ブログ・シリーズ編

S-01:よりよい“議論”のために

S-01-04:“議論”とは?

 

このシリーズでは、 “議論”について、そして“議論”をよりよくすることについて考察します。

PM-02-13http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194585.html

I-017(告知):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

S-01-00(目次):http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11613757.html

 

 

04:“議論”とは?

 

 それでは、議論の話題に戻ります。

 

先に説明したとおり、辞書的な意味では、議論には「それぞれの考え」と「順を追って言葉で言い表す(=表現する)」が必要です。その上で、「説明する」or「問題とする」or「言い争いをする」ことが議論だといえます。

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 しかし、この考え方は不十分です。

 

もともと「一人一宇宙」である人間がわざわざ議論という場を共有するのは、「そこにゴールがあるから」です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

よって、議論とは「共有するゴールを実現するための手段」とするべきです。

「説明する」ことでも、「問題とする」ことでも、「言い争いをする」ことでもありません。

 

ゴール達成のために解決するべき問題(課題)を明らかにして、有効な解決策を見つけることが議論の本質です。

 

ゴールを共有する集団は、スコトーマも共有するリスクが生じます。同じような価値観(ブリーフシステム)を持つほど、同じようにRASが働き、同じようなものを見落としてしまうからです。

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 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

さらに、臨場感を強く共有するほど仲が良くなっていきますが(=コンフォートゾーンの共有、ラポール)、その一方でスコトーマをますます外しにくくなっていきます。

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しかしながら、完全にスコトーマが一致することはありません。それぞれの記憶の違いがブリーフシステムの微妙な違いを生み、RASが少しずれることで、スコトーマにも違いが生じているからです。ブリーフシステムは価値観とすることもできます。

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そこで、議論が大きな意味を持つことになります。

 

つまり、“議論”とは、「ゴールを共有した集団が、お互いの情報処理の違いによりスコトーマを外しあい、ゴール達成のために解決するべき問題(課題)を明らかにして、有効な解決策を見つけていくこと」といえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194585.html

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)