PMⅠ:The Power of Mind Ⅰ
PMⅠ-05:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ
PMⅠ-05-23:レッドソックスの「崩壊の内側」にみる自由の危険性
この章(第五章)では、苫米地理論(ベチロン)で教育を考察していきます。
レッドソックスの「崩壊の内側」にみる自由の危険性
少し古い話になりますが、かつて松坂大輔投手が所属していたボストン・レッドソックス(MLB)の事例をもとに、自由について考えてみたいと思います。
在任八年間でチームを二度の世界一に導いたテリー・フランコナ監督は、二年のオプションを残しながら退任してしまいました。
監督は選手の自主性を尊重していましたが、そのためなのか最終年のシーズン終盤には選手から緊張感が消えてしまい、先発ローテーション投手三人が、試合中にもかかわらず、クラブハウスで飲酒をしながらテレビゲームをすることが常習化してしまったそうです。
いずれも禁止事項ではないのですが、大事なペナントレース終盤にも続いていました。
チームは勝負どころの九月に失速し、プレーオフ進出を逃してしまいました。地元紙のボストン・グローブは「崩壊の内側」という記事を掲載し、チーム内の雰囲気の悪さを指摘しています。
フランコナ監督は退任会見で、「私は彼らを信頼していたんだが、望んだとおりにしてくれなかった。私はもう終わりにしたほうがよいと思った。私はそれにとてもフラストレーションを感じていて、それがこの退任の理由なのかと聞かれれば、そうかもしれない」と発言しています。
なぜ監督の自主性(すなわち自由)を尊重する方針は機能しなかったのでしょうか?
レッドソックスといえば、総年棒メジャーリーグ四位(当時)の球団です。なぜ高額のスター選手を集めた強いはずのチームが内部崩壊したのでしょうか?
このレッドソックスの監督辞任とPMⅠ-05-19(教育の目的である自由とは? ~人形にみる自由と制限の関係~)の二つの人形には関連があります。その関連とは何でしょうか?
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400928.html
(つづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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