PMⅠ:The Power of Mind

PM-05苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ

PM-05-28自分を縛るたったひとつのルール ―前編-

 

この章(第五章)では、苫米地理論(ベチロン)で教育を考察していきます。

 

 

自分を縛るたったひとつのルール ―前編-

 

自由を履き違えないための大切なルールがあります。

 

抽象度の低い人は奴隷のままでいた方が社会のためになります。低い抽象度の人が自由を履き違えると、レッドソックスの三選手のようにまわりに悪影響を与えてしまうからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

 

しかし、じつは、自由を履き違えることの恐ろしさは、決して個人やチームレベルでの話では終わりません。社会全体を暗く、誤った方向に導いてしまう危険があります。

 

ユダヤ系の政治哲学者にして思想史家であるアイザイア・バーリン(19091997年)は、「二つの自由概念(Two Concepts of Liberty1958年)」において、他者から拘束を受けない「消極的自由」と、自分自身に対して自己実現を課す「積極的自由」とを区別しました。

 

エーリヒ・フロム(19001980年)が消極的自由の対照概念として挙げた積極的自由についても、バーリンは「他者との連帯を求めるが故に究極的には全体主義につながる」と警告しました。

 

「消極的自由」とは「フリーダム」「リバティ」の和訳として日本語に置き換えられた「自由」のことです。そして、仏教に由来する日本語本来の「自由」が「積極的自由」にあたるといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 

バーリンが生きたのは二つの世界大戦が起こった時代です。その悲惨な経験の中で、自由を求めることが、一歩間違えると、戦争につながることに気がついたのです。

 

一方で自由を求めながら、一方で「戦争と差別のない世界の実現」を目指す未来において、このことは決して忘れてはならない大切な“戒め”です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10987549.html

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)