ブログ・シリーズ編

S-01:よりよい“議論”のために

S-01-16ディベートを制する4つのポイント-3 <ディスアドバンテージ>

 

このシリーズでは、 “議論”について、そして“議論”をよりよくすることについて考察します。

PM-02-13http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194585.html

I-017(告知):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

S-01-00(目次):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11613757.html

 

 

16:ディベートを制する4つのポイント-3 <ディスアドバンテージ>

 

次に「プランサイド」です。

 

有効性に対する反論にも2つあり、「ディスアドバンテージ(不利益)」と「ソルベンシー(解決性)」と呼びます。

 

ソルベンシーについてはインヘレンシー(内因性)とワンセットでケースサイド(必要性)として扱うこともできます。

 

ディスアドバンテージは、クレーム(主張)に対して、そのプランだと大きなディスアドバンテージが生じると攻撃することです。つまり、プランを実行しないほうが、最終的にアドバンテージ(利益)が大きいと証明すること

 

今回のケースでは、「多機能ペンを贈る」という提案に対して、「しかし、多機能ペンを贈ったら、もらえなかった学生の不満が爆発し集団ボイコットがおきる」と反論したとします。

肯定側がケースサイドで勝ったとしても、「多機能ペンを贈らなかったら、学生のモチベーションが下がる」というハーム(問題)と「集団ボイコットにより地域の看護師不足に拍車がかかる」というハーム(問題)のぶつかり合いになります。

 

つまり、「あなたはそれをしないとこんなに大変なことが起こるというが、それをしたらもっと大変なことになる。だから、それはするべきではない」と反論するのが、ディスアドバンテージによる反論です。

相手のプランを実行すると不利益のほうが大きいからダメだという反論をするということです。

 

-参考-

苫米地英人博士著「ディベートで超論理思考を手に入れる」(CYZO

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)