Q-080181122福祉講演会(鹿児島県)- 02

 

 20181122日に、鹿児島県の福祉施設にて、コーチングをテーマとした講演を行いました。講演後にいただいたコメントに回答いたします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15981131.html

 

 

「何が印象に残りましたか?」というアンケートに対する皆さまの御意見です。

 

・スコトーマについて

・スコトーマを知ることによって自分が変われる

など  

 

A:スコトーマについての感想をたくさんいただきました。スコトーマとは「心理的盲点」のことですが、文字どおり今まで盲点の中に存在していたスコトーマという概念を理解することで、これからの人生が豊かになるに違いありません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 誤解されている方がいますが、「スコトーマに隠れる(隠す)」ことは決して悪いことではありません。例えば、コーチングを実践すると、いわれのない不安・恐怖やドリームキラーの言葉、過去のしがらみや社会の価値観といったものをスコトーマに隠すことができるようになります。そうやって認識できなくすると、まったく気にならなくなります(認識できないのですから気にしようがありません)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

 本当にそんなこと(スコトーマのコントロール)ができるのか?

  答えはもちろんYesです。

 

 スコトーマを生みだすものは「知識」「重要性」「役割」の3つ。日々学習しつつ、自分の重要性や役割を意識的にコントロールしていけば、RASが変わり、認識する世界自体が変わっていきます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

 重要性や役割は過去の延長上ではなく、まったく新しい世界(次元)に自ら設定するものです。その操作をコーチングではゴール設定と呼びます。

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 つまり、ゴールがスコトーマを決め、目の前の世界(宇宙)を決めるということ。それは“わたし”という定義を決めることでもあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 

・最後に○○が見えました。驚きの瞬間でした

・スコトーマという言葉を初めて知り、最後に見えた瞬間がとてもうれしかったです

 

A:スコトーマがはずれた瞬間には、驚きとともに喜びを感じます。「あっ、わかった~!」というようなスッキリ感を味わったときには、より大きなゲシュタルトが構築されています。

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 より大きなゲシュタルトができたときのことを、アップル社の共同創設者 スティーブ・ジョブス(19552011年)は「connect the dots」と表現しました。

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 ジョブスがその重要性を訴えたのは、ゲシュタルトができあがると理解が深まるからです。より大きなゲシュタルトをつくることはひらめきの源泉になります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 さらに、より大きなゲシュタルトをつくることとは、抽象度を上げることでもあります。

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 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 

・スコトーマがとかされた?ときはなされた時の瞬間は気持ちがよかったし、自分の思い込みで見てしまっていることに気づかされました

 

A:「より大きなゲシュタルトをつくること」「抽象度を上げること」は、私たちに一人ひとりにとってとても重要な意味を持ちます。「自分」という思考のプログラムを再構築し、「自分」を形作る関係のネットワークを再構成することになるからです。それは「(かつての)ゴールが決めた“わたし”という定義をアップデートすること」といえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 

・見方ひとつで見えるものが違うこと

・見えているはずのことはほんの一部で、全体を見たり、一部を見たり、意識の持ちようで変わることが楽しく学べました

・自分の見えない世界があることが体験してわかりました

 

A:「自分にはスコトーマに隠れ気がついていないことがたくさんある」といつも自覚していることはとても重要なことです。

もし今はうまくいっていないとしても、それは「うまくやる方法がスコトーマに隠れているだけ」と考えてください。もし何が問題なのかさえわからないとしても、それは「問題(課題)自体がスコトーマに隠れているだけ」です。

 

 答えは必ずあります(さらなる課題も)。焦らず、慌てず、まずはしっかりリラックスして、ゴールに向かいながらスコトーマをはずしていきましょう。

 

 そうやって進み続けるうちに、より大きなゲシュタルトをつくり、抽象度を上げて、さらなる成長・進化を実現することができます。

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 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

 

・仕事っていろんな目で(視界)力を合わせて皆で協力して目標(利用者さんの在宅復帰など)に向かってやっていかないといけないな~と思いました

 

A:スコトーマは人間のマインド(脳と心)での情報処理の結果生まれます。

 

 それは人間という存在の不完全性の表れといえますが、現代科学はこの宇宙そのものが不完全であることを証明しました。情報空間では不完全性定理、物理空間(という情報空間の底面)では不確定性原理といいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

 では、そもそも不完全な宇宙に生きている、必ずスコトーマを持った私たちが、「よりよく生きるために心がけるべきこと」とはなんでしょうか?

 (私の答えはこのシリーズの最後で)

 

Q-081につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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