ブログ・シリーズ編

S-01:よりよい“議論”のために

S-01-09ディベートの基本構造としての3要素

 

このシリーズでは、 “議論”について、そして“議論”をよりよくすることについて考察します。

PM-02-13http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194585.html

I-017(告知):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

S-01-00(目次):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11613757.html

 

 

09:ディベートの基本構造としての3要素

 

 ディベートの基本構造は、「データ(事実)」「ワラント(根拠)」「クレーム(主張)」の3つです。

 

データ(DataD理論

【データ・事実】論理の根拠となる、状態、事実など最初に提示される説明情報

 

ワラント(WarrantW理論

【根拠】クレームの根拠としてデータが利用可能であることを正当化する情報

 

クレーム(ClaimC理論

【主張】論理として構築されるひとつの主張

 

 

 例えば、「優秀な成績で卒業する看護学生に対して、医師会長賞の副賞として4000円ほどの多機能ペンを贈る」という論題の場合、「優秀な成績」がデータ(D)、「副賞として多機能ペンを贈る」がクレーム(C)です。

 

日常の多くの場面では、データ(D)→クレーム(C)だけでワラント(W)がない(もしくは不明瞭な)ことが大多数です。

 

 このケースでは、「医師会長賞に値する」がワラント(W)となります。

 

-参考-

苫米地英人博士著「ディベートで超論理思考を手に入れる」(CYZO

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)