Q-054:霧島市(鹿児島)教育講演会<180628> vol.8
2018年6月28日(木)、霧島市(鹿児島県)で開催された姶良地区学校保健会において、教育に関する講演を行わせていただきました。
当日の講演内容については、Q-047を御確認ください。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11142259.html
いただいた御意見・御質問に対して回答いたします。
・スピリチュアルペインの考え方、捉え方が理解するのが難しかったです
A:スピリチュアルペインとは、「全人的苦痛(Total Pain)」のひとつで、一般的には「自分の存在と意味の消滅から生じる苦痛(無意味、無価値、虚無、孤独)」や「自分の存在や意味を問うことに伴う苦痛」と定義されています。
「全人的苦痛(Total Pain)」を構成するものは、他にも「身体的苦痛」「心理・精神的苦痛」「社会的苦痛」があり、「スピリチュアルペイン」まで含めた四つの苦がすべて克服できて初めて「健康」とされています。WHO(世界保健機関)の定義では。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859675.html
私は、「スピリチュアルペイン」の定義も、WHOの「健康」の定義も、正しくないと考えています。そして、そこにコーチングの大きな可能性が眠っているとも。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859828.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html
詳細は「The Power of Mind Ⅰ:第四章(苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ)」、そして「The Power of Mind Ⅰ:第五章(苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ)」で御確認ください。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124524.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124525.html
スピリチュアルペインへの対処法を、親や教師といった大人はもちろんのこと、思春期の子どもたちにしっかり届けたいと願っています。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11301259.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html
・スマートフォンは使用時間の制限だけでいいのか?
A:ポイントは「使用時間の制限を誰が行うのか?」という点だと思います。
「使用時間の制限」を親や教師が一方的に行うと、子どもの無意識は必ず抵抗します。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882703.html
その無意識の抵抗まで含め完全に抑え込んでしまおうというのが前世紀の主流の考え方であり、最近とくにスポーツ界で話題になっているパワハラ問題の根底にあるものです。それは恐怖を使った支配であり、その結果従順な奴隷が大量に育成されてしまっています。
なにもスポーツの世界だけに限った話ではなく、残念なことに、身近なチーム・組織でも見聞きすることです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9815429.html
大人(権力者)が力ずくで抑えるのではなく、子ども(労働者)が自らの自由意志で自身を律することができるように育てることが、教育(社員教育・研修)の真の目的のはずです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9034343.html
「止められても成し遂げたい」と思えるようなゴールを設定し、そのゴールを達成した未来から今あるべき自分の姿をイメージできるようになると、自分自身をコントロールすることが自然にできるようになります。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html
ゴール側にコンフォートゾーンが移行し、ホメオスタシスが働くからです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html
繰り返しますが、自分をコントロールする自由(&自己責任)を身につけさせることが教育の目的です。そして、それはコーチングを学び、実践する(させる)ことで実現します。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10987549.html
・「心地よい空間」…これをどうとらえているか?
A:不完全性定理・不確定性原理で明らかになったことは、世の中に絶対はないということです。物事には必ずプラス面とマイナス面があるといえます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html
「心地よい空間」を意味するコンフォートゾーン(CZ)にも、その両面があります。CZの中にいるとリラックスでき、IQが高まり、ベストパフォーマンスを発揮できる一方で、もっとIQを高め、限界を超えることを妨げてしまいます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html
なぜなら、CZは過去の記憶でつくられるからです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html
コーチングを学び、実践し続けると、未来の記憶でつくられた重要性で目の前の世界を認識するようになります。反対に、自分で思い描いた理想の未来に関係ないものは認識に上がらなくなります(気にならなくなる)。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html
その未来の記憶をつくる行為がゴール設定です。時間は未来から過去へと流れているといえますが、その時間の流れを生みだすものもゴールです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html
ゴールは更新し続けるものです。それに合わせてCZも変化し続けることになります。その“変化”自体をコンフォートゾーン、すなわち「心地よい空間」とすることができれば、人は自然に進化・向上し続けるようになります。
よって、「上向きのベクトル(進化・向上、変革)」を「心地よい空間」とすることをお勧めします。
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)