PMⅠ:The Power of Mind

PM-06:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

PM-06-14:仮説09)個人攻撃が生みだすスコトーマ

 

この章(第六章)では、「院長を務めていた病院へのコーチング導入“失敗”」という事例について、仮説を立て、トゥイーキングを行っていきます。その目的(ゴール)は、「失敗から学び、“いのちの現場”にコーチングをしっかり届けること」です。

告知:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13216030.html

“失敗”を解決する方法:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

 

仮説09)個人攻撃が生みだすスコトーマ

 

前回(PM-06-13)御紹介した法人内で唯一の役割を果たしていたベテランスタッフを退職に追い込んだ経営陣の行為は、私にとって衝撃的でした。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249741.html

 

しかし、その予兆は以前から感じていました。システムエラーと考えずに個人の問題として処理する傾向があったからです。

 

「論理ではなく人格を攻撃する」という行動や「システムを改めるのではなく個人を潰そうとする」態度の根底には、前回御紹介したとおり、差別というブリーフシステムが潜んでいます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

しかしながら、問題を起こした(と経営陣が思う)個人が排斥されたとしても、システムエラーが解決されていなければ、同じような問題を繰り返すことになります。

 

かつて経営陣の一人が、不満を訴え退職することになった若い職員に対して「君の代わりはいくらでもいる」と言い放ったことがありました。さすがにその失言に関しては謝罪が行われましたが、システムに目を向けず個人をやり玉に挙げる習慣は改善できなかったようです。

反対にいえば、個人攻撃に終始するのでシステムエラーがスコトーマに隠れてしまい、改善するチャンスを失ってしまっていたともいえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html


それをコーチングでは「コンフォートゾーンを動かせなかった」と表現します。その理由は、もちろん、ゴール設定に失敗しているからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 


 ここでのポイントは、「縁起を理解しているか?」ということ。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

問題が特定の個人が原因で生じているのであれば、その個人を除けば解決するように思えるかもしれません。第五章において、「チームに悪影響を与え続ける人たちは、たとえどんなに優秀でも、チームから除外するべきです」と私自身も書きました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10829408.html

 

しかし、縁起について理解できているかどうかでその結果は変わっていきます。縁起が正しく理解できていなければ、その特定の個人を除いたとしても、別の人が同じような問題を起こすようになります。

 

「この世は自分の心(マインド)が生みだしている」というのが縁起のプリンシプルです。よって、問題を起こす特定の個人の存在そのものも、自分の心が生みだしているといえます。

もっと正確に表現すると、お互いの心が、双方向の関係性の中で、お互いに影響を与えながら、ダイナミックにお互いを生みだしあっているという感じです。

 

そもそも悩み自体が、他人ではなく、自分から生じるものです。心自体も自分が生みだしている自分の問題であり、他人の問題ではないからです。

苫米地博士は悩んでいる人に対して「悩むのをやめなさい」と話されます。悩むという行為はすべて自らの意志でやっていることであり、本人次第ですぐにやめることができます。

 

すべての人間関係は自分が生みだしていると理解し、自分が思うように、自分の責任において関係性を変える。これが良好な人間関係を構築するための秘訣です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13958864.html 

そのことがスタッフに理解されておらず、実践されていないことが、私の考える「システムエラー」です。そして、そのシステムエラーは、個人の心(マインド)においての情報処理システムのエラーから始まっています。

 

 

<仮説09:個人攻撃はシステムエラーをスコトーマに隠してしまう>

 

<トゥイーキング09:問題のすべてをシステムエラーと捉え、マインドにおける情報処理の見直しからはじめる>

 

    個人の問題ではなく、システムエラーと考えるべき。なぜなら、すべてが縁起により存在しているから

    システムエラーは、個人の心(マインド)においての情報処理システムのエラーから始まっている

 

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)