Q-043:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか? Vol.2

 

Q:現在自分は目標がありますが、ただ漠然としたイメージの中で目の前の目標に対して取り組んでいます。よく明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいたと聞きますが、具体的にどういうことなのか教えていただければと思います

 

A:御質問に対する私の回答を、

 

1)認知科学以降に変わった“リアル”の定義、

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400871.html

2)ゴールと現実の関係

3)よくあるゴール設定の間違い

4)ゴール達成前にすべきこと

5)“自我”の考察により明らかになる“リアル”の儚さ

に分けて回答いたします。  

 

「ただ漠然としたイメージの中で目の前の目標に取り組むこと」の功罪について理解するための、そして、これからの自分の生き方を“自由意志”で選択するための、大切な知識となるはずです。

 リラックスしながらお読みください。

 

 

2)    ゴールと現実の関係

 

「“現実”とは何か?」を理解できたら、次はゴールの世界について考察していきましょう。

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たいていの人にとって、ゴールは未来にあります。

過去にゴールがある人も少なからず存在します。それは過去に閉じ込められた生き方であり、根本的な間違えを抱えたまま彷徨いながら生きている状態といえます。過去から脱却するための糸口は、「時間の流れ」の理解です)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

では、ゴールの世界、すなわち未来とは何でしょうか?

 

前回(Q-042)の復習ですが、私たちの“現実”は記憶でできています。リアルタイムの目の前の世界は記憶の再合成で成り立っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400871.html

 

つまり、臨場感の高い記憶の世界が“現実”です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

それは「ホメオスタシスを維持している情報場」と表現することもできます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165888.html

 

じつは、“未来”も記憶でできています。“現実”と全く同じように、“未来”も記憶の再合成で成り立つのです。

 

御質問は、「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいたとは具体的にどういうことか?」ということでしたが、もう理解できたのではないでしょうか。

 

ゴールの世界は、記憶の再合成でつくられます。

その世界の臨場感が高まり、そこにホメオスタシスが働くようになると不思議なことが起こります。

スコトーマが次々に外れ、ゴールを達成するための方法がどんどん見えてくるのです。自分が何をやるべきかがはっきりとわかってきます。

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ゴールが「want to」であれば、ゴール達成のための行動はすべて「want to」になります。傍から見ると「頑張っている」ように見えても、本人は「楽しみながら行動している」と感じ、さらには「あたりまえ」という感覚に変わっていきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

つまり、ゴールの世界を「いかに“リアル”にするか」が成功の鍵なのです。

 

ゴールはそもそも“現状の外”にあり、はっきりしないものです。しかし、そのゴールを達成した時の自分のまわりの状況(コンフォートゾーン、ビジョン)はしっかりと感じることができるはずです。それを“リアル”にしていくのです。

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その方法はスキルであり、突きつめるとアートです。テクノロジーではなく、人間の感性であるともいえます。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)