I-017:ブログ更新予定変更のお知らせ ~「恐れはダークサイドに通じる」を克服するために~

 

 次に御紹介する言葉は、ある映画からの引用です。

主人公の心の中に恐怖があることを感じ取ったマスターが、諭すように語ったものです。何の映画の誰の言葉でしょうか?

(ヒント:201912月にシリーズ最新作が公開予定です)

 

 

  Fear is the path to the dark side.

  Fear leads to anger. Anger leads to hate.

  Hate leads to suffering.

 

   恐れはダークサイドに通じる。

   恐れは怒りを招き、怒りは憎しみを、

   そして、憎しみは苦しみを招く。

 

 

正解は、「Star Wars  Episode Ⅰ:The Phantom Menace」の中で、主人公のアナキン・スカイウォーカーに対して、グランドマスターであるヨーダが語った言葉です。

 

ジェダイ最長老のマスター・ヨーダは、9歳のアナキンに恐れの影を見ていました。とてつもない潜在能力を持ったアナキンをジェダイ候補生にするか諮った評議会において、ヨーダはためらいます。多くが1歳までに訓練を開始するジェダイにおいて、9歳のアナキンは「すでに年を取り過ぎている」のです。9年の間に母親からの愛情をたっぷりと受けて育ったアナキンには母を失うことに対する恐怖があります。

そのたった一人の人間の恐怖という情動が、いつか宇宙全体にまでおよぶ災いを招いてしまうことをヨーダは予見したのです。そして、ヨーダの危惧は現実化しました。

 

恐れはダークサイドに通じる

 

 

ちょっと前に国技である相撲界や世界レベルにあるレスリング界でのパワハラが問題となりました。その後も、日本大学アメフト部の監督指示による傷害事件、東京医科大学の裏口入学問題、そして日本ボクシング連盟の不正審判事件と同じようなことが立て続けに報じられています。

 

すべてに共通しているのは、絶対的な権力者の下でよこしまな運営が行われていたこと、そして、長期にわたって誰もその社会的に許されない行為を止められなかったことです。

 

過去には問題に気づき、改革を訴えた人たちもいたはずです。しかし、そういう改革者は既得権益の怒りを買って、社会的に葬られていきます。揚げ足をとられたり、執拗に嫌がらせを受けたりしながら。

そんな醜い現実を見せつけられた者の多くは、おかしいと内心では思いながらも仕方なく権力者に従い続けます(=have to)。

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恐れがあるからです。

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恐れなどの情動を、仏教では迷いや煩悩、あるいは執着と表現します。

縁起を学び、空観を体得し、仮観を実践しながら、中観で生きることができれば、恐れは消えてなくなります。消えるまでいかないとしても、自由にコントロールすることができるようになります。例えば、怖い映画をわざわざ観て楽しむように。

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仏教での修行のひとつである坐禅(禅定波羅蜜)の目的は、非言語的なアプローチで宇宙の理を体得することです。その結果、恐れや怒りといった情動のコントロールが可能になります。

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私は禅道場がある病院で11年間院長を務めました。

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その院長という役割は、今春、病院の顧問弁護士からの一通の手紙をきっかけに、突然終わることになりました。

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病院からの唐突かつ一方的な通知に納得のいかなかった私に対して、病院側は調停を申し立てました。詳細は避けますが、調停のための証拠として(病院側が)次々に裁判所に提出した文書には私や苫米地英人博士に対する誹謗中傷が書かれており、その文面からは怒りや憎悪が滲み出ていました。いずれも調停の主旨にはまったく関係ないもので、むしろ自らの主張を否定してしまうものばかりでした。

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調停期間中、私は「弁護士まで使って用意周到に計画したはずの解任劇にもかかわらず、なぜこんなにも杜撰なのだろうか?」と考え続けました。
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たどり着いた結論は「恐れがあるから」。そして、「恐れによりファイト・オア・フライトの状態に陥ったから」です。

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http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 繰り返しますが私が勤めていたのは禅道場を持ち、スタッフが坐禅に取り組む病院です。坐禅はしっかりと行われていたと仮定すれば、非言語的なアプローチだけでは縁起の理解や中観の実践は難しいといえます(だから波羅蜜が六つあるのだと納得しました)。

 ヨーダの言葉でいえば、禅定だけでは「恐れからはじまり、怒り・憎しみを経由して、苦しみに至るダークサイドへの堕落を防げない」ということです。

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 では、恐れからダークサイドに堕ちないために、私たちはどのようにすればよいのでしょうか?

 

 

そのヒントになる言葉を紹介いたします。

放射線の研究で2度ノーベル賞を受賞したポーランド出身の物理学・化学者 マリ・キュリー(18671934年)の言葉です。

 

 

  より多くを理解すれば、恐れはなくなっていくだろう

 

 

より多く学びつつ理解を深め、正しく考察し、そして、しっかりと実践するためには、論理的な思考が欠かせません。その論理的思考を身につけるためにディベートが役立ちます。論題を自らの情動と切り離し、相対化して、物事の裏表両方を見る視点を養えるからです。

現代ディベート論理は、トゥールミンロジックと呼ばれています。トゥールミンロジックは、イギリスの分析哲学者 スティーブ・トゥールミンにより1960年代に提唱された論理構築法で、いわゆる三段論法で代表される形式論理の方法論が実社会における論理構築の手段として適さないと考えて提唱された現代の論理技術です。

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今まで更新(月~水)を続けてきた「The Power of Mind Ⅰ」の第六章では、医療・社会福祉法人理事長の同意の下行ったはずの苫米地式コーチング導入が失敗してしまった理由を検証し、明らかになった「進化・向上し続ける組織をつくるための重要なポイント」についてまとめていきます。

 

その目的は、スコトーマを外し、これからベチシキ(苫米地式)を導入しようという方々への有意義な参考(戒め)となることです。そして、よりよい未来を実現することです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

そのために必須の知識であるトゥールミンロジックについて、「ブログ・シリーズ編」の第一弾として、これから週二回ペースで更新していきます(月~水)。タイトルは「よりよい“議論”のために」です。その間、「The Power of Mind Ⅰ」はお休みいたします。

 

「ディベートは初めて」という方にとって最初は難解に感じられるかもしれませんが、一回の投稿文章量を少なめにしていますので、ぜひ繰り返しお読みください。

理解しづらいように思えても、何度も読むうちにゲシュタルトができ、突然クリアになるはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

ディベートを理解すると、私たちは、自我から離れ、自分の頭で思考し、一段高い抽象度で物事を捉えることができるようになります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

 

 それは“無敵”になる、あるいは“無敵”の組織をつくりあげる、大切な一歩となります。

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 苫米地博士の著書「ディベートで超論理思考を手に入れる」(CYZO)を参考にまとめていきますので、ぜひあわせてお読みください。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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