Q-055:霧島市(鹿児島)教育講演会<180628> vol.9

 

 2018628日(木)、霧島市(鹿児島県)で開催された姶良地区学校保健会において、教育に関する講演を行わせていただきました。

 当日の講演内容については、Q-047を御確認ください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11142259.html

 

 いただいた御意見・御質問に対して回答いたします。

 

 

・これから大人になっていく子どもたちに、具体的にスマホの危険性をどこまで伝えればよいのか?

 

A:スマホに限らず、すべてのものにプラスの側面とマイナスの側面があるといえます。不完全性が成り立つからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

そのプラス・マイナスを決めるものはゴールです。

ゴールに近づけるものがプラス、遠ざけるものがマイナスといえますが、ゴールは人生のいろいろな領域に設定するものですので、そのバランスをうまくとることが重要になります(バランスホイール)。「職業(または趣味)のゴール達成に役立つが、健康(または家庭)のゴールを阻害しないように行う」といった感じです。

よって、まずは子どもにゴール設定の仕方を教えてあげて、複数のゴールをバランスよく達成していけるように導いてあげることが重要といえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 その次に行うべきことは、危険性をしっかりと認識するためのスコトーマを外すスキルをマスターさせることです。特に既得権益の力が強かったり、大きなお金が絡む事案については、情報が操作され“真実”がスコトーマに隠されている可能性があります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 もし「中国や北朝鮮ならともかく、民主主義の日本で情報操作とかはないだろう」と考えるのであれば、残念ですが、その人は社会に洗脳されています。

 国際NGO「国境なき記者団」が発表する各国の報道自由度ランキングにおいて、日本は調査対象の180カ国・地域中67位で、主要7カ国(G7)中断トツの最下位です(2018年)。

 私たちの元に届く情報は意図的に加工されていることを強く認識するべきです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10691562.html

 

 例えば、最近、アメリカ同時多発テロ(2001.9.11)に関連してがんに罹患している人が9795人もいることが報じられました(ニューヨーク・ポスト紙)。これは世界貿易センター ヘルスプログラムの調査により判明しました。

 同プログラムは同時多発テロのファースト・レスポンダー(災害や事故で負傷した人々に最初に対応する救助隊・救急隊・消防隊・警察など)やサバイバーの健康状態をモニタリングしており、登録者数は89千人を超えています。つまり、登録者の約11%ががんと診断されたことになります。

 

 がんの原因と考えられているのは、ビル崩壊により生じたダストです。ダストは粉砕したコンクリートや燃えたジェット燃料、焼けたコンピューターなどの機器類に由来し、アスベストやベンゼン、PCB他様々な化学物質(400種類以上)が混入した有毒なものです。

 

 当初、米国環境保護庁は「グラウンド・ゼロの空気は安全」と発表していました。

 

 その発表を信じて救護活動をつづけたファースト・レスポンダーたちは、一般と比べるとがんに罹患する確率が最大で30%も高くなっているそうです。

 

 スマホに関連する話題でいうと、通信機器に用いられる電磁波の健康への悪影響は(黒に極めて近い)グレーな状況です。医学界は脳腫瘍などとの関連をおおむね否定していますが、統計的な関連を示唆する証拠もいくつかあり、健康被害がないとは言い切れません。

さらに今後は5Gの時代が到来します。国内大手通信事業者が2020年の運用開始を目指す第5世代移動通信システム(5G)では、通信速度を高速化させるためにより高い周波数帯のマイクロ波が利用されます。

 

 2018529日、アメリカの3大テレビネットワークのひとつCBSのサクラメント局は、5Gサービスの提供が健康リスクを生じさせる懸念があると報道しました。サクラメントの消防署の外に5Gアンテナ設備が建てられた後、消防士が次々に頭痛や不眠、記憶障害や意識障害を訴えるようになり、転勤とともに症状が消失するという事例が相次いだのです。

 

 問題の消防署において計測された非電離放射線レベルは、FCC(連邦通信委員会、Federal Communications Commission)が「安全」とみなす上限の1000分の1から500分の1だったそうです。

 もしも事実なら、5Gサービス開始後の健康被害は大災害レベルの甚大なものになると予想されます。

 

大切なのは自分で情報を集め、自分で判断することです。

そのためには健康を当り前とするゴールが必要です。止められてもやりたいことがあり、その実現のために健康でいることが必然となれば、無意識が健康に関連する情報を拾ってくれます。RASがオープンになるからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

「危険性を教える」ことよりも、「危険性を自ら評価・判断できる大人に育てる」ことの方が重要です。

 

自由意志でゴールを設定することを可能とするコーチングと諸々の可能性を冷静に吟味することを可能とするディベートのスキルは、今後ますます重要になるといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_254557.html

 

 

・「親が仕事でいない→遅くまでゲーム、テレビ→朝起きれない→学校に来れない」サイクルの子が実際にいます。親も心理面のフォローが必要です。どうアプローチしていくかが課題です

 

A:注意しなければならないことは、「無理にやめさせようとするほど、クリエイティブかつ強力に無意識が抵抗する」という人間のマインドの特性です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html

 

 教師や医療者の言うことが正しい(説得力がある)ほど、親も抵抗するようになるかもしれません。自分の子育てを否定されたように感じるかもしれないからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 私自身は「(思春期以降は)ゲームは禁止しなくていい」と思っています。無理に禁止するとかえってゲームにフォーカスしスコトーマが強まってしまいますし、Push-Push backが働きます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882703.html

 

ゲーム以上に熱中できる何かを見つけ、それがゲームと両立しないと納得すれば、自然にゲーム時間は減っていくはずです。「断つのではなく、もっと大事な何かを見つける」ためのサポートをしてあげるのです。そのはじまりはゴール設定です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 人生のあらゆる領域にゴールを設定し、そのバランス(ホイール)を意識しながら生きていくことは、この世界に生きるほとんどの人々が潜在的に抱えているはずのスピリチュアルペインを克服することにもつながります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

 よって、「コーチングは“子どもたちへの最大のプレゼント”になる」と私は確信しています。もちろん、親や教師の皆さま自身にとっても。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11301259.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

180628 学校保健会(Q-055用)