Q-053:霧島市(鹿児島)教育講演会<180628> vol.7

 

 2018628日(木)、霧島市(鹿児島県)で開催された姶良地区学校保健会において、教育に関する講演を行わせていただきました。

 当日の講演内容については、Q-047を御確認ください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11142259.html

 

 いただいた御意見・御質問に対して回答いたします。

 

 

・中学生向けのコーチング(have to感の強い生徒たちへの声掛け)を知りたい

 

A:「反抗期」を調べると、「精神発達の過程で成熟に先立ち、他人の指示に抵抗を示したり他人との社会的交渉を退けたりして拒否的態度や行動を示す期間をさす。幼児期に親の指示に反抗したり強情を張ったりする時期を第1反抗期、青年期の初めないしそれに先立ってふさぎ込んだり、また人に逆らって乱暴したりする時期を第2反抗期と呼ぶ」(ブリタニカ国際大百科事典)とあります。

 

 私は「第2反抗期は、大人(親や教師)が生みだす」と考えています。

 

 例えば、まだやりたいことがはっきりとわからない子どもに向かって何かを強制すると、それはhave toを植え付けることになります。Have toを感じると、無意識は抵抗します。それを傍から見ると、反抗している(あるいは、ふさぎ込んでいる)ように感じられます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 この場合に大切なことは、「ゴール設定の大切さとそのやり方を教えてあげ、エフィカシーを高めてあげること」です。それが大人が行うべきサポートです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 ゴールを設定した子どもがその実現に向かって行動していくようになると、(その子どもの)コンフォートゾーンはどんどん変化していきます。ゴールは“現状の外”、つまり過去の記憶でつくられた世界を大きく超えたところにあるからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 そのとき、まわりの人たち(とくに親や教師)は落ち着かない感じがします。自分のコンフォートゾーンが乱された感じがするからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 その落ち着かない感じ(認知的不協和)を解消するために現状維持を選択してしまうと、無意識はゴールに向かって飛びだした子どもたちを制限(抑制)しようとします。ドリームキラーの誕生です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

 「夢みたいなことを言っていないで、現実をみなさい」

 「そんなことをして何の役に立つの」

 「先のことまでちゃんと考えているの」

 「お金はどうするの」

 「先生(お母さん、お父さん)は、あなたが心配で言っているんだよ」

 

 小学生までなら黙って従うかもしれません。しかし、自我が確立しはじめる中学生くらいになると、自分を閉じ込めようとする大人の言葉には激しく抵抗するようになります。それが第2次反抗期です。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882703.html

 

 

 反対に、こんな言葉をかけてあげたらどうなるでしょうか?

 

 「その夢はきっと叶う。あなたならきっとできる」

 「何の役にたつかわからないけどすごく楽しそう。いいゴールじゃない。応援するよ!」

 「今は先のことが見えなくても、スコトーマが外れて必ず見えてくるよ」

 「お金はなんとかしないといけないけど、一緒に考えていこう」

 「先生(お母さん、お父さん)は、あなたは必ず成功すると信じているよ」

 

 そんな言葉を本心でかけてくれる人に対して、子どもが反抗するでしょうか。

 

 すべてはゴール設定からはじまります。

 そして、ポイントはエフィカシーを高めてあげることです。

 

 このプリンシプルは相手が中学生でも変わりません。いや、むしろ多感な思春期だからこそ、ゴール&エフィカシーがさらに意味を持つといえます。

 

 

・我が子に対するコーチングの方法(を知りたい)

 

A:我が子に対するコーチングは、じつは、とても難しいものです。重要性が高いゆえに、情動優位になりやすいからです。情動優位になると、なかなかスコトーマが外せません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9815429.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 私は、我が子に接する時には、親としての判断基準(=ブリーフシステム)、大人(社会人)としての判断基準、そして苫米地式コーチとしての判断基準をそれぞれ意識しながら、そのすべてを包摂する抽象度でバランスよく対応するように心がけています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

 

 そのためにつねに縁起の広がりを感じ、空観を忘れないようにしています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 しかし、それでも「うまくいかない」「難しいや」と感じる日々です。

 私にとって子どもたちは、とてもとても大切な存在なのです。

 

 「失敗した~」「やってしまった~」と感じた瞬間に、「私らしくなかった。次は○○している」とセルフトークをするようにしています。

 それと同時に、コーチとしての成長の機会を与えてくれる子どもたちに感謝するようにしています(嫌味ではなく、心から)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9533623.html

 

 

・スライドのプリントした資料がほしかった

 

A:講演中は自由に思考を広げていただきたいので、(視点を固定してしまう可能性のある)スライド資料はあえて準備していません。どうぞ御理解ください。

 

 そのかわりにブログで知識の確認(整理)ができるようにしています。たくさんリンクを張っているのは、知識と知識とをつなげることでより大きなゲシュタルトをつくっていただきたいからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 より大きなゲシュタルトができたときには抽象度が上がっており、理解が深まっています。それはIQがさらに上がった状態であり、人間形成の階層を“ひらめき”とともに上った瞬間といえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

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苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 


180628 学校保健会講演用(第2次反抗期)