Q-046:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか? Vol.5finale

 

Q:現在自分は目標がありますが、ただ漠然としたイメージの中で目の前の目標に対して取り組んでいます。よく明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいたと聞きますが、具体的にどういうことなのか教えていただければと思います

 

A:御質問に対する私の回答を、

 

1)認知科学以降に変わった“リアル”の定義、

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400871.html

2)ゴールと現実の関係

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10542791.html

3)よくあるゴール設定の間違い

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10691658.html

4)ゴール達成前にすべきこと

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10829222.html

5)“自我”の考察により明らかになる“リアル”の儚さ

に分けて回答いたします。  

 

「ただ漠然としたイメージの中で目の前の目標に取り組むこと」の功罪について理解するための、そして、これからの自分の生き方を“自由意志”で選択するための、大切な知識となるはずです。

 リラックスしながらお読みください。

 

 

5) “自我”の考察により明らかになる“リアル”の儚さ

 

 前回まではコーチングの視点で回答いたしました。

最後は仏説的に解説いたします。

 

前回記したとおり、ゴールは更新し続けるものです。

ゴールを達成しそうになったら、新たなゴールを設定する必要があります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10829222.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

ということは、私たちはいつまでたってもゴールにはたどり着けないことになります。

 

儚く感じるかもしれませんが、それが真実です。

 

その(いつまで経っても達成することのない)ゴールは記憶により成り立っています。

その記憶を再合成するものは“自我”です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

“自我”は「空(くう)」ですから、ゴールも「空」です。

「あるといえばあるし、ないといえばないもの」「あるともいえないし、ないともいえないもの」です。

つまり、実体がないものです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 

ゴールは永遠に達成することはできず、そもそも、そのゴール自体が実体のないものである

 

 

それが人生の本当の姿です。

 

儚く感じませんか?

 

しかし、ゴールも自我も「空」だからこそ、人は自由に生きることができます

苦しいこと、嫌なことがあっても、すべては「空」だから、なんとでもできます

自分自身も「空」なのだから、いつでも好きな自分になることができます

 

ゴールを更新する先に儚さがありますが、そのもっと先には真の自由があります。

その境地にたどり着いたとき、人は無限の可能性を発揮することができるはずです。

 

以上、長くなりましたが、御質問に対する私の回答です。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)