PMⅠ:The Power of Mind Ⅰ
PMⅠ-06:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題
PMⅠ-06-16:仮説11)縁起とは真逆のゲーム理論
この章(第六章)では、「院長を務めていた病院へのコーチング導入“失敗”」という事例について、仮説を立て、トゥイーキングを行っていきます。その目的(ゴール)は、「失敗から学び、“いのちの現場”にコーチングをしっかり届けること」です。
告知:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13216030.html
“失敗”を解決する方法:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html
仮説11)縁起とは真逆のゲーム理論
ゲーム理論とは、「社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問である。数学者ジョン・フォン・ノイマンと経済学者オスカー・モルゲンシュテルンの共著書『ゲームの理論と経済行動』によって誕生した」というものです(Wikipediaより)。
簡単にいうと、ゲーム中に「できるだけ自分の得点を高くし、失点を少なくするにはどうするか?」という方策を求める数学理論で、戦略的意志決定に用いられる理論。
それは自分側の利益を最大化するという「自分100%の完全利己主義」であり、すべてを双方向の関係性で考える縁起と正反対の考え方です。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html
…PMⅠ-06-13(仮説08:はびこる差別意識)で御紹介したベテランスタッフには、すぐには退職できない事情がありました。しかし、非情にも、その3週間後には退職させられてしまいました。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249741.html
「なぜ、そのような振る舞いができるのだろうか?」と考察することで見えてきたものは差別。その差別を前提にゲーム理論で思考していたはずです(ゲーム理論を知っているかは別として)。
繰り返しますが、ゲーム理論は自分100%、相手0%の完全利己主義です。それは抽象度の低い思考法であり、煩悩的な言動を肯定してしまうものです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html
縁起の考え方であれば、相手にとっても、自分にとっても、双方によりよい未来を考えることができます。いわゆるwin-winの実現です。相手も含めて自分と捉えることができ、相手の幸せも当たり前のように考えることができるからです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html
そんな生き様が笑顔を広げ、そして笑顔のまま亡くなること(死に様)を可能にすると私は信じています。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html
反対に、ゲーム理論はlose-loseの結果を招く可能性が高く、悲惨な未来に向かうとても危険な考えです。
<仮説11:縁起はお互いのハッピーを求める考え。「自分だけよければいい」というゲーム理論に組織が支配されると必ず破滅に至る>
<トゥイーキング11:「自分100%のゲーム理論に支配されていないか?」というセルフチェックを組織内で習慣化する。その上で縁起思想でwin-winを追求していく>
□ ゲーム理論は自分100%、相手0%の完全利己主義
□ それは抽象度の低い思考法であり、煩悩的な言動を肯定するもの
□ 対して縁起の考え方は、相手にとっても、自分にとってもよりよい未来を考えることができる
□ それでこそwin-winの良好な関係がつくれ、“無敵”を実現できる
(つづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-関連記事:“無敵”の意味-
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