ブログ・シリーズ編

S-01:よりよい“議論”のために

S-01-17ディベートを制する4つのポイント-4 <ソルベンシー>

 

このシリーズでは、 “議論”について、そして“議論”をよりよくすることについて考察します。

PM-02-13http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194585.html

I-017(告知):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

S-01-00(目次):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11613757.html

 

 

17:ディベートを制する4つのポイント-4 <ソルベンシー>

 

「ソルベンシー」は、このプランサイド(有効性)がケースサイド(必要性)に対して解決能力があるかどうかということです。別名「ミート・ニード」といいますが、解決策が必要性とあっているかどうかということをいいます。

例えば、「多機能ペンを贈っても(その学生は喜ぶが)看護師不足という問題は解決しない」という反論です。

 

 

極論すれば、ディベートとは、「ハーム」「インヘレンシー」「ディスアドバンテージ」「ソルベンシー」の4つのポイントの戦いであるといえます。

 

この4つのポイントにおいて、それぞれが論陣を張って戦うのがディベート(トゥールミンロジック)です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194585.html

 

戦いと表現していますが、勝負に勝つことが目的ではありません。あくまで論理的思考によりスコトーマを外し、不完全性が前提であることは十分理解しながら、最適解を導くことが目的です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

議論とは、参加者全員がお互いのスコトーマを外しあい、個人では気づかなかった問題点や解決策を見つけ、問題(課題)をどんどん解決していくことを目的として行うものです。決して誹謗中傷を行い、優劣を決めて順位づけをするためのものではありません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

さらには、議論に参加する全員がますます幸せになり、地域社会が、未来が、よりよいものになることが目的(ゴール)です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

その先にある究極の(議論の)目的とは、「抽象度を上げる」こと。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

抽象度を上げ続けた先には、きっと“無敵”が待っています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

 

一人また一人と“無敵”に到達し、人類のすべてが“無敵”に達したときには、真の平和が達成されているはずです。議論は個人の情動処理や序列づけのためにあるのではないという事実を、より多くの方々に共有していただくことを願っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12168045.html

 

 

次回は、ちょっと専門的な話になりますが、反論のための戦略を簡潔に説明いたします。

 

-参考-

苫米地英人博士著「ディベートで超論理思考を手に入れる」(CYZO

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)