ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-02:子どもにも起こりうるうつ病

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

 

 学校で一番元気な少年は、家ではいつも疲れ果てていました。今思えば「うつ病」の入り口にいたのかもしれません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19979779.html

 

 「うつ病は大人のかかる病気」というイメージがあるかもしれませんが、じつは、子どもにも起こります。12歳頃から増え始め、1314歳頃になると急激に増加。その頃の発症率は大人と大差がなくなるとされています。

 厚生労働省のウェブサイト「みんなのメンタルヘルス」によると、「うつ病の12カ月有病率(過去12カ月に経験した者の割合)は18%、生涯有病率(これまでにうつ病を経験した者の割合)は316%である」とされていますので、決して少なくない数の子どもたちがうつに苦しんでいる(あるいは、これから苦しむ)はずです。

 厚生労働省 みんなのメンタルヘルス総合サイト>うつ病

 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_depressive.html

 

通常は「興味や喜びの喪失」「思考力や集中力の低下」「そわそわする」「体が重い」「疲れやすい」「自分を責める」「死にたい(消えたい)と思う」などの症状を認めますが、子どもの場合は大人のうつとは異なる症状が現れることがあるとされています。代表的な症状である「憂うつな気分」より「イライラして怒りっぽくなる」のがその例です。「不眠」「食欲減退」の代わりに、「過眠」「過食」がみられることもあります。

 

なぜ子どものうつには、大人のうつとは違った特徴があるのでしょうか?

私が調べた限り明確な理由は見いだせませんでしたが、その事実に何か大きなヒントが隠されているような気がしています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 「イライラして怒りっぽくなる」「過眠」「過食」といった症状は、反抗期や思春期の子どもによくみられるものでもあります。そのため本人はもちろん、周囲の大人もうつの症状に気づきにくくなります。子どものSOSをスコトーマに隠さないために、「これぐらい大丈夫だろう」「この子に限って」といった偏見を持たないことが大切です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

 うつは早期に発見し対応することがとても重要です。いつの間にか元気を奪い、最悪の場合死に至ることもおこりえるからです。詳しくは下記ブログ記事で取り上げていますが、厚労省が発表する自殺対策白書には子ども(特に中学生)の自殺増加が示されています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11298916.html

 

うつを予防すること、早期発見し対処すること、そして「死にたいほど辛い」「死ぬほど苦しい」から救いだすことは、大人(親)世代の次世代に対する重大な責任です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13958864.html

 

 (S-03-03につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 子どもの場合、発達障害が原因となって二次的にうつが起こる場合があるといわれています。発達障害のひとつ「注意欠陥・多動性障害(ADHDAttention-deficit hyperactivity disorder)」の場合、67割の患者さんがうつを発症しているそうです。

 発達障害に早めに気づき適切に対処することも、うつ病の予防、ひいては自殺対策のポイントになるといえそうです。

 

 

-追記2

 最近、発達障害などに関連する精神科医の著作を読みました。「死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威」(光文社新書)という本です。その本には業界全体を覆っているかもしれない巨大なスコトーマが示唆されていました。お勧めです。

 

 

死に至る病