Q-109190126鹿児島コーチングセミナーQ&A -06

 

 2019126日、鹿児島市でコーチングをテーマとしたオープンセミナーを開催しました。いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19263179.html

 

 「疑問に思ったこと」「難しかったこと」に関する御意見です。

 

 

Q:重要性の入れ替え

 

A:「私は何を重要としているのか?」、そして「なぜ重要としているのか?」と問い続けることはとても大切です。なぜなら、私たちは重要なもので構築された宇宙で生きているから。そして、その宇宙は過去であり他人の世界だからです。

 

 「私たちは重要なもので構築された宇宙で生きている」というのは、RAS(ラス)やスコトーマといった脳の働きが関係します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 前々回(Q-107)は、「重要性を意図的に変えることで目の前の世界が変わる」ことを体感するためのワークを紹介しました。まだ未体験の方はぜひ取り組んでください。「重要性の入れ替え」によって一瞬で世界が変わってしまうことに驚くはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19572599.html

 

 「その宇宙は過去であり他人の世界」というのは、ブリーフシステムに起因します。私たちの認識を左右する重要性は過去の記憶によって、しかも他人(多くは親)の影響を大きくうけて形成されています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 ブリーフに合致したものを認識し続けることで、私たちはますますそのブリーフを強化していきます。世界が固定的になるのです。よって、年をとるほど、あるいは経験を重ねるほど、私たちは変わりづらくなっていくといえます。それは「情報空間に働くホメオスタシスが強固になる」ことでもあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 「マリッジブルー」や「昇進うつ」という言葉があることからもわかるように、たとえそれが喜ばしいことであったとしても、重要性を大きく変える(変わる)ことには痛みが伴います。「昨日までの私」でいられなくなるからであり、それまでのコンフォートゾーンからはみだすことになるからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 「重要性の入れ替え」を、私たちの無意識はとてもとても嫌がるのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html

 

 では、どうすればいいのでしょうか?

 

 

Q:ゴール設定が難しい。実践あるのみだと思いますが

 

A答えはゴール設定です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 “現状の外”にゴールを設定するのですから、当然、それまでのコンフォートゾーンをはみだすことになります。「想像できない」ゴール、「とても達成できるとは思えない」ゴールであるほど、コンフォートゾーンから大きく離れていきます。

 

 無意識が嫌がるはずなのに大丈夫なのは100% want toだから。そして、自分自身でしっかりと設定する(覚悟を決める)からです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19033189.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19572825.html

 

 ゴールとは未来。“現状の外”のゴールとは、これまでの人生(時間)の延長線上には決して存在しえない新しい未来のことです。反対に、“現状の外”にゴールを設定するから、私たちは新たな未来から過去へ向かって流れる時間を生きることができるといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 「重要性を入れ替える」ということは、「これまでの私」をきっぱり捨て去るということ。したがって、それは決して簡単なことではありません。

 

 だからこそ、私たちコーチが存在しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

Q-110につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

「マリッジブルー」や「昇進うつ」という言葉があることからわかるように、たとえそれが喜ばしいことであったとしても、重要性を大きく変える(変わる)ことには痛みが伴います。「昨日までの私」でいられなくなるからです と本文中に書きました。

 

その時の“痛み”というのは身体的なものではなく、心理・精神的な痛みや社会的な痛みのことです。医療現場で用いられるトータルペイン(Total Pain)では、もう一つ、「スピリチュアルペイン」があります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

私は、この「スピリチュアルペイン」の克服こそがよりよい人生を実現する最大の鍵であると考えています。そして、その対処(解決、治療)はハイティーンの頃から始めるべきだとも。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

 

-追記2

 もしも「重要性を大きく変える(変わる)ことによる痛み」が身体にまで及んでいるのなら、コーチングの前にヒーリングや医療の介入が必要です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html