苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

2017/12

F-010:先にゴールがあり、その結果として健康になる

 

 Q-004で「先にゴールがあり、結果として健康になる」と書きました。そのことに関して補足します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615641.html 

 ブライアン・R・リトル著「自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義 ME MYSELF , AND US」(大和書房)に、1970年代の半ばにシカゴ大学のパーソナリティ心理学者 サルバトーレ・マッディが行った興味深い調査が取り上げられています。

 

 その調査では、シカゴのイリノイ・ベル電話会社(IBT)の従業員を対象に、パーソナリティ、ストレス、問題対処能力、健康などが長期的にチェックされました。その頃規制緩和策の影響で大幅な人員削減が実施されましたが調査は続行。結果的に「大きなライフイベントが生じたときに心身の健康に何が起こるか」を調べるための機会となりました。

 研究により、従業員の約2/3には健康状態の悪化やパフォーマンスの低下がみられましたが、残りの1/3の従業員にはネガティブな影響がほとんどなかったことが判明しました。

 

 マッディは、二つのグループの違いはパーソナリティ特性の違いであるとし、それを「ハーディネス(心のタフさ)」と呼びました。ハーディネスは「コミットメント」「コントロール」「チャレンジ」という三つの主要素で構成されます。

 

 コミットメントとは、日々の出来事に関わる態度を意味します。

 コントロールとは、ライフイベントに対して受け身になったり、無力感にとらわれたりするのではなく、自らの行動によって、積極的に働きかけようとする態度を意味します。

 チャレンジは、いい変化であれ悪い変化であれ、これを成長と新たな学びの機会としてとらえようとする態度です。

 

 この研究が導いた結論は「コミットメント、コントロール、チャレンジが、パーソナリティの中心にあると健康は高まる」です。

つまり、ライフイベントに対する積極的な関わり方が健康にいい影響を与える(健康への悪影響を軽減する)と結論付けられました。

 

 止められても達成したいと思えるゴールが設定できると、目の前のすべてがそのゴールを達成するための縁起と感じられるようになります。ゴールは“現状の外”にあるのですから、当然、その過程はチャレンジングなものになります。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
 

 つまり、ゴールを設定し、その達成を確信しながら試行錯誤する間に「コミットメント、コントロール、チャレンジが、パーソナリティの中心にある」ようになり、結果として健康が高まるのです。

 

 ただし、この古い研究には大きなスコトーマがあります。
  http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html


今回御紹介した本の中でも取り上げられているのですが、アメリカ人医師 フリードマンらによって提唱された「タイプAパーソナリティ」は、狭心症や心筋梗塞といった心疾患やうつ病になりやすい性格傾向であるとされています。

競争的・野心的で達成動機が高く非常に精力的に活動する「タイプAパーソナリティ」は、先程の研究の「コミットメント、コントロール、チャレンジが、パーソナリティの中心にある人」にあてはまります。

 

ということは、鍵は「コミットメント、コントロール、チャレンジ」だけではないということになります。

 

では、パーソナリティ以上に重要な「先にゴールがあり、その結果として健康になる」ための条件とは何でしょうか? ヒーリングの本質にも通じる「ゴールがあると健康になる秘密」とは何でしょうか?

 

私の答えは、「The Power of Mind Ⅰ」第一章のラスト「“無敵”の意味」内に書き込んでいますので、ゴールのポイント(画像)とともに、ぜひ参考にしてください。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

 

 

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171117スライド(ゴール)


PMThe Power of Mind

PM-02苫米地理論における重要用語解説

PM-02-05RAS(網様体賦活系)

 

 この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
 第二章目次:
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12936581.html
 


05)RAS(網様体賦活系)

 

 RAS(ラス)とは「Reticular Activating System」の略で、網様体賦活系と訳されます。

 

 脳が持つ機能のひとつで、五感で受け取る膨大な情報の中から重要な情報だけを選びだすフィルターの役割を担っています。

 

ルー・タイス氏はRASを「優秀な秘書」に例えていました。重要な情報のみを届け、重要でない情報はどんどん処分してくれるものという意味です。

 

 その重要性を決めるものがブリーフシステムhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.htmlで、RASによりはじかれ認識に上がらないことを「スコトーマに隠れる」と表現します。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 RASをコントロールできると、認識する情報を自由に選択することができるようになります。

ゴール設定を行い、ハイエフィカシーでその世界に向かっている人にとっては、目に映るものすべてがゴール実現のための重要な縁起に感じられます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html 

(つづく)

 

 

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-追記-

 2022年春に発売された「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)の中で、苫米地博士は一般向けにもRAS&スコトーマの概念をアップデートされました。

 以下、同書より引用します。

 引用前半はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 Reticular Activating SystemというようにRASActivating Systemで、本来活性化させるものです。

 つまり、「見えなく」させているのではなく、「重要なものを活性化」しているのです。

 これまでRASの説明は、自分にとって重要なものだけが見えるというものでしたが、その説明では重要ではないものは見えなくなってしまう理屈です。

 しかし、実際はそんなことはなく、我々はすべてのものを見ているのです。RASが行っているのは見ているものの中で、「重要なものを活性化している」だけなのです。つまり、重要なものだけを意識に上げ、重要ではないものは無意識下にして活性化させていないのです。

 本来、人がモノを見るとき、網膜に映ったものはすべて取り込んでいます。ただし、その時の重要度によって何が見えるかが変わってきます。要は、意識と無意識の間に介入し、選択的に見せるシステムがRASなのです。

 引用終わり

 

―関連記事-

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

  

オーセンティック・コーチング




PMThe Power of Mind

PM-02苫米地理論における重要用語解説

PM-02-04:スコトーマ

 

 この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
 第二章目次:
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12936581.html


04)スコトーマ

 

 スコトーマ(Scotoma)はギリシア語由来の言葉で「盲点」を意味します。

もともとは眼科で用いられる医学用語でしたが、ルー・タイス氏により「心理的盲点」として拡張されました。

 

 目の前のモノはすべて見えていると思いがちですが、実際は物理空間すらしっかりとは見えておらず、情報はザルで水をすくうように抜け落ちています。

 

スコトーマを実感したい方は、自分の腕時計の文字盤のデザインを正確に思いだしながら書いてみてください。

 

 どうでしたか?

毎日何回も見ているはずなのに、何個も間違いがあったのではないでしょうか。

 

スコトーマを生みだすポイントは二つ(より詳細には三つ)。

一つ目は「知識」です。私たちは、そもそも知らないものは認識することができません。
 
二つ目は「重要性」です。私たちは自身にとって重要な情報しか認識していません。
 
三つ目のポイントとして、私は「役割」を強く意識しています。


その「重要性」や「役割」を、未来側から新たにつくりだすものがゴールhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.htmlです。

スコトーマの概念を理解することが重要な理由は、「スコトーマが夢の実現を阻んでいるから」です。

コーチングを学ぶと、スコトーマをゴール達成の味方にかえることができます。

 

(つづく)

 

 

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-追記1-

スコトーマが外れる(/スコトーマに隠れる)感覚を体感してみましょう!

 

 <ワーク:スコトーマを体感する>

 

 ① 左目を閉じて(手で隠して)、右目で「+」を見つめる

 ② 「●」を視野の端に捉えつつ、ゆっくり画面に近づいていく

 ③ 「●」が消えた瞬間が「スコトーマに隠れる」。もっと近づいて(or離して)「●」が出現した瞬間が「スコトーマが外れる」

 

 

<ワーク;スコトーマを体感する>


 

 これは網膜上に視細胞がない部分(視神経乳頭)が存在するために起こる物理的な現象です。さらに、人間の場合、情報空間にもスコトーマが生じます。高い抽象度の次元に臨場感を感じることができ、ホメオスタシスが働くから。その結果、偏見や思い込みが生じます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 私たちは「同じ宇宙」「同じ世界」に存在していると思いがちですが、本当は「一人一宇宙」に生きています。同じように感じられる世界は、じつは、共同幻想。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

 その事実をしっかり理解していることがとても重要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

  

-追記2

 2022年春に発売された「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)の中で、苫米地博士は一般向けにもRAS&スコトーマの概念をアップデートされました。

 以下、同書より引用します。

 

 ◎スコトーマは人間にとってなくてはならないもの

 スコトーマは誰にでもあって、はっきり言えば、私の師匠のルー・タイスにもありました。だからこそ、ルーはかつての私に「ドクターT、キミが私のスコトーマを見つけてくれ」と言ったのです。

 ですから、人は誰であってもスコトーマはあります。ないほうがおかしいのです。もっと言えば、スコトーマは人が生きていくためには必要なものなのです。

 ここで、なぜ、スコトーマが発生するのか、その原理を説明しておきましょう。これを理解することで、現状の外にゴールを作る方法も見えてきます。

 

 まず、私たちの脳の基底部にはRASReticular Activating System)という情報のフィルターのようなものがあるというのはこれまでの本でも書いてきました。日本語で網様体賦活系というものですが、実は、このシステムは、重要な情報以外は見ることができないというものではないのです。

 引用終わり(引用後半はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 

オーセンティック・コーチング



PMThe Power of Mind

PM-02苫米地理論における重要用語解説

PM-02-03:ブリーフシステム

 

 この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
 第二章目次:
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12936581.html


03)ブリーフシステム

 

 ブリーフシステム(Belief system)とは、人の行動や行動性向といわれる無意識の行動を決めるシステムのことです。「強く信じる固定的な考え方・価値観」ともいえます。

 

 ブリーフシステムは、大きくは二つの要因でつくられています。

一つは「強い情動を伴った体験の記憶」、もう一つは「抽象化された情報の記憶」です。

 

記憶というだけに日々の経験が積み重なってさらに強固になっていきます。

年を重ねるごとに頑固になっていく人が多いのはそのためです。固定化する力をホメオスタシスフィードバックだとみることもできます。
 (http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 

しかし一方で、年をとっても頑固さとは無縁な方もいます。

マインドをうまく使うとブリーフシステムを自由自在に変えることができるのです。

なぜならブリーフシステムを生みだすものは記憶であり、未来の記憶を先につくることでそのシステム自体を変えることができるからです。

 

 その「未来の記憶をつくること」は、コーチングによるゴール設定で可能となります。

ゴールhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.htmlを現状の外に設定するのは、ブリーフシステムを変えるためともいえます。

 

(つづく)

 

 

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-追記-

 ブリーフシステムを数理哲学的定義で単純形式化すると

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

  


Q-005171117研修会アンケート回答編 vol.3

 

 霧島市(鹿児島県)で開催したコーチングをテーマとした研修会に、たくさんの保健師・看護師さんに御参加いただきました。御意見や御質問の一部に回答いたします。個人が特定されそうなもの等は除いていますので御了承ください。

 

 

・ゲシュタルト療法について深めたい想いがありますが、コーチングとの位置づけなどはどうなのかなと思います。「短時間で相手の真意をつかめたら」と日常お話を聞く中で感じています

A:ゲシュタルト(Gestalt)とは、形態を意味するドイツ語で、「全体を持ったまとまりのある構造」のことです。全体と部分の双方向性で成り立ち、一つの統合的意味を持つまとまりです。前回(Q-004)の三つ目の御意見への私の回答を御参照ください。

以下、日本ゲシュタルト療法学会のHPから引用します。

ゲシュタルト療法は、他者との、あるいはコミュニティでの、そして環境全般とのコンタクト(接触)を改善するというゴールをもった、プロセス的、関係的(relational)心理療法です。ゲシュタルトセラピーは、内省よりもクライエントの動的な気づきを強調した、活動的な援助の方法です。それは、クライエントの病気や病理よりも成長により焦点を当てている点で、核心的かつユニークです。私たちが焦点を当てるのは、現在進行中の、そしてライフサイクル全てを通しての成長、成熟における創造的調整(creative adjustment )とその促進です。ゲシュタルトはドイツ語で「良い形(good form)」あるいは「豊かな全体性(plump wholeness)」という意味です。
 私たちが目指すところは、環境の中にいる生体機能(organismic function)としての気づきを高めることです。ゲシュタルトセラピストのトレーニングは、気づきや創造性を妨げるものに焦点を当てます。妨げるものを取り除き、自分の自我をクライエントと向き合うための道具として活用する道を拓くために、ゲシュタルトセラピストのための個人セラピーは不可欠と考えられています。
(アンセル・ウォルト Ansel Woldt Ed.D

引用終わり

私はゲシュタルト療法についてはよく知りませんが、「クライアントの動的な気づきを強調した、活動的な援助の方法」という点は似ていると思います。「気づき」とはスコトーマが外れることで、その多くは抽象度が上がることで実現します。「抽象度が上がること」と「より大きなゲシュタルトをつくること」は本質的には同じことです。

「自分の“自我”をクライアントと向き合うための道具として活用する」は、苫米地式コーチングとの大きな相違点です(仮観としての“道具”なら理解できますが)。

苫米地式では「自我は空(くう)である」ことを前提としています。コーチング自体も釈迦哲学における縁起をベースとしています。その詳細は苫米地博士の著作「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意」(TAC出版)に詳しくまとめられています。

国のリーダーが縁起を理解すればこの世から戦争はなくなります。身近なリーダーたちが縁起を実践すればイザコザや差別はなくなります。この本は全人類が読むべき名著ですので、ぜひ確認してください。

 

 

・本当のコーチングを知りたい

A:まずは自ら体験することをお勧めします。本物のコーチは苫米地式コーチングのホームページ(http://tomabechicoaching.jp/)で検索することができます。

「本当のコーチング」かどうかの見極めのポイントを一つアドバイスいたします。ゴール設定の最大のポイントは「ゴールは“現状の外”」です。

コーチングを申し込む前にコーチ自身のゴールが“現状の外”かどうかを確認してください(ドリームキラー対策として、本当のゴールは話さないかもしれませんが)。本物のコーチは“現状の外”にゴールを更新し続け、かつそれが達成しているかのように振る舞います。本気で。

傍から見ると「変わった人」や「危ない人」、あるいは「胡散臭い人」に思えるようです。

さらに、一般の方々が共有しているコンフォートゾーンを大きく超えたところで生きていますので、ひどい誹謗中傷を浴びているはずです。

バッシングを受けながらもまったく気にせず爆進する「変わった人」ならば、その人は本物のコーチの可能性が高く、その人が行うコーチングは本物のはずです。

 

 

・「情報を変えれば物理が変わる」という言葉が難しかったです

A:「解釈が変わる」と考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

例えば、研修会のときに使用した絵。私が情報場を操作したことで、あなたが認識する絵は「風景画」から「トリックアート」に変わったはずです。それが「情報を変えれば物理が変わる」ということです。

 もし、「いやいや、解釈は変わったけど同じ絵であることは変わらない(物理は変わっていない)」と感じるのであれば、機械論や物心二元論といった昔のパラダイムに囚われています。ニュートンなどの科学雑誌で十分ですので、量子論(超ひも理論など)を学んでみてください。確定的にあると感じていた物理的な存在も、じつは情報にすぎないことが理解できるはずです。

 わかりやすいように「情報を変えれば物理が変わる」という言い回しを使いますが、その物理も情報です。抽象度の違いに過ぎません。

よって、上の抽象度の階層で情報が変われば物理が変わるのはあたりまえです。同じものの抽象度の違いなのだから。ただし、物理空間という情報空間の底面には物理法則という秩序が強力に働いていますので、それを超えるような変化は生じません。

例えば、物理的なモノを消し去るような技は100%マジックです。がんは物理空間にあらわれた生命現象(情報処理)の写像です。基本的には情報操作で消すことが可能です(必ず消せるという意味ではありません)。そこには明確な境界線が存在します。

医師が集まった宴会で「気功で目の前のコップが動くのを見た」と伺ったことがありますが、それはトリックです。しかし、対象がコップではなく人であれば動かすことは可能です。私も原稿を書かせてもらった「自分のリミッターをはずす! 完全版 変性意識入門」(ビジネス社)にその基本が書かれていますので、ぜひ確認してください。

 …20世紀になりやっと明らかになってきた宇宙の構造や生命の不思議について、釈迦は2600年前にすでに解き明かしていました。それを、さらにわかりやすく理論化しているのが、苫米地博士が提唱する超情報場仮説(理論)です。

 

(つづく)

 

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51I18QImOnL

F-009:本物の“向上心”、本当の“上から目線”

 

Q-002http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5349161.html」で、ルー・タイス氏の“向上心”に触れました。そのブログ記事に対してコメントをいただきました。ありがとうございます。

 

コメントをくださった方はしっかりと理解されていましたが、私がいう“向上心”は一般のものとは違います。

 

一般的な向上心とは、誤解を恐れずに表現すれば、「『この世はリアルである』という見方を前提とした上での煩悩を満たすためのもの」です。

「お金は多いほどいい」「自分だけ良ければいい」といった私利私欲レベルはもちろん、「資格を取れば安心」「安定しているから公務員がいい」等の発言にみられる不安や恐怖の回避なども含みます。

 

それらはすべて「低い抽象度の階層での煩悩を満たすもの」です。

脳の話でいえば大脳辺縁系での情報処理です。

 

低い抽象度http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.htmlにとどまってしまう原因は、「煩悩を肯定している」からです。

煩悩の肯定は「目の前の世界をリアルであると考える誤った認識作用」の結果として生じています。

その誤った認識は、「スコトーマ(心理的盲点)が外せないこと」が原因でおこります。

スコトーマが外せないのは、1)知識がない(そもそも知らない)、2)重要でない(おかしいと思わない)、3)役割がない(スコトーマを外す理由がない)です。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

釈迦哲学では、その状態を「無明(むみょう)」と表現します。

 

そんな「低い抽象度の煩悩を満たすだけの向上心」とは対照的に、タイス氏の“向上心”は「世界を平和にしたい」「飢えや貧困をなくしたい」という「高い抽象度の願望」から生まれています。

脳の話でいえば前頭前野内側部での情報処理です。

 

その高い抽象度の世界の「さらに上に向かいたい」と願う志こそが本物の“向上心”だと、私は思っています。

 

“上”とは「さらに抽象度の高い世界」です。

そして、その先にあるのは大乗仏教でいう「空(くう)」です。
  http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

医療従事者が集まったとある会合で、突然、酔いのまわった先輩医師に「先生~、すいませんね~。いつも上から目線で~」と謝罪され驚いたことがあります。

 

一般的な「上から目線」とは、「ある基準の存在を前提とした(その基準上の)上から下への見下し」であり、そこに滲むのは差別意識です。上に行けば行くほど分別(あるものを他のものから分け隔てること)が強まっていきます。

 

それに対して、本来の釈迦の教えであり、タイス氏が求めた“上”とは「さらに抽象度の高い世界」であり、上に行けば行くほど無分別(分け隔てをしないこと)になっていきます。

本当の“上から目線”とは、そういうもの(無分別)であるはずです。

 

The Power of Mind Ⅰ」第一章の結びにある“無敵”とは、そんな抽象度の上に向かうという“向上心”により実現するものです。アイルランドの紛争を目の前で解決に導いたルー・タイス氏の存在がまさに“無敵”の象徴です。

 

ルー・タイス氏が起こし、そして後を引き継ぐ苫米地英人博士や認定コーチ達が興すコーチングを、“向上心”をもって学び、実践する者は、その“無敵”を受け継いでいます。

 

私自身はもちろん、このブログを読んでくださる皆さんが、ますます本物の“向上心”をもって日々を生き、さらに本当の“上から目線”で物事を考えることができるようになるたびに、世界は確実に平和に近づいています。

-関連記事-
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

 

 

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PMThe Power of Mind

PM-02苫米地理論における重要用語解説

PM-02-02:エフィカシー

 

 この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
 第二章目次:
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12936581.html


02)
エフィカシー

 

 エフィカシー(Efficacy)とは「ゴール達成能力の自己評価」です。

 

 ポイントは「自己評価」であるという点です。価値基準を外に置き、それが絶対であると思ってしまえば、誰かに支配されることになります。

 

 重要なことなので繰り返しますが、エフィカシーは自己評価です。自身のマインドの力で高めることができます。成果が上がったからエフィカシーが高まるのではなく、エフィカシーが高いから成果が上がるのです。

 

そのカラクリをシンプルに示すと、「エフィカシーが高い」→「ゴールの世界にホメオスタシスが働く」→「ゴール達成に不要なものはスコトーマに隠れる」→「ゴール達成に最適化した情報のみ認識し、その達成方法を発明していく」→「ゴールが自然に達成される」となります。

 

 エフィカシーの高さを決めるのはゴールの抽象度です。
 
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

 
エフィカシーが高いほど、そのゴール達成のためのエネルギーが大きくなります。

ゴムひもを引っ張るほど力が強くなることと同じように、エフィカシーが高い人はさらにゴールの抽象度を高めることができます。

 

 このゴールとエフィカシーによる相乗効果により、さらなるエネルギーと創造性が生みだされます。

 

 ちなみに、チームのエフィカシーのことをコレクティブエフィカシーといいます。

チームのゴール(コーポレートゴール)を設定し、そのエフィカシーを高めるコーチングを「コーポレートコーチング」と呼びます。

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040633.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19033189.html

(つづく)

 

 

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PMThe Power of Mind

PM-02苫米地理論における重要用語解説

PM-02-01ゴール

 

 この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
 第二章目次:
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12936581.html

 

01)ゴール

 

 ゴール(Goal)とは「人生の目的」であり、未来を創りだすものです。

 

コーチングの祖であるルー・タイス氏の言葉に「ゴールが先。認識が後」というものがあります。

ゴールによりエネルギーと創造性と気づきが得られ、認識する世界が決まります。

 

 ゴールのポイントは3つ。

「心から望むものであること」

「自分中心を捨て去ること」

「現状の外側に設定すること」 です。

 

「心から望むもの」であるために本音に正直になってゴール設定を行うと、ふつうは抽象度http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.htmlの低いゴールになります。スタートはそれでもOK。

次のステップとして自分中心を捨てながら抽象度を上げていくと、だんだんと多くの人の幸せを満たすゴールを求めるようになります。

それと並行してさらなる現状の外を目指します。

 

自分でゴール設定を行うことを「セルフコーチング」といいますが、それはとても難しいものです。

「心から望むもの」を見つけるために自分と深く向き合わなければならない一方で、自分と向き合えば向き合うほどスコトーマhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.htmlが外れにくくなるからです。

 

そんなときに他者のサポートを受けることが有効ですが、本物のコーチにサポートを受けなければ失敗します。結局はゴールが人から与えられたもの(期待されたもの)となるからです。

 

ゴールを他者に決められた人を奴隷と呼びます。

その状態では、たとえどんなに“成功”したとしても、心から喜びを感じることはできません。

 

「パーソナルコーチング」では、プロのコーチのサポートを受けながら自分では気づけないスコトーマを外し、ゴール設定を行います。そして、その達成に向かいながらさらに抽象度とエフィカシーを上げていきます。

 

抽象度が上がれば、視野が広がり見える世界が一変します。

エフィカシーhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.htmlが高まれば、未知のことに前向きに挑戦できるようになります。

 

「自分で設定したゴールに向かい進んでいくこと以上に、人生を楽しむ方法はない」というのが、苫米地博士に学んでいる私の実感です。

 

(つづく)

 

 

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-追記-

 ゴールのポイントとして、私は「バランスホイール」も重要視しています。それはヒーリングにおけるポイントにもなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

  

-関連記事-

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

Q-217:家庭や人間関係のゴール設定はどのようにすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27388111.html

Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

 

PMThe Power of Mind

PM-01苫米地理論とは? ~抽象度と超情報場仮説

PM-01-20“無敵”の意味-3

 

では、どうすれば思考の次元を上げ、対立をなくし、“無敵”となることができるのでしょうか?

 

チームレベルでは“ゴールの共有”が重要です。目の前の対立に囚われないで一つ次元をあげ、ゴール(または夢)を共有するのです。  

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

例えば、医療や福祉の従事者は「病む人を救いたい」「苦痛を軽くしてあげたい」「健康でいてほしい」という思いを共有しています。その上で、「もっと人と社会に貢献したい」「さらに進化・向上したい」と願っているはずです。すでにゴールは共有しているのです。

 

ところが現実においては、病院や施設の機能低下や地域の医療崩壊につながってしまうほどの意見の衝突や対立が生じてしまいます。

その理由が抽象度や超情報場と大きく関係しています。 

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306445.html 

先に説明したように、私たちが存在する物理空間は情報宇宙の最下層であり、最も情報量の多い階層です。

よって、抽象的な次元(高い抽象度)でゴールが共有できたとしても、物理的現実世界での具体的な話になると、情報量が多いがゆえに、途端に相違や食い違い、対立や矛盾が生まれるのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 

ちなみに分析哲学において、この宇宙の最下層は物理空間ですが、それより下(bottom)は「矛盾」だとされています。矛盾が生じた時は、情報量が多すぎるのです。その場合、ひとつ上の抽象度に上がって議論するべきです。

 

ゴールを共有しているチームにとっては、相違や食い違い、対立も大切な縁起です。

 

現代認知科学の発展は、人間が自身の“自我”によって宇宙を認識していることを明らかにしました。私たちは目の前の世界をありのままには認識していません。必ず抜け落ちる情報があるのです。次の章で紹介いたしますが、心理学ではその抜け落ちる情報を「スコトーマ(Scotoma、心理的盲点)」と呼びます。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html 

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html 

つまり、その相違や食い違い、対立の中にこそ、個人では気がつくことができないスコトーマ、すなわち“進化・向上の種”が存在するのです。

 

高い抽象度でゴールをしっかり共有していながら、低い抽象度次元である物理的現実世界においての「相違」「食い違い」「対立」から、それぞれが気付かなかった進化・向上のきっかけを見つけることができれば、その“対立”は、やがて“無敵”へと変わります。

 

私は、世界中の人々が、本当はゴールを共有していることを確信しています。

ゴールとは「世界平和」です。「戦争と差別、そして飢餓のない世界の実現」です。

 

そして、私は信じています。

懸命に生きているが故に生じる「対立」から学び続けることで、私たちは、もっと人と社会に、そして未来に貢献できる“無敵”の存在に進化できると。

 

「第一章:苫米地理論とは? ~抽象度と超情報場仮説」完

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

Q-004171117研修会アンケート回答編 vol.2

 

 霧島市(鹿児島県)で開催したコーチングをテーマとした研修会に、たくさんの保健師・看護師さんに御参加いただきました。御意見や御質問の一部に回答いたします。個人が特定されそうなもの等は除いていますので御了承ください。

 

 

・現状の外に目標を設定する方法(を知りたい)。どうしても過去に囚われてしまうので

A:地球上の73億人ほとんど全員が「過去に囚われて」生きています。そのほとんどは「過去に囚われていること」に気づいてさえいないはずです。もし、「過去に囚われてしまう」という自覚があるのであればすばらしいことですよ。

 ただし、「過去に囚われてしまう」というセルフトークが、その「過去に囚われてしまうという現状」を強化しています。今日からセルフトークを変えて生きてください。

「時間は未来から現在、現在から過去に流れている」です。離れていく過去ではなく、近づいてくる未来を常に意識してください。その未来を創りだすきっかけが「ゴール設定」です。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 ゴールを“現状の外”に設定するために、「実現したらとてもうれしい」ことで、「とてもできない」「絶対無理」と思えることをいつも探していてください。「何かある」「必ず見つける」という確信を伴った意識状態(変性意識)がポイントです。

「何か」を見つけたと感じたときは、それが実現したところをイメージしてください。その時に「うれしい」「楽しい」「誇らしい」という感じとともに「とんでもないという感覚(武者震いする感じ)」があれば、それはコンフォートゾーンの外であり、“現状の外”です。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

  

・「肺の病気になってもいいからタバコはやめたくない」「人生、先は短いから生活習慣は変えたくない(好きにして生きたい)」というような方へのアプローチの仕方

A:コーチとしての立場で述べると、改善に向けての最初の働きかけを私から行うことはありません。「コーチングを受けたい」「変わりたい」という強い意志のある方で、守秘義務契約等を結んだ上で、全額入金を済ませた方にだけ働きかけを行います。

ちなみに入金後はいかなる事情があっても返金はしません。それには理由があります。

コーチングを受けていく中で「今までの自分」が大きく変わってしまうことを無意識が認識した瞬間に、強力なネガティブ・フィードバックが働きます。その働きを恒常性維持機能(ホメオスタシス、Homeostasis)と呼びます。「絶対に返金はない」という事実は、その強力なホメオスタシスフィードバックを断ち切ります(笑)。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 「変わりたい」という明確な意志のある方々でもそこまでしないと変わることができないのですから、「タバコはやめたくない」「生活習慣は変えたくない」という方々を変えることは困難です。さらに、無理やり変えることは「have to」を意味します。論理的に説得すればするほど、あるいはあなたが熱意をもって話すほど、ギスギスする(あるいは相手が落ち込む)はずです。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882703.html

 「相手の自由意志を尊重する」姿勢を貫きつつ、医師としての私は、「“知識”を提供し、“未来”を体験していただくこと」を意識しながら診療を行っています。「アプローチ」の参考になったでしょうか。

 ところで、日々の診療の中で「健康そのものが目的となっている方がとても多い」と感じています。

健康は「止められてもやりたいこと」を実現するための手段(条件)であり、目的ではありません。生きがいがあるという前提で、それを実現(継続)するために「タバコ」や「生活習慣病」が阻害因子であるという“知識”を本人が受け入れれば、自然に行動は変わっていきます。

 先に「止められてもやりたいこと」=ゴールがあり、その結果として健康があるのです。

霧島市(鹿児島県)の医療・保健行政の最高機関の名称は「健康・生きがいづくり推進協議会」です。「生きがい」がついていることはとても重要なポイントであると思っています。

御存知だと思いますが、私はその協議会の会長を務めています。保健指導等を通じて、ぜひ「生きがい」の重要性をひろめてください。

 

 

・行動の変容のための概念はよくわかりましたが、うまくできるか私自身の課題だと思いました

A:部分と全体の関係を御存知ですか?

 昔は「部分の合計が全体である」という考え方がされており、これを構造主義(ストラクチャリズム)と呼びます。西洋医学の考え方には「人間の体を細かくみていけば、全体がわかる」といった意識が根底にあり、まさに構造主義です。抽象度でいえばより低い次元を追求しようとします。

 それに対し東洋医学、特に縁起に代表される釈迦哲学的な考え方は「部分の集まりが全体ではあるが、全体がわかることではじめて部分が決まる」というものです。つまり「部分と全体の双方向性」を重要視しています。抽象度でいえば、まずはより高い次元でとらえようとします。

 研修会で説明したとおり「行動科学」というのは構造主義であり、実際の言動という“部分”の合計から人という“全体”を見いだそうとします。ところがそれはうまくいきませんでした。なぜなら、人には一人ひとりにマインドがあるからです。

より抽象度の高い空間での情報処理(マインド、心の動き)をとらえることで、つまり、その人“全体”を理解することで、物理空間での実際の言動という“部分”の意味がわかるのです。

難しく感じるかもしれませんが、私があなたに伝えたいのは、「『行動の変容のための概念(=全体)がわかった』ならば、これから実践という“部分”を積み重ねる中で確実に進歩していく」ということです。

現状の問題を「不安」や「(他人に対しての)不満」ではなく、「課題」と捉えているあなたは確実に進化を遂げるはずです。

苫米地式認定コーチとして、私が保証いたします。

 

(つづく)

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

F-008SWな一日

 

ライトなネタで。

 

今日(2017121日)は、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のチケット先行発売の日でした。午前0時から妻と長男と3人でネット予約を試みましたが、「通信エラー」の警告が繰り返され、なかなかつながりません。

フトンの中でも試み続けましたが、ついに寝落ちしました。2時頃だと思います。

 

眠りは浅く、SW風の夢を見ながら何回か目が覚めました。そのたびにアクセスを試みますが「通信エラー」のままです。

 

ついに朝が訪れました。

いつものように子供を送った後、またアクセス。でも、やっぱりつながりません。

 

たまたま今日は医師としてはオフ。

コーチとしての予定はありましたが、自然に映画館へ向かっていました。

 

映画館の自動発券機でも「THE LAST JEDI」は見あたりません。そこで若い女性スタッフに声をかけました。すぐに対応してくれましたが、自動発券機もチケットカウンター内の発券機にも表示がされていないようでした。

 

「ネットもつながらなくて、こちらに来ました」

「えっ、そうなんですか」

 

申し訳なさそうに返答しながら、スタッフさんは担当とのやり取りを電話で始めました。

明らかに焦っている様子でしたが、私が楽しんでいることが伝わったのか、やがて笑顔を取り戻していきました。

 

しばらくして、「ネットは、今、予約できるようになったみたいです♪」と。

 

“映画館のチケットカウンター前でスタッフさんに見守られながらネットでチケット予約をする状況”に少しシュールさを感じながら、私は急いでスマホをいじり始めました(老眼のせいで小さい文字が読みづらい!)。

ちょうどクレジット決済に入ったときに

 

「あっ、今こちらも予約できるようになりました。こちらなら一度に5人分取れますがいかがなさいますか?」と言われ、「じゃあ、お願いします」と即答。

ところが、先程私が仮予約した席が埋まったままでとれません。

 

“映画館でネット予約した席をチケットカウンターでキャンセルして取りなおす状況”という、物理空間とサイバー空間(情報空間)を行ったり来たりする感覚を味わいながら、やっと家族5人分の席を確保しました。

 

スタッフさんも安心した様子。

大事なタスクを成し遂げた達成感を共有しているようでした(?本当にそうなら「ラポール」といいます)。

 

私は帰りの車の中で、スター・ウォーズがなぜこんなにも私を魅了しているのかを考えました。たっぷりとでたドーパミンですっかり高ぶったマインド(脳と心)をクールダウンしながら。

 

SWの一作目(Epi.Ⅳ)「A NEW HOPE」が日本で公開されたのは1978年。私が小学生のときです。父に連れられ観にいき、その帰りに二人で焼き肉を食べました。天文館(てんもんかん鹿児島市の繁華街)に賑わいがあった頃で、映画館はスカラ座、焼き肉屋は太閤だったはずです。39年前のその日の出来事を、私は今でもはっきりと覚えています。

私にとって唯一の父との楽しい思い出だからです(その後、父はダークサイドに堕ちました)。

 

その21年後、SWの四作目(Epi.Ⅰ)「THE PHANTOM MENACE」を妻と観たとき、妻のお腹の中には長男がいました。五作目(Epi.Ⅱ)「ATTACK OF THE CLONES」のときは次男、六作目(Epi.Ⅲ)「REVENGE OF THE SITH」のときは三男と、続編のたびに家族が増えていき、親子5人で観た七作目「THE FORCE AWAKENS」のときには犬が、そして今回の八作目では猫が新たに家族に加わっています。

SW本編はアナキンやオビ=ワンからすると孫の世代に移っていますが、私にとってもふだんはあえて意識しない三世代のつながりを感じるトリガーになっているのかもしれません。

 

公開まであと二週間。

未来→現在→過去をしっかりと感じながら待ちたいと思います。

 

May the force be with you !

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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