Q-095:181122福祉講演会(鹿児島県)- 17 <最終回;前編>
2018年11月22日に、鹿児島県の福祉施設にて、コーチングをテーマとした講演を行いました。これまで講演後にいただいたコメントに回答してきました。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15981131.html
毎回、「そもそも不完全な宇宙に生きている、必ずスコトーマを持った私たちが、『よりよく生きるために心がけるべきこと』とはなんでしょうか?」と問いかけてきましたが、その答えはイメージできたでしょうか?
今回は、私の答えをまとめます。
…医療・介護の現場にはいろいろな年齢層の方々が集います。フレッシュな十代の若者も働いていますし、ベテランの職員さんもいます。患者・利用者さんはさらに御高齢で100歳を超える人も珍しくはありません。
さらに、国の施策により、今後は介護の現場でも外国人労働者が増える見込みです。そうなると年齢だけではなく、宗教や文化の面でもますます多種多様な場へと変容していくはずです。
これからはギャップ(違い)から様々なトラブルが生じるケースが増えるでしょう。価値観(ブリーフ)の相違により認知的不協和がますます生じやすくなるからです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html
ですが、ギャップはもともと存在しています。そもそも宇宙自体が不完全なのだから。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html
その不完全な宇宙は、スコトーマを持つ私たち一人ひとりの情報処理により生じています。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html
つまり、「一人一宇宙」。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html
何となく同じような価値観を共有しているため今までは気にならなかったギャップが、年代や宗教や文化の違いにより浮かび上がり、次々と不協和を生みだしていくのが令和の時代です。
一方で、ギャップ(違い)は各自のスコトーマを外すきっかけにもなります。さらなる進化・向上の原動力となりうるのです。その鍵となるのが「ゴールの共有」。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
じつは、「自分」を客観的に評価することはとても難しいことです。私たちの無意識は過去の記憶でつくられたコンフォートゾーン(CZ)を強力に維持しようとしており、それ(CZ)を外れたものは認識することすらできないのですから。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html
これまでのコンフォートゾーンが「現状維持の壁」となって、私たちの前に立ちはだかっているのです。成功体験があるほど、その壁は強固になります。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628746.html
ゴールを共有した仲間(チーム)の存在は、そんな“壁”を打ち破る大いなる力となります。お互いのスコトーマを外しあい、そしてエフィカシーを高めあうことができれば、ともにゴールに近づくことができます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html
ゴールを共有し、スコトーマを外しあいながら、お互いのエフィカシーを高めあう
…それが「よりよく生きるために心がけるべきこと」です。そしてQ-087で問いかけた「自分の可能性に気づく方法」であり、Q-091での「“現状の外”にゴールを設定する(更新し続ける)」「リミッターをはずし進化・向上し続ける」ために「ヒントをだす(得る)」方法です。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17064703.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17722029.html
そのことを認知科学者 苫米地英人博士は、「悪いくせをやめる方法」として書かれています。以下、「薔薇色脳 ~悩みが1分で解決できる人生好転50のメソッド」(主婦と生活社)から引用します。
引用開始
あなたはコーヒー派ですか、紅茶派ですか? こう聞かれたときに、「コーヒー」などと無意識に答えるのは、その90%が、子どもの頃の親のモノマネをしていることがとても多いのです。つまり、あなたの好き嫌いの嗜好は、実は親の影響をかなり受けているのです。
それは習慣についても同じ。喫煙などは、子どものときに親が吸っていたから自分も吸うようになったという人は多いでしょうし、親に殴られて育った人は同じような親になるとよく聞きます。
しかし、くせに関していえば、自分が気づいた時点で、直すことができます。本当にやめたいと思えば、人間はやめます。身体に悪いと知っていてもタバコを吸っていた人も、本当に身体が悪くなったらタバコはやめるわけですから。本気でやめるモチベーションさえあれば、たいていのくせはやめることができるのです。
ところで、くせというのはすべて悪いわけではありませんよね。直す必要のないくせもあるのです。そのへんは自分で、これはいいくせ、これは悪いくせだと判断ができると思います。
さて、今ここでうなずいた方はちょっと危険です…
(Q-096につづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
コメント