここは非常に重要です。

 

リーダーのポジションにある人がこの事実、つまり西洋哲学的には不完全性定理、現代物理学的には不確定性原理、そして釈迦哲学的には空観(または縁起)で表される「絶対的なものはない」という真理を理解できないと、必ず破滅に向かいます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

今回のケースでいうと、「(副賞として)多機能ペンを贈る」というクレーム(C)が「必ず正しいとは限らない」という視点が抜けると非常に危険です。

 

「多機能ペンを贈る」というクレーム(C)では平和な話題過ぎてピンとこないかもしれませんが、例えば「反対意見を述べる医師=データ」を→「経営者が許せない=ワラント」から→「(揚げ足をとったり、嫌がらせをして)辞めさせる=クレーム」という場合、ワラント(経営者が許せない)やそのバッキング(創業家には逆らわせない?、許せないものは許せない??)に対する検討を十分に行ったうえでしっかりとまわりに納得してもらわないと、地域の医療を崩壊させるきっかけになりかねません。

 

“議論”とは、「ゴールを共有した集団が、お互いの情報処理の違いによりスコトーマを外しあい、ゴール達成のために解決するべき問題(課題)を明らかにして、有効な解決策を見つけていくこと」です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11994979.html

 

その実現のために、「ゴールの共有」「不完全性・不確定性の理解」「スコトーマの理解」という前提知識と情動のコントロール、そして抽象度を上げることが必要です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12167955.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12168045.html

 

逆説的ですが、その情動のコントロールのためにもディベート技術を用いた論理的考察はとても有用で、とくにQ理論、R理論の検証は欠かせません。

 

米国の分析哲学では、このような考え方(「クレームは常に正しいとは限らない(Universally Trueではない)」)は別途、可能世界論や様相論理として発展しましたが、トゥールミンは同様な制約をディベート論理にR論理として導入しました。

このように、クレームが適用されない例外を呈示するのがR理論です。

 

ここまでを図示すると、下記のようになります。

トゥールミンロジックの6要素



-参考-

苫米地英人博士著「ディベートで超論理思考を手に入れる」(CYZO

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

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ブログ・シリーズ編

S-01:よりよい“議論”のために

S-01-10基本構造の3要素に加わる3要素=6要素

 

このシリーズでは、 “議論”について、そして“議論”をよりよくすることについて考察します。

PM-02-13http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194585.html

I-017(告知):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

S-01-00(目次):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11613757.html

 

 

10:基本構造の3要素に加わる3要素=6要素

 

 前回は、ディベートの基本構造である3要素を説明しました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12340209.html

 

さらに下記の3つを足して、6要素でディベートは行われます。

 

 

バッキング(BackingB理論

【裏付け】ワラントが正しいことを支持する証拠、証言、統計、価値判断、信憑性などの情報

 

クオリファイアー(QualifierQ理論

【限定・確率】クレームの相対的強度の定性的な表現

(英語では possiblyprobablyusuallycertainlyabsolutely などの用語)

可能であれば90%などの定量的な表現

 

リザベーション(ReservationR理論

【反駁はんばく・例外】クレームに対する例外を主張する論理

 

 

前回の例でいえば、「医師会長賞に値する」というワラント(W)の裏付けがバッキング(B)です。

 

成績優秀者に贈られる医師会長賞ですが、じつはすべての学生が対象となっている訳ではありません。最初から対象者となる条件があり、それを満たしていることが必要なのです。さらに、成績が全生徒中トップの学生には県知事賞が贈られるため、前提条件を満たしていても医師会長賞の対象からは除外されます。

それらもろもろの条件が、このケースでのバッキング(B)になります。

 

「医師会長賞に値する」のバッキング(B)が、「かわいいから(ハンサムだから)」だとか、「会員医師の子どもだから」とかであれば、それは思考停止であり、情動処理です。

そんなバッキング(B)であれば学校関係者だけではなく、ゆくゆくは地域全体にネガティブな(シラケた)ムードが広がっていくことになります。

 

ワラント(W)およびバッキング(B)はとても重要なポイントになるため、しっかりと熟慮する必要があります。

 

クオリファイアー(Q)は、クレーム(C)の相対的強度です。シンプルに表現すると「どれくらいか?」ということです。

このケースでは「副賞として多機能ペンを贈る」というクレーム(C)に対して、「必ず贈るのかどうか」ということになります。

 

リザベーション(R)は例外です。「対象者ではないが多大な貢献があったので、今年に限って贈る」や「素行が悪く全体に悪影響を与えるので、今年は副賞は見送る」などです。

 

 ところで、クオリファイアー(Q)やリザベーション(R)には、とても重要な意味が込められています。次回、そのことに関してまとめます。

 

-参考-

苫米地英人博士著「ディベートで超論理思考を手に入れる」(CYZO

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 


Q-055:霧島市(鹿児島)教育講演会<180628> vol.9

 

 2018628日(木)、霧島市(鹿児島県)で開催された姶良地区学校保健会において、教育に関する講演を行わせていただきました。

 当日の講演内容については、Q-047を御確認ください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11142259.html

 

 いただいた御意見・御質問に対して回答いたします。

 

 

・これから大人になっていく子どもたちに、具体的にスマホの危険性をどこまで伝えればよいのか?

 

A:スマホに限らず、すべてのものにプラスの側面とマイナスの側面があるといえます。不完全性が成り立つからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

そのプラス・マイナスを決めるものはゴールです。

ゴールに近づけるものがプラス、遠ざけるものがマイナスといえますが、ゴールは人生のいろいろな領域に設定するものですので、そのバランスをうまくとることが重要になります(バランスホイール)。「職業(または趣味)のゴール達成に役立つが、健康(または家庭)のゴールを阻害しないように行う」といった感じです。

よって、まずは子どもにゴール設定の仕方を教えてあげて、複数のゴールをバランスよく達成していけるように導いてあげることが重要といえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 その次に行うべきことは、危険性をしっかりと認識するためのスコトーマを外すスキルをマスターさせることです。特に既得権益の力が強かったり、大きなお金が絡む事案については、情報が操作され“真実”がスコトーマに隠されている可能性があります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 もし「中国や北朝鮮ならともかく、民主主義の日本で情報操作とかはないだろう」と考えるのであれば、残念ですが、その人は社会に洗脳されています。

 国際NGO「国境なき記者団」が発表する各国の報道自由度ランキングにおいて、日本は調査対象の180カ国・地域中67位で、主要7カ国(G7)中断トツの最下位です(2018年)。

 私たちの元に届く情報は意図的に加工されていることを強く認識するべきです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10691562.html

 

 例えば、最近、アメリカ同時多発テロ(2001.9.11)に関連してがんに罹患している人が9795人もいることが報じられました(ニューヨーク・ポスト紙)。これは世界貿易センター ヘルスプログラムの調査により判明しました。

 同プログラムは同時多発テロのファースト・レスポンダー(災害や事故で負傷した人々に最初に対応する救助隊・救急隊・消防隊・警察など)やサバイバーの健康状態をモニタリングしており、登録者数は89千人を超えています。つまり、登録者の約11%ががんと診断されたことになります。

 

 がんの原因と考えられているのは、ビル崩壊により生じたダストです。ダストは粉砕したコンクリートや燃えたジェット燃料、焼けたコンピューターなどの機器類に由来し、アスベストやベンゼン、PCB他様々な化学物質(400種類以上)が混入した有毒なものです。

 

 当初、米国環境保護庁は「グラウンド・ゼロの空気は安全」と発表していました。

 

 その発表を信じて救護活動をつづけたファースト・レスポンダーたちは、一般と比べるとがんに罹患する確率が最大で30%も高くなっているそうです。

 

 スマホに関連する話題でいうと、通信機器に用いられる電磁波の健康への悪影響は(黒に極めて近い)グレーな状況です。医学界は脳腫瘍などとの関連をおおむね否定していますが、統計的な関連を示唆する証拠もいくつかあり、健康被害がないとは言い切れません。

さらに今後は5Gの時代が到来します。国内大手通信事業者が2020年の運用開始を目指す第5世代移動通信システム(5G)では、通信速度を高速化させるためにより高い周波数帯のマイクロ波が利用されます。

 

 2018529日、アメリカの3大テレビネットワークのひとつCBSのサクラメント局は、5Gサービスの提供が健康リスクを生じさせる懸念があると報道しました。サクラメントの消防署の外に5Gアンテナ設備が建てられた後、消防士が次々に頭痛や不眠、記憶障害や意識障害を訴えるようになり、転勤とともに症状が消失するという事例が相次いだのです。

 

 問題の消防署において計測された非電離放射線レベルは、FCC(連邦通信委員会、Federal Communications Commission)が「安全」とみなす上限の1000分の1から500分の1だったそうです。

 もしも事実なら、5Gサービス開始後の健康被害は大災害レベルの甚大なものになると予想されます。

 

大切なのは自分で情報を集め、自分で判断することです。

そのためには健康を当り前とするゴールが必要です。止められてもやりたいことがあり、その実現のために健康でいることが必然となれば、無意識が健康に関連する情報を拾ってくれます。RASがオープンになるからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

「危険性を教える」ことよりも、「危険性を自ら評価・判断できる大人に育てる」ことの方が重要です。

 

自由意志でゴールを設定することを可能とするコーチングと諸々の可能性を冷静に吟味することを可能とするディベートのスキルは、今後ますます重要になるといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_254557.html

 

 

・「親が仕事でいない→遅くまでゲーム、テレビ→朝起きれない→学校に来れない」サイクルの子が実際にいます。親も心理面のフォローが必要です。どうアプローチしていくかが課題です

 

A:注意しなければならないことは、「無理にやめさせようとするほど、クリエイティブかつ強力に無意識が抵抗する」という人間のマインドの特性です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html

 

 教師や医療者の言うことが正しい(説得力がある)ほど、親も抵抗するようになるかもしれません。自分の子育てを否定されたように感じるかもしれないからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 私自身は「(思春期以降は)ゲームは禁止しなくていい」と思っています。無理に禁止するとかえってゲームにフォーカスしスコトーマが強まってしまいますし、Push-Push backが働きます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882703.html

 

ゲーム以上に熱中できる何かを見つけ、それがゲームと両立しないと納得すれば、自然にゲーム時間は減っていくはずです。「断つのではなく、もっと大事な何かを見つける」ためのサポートをしてあげるのです。そのはじまりはゴール設定です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 人生のあらゆる領域にゴールを設定し、そのバランス(ホイール)を意識しながら生きていくことは、この世界に生きるほとんどの人々が潜在的に抱えているはずのスピリチュアルペインを克服することにもつながります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

 よって、「コーチングは“子どもたちへの最大のプレゼント”になる」と私は確信しています。もちろん、親や教師の皆さま自身にとっても。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11301259.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

 

苫米地式認定コーチ                        

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180628 学校保健会(Q-055用)



F-052:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる <前編>

 

 

人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

 

 

 この言葉は西郷隆盛の言葉です。

 

 (説明は不要だと思いますが)西郷は幕末の薩摩藩士として薩長同盟の成立や江戸無血開城に関わり、明治新政府では参議や陸軍大将を務めました。

明治6年の政変で鹿児島に戻ると私学校をつくり教育に専念しますが、その私学校生徒の暴動をきっかけに始まった西南戦争に敗れ、明治10年(1877年)924日に城山(鹿児島市)で自刃しました。

 

 2018924日、西郷隆盛の命日に、その前日にいただいた相談内容を振り返りながら考えたことをまとめます(ブログ掲載の了承をいただいていますが、プライバシー保護のため一部アレンジしています)。

 

 

 相談は受験生を持つ両親からでした。「成績が芳しくないのに全然危機感がない。どうすればいいか?」というものです。

 

 父親には受験戦争を必死の思いで勝ち抜いたという強烈な記憶があるようでした。その記憶が、「受験生は懸命に勉強をするべき」というブリーフをつくりあげていました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 そのため、自身の中の受験生のガツガツ(ピリピリ)したイメージと「危機感がない」子どもの姿とのギャップからエネルギーが生じ(認知的不協和)、父親の心に静かに蓄積されていったのだと思います。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 そのエネルギーは、子どもの「芳しくない」模試結果をきっかけに、ついに怒りとして発散されました。

 

 しかしながら、父親の話をよくよく聞いてみると、その根底にはむしろ恐怖があるようでした。自身の情動体験も一因となっていましたが、我が子を大切に思う強い気持ち(「子煩悩」という煩悩)が恐怖の大きな原因となっているようでした。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9815429.html

 

 父親は私と同年代で映画の好みも似ていましたので、「スターウォーズ」でのヨーダの言葉を紹介しながら、恐れが怒りや憎しみを招き、最後は苦しみとなる(ダークサイドに堕ちる)ことを説明しました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

 

 一方、母親は「危機感がない」子どもの姿の中に“小さな変化”を感じているようでした。子どもの明るい未来を信じている分、スコトーマが外れやすかったのだと思います。

 しかし、その母親も、子どもの現在の姿は受け入れられないようでした。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 私は、両親の話を聞いていて、「解決のポイントは、お子さんの『現状維持マインド』にある」と思いました。その子に限らず、人の無意識は現状維持を是としています。現状は過去の記憶でつくられていますので(ブリーフシステム)、マインドへの働きかけなしでは、つい昨日のような今日を生きようとし、今日のような明日を望んでしまいます。

 その無意識が求める空間のことをコンフォートゾーン(CZ)といいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 

人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

 

 

 私は、西郷隆盛のこの言葉は、「現状のコンフォートゾーン(CZ)をのりこえていくことの重要性」を語っていると思っています。

 

 「己に克つ(克己)」というのは、「現状のCZを超える」ということです。それは“現状の外”にゴールを設定することではじめて可能となります。

 現状(ステイタス・クオ、SQ)とは、このまま続く未来まで含んでいます。よって、“現状の外”のゴールとは、「今のままの自分ではけっして達成できない何か」であり、「叶ったらとてもうれしいけれど、絶対無理と思わずビビってしまうもの」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

反対に「己を愛する」というのは、「現状のCZに留まる(満足する)」ということです。

それはそもそもゴールがないか、あってもエフィカシーが下がって無意識が現状維持を選択している(ゴールを諦めている)状態です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

西郷の言葉が訴えるのはゴール設定の大切さであり、エフィカシーを高めることの重要性です。そして、西郷が示唆するものは、ゴールを更新しコンフォートゾーンを動かし続けることで発揮される豊かな潜在能力であり、開かれる無限の可能性(可能世界)です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

現代的に言えば、コーチングの重要性!

 

 そんなイメージが、西郷隆盛の命日に湧き上がりました。

 

 

ところで、西郷のこの言葉が収められている「南洲翁遺訓(なんしゅうおういくん)」は、旧出羽庄内藩の関係者が西郷から聞いた話をまとめたものです。庄内藩は幕府側であり、薩摩の代表的人物である西郷は敵中の敵だったはずです。

 

明治22年(1889年)211日、大日本帝国憲法が公布されると、西南戦争で剥奪された官位が西郷に戻され名誉が回復されました。その機会に上野公園に西郷の銅像が建てられることになると酒井忠篤(さかいただずみ、出羽庄内藩11代藩主)が発起人の一人となり、三矢藤太郎を中心とする旧庄内藩士らによって「南洲翁遺訓」が発刊されました。

 

 その史実の中に「人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる」という言葉に隠されたもっと大きな意味が垣間見れます。

 次回(F-053)は、そのことについてまとめたいと思います。

 

 

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-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9533623.html

 

 

西郷隆盛像(上野公園)



I-019:カテゴリ別アーカイブ追加(フリーテーマ)のお知らせ

 

 御要望をいただき、カテゴリ別アーカイブ「フリーテーマ」のサブカテゴリを追加しました。

 

 シリーズものやテーマごとに昇順(古い記事が上)となるようにまとめています。

 ぜひ御確認ください。

 

 

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-追記-

 質問等回答編にもサブカテゴリを追加しました。あわせて御確認ください。

 

 


ブログ・シリーズ編

S-01:よりよい“議論”のために

S-01-09ディベートの基本構造としての3要素

 

このシリーズでは、 “議論”について、そして“議論”をよりよくすることについて考察します。

PM-02-13http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194585.html

I-017(告知):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

S-01-00(目次):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11613757.html

 

 

09:ディベートの基本構造としての3要素

 

 ディベートの基本構造は、「データ(事実)」「ワラント(根拠)」「クレーム(主張)」の3つです。

 

データ(DataD理論

【データ・事実】論理の根拠となる、状態、事実など最初に提示される説明情報

 

ワラント(WarrantW理論

【根拠】クレームの根拠としてデータが利用可能であることを正当化する情報

 

クレーム(ClaimC理論

【主張】論理として構築されるひとつの主張

 

 

 例えば、「優秀な成績で卒業する看護学生に対して、医師会長賞の副賞として4000円ほどの多機能ペンを贈る」という論題の場合、「優秀な成績」がデータ(D)、「副賞として多機能ペンを贈る」がクレーム(C)です。

 

日常の多くの場面では、データ(D)→クレーム(C)だけでワラント(W)がない(もしくは不明瞭な)ことが大多数です。

 

 このケースでは、「医師会長賞に値する」がワラント(W)となります。

 

-参考-

苫米地英人博士著「ディベートで超論理思考を手に入れる」(CYZO

 

(つづく)

 

 

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ブログ・シリーズ編

S-01:よりよい“議論”のために

S-01-08ディベートとは物事の裏表両面をみる視点

 

このシリーズでは、 “議論”について、そして“議論”をよりよくすることについて考察します。

PM-02-13http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194585.html

I-017(告知):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

S-01-00(目次):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11613757.html

 

 

08:ディベートとは物事の裏表両面をみる視点

 

 論題を自らの情動と切り離し、相対化して、物事の裏表両方を見る視点を養えるのがディベートです。ディベートを学ぶ目的は、「論理脳」を鍛え、最短時間で最適解を見つけるようになることです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194585.html

 

そのさらに先にあるのは、論理的思考を徹底的に極めることによって、論理という系の外に出ることです。自分の頭で考えていると思っても、たいていは他人の頭を使って考えています。他人に言われたことを利用して考えています。

 

繰り返しになりますが、意識・無意識下の判断基準であるブリーフシステムは、「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でつくられています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

それはすべて、他人や社会の価値観であり、過去です。

 

不完全性定理により「この世に絶対的な真実はない」ことが明らかになりました。

真実と思われることでも必ず裏と表があります。だから常に疑ってみることが重要であり、そのための方法がディベートといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

ディベートを学ぶことで、私たちは自我から離れ、自分の頭で物事を考え、一段高い抽象度で物事を捉えることができるようになります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

現代ディベート論理は、トゥールミンロジックと呼ばれています。

トゥールミンロジックは、イギリスの分析哲学者 スティーブ・トゥールミンにより1960年代に提唱された論理構築法で、いわゆる三段論法で代表される形式論理の方法論が実社会における論理構築の手段として適さないと考えて提唱された現代の論理技術です。

 

実際は別途、特に米国のソール・クリプキ以降の分析哲学の進化により、人間の思考に近い論理学が分析哲学の世界では生まれてきましたが、60年代までは一階の述語論理(命題の内部構造である主語・述語の関係を中心に分析する論理)という三段論法が教えられており、これよりも優れた実践的な論理構築法として生み出されました。

三段論法との違いは後で解説いたします。

 

-参考-

苫米地英人博士著「ディベートで超論理思考を手に入れる」(CYZO

 

(つづく)

 

 

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