PMⅠ:The Power of Mind Ⅰ
PMⅠ-03:苫米地理論との出会いと実践
PMⅠ-03-03:最福寺 池口恵観法主に学んだ抜苦与楽の生きざま
物理空間での言動には必ず情報空間での因があります。そして「時間の流れ(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html)」を考えると、その因は未来にあるといえます。
苫米地理論を学んだ今は、過去のつらい思い出も未来でのゴール達成の大切な「縁起(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html)」として解釈することができるようになりました。過去を自由に書き換えることができるのです。
この章(第三章)では私の経験を紹介し、苫米地理論で考察します。
最福寺 池口恵観法主に学んだ抜苦与楽の生きざま
息子を更生させるためにスポーツを始めさせた両親の目論見は見事に当たりました。
小学四年の途中からチームに加わりましたので最初は補欠でしたが、みるみる上達し、六年の時はキャプテンと四番を任されました。ソフトボールに夢中になった私は、祖父母といるとき以外にも光を感じるようになりました。
さらに重要な縁起となったのが、「炎の行者」として知られる池口恵観先生との出会いです。恵観先生が住職を務めていた烏帽子山 最福寺に通うようになり、再び仏教を学ぶようになりました(私が通っていた幼稚園は浄土真宗の寺の敷地内にあり、日曜日は祖父と法話を聞きに通っていました。それが私の仏教の原体験です)。
最福寺で学ぶ仏教はとてもエキサイティングなものでした。後にそれが真言密教だと知りましたが、さすがに密教というだけあり、私自身も不思議な体験を重ねました。
日本全国より救いを求める方々が途切れることなく来られていましたが、加持によりがんが消え、難病が治っていくということは、最福寺ではごく日常的な出来事でした。
仏さまがみんなを救いたいという「大慈大悲」は、この宇宙のあらゆるところにあふれている光である
受け取る人のこころがきれいで静かな水面のような状態ならば、その光を受けてキラキラと輝くことができる。この状態を「加」という
行者はこの光を集め、いっそう輝きを強くする役割を担い、これを「持」という
加持とは、自然治癒力を瞬発的に取り戻すもの。加える「加」と、受け取る「持」と、両方の働きがピッタリ一致して「加持」となる
それは、生命のパワーが響きあうことである
そのように教えていただいた私は、「生命のパワーを取り戻せば、がんは消えるのがあたりまえ」と自然に考えるようになっていました。
「世間的にはがんが消えることは特別なこと」だと知ったある日、好奇心を抑えきれなかった私は恵観法主に質問しました。「どうして先生はがんを消すことができるのですか?」と。
その質問に対する答えは、「わからない。君が解明しなさい」でした。
この言葉が医師を志すきっかけになりました。
恵観先生には「抜苦与楽」という言葉も教えていただきました。
目の前の炎に命がけで向き合い護摩行を行う恵観先生の後ろ姿に未来の自分を重ねながら、「社会の苦を抜き、広く楽を供与する存在になる」と思うようになりました。
(つづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)